元スレナルト「ヒナタと恋人になったってばよ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
401 = 400 :
あと「速い」は物理的なスピード、時速何キロだとかに使う
時間的なスピードは「早い」を使う
402 :
>>395
すまぬ痛恨のミス! 四か月に脳内修正してくだしあ。
素で間違えた。
>>401
わかってるよー。ただ誤変換をいちいち直す手間を省きまくってたので、AAで謝ったんです。
だらしない書き手ですまない……。
403 = 1 :
ナルト「ヒナタの顔は全然そんなこと言ってねェよ!」
ヒナタ「あれっ? おかしい、な……きっと目にゴミが……」
ナルト「ヒナタ!」ダキッ
ナルト「俺は……」
ヒナタ「いつ……行くの?」
ナルト「……明後日には返事をするように言われてる」
ナルト「俺の返事次第では翌日にも出発だってばよ……」
ヒナタ「そう、なんだ……」
ヒナタ(本当は……嫌だ、ナルトくんと会えなくなるなんて)
404 = 1 :
ヒナタ(昔ナルトくんが二年くらい修行で里を離れていたことがあった)
ヒナタ(あの時は大丈夫だった)
ヒナタ(でも、今は……今は……!)
ヒナタ「っ」
ヒナタ(だめ……私の気持ちよりナルトくんの夢を優先しなくちゃ)
ヒナタ(火影は、ナルトくんの全てだったんだから……!)
ヒナタ(出来るなら……一緒についていきたい)
ヒナタ(でも)
ヒナタ(私にだって抱えてる任務や予定任務がびっしりとある……)
ヒナタ(任務を放棄することは特別な事情を除いて出来ない……)
ヒナタ(もし自分勝手な理由で放棄してしまったら……)
ヒナタ(最悪抜け忍扱いとされる)
405 = 1 :
ヒナタ(もしそんなことになれば……ナルトくんに迷惑がかかる)
ヒナタ(もしかしたら火影内定の取り消しだって)
ヒナタ(だめ、ぜったいにそれだけは)
ヒナタ「ナルトくん、私、待てるよ」
ヒナタ「手紙も書くし、休みには会いに行くよ」
ナルト「他里へ任務の合間の休暇でなんかそうポンポンこれねえってばよ」
ナルト「無茶言うなヒナタ」
ナルト「やっぱりオレ……!」
ヒナタ「んっ」チュ
ナルト「!?」
406 = 1 :
ヒナタ「ん……」チュ レロッ ハム
ナルト「~っ!?」
ヒナタ「は、──あ、んんっ」チュパッハムッジュルッ
ナルト「ひなっ、んんっ」
ヒナタ「んく、は、あぁ──ちゅ、あむ」
ナルト「まっ、ちょ、く……んちゅ」
ヒナタ「はぁ、ふ……ぅ、んちゅ、ぱぁっ……」チュパ
つぅ……タラ
ナルト(ヒナタとの唇に唾液の糸が……)ゴク
ヒナタ「もしも、その続きを言ったら、私ナルトくんを嫌いになるから」
ナルト「っっっ!?」
ヒナタ「私に、ナルトくんを嫌わせないで? ……お願い」
ナルト「……」
407 = 1 :
ヒナタ「ナルトくんの夢は私の夢だから」
ヒナタ「昔からずっと信じてた。ナルトくんはきっといつか火影になるって」
ヒナタ「だから、私のためにその夢を諦めるようなことはしないで」
ヒナタ「ナルトくんが本当に私を好きなら……分かって」
ナルト「……」
ナルト「分かったってばよ」
ナルト「それで、いいんだなヒナタ」
ヒナタ「………………うん」
408 = 1 :
──帰路──
ヒナタ(これで良かったんだ、これで……)
ヒナタ(ナルトくんは夢を叶えられる)
ヒナタ(幼いころからの目標を)
ヒナタ(それだけで私は、私は……)
ヒナタ「うっ、くっ、うぅぅぅぅぅ……っ」ポロポロ
ヒナタ「ナ、ルトく、ん……」ポロポロ
ヒナタ(行っちゃ…………ゃ)ポロポロ
409 = 1 :
──翌朝──
ヒナタ「……」ボーッ
ヒナタ(今朝の任務はなんだっけ……)
ヒナタ(ああそうだ、午前中は……
ヒナタ(うん、大丈夫……私はいつも通り)
ヒナタ「おはよう」
ハナビ「おはようございます姉さ、ま?」
ヒナタ「?」
ハナビ「ど、どうかなさったんですか? 姉さま」
ヒナタ「どうかって、なに?」
ハナビ「何って、お顔が……」
410 = 1 :
ヒナタ「顔?」
ヒナタ(鏡で見る自分の顔は……うん、いつもど通りだ)
