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元スレ八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている」
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川なんとかさんのキャラがつかめない……難しい。
>>753
指摘サンクスです。初っ端からミスるとは……。
八幡「ああ、本当にな。こんな真夜中に人を呼ぶなんてまともなやつがする事じゃない」
川崎「それでも取りに行かないといけないから、あのプリント」
八幡「なんの話だ?」
川崎「わかんないの? あの数学のプリントだよ」
八幡「あーそんなのあったな」
何か絶対出さないと進級に関わるとか言ってたな。一枚のプリントにそこまでかけるか、普通?
川崎「今さっき気づいてね、誰か一緒に行く相手を探してたんだ」
八幡「それで、俺が選ばれたと」
川崎「あんたどうせ暇でしょ?」
八幡「……否定はできないな」
>>753
指摘サンクスです。初っ端からミスるとは……。
八幡「ああ、本当にな。こんな真夜中に人を呼ぶなんてまともなやつがする事じゃない」
川崎「それでも取りに行かないといけないから、あのプリント」
八幡「なんの話だ?」
川崎「わかんないの? あの数学のプリントだよ」
八幡「あーそんなのあったな」
何か絶対出さないと進級に関わるとか言ってたな。一枚のプリントにそこまでかけるか、普通?
川崎「今さっき気づいてね、誰か一緒に行く相手を探してたんだ」
八幡「それで、俺が選ばれたと」
川崎「あんたどうせ暇でしょ?」
八幡「……否定はできないな」
川崎「それに、あんたなら呼んでも申し訳ないとか思わないし」
八幡「酷いな、借りがなかったら帰ってるところだ」
文化祭の時と、生徒会選挙の時。川崎には二度も世話になっている。だから、こんな非常識な頼みも断れなかった。
八幡「てか、お前の弟に頼めばよかったんじゃないか?」
何だっけ、名前。川崎大臣? 絶対投票しねぇ。
川崎「大志は受験生だから。今の時期に迷惑かけらんないし」
八幡「このブラコンめ」
川崎「うるさい、シスコン」
八幡「……不毛だな、とりあえずさっさと取るもん取って帰ろうぜ」
川崎「う、うん」
八幡「酷いな、借りがなかったら帰ってるところだ」
文化祭の時と、生徒会選挙の時。川崎には二度も世話になっている。だから、こんな非常識な頼みも断れなかった。
八幡「てか、お前の弟に頼めばよかったんじゃないか?」
何だっけ、名前。川崎大臣? 絶対投票しねぇ。
川崎「大志は受験生だから。今の時期に迷惑かけらんないし」
八幡「このブラコンめ」
川崎「うるさい、シスコン」
八幡「……不毛だな、とりあえずさっさと取るもん取って帰ろうぜ」
川崎「う、うん」
八幡「何で一人で来なかったんだ?」
川崎「えっ? えーっと、それは……」
八幡「……怖い、とか?」
川崎「何でそうなるの? 違うし。あんたがいればいざという時に囮にできるでしょ?」
八幡「俺を何だと思ってるの?」
川崎「……えさ?」
八幡「お前はジャングルに行くつもりなのか? 多分夜の学校にライオンはいないぞ?」
川崎「そんなのわかってるよ」
あんたバカなの? と言いたげな目で俺を見る。いやいや、お前の発言がアレだからつっこんだのに。
川崎「えっ? えーっと、それは……」
八幡「……怖い、とか?」
川崎「何でそうなるの? 違うし。あんたがいればいざという時に囮にできるでしょ?」
八幡「俺を何だと思ってるの?」
川崎「……えさ?」
八幡「お前はジャングルに行くつもりなのか? 多分夜の学校にライオンはいないぞ?」
川崎「そんなのわかってるよ」
あんたバカなの? と言いたげな目で俺を見る。いやいや、お前の発言がアレだからつっこんだのに。
八幡「で、どうやって入るの、入れないの? じゃあ帰るよ?」
川崎「帰ろうとしないで。入る方法はあるから」
