私的良スレ書庫
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元スレナルト「ヒナタと恋人になったってばよ」
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ヒナタ「あれ? お部屋綺麗だね」
ナルト「さすがにしょっちゅう汚しちゃいないって」
ヒナタ「そ、そうだよね」
ヒナタ(その方が良かった……なんて思ったら失礼だよね)
ヒナタ「そ、それじゃ台所借りるね」
ナルト「好きに使ってっくれていーってば」
ヒナタ「ありがとう」
ヒナタ「よいしょ、と」トン
ヒナタ「ん」シュルシュル
ナルト(ヒナタの料理姿……いい)
ヒナタ(まずは玉ねぎをみじん切りにして……)ザクッザクッ
ヒナタ(人参も洗ってみじん切り)ザクッザクッ
ヒナタ(この二つを油で炒めて)ジュ~
ヒナタ(よし、玉ねぎも透明になったし、一度このボウルへ入れて)
ヒナタ(今のうちに挽肉を出して……)
ヒナタ(塩コショウを)パッパッ
ヒナタ(たまごたまご……)コンコン パッ
ヒナタ(そろそろ玉ねぎと人参冷めたかな、ん、よし、混ぜよう)
ヒナタ(よいしょ、よいしょ)コネコネ
ヒナタ(……ふふ、形はこうして、えい)
ヒナタ(~♪)
ヒナタ(フライパン温めなきゃ)
ヒナタ(煙も出てきたしそろそろかな、火を止めて油をひいて)
ヒナタ(少しだけ油を拭いてから、もう一度……)ジュ~
ヒナタ(よし、焼こう)
ヒナタ(最初はちょっと強めに両面を)ジュ~
ヒナタ(ん、あとは蒸すようにして弱火で……)
ヒナタ(いまのうちソースを……)パタパタ
ナルト(……ヒナタが慌ただしく動いてる……手伝った方が、いや、でも)
ヒナタ(~♪)
ナルト(ヒナタが料理してる姿、ずっと見ていたいってばよ……)
ヒナタ「ナルトくん、お待ちどうさま、今日はハンバーグだよ」
ナルト「おお……! 美味そうだってばよ!」
ヒナタ「今日はコーンスープにしてみたの」
ナルト「コーンスープ?」
ヒナタ「あれ? 飲んだことない? お口に合えばいいんだけど……」
ナルト「大丈夫! ヒナタの料理ならなんでも美味しいってばよ!」
ヒナタ「そ、そんなこと……」
ナルト「さ、食べようぜヒナタ!」
ヒナタ「う、うん……頂きます」
ナルト「頂きます! あむあむ……もぐもぐもぐもぐ!」
ヒナタ「そんなに慌てて食べなくても」クスクス
ナルト「美味いってばよヒナタ!」
ヒナタ「ありがとう」ニコ
ナルト「おお……! 美味そうだってばよ!」
ヒナタ「今日はコーンスープにしてみたの」
ナルト「コーンスープ?」
ヒナタ「あれ? 飲んだことない? お口に合えばいいんだけど……」
ナルト「大丈夫! ヒナタの料理ならなんでも美味しいってばよ!」
ヒナタ「そ、そんなこと……」
ナルト「さ、食べようぜヒナタ!」
ヒナタ「う、うん……頂きます」
ナルト「頂きます! あむあむ……もぐもぐもぐもぐ!」
ヒナタ「そんなに慌てて食べなくても」クスクス
ナルト「美味いってばよヒナタ!」
ヒナタ「ありがとう」ニコ
ナルト(……そういえば)
ナルト(むかし、知らない人の家の中を窓から見ていて)
ナルト(お母さんがこうやって子供に料理を作って)
ナルト(笑いながら一緒に食べてるのを見た事がある……)
ナルト(あの時、俺は……)
ナルト「……」ツゥ
ヒナタ「!? ナルトくん!? どうしたの、何かハンバーグおかしかった!?」
ナルト「え?」
ヒナタ「だってナルトくん、泣いて……」
ナルト「あ……」ゴシゴシ
ナルト「なんでもないってばよ!」モグモグモグ
ナルト(あったかい……)
