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    元スレ八幡「相模南は本当にどうしようもないマゾである」

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    851 :

    千葉に妹多すぎだろ

    852 :

    千葉じゃなくても多いわ

    853 :

    妹は正義

    854 :

    義妹ならセーフじゃね?っていう歪んだ発想

    855 :

    千葉の(北辰一刀流)

    856 :

    さな子とかよく出てきたな

    857 :

    明日投下します

    今期アニメはエロゲ原作が多いな

    858 :

    4本もあるんだよね

    859 :

    最初4本とか見間違いかと思ったわ

    860 :

    3本と思ってる人が多そう

    861 :

    Fateは文学だからな

    862 :

    実際文学ではないにしろエロゲ原作とは思えない広がり方をしている

    863 :

    エロいらないエロゲーの代表格

    864 :

    もうエロゲ原作アニメはないのかなって思ってたわ
    グリ○イアでしょっぱなからいづみ時空

    865 :

    ???「うむ、Gか......」

    866 :

    - 12月30日 比企谷家 -


    八幡「ふぁ……」

    小町「あ、お兄ちゃん、おはよう!」

    八幡「おう。……母さんは?」

    小町「仕事だよ」

    八幡「大晦日前だっていうのに……。社畜だな」

    小町「夕方には帰ってこれるみたいだけど。お父さんは―――」

    八幡「あ、父親はどうでもいいや」

    小町「そっか、わかった。もう10時半だけど朝食食べる?」

    八幡「いや、いらない」

    867 = 1 :

    小町「わかった」

    八幡「今日はリビングで勉強してないのか?」

    小町「うん。今日は小町の部屋で午後からする予定だよ」

    八幡「そっか。頑張り過ぎないようにな」

    小町「わかってる。それとお兄ちゃん」

    八幡「どうした?」

    小町「今日、南さんが遊びに来るよ」

    八幡「」

    小町「お昼作ってくれるんだって」

    八幡「お兄ちゃん、聞いてないんだけど」

    868 = 1 :

    小町「だって今初めて言ったもん」

    八幡「言ったもんって……。なんで相模は俺に連絡してこないの?」

    小町「ほら、小町ってお兄ちゃんの公式代理人だから」

    八幡「え? マジで?」

    小町「うん。FIF○公式代理人だよ」

    八幡「お兄ちゃん、サッカー選手になった覚えがないんだけど」

    小町「お兄ちゃんのアポは全て小町経由なのです!」

    八幡「相模が来るのか……」

    小町「そんなに嫌なの?」

    八幡「ああ。俺の貞操が心配でな……」

    869 = 1 :

    小町「そっか……。小町的にはさっさと卒業してもらいたいけど」

    八幡「なんでだよ!?」

    小町「なんとなく」

    八幡「なんとなくで実の兄貴の純潔を汚さないでくれ」

    小町「純潔(笑)」

    八幡「くっ……」

    小町「まあ、お昼作ってくれるのは小町的に助かるよ。勉強に集中出来るしね」

    八幡「俺が作ってもいいんだけどな」

    小町「お兄ちゃんの手料理も小町的にポイント高いけど、お嫁さん候補の手料理もチェックしておきたいじゃん」

    八幡「誰がお嫁さん候補だよ……」

    小町「結衣さん、南さん、仲町さんかな?」

    870 = 1 :

    八幡「……」

    小町「おや、否定しないってことはお兄ちゃんもその気があるってことかな?」ニヤニヤ

    八幡「呆れてるだけだよ。……相模は何時ごろ来るんだ?」

    小町「11時くらいかな」

    八幡「そっか、わかった」

    小町「あ、午後から二人で出かけてね」

    八幡「なんで?」

    小町「自宅であんなことやこんなことされたら小町、勉強に集中出来ないから」

    八幡「しねぇよ……」

    小町「南さん、午後はお兄ちゃんとデートだって嬉しがってたよ」

    八幡「家でゆっくりしたかったのに……」

    871 = 1 :

    - 11時 -


    相模「おはよう!」

    小町「おはようございます、南さん」

    八幡「おう」

    小町「お昼作ってもらうなんてすみません」

    相模「ううん、うちが言い出したことだし。それじゃ早速キッチン借りていい?」

    小町「はい、どうぞ。なんなら愚兄も貸し出しますよ?」

    八幡「え」

    相模「それじゃ比企谷、手伝ってくれる?」

    八幡「……わかった」

    小町「お兄ちゃんが珍しく素直だ!?」

    八幡「いや、俺たちの為に作ってくれるんだから手伝いくらいはするだろ」

    相模「やっぱ比企谷は優しいな///」

    八幡「いや、優しくないから。これで優しいとかISヒロインズ並にチョロイン思考すぎるだろ」

    872 = 1 :

