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    元スレ八幡「相模南は本当にどうしようもないマゾである」

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    451 :

    明日投下するよ!

    452 :

    了解!期待やで!

    453 :

    もうすぐその明日になるで……

    454 :

    明日やで…

    455 :

    今日やで…

    456 :

    気が早すぎるし

    457 :

    >>442
    淫夢ってあれだろ?
    確かホモビデオだろ?

    458 :

    淫夢の話は終わりだ
    各員童貞力を高め待機ッ

    460 :

    あ^~楽しみなんじゃ~

    461 :

    待機
    俺ガイルスレよく荒れるな

    462 :

    そう言う事いうからやで(確信)

    463 :

    VIPやまとめから来た層にドストライクな作品だからな

    464 :

    なんカスしね

    465 :

    完結してくれよ、割と切実にマジで

    466 :

    ちなみに最後の投稿から60レス以上ながれてるんだよなぁ

    467 :

    - 12月某日 総武高校 -


    戸部「っつーか、クリスマスとかどうするー?」

    三浦「クリスマスかぁ……。みんなはどーなん?」

    結衣「あたしは予定入ってるよ」

    三浦「そっか……。隼人は?」

    葉山「俺もちょっと……」

    三浦「え?」

    葉山「クリスマスは家の用事があってね」

    三浦「そ、そっか……」

    葉山(悪いな、優美子。クリスマスは七咲と過ごすことを強いられてるんだ! 自分から!)

    三浦「……海老名は?」

    海老名「わたしは年末の準備で忙しいからなぁ」

    三浦「」ドヨーン

    468 = 1 :

    八幡(三浦、落ち込みすぎだろ。泣きそうじゃねぇか)

    八幡(でも普段気が強いやつが泣きそうな顔になってると……って俺は何を考えてるんだ。完全に相模の影響だな)


    結衣「クリスマスはあれだけど、冬休みに入ったらみんなで集まろうよ!」

    海老名「うん、だね」

    戸部「そうするべ!」

    三浦「……うん」

    葉山(え? 冬休みの部活ない日はCLANNADを全部見返したかったのに……)

    三浦「隼人も来るっしょ?」

    葉山「……そうだな」

    葉山(まあ、いいか。もう5回見てるし)

    469 = 1 :

    戸塚「八幡、おはよう」

    八幡「おっす」

    戸塚「今日も寒いね」

    八幡「ああ。けど戸塚の顔見ると心が温まるな」

    戸塚「もう、また朝から変なこと言って///」

    八幡「俺は真面目だ」

    戸塚「八幡、怒るよ?」

    八幡「ごめんなさい怒らないで許して下さい」

    戸塚「冗談だよ」ニコッ

    八幡「」ホッ


    相模「おはよー」

    470 = 1 :

    戸塚「おはよう、相模さん」

    八幡「うす」

    相模「なんの話してたの?」

    戸塚「八幡が僕の顔見ると心が温まるって」

    相模「うちも比企谷の顔見るとあそこが温まるよ」

    八幡「もう突っ込まないぞ」

    相模「突っ込むのは夜になってからってわけね///」

    八幡(一回でいいからこいつの頭の中を覗いてみたいな)

    戸塚「えっと、HR始まるから席に戻るね」

    八幡「ああ」

    相模「またね」

    471 = 1 :

    - 放課後 奉仕部 -


    相模「結衣ちゃん、ジャージ穿かなくなったの?」

    結衣「うん。流石にジャージはあれかなって思って」チラッ


    八幡「」ペラペラ

    八幡(キリトまで片腕なくなってるよ。上条さんといい電撃の主人公って片腕切り落とされる運命なの?)