ナルト(誰かにこうやって作ってもらって、一緒に食べるのってこんなにいいものなんだな……)
ナルト(むかし、知らない人の家の中を窓から見ていて)
ナルト(お母さんがこうやって子供に料理を作って)
ナルト(笑いながら一緒に食べてるのを見た事がある……)
ナルト(あの時、俺は……)
ナルト「……」ツゥ
ヒナタ「!? ナルトくん!? どうしたの、何かハンバーグおかしかった!?」
ナルト「え?」
ヒナタ「だってナルトくん、泣いて……」
ナルト「あ……」ゴシゴシ
ナルト「なんでもないってばよ!」モグモグモグ
ナルト(あったかい……)
ナルト(誰かにこうやって作ってもらって、一緒に食べるのってこんなにいいものなんだな……)
ナルト「ごちそうさま、ヒナタ、すっごく美味しかったってばよ。なんでかハンバーグがトゲトゲの形してたけど」
ヒナタ「おそまつさま。良かった、ナルトくんの口にあって」
ナルト「片づけは俺がやるってば」
ヒナタ「え? いいよそんなの」
ナルト「いいからヒナタは座っててくれ」ニコ
ヒナタ「っ! う、うん」
ヒナタ(ナルトくんの笑顔……)
ヒナタ(なんだか、今までで一番優しい……暖かい感じがした気がする)
ヒナタ(ん? これは)ジャララ
ナルト「あ、それは置いといてくれ。この後忍具の手入れをしようと思ってたんだってばよ」
ヒナタ「おそまつさま。良かった、ナルトくんの口にあって」
ナルト「片づけは俺がやるってば」
ヒナタ「え? いいよそんなの」
ナルト「いいからヒナタは座っててくれ」ニコ
ヒナタ「っ! う、うん」
ヒナタ(ナルトくんの笑顔……)
ヒナタ(なんだか、今までで一番優しい……暖かい感じがした気がする)
ヒナタ(ん? これは)ジャララ
ナルト「あ、それは置いといてくれ。この後忍具の手入れをしようと思ってたんだってばよ」
ヒナタ「……手伝おうか?」
ナルト「いーっていーって。一流の忍になるにはそういうことも自分で出来ないとだってばよ」
ヒナタ(ナルトくん、昔からこうやって忍具の手入れはかかさないんだね……ナルトくんもやっぱり努力の人なんだ)
ナルト「うし、手入れ……っと、先にヒナタ送っていくか」
ヒナタ「え?」
ナルト「これから忍具の手入れするし、見ていてもつまらないってばよ?」
ナルト「だから今日は早めに……」
ヒナタ「み、見てちゃだめかな」
ナルト「? 構わないけど面白いものじゃないってば。見ててもヒナタは退屈しちゃうってばよ?」
ヒナタ「いいの」
ナルト「なら構わねーけど」
ナルト「いーっていーって。一流の忍になるにはそういうことも自分で出来ないとだってばよ」
ヒナタ(ナルトくん、昔からこうやって忍具の手入れはかかさないんだね……ナルトくんもやっぱり努力の人なんだ)
ナルト「うし、手入れ……っと、先にヒナタ送っていくか」
ヒナタ「え?」
ナルト「これから忍具の手入れするし、見ていてもつまらないってばよ?」
ナルト「だから今日は早めに……」
ヒナタ「み、見てちゃだめかな」
ナルト「? 構わないけど面白いものじゃないってば。見ててもヒナタは退屈しちゃうってばよ?」
ヒナタ「いいの」
ナルト「なら構わねーけど」
ナルト(クナイをこの布で磨いて……)キュッキュッ
ナルト(む、未使用だけどこのクナイは先っぽが欠けているってば)
ナルト(これは交換だな)
ナルト(えーと数は……)
ヒナタ(ナルトくんが真剣に手入れしてる……)
ヒナタ(ナルトくんの真面目な顔、恰好いいなあ)
ナルト「手裏剣はちょっと数が少ないってばよ、今度買い足さないと」
ヒナタ「あ、それなら、一緒にいかない? 私も丁度買い足したくて」