    - キッチン -


    相模「冬休み何してるの?」

    八幡「読書」

    相模「そっか。ゆっくり出来てる?」

    八幡「ああ。お前は?」

    相模「うちは比企谷に会えないから妄想がどんどん膨らんで……」

    八幡「……」

    相模「昨日、懐妊しました///」

    八幡「あ、そう……」

    相模「あ、その反応も久しぶりでいい!」

    873 = 1 :

    八幡「……」

    相模「あ、そうだ」

    八幡「どうした?」

    相模「また裸エプロンしてあげよっか?」

    八幡「もしもし警察ですか家に痴女が」

    相模「うそうそ、冗談だから! 流石に小町ちゃんがいるのに裸エプロンはしないって!」

    八幡「小町がいなかったらするつもりだったのか」

    相模「うん!」

    八幡「うん、じゃねぇよ。もう少し恥じらいを持て」

    相模「変態に恥じらいは不要。比企谷になら裸どころか内臓も見せてもいいくらいだし」

    874 = 1 :

    八幡「いや、そんなグロテスクなもの見たくねぇよ……」

    相模「グロテスクか……」

    八幡「ん?」

    相模「実は遥がね……」

    八幡「戸松さんがどうした?」

    相模「そっちの遥じゃないから。うちとよくつるんでる遥の方!」

    八幡(どっちもつるんでるじゃねぇか)

    相模「最近、マゾに目覚めたんだけどさ」

    八幡「とうとう相模以外にも化物が生まれてしまったか……」

    相模「妄想が凄い激しくてさ」

    875 = 1 :

    八幡「お前より?」

    相模「うん。戸塚くんに粗食されたいって言ってる」

    八幡「」

    相模「流石にうちも」

    八幡(流石にこれは相模も引いたのか)

    相模「自分のことを粗末な食べ物って言っちゃだめって注意したんだけどさ」

    八幡「そっちかよ」

    相模「遥ったら、わたしは戸塚くんにとって粗食に過ぎない、って言っててね」

    八幡「重症だな」

    相模「うん。このままじゃうち……」

    八幡「……」

    876 = 1 :


    相模「遥に変態力で負けちゃう!!」

    八幡「」

    相模「海浜総合の生徒会長も中々の変態だったし、副会長も潜在変態力凄そうだし、このままじゃうちが埋もれちゃう!」

    八幡「いや、お前も十分変態だから大丈夫だろ」

    相模「……そ、そうかな?」

    八幡「ああ。相模はどうしようもない変態だ」

    相模「っ///」

    八幡「なんでそこで頬を赤らめるんだよ」

    相模「そりゃ比企谷に変態って言われたら……溜まらないよぉ///」

    八幡「」ヒクッ

    相模「よし、デートに備えて精力たっぷりつけようね!」

    八幡「つけないから」

    877 = 1 :

    - 13時 -


    相模「それじゃいってくるね!」

    八幡「……」

    小町「はい、いってらっしゃい!」

    相模「それじゃ行こうか」

    八幡「ねえ、寒いからやっぱり家でまったりしない?」

    相模「うちが比企谷と一緒にいてまったりできるわけないでしょ」

    八幡(何言ってんのみたいな顔されちゃったよ。俺が悪いの?)

    相模「それじゃ行くよ」グイッ

    八幡「あ、おい!」

    小町「お泊りするなら小町、上手く誤魔化しとくからね!」

    878 = 1 :

    - 駅前 -


    八幡「で何処にいくんだ?」

    相模「さぁ?」

    八幡「さぁってお前な……」

    相模「とりあえず適当にブラブラしようよ」

    八幡「はぁ……、わかった。とりあえず本屋に行っていいか?」

    相模「うん。駅前の本屋行く?」

    八幡「いや、この際ショッピングモールにある大きな店で買いたい」

    相模「この前行ったところだね。オッケー、それじゃ行こう」

    八幡「ああ」

    相模「知り合いにあったりして」

    八幡「そんな都合よく会わないだろ」

    879 = 1 :