    八幡(そういえばヴォイド王子も切り落とされてたな。あのアニメいい曲多かったな……)


    相模「雪ノ下さんもジャージ穿かないよね」

    雪乃「ええ。スカートの下にジャージはどうかと思うわ」

    相模「だよね」

    結衣「うんうん。やっぱ女子は生足じゃないと!」チラッ


    八幡(今日は洗剤買って帰らないと)

    472 = 1 :

    八幡(やっぱり洗剤はボール○が一番だよな)


    トントン


    雪乃「どうぞ」


    ガラガラ


    いろは「せんぱーい……」

    八幡「……ん?」

    いろは「せんぱーい、やばいですやばいです……」

    八幡(大事なことなので2回言いました)

    結衣「いろはちゃん、どうしたの? とにかく座って」

    いろは「あ、結衣先輩ありがとうございます」

    473 = 1 :

    雪乃「とりあえず」

    相模「SかMか聞こうか!」

    いろは「……は?」

    雪乃「由比ヶ浜さん」

    結衣「オッケー!」スッ

    いろは(またガムテープ!?)

    結衣「さがみんは黙ってようねー?」ビリビリ

    相模「ふぐふぐっ!」

    八幡「……んでどうしたんだ?」

    いろは「はい、海浜総合高校と地域のためのクリスマスイベントをやろうって話になってまして、なんかお年寄りと小さい子相手のイベントっぽいんですけど……」

    八幡「……その企画、誰が言い出したんだ?」

    474 = 1 :

    いろは「向こうからですよー。わたしから言うわけないじゃないですかー」

    八幡「だろうな……」

    いろは「本当は面倒臭いからやりたくないんですけど……」

    結衣「面倒臭いって……」

    八幡「まあ素直なことはいいことだ」

    いろは「でも平塚先生がやれって言うから……」

    八幡「なるほど。平塚先生に言われたらやるしかないな……」

    いろは「はい。それで始めてみたものの、うまくまとまらないっていうか……」

    八幡「まあ、他校と一緒ならそんなもんだろ。気にするなよ」

    いろは「ですよねー?」

    475 = 1 :

    八幡「よし、これで相談は終了だな。帰っていいぞ」

    いろは「はい、愚痴を聞いてくれてありがとうござ―――って違いますよー!」

    八幡「チッ、もう少しだったのに……」

    いろは「先輩酷いですよー。可愛い後輩が困ってるのにー」

    八幡「別に可愛い後輩とは思ってないがな」

    いろは「むぅ……」

    雪乃「それで用件は?」

    いろは「はい、そのクリスマスイベントの企画を手伝って欲しいんです」

    雪乃「……そう」

    結衣「……そっか」

    476 = 1 :

    いろは「……あれ? なにかまずかったですか?」

    結衣「えっと……」

    雪乃「実は他に依頼がきているの」

    結衣「明日から動こうと思ってたんだよね……」

    いろは「そ、そうだったんですか……。それじゃ厳しいですよね……」

    八幡「……雪ノ下」

    雪乃「なにかしら?」

    八幡「一色の依頼、俺が手伝うってことじゃだめか?」

    雪乃「え」

    八幡「昨日来た依頼なら四人もいらないだろ。そっちは雪ノ下達に任せるから俺が生徒会を手伝う。どうだ?」

    477 = 1 :

    いろは「先輩……」

    雪乃「……そうね。確かに比企谷君の言うとおり四人も必要ないわ。わかりました、比企谷君は生徒会の手伝いをしてちょうだい」

    八幡「ああ」

    雪乃「ついでに相模さんも」

    相模「ふぐ?」

    いろは「あ、相模先輩は結構です」

    相模「……っ!?」

    いろは「冗談です」

    相模「……」

    相模(うち、この子に馬鹿にされてるのかな?)

    雪乃「わたし達も依頼が解決したらそちらの手伝いをするわ。由比ヶ浜さんもいいかしら?」

    478 = 1 :

    結衣「……う、うん。わかった!」

    結衣(本当はあたしもヒッキーと一緒がよかったけど、ゆきのんも一人じゃ放っておけないし)

    いろは「先輩」

    八幡「ん?」

    いろは「もしかしてわたしに借りを作らせてデートでも誘うつもりですか? すみません休日に先輩の為の時間は作れません」

    八幡「あ、そう……」

    いろは「じゃ、先輩、相模先輩、この後校門で待ち合わせしましょう」

    八幡「え? 今日からやんのかよ……」

    いろは「すいません、あまり時間もないんです……」

    八幡(時間もない、ということは企画自体はもうそれなりに進んでいて、一色も一人で頑張ろうとしていたのか)

