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    元スレ八幡「相模南は本当にどうしようもないマゾである」

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    551 = 1 :

    - スペマン -


    折本「戸塚君って絶叫系平気?」

    戸塚「うん。平気どころか大好きだよ!」

    仲町「そ、そうなんだ……」

    仲町(それじゃ苦手なのは私だけだ……)

    戸塚「落ちてく時の体が軽くなってふわりと浮く感覚、たまらないよ!」

    八幡(珍しく戸塚が興奮している。しまった、デジカメ持ってくればよかった……。いけね、俺デジカメ持ってなかった)

    折本「あー、確かに変な感じがするよね」

    戸塚「いつかアメリカに行って、絶叫系を巡る旅をしてみたいんだ」

    折本「そこまで好きなんだ……」

    戸塚「うん!」

    八幡(いい笑顔だ。この笑顔が見れただけでも来たがいがあったな)

    552 = 1 :

    - 10分後 -


    スタッフ「しっかり安全バー降ろして下さいね」

    八幡(これって材木座みたいな肥満体はきついのではないだろうか)

    戸塚「」ワクワク

    折本(戸塚君、本当に嬉しそうだ)

    仲町「」ブルブル

    八幡「……仲町さん?」

    仲町「……な、なに?」

    八幡「……もしかして怖いのか?」

    仲町「こ、怖くないよ! 全然平気だよ!」

    八幡「そ、そうか。でも思いっきり震えてるんだが」

    553 = 1 :

    仲町「ふぇっ!?」

    八幡「怖いなら今からでも降りた方がいいんじゃないか?」

    仲町「……で、でもここまで来ちゃったし……」

    八幡「そうか」

    仲町「えっと、比企谷君」

    八幡「やっぱ降りるか?」

    仲町「その、手を……」

    八幡「手?」

    仲町「手、握ってもいい……?」

    八幡「」

    554 = 1 :

    仲町「……だ、駄目かな……」

    八幡「あ、いや……」

    折本「比企谷、握ってあげなよ」

    戸塚「そうだよ、八幡」

    八幡「……わかった」

    仲町「ありがと///」ギュッ

    八幡「……」

    八幡(なんか恥ずかしい。相手が恥ずかしがってると余計にこっちも……)

    仲町「っ///」

    555 = 1 :

    - 5分後 -


    仲町「ふぇ……」フラフラ

    八幡「大丈夫……じゃなさそうだな」

    仲町「ごめん……」

    八幡「少し休むか」

    仲町「ううん、まだ来たばかりだし。少しすれば治るよ」

    八幡「ならいいけど」

    戸塚「うーん、スペマンだとマイナスGがイマイチかな」

    折本「そ、そっか」

    八幡(どうやら戸塚様には物足りなかったようだ。戸塚に満足してもらえるよう精進しろ、スペマン)

    折本「次はバンブーファイトだね」

    八幡(なにそれ? 色んな国のバンブーが戦うの?)

    556 = 1 :

    - パンさんショップ -


    折本「比企谷が妹ちゃんにプレゼントねー」

    仲町「妹思いだね」

    八幡「そんなんじゃないから……」

    戸塚「そうだよ。八幡はただのシスコンなだけだよね」

    八幡「そうだな」

    折本「否定しないんだ!?」

    八幡「千葉の兄妹は大体そんなもんだろ」

    戸塚「そうだね」

    仲町「え? そうなの?」

    戸塚「折角だし、僕も何か買おうかな」

    557 = 1 :

    折本「あたしも」

    八幡「あっ」

    戸塚「どうしたの?」

    八幡「いや、俺の趣味だけで選ぶのもアレだから手伝って欲しいんだが……」

    折本「なら千佳が手伝ってあげたら」

    仲町「え」

    戸塚「うん。僕もセンスがあれだから」

    折本「あたしもセンスあれだし」

    仲町「それじゃ私でよければ……」

    八幡「助かる」

    558 = 1 :