    - ショッピングモール -


    相模「相変わらず人多いね」

    八幡「そうだな。本を買ったらすぐに帰るとするか」

    相模「だめ! 小町ちゃんには21時までは比企谷を拘束していいって言われてるから」

    八幡「時間まで管理されてるのかよ……」

    相模「とりあえず本屋行こう」

    八幡「ああ」

    相模「うちも漫画あったら買おうっと」

    八幡「漫画か」

    相模「確か君に届けの新刊が出てたはず」

    八幡(君に届けか。3期やってくれねぇかな。禁書3期は絶望みたいだから3期期待するとしたら君に届けだな)

    880 = 1 :

    - 本屋 -


    八幡(冬休みは後一週間弱あるから一日一冊は読むとして七冊は欲しいところだ)

    八幡(本はいい。犬でも本を読む時代だ。人間が読まなくてどうする)

    八幡(久しぶりにラノベの新作探ってみるか)


    副会長「比企谷じゃないか」


    八幡「ロリ―――副会長か」

    副会長「おい、今ロリコンと言おうとしただろ?」

    八幡「気のせいだ」

    副会長「まあ、いいか。比企谷も『やはり俺の妹が幼女なのはオンライン』を買いに来たのか」

    八幡「なんだ、その触れちゃいけないタイトルは」

    881 = 1 :

    副会長「幼女シリーズの最新作だぞ。知らないのか?」

    八幡「知らねぇよ。なんだよ、幼女シリーズって」

    副会長「おかしいな。週刊少年コニャックでもコミカライズされてるのに」

    八幡「その雑誌も初めて聞いたぞ」

    副会長「そうなのか? 終焉社の人気雑誌だぞ」

    八幡「酷い出版社名だな」

    副会長「もしかしてマイナーなのか……」

    八幡「いや、どう考えてもマイナーだろ」

    副会長「そうか。……ところで比企谷は一人なのか?」

    八幡「いや、相模と一緒だが」

    882 = 1 :

    副会長「そうか」

    八幡「副会長は一色と一緒か?」

    副会長「なんでそこで会長の名前が出てくるんだ……」

    八幡「いや、仲良いだろ。お前ら」

    副会長「違う! 俺がいいように利用されてるだけだ!」

    八幡「そ、そうか……」

    副会長「冬休みになってやっと会長の呪縛から解放されたんだ。その名前を出すのはよせ」

    八幡「お、おう……」

    副会長「なんだかここにいちゃいけないような気がしてきた。俺は家に帰る。三学期に会おう」

    八幡「ああ。またな」

    883 = 1 :

    - 10分後 -


    相模「比企谷、買う本決まった?」

    八幡「ああ」

    相模「そういえばさっきトイレに行った時に一色ちゃんと会ったよ」

    八幡「」

    相模「早速知り合いに会っちゃった」

    八幡「そうか」

    八幡(副会長は無事に自宅に帰れたのだろうか)

    相模「それじゃ会計しに行こう」

    八幡「そうだな」

    八幡(副会長、幸運を祈る)

    884 = 1 :

    - 家電量販店 -


    相模「どれにしようかな」

    八幡「ウォークマン買うのか?」

    相模「うん」

    八幡「スマホでも聴けるだろ?」

    相模「スマホだと容量足りないし電池すぐに減るじゃん?」

    八幡「まぁ、そうだな」

    相模「マゾに目覚めてから聴くジャンルが変わってね。レンタルで借りてPCに取り込みしまくってるの」

    八幡「ほーん」

    相模「前は結衣ちゃんが聴いてるリア充向けの曲ばっかりだったんだけど、最近は比企谷や葉山くんの影響でアニソンや病んでる曲聴くようになってね」

    885 = 1 :

    八幡「ちょっと待て。アニソンならわかるが病んでる曲は俺と葉山の影響じゃないだろ」

    相模「比企谷の影響だよ。比企谷がうちをマゾに目覚めさせてから聴くようになったもん」

    八幡「目覚めなくてよかったのに……」

    相模「16GBは欲しいかな」

    八幡「まあ、それだけあれば十分だろ」

    相模「比企谷はなにか買わないの?」

    八幡「買わんなぁ。とくに欲しいものないし」

    相模「そっか。まあ、ここじゃ大人の玩具置いてないしね」

    八幡「置いてても買わないんだけど……」

    886 = 1 :

    海老名「あれ? 比企谷くんに相模さんだ」


    八幡「……海老名さんか」

    相模「やっほー」

    海老名「はろはろー。なになにデート?」

    相模「そうだよ」

    海老名「へー。もしかして実は付き合ってたり?」

    相模「まだ突き合ってないよ。うちはいつでもオッケーなんだけど」

    海老名「そっちの突き合うじゃないけど……」

    相模「海老名さんは何買いに来たの?」

    887 = 1 :

