私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
反対側の渡り廊下は普通に通る事ができた。後は階段を降りて外に出るだけだ。
八幡「……結局、七不思議のうち五個も体験しちまったな」テクテク
川崎「そうだね」テクテク
これはなかなか貴重な経験なのではないだろうか。こんな超常現象なんて滅多にお目にかかれない。
八幡「怖かったけどさ、何だかんだ楽しかったよ」
川崎「……あたしも……かな」
嘘つけ。泣くほど怖がってたじゃないか。
八幡「早く帰って寝たいわ」
そこを曲がれば下駄箱が見える。ようやく帰れると思うと、ほっとする。
八幡「……結局、七不思議のうち五個も体験しちまったな」テクテク
川崎「そうだね」テクテク
これはなかなか貴重な経験なのではないだろうか。こんな超常現象なんて滅多にお目にかかれない。
八幡「怖かったけどさ、何だかんだ楽しかったよ」
川崎「……あたしも……かな」
嘘つけ。泣くほど怖がってたじゃないか。
八幡「早く帰って寝たいわ」
そこを曲がれば下駄箱が見える。ようやく帰れると思うと、ほっとする。
八幡「……!?」
それを見て思わず俺は言葉を失った。
最後の最後で、何だ、これは。
下駄箱へ向かう道が、机で出来たバリケードのような物で塞がれていた。しかも軽く五十個はあって、強く固定してある。ちょっとやそっとじゃ、動かない。
八幡「これじゃ……、帰れねぇじゃねぇか……!」
八幡「川崎……どうす――」
川崎「比企谷」
八幡「!?」
その声は、確かに川崎沙希のものだ。
しかし、なぜだろうか。それは違う誰かの声に聞こえた。
それを見て思わず俺は言葉を失った。
最後の最後で、何だ、これは。
下駄箱へ向かう道が、机で出来たバリケードのような物で塞がれていた。しかも軽く五十個はあって、強く固定してある。ちょっとやそっとじゃ、動かない。
八幡「これじゃ……、帰れねぇじゃねぇか……!」
八幡「川崎……どうす――」
川崎「比企谷」
八幡「!?」
その声は、確かに川崎沙希のものだ。
しかし、なぜだろうか。それは違う誰かの声に聞こえた。
川崎「あたしね、あんたの事が好きなんだ」
八幡「……はぁっ!?」
川崎「だからね、あんたと、ずっと一緒にいたいんだ」
八幡「いきなり何を言ってんだ? あれか、罰ゲームか? 三浦あたりにでも命令されたのか?」
川崎「罰ゲームでも何でもないよ。今のは、あたしの本心」
八幡「だからって、いきなりなんだよ!?」
川崎「……うちの学校の、七不思議。七つ目を知ってる?」
八幡「……知らねぇよ」
まさか……。
八幡「……はぁっ!?」
川崎「だからね、あんたと、ずっと一緒にいたいんだ」
八幡「いきなり何を言ってんだ? あれか、罰ゲームか? 三浦あたりにでも命令されたのか?」
川崎「罰ゲームでも何でもないよ。今のは、あたしの本心」
八幡「だからって、いきなりなんだよ!?」
川崎「……うちの学校の、七不思議。七つ目を知ってる?」
八幡「……知らねぇよ」
まさか……。
ぼっちの優れている点は、危機察知能力にある。味方がいないからこそ、自分でそれを判断しなければならないからだ。
俺は、今までこれほどまでに危険だと感じた事はない。
ぼっちセンサー(対危険用)の針は振り切った。
それを感じるやいなや、俺は走り出した。
川崎「ふふふ、逃がさないよ」ニヤッ
しかしそれが通用するのは、あくまでも現実的な状況においてのみである。
超常現象の前で、ぼっちは、無力だ。
次の瞬間、あらゆる壁という壁から、白い手が飛び出した。
俺は、今までこれほどまでに危険だと感じた事はない。
ぼっちセンサー(対危険用)の針は振り切った。
それを感じるやいなや、俺は走り出した。
川崎「ふふふ、逃がさないよ」ニヤッ
しかしそれが通用するのは、あくまでも現実的な状況においてのみである。
超常現象の前で、ぼっちは、無力だ。
次の瞬間、あらゆる壁という壁から、白い手が飛び出した。
白、白、白、白、白、白。
視界が全て『白』で覆われた。全身の圧迫感のせいで、呼吸がしづらい。
八幡「なん……だ……これ……」