    - 3分後 -


    仲町「妹さんから何がいいとか聞いてる?」

    八幡「図書券とかギフトカードとか……」

    仲町「あー、そっか……」

    八幡「まあ、キャラのグッズでいいと思うんだが」

    仲町「うん。それじゃグッズで探してみよっか」

    八幡「頼む」

    仲町「でも最終的には比企谷君が決めるんだよ?」

    八幡「え」

    仲町「だって比企谷君から妹さんへのプレゼントなんだから。比企谷君が決めなきゃ」

    八幡「……」

    仲町「私はあくまで助言するだけだからね」

    八幡「わかった」

    559 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡(ふむ。よくわからない)

    八幡(これがガンプラならすぐ決まるのに。ガンダム・デスサイズヘルに)

    八幡(いや、GXも捨てがたい。ディパイダー好きなんだよな)

    仲町「比企谷君」

    八幡「なんだ?」

    仲町「友達とディスティニー来るの初めてなんだよね?」

    八幡「まぁな。仲町さんも?」

    仲町「私は友達と来るのは小学生の時以来かな」

    八幡「そ、そうか」

    八幡(ぐすん。ぼっち仲間だと思ってたのに裏切られちゃった)

    560 = 1 :

    仲町「やっぱり友達と来ると楽しいね。一人で来るより全然楽しい」

    八幡「そうか。…………一人?」

    仲町「あっ」

    八幡「一人でディスティニー行ってたのか?」

    仲町「あぅ……」

    八幡(一人カラオケはよく聞くが、一人ディスティニーは初めて聞いたな。中々の強者である)

    仲町「……ひ、引いた……?」

    八幡「いや、別に」

    仲町「」ホッ

    仲町「そ、そんなことより妹さんのプレゼント選び!」

    八幡「お、おう……」

    561 = 1 :

    - 昼食 -


    戸塚「結局グッズにしたんだ」

    八幡「ああ」

    戸塚「小町ちゃん、喜んでくれるといいね」

    八幡「だな」

    折本「へー、比企谷の妹って小町って名前なんだ」

    八幡(悪いかよ。最高の名前だろ)

    仲町「比企谷君もだけど珍しい名前だよね」

    八幡「そうだな。俺の名前も珍しいかもしれない」

    折本「いやいや、普通に珍しいでしょ。あたし、ずっと"やわた"って読んでたもん」

    八幡「あ、そう……」

    戸塚「僕はいい名前だと思うな」

    八幡(母さん、俺に八幡って名前をつけてくれてありがとう。戸塚が褒めてくれた。親父? どうでもいいな)

    仲町「戸塚君は女子と間違われそうな名前だよね」

    戸塚「」グサッ

    仲町「あ、別にそんなつもりじゃ……!」アセアセ

    戸塚「いいんだ。確かに彩加って男子っぽくないもんね……」

    折本(あっ、スペマンに乗ってたときの笑顔が完全に消えちゃった)

    562 = 1 :

    - ナイトパレード -


    折本「最後のシメっていったらコレでしょ!」

    戸塚「だね!」

    八幡(この二人元気だな)

    仲町「ふぅ」

    八幡「疲れたか?」

    仲町「うん。はしゃぎすぎたかも」

    八幡「そうか。帰ったら早く寝た方がいいかもな」

    仲町「うん。比企谷君も疲れた?」

    八幡「凄い疲れた」

    仲町「あはは。……ごめんね」

    八幡「いや、謝る必要はない。俺も結構楽しかったと思う」

    仲町「断言しないところが比企谷君らしいね。いい気分転換になった?」

    八幡「ああ」

    仲町「ならよかった」ニコッ

    563 = 1 :