ナルト「そうなのか? じゃあ行くってばよ」
ヒナタ「うん」
ヒナタ(あ、あれ? これってもしかしてデートの約束しちゃった、のかな)
ヒナタ(はわわわわ///)
ナルト「……」キュッキュッ
ヒナタ(それにしても)
ヒナタ「すっごく丁寧に磨くんだね」
ナルト「俺ってば落ちこぼれだったからさ、忍具とか、そういうのはきちんとしてたってばよ」
ナルト「アカデミーにいたころイルカ先生が言ってたんだ。一流の忍は忍具からだって」
ナルト「それからずっと日課みたいなもんだってばよ」
ヒナタ「へえ」
ナルト「うし」
ヒナタ(ナルトくん……恰好いい)
ナルト「ごめんなヒナタ、つまらなかっただろ」
ヒナタ「ううん、ナルトくんが手入れしている姿、とても恰好よかったよ」
ナルト「ええ? そうか?」
ナルト「自分で言うのもなんだけど、こういうのは地味な姿だってばよ」
ヒナタ「そんなことない」
ヒナタ「いつものナルトくんの動きや、子供の頃から夢を口にし続けてきた姿勢は、きっとこういうところからも来てるんだって思えたから」
ナルト「そ、それは考えすぎだってばよ。俺ってば、子供の頃はただ見返したかっただけで」
ヒナタ「そのための努力する姿は、とても恰好いいよナルトくん」
ナルト「……今日のヒナタは随分ストレートだってばよ」
ヒナタ「へ? あ、わ、わたし……!」
ヒナタ「///」
ナルト(無自覚だったのか……余計にこっちも恥ずかしい///)
ナルト「さ、今度こそ今日も送っていくってばよ」
ヒナタ「う、うん」
ナルト(あ、そういえば)
『ナルト、女の子なんて大切にされることが本当に嬉しいものなんだから』
『あんたに乙女心を完全に理解しろなんて無茶言わないけど、せめて手を繋いだり頻繁にハグしたりはしなさいな』
『アンタが相手なら喜ぶわよ、多分ね』
ナルト「……」
ヒナタ「?」
ナルト「……」テクテク
ヒナタ「……」チラ
ナルト(……今日まで気付かなかったけど、ヒナタって俺の手をチラチラ見てる……)
ナルト(そう言えばこの前帰る時手がどうのって……)
ナルト(……)
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「な、なに?」
ナルト「い、嫌だったら言ってくれってばよ」
ヒナタ「?」
ナルト「……」ギュ
ヒナタ「」
ヒナタ「……」チラ
ナルト(……今日まで気付かなかったけど、ヒナタって俺の手をチラチラ見てる……)
ナルト(そう言えばこの前帰る時手がどうのって……)
ナルト(……)
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「な、なに?」
ナルト「い、嫌だったら言ってくれってばよ」
ヒナタ「?」
ナルト「……」ギュ
ヒナタ「」
ヒナタ(ナ、ナルトくんが手を繋いでくれた……!)
ヒナタ(ナルトくんの手……あたたかい)
ナルト(い、嫌がってはいない……?)
ヒナタ「い、嫌じゃないよ」ギュ
ナルト「! そ、そっか」
ヒナタ(……夢が一つ、叶っちゃった……)
ヒナタ(ナルトくんとこうして、手を繋いで歩く)
ヒナタ(とても小さいことかもしれないけど、私はそれが夢の一つだった)
ヒナタ(ありがとう、ナルトくん)ギュ
──日向家──
ナルト「そ、それじゃまた」
ヒナタ「う、うん……」
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト「あの」
ヒナタ「え」
ナルト「手を離さないと帰れないってばよ」
ヒナタ「あ、ご、ごごごめんなさい!」パッ
壁┃コソッ
ハナビ(なんだ、そういうことか)
/|
ト 、 |\/ !ノ!