視界の『白』が消えてようやく周りを見渡すと、何十本もの手が俺の体を机のバリケードに押し付けていた。
川崎「比企谷、あたしがね、七つ目なんだ」
八幡「なに……言って……」
川崎「七不思議の最後はね」
川崎「いないはずの人間が、校内にいる」
川崎「それもずっと、ね」
視界が全て『白』で覆われた。全身の圧迫感のせいで、呼吸がしづらい。
八幡「なん……だ……これ……」
視界の『白』が消えてようやく周りを見渡すと、何十本もの手が俺の体を机のバリケードに押し付けていた。
川崎「比企谷、あたしがね、七つ目なんだ」
八幡「なに……言って……」
川崎「七不思議の最後はね」
川崎「いないはずの人間が、校内にいる」
川崎「それもずっと、ね」
八幡「だから……ふざけてんじゃねぇって……」グッ
川崎「あたしね、ここに何十年もいたけど、告白なんて初めてだった」
川崎「だからね、あんたの事が好きになっちゃったんだ」
八幡「……!」
八幡『愛してるぜ川崎!』
だから川崎は今日、こんな時間に俺を――。
八幡「ぐ……っ、あ……っ!」
全身を締め付ける力が次第に強くなり、もう呼吸も、できない。
川崎「だから、あたしと――」
ズットイッショニイヨウ?
六、七つ全てを知ってはいけない。
川崎「あたしね、ここに何十年もいたけど、告白なんて初めてだった」
川崎「だからね、あんたの事が好きになっちゃったんだ」
八幡「……!」
八幡『愛してるぜ川崎!』
だから川崎は今日、こんな時間に俺を――。
八幡「ぐ……っ、あ……っ!」
全身を締め付ける力が次第に強くなり、もう呼吸も、できない。
川崎「だから、あたしと――」
ズットイッショニイヨウ?
六、七つ全てを知ってはいけない。
『……次のニュースです。先日未明から行方がわからなくなっている……』
平塚「…………」ガクガク
平塚「比企谷が……比企谷が……っ」
私は、あの時見てしまった。あの子が、川崎沙希が、比企谷を……。
ブーブー
平塚「!!」
突然携帯が鳴る。メールのようだ。
その送り主は――
『From:比企谷八幡』
平塚「…………」ガクガク
平塚「比企谷が……比企谷が……っ」
私は、あの時見てしまった。あの子が、川崎沙希が、比企谷を……。
ブーブー
平塚「!!」
突然携帯が鳴る。メールのようだ。
その送り主は――
『From:比企谷八幡』
ガチャッ
そこは学校の屋上。比企谷はここに来るようにメールをしてきた。どうにも戻れない理由があるらしい。
しかし、そこには誰もいない。
――刹那、全身に悪寒が走る。
「先生も――」
ナナツスベテ
声が聞こえた瞬間、世界は、『白』になった。
『白』
世にも
奇妙
な物語
そこは学校の屋上。比企谷はここに来るようにメールをしてきた。どうにも戻れない理由があるらしい。
しかし、そこには誰もいない。
――刹那、全身に悪寒が走る。
「先生も――」
ナナツスベテ
声が聞こえた瞬間、世界は、『白』になった。
『白』
世にも
奇妙
な物語
テッテッテレレーテレレーテレレー
テッテッテレレーテーンテレーン
タモリ「『白』という色には、多くの意味があります」
タモリ「『純粋』、『善』、『純潔』、『無実』」
タモリ「このように、プラスの意味ばかりだと思われがちですが」
タモリ「逆に『無』、『消滅』」
タモリ「『白々しい』など、マイナスの意味も持っています」
タモリ「どんなものにも、表と裏があるものですねぇ」
テレレッテッテレレーテッテッ
テレテッテッテッテッテレレレレーレー
テッテッテレレーテレレーテレレ
テーンテレレレレレン
テッテッテレレーテーンテレーン
タモリ「『白』という色には、多くの意味があります」
タモリ「『純粋』、『善』、『純潔』、『無実』」
タモリ「このように、プラスの意味ばかりだと思われがちですが」
タモリ「逆に『無』、『消滅』」
タモリ「『白々しい』など、マイナスの意味も持っています」
タモリ「どんなものにも、表と裏があるものですねぇ」
テレレッテッテレレーテッテッ
テレテッテッテッテッテレレレレーレー
テッテッテレレーテレレーテレレ
テーンテレレレレレン
乙!