    - 22時 比企谷家 -


    八幡「ただいま」

    小町「あ、お兄ちゃん。おかえりー」

    八幡「おう。母さんは?」

    小町「もう寝てるよ。明日も早いんだって」

    八幡「そうか。風呂入ってくる」

    小町「追炊きしてから入ったほうがいいんじゃない?」

    八幡「そうだな。コーヒーでも入れるか」

    小町「あ、小町の分もー」

    八幡「あいよ」

    564 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡「あったか」ズズー

    小町「ダブルデートどうだった?」

    八幡「デートじゃない」

    小町「デートだよ。小町がデートって言ってるんだからデートなの。わかった?」

    八幡「……わかりました」

    小町「小町も会ってみたいなー。仲町さんと折本さんだっけ?」

    八幡「ああ。折本はおな中なんだが見たことないか」

    小町「ないよ。二学年上なんて部活してないと接点ないもん」

    八幡「だよな」

    小町「受験が終わったら会わせてね」

    八幡「機会があればな」

    小町「ふ、それで逃げてるつもりだろうけど甘いよお兄ちゃん」

    八幡「……へ?」

    小町「機会がなければ作ればいいのだ!」

    八幡「……」

    小町「お兄ちゃんは逃げ方を変えたほうがいいかもね」

    八幡(なにこの子怖い……)

    565 = 1 :

    - 葉山宅 -


    葉山(クリスマスイベントまであと10日くらいか)

    葉山(これくらいあれば一日くらい休みは作れるだろう)

    葉山(いろはに大変な思いをさせるからもしれないが我慢してもらおう)

    葉山(そういえば今日、比企谷達はディスティニーだったか)

    葉山(俺も脳内で七咲とディスティニーに10回行ってるけど楽しんだだろうか)

    葉山(戸塚は仲町さんを応援しているのかな? いや、戸塚のことだから全員を応援しているんだろう)

    葉山(しかし思ったより比企谷に俺のファンが流れないな。やはり相模さんと結衣が学校でべったりしているからだろうか)

    葉山(確かにあの二人じゃ勝ち目ないと思う女子も多いだろう)

    葉山(けど中身は変態とアホの子だからいくらでも勝ち目はあると思うけどね)

    葉山「……さて、七咲のドラマCD聞きながら寝るかな」

    566 = 1 :

    - 相模宅 -


    相模(今日、比企谷達、デートだったんだよね)

    相模(バイトなかったらウチもストーキングもとい追跡したのに……)

    相模(戸塚君もいるからラブホまでは行ってないと思うんだけど)

    相模(夢の国で淫行するのってもの凄く罪悪感抱くだろうな。その罪悪感に抱きながらあんなことやこんなことを……)

    相模「駄目よ、比企谷。夢の国でこんなこと……はぁぁぁぁん///」

    相模「……っていけないいけない。お風呂上がったばかりなのに汚れちゃうし」

    相模「そういえば戸塚君がディスティニー行くことを遥とゆっこに教えたら凄い発狂してたなー」

    相模「戸塚君もあんな変態に好かれて大変そう」

    相模「……まあ、ウチが一番変態なんだけど」

    567 = 1 :

    - 副会長宅 -


    <ヒナミやだよ!
    <先生、どげんしてー?


    副会長「はぁはぁ……」

    副会長「ひぃひぃ、ヒナミちゃん、あー! なる、あー、あぁぁぁぁぁっ!!」

    副会長「ふぅ」

    副会長(まったく今期は小さい女の子が少なくて困ったもんだ)

    副会長(でも髪型変わったヒナミちゃん天使だし、なるも大天使だし問題ないか)

    副会長(明日も小学生は会合に参加するんだろうか)

    副会長(あの子、可愛かったな。比企谷の知り合いみたいだけど)

    副会長「今度、名前を聞いてみよう」

    副会長「さて、予習して寝るか」

    568 = 1 :

    - 翌日 会合 -


    八幡(さて、そろそろ内容を決めないと本当に企画が崩れるぞ)

    副会長(そんな……。今日は小学生参加しないのか……)

    八幡「」チラッ

    八幡(副会長もわかってるようだな。ロリコンだがこいつは仕事が出来るタイプだ)

    副会長(くそっ! またババアばかりの空間にっ!!)