    八幡「わかった。それじゃ相模、行くぞ」

    相模「ふもっふ!」

    八幡「いい加減ガムテープ剥がしてやれよ」

    結衣「あ、忘れてた」

    479 = 1 :


    - 校門 -


    いろは「それじゃいきましょっか」

    八幡「ああ」

    相模「うん」

    いろは「途中でコンビニ寄っていいですか?」

    八幡「ああ。俺もガンガン立ち読みしたい」

    いろは「立ち読みじゃないですよ……。お菓子と飲み物買うんです」

    相模「経費出るの?」

    いろは「もちろん。わたしが自腹するわけないじゃないですかー」

    八幡「だよな」

    いろは「まあ、向こうも用意してくれてるんですけどね」

    八幡「なら買わなくていいじゃねぇか」

    いろは「そうもいかないですよ……」

    480 = 1 :

    - コミュニティセンター -


    いろは「三階に大きなホールがあって、イベントはそこでやる予定です」

    八幡「ほう」

    いろは「あ、ここです」

    相模「ここで会合してるんだ」

    いろは「はい」


    トントン


    「はーい、どうぞー」

    いろは「おつかれさまでーす♪」

    八幡「うわっ。ぶりっ子モード」

    いろは「なにか言いました?」

    八幡「何も言ってません」

    481 = 1 :

    玉縄「いろはちゃん、こっちこっち」

    いろは「あー、こんにちはー」

    八幡(結構人多いな。金も出ないのによくやるな)

    相模(結構人多いね。ここで声出さないようにオナるの興奮するかも)

    玉縄「誰?」

    いろは「ああ、うちのヘルプ要員ですー」

    玉縄「僕は玉縄。海浜総合の生徒会長なんだ。よろしく!」

    八幡「……ああ、どうも」

    相模「よ、よろしく……」

    玉縄「よかったよー。総武高校と一緒に企画できて。お互いにリスペクトできるパートナーシップを築いてシナジー効果を生んでいけないかなと思っててさー」

    八幡(うわ、半分くらい何言ってるかわからない)

    482 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡(なんか色々挨拶されたけど全く覚えられない)


    折本「って比企谷?」

    仲町「比企谷くん?」


    八幡「……おお」

    折本「なんで比企谷がここにいるの?」

    八幡「生徒会の手伝い」

    折本「そっか」

    仲町「奉仕部としてお手伝いにきてるの?」

    八幡「ああ。そっちも手伝いか?」

    折本「うん。友達から誘われて一回目の会合から参加してるんだよねー」

    仲町「私は今日が初めてなんだ。かおりにしつこく誘われて」

    483 = 1 :

    八幡「ほー……」

    仲町「でも参加してよかったかも。比企谷くんに会えたし」ニコッ

    八幡「っ///」ドキッ

    折本「そっか、千佳はそんなに比企谷に会いたかったんだー」

    仲町「あっ……」

    折本「ほうほう。それじゃ邪魔者は去った方がいいかなー?」

    仲町「あぅ///」

    八幡「くっ///」


    相模(あれはまさか……プリクラに写ってた女子!!)


    折本「比企谷は一人?」

    八幡「いや、もう一人奉仕部の部員が……」


    相模「ど、どうも!」

    484 = 1 :

    八幡「相模だ。俺と一緒に手伝いに来た」

    相模「相模南です。よろしくねー」

    折本「うん、よろしく。あたしは折本かおり」

    仲町「仲町千佳です。よろしくお願いします」

    相模「……比企谷とはお知り合い?」

    折本「うん、おな中で最近よく遊んでるんだよねー」

    相模「そうなんだ……」

    相模(まさかこんなところでライバルに会うとは思わなかったなぁ……)

    仲町(比企谷くん、こんな可愛い子と一緒に部活してるんだ……)


    いろは「あ、仲町さんじゃないですかー」


    仲町「あ、いろはちゃん。こんにちは」

    485 = 1 :

    いろは「どうも。仲町さんも参加するんですねー」

    仲町「うん。よろしくねー」

    いろは「はい、よろしくお願いします」

    折本「あれ? 千佳と一色ちゃんって顔見知りだったの?」

    いろは「はい。前にパルコで比企谷先輩と仲町さんがデートしてる時に遭遇して」

    相模(ファッ!?)