| ` '──--,
ヽ ̄ /
/ く
\ \
〉 ヽ⌒ まっすぐヒナタへの想いは曲げねえ
厶イ /__ __、 i} それが俺の忍道だってばよ
从リ/ニニ〔三〕二ニ彡ヽノ
ゝ、! {::ハ:} /
/イ l::Y/ /
}八 〉〈 ,ヘ从 おやすみ
{ニニV:::::ハノニニ}
∠ニニ/:::/:::|ニニ二\
-=ニニ二/::::/:::/ニニニニニ=-
-=ニニニニニ/:::;/:::/ニニニニニニニ=-
∧ニニニ二二/::; イ:::/ニニニニニニニニニ=-
/ニ!ニニニニ/::/=!::/ニニニニニニニlニニニニ‘,
. ∧ニlニニ二二/::/=/:/二二二ニニニニlニニニニl
ハ }ニ!ニニニ/::/=/:/ ___ `ヽ二二ニニ|二ニ/ニニ|
,'ノノ二=!ニニ/::/=/::// ___ Y マ二ニニiニ/ニニニ| ナルト上手く再現できなくてごめん
iノニニヽニ/:://∠! ( ` ノ lニ二二|/ニニニニ!
!ニニ二二У::/::/ ゝ、 `¨´ ノ `Yニニニニ二|
. i!ニニニィ/::// `¨¨¨¨´ |ニニニニニ!
iニニ/::/::/ |ニニニニニ|
. l二/ ::::/::/! |ニニニニニ〈
iニ/:::/:∠=〉 iニニニニニニ〉
!/:/:∠二/ |ニニニ二二{
/:∠ニニ/ マニニニニニヽ
. /:/ニニニ/ \ マニニニニ二i
´:/::/ニニニ〈 \ マニニニニニ|
´/:::/ニニニニヽ > ── マニニニニニi
/:::∧ニニニニ二>──--、 ´ >ニニ二二i
:::/ ` ̄ ̄ / o /ハ ________∠二マニニ二二〉
/ ∧____〃 }ニニニニニニニニノ マニニニ/
/ ` ̄ ̄ ̄ ´ } ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||二/
. { } ||/
こんな時間にブラックコーヒー飲んだら眠れなくなるじゃないか!ガブガブ
忍具なんて風チャクラ纏わせとけば良いってばよ
影分身の手裏剣使えばなくならないってばよ
影分身の手裏剣使えばなくならないってばよ
──翌日──
ヒナタ(昨日は嬉しかったな)
ヒナタ(ナルトくん、また、手を繋いでくれないかな)
ヒナタ(あ)
服屋店員「さあいらっしゃい! 新作出てるよー!」
ヒナタ(服、か……私服可愛いの増やしてみようかな)
服屋店員「御嬢さんどうだい? 新しい水着も入ってるよー!」
ヒナタ「水着……」
ヒナタ(ナルトくんと泳ぎにとか……いいかも)
ヒナタ(あ、でもだめだ。せめてあと2キロ、ううん3キロ痩せてからにしよう)
ヒナタ「ごめんなさい、また来ます」
服屋店員「よろしくー!」
ヒナタ(あんまり毎日お邪魔したら迷惑かな)
ヒナタ(どうしよう)
ナルト「……」フラフラ
ヒナタ「あれ? ナルトくん」
ナルト「あ、ヒナタ、良かった、会えたってばよ」
ヒナタ「ど、どうしたの!? 顔色悪いよ!?」
ナルト「俺ってば影分身だから大丈夫。実は俺風邪引いちゃったみたいだからさ、しばらくウチには来ない方がいいって伝えたくて。うつると悪いし。ゲホッゴホッ」
ナルト「ヒナタのことだから今日も来てくれるだろうと思って、食品街探してみて良かったってばよ」
ヒナタ「! た、大変!」
ナルト「だからいいって。俺ってば、こういう時一人でいるのもう慣れっこだってばよ、げほっごほっ」
ナルト「それじゃ……」ボンッ
ヒナタ「……ナルトくん!」ダッ
ヒナタ(ナルトくんすっごく辛そうだった)
ヒナタ(それに……)
『だからいいって。俺ってば、こういう時一人でいるのもう慣れっこだってばよ、げほっごほっ』
ヒナタ(一人でいるのが慣れっこなんて……!)ギュ
ヒナタ(そんなの)ダッ
ヒナタ(悲し過ぎるよ!)
ヒナタ(嫌がられても、怒られてもいい)
ヒナタ(私は、ナルトくんの孤独を癒したい)
ヒナタ(私を、そこから救ってくれたように……)
ヒナタ(待ってて、ナルトくん!)
