元スレナルト「ヒナタと恋人になったってばよ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
651 = 1 :
ナルト「……zzz」
ヒナタ(ナルトくん……眠ったみたい)ムク
ヒナタ(昼間のお弁当、気付かれる前に処理しないと……あ)
ヒナタ(悪くなってる……そうか、砂の気候で……)
ヒナタ(捨てよう……)
ヒナタ(……)
ヒナタ(ナルトくん……)ギュ
ヒナタ「……すぅ」
652 = 1 :
九喇嘛『……おい』
ナルト「んあ?」
九喇嘛『……ナルト』
ナルト「なんだってばよ~」
九喇嘛『あんまり煩くすると日向の娘が起きるぞ』
ナルト「ん……」
ナルト『で、なんだってばよ』
九喇嘛『ちょっと起きろ』
ナルト「????」
653 = 1 :
ナルト『俺に何をさせたいんだってばよ?』
九喇嘛『そこのごみ箱を開けてみろ』
ナルト「???」カパ
ナルト「なんだこりゃ」
九喇嘛『日向の娘がお前の為に作っていた弁当だ』
ナルト『な、ナニィィイイイイ!?』
九喇嘛『アホなお前は気付かずラーメンなぞ食べおって……』
九喇嘛『日向の娘っ子は言い出せなかったようだが』
ナルト『なんでもっと早く教えてくれねーんだってばよ!』
九喇嘛『たわけ! ワシはお前の保護者じゃないわ!』
ナルト『当たり前だ! お前は友達だってばよ!』
九喇嘛『……フン!』
654 = 1 :
九喇嘛『先ほど、傷んできたようで処分したようだな』
ナルト『ヒナタ……』
九喇嘛『ま、ワシにとってはどうでもいいがな、偶然起きていたんで教えてやろうと思っただけのこと』
九喇嘛『じゃあな、ワシは寝る』
ナルト「サンキュ、九喇嘛」
ナルト「……ごめんなヒナタ」
ナルト「……うし」
ナルト「……」モッキュモッキュ
ナルト「……」モッキュモッキュ
655 = 1 :
ヒナタ「ん……朝?」
ナルト「んぅ……」
ヒナタ「ナルトくん、まだ寝てる……」スッ
ヒナタ(無駄かもしれないけど……また作っておこう)
ヒナタ(えーっと)
ヒナタ「……」トントン
ヒナタ「これは捨てて……あれ」カパッ
ヒナタ「ゴミ箱に昨日捨てた分がない」
ヒナタ「まさか……」
ヒナタ(ナルトくんの箸だけシンクに残ってる……昨日全部片づけたはず)
ヒナタ(ナルトくん……)
ナルト「うーんうーん……」
ヒナタ(お、お腹壊さないといいけど)
656 = 1 :
ヒナタ(出来た)
ヒナタ(今日こそは食べてくれると……いいな)
ヒナタ「……」コソコソ
ヒナタ「……っ」ギュ
ヒナタ「……」
ナルト「ん……ふぁ……ん、あさ、か?」
ヒナタ「……」
ナルト「……ヒナタ」
ヒナタ「……」
ナルト「……へへ」チュ
ナルト(ヒナタが寝坊助で良かったってばよ!)
