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    元スレ咲「お姉ちゃんとケンカしてなかったら」

    SS+覧 / PC版 /
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    101 = 95 :

    わかんだね じゃねえーよJカスゴミが

    102 :

    変な歌歌って煽ってるかも分からん奴に言われたくないだろうな

    103 :

    変な歌気持ち悪い

    104 :

    なんでSSと関係ないところで荒れてしまうの
    照咲淡菫みんな可愛くてええやないの

    105 :

    俺は黙々と続きを待ってる

    106 :

    続き投下します


    「亦野先輩に尭深先輩だー!何しに来たのー?」

    「いや、さっき勉強聞きに来たって言ってただろ」

    「あれ?そうだっけ?まあいいじゃないですか!二人とも一緒に麻雀やりましょうよ」

    誠子「いや、私たちは勉強を聞きに…」

    「えー!いいじゃないですかー!やりましょうよー!ねえってばー!」バタバタ

    誠子「え…と、どうする?尭深」

    尭深「いいんじゃない?勉強なら今日じゃなくても聞きに来れるし…」

    誠子「そうだね…よし、やろうか」

    「すまんな、二人とも。明日ここで咲ちゃんの勉強見る予定だから、よければ来てくれ」

    「すみません弘世さん、ご迷惑おかけしてしまって…」

    「ん、気にすることはないさ」

    「す、菫…実は私も夏休みの宿題が……」

    「はっ!?お前インハイ始まる前に終わらせたってドヤ顔で言ってたじゃないか!」

    「そそそ、そんなこと言ってない…読書感想文書き終わったって言っただけ…」

    (いや、全部終わったって言ってたぞ…)

    107 = 1 :

    「………何が終わってないんだ?……正直に言えよ?」ゴゴゴ

    「…数学の冊子あと30ページ…漢字のワーク20ページ……英語の問題集50ページ…」

    「け、結構あるね……」

    「……………おい、今日は何月何日だ?」

    「8月26日」

    「始業式はいつだ?」

    「……9月1日」

    「………………………」ジトッ

    「そ、そんな目で見ないで…」

    「はぁ……もうしょうがないな…とりあえず今日は咲ちゃんも疲れてるだろうし、明日からみっちりやるからな」

    「…ありがとうすみれぇ」ウルウル

    108 = 1 :

    「ねーえー!麻雀やろーよー!」バタバタ

    「そ、そうだった…えっと…私が抜けようか?」

    「えー、テル抜けちゃうの?つまんなーい」

    「ま、待て照!私が!私が抜ける!」

    誠子「じゃあ代わりは……」チラッ

    尭深「……………………」フルフル

    誠子「な、なんだよ!私に死ねって言うのか!?」コソコソ

    尭深「じゃあ私に死ねって言うの?」コソコソ

    「二人ともどうしたの?」

    誠子「いっいえ、なんでもないです!」

    109 = 1 :

    誠子「尭深、こうなったら公平にじゃんけんで決めよう…!」

    尭深「………わかった」

    誠子「じゃあいくぞ…最初はグー…じゃんけん…」

    誠子「ほいっ!」グー

    尭深「ほいっ!」パー

    誠子「ま、負けた……」ガクッ

    尭深「…誠子ちゃん、頑張って」ポンッ

    誠子「………………行ってきます」トボトボ

    尭深「無事に帰ってきてね………」

    「……ふつう勝ったほうが入るんじゃないの?」

    誠子「…いいんです、負けたほうであってます」ガックシ

    「…?」

    (あんな卓……罰ゲームみたいなものだからな…)

    110 = 1 :

    数時間後

    誠子「」プシュー

    尭深(ごめんね誠子ちゃん…あとでお茶淹れるから……)ナム

    「あー、楽しかった♪また打とうね、サキ!」

    「うん、私もすごく楽しかったよ!ありがとう淡ちゃん」

    「咲、強くなったね……これなら清澄でも来年全国狙えるかも…」

    「あれ?サキは白糸台には来ないの?」

    「うん、長野の清澄高校ってところに行くつもりだよ」

    「なんだーつまんないの!サキがこっちに来たら私とサキで高一最強コンビ組めるのに」

    「さ、最強だなんて…私はそんなに強くないよ…」アタフタ

    「ううん、サキ、すっごく強いよ!」

    「そ、そうかな…///」テレ

    111 = 1 :