    八幡「副会長」

    副会長「な、なんだ?」

    八幡「顔に出すぎだ。焦る気持ちはわかるが表情に出すな」

    副会長「そ、そうか。すまない」

    八幡「いや、気持ちはわかるぞ」

    副会長「……ッ!」

    569 = 1 :

    副会長(そうか。比企谷も小さい女の子が好きだったのか)


    ギー


    葉山「やあ」

    いろは「葉山先輩っ!?」

    八幡「葉山……」

    相模「葉山君?」

    折本「葉山君、本当に参加するんだ……」

    仲町「うん……」


    <嘘? あれ葉山君じゃない?
    <葉山君だ! カッコいい
    <美味しそうな臭いがする


    いろは「葉山先輩、どうしたんですかー?」

    葉山「俺も参加させてもらうことにしたよ」

    いろは「え」

    570 = 1 :

    葉山「比企谷と相模さんから聞いたんだけど大変そうだしね」

    いろは「そうですか……」

    葉山「駄目かな?」

    いろは「いえ。助かります」

    葉山「微力ながら頑張るよ」

    葉山(まあ、今日ぶち壊すかもしれないんだけどね)

    八幡「お前、部活は?」

    葉山「戸部に任せてきた」

    八幡「戸部で大丈夫なのか?」

    葉山「総武のユニフォームをとった男だぞ。ナメんなよ」

    八幡「うちの学校弱小でしょ」

    相模「葉山君も参加してくれるんだ。心強いかも」

    葉山「はは、そんなに期待しないでくれよ」


    玉縄「それじゃ始めようか。こないだのブレストを受けて、僕のほうで考えてみたんだ。レジュメを作ったから読んでみて」

    571 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡(これってレジュメというより、企画書じゃないか?)

    葉山(『今、つながる音楽』をコンセプトにか……。却下。なにも繋がってない。なぜならアニソンが入ってないから)

    相模(なんか文字見ると眠たくなっちゃうな……。レジュメじゃなくアクメ……こほんこほん!)

    八幡(挙がっていた意見を全て取り入れてるが……実現出来そうにない)

    玉縄「どうかな?」

    仲町(これは流石に無理あるんじゃ……)

    折本(これって小さい子とお年寄り喜ぶのかねー)

    子A「うーん、いいかもねー」

    子A「盛り上がりそうだよねー」

    八幡(反応がイマイチだな。こいつらもわかっているんだ。実現は難しいことが。否定しないのは空気のせいかやる気がないのか)

    572 = 1 :

    副会長(なんかやる気出ないな。レジュメ作るより小学生を呼んでくれよ)

    八幡(よし、実現不可能な要素を指摘して……)ポンッ

    八幡「……?」

    葉山「俺がいく」

    八幡「え」

    葉山「これ、規模が大きすぎるんじゃないかな。それと、音楽が出来る人はいるのかい?」

    玉縄「うん、だから、アウトソーシングしていくことも検討しよう」

    葉山「……」

    玉縄「クラシックとジャズは派遣サービスがあるし、バンドはうちの学校に軽音楽部がある。劇やミュージカルは演劇部に任せれば。ゴスペルは……教会かな?」

    葉山「……それって人任せってことじゃないかな」

    玉縄「そういうことじゃなくてその筋の人にお願いした方が確実だと思うんだよね」

    573 = 1 :

    葉山「確かに一理あるね。でもこの企画書だと全部アウトソーシングすることになるだろ。それって俺たちのイベントとは言わないんじゃないか?」

    玉縄「……っ」


    ザワザワ


    八幡(葉山、お前……)

    葉山「それにその派遣サービスのスケジュールは取れてるのかい?」

    玉縄「それはこれから確認するよ」

    葉山「遅い。先に確認取っておかないと。この時期はイベントが多い。予約済みの可能性があることを考えなかったのかい?」

    玉縄「……」

    いろは(葉山先輩、わたしの立場も考えて下さいよ……)

    副会長(意外だな。葉山って攻撃的な性格だったのか。なら俺も小学生がいないイライラをぶつけさせてもらおう)

    玉縄「ま、まずは、みんなのコンセンサスを得ようと思ってね。グランドデザインを共有して……」

    574 = 1 :

    副会長「そうか、玉縄君の言いたいことはわかった」

    葉山「……」

    副会長「外部に発注する予算はどうするんだ? 明らかに足りないんだが」

    葉山(加勢してくれるのか)

    いろは(副会長まで!?)