ヒナタ「……///」
九喇嘛(アホだなコイツ)
657 = 1 :
ナルト「さ、今日は砂のラジオのパーソナリティだってばよ!」
ヒナタ「今日は私もアシスタントとしてスタジオ入りするんだって」
ナルト「がんばろうな!」
ヒナタ「う、うん」
スタッフ(3、2、1、GO!)スッ
ナルト「……」コクッ
ナルト「さあ、始まりましたうずまきナルトの忍者ラジオ! 砂の隠れ里出張バージョンだってばよ!」
ヒナタ「ア、アシスタントの日向ヒナタです」
ナルト「このラジオはリスナーの皆さんからのお手紙をいろいろ読んで答えたりゲストとトークしたりする番組だってばよ」
ヒナタ「手紙は私達が砂に居る間は随時募集中なので」
ナルト「みんなガンガン送ってくれよな!」
ヒナタ「それでは、えっと最初のおたよりです」
ナルト「おう! なんでもこいってばよ!」
658 = 1 :
| ヽi / / / ノ /
| ¦ /__∠____  ̄ イー―
| |/フ=======ミヽー―
| / | : .. : : , -、_ \ヽ _ ___
| /.:::::::::_ニニニニニニニヽ<ゐ 」 \ヽ まだ完治とはいかない。
| i /.:::::::::/ >――く 一- 、 \ヾ 病み上がりで喉が痛い……
トヽ | /.:::::::::/ ' /弋_ツ > ヽ _ 」_ \ >:! だらしない書き手ですまない……
ヽ、 レ'.:::::::::/ _/ /.:::::::::: `ヾ:ヽ__/.::::トー '
`V.:::::::::::/ _ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|__
ヽ::r-く | /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l / ちなみにナルトラジオへはリスナーという名の
〉|「> /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!/ 読み手のお手紙も待っているぞ。
/´:::::| ヽ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ お手紙としてきたレスにはたいてい答ちゃう
/..:::::::::ヽ 、ノ j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 ので、ガンガン応募してやってくれ。
 ̄ ̄ヽ_ / \,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i お手紙が多いようなら、砂に居る間は
レ7 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::| 任務を度々ラジオにするよ。
| Nヽ';::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::〃:::::| r'
レ' i∧::::::::::::::::`======::::::::::|_/ l|
';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l| おやすみ。
_ 、_ へ、 ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l|
/´ i ! ヽ>――‐〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l|
/ i ! ヾ} /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ l|
659 :
乙です
おやすみなさい
661 :
お二人はお付き合いをされているとの事ですが、お互いのどんなところが好きですか?
662 :
>>661
それ知らないんじゃないか?
どっちかというと特定の相手がいますか?じゃいかと
663 = 661 :
まじか
知らないんだったら>>662で頼む
664 :
乙です。お大事にな
(いたらと仮定して)恋人にしてもらいたい事はなんですか?
665 :
ナルトさんはどんな人がタイプですか?
滞在中に会えたら、プレゼント受け取ってもらえますか?
PN・ナルトの嫁
666 :
ナルトさんは風影様と親交が深いと聞きましたが、どちらが受けですか?
667 :
ペンネーム 砂狸
ナルトさんヒナタさんこんにちは
ナルトさんに質問があるので送らせていただいた
ナルトさんは恋愛のことは尾獣の九尾に相談しているみたいですがどうやってそんなに仲良くなれるのでしょうか....
あ、あの友達の中にもいるのですがそこまで仲良くできていないので質問させてもらった。
668 = 667 :
昨晩はお楽しみでしたね
鴉
669 :
ヒナタ「それでは最初のおたよりから」
ヒナタ「えっと……『砂へよく来てくれた。歓迎する。自分の里だと思ってゆっくりしていって欲しい』」
ナルト「おう、ありがとうだってばよ!」
ナルト「この暑さにはまだ慣れてねェけど、砂には砂のいいところがあるって実感してるってばよ」
ヒナタ「『お前の活躍に期待している』……だそうです。ペンネーム、我愛羅さんから」
ナルト「ってまんま本名じゃねーか!」