ヒナタ「はぁ、はぁ……」
ヒナタ「ナルトくん! ナルトくん!」ドンドン
シーン
ヒナタ(眠ってるの?)
「……ぅぅ」
ヒナタ(うめき声!?)
ヒナタ(ごめんナルトくん!)
ヒナタ「はぁぁぁあ! 八卦空掌!」ドゴォ! →ドア
ヒナタ「ナルトくん!」
ナルト「……うぅ」
ヒナタ「! 酷い汗、それに呼吸も荒い……!」
ナルト(苦しい……)
ナルト(痛い……)
ナルト(辛い……)
ナルト(……)
──痛いか?
ナルト(なんだってばよ?)
──お前も、痛みを知れ
ナルト(なんだって……?)
──お前も、痛みを
ナルト(あ、れ……これ)
ペイン『痛みを知れ』
ナルト「ペイン? 長門……?」
ヒナタ『私は、ナルトくんが大好きだから』
ナルト「え……」
ナルト(俺が、掴まってる? く、両手が、地面に縫い付けられて……!)
ナルト(なんだってばよこれ!?)
ナルト「っ」
ナルト(体中に芯が刺さって、動けねえ……!)
ヒナタ『はぁぁぁっ!』
ヒナタ『うあっ!』
ナルト「!」
ナルト「よせ、ヒナタ! 戦う必要なんかねーんだってば!」
ナルト「お前も! どういうつもりだってばよ!」
ヒナタ『ナルトくんは、わたしが助ける』
ナルト「いいから! 戦わなくてもいいだってば!」
ナルト「お前も! もうこんなことする必要はないはずだろ!」
ペイン『……』スッ つ棒
ナルト「おい、なんでそんなモノ取り出してんだってばよ……おい!」
ペイン『神羅天征』
ペイン『万象天引』
ヒナタ『あうっ』ドガァ
ヒナタ『くぅぅああああああっ!』グググッ
ペイン『……』スッ
ヒナタ『真っ直ぐ、自分の言葉は曲げない、それが私の──』
ナルト「止めろォ!」
ペイン「……」
────グサッ
ナルト「いいから! 戦わなくてもいいだってば!」
ナルト「お前も! もうこんなことする必要はないはずだろ!」
ペイン『……』スッ つ棒
ナルト「おい、なんでそんなモノ取り出してんだってばよ……おい!」
ペイン『神羅天征』
ペイン『万象天引』
ヒナタ『あうっ』ドガァ
ヒナタ『くぅぅああああああっ!』グググッ
ペイン『……』スッ
ヒナタ『真っ直ぐ、自分の言葉は曲げない、それが私の──』
ナルト「止めろォ!」
ペイン「……」
────グサッ
────────────────────────────────────
ナルト「ヒナタァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
────────────────────────────────────
ナルト「ハッ!?」
ナルト「ハァ、ハァ……今の、は」
ヒナタ「あ、ナルトくん目が覚めた?」
ナルト「!」
ナルト「ヒナタ!」ギュッ
ヒナタ「え? え?」
ナルト「死ぬなヒナタ!」
ヒナタ「ふぇ?」
ナルト「ぅぅぅぅぅうう!」ギュウ
ヒナタ「ちょ、な、な、ナルトくぅん……///」
───────────
───────
───
ナルト「わりぃ、ヒナタ……」
ヒナタ「う、ううん気にしてないから。私の方こそ、ごめんなさい」
ナルト「あ、ああ」チラ
→ドアだったもの
ナルト「ま、まあいいってばよ」
ナルト「げほっ、ごほっ!」
ヒナタ「! 無理しないで横になってて」
ヒナタ「今冷やしたタオルを」
ナルト「あ……」
ナルト(冷たくて、気持ちいい……)
ナルト「来るなって言ったのに……うつってもしらねーぞ」
ヒナタ「いいよ。ナルトくんの風邪なら」
ナルト「……」
ヒナタ「それに、一人でいるのが慣れっこなんて、ナルトくんにはもう言わせたくないから」
ナルト「!」
ヒナタ「ご飯は食べた?」
ナルト「え? カップラーメンなら……」
ヒナタ「だ、だめだよ! そんな体調悪い時に消化の悪いもの! 今おかゆ作るから待ってて!」パタパタ
ナルト「……」
ナルト(なんだろう……胸のあたりが、熱い)
ナルト(頭がボーッとして、喉が痛くて、怠いのに……胸のあたりがジワッと暖かい……)
ナルト(ヒナタ……)
ヒナタ「はい、ナルトくん出来たよ。起き上がれる?」
ナルト「あ、ああ」プルプル
ヒナタ「相当辛そうだね、食べられる?」
ナルト「だ、大丈夫……あ」ポトッ
ナルト「わ、わるい……」