    海老名「キーボード。ホモ画像漁ってたら鼻血出しちゃってね」

    相模「あー、それでキーボードがおしゃかになっちゃったんだ」

    海老名「うん。いつもは気をつけてたんだけど」

    相模「うちも潮吹いちゃってスマホ壊れちゃったことあるから気持ちわかるよ」

    八幡(俺は全然わからない)

    海老名「相模さんも注意しないとね」

    相模「だね。ホモ画像って二次元の?」

    海老名「もちろん。リアルはハヤハチじゃないとおかずにならないから」

    八幡「その単語は聞きたくなかった」

    888 = 1 :

    海老名「大丈夫。今期はおかずになるアニメ多かったからハヤハチの出番は少ないよ」

    八幡「なにが大丈夫なんですかね」

    海老名「黒執事、ハイキュー、Free、アルドノア、テロル、東京喰種、沢山あったなぁ」

    八幡「ホモ描写ないんだけど」

    海老名「そこはもちろん妄想力だよ」

    八幡「ですよね」

    海老名「それじゃわたしもう帰るから。また三学期ね」

    相模「うん、またね」

    八幡「また」

    889 = 1 :

    - 移動中 -


    相模「また知り合いにあったね」

    八幡「だな」

    八幡(しかも二人とも変態だ)

    相模「くしょんっ!」

    八幡「寒いのか?」

    相模「ちょっとね」

    八幡「そんな短いスカート穿いてるからだ」

    相模「だってスカートの方がいざという時しやすいでしょ。それに短い方がすぐ捲くれるし」

    八幡「なにがしやすいんだよ」

    相模「そんなの言わなくてもわかってるくせに///」

    八幡「……」

    相模「うちは24時間いつでもオッケーだからね///」

    八幡「ノーサンクスオールライト」

    890 = 1 :

    - スタバ -


    八幡「一服したら帰るか」

    相模「えー、また遊ぼうよー」

    八幡「買うものは買ったし、ここにいても意味ないだろ」

    相模「うちは比企谷と一緒にいることに意味があるんだけどな」

    八幡「っ」

    相模「比企谷はうちと一緒にいるの……やだ?」

    八幡「うっ……」

    相模「」ジー

    八幡「……嫌というより目的もなく居続けるのがな……」

    891 = 1 :

    相模「そっか。それじゃカラオケでも行く?」

    八幡「個室は危険だから嫌だ」

    相模「大丈夫。襲わないから。今だって襲ってないでしょ?」

    八幡「こんな公共の場で襲ってきたら本当に警察呼ぶぞ」


    玉縄「あ、あの」


    八幡「あん?」

    相模「あっ」

    玉縄「やあ。総武高校の比企谷くんと相模さんだよね」

    八幡(た、た、玉袋だっけ?)

    相模「うん。玉縄くんだよね」

    892 = 1 :

    玉縄「そうだよ。イベント以来だね。久しぶり!」

    相模「う、うん。久しぶり」

    八幡「お、おう」

    八幡(まさかこいつに話しかけられるとは。恐らく目的は……)

    玉縄「もしかしてデートかい?」

    相模「そうだよ」

    玉縄「そうか」

    玉縄(僕も雪ノ下さんとデートがしたい! いや、犬の僕がデートなんておこがましい。首輪とリードをして雪ノ下さんに散歩してもらいたい!)

    玉縄「僕はてっきり仲町さんと付き合ってるのかと」

    相模「」ピクッ

    893 = 1 :

    八幡「いや、付き合ってない。それに相模とも付き合ってない」

    玉縄「そうだったんだ。それより折本さんから聞いたと思うんだけど」

    八幡「雪ノ下の連絡先か?」

    玉縄「うん」

    八幡「悪いな。俺も雪ノ下の連絡先は知らないんだ」

    玉縄「みたいだね。駄目もとでいいから雪ノ下さんに僕が連絡先を教えてもらいたがってると伝えてくれないか?」

    八幡「わかった。折本にも言ったが無理だと思うがな」

    玉縄「だろうね」

    玉縄(でもそれがいい! 本当なら直接お願いをして断られたいんだけどね……はぁはぁ……」

    相模「断られたいんだ……」

    894 = 1 :