ヒナタ「何を言ってるのハナビ、私はいつも通りだよ」
ハナビ「……」
ヒアシ「む、お前たちか」
ヒナタ「おはようございます父様」
ヒアシ「うむ……む」
ヒナタ「?」
ヒアシ「ヒナタ、体調が酷く優れぬのなら任務を棄権することも英断ぞ」
ヒナタ「???」
ハナビ「……」
411 = 1 :
ヒナタ「今日はおかしかったな……」
ヒナタ「父様やハナビだけじゃなく、みんなが私の顔を見て心配するんだもの」
ヒナタ「変なの」
ヒナタ「わたし、なんともないのに」
ハナビ「あの、姉さま?」
ヒナタ「どうしたの?」
ハナビ「ウチの門にナルトさんがいらっしゃってますけど……」
ヒナタ「……私はいないと伝えてくれる?」
ハナビ「え?」
ヒナタ「お願いハナビ」
ハナビ「……わかった」
412 = 1 :
ハナビ「……姉さま」
ヒナタ「ナルトくんは帰った?」
ハナビ「それが、戻るまで待つって仰って、門の前に立ったまま……」
ヒナタ「……そう」
ハナビ「喧嘩でもしたの?」
ヒナタ「ううん、そんなんじゃないの……」
ヒナタ「今日は戻らないと伝えてくれる?」
ハナビ「でも……」
ヒナタ「お願い」
ハナビ「……わかった」
413 = 1 :
ハナビ「……姉さま」
ヒナタ「……」
ハナビ「ナルトさんは、それでも待つ、だそうです」
ヒナタ「……」
ハナビ「あの、恐らくナルトさんは姉さまが家にいること……」
ヒナタ「わかってる」
ハナビ「……」
ヒナタ「そんなこと、最初から、わかってる……」
ハナビ「……」
414 = 1 :
ヒナタ「……ナルトくん」
ゴーンゴーン
ヒナタ(十二時、か)
ヒナタ「……」
ヒナタ「……」チラ
門┃ナルト「……」┃門
ヒナタ「……」
ヒナタ(そうやって、私が出てくるまで待つつもりなの?)ズキッ
ヒナタ(でも……今会えば別れがもっと辛くなるのに)
ナルト「……」
415 = 1 :
ヒナタ(……三時)
ナルト「……」
ヒナタ(ナルトくんはまだ帰らない)
ヒナタ「……」
ヒナタ(そういえばナルトくんはご飯も食べてないんじゃ)
ヒナタ「……」
ヒナタ「……」スタスタ
ヒナタ「……」ギュギュ
つおにぎり⊂
ヒナタ「……」
416 = 1 :
ナルト「……美味そうな匂いがするってばよ」
ヒナタ「……」
ナルト「よ、おかえり。随分遅かったな」
ヒナタ「……どうして」
ナルト「ん?」
ヒナタ「どうして来たの? 会えばきっと」
ヒナタ「……」
ヒナタ「……それを食べたら帰って」
ナルト「ヒナタ」
ナルト「少しだけ、歩かないか?」
ヒナタ「……」
417 = 1 :
ナルト「……んぐ」モグモグ
ヒナタ「……」スタスタ
ナルト「もぐもぐ」
ヒナタ(何をやっているの、私)
ヒナタ(会わない方がいいって思っていたのに)
ヒナタ(結局今、こうして)
ナルト「ちょっとそこの公園に寄ろうぜ、流石に何時間も立ちっぱなしで疲れたってばよ」
ヒナタ「……」
ナルト「あそこのベンチだな、行こうぜ」
ヒナタ「……」
418 = 1 :
ナルト「よっと」スッ
ヒナタ「……」スッ
ナルト「……」
ヒナタ「……ナルトくん、明日の準備はした?」
ナルト「ん? ああ……えっと」
ヒナタ「ナイトキャップは忘れないようにね」
ナルト「おお、あれが無いと安眠できないってばよ……ってもうそこまで子供じゃねーって!」
ヒナタ「向こうの里へ着いたらまず政務室の確認と……」
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「それから医療品店の場所を……」
ナルト「お前はもう、俺に話もさせてくれないのか?」
ヒナタ「……」
419 = 1 :
ヒナタ「だって……話ちゃったらきっと、私……ナルトくんを……!」
ヒナタ「どうして来たの!?」
ヒナタ「このまま、静かに送り出したかったのに!」
ヒナタ「そうすれば、ナルトくんに何も……!」
ナルト「……ようやく本音が聞けたってばよ」
ヒナタ「……っ」
ヒナタ(だから、嫌だったのに……)
ナルト「んで、俺がヒナタに会いに来た理由だっけ? んなもん決まってるってばよ」
ナルト「俺が、ヒナタに会いたかったからだ」
420 = 1 :