ほう、お手並み拝見といこうじゃないか。
ガララ
八幡「!?」
何で窓開いたの!? まさか川崎はメンタリスト!? それ関係ないな。心読んでどうすんだよ。
川崎「帰ろうとしないで。入る方法はあるから」
ほう、お手並み拝見といこうじゃないか。
ガララ
八幡「!?」
何で窓開いたの!? まさか川崎はメンタリスト!? それ関係ないな。心読んでどうすんだよ。
川崎「よかった……開いてた……」
ふぅ、と川崎は胸を撫で下ろした。彼女にも確証はなかったらしい。
八幡「何で開いてんだよ、ここ。防犯的に問題ありじゃないか?」
川崎「ここの部活、よく鍵閉め忘れるから……」
何でそんな情報知ってんだ。お前ぼっちじゃなかったのかよ。
ふぅ、と川崎は胸を撫で下ろした。彼女にも確証はなかったらしい。
八幡「何で開いてんだよ、ここ。防犯的に問題ありじゃないか?」
川崎「ここの部活、よく鍵閉め忘れるから……」
何でそんな情報知ってんだ。お前ぼっちじゃなかったのかよ。
八幡「……暗いな」
廊下はやはり暗い。月明かりと非常口の緑色の光だけしかなく、それでようやく道が見えるくらいだ。
川崎「…………」プルプル
川崎は足を震わせながらゆっくり歩く。俺が先行するが、いつも通りに歩くと置いて行ってしまうので、歩調は落とす。
八幡「……大丈夫か?」
川崎「べっ別に……怖いわけじゃなくて、寒いだけだから……」
まあ確かに寒いですよね。じゃあ何で俺の上着の裾をつまんでるんですかね?
てか今、俺の怖いかどうかなんて聞いてなかったような……。
八幡「そうか。じゃあさっさと行くぞ」
廊下はやはり暗い。月明かりと非常口の緑色の光だけしかなく、それでようやく道が見えるくらいだ。
川崎「…………」プルプル
川崎は足を震わせながらゆっくり歩く。俺が先行するが、いつも通りに歩くと置いて行ってしまうので、歩調は落とす。
八幡「……大丈夫か?」
川崎「べっ別に……怖いわけじゃなくて、寒いだけだから……」
まあ確かに寒いですよね。じゃあ何で俺の上着の裾をつまんでるんですかね?
てか今、俺の怖いかどうかなんて聞いてなかったような……。
八幡「そうか。じゃあさっさと行くぞ」
川崎「っ!?」
突然、川崎が俺の上着を引っ張った。何だよ、破けちゃうだろ!
八幡「……どうし――」
川崎を見た瞬間、言葉が詰まった。川崎の表情は嘘をついている人間のものではない。だから、本当に恐ろしい何かに気づいてしまったのだと、俺はわかってしまった。
川崎「……足音が」
八幡「えっ?」
突然、川崎が俺の上着を引っ張った。何だよ、破けちゃうだろ!
八幡「……どうし――」
川崎を見た瞬間、言葉が詰まった。川崎の表情は嘘をついている人間のものではない。だから、本当に恐ろしい何かに気づいてしまったのだと、俺はわかってしまった。
川崎「……足音が」
八幡「えっ?」
コツーンコツーン。
どこからだろうか。確かに、俺たち以外の誰かの足音が聞こえる。
コツーンコツーン。
その音は段々大きくなる。
川崎「比企谷……」
川崎はつまんでいた上着を離して、そのまま俺の腕にしがみつく。……あの、当たってるんですが……。
どこからだろうか。確かに、俺たち以外の誰かの足音が聞こえる。
コツーンコツーン。
その音は段々大きくなる。
川崎「比企谷……」
川崎はつまんでいた上着を離して、そのまま俺の腕にしがみつく。……あの、当たってるんですが……。
コツーンコツーン。
こんな時間に、校内に誰かがいるわけ、ないのに。
コツーンコツーン。
それなのに、その音は鳴り続ける。
一、夜中の校内に白い服を着た女性が歩き回っている。
八幡「嘘だろ……?」
コツーンコツーン
今日はここまでです。
支援レスありがとうございました。
こんな時間に、校内に誰かがいるわけ、ないのに。
コツーンコツーン。
それなのに、その音は鳴り続ける。
一、夜中の校内に白い服を着た女性が歩き回っている。
八幡「嘘だろ……?」
コツーンコツーン
今日はここまでです。
支援レスありがとうございました。
乙!