つーか先生あーた七不思議のいくつか担当してはりましたよねww
つーか先生あーた七不思議のいくつか担当してはりましたよねww
終わりです。
川なんとかさんは本当に最後までキャラ掴めなかった……。
怪談と言われ、ホラーと何が違うのかいろいろ調べてみましたが、結局よくわかりませんでした。正直ギャグ書こうとした方が怖いんじゃないかと思います。材木座のはどっちもギャグやろうと思った結果なので(笑)
スレの残りが少なくてちょっと不安なので、次の話(今度こそラストにしたい)は別のスレでやりたいのですが、いいでしょうか?
>>862
自分も書いてからそれ思いました(笑)
川なんとかさんは本当に最後までキャラ掴めなかった……。
怪談と言われ、ホラーと何が違うのかいろいろ調べてみましたが、結局よくわかりませんでした。正直ギャグ書こうとした方が怖いんじゃないかと思います。材木座のはどっちもギャグやろうと思った結果なので(笑)
スレの残りが少なくてちょっと不安なので、次の話(今度こそラストにしたい)は別のスレでやりたいのですが、いいでしょうか?
>>862
自分も書いてからそれ思いました(笑)
それともう一言だけ。
支援レスしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
とりあえず、今日はもう寝ます。
おやすみなさい。
支援レスしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
とりあえず、今日はもう寝ます。
おやすみなさい。
こんばんは。作者です。
次スレ建てようと思ったら、例のごとく規制で建てられなかったので、誰か代わりに建てて下さると嬉しいです。
でも重複すると他の人にも迷惑がかかっちゃいますので、建てて下さる方はこのレスの下にレスして、それから建てて下さい。お願いします。
スレタイは
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
これが長くて無理なら
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編!」
それでも無理なら
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」特別編
で、お願いします。
あと本文は、なしでいいです。
次スレ建てようと思ったら、例のごとく規制で建てられなかったので、誰か代わりに建てて下さると嬉しいです。
でも重複すると他の人にも迷惑がかかっちゃいますので、建てて下さる方はこのレスの下にレスして、それから建てて下さい。お願いします。
スレタイは
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
これが長くて無理なら
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編!」
それでも無理なら
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」特別編
で、お願いします。
あと本文は、なしでいいです。
八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410267660/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410267660/
続きは次スレにて書きますので、こちらはHTML化依頼に出そうと思います。
ありがとうございました。
次スレでもよろしくです!
ありがとうございました。
次スレでもよろしくです!
一から読んだけど面白い
どの話もゾクッとして好きだわ
次でラストと言わず思いつく限り続けてほしい
どの話もゾクッとして好きだわ
次でラストと言わず思いつく限り続けてほしい
類似してるかもしれないスレッド
- 八幡「やはり後輩と身体を重ねるのは間違っている」 (340) - [63%] - 2015/3/2 9:15 ★
- 八幡「やはり俺が三浦優美子と再会するのは間違っている」 (410) - [63%] - 2016/2/16 10:30 ★★
- 八幡「やはり俺の三学期はまちがっている」 (130) - [62%] - 2014/9/8 3:45 ★
- 八幡「やはり俺たちの貞操観念はまちがっている」 (178) - [60%] - 2016/2/4 6:00 ☆
- 八幡「やはりYutaの描くラブコメはまちがっている」 (167) - [57%] - 2018/7/3 23:30 ☆
- 八幡「やはり俺の戸塚との青春ラブコメはまちがっている」 (138) - [56%] - 2014/3/2 6:15 ☆
- 比企谷「やはり俺の脳内選択肢は間違っている」 (302) - [56%] - 2014/7/20 3:15 ★★
- 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」 (1001) - [52%] - 2013/8/22 2:45 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について