    仲町「っ///」

    八幡「……」

    折本「へー、そうだったんだ」

    いろは「折本さんと仲町さんも友達だったんですねー」

    折本「まぁね。それじゃそろそろ始まるから席に戻ろっか」

    486 = 1 :

    - 5分後 -


    玉縄「えー、じゃあ会議始めまーす、よろしくお願いしまーす」

    八幡(いちいち伸ばすな。イラっとする)

    玉縄「前回と同じくブレインストーミングからやってこうか」

    相模「ブレインストーキング?」

    八幡「違う。ただのブレストだ」

    相模「ブレスト?」

    八幡「説明は後でしてやる」

    玉縄「課題は前回に引き続いて、イベントのコンセプトと内容面でのアイデア出しを……」


    子A「俺たち高校生への需要を考えると、やっぱり若いマインド的な……」

    八幡(男子高校生の場合は何かしらスポーツしてないと需要がねぇよ。バスケなりバレーなり水泳なり)

    子B「そうなると、当然、俺たちとコミュニティ側とのWIN-WINの関係を……」

    八幡(まぁ、言いたいことはわかる)

    487 = 1 :

    子C「そうなると戦略的思考で……」

    八幡(戦略的思考ならルルーシュに任せておけば安心だ)

    子D「この世の関節がはずれてしまった……」

    八幡(え? なんでハムレット?)

    八幡(ていうか連中は何について話してるんだ?)

    相模「比企谷」

    八幡「ん?」

    相模「ちょっと何言ってるか分からない」

    八幡「ああ。俺もわからない。一色、今これなにやってんの?」

    いろは「え? ……さぁ?」

    八幡(さぁって……)

    いろは「まあ、向こうが色々提案してくれるんですよ」

    八幡「ほーん……」

    八幡(んじゃ俺達は実作業をすればいいのか)

    488 = 1 :

    - 15分後 -


    いろは「先輩達、だいたいどんな感じかわかりましたー?」

    相模「まったく」

    八幡「なんもわからなかった……」

    いろは「あー、なんか難しいこと言ってますもんねー」

    八幡「難しいというか日本語と英語で同じことを言ってるだけだよな」

    いろは「とりあえず愛想よくしてれば受けはいいですよ。あとはたまにくるメールの相手をすればオッケーです」

    八幡「おまえな……」

    いろは「とりあえず仕事に取り掛かりましょうかー」

    相模「うちらはなにをすればいいの?」

    いろは「うちの仕事はこの議事録をまとめることになりそうです。じゃあ、よろしくお願いします」

    489 = 1 :

    - 5分後 -


    副会長「会長、これでいいかな」

    いろは「はい、確認しておきますね」

    副会長「あー、これなんだけどさ……」

    いろは「……はい」

    副会長「いや、やっぱりいいや……」スタスタ

    いろは「はぁ……」

    八幡「……」

    いろは「副会長です」ボソッ

    八幡(なるほど。生徒会の突っ込み役か。いつもご苦労様です)

    相模「なんか大変そうだねー」

    いろは「あー……、あんまり好かれてはいなそうですね。そのうち慣れてくるといいんですけど……」

    八幡「まあ、確かに最初から仲良くは難しいだろ。ただでさえ一色は一年の生徒会長だからな」

    いろは「はい」

    八幡「それよりこれいつまでやればいいんだ?」

    490 = 1 :

    いろは「そうですね……。もうすぐ終わりの時間のはずですけど」


    ガラガラ


    平塚「お、やってるな」

    八幡「うす」

    相模「ども」

    平塚「いやー、これも私の仕事でな。まったく、若い下っ端はこき使われる。ほら、私って若手だから」

    八幡「そうですね、先生若手ですもんね」

    平塚「そうなんだよ! 若いと色々仕事押し付けられて困るんだよなー!」

    相模「……」

    いろは「……」

    平塚「それより忙しいところ悪かった。他にも依頼が来てるんだろう」

    八幡「はい。でも分担で十分対応出来るはずです」

    平塚「そうか。相模は下ネタは控えるように」

    相模「大丈夫です! 今日からオナニーの回数を二倍に増やしますから」ボソッ

    平塚「なにが大丈夫なんだ……」

    491 = 1 :