ヒナタ「……」
ナルト「俺ってば馬鹿だからさ」
ナルト「でも馬鹿なりにいろいろ考えて」
ナルト「ヒナタの決意って奴をわかろうとしたんだ」
ヒナタ(だったら)
ナルト「だから俺はこの任務を受ける。もうそこにグジグジしたりしねえ」
ヒナタ「……」
ナルト「でもさ、それでも、俺のここに」トン
ヒナタ(ナルトくんが自分の胸を叩いた)
ナルト「ヒナタがいねーのがすげー寂しいんだってばよ」
ヒナタ「っ!」
421 = 1 :
ナルト「もうヒナタにしばらく会えねえ」
ナルト「会えば余計に辛くなる」
ナルト「全部わかってるってばよ」
ナルト「それでも」
ナルト「俺の一番大事なところに、ヒナタを刻んでおきてーんだ」
ナルト「俺ってばさ、自分で思ってたより、ヒナタが思ってるより、ずーっとヒナタの事が好きだったみたいだってばよ」
ヒナタ「っ」ポロポロ
422 = 1 :
ナルト「ヒナタの顔を」
ナルト「ヒナタの声を」
ナルト「ヒナタの手を」
ナルト「ヒナタの心を」
ナルト「持っていきてーんだ」
ヒナタ「ナルト、くん……」
ナルト「……」スッ ギュ
ヒナタ(ナルトくんの手、暖かい……)
ヒナタ(ナルトくん……)コトン
ナルト(ヒナタが、肩に頭を預けてくれた……)
423 = 1 :
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト「……」ギュ
ヒナタ「……」ギュ
ナルト(言葉は)
ヒナタ(ない)
ナルト(空が白ずんできた)
ヒナタ(もうじき朝)
ナルト(俺が)
ヒナタ(ナルトくんが)
────火影になるための任務を受けにいく日が来る。
424 = 1 :
ナルト「ヒナタ、一緒に来てくれるか」
ヒナタ「……うん」
ナルト「ありがとう」
ヒナタ「私の方こそ、ありがとう」
ヒナタ「私、待つから」
ヒナタ「たとえ一年でも二年でも」
ヒナタ「十年でも二十年でも」
ヒナタ「ナルトくんのこと、待ってる」ギュ
425 = 1 :
カカシ「来たかナルト」
カカシ「それじゃ回答を聞こうか」
カカシ「分かっているとは思うが……」
ナルト「それ以上は言わなくてもいいってばよカカシ先生」
ナルト「俺はその任務を……受ける」
カカシ「……そうか」
ヒナタ(ああ)
ヒナタ(これで)
ヒナタ(ナルトくんは夢へと踏み出し)
ヒナタ(一時の、長い別れが来る……)
ヒナタ(さようなら、ナルトくん……)
426 = 1 :
カカシ「それじゃこの任務を受けるにあたって一番大事なことを決めたい……だけど」
ナルト「……なんだってばよ」
カカシ「もう決まりでいいかなコレ」
ナルト「だからなんなんだってばよ?」
カカシ「いやね、いくらなんでも次期火影候補を一人で旅させるわけにはいかないでしょ」
カカシ「それに綱手様だって付き人いたでしょ」
カカシ「かといって二人も三人も人を割けるほど木の葉も人材豊富ってわけでもないわけで」
カカシ「だからお前には一人だけ旅の付き人を里内から指名できる権利があるんだけど……」
ナルト「……………………は?」
ヒナタ「……………………え?」
カカシ「あ、ちなみにコレ、Sクラスの任務だから最優先事項ね」
カカシ「内容が内容だけに指名された側はむしろ断れないから。火影からの直々勅命と同義」
カカシ「任務はよりランクの高い任務を優先する」
カカシ「どんな任務請け負っていようと関係ないんでそこのところよろしく」
427 = 1 :
カカシ「一応聞いとく? まあ答えはわかってる気がするけど」
ナルト「あ、あ、あ……!」
カカシ「ナルト、里で誰を連れて行く?」
ナルト「んなもんヒナタに決まってるってばよ!」
カカシ「んじゃそういうわけなんでヒナタ、火影命令、ナルトの付き人、よろしく」
ヒナタ「は、はい! 喜んでお受けします!」
カカシ「んじゃ準備よろしくねん、明日出発だから」
ナルト「お、おおおお、おおおおおおお! ヒナタ!」ダキッ
ヒナタ「ナルトくん!」ダキッ
カカシ「どーでもいーけどそういうのは火影の部屋から出てやってくれないかなあ」
428 = 1 :
.............................