    玉縄「それを実現させる方法を考える為の会議なんだよ」

    副会長(結局それか。こんなの会議を重ねたって実現出来るわけがないのに……)

    葉山「……わかった。それじゃ今日中に解決策が出なかった場合はうちの企画を取り入れてもらう」

    玉縄「え」

    葉山「当たり前だろう。イベントは10日後なんだ。時間がないの自覚してないのか?」

    玉縄「それは……けど、グランドデザインの共有が……」

    575 = 1 :

    葉山「共有しても間に合わないんじゃ意味がない。こっちだって遊びで参加してるわけじゃないんだ」

    玉縄「……」

    相模(参加って葉山君が参加したのは今日からでしょ!?)

    葉山「当初のスケジュールより5日も遅れている。何かあった場合の為に予備日だって必要だ」

    玉縄「……」

    葉山「それに、企画が中止になったら君は責任を取れるのかい?」

    玉縄「せ、責任!?」

    葉山「そうだ。立案者は君だろ。なら君が責任者だ」

    玉縄「あっ……」

    葉山「君だって企画を中止にはしたくないだろう。だから……」

    玉縄「……わかった。そうしよう……」

    葉山「」ニヤッ

    576 = 1 :

    - 10分後 -


    子A「あいつ、酷くない?」

    子A「ねえ、玉縄君だって真面目にやってるのに……」

    子B「葉山君って意外と性格悪いんだ……」

    折本「……」

    仲町「……」


    いろは「葉山先輩、なにしてくれてるんですかー!」

    葉山「むしゃくしゃしてやった、後悔はしていない」

    いろは「なんですかそれ意味がわからないのでやめて下さい」

    葉山(やっぱりいろはには通用しなかったか)

    いろは「副会長もですよー!」

    副会長「すまない。でもいい機会だと思ったんだ」

    いろは「いい機会?」

    副会長「ああ。このまま反対しなかったらどうなるか会長も予想は出来ただろ?」

    いろは「……そうですけどー……」


    八幡「葉山、ちょっと来い」

    葉山「ああ」

    577 = 1 :

    - 男子トイレ -


    八幡「どういうつもりだ」

    葉山「どうもこうも君がしたかったことを代わりにしただけだ」

    八幡「……」

    葉山「安心してくれ。仲町さんと折本さんには被害は出ない」

    八幡「……は?」

    葉山「二人には俺に話しかけないようお願いしてある」

    八幡「いや、なんで仲町さんと折本が出てくるんだよ」

    葉山「そんなの君がよくわかってるんじゃないか?」

    八幡「……っ」

    葉山「幸い、二人とも俺と知り合いってことは周りに言ってなかったらね。なら会合場所で俺に話しかけて来なければ周りからは赤の他人にしか見えない」

    八幡「……」

    578 = 1 :

    葉山「つまり俺が何をしても二人に被害がおよぶことはない。君と違ってね」

    八幡「葉山、お前……」

    葉山「勘違いしないでよね! 別に比企谷の為にやったわけじゃないんだから! 自分の為なんだからね!」

    八幡「……すまない。むかついたから殴っていいか?」

    葉山「殴るなら相模さんにしよう。比企谷のイライラが解消され、相模さんの性的欲求も満たされてWIN-WINだ」

    八幡(駄目だ。余計いらついてきた……)

    八幡「……もし、玉縄が折れなかったらどうするつもりだったんだ?」

    葉山「そんなの決まってるじゃないか。上条さんばりの説教をしてそげぶに決まってるだろ」

    八幡「」

    葉山「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」

    579 = 1 :

    - 女子トイレ -


    折本「葉山君が言ってたのこれのことだったんだね……」

    仲町「うん……」

    折本「比企谷、うちらのこと気遣ってくれてたんだ」

    仲町「そうだね……」

    仲町(それなのに私、なんてこと言っちゃったんだろう……)

    仲町(もっと強く言った方がいいって。偉そうにアドバイスして……)

    折本「千佳、どうしたの?」

    仲町「う、ううん。ただ葉山君に悪いなって……」

    折本「そだね。今度、ご飯でも奢ってあげよっか」

    仲町「え」

    折本「うん、それで借りは返したことにしよう!」

    仲町「」

    580 = 1 :

    - 18時 -


    八幡(結局、解決策は見つからなかった。つまり……)