ヒナタ「あ、あはは……」
ナルト「我愛羅ァ! そこは名前隠せってばよォ! でもサンキュな! お前に追いつくために俺も頑張るってばよ!」
ヒナタ(ナルトくん……)キュン
670 = 1 :
ヒナタ「それじゃ次のおたよりです」
ナルト「んじゃ次は俺が読むってばよ、えっとなになに?」
ナルト「『お二人には特定の相手がいますか』って、ええ!?」
ヒナタ「こ、これは……」
ナルト「と、特定の相手って……」
ヒナタ「……///」
ナルト「ひ、ヒナタ! これラジオだから黙ったらダメだってばよ! 放送事故禁止!」
ヒナタ「で、でも……!」
ナルト「ま、まずは俺から!」
ナルト「俺ってば昔から理由もわからず嫌われて一人ぼっちだった」
ナルト「だから、そんな俺によくしてくれた人はみんな好きだってばよ」
ナルト「でも、その中でも、俺がそうだと気付く前から、孤独だと思っていた頃から、俺のことを見てくれてる人がいたんだ」
ナルト「だから特定の相手ってのが、その、そういう意味なら、俺は今、いる……ってばよ」チラ
ヒナタ「っ///」
671 = 1 :
ヒナタ「わ、私は……」
ヒナタ「そ、その、昔から引っ込み思案で……情けなくて」
ヒナタ「何をやってもだめで、自分が大嫌いだったけど……」
ヒナタ「自分と違って何かをやろうと必死になっている人を見て、そんな人になりたいって思ったの」
ヒナタ「なんでかな、小さいころからずっとその人こと見てた」
ヒナタ「わ、私は今も……その人こと、想ってます」
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト「は、恥ずかしいなコレ」
ヒナタ「う、うん……」
672 = 1 :
ナルト「気、気を取り直して次に行くってばよ」
ヒナタ「そ、そうだね!」
ヒナタ「それじゃえっと『(いたらと仮定して)恋人にしてもらいたい事はなんですか? 』だって」
ナルト「ん~、恋人にしてもらいたいこと……か」
ヒナタ「うん」ワクワク
ナルト「ん~~」
ヒナタ「?」
ナルト「んんんん~~~~!」
ヒナタ「そ、そんなに悩まなくても……」
ナルト「だってさ、俺ってば……特にこれといってねーんだもん」
ヒナタ「え」ガーン
ナルト「もうしてほしいこと、全部してもらってるからさ」
ヒナタ「っ////」
673 = 1 :
ナルト「昔はさー、デートしたい、だとか、一緒に何かしたい、とかさ、いろいろ俺も考えてたってばよ」
ナルト「でもさ、そんなのはどーでも良かったんだ」
ヒナタ「?」
ナルト「ただ、一緒にいて、分かり合ってくれるなら、どこかへ行こうと行くまいと関係ねーんだって気付いた」
ナルト「俺さ、両親いなかったから余計にさ、そういう人に飢えてたんだなって思う、今思えばガキだったのかもしんねーけど」
ナルト「昔の自分をガキだったと思えるようにしてくれたのは、今こういう気持ちしてくれた人のおかげだから」
ナルト「だから答えはない、かな。まあしいて言うならいつもどおり、かもな」
ヒナタ「」バタッ
ナルト「ヒナタ?」
ヒナタ「///」
ナルト「ヒナタ、おいヒナタってば! これラジオなんだから突っ伏してたらだめだってばよ!」
ヒナタ(ナルトくんって……ナルトくんって……///)
674 = 1 :
ナルト「ヒナタが謎のダウン中なんで引き続き俺が読むってばよ」
ナルト「えーと『ナルトさんはどんな人がタイプですか? 滞在中に会えたら、プレゼント受け取ってもらえますか?』」
ヒナタ「」ピク
ナルト「ペンネームナルトの嫁、さんって、エェ──!? また随分な名前にしたな……」
ヒナタ「!?」ガバッ
ナルト「んー何かくれるってんならもらうけど……好きなタイプか……」
ヒナタ「……」
ナルト「俺ってば母ちゃんにはさ、母ちゃんみたいな女性を探せって言われたんだけど……」
ヒナタ「……」
ナルト「……んー」
ナルト「諦めねェど根性を持ってるヤツで、自分の言葉は曲げねェヤツで、俺の横に居てくれるヤツ、かな」
ヒナタ「……」
ナルト「なんか上手く言えないってばよ」ハハハ
ヒナタ「///」
675 = 1 :
ナルト「ちなみに俺ってばおいろけの術なんかで」
ヒナタ「次のおたよりです」
ナルト「うえ!?」
ヒナタ「次は『ナルトさんは風影様と親交が深いと聞きましたが、どちらが受けですか? 』って……ええ!?」
ナルト「受け?」
ヒナタ「そ、それは……///」
ナルト「よくわかんねーけど我愛羅とは確かに友達だってばよ」
ナルト「んでこれは俺と我愛羅が戦った時の話か? 我愛羅は絶対防御って呼ばれるくらいだかんな、どっちかってと我愛羅が受けなんじゃねェ?」
ヒナタ「そ、そんなのだめ!」
ナルト「???」
ヒナタ「あ、でもそれじゃナルトくんが……!」
ナルト「おーいヒナタ?」
ヒナタ「こ、この質問は飛ばします!」
ナルト「???」
676 = 1 :
ヒナタ「つ、次です!」
ヒナタ「ペンネーム 砂狸さんから。
ヒナタ「『ナルトさんヒナタさんこんにちは』はい、こんにちは」
ナルト「こんにちはだってばよ」
ヒナタ『ナルトさんに質問があるので送らせていただいた。ナルトさんは恋愛のことは尾獣の九尾に相談しているみたいですがどうやってそんなに仲良くなれるのでしょうか....あ、あの友達の中にもいるのですがそこまで仲良くできていないので質問させてもらった』ってこれって……」
ヒナタ(もしかして……我愛羅くん?)