    「でも、淡ちゃんのほうがもっともっと強いよ。私、お姉ちゃん以外でこんなに強い人と打ったの初めてだよ」

    「んもー!嬉しいこと言ってくれちゃって!サキ大好き!」ギュゥゥゥ

    「わっ!淡ちゃん、苦しい苦しい!」ケホッ

    「あー、このまま持って帰りたい!」スリスリ

    「…!そ、それはいくら淡でもダメ!」

    「テルのケチ!テルには菫先輩がいるでしょ!」

    「それとこれとは話が違う」

    「むー」

    「おい、そこのバカ二人。そろそろ夕食の時間だが」

    112 = 1 :

    「え、もうそんな時間?」

    「うわっ!私そろそろ帰らないと!」

    「え、淡ちゃん帰っちゃうの…?残念…」ショボン

    「っ!!」

    「残念だけどしょうがないね…また今度遊ぼうね」

    「……」プルプル

    「サキぃいいいいいいいいいいいいいい!!サキってばかわいすぎ!」ギュムッ

    「ぐえっ」

    「もー!明日も来ちゃお!ねえテル、明日も来ていい?」

    「淡がいいなら大丈夫だよ」

    「明日は勉強会だが…いいのか?」

    「うっ!…だ、大丈夫!サキに会いに来る!」

    尭深「淡ちゃん…相当咲ちゃんになついてるのね」

    誠子「同い年で互角の実力がある人に会えてうれしいんだよ、きっと」

    113 = 1 :

    「じゃあそろそろ帰るね!ばいばいサキ!また明日ねー!」フリフリ

    「うん、また明日」フリフリ

    ドアバタン

    「お姉ちゃん、淡ちゃんっていい子だね」

    「でしょ」

    「あれでもう少し落ち着きがあったら完璧なんだけどな」

    誠子「あはは、大星に落ち着きがあったら気持ち悪いですよ」

    「ふむ、それもそうだな…」

    グキュルルルルルルル

    「あう……///」

    「咲、お腹すいたの?」

    「う、うん、少し…」

    「そういえばもう夕食の時間だったな。食堂に行こうか」

    114 = 1 :

    誠子「今日のメニューなんですかね」

    「今日はオムライスだった。魚じゃないよ」

    誠子「え、そうなんですか…」シュン

    「テルは相変わらずメニューのチェックが早いな」

    「当然。メニューによってはお菓子の寮をセーブする」

    「亦野さんは魚がお好きなんですか?」

    誠子「え、あ、うん。…なんか亦野さんって堅っ苦しくてやだなあ…誠子でいいよ」

    「あ、いやでも…先輩ですし…」

    誠子「いいのいいの、ほら」

    「う、え…じ、じゃあ…えっと…誠子さんは魚がお好きなんですか?」

    誠子「うん、食べるよりも釣るほうが好きだけどね」

    尭深「私も昨日釣りに付き合わされた」

    誠子「…しょうがないだろ、ほかに頼める人いないんだから…」

    尭深「別に嫌とは言ってない」

    115 = 1 :

    「渋谷さんも釣りするんですか?」

    尭深「私も尭深でいい」

    「う…えっと、尭深さんも釣りを?」

    尭深「ううん、私は誠子ちゃんに付き合ってるだけ」

    「海釣りですか?」

    誠子「いやいや、海はちょっと遠いからね。川釣りだよ」

    「何か釣れた?」

    誠子「いやー、昨日はダメでしたね。まあ、何か良いものが釣れたら持って帰りますよ」

    「……うわ、食堂結構並んでるな…早めに来たんだが…」

    116 = 1 :

    尭深「私と誠子ちゃんで並んできます」

    「いや、それは悪い」

    尭深「全然かまいませんよ。先輩方はゆっくりしててください」

    「……すまんな、ありがとう」

    尭深「いえ」

    「あ、私も行きます」

    「咲はダメ。お客さんなんだから座ってて。代わりに私が行くから」

    「……いや、照は咲ちゃんとここにいろ。私が行ってくる」

    「さ。誠子、尭深、行くぞ」

    誠子「え、先輩悪いですよ…座っててください」

    「いいからいいから。ほら、行くぞ」グイグイ

    (思えば照と咲ちゃんはまだ二人っきりになってない…)

    (はるばる長野から来たんだ…少しでも多く姉妹の時間を作ってやらんと…)

    117 = 1 :