>一、夜中の校内に白い服を着た女性が歩き回っている。
まさか・・・ね
>一、夜中の校内に白い服を着た女性が歩き回っている。
まさか・・・ね
乙
らき☆すたクロスって見たら八幡「こっちは平和だな・・・」思い出した
らき☆すたクロスって見たら八幡「こっちは平和だな・・・」思い出した
川崎「ど……どうする……?」
八幡「……隠れよう。もしもこんな時間に俺たちの他に誰かがいたとしたら、不審者の可能性が高い」
冷静に考えれば、そうだ。少し恐怖で頭がどうかしていた。
川崎「でも……七不思議が……」
あ、お前も知ってたのね、あれ。
八幡「あんなもん信じてんの?」
川崎「べ、別に信じてなんかいないけど……!」
八幡「だろ? 俺も信じてないし、幽霊とかよりも本物の人間の方がよっぽど怖い」
もしも変質者の類いだったら川崎が危ない。今は身を隠して、音の正体を突き止めるべきだろう。
八幡「……隠れよう。もしもこんな時間に俺たちの他に誰かがいたとしたら、不審者の可能性が高い」
冷静に考えれば、そうだ。少し恐怖で頭がどうかしていた。
川崎「でも……七不思議が……」
あ、お前も知ってたのね、あれ。
八幡「あんなもん信じてんの?」
川崎「べ、別に信じてなんかいないけど……!」
八幡「だろ? 俺も信じてないし、幽霊とかよりも本物の人間の方がよっぽど怖い」
もしも変質者の類いだったら川崎が危ない。今は身を隠して、音の正体を突き止めるべきだろう。
コツーンコツーン。
八幡「もうそこまで来てる。とりあえずそこに入るぞ」ヒソヒソ
川崎「えっちょ、比企谷ムグゥ」
声を出させないために口を塞ぎ、そのまま近くの教室に入った。
八幡「……ふぅ」
川崎「……ぷはぁっ。いきなり何を……」
八幡「シッ」
口に人差し指を当て静かにしろと合図する。いや、俺の口にだよ? こいつの口にじゃないよ?
コツーンコツーン。
八幡「もうそこまで来てる。とりあえずそこに入るぞ」ヒソヒソ
川崎「えっちょ、比企谷ムグゥ」
声を出させないために口を塞ぎ、そのまま近くの教室に入った。
八幡「……ふぅ」
川崎「……ぷはぁっ。いきなり何を……」
八幡「シッ」
口に人差し指を当て静かにしろと合図する。いや、俺の口にだよ? こいつの口にじゃないよ?