ナルト「九喇嘛とどうやって仲良くなったかってことか?」
ナルト「んー……まずは本当の自分を曝け出してぶつかってみるってばよ」
ナルト「俺だって九喇嘛とは何回も喧嘩したし、ぶっちゃけ死にかけたけど……今はそれで良かったって思ってる」
ナルト「けど別に恋愛で九喇嘛に相談なんかしてないってばよ」
九喇嘛『貴様はいつも腹の中で日向の娘日向の娘と煩いがな』
ナルト「うるせェってばよ! 言うんじゃねー!」
ヒナタ「???」←ナルトの中の声は聞こえない
677 = 1 :
ナルト「次は……んん? 何だこれ」
ヒナタ「どんなおたより?」
ナルト「『昨晩はお楽しみでしたね』ペンネーム鴉さんから 」
ヒナタ「なっ///」
ナルト「どういう意味だってばよ?」
ヒナタ「な、何もしてない! まだ何もしてない!」
ナルト「ヒナタ? 何を言ってんだ?」
ヒナタ「うあ……///」
ナルト「とりあえずナルトラジオ、ここで一曲リクエスト曲だってばよ、遥か彼方!」
ナルト「踏み込むぜアクセル~♪」
678 = 1 :
ナルト「ふぅ、なんとか終わったってばよ」
ヒナタ「そうだね……」グッタリ
ナルト「いろんな手紙来てたなあ」
ヒナタ「うん」
ナルト「もしかするとまた呼ばれるかもしれないらしいぜ」
ヒナタ「……うん」
ナルト「ま、今日も午前中のこれで終わりだし、さっさと昼にしようぜ」
ヒナタ「あ……うん」
ナルト「……」
ヒナタ「?」
ナルト「」チラッチラッ
ヒナタ「!」
679 = 1 :
ヒナタ(ナルトくん……)
ヒナタ「ナルトくん、もし良かったらなんだけど」
ナルト「おう! 食うってばよ!」
ヒナタ「まだ何も言ってないけど……」
ナルト「あ」
ヒナタ「くすっ」
ヒナタ「いつ気づいたの?」
ナルト「え? あ~……」
ナルト「け、今朝ヒナタがバッグに詰めていくのが見えたから」
ヒナタ「そっか、じゃあ一緒に食べよ」
ナルト「おう!」
680 = 1 :
ナルト「うっめー!」
ヒナタ「ありがとう」
ナルト「こんなことなら昨日も食べておけば良かったってばよ」
ヒナタ「そういえばどうして昨日のこと気付いたの?」
ナルト「それは……って、ん、待てよ?」
ヒナタ「?」
ナルト「そういうヒナタは一体いつこれ用意したんだってばよ?」
ヒナタ「あ」
ナルト「これだけの弁当、起きてから俺に気付かれず作るなんて……」
ヒナタ「そ、それは……///」
ナルト「もしかしてヒナタって料理するのめちゃくちゃ上手いんじゃねえか!?」
ヒナタ「え」
ナルト「短時間でここまでの料理を作れるなんて……すっげーってばよヒナタ!」
ヒナタ「あ、あははは///」
ヒナタ(い、言えない///)
九喇嘛(馬鹿が……)ハァ
684 :
乙でした!