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. ':,:::::::::::ィ、__ 斗 ` Y:::::::::::::::!⌒ Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ナルト火影への任務編に突入だって……ばよ///
<:::::.::. |::::::::::::::::! ノ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.  ̄ ヽ ィ㌢ |::::::::::::::::! ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
l .:.:.:.:.. |::::::::::::::::! く \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
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ゝ l::::::::::: | ./.// / ー- 、::::::::\ おやすみ
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429 :
なんだろう。
雷影様と水影様の心に死亡フラグが立ってきた気がしてくる……
430 :
乙です。
新章突入楽しみです。
431 :
なんだここが天国か
432 :
乙
>>429
なんでだ!雷影には美人の秘書がいるだろ!
水影は死ぬだろうけど、むしろ問題は雲隠れが誘拐の里にならないかどうか
ナルトの母ちゃん、ヒナタ、条約盾にネジの父親を死体に、肌の白い人&エーとか
アルファベット関係の名ではないドダイとかマブイとかは誘拐した女に産ませた子なんだろうな
433 :
サスケ「火影試験……か」
サスケ「上手いこと丸め込んだじゃないか」
カカシ「……嘘は言っていない。これは実際に簡易五影会談での決定事項」
サスケ「別に文句を言ってるわけじゃない。これで」
カカシ「これで……ナルトのいない間に」
サスケ「“奴等”を炙り出し、叩く」
カカシ「頼むぞサスケ、一年以内に見つけ出せ」
サスケ「……あのウスラトンカチの敵なら、俺がなんとかする」
サスケ「それが……俺が出来るナルトへの、恩返しだ」
434 = 1 :
───────────
───────
───
ナルト「……ヒナタ」
ヒナタ「ナルトくん、わたしナルトくんのこと」
ナルト「わた……俺もお前が好きだ……てばよ」
ヒナタ「わたしも……」
ナルト「一緒にいてくれ……てばよ」
ヒナタ「……はい」
ボフン!
ヒナタ「……よし!」
ヒナタ(朝の影分身&変化の術によるいざという時のイメージトレーニング終わり)
ヒナタ(今日からしばらくできなくなるから……///)
435 = 1 :
ヒナタ「あ、父様」
ヒアシ「……体調はもう良いようだな」
ヒナタ「問題ありません」
ヒアシ「……任務のことは聞いている、役目をしっかり果たすよう精進を続けなさい」
ヒナタ「はい」
ヒアシ「……いまやナルトは里にとっても必要不可欠」
ヒアシ「里の未来はお前たち二人にかかっていると言ってもいい」
ヒナタ「……はい」
ヒアシ「日向は木の葉にて」
ヒナタ「最強!」
ヒアシ「いっておいで」
ヒナタ「いってきます!」
436 = 1 :
ヒナタ「ナルトくん!」
ナルト「おうヒナタ」
ナルト「あ」ペコッ
ヒアシ「……ナルト」
ナルト「?」
ヒアシ「……娘を、ヒナタを頼む」ペコリ
ナルト「! ああ、任せてくれってばよ!」
ナルト(カカシ先生にも言われたかんな)
437 = 1 :
カカシ『ヒナタを連れて行くのはいいがなナルト』
カカシ『お前たちは里の宝そのものだ』
カカシ『これは比喩じゃなくな』
カカシ『お前は人柱力で大戦の英雄』
カカシ『ヒナタは木の葉最古の血継限界、【白眼】の日向一族だ』
カカシ『端的に言えばお前たちは一部の奴等から非常に狙われやすい』
カカシ『ヒナタが昔攫われたことは知っているだろう?』
カカシ『くれぐれも用心してくれ、もちろんお前自身もな』
438 = 1 :
ナルト「ヒナタは俺が護るってばよ!」
ヒアシ「……よろしく頼む」
ヒアシ「ヒナタも、ナルトを護ってやるのだぞ」
ヒナタ「はい」
ハナビ「姉さま、いってらっしゃい」
ヒナタ「いってくるね、ハナビ」
439 = 1 :