コツーンコツーン。
コツーンコツーン。
足音はどんどん大きくなる。心臓の鼓動の早さがそれに比例するように上がる。さっきのところにいたら、きっと音の主に見つかっていただろう。
コツーンコツーン。
足音は教室の前まで来た。壁の向こうには、この音の主がいる。怖い。
??「……い」
八幡・川崎「?」
??「なんで……こんな夜中に校内の見回りなどしなければいけないんだ……。本当に若手は辛いな……若手だからな……」
八幡・川崎「…………」
??「まあどうせ家にいても一人だし、変わらないかな……」
??「はぁ……結婚したい……」
コツーンコツーン。
足音は遠のいていった。
足音はどんどん大きくなる。心臓の鼓動の早さがそれに比例するように上がる。さっきのところにいたら、きっと音の主に見つかっていただろう。
コツーンコツーン。
足音は教室の前まで来た。壁の向こうには、この音の主がいる。怖い。
??「……い」
八幡・川崎「?」
??「なんで……こんな夜中に校内の見回りなどしなければいけないんだ……。本当に若手は辛いな……若手だからな……」
八幡・川崎「…………」
??「まあどうせ家にいても一人だし、変わらないかな……」
??「はぁ……結婚したい……」
コツーンコツーン。
足音は遠のいていった。
川崎「比企谷、今のって……」
八幡「よせ、みなまで言うな。いいか、俺たちは何も聞かなかった。行き遅れのアラサーの愚痴なんて聞かなかったんだ。いいな?」
川崎「あんたが全部言っちゃったじゃん……」
八幡「いや、俺は何も言っていない。何も言っていないんだ。……くぅっ!」
何だろう、胸が痛む。
本当にもう、早く誰か貰ってやれよ……! 可哀想すぎるだろ……!
八幡「よせ、みなまで言うな。いいか、俺たちは何も聞かなかった。行き遅れのアラサーの愚痴なんて聞かなかったんだ。いいな?」
川崎「あんたが全部言っちゃったじゃん……」
八幡「いや、俺は何も言っていない。何も言っていないんだ。……くぅっ!」
何だろう、胸が痛む。
本当にもう、早く誰か貰ってやれよ……! 可哀想すぎるだろ……!
八幡「……行ったな」
もう足音は聞こえない。方向的にももう出て問題ないはずだ。
ガララ
八幡「さてと、あの人がいて直接行く道は使えないから、遠回りするぞ」
川崎「そうだね。今あの人に見つかりたくないし……」
俺は直で見たら泣いちゃう自信がある。
テクテク
八幡「…………」
川崎「…………」
ガララ
八幡「!?」
もう足音は聞こえない。方向的にももう出て問題ないはずだ。
ガララ
八幡「さてと、あの人がいて直接行く道は使えないから、遠回りするぞ」
川崎「そうだね。今あの人に見つかりたくないし……」
俺は直で見たら泣いちゃう自信がある。
テクテク
八幡「…………」
川崎「…………」
ガララ
八幡「!?」
俺と川崎のすぐ横の教室の扉が突然開いた。
川崎「……比企谷、あたしを驚かして楽しい?」
八幡「いや、今の俺じゃねーし」
川崎「なら、何で……」
次の瞬間、教室の中から何かが飛び出した。
カランカララン
川崎「ひぃ!」
廊下に響く金属音。しかしその音はどこか鈍い。
そしてまた俺の腕に川崎がしがみつく。だから当たってるんだってばよ。
八幡「……何だこれ?」
川崎「……比企谷、あたしを驚かして楽しい?」
八幡「いや、今の俺じゃねーし」
川崎「なら、何で……」
次の瞬間、教室の中から何かが飛び出した。
カランカララン
川崎「ひぃ!」
廊下に響く金属音。しかしその音はどこか鈍い。
そしてまた俺の腕に川崎がしがみつく。だから当たってるんだってばよ。
八幡「……何だこれ?」
二、夜、教室の前を歩くと、窓や扉から何かが飛び出してくる。
八幡「これは……!」
この暗闇でもわかる細長い黒と茶色の芸術的フォルム!
八幡「マッ缶じゃねぇか!!」
しかもこの寒い季節にホット! 八幡的にポイント高い!!
八幡「でもなんでマッ缶なんか飛び出してきたんだ?」
川崎「ひ……ひきが……っ!」
八幡「どうした、川崎……」
そこには想像を絶する光景が広がっていた。
ありとあらゆるところから何十本もの手が生えてきて、川崎の身体を教室内に押し込もうとしていた。
八幡「これは……!」
この暗闇でもわかる細長い黒と茶色の芸術的フォルム!