    葉山(また勝ってしまった。敗北を知りたい)フッ

    いろは「それで葉山先輩、企画ってなんですかー?」

    葉山「時間もないし明日説明する。みんな、昼休みに時間をくれないか?」

    相模「え? 本当に企画立ててるの?」

    葉山「一通りね」

    八幡「連休を使ったのか?」

    葉山「冗談言わないでくれ。こんなの二時間あれば十分だろ」

    八幡(やだ、カッコいい)

    副会長「軽くでいいから教えてくれないかな?」

    葉山「そうだね。子供のお遊戯ものかな。演劇とか」

    副会長「よし、それでいこう!」

    581 = 1 :

    いろは「副会長っ!?」

    副会長「そうだよ、俺たち生きる価値がない高校生が出しゃばっても意味がないんだ。主役は子供達なんだか―――――はっ!」

    いろは「……副会長、もしかして……」

    副会長(しまった、ばれたか……)ダラダラ

    相模(生きる価値がないとか、比企谷から直接言われたいっ!!)

    いろは「相当な子供好きなんですねー」

    副会長「……そ、そうなんだ。子供が好きで……」

    いろは「そうでしたかー。だから保育園に行く時も一緒に行きたがってたんですねー」

    副会長「あ、ああ」

    八幡(副会長、今までよくロリコンであることを隠し通せてきたな)

    葉山(なんだろう。彼とも仲良くなれそうな気がする)キラキラ

    いろは「それじゃ明日お昼休みに生徒会室に集合しましょう。お疲れ様でしたー」

    「お疲れ様でしたー」

    582 = 1 :

    - ロビー -


    仲町「比企谷君」

    八幡「おう、お疲れ」

    仲町「……」

    八幡「どうしたんだ?」

    仲町「ちょっといいかな」

    八幡「ああ。相模、葉山、先に帰っていいぞ」


    相模「……わかった」

    葉山「ああ」


    仲町「ごめんね」

    八幡「いや、大丈夫だ」

    583 = 1 :

    - 踊り場 -


    仲町「えっと……」

    八幡「……」


    相模(まさか昨日のディスティニーでいい雰囲気になって、いよいよ告白とか!?)

    葉山(仲町さん、いくのか? いってしまうのか?)


    仲町「ゴメンなさい!」ペコリ

    八幡「………………へ?」


    葉山(まさか比企谷からいって振られたのか!?)

    相模(ゴメンなさい? まさかそのまましゃがみこんでフェラする気じゃ!?)


    八幡「なにが……?」

    仲町「えっと、先週の金曜日に私が玉縄君にもっと強く言った方がいいって言ったでしょ」

    八幡「ああ」

    仲町「その、葉山君から聞いたの。なんで比企谷君が玉縄君に強く言わなかったか……」

    八幡(あいつ……)

    584 = 1 :

    葉山(あ、やばい。これじゃ俺が怒られる)


    仲町「私達のこと気遣ってくれたのに、偉そうなこと言ってごめんね?」

    八幡「いや、俺が勝手にしたことだから気にしなくていい」

    仲町「でも……」

    八幡「俺がいいやり方を思いつかなかっただけだ。それに今回は葉山が助けてくれたからな。俺は駄目だったが結果オーライだろ」

    仲町「比企谷君は駄目なんかじゃないよ! 今回だって私とかおりのこと思ってくれたんだし……」

    八幡「……」

    仲町「それに少し嬉しかったんだ」

    八幡「嬉しい?」

    仲町「うん。私たちのこと大切に思ってくれてるんだって」

    八幡「」

    585 = 1 :

    相模「」

    葉山「相模さん?」ツンツン

    相模「」

    葉山(駄目だ。死んでる……)


    八幡「あ、いや……」

    仲町「……あっ、ごめん! 私、何言ってるんだろっ///」アセアセ

    八幡「……」

    仲町「ごめん、今のは忘れて!!」

    八幡「お、オッケー///」

    仲町「あぅ……///」

    八幡「……」


    葉山(くそ、なんだか少女漫画を見てる気分だ。こっちは企画書作るのに七咲との時間を削ったというのにっ!)