ヒナタ「ううん、しょうがないよ。私が食べさせてあげる」
ナルト「え、いやそれは」
ヒナタ「だめ、ナルトくんはすぐ無茶するんだから」
ヒナタ「ふぅーっ、ふぅーっ、はい、口開けて」
ナルト(うぁ///)
ナルト「あ、あむ」ハムハム
ナルト「……うまい」
ヒナタ「食べられる分だけでも食べてからゆっくり眠って、ね?」
ナルト「ああ、サンキュ」
ヒナタ「それじゃはい、つぎ」
ナルト「や、やっぱ自分で食べる……」
ヒナタ「さっきから頭がフラフラしてるよナルトくん、無理しないで」
ヒナタ「ふぅーっ、ふぅーっ。はい、あーん」
ナルト(やばい、熱できっと俺おかしkなってるんだ……)
ナルト(じゃあこれも夢? 夢ならいいか……?)
ナルト「……あむ」モムモム
ヒナタ「ふふ」ニコ
ナルト(夢サイコーだってばよ……)
ヒナタ「はい、よく出来ました」
ナルト「……げほっごほっ」
ナルト(やっぱ夢じゃない……)
ヒナタ「それじゃナルトくんはお薬飲んで横になって」
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「?」
ナルト「ありがとう」
ヒナタ「え? そんな」
ナルト「でも」
ナルト「速く帰るってばよ」
ヒナタ「!」
ヒナタ「どうしてそんなこと……」
ナルト「俺ってばこんなに酷い風邪をひいたのなんて初めてだってば」
ナルト「こんな風邪を、ヒナタにうつしたくない」
ヒナタ「……」
ナルト「今日のことはありがたかったけど、ヒナタは今ここにいるべきじゃないってばよ」
ナルト「俺なら一人でも大丈夫だから」
ヒナタ「…………嫌」
ナルト「今日は帰って……え?」
ヒナタ「今日は私、帰らない」
ナルト「!? ヒ、ヒナタ?」
ヒナタ「ナルトくんが治るまで、私は帰らない」
ナルト「な、何言ってんだってばよヒナタ! げほっごほっ!」
ヒナタ「はい、ナルトくんは寝ていて! 病人なんだから!」
ナルト「そ、その前にヒナタ! お前……」
ヒナタ「真っ直ぐ、自分の言葉は曲げない……」
ナルト「!」
ヒナタ「私は、ナルトくんを独りになんかできない」
ヒナタ「ナルトくんが辛いなら、一緒にいたい」
ナルト「それとこれとは……げほっごほっ!」
ヒナタ「とにかく! 私はナルトくんが治るまで帰らないから!」
ヒナタ「どうしても私に帰って欲しいなら、速く治すことを優先して」
ナルト「あ~もう! どうなってもしらないってばよ!」
ヒナタ「うん」
ヒナタ(ナルトくんの風邪ならうつってもいいもの)
───────────
───────
───
ナルト「うぅ」
ヒナタ「……」チャプ
ヒナタ(タオルを何度も変えてるけど、熱が下がらない……)
ヒナタ(お薬がまだ効いてないのかな)
ナルト「げほっ、ごほっ!」
ナルト「ぅあ~~」
ヒナタ(とても辛そう……代われるものなら代わってあげたい)
ナルト「うぅ、汗で気持ちわりーってば」
ナルト「風呂入りてえ……」
ヒナタ「あ、体拭こうか?」
ナルト「……頼んでもいいか」
ヒナタ「任せて」
ヒナタ「よいしょ、と」
ナルト「悪い」ググッ
ヒナタ「ううん、気にしないで」
ヒナタ「じゃあ上着脱がすね」
ナルト「ああ……」サッサッ
ヒナタ「よいしょ、次は手を上に」
ナルト「こう、か」
ヒナタ「うん」
ヒナタ「それじゃ拭くね」
ヒナタ(ナルトくんの身体……酷い汗)
ヒナタ(それに、大きい……男の人の背中ってなんかドキドキする)
ヒナタ(いけない、速く拭かないと)
ナルト「ヒナタ」
ヒナタ「なに?」
ナルト「さっきはすまねえ」
ヒナタ「?」
ナルト「帰れって言ったこと」
ヒナタ「ああ……」
ナルト「でも本当に」
ヒナタ「分かってるから、何も言わないでナルトくん」
ナルト「……」
ヒナタ(背中の次は腕)フキフキ
ナルト「……」
ヒナタ(次は反対)フキフキ
ナルト「……」
ヒナタ(しょ、正面……///)フキフキ
ナルト「……サンキュ、ヒナタ」
ヒナタ「う、うん……」
ナルト「少し、楽になったってばよ」
ヒナタ「あ、それじゃ……」チラ
ナルト「???」
ヒナタ「し、下は?」
ナルト「!? し、下はいーってばよ!」
ヒナタ「そ、そっか」
ナルト「それじゃ俺ってば眠るから、ヒナタは気にせず帰ってもいーかんな」