    - 10分後 -


    八幡「んじゃ俺らは帰るわ」

    いろは「はい、お疲れ様でしたー。また明日もお願いしますー」

    相模「またねー」


    折本「比企谷」


    八幡「どうした?」

    折本「この後、時間ある?」

    八幡「1時間くらいなら」

    折本「それじゃ帰りにマックでも寄ってかない? 日曜の話もしたいし」

    相模(日曜の話?)

    八幡「わかった。相模、先に帰っていいぞ」

    相模「あ、うん。それじゃ」

    折本「相模さん、またねー」

    八幡「気をつけて帰れよ」

    492 = 1 :

    - マック -


    折本「二人とも、今日どうだった?」

    八幡「何を言ってるのか意味がわからなかった」

    仲町「私もかな……」

    折本「だよねー」

    八幡「お前もわかってないのかよ。最初から参加してるんだろ……」

    折本「そうだけどさー」

    八幡「それと具体的な内容が何も決まってないのが不安なんだが。あの会長さん、大丈夫なの?」

    折本「多分、大丈夫じゃない? よくわかんないけど!」

    八幡「はぁ……」

    折本「それよりディスティニーの話をしようよ」

    八幡(お前から振ってきたんでしょ……)

    仲町「うん。私、友達とディスティニー行くの初めてだから楽しみだなー」

    折本「へー、意外。中学の時行かなかったの?」

    仲町「う、うん……」

    493 = 1 :

    八幡「俺も初めてだな。家族以外で行くの」

    折本「まあ、比企谷だもんね」

    八幡「うるさい。でも日曜だから待つ時間の方が長くなりそうだな」

    折本「日曜だから仕方ないっしょ」

    仲町「比企谷君は絶叫系平気な方?」

    八幡「多分。最近乗ってないからわからないけど」

    仲町「そっか……」

    八幡「仲町さん、苦手なのか?」

    仲町「ううん。私も平気だよ!」アセアセ

    八幡「そうか。戸塚はどうなんだろ」

    折本「戸塚君は苦手そうなイメージだねー」

    八幡「でもお化け屋敷は平気だったぞ」

    折本「そうなの!?」

    八幡「心霊とかオカルト系は好きらしい」

    仲町「そうなんだ。意外だね」

    折本(戸塚君にまた協力してもらわないと)

    494 = 1 :

    - 翌日 コミュニティセンター -


    玉縄「それじゃ今日もよろしくお願いしまーす!」

    「しゃーす!」

    玉縄「うーん、まだちょっと固まりきってないから昨日のブレストの続きからやってこう」

    八幡(ちょっとどころじゃないだろ。固まり始めてもいない)

    子A「せっかくだし、もっと派手なことしたいよね」

    折本「そうだねー」

    玉縄「……確かに小さくまとまりすぎてたかもしれないな」

    八幡(いや、何もまとまってないだろ)

    副会長(何もまとまってないだろ)

    相模「何もまとまってないでしょ!」

    玉縄「え」

    相模「あ、ごめん。続きどうぞ……」

    八幡(突っ込みたい気持ちは十分わかるぞ、相模。なにせ俺はお前と葉山のせいで突っ込みキャラになりつつあるからな)

    495 = 1 :

    - 5分後 -


    玉縄「というわけで、ちょっと規模感をあげようと思うんだけど、どうかな?」

    いろは「んー。そうですねー」

    副会長「はぁ……」

    八幡(ため息をつきたい気持ちはわかるぞ、副会長。むやみやたらに仕事増やされても困るからな。あれ? さっきから俺、同調しまくりじゃね?)