ナルト「カカシ先生に言われたルートだとまずは砂……風の国の砂隠れの里だってばよ!」
ヒナタ「途中、波の国へ寄って行くこと、か」
シカマル「よう、ナルト」
ナルト「シカマル!?」
ヒナタ「どうして……」
シカマル「任務内容が内容だけに一部の人間にしかお前たちの門出は知らされてねーからな」
シカマル「ま、俺はその一部の人間だったってことだ」
シカマル「知っちまったからには見送りくらいこねーとな、メンドクセーけどよ」
シカマル「しっかりやって、必ず帰ってこいよ」
ナルト「おう! 任せておけってばよ!」
440 = 1 :
シカマル「ナルトは猪突猛進なところがある、しっかり手綱を握ってやってくれヒナタ」
ヒナタ「はい、大丈夫です」
シカマル「んじゃな、お節介はここまでだ、達者でな」
シカマル「お前が無事戻って、火影になったら難しいことは手伝ってやるよ」
ナルト「シカマル……ありがとだってばよ」
ヒナタ「……」ペコッ
ナルト「……行ってくる! 行くぞヒナタ」
ヒナタ「……はい!」
ナルト「待ってろよ砂の国!」
ヒナタ「風の国ね、ナルトくん」
ナルト「……待ってろよ風の国! すぐに行ってやるってばよ!」
ヒナタ「ま、まず波の国に寄るのを忘れないでね?」
シカマル(……本当に大丈夫か? 心配になってきた)
441 = 1 :
,、 _\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:゛;:;:V l
\~_`;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:! _,,,,,,,,,,_
ヽ",`;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/"~;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ.
_~≧;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:,、、ヽヾ、`、ヽ`,
彡/i;:;:;:;:;:;:;:ミ゛ ` ゛ ' i
l;:;:;:;:;:≡ _ l
l;:ヘミ" 、-゛ヽ-` ._,,,i
i;:;:〉 ゛ ` ゜' 〈ェi あいつら大丈夫かよ……
ヽl. ヽi ま、なんだかんだで上手くやるだろうけな
リi`、 ' ,´i
________ソl__ヽ, -‐‐ / 行ってこい、ナルト……!
l". . . . . . . 丶 ゛i、_ "/
l. . . . . . . . i i l `-、_ , イ、 、
_⊥_ ! ! l~"`‐'"l. . . i i゛l
_,-‐'"~. . . . ~"‐-、._ノ i l;:;:;:;:;:;:;:l. . . ,' ; l
i"/"""""ヽ. . . . . . . `‐‐i‐-、_;:;:;:;:\ ' ' ノ
i/;:;:;:;:;:;:;:;:;:`、. . . . . 。. . . i. . ~"ヽ ;i;`‐i‐'\ 短いけど今日はここまで。
ル;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`、. . . . . _, '. . . . . . l;:o:;l l. . . `ヽ おやすみ
i`,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:〉~""´. . . . . . . . . . 皿./`〉、 .,ノi
,‐ソ`,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ _ _ _ _ _ _ _, -‐'''"ヾ!`'´. . ヽ' l
i;:;:ヽ',;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ. . i l / ヾ~"^"'il ,-、_ l
,‐";:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:シ. . . . .l - -+-/ ' ~ """'i .| | `i-、l
i;:;:ヽ;:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:ソ. . . . l_ _ _l_/ ' ""','. . | | | `l