ヒナタ「言ったでしょ、治るまで帰らないから」
ナルト「……ウチのものは好きに使っていーってばよ」
ヒナタ「うん、ありがとう」
ナルト(……それはこっちの台詞だってば)
ナルト「……」
ナルト「……すぅ」
ヒナタ(少しだけ安定してきたかな)
ナルト「っ、うぅ……!」
ヒナタ(だめだ、熱はあまり下がっていないし、ナルトくんが眠るとどうも悪い夢を見ちゃうみたい)
ヒナタ(ナルトくん……!)ギュ
ヒナタ(私はこんなことしかできないけど)
ヒナタ(ここで手を握ることしかできないけど)
ヒナタ(あなたはもう一人じゃないから)
ヒナタ(だから)ギュ
ナルト「うぅ……う」
ナルト「……すぅ」
ナルト「……くっ、うあああああっ!」
ヒナタ「ナルトくん!?」
ナルト「うああああああっ!」
ヒナタ(嫌な夢でも見ているの?)
ヒナタ「ナルトくん、ナルトくん!」
ネジ『お前の命は一つじゃない』
ネジ『ヒナタ様はお前のためなら死ぬ』
ネジ『俺もその一つに入っていたようだ』
ナルト「ネジ! なんでお前……!」
──────
ナルト「我愛羅が、死んだ?」
ナルト「三代目のじっちゃんが、死んだ?」
ナルト「エロ仙人が、死んだ?」
ナルト「みんな、死んでいく……!」
ナルト「うわあああああああああ!!!!!!」
────────────────────────────────────
ヒナタ「ナルトくん!」
────────────────────────────────────
,,. _,,,;;ァ
,__,-;;;! __,-';;;;;;/
___、,--';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
_,-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;′ __,
_, ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ ._ -,;,;′
_,,-′;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/′
_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
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|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,___ そろそろ俺のDEBANもあるらしい。
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ノ′ ナルトには幸せになって欲しいが、フン。
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ 腑抜けやがってあのウスラトンカチ。
|;;;;;;;;;;;;;|' "-'''"|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
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|l |;;;;;;;;|./ |,! |;;;;;;||;;;;;;;;;;;|/ |;;;;/.-、_ ,-':;;;;;|
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|;;;;;;;;ヽ .|;;;||;;;;;;;;;;| '、;、-',;;;;;;;;;;;;;;;;;|
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※今回の話でおかしな点があります、それが今後の話に繋がってきます。
わかるかな?
乙
ヒアシ様の八卦空掌でなくて助かったな、ナルト
ヒアシ様なら今頃ナルト家から半径数kmは消し飛んでる
ヒアシ様の八卦空掌でなくて助かったな、ナルト
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