    相模(規模感をあげる、か。確かにここ最近マンネリしてきたしオナニーの規模を広げる必要があるかもしれない……)

    八幡(相模も難しい顔しているな。よし、ここは一色に反論してもらうか)

    八幡「一色、規模を大きくするには時間と人手が足らないぞ」

    玉縄「ノーノー。そうじゃない。ブレストとは相手の意見を否定しないんだ。すぐに結論を出しちゃいけない。オッケー?」

    八幡「お、おう……」

    玉縄「どう可能にするか話し合おう!」

    496 = 1 :

    - 10分後 -


    八幡(結局、保育園とデイサービスに協力してもらう方向に話が進んだ)

    八幡(まあ、少しだが前進しただけマシとするか)

    いろは「それじゃ保育園にはわたしと……」

    副会長「俺も行こう!」

    いろは「え」

    副会長「交渉ごとなら任せてくれ。何なら俺一人で十分だ」

    いろは「えっと、副会長には現場の指揮をお願いしたいんですけど……」

    副会長「……っ!?」ガーン

    いろは「それじゃ先輩、一緒に来てもらっていいですか?」

    497 = 1 :

    八幡「ああ」

    いろは「相模先輩は生徒会のフォローをお願いします」

    相模「え? うちも保育園にいきたい……」

    八幡「いや、変態を連れて行くわけにはいかないだろ」

    いろは「ですよね」

    相模「そっか。それじゃ仕方ないっか」

    書記(それで納得するんだ!?)

    会計(この人変態なんだ。可愛いのに)

    副会長「」ズーン

    八幡(副会長、落ち込みすぎだろ)

    498 = 1 :

    - トイレ個室 -


    八幡「ふぅ」

    八幡(しかしこれで間に合うのか? それにうちの学校の生徒会の面子のモチベーションも低く感じる)

    八幡(問題は山積みだな……)


    ギー


    副会長「はぁ……」

    八幡「……」

    副会長「……俺も保育園行きたかったな……」

    八幡(この声は副会長。そんなに保育園に行きたかったのか。子供好きなのか?)

    副会長「せっかく、幼女に会えるチャンスだったのに……っ!!」

    八幡「」

    副会長「それになんだよ! あっちの生徒会の面子も男とババアしかいないし!」

    八幡(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

    副会長「くりむちゃんやりんごちゃんみたいな可愛い生徒会長を期待してたのに。デスノートのキラみたいな髪型しやがって!」

    八幡「……」

    副会長「この辺にスズもいないし。うちの生徒会が期待外れだったから他校の生徒会に期待したのに……」

    八幡「……」

    副会長「はぁ……。絶望してばかりだな、俺……」

    八幡「……」

    499 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡(出るのが気まずいので副会長がトイレから出るのを待ってるんだが……)

    副会長「ファミレスでバイトした時もぽぷらちゃんいなかったし……」

    八幡(まったく出ない!!)

    八幡(一色を待たせてるし、ここは勇気を振り絞って俺から行くしかない!)


    ガチャ ギー


    八幡「……」

    副会長「……ん?」クルリ

    八幡「……」

    副会長「ひ、比企谷っ!」

    八幡「大丈夫だ。俺は何も聞いてない。聞いてないから」スタスタ

    副会長「待ってくれ!」ガシッ

    八幡「おい、汚い手で触るんじゃねぇよ」

    500 = 1 :

    副会長「あ、すまない。……俺の話聞いてたよな?」

    八幡「……」

    副会長「勘違いしないでくれ。俺はロリコンじゃない。小さい女の子が好きなだけなんだ」

    八幡「それを世間はロリコンと言うんだ」

    副会長「違う。俺は体が小さければ何歳でも大丈夫だ。年齢不詳の小萌先生でもな!」

    八幡「合法ロリなだけじゃねぇか」

    副会長「頼む。このことは生徒会のみんなには言わないでくれ」

    八幡「いや、別に言わないから」

    副会長「そ、そうか。助かる。このことがばれたらまた絶望するところだった」

    八幡「……」

    副会長「ファミレスのバイトをしたとき、うちの生徒会長を見たとき、海浜総合の生徒会の面子を見たとき、俺は何回絶望したらいいんだ……」

    八幡「まあ、ちょっとぐらいの絶望も長い目でみりゃ極上のスパイスを味わえるらしいから頑張れ」

    副会長「ああ」

    八幡「それじゃ行くから」

    副会長「幼女によろしく。よかったら写メを……」

    八幡「断る」


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