    玉縄「え」

    八幡「途中から声に出てたぞ」

    玉縄「」

    相模「大丈夫。うちは玉縄くんが変態だって気付いてたから!」

    玉縄「ち、違う。僕は変態じゃない!」

    相模「ちなみに雪ノ下さんは変態が好みらしいよ」

    玉縄「僕は変態です。雪ノ下さんに冷たくされるのが大好きな変態マゾ男です」

    相模「嘘なんだけどね」

    玉縄「おふっ」

    相模「でも変態って公言した方が雪ノ下さんに罵倒されやすくなるよ。ソースはうち」

    895 = 1 :

    玉縄「……そうか。これはいい情報を聞いたよ」

    相模「うち、雪ノ下さんにどうしようもない変態だって言われたことあるよ」

    玉縄「本当かい? なんて羨ましいんだ……」

    相模「今度、録音してあげよっか?」

    玉縄「いいのかい!?」

    相模「うん。変態同士助け合おうよ」

    玉縄「相模さん」ジーン

    八幡(変態同士が共鳴しあってる。ナイスカップリング……いや、こいつらカップルじゃないし違うな)

    相模「玉縄くん、ラインやってる?」

    玉縄「やってるよ」

    896 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡「なんで俺までグループに参加させられてんだよ」

    相模「だってそうしないとうちと玉縄くんのやり取り確認出来ないでしょ?」

    八幡「いや、変態同士のやり取りの確認なんてしたくないんだけど」

    相模「でもうち、比企谷の知らないところで他の男子とやり取りなんてしたくないし」

    八幡「……」

    相模「迷惑だった?」

    八幡「……まぁ、いいんじゃねぇの。俺は玉縄とラインするつもりはないけど」

    相模「うん。見てくれればいいから」

    八幡「そうか」

    897 = 1 :

    - カラオケ -


    相模「比企谷と二人でカラオケなんて初めてだね」

    八幡「そうだな」

    相模「誰かと行ったことある? この前のクリパ以外で」

    八幡「由比ヶ浜と葉山と戸塚とは行ったことあるな」

    相模「結衣ちゃんと!?」

    八幡「ああ」

    相模(もしかして二人っきりで。マイクを使ってあんなことやこんなことを……)

    八幡「葉山も一緒だったが」

    相模「」ホッ

    八幡「それよりなんか歌えば? 聞き流してやるから」

    相模「ちゃんと聞いてよ! でもその言い方いいっ///」

    八幡(やべ、嬉しがらせてしまった)

    相模「それじゃうち入れちゃうね」ピッ


    ~♪


    八幡(ぬ? これは紬のキャラソンじゃねぇか)

    898 = 1 :

    - 5分後 -


    相模「どうだった?」

    八幡「あ、ああ。声がそっくりだった」

    相模「本当?」

    八幡「ああ」

    八幡(おら、びっくりしたぞ)

    相模「よかったぁ」

    八幡「よくこの曲知ってたな。キャラソンなのに」

    相模「うん。葉山くんがCD貸してくれてね」

    八幡「葉山が?」

    相模「うん。なんかお勧めのアニソンないか質問したらこれと寿○菜子って声優のアルバム貸してくれたんだ」

    八幡(そうか。相模、寿○菜子の声にそっくりなのか)

    相模「比企谷も歌えば?」

    八幡「あ、ああ」

    899 = 1 :

    - 20時 -


    相模「すっかり遅くなっちゃったね」

    八幡「ああ」

    八幡(結局カラオケで3時間歌い続けてしまった)

    相模「夕食どうする?」

    八幡「そうだな。何処かに食べてくか」

    相模「小町ちゃんには連絡してあるの?」

    八幡「とっくにした」

    相模「そっか。あ、うち美味しいラーメン屋さんあるって聞いたんだけど」

    八幡「」ピクッ

    相模「隣の駅前のラーメン屋さんなんだけどね」

    八幡(○○駅前のラーメン屋か。初耳だな)

    相模「でも途中で降りるのも面倒だよね」

    八幡「いや、問題ない。夕食のそこのラーメン屋に決定だ」

    相模「え」

    八幡「本件は決定事項である。異論は認めない」

    相模(やだ、強引すぎるっ///)

    相模「はいっ///」

    900 = 1 :

    - 20分後 -


    相模「確かここら辺だと思うんだけど」

    八幡(確かここって葉山んちの最寄り駅じゃ)

    八幡「なあ、相模。誰から聞いたんだ?」

    相模「平塚先生だよ」

    八幡(そうか。平塚先生ならハズレはないか)


    葉山「おや、奇遇だな」


    相模「葉山くん?」

    八幡(また変態と遭遇してしまった)

    葉山「こんなところでどうしたんだい?」


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