    照咲「………」ポツーン

    「弘世さん…気を遣ってくれたのかな…」

    「べつに気にしなくても良かったのにね…」

    「うん…でもちょっと安心したよ」

    「なにが?」

    「お姉ちゃんの周りの人が、みんな良い人ばっかりだったから…」

    「そんなこと心配してたの?」

    「………だってほら、お姉ちゃん初対面の人には誰彼かまわず営業スマイル振りまくでしょ?」

    「ちゃんとお姉ちゃんのことわかってくれる友達いるのかなって…」

    「もう……咲ってば失礼…私にだって友達くらいできる」

    「うん、だから今日それを確かめられて良かったなって思ったの」

    「…咲は私のことより自分のこと気にかけたほうがいい。受験生なんだから」ナデナデ

    「う………」

    118 = 1 :

    「ちゃんと勉強しなきゃダメだよ?」ナデナデ

    「うぅ…宿題ため込んでるお姉ちゃんに言われたくないよ!」

    「むぐ……何も言い返せない…」

    「お姉ちゃん、夏休み何してたの?」

    「麻雀麻雀おかし麻雀おかしおかしおかし麻雀おかしおかしおかしおかしおかし麻雀おかしおかしおかし麻雀」フンス

    「……麻雀よりお菓子の時間のほうが多い……」

    「お菓子の時間を少しでも宿題に充てられなかったの?」

    「むり」

    「……………」

    「咲も知ってるでしょ?お菓子が私にとってどれだけ重要なものか…」

    「それは…まあ……」

    「とにもかくにもお菓子がないと、私のすべては始まらないの」

    119 = 1 :

    「わかったよ…もう何も言わない……」ハァ

    「……あれ、なんか呆れられてる?」

    「ううん、そんなことないよ…。お姉ちゃんらしいなって思っただけ…」ハァ

    「…むー……やっぱり呆れられてる…」

    「………………とりゃっ!」ガバチョ

    「うひゃっ!?」ビクッ

    「くらえ!」コチョコチョ

    「ちょっ、お姉ちゃん!うひゃwwやめwwwww」ケラケラ

    「お姉ちゃんをバカにする妹はこうしてやる!」コチョコチョコチョコkチョ

    「ごめっ、謝る!謝るかwwらwwwお願いやめてwwwww」ケラケラ

    「よろしい!」ピタッ

    「ふー…ふー…」ハァハァ

    「どう?参った?」フンス

    「もー、お姉ちゃんてば……ふふ」

    「お姉ちゃんとこんなことするのも久しぶりだね」

    「…うん」ナデナデ

    120 = 1 :

    とりあえず今日はここまでです。明日も投稿する予定ですので、お時間のある方はお付き合いください。
    読んでくださった方々、ありがとうございました。

    122 :

    おつおつ
    みんな仲良し

    123 :

    どうでも良いけど
    上の咲と照の遣り取りって
    他の生徒も見てるんだよね…

    124 :

    もう咲も白糸台入ればいいのに

    125 = 105 :

    おつおつ
    照1人が変わるだけで随分雰囲気がww

    126 :

    お菓子の寮 部屋一つお菓子置き場になってそうな

    127 :

    続き投下します


    「お、姉妹仲良くやってるじゃないか」

    「あ、菫おかえり」

    「あ、おかえりなさい」

    「ああ、待たせてすまんな」

    「いえ、そんなことないですよ」

    「おお、オムライスおいしそう」

    「うわ、けっこう量があるね…こんなに食べれないかも…」

    「まあ高校生向けの献立だからな」

    「咲、ちゃんと食べなきゃ大きくなれないよ」

    「身長はこれから伸びるもん」

    128 = 1 :

    「確かに私も中三のときは咲と同じくらいだったけど……」

    「でも咲……私たちは身長よりも何よりも、おもちを大きくしなければいけない!」クワッ

    「うっ……わ、私はこれから大きくなるもん!まだまだ成長期だもん!」

    「中三のときは私も咲と同じことを思ってた…でもね咲、現実は残酷なんだよ…」

    「事実、私の現状はひどい……華の女子高生が周囲から鉄板呼ばわりされる……」

    「そ、それはお姉ちゃんだけでしょ!私は大きなおもちをお持ちな女子高生になるもん!」

    「………………」ポンッ

    「…な、なにその哀れみに満ちた眼差しは!」

    「あきらめな、咲。咲の分も私がおもちの大きな女になってあげる。安心してお姉ちゃんに任せなさい」

    「…違うよお姉ちゃん、あきらめるのはお姉ちゃんのほうだよ!」

    「む?」

    「いい、お姉ちゃんは私より2年長く生きてるんだよ?」

    「…それがなに?」

    「つまりねお姉ちゃん!お姉ちゃんは私よりも2年長く生きててそのおもち!」

    「!!?」

    「2つも年が離れてるのに私と同じくらいのおもち…お姉ちゃんの成長はもう終わってるんだよ!」

    「ばかな………」ガクッ

    129 = 1 :