八幡「マッ缶じゃねぇか!!」
しかもこの寒い季節にホット! 八幡的にポイント高い!!
八幡「でもなんでマッ缶なんか飛び出してきたんだ?」
川崎「ひ……ひきが……っ!」
八幡「どうした、川崎……」
そこには想像を絶する光景が広がっていた。
ありとあらゆるところから何十本もの手が生えてきて、川崎の身体を教室内に押し込もうとしていた。
川崎の表情は恐怖と不快感で歪んでいる。
川崎「……っ! たすけ……」
八幡「川崎!!」
俺は川崎の腕を掴んでいる腕を引き離そうと、その手首を握った。その腕はあまりにも冷たく、人の手の形はしているが、生気が感じられない。
ガシッ!
それに動揺していると、今度はどこから現れたのか、別の手が俺の右足を掴んだ。
川崎「……っ! たすけ……」
八幡「川崎!!」
俺は川崎の腕を掴んでいる腕を引き離そうと、その手首を握った。その腕はあまりにも冷たく、人の手の形はしているが、生気が感じられない。
ガシッ!
それに動揺していると、今度はどこから現れたのか、別の手が俺の右足を掴んだ。
八幡「くっ……!」
布越しに伝わる冷たい感触が気持ち悪く、背筋がぞわぞわする。このままだと二人とも教室に押し込まれる。
八幡「誰の腕だか知らんが……」
掴まれていない方の足で思いっきり足元の手を踏む。その瞬間、掴んでいる力が弱まり足から手は離れた。
同時に川崎を襲っていた手の力も弱まる。今だ。
八幡「川崎!!!」
俺はそう叫んで川崎の手を握り走り出した。
布越しに伝わる冷たい感触が気持ち悪く、背筋がぞわぞわする。このままだと二人とも教室に押し込まれる。
八幡「誰の腕だか知らんが……」
掴まれていない方の足で思いっきり足元の手を踏む。その瞬間、掴んでいる力が弱まり足から手は離れた。
同時に川崎を襲っていた手の力も弱まる。今だ。
八幡「川崎!!!」
俺はそう叫んで川崎の手を握り走り出した。
八幡「はぁ……はぁ……」
川崎「ふぅ……」
逃げている最中は他の教室からも手が飛び出してきた。それから避けるために、俺たちは教室のない渡り廊下まで逃げた。
八幡「なんだよ……あれ……!」
川崎「七不思議の二つ目……?」
八幡「嘘だろ……ただの見間違いの類いじゃなかったのか……?」
俺は非科学的な物は信じない。幽霊なんているわけがないし、妖怪が助けてなんてくれない。
しかし俺は確かに見た。確かに触れた。
人間ではあり得ない程冷たくなった腕を。
川崎「ふぅ……」
逃げている最中は他の教室からも手が飛び出してきた。それから避けるために、俺たちは教室のない渡り廊下まで逃げた。
八幡「なんだよ……あれ……!」
川崎「七不思議の二つ目……?」
八幡「嘘だろ……ただの見間違いの類いじゃなかったのか……?」
俺は非科学的な物は信じない。幽霊なんているわけがないし、妖怪が助けてなんてくれない。
しかし俺は確かに見た。確かに触れた。
人間ではあり得ない程冷たくなった腕を。
川崎「……ところでさ」
八幡「あ?」
川崎「その……」
川崎はモジモジしながら俺に目を合わせようとしない。どうかしたのだろうか。
川崎「……手」
八幡「えっ?」
逃げた時から俺と川崎の手はつなぎっぱなしだった。
八幡「あ?」
川崎「その……」
川崎はモジモジしながら俺に目を合わせようとしない。どうかしたのだろうか。
川崎「……手」
八幡「えっ?」
逃げた時から俺と川崎の手はつなぎっぱなしだった。
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