ラジオのお便りまだ大丈夫かな?
ナルトさんのファーストキスの相手がうちはサスケさんって
いうのは本当ですか?
686 :
にしても今でこれだと水影のところに行くにはどれぐらいになってるんだろうねぇ
水影が嫉妬に狂って憤死しないといいんだけど。
687 :
まってまーす
688 :
めちゃめちゃおもしろいです。
次がとても気になります!
689 :
──数日後
ナルト「うし、今日の任務も終わりだってばよ」
ヒナタ「でもまさかワニの散歩だなんてね」
ナルト「世の中には変わった趣味の人もいるもんだってばよ」
ヒナタ「そういえばラジオは意外と好評でまたやって欲しいって言ってたよナルトくん」
ナルト「へえ、ま、かまわないってばよ」
ナルト「しっかし俺たちも砂にだいぶ慣れたと言うか馴染んだと言うか」
ヒナタ「まだそんなに経ってないけどね」
ナルト「でも昼間の暑さと夜の寒さはまだキチーところもあるよな」
ヒナタ「うん」
ナルト「ヒナタが毎晩あったかくて良かったってばよ」
ヒナタ「ちょ、ナ、ナルトくん……!」
690 = 1 :
ナルト「我愛羅ァ! 任務終わったってばよォ!」
我愛羅「ご苦労……」
ヒナタ「ナ、ナルトくん……一応風影様って及びしないと」
我愛羅「友にそのような気遣いは無用」
カンクロウ「いやだめだろ我愛羅」
カンクロウ「そういうケジメはしっかりつけるじゃん」
カンクロウ「いい感じに任務こなしてるじゃんナルト」
ナルト「おう! もうバッチリだってばよ」
カンクロウ「人気や評判も上々……我愛羅、あの企画実行に移すじゃん?」
我愛羅「アレか……しかしな」
ナルト「なんの話だってばよ?」
ヒナタ「……っ、ごめんナルトくん、ちょっと私席外すね」
691 = 1 :
ナルト「? どうしたヒナタ?」
ヒナタ「えっと……」モジモジ
ナルト「???」
カンクロウ「……いってこい、ナルト、すこしは気遣うじゃん」
ナルト「何がだってばよ?」
カンクロウ「……後で教えてやるから」
ヒナタ「ちょ……!」
ナルト「なんでお前がヒナタのことわかるんだってばよ?」
カンクロウ「フツー見たらわかるじゃん」
我愛羅「そうなのか? 俺には分からないが」
カンクロウ「テマリィィィーー! もうこいつらなんとかするじゃん!」
692 = 1 :
テマリ「なんだい騒々しい」
ヒナタ「あ、あの……」モジモジ
テマリ「! 早くいきな」
ヒナタ「すみません!」
ナルト「?? なんなんだってばよ?」
我愛羅「分からないな」
テマリ「このバカタレ共が……!」ゴチンゴチン
ナルト「っテェ───!?」
我愛羅「フッ、砂のガードに不可能はない」シレッ
ナルト「ずっりぃぞ我愛羅!」
テマリ「いい加減にしな!」ゴチン!
我愛羅「馬鹿な!? オ、オレの砂を通りぬけるとは……」
テマリ「おふくろもさすがに空気を読んだんだろうよ」
693 = 1 :
テマリ「ったく、お手洗いくらい気付いてやりな」
ナルト「お手洗い? ってトイレか」
我愛羅「なんだそんなことか」
ナルト「別に隠さなくても……」
テマリ「女の子は男子に知られると恥ずかしいものなんだよ!」
ナルト「は、はぁ……」
カンクロウ「まだまだ修行が足りないじゃん?」
ナルト「お、オッスカンクロウさん」
テマリ「カンクロウ……さん?」
カンクロウ「な、なんでもないじゃん!」
694 = 1 :
ヒナタ「……!」
ヒナタ(……来た)
ヒナタ(とうとう、来ちゃった……)
ヒナタ(……)
ヒナタ(これで……あと二日後には)
ヒナタ「……」
ヒナタ「///」
ヒナタ(な、なんて言おう……)
ヒナタ(ゆ、勇気を出さなきゃ……!)