    「なあ、酷なことを言うようだが…二人とももう無理だと思うぞ」

    照咲「…!?」

    尭深「そんなことよりそろそろ食べませんか…?お腹すきました…」

    照咲「…そんなこと……」

    誠子「そうですよ、ご飯食べましょうよ!いただきまーす」パチッ

    「いただきます」パチッ

    尭深「いただきます」パチッ

    菫誠子尭深「………」モグモグモグモグ

    「……………た、食べようか…お姉ちゃん」

    「うん、そうだね…」

    照咲「いただきます」パチッ

    照咲「………」モグモグモグモグ

    照咲「おいしい」

    130 = 1 :

    食後・照の部屋

    「ふー、お腹いっぱいだよ」

    「うー…苦しい…」ゲフッ

    「もう、お姉ちゃん…女の子が人前でゲップなんてダメだよ」

    「いいの、咲しかいないから」

    「そういう問題なの…?」

    「それよりも咲、お風呂いつ入る?お風呂って言っても部屋についてる小さいバスルームだけど」

    「うーん、どうしよう…もう入っちゃおうな」

    「わかった。タオルは洗面台の下にあるから適当に使って」

    「うん」

    「シャンプーとリンスは…まあ見ればわかる」

    「うん、わかった。じゃあ先にシャワー使わせてもらうね」

    「はい、ごゆっくり」

    131 = 1 :

    バスルーム

    ガラッ

    「おお……お姉ちゃんは小さいって言ってたけど…十分広いよ」

    「これ、個室ごとについてるの…?…おそるべし私立…」

    「えーと、シャワー出すのはこれかな」キュッ

    シャワァァァァァァァァァァ

    「ひゃっ!?つめたっ!」

    「うわわわ!いったんシャワー止めないと…うわっ!」ツルッ

    ドンガラガッシャーン

    「うぅ…いたい…」

    ドドドドド…ガラッ

    「咲っ!!どうしたの大丈夫!?」

    「うひゃぁあ!お、お姉ちゃん!?」///

    132 = 1 :

    「咲…転んだの?大丈夫?頭とか打ってない?」

    「だだ、大丈夫…///」

    シャワァァァァァァァァァァァ

    「…あ、そうかごめん…シャワーの使い方言ってなかったね…」キュッ

    「う、ううん、大丈夫だよ」

    「…そうだ、この際私も一緒に入ろう」

    「えっ!」

    「ちょっと待ってて…準備してくる」テテテ

    「あ、ちょ、お姉ちゃん待って………行っちゃった…」

    「まあいっか…小さいころはいつも一緒に入ってたし」

    ガラッ

    「おまたせ」

    「はやっ」

    133 = 1 :

    短いですが今日はここまでです。続きは明日投下する予定ですが、場合によっては投下できない可能性もあります。
    それでも続きを待ってくださるというお心の広い方々は、どうか最後までお付き合いください。
    では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。

    134 :

    おつ

    135 :

    おつ

    140 :

    おつおつ

    141 :

    咲ちゃん羨ましい…
    現実の長野は残酷なんや…

    142 :

    続き投下します


    「よっこらせと…」

    「年寄りくさいよお姉ちゃん…」

    「いいのいいの……シャワーシャワーっと」キュッ

    シャワァァァァァァァァァァァ

    「あ、そっちでお湯が出るのか…」

    「うん…よし、ちょうどいい温度」

    「咲、こっちおいで。頭洗ってあげるから」

    「え、いいよ。自分でやるよ」

    「いいからいいから…こっちおいで」

    「…うん」トテトテ

    「よし、じゃあここ座って」

    「はい」チョコン

    「じゃあシャワーかけるけど熱かったら言ってね」シャワァァァ

    「ん、大丈夫…ちょうどいい」

    143 = 1 :