    相模「」


    八幡(自分で言っておいて照れないでくれ。こっちまで恥ずかしくなるじゃねぇか)


    葉山(よし、乱入しよう。乱入して最後の硝子をブチ破ってやる。別に二人の邪魔をしたいわけじゃない。比企谷が困ってるから助けてあげるんだ)

    葉山(比企谷が困ってるから助ける。大事なことだから二回言いました)

    586 = 1 :

    仲町「///」

    八幡「えっと……」


    葉山「」スタスタ


    仲町「は、葉山くんっ!?」

    八幡「葉山? お前、帰ったんじゃ……」


    葉山「俺は、この風が好きじゃねぇ」


    仲町「」

    八幡「」

    葉山「風はいつも、俺の大切なものをカッさらっちまう。 俺は、この風を止めてやる! いつか必ず」

    仲町「……」

    八幡「……」

    葉山「ふっ」スタスタ

    仲町「…………え? 今のなに?」

    八幡「気にしないでいい。いつものアレだ」

    仲町「いつものアレ?」


    葉山(相模さんが生きてて、戸塚がいればあのパターンも出来たんだけど一人だときついな……)

    葉山(まあ、少女漫画空間をぶち壊したからよしとしよう)

    587 :

    >>579
    >折本「葉山君が言ってたのこれのことだったんだね……」

    葉山が折本たちに何か言ってたっけ? どこで?

    588 = 1 :

    - 10分後 ロビー -


    副会長(さて、帰ったら俺とひなのSSの書き溜めでもしよう)

    いろは「副会長、お疲れ様ですー」

    副会長「会長、お疲れ。まだ帰ってなかったのか?」

    いろは「はい。向こうの生徒会の人たちと話しててー」

    副会長「そうか。今日は大変だったな」

    いろは「本当ですよー。葉山先輩にはいい加減にしてほしいですー」

    副会長(この子も身長が後20センチ低かったらな……)

    いろは「それよりこの後買い物に付き合ってくれませんかー?」

    副会長「…………は?」

    いろは「部活の部品の補充頼まれてたんですよー。荷物多くなりそうなので助けてくださーい」

    副会長(うわ、あざとい。そこら辺の男子なら落ちるんだろうが俺には通じないぞ)

    副会長「悪い。今日は用事が……」

    いろは「付き合ってくれないと副会長がロリコンだってことみんなにバラしちゃいますよー?」

    副会長「」

    589 = 1 :

    いろは「いいんですかー?」クスクス

    副会長「お、俺がロリコン? なにを言ってるんだ……?」ガクガク

    いろは「実は、トイレでの比企谷先輩との会話聞こえてたんですよねー」

    副会長「」

    いろは「わたしもトイレに行ってて、出てみたらびっくり。副会長が大声で自分の性癖を暴露してるじゃないですかー」

    副会長「」

    いろは「びっくりしましたよー。まさか副会長がロリコンだなんてー」

    副会長「ま、待て。俺はロリコンじゃない。ただ小さい女の子が好きなだけで……」

    いろは「だからそれをロリコンって言うんですよ……」

    副会長「違うんだ……」

    いろは「違いません。……買い物、付き合ってくれますよね?」ニコッ

    副会長「……クソビッチが」ボソッ

    いろは「なにか言いました?」

    副会長「なにも言ってません」

    590 = 1 :

    今回はここまで
    また今度

    591 :

    副会長ーーー!!

    592 = 1 :

    次回でクリスマスイベントは終わりです
    おまけのマゾのんも多分やります

    >>587
    メアド交換してるからメールで

    593 = 547 :

    副会長ついにばれたか

    594 :

    >>587
    事前に折本達に話しかけないように言った時についでに言ったんじゃね?

    595 :

    葉山がかませにならず、逆に主人公ばりの活躍をみせる数少ないss 乙!

    596 :

    八幡の見せ場が葉山に奪われてただのハーレム野郎になってるな
    葉山の主人公乗っ取りとかちょっと新しいわw

    597 :

    副会長www

    598 :

    そげぶ葉山ワロタwwwwwwwwww

    599 :

    やだ、この葉山かっこいい...ジュン

    600 :


    葉山がリーガルハイの古美門と羽生を足して割った感じになってるな


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