695 = 1 :
カンクロウ「それでさっきの話だけど」
ナルト「ん?」
テマリ「それって」
我愛羅「ナルトプロデュースの話か」
ナルト「プロデュース?」
カンクロウ「ナルトは人気あるじゃん」
カンクロウ「だから歌って踊ってサイン会に握手会、ライブをする話が上がってるじゃん」
カンクロウ「各種グッズから写真集までオファーはあるじゃん」
ナルト「うえええええ? そういうのって柄じゃないってばよ」
カンクロウ「でもこういうのがある意味一番里にとっても実入りがいいじゃん」
テマリ「任務扱いなら断れないだろ」
ナルト「そうだけどさあ……」
696 :
そう言うことか!
697 = 1 :
カンクロウ「抽選で抱擁券やキス券を出す案もあるじゃん」
ナルト「やりすぎだってばよ! キスは絶対だめだかんな!」
我愛羅「では他はいいんだな?」
ナルト「え」
我愛羅「よし、カンクロウ、さっそく手配だ」
カンクロウ「了解じゃん!」
テマリ「忙しくなるな」
ナルト「エェ───!?」
ヒナタ「た、ただいま……」
698 = 1 :
カンクロウ「とりあえずナルト、明日は写真を撮ってもらうじゃん」
ナルト「写真?」
カンクロウ「シークレットな特別写真から写真集用にまで多彩なラインナップをお願いするじゃん」
カンクロウ「シチュエーションは俺が考えとくじゃん」
ナルト「まあ、写真撮影くらいなら……」
カンクロウ「決まりじゃん! 人気があるようならマジで会場押さえてライブするからそのつもりでいろじゃん」
ナルト「うへぇ」
ヒナタ(何の話だろう……? それよりどうやって伝えるか、だよね///)
我愛羅「……」
我愛羅「頼んだぞ、カンクロウ、それと後で話がある。いや、風影命令がある、俺の部屋まで来てくれ」
カンクロウ「……? わかった」
我愛羅「……絶対だぞ」
699 = 1 :
───────
カンクロウ「なんじゃん?」
我愛羅「俺は風影だ、そうだな?」
カンクロウ「? 当たり前じゃん」
我愛羅「……ナルトのグッズの話だが」
カンクロウ「ああ、すでにいくつかは発注済みじゃん」
我愛羅「俺には全てを回して欲しい、むろん金は俺の財布から抜いても構わん」
カンクロウ「……は?」
我愛羅「ナルトの晴れ舞台にナルトのグッズ、友として、また開催国の影として、持っていなければなるまい……!」
カンクロウ「い、いや我愛羅……?」
我愛羅「嫌とは言わせん……」
カンクロウ「お、おい!? な、何砂なんか持ちだして」
我愛羅「わ か っ た な ?」
カンクロウ「─────────!?」
700 = 1 :
__
_≧ ̄ ̄`´ <
>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
イ::::/ ̄| ̄ ̄.イ ̄ |∨ト!
. レ:::l |_∠{__}_.| | 昨日はごめんよ
f=| 「二‐-' ̄ー二 T.| 気付けば寝ちゃったんだ。
| l| | く:::lラ !くl:l_ラ | | それと、Xデーは近いよ
ヽ.! ',  ̄ | / /
ハ __〉 ` ´ 〈_/
/ くくレ! ヽ/二二ヽ} 〉〉 おやすみ
| || |:::/ , ‐‐‐‐、} | |
/| || |::| ' ̄l | | |、
´ ̄` \|| |ハ / ‐'.| |/ \ _
=、 /::::::\ ハ「 ̄|| | |
ヽ. /:::::::::::::::\} \._O__| ト、
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