〉;:;:ヽ;:;:;:;:;:ヽ_ノ _ -‐"l"l _, ':二‐'. . . | |ヾii、|
i";:;:`;:;:;:;:-ー‐""/´xxxxxxヽヽ _-' l. . . l. . . | ト、iトl
i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ixxxxxxxx`‐`_~_l_ _l. . . l. . . l ,l l l
i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽxxxx, -'. . . . . . . . . . . .. i. . └'‐-'-'l
444 :
波の国と風の国って正反対じゃなかったっけ…
445 :
ナルト「でもさでもさ、なんで波の国からなんだろうな?」
ナルト「波の国から砂の国って正反対だってばよ」
ナルト「どうせ五国回るんだし波の国に行くならそのまま水の国に行った方がいいんじゃてn…」
ヒナタ「えっと、波の国の偉い人に渡すものがあって、それをついでに渡して欲しいってことみたいだけど……」
ヒナタ「その後は波の国の連絡船で海伝いに砂まで行くことになってるから……」
ヒナタ「きっと水の国ではまだナルトくんの受け入れが終わってないんだよ」
ヒナタ「結構すごいことだと思うし……」
ヒナタ(でも確かにカカシ先生にしては少し、遠回りになるやり方な気もするけど……)
ヒナタ(ただ時間がかかるっていうか……)
ナルト「ま、いーけどね。ヒナタと一緒ならどんな旅でも楽しみだってばよ!」
ヒナタ「う、うん。私も///」
446 = 1 :
ヒナタ「なると大橋……ナルトくんと同じ名前がついてるんだね」
ナルト「そりゃそうだってばよ! なにせこの橋の名前の由来は俺なんだぜ?」
ヒナタ「そ、そうなの!?」
ナルト「おう!」
ヒナタ「す、すごい……!」
ナルト「まだ下忍になりたての頃、第七班で受けた任務でここに来て……いろいろあったってばよ」
ヒナタ「ナルトくん……?」
ナルト「少し、寄っていくところ増やしてもいいか? ヒナタ」
ヒナタ「連絡船までには時間があるから大丈夫だと思うけど……」
ナルト「じゃあとっとと郵便物を届けに行こうぜ、終わったら付き合ってくれ」
ヒナタ「うん」
447 = 1 :
ヒナタ「ナルトくん、ここは?」
ナルト「……」
ヒナタ「?」
ナルト「……ここは、俺……いや俺たちが初めて殺し合った忍が眠っている場所だ」
ヒナタ「……」
ナルト「あの時は、まだ俺は本当にどうしようもないガキだったってばよ」
ナルト「でも」
ナルト「あの任務があったから、今の俺がいる」
ナルト「白、ありがとう……」
ヒナタ「……」ペコッ
448 = 1 :
ナルト「さ、なんか美味いもんで食いにいこーぜ!」
ナルト「ここは物流の街になってるからいろいろ面白そうなもんがあるってばよ!」
ヒナタ「うん」
イナリ「あー! やっぱりナルトの兄ちゃんじゃん!」
イナリ「なに!? どうしたの!?」
ナルト「おうイナリ! 久しぶり!」
イナリ「あれ? 今日は別な女の人連れてるんだね?」
ヒナタ「……別の女の人?」ピクッ
449 = 1 :
ナルト「な、何誤解を招くようなこと言ってんだってばよ!?」
イナリ「えー、だって……」
ヒナタ「わ、私、詳しく聞きたいな……」
ナルト「ち、ちげーってばよヒナタ!」
イナリ「兄ちゃんも隅におけねーな! サクラさんだっけ?」
ヒナタ「サクラさん、か……」
ナルト「い、いやヒナタ! イナリは昔一緒の班だったこと知ってるから……」
イナリ「えー、だって兄ちゃん自分のコレだって言って……」
ナルト「だーっ! 余計なこと言うなってばよ!」ゴツン
イナリ「ってー!」
450 = 1 :
ヒナタ「……」シュン
ナルト「ヒ、ヒナタ、いや俺ってば昔サクラちゃんって言ってたことがあったから……」
ヒナタ「うん、わかってる……」
イナリ「んじゃこの人が新しい兄ちゃんの彼女?」
ナルト「そもそもサクラちゃんとは付き合ってすらいなかったっての!」
イナリ「なーんだ」
ナルト「お前な、場を混乱させるだけさせてといてその一言かってばよ!?」
イナリ「ま、当時の兄ちゃんはモテそうにないからわかっちゃいたけど」
ナルト「な、なにおう!?」
イナリ「でも今は大戦の英雄ってことで凄いよね、だから急に見知らぬ女の人が近づいて来たりするんでしょ? この人みたいに」ジロ
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