    「~♪」ワシャワシャ

    「♪」

    「大丈夫?痛くない?」ワシャワシャ

    「うん、平気だよ。それよりもお姉ちゃん、私たちのこの∠ってなんなの?」

    「さあ…」ワシャワシャ

    「濡らしても整髪料使ってもどうにもならないんだよね、これ…」

    「私もこっちに来てから一度、思い切って美容室で切り落としてもらったことがある…」ワシャワシャ

    「あ、切ったの?」

    「うん…次の日にはもとに戻ってたけど……」ワシャワシャ

    「ていうか、切り落としたその日一日、菫にすら私の存在を認識してもらえなかった…」ワシャワシャ

    「え、なにそれ…怖い」ガクブル

    「うん、本当に怖かった…ほ○怖に投稿できるレベル…」ワシャワシャ

    「タイトルは…―角のない女―とか?」

    「お姉ちゃんそれ普通だよ」

    144 = 1 :

    「…ま、まあそれは置いといて……」ワシャワシャ

    「咲も絶対に∠は切り落としたらダメだからね?」ワシャワシャ

    「切り落とすなんて発想今の今までなかったよ。むしろなんで切り落とそうと思ったの?」

    「だって…満員電車とか乗ると近くの人に刺さって嫌な顔されるし…」ワシャワシャ

    「枕にも穴あくし…」ワシャワシャ

    「ああ、それはまあ……うん」

    「デメリットしかないなら、切っちゃっていいかなって」ワシャワシャ

    「なるほど…」

    「よし…こんなものかな。咲、痒いところとかない?」ワシャ…

    「うん、平気だよ。ありがとう」

    145 = 1 :

    「じゃあシャンプー流すから目つぶって」シャワァァァ

    「ん」

    「ふー、さっぱりしたよ。ありがとうお姉ちゃん」

    「どういたしまして」

    「今度は私がお姉ちゃんの頭洗ってあげるよ」

    「うん、じゃあお願いする」

    「じゃあ濡らすね」シャワァァァ

    「んー」

    「シャンプーするけど、痒いところあったら言ってね」ワシャワシャ

    「んー♪」

    「うーん、懐かしいなぁ、昔はいつもこうしてたよね」ワシャワシャ

    「うん」

    「いつだっけ…お姉ちゃんがシャンプーしてる間に間違えてコークスクリューしちゃって…」ワシャワシャ

    「お風呂場中シャボン玉だらけになったことあったよね」ワシャワシャ

    146 = 1 :

    「……あれは確か私が7歳のとき」

    「お姉ちゃんが7歳ってことは私は5歳…もう10年も前かぁ…」ワシャワシャ

    「…早いね」

    「うん。気が付いたらあっという間にアラサーになってそうだよ…」ワシャワシャ

    「……私、あと10年でアラサー…」

    「10年後かぁ…何してるかなぁ…」ワシャワシャ

    「…きっと、姉妹で麻雀プロになって、大活躍してる」

    「…うん、そうだといいね」ワシャワシャ

    「よし、こんなものかな。どう?お姉ちゃん痒いところない?」ワシャ…

    「うん、大丈夫」

    「じゃあシャンプー流すよ」シャワァァァ

    「んー。ありがとう、気持ちよかった」

    「じゃあ次は体を…」

    「え!か、体はいいよ…///」

    147 :

    コークスクリューでジャグジーしようとし照

    148 = 1 :

    「別に姉妹なんだから気にすることない。別に減るもんでもないし」

    「た、確かに減る胸はないけど…」ツルペター

    「………」ツルペター

    照咲「」ズーン

    「……と、とにかく私に任せて。小さいころは洗いっことかしてたでしょ」

    「うー…わかったよ」

    「よしきた。じゃあまずは背中から。咲、後ろ向いて」

    「うん」クルッ

    「ゴシゴシするけど、痛かったら言うんだよ?」ゴシゴシ

    「うん、平気」

    「……」ゴシゴシ

    (……咲…大きくなったと思ったけど…背中は小さいままだ……)ゴシゴシ

    「♪」

    (懐かしいなあ、この感じ…やっぱりお姉ちゃんに背中流してもらうの落ち着くよ)

    「うん、背中はこんなものかな」ゴシ…

    (ありゃ、もう終わっちゃった…)ショボン

    149 = 1 :

    「咲、前向いて」

    「えぇ…ちょっと恥ずかしいよぉ///」

    「もう、咲ってば昔っから恥ずかしがりなんだから…」

    「だ、だって…」オロオロ

    「はいはい、わかったわかった…前はいいから、代わりに私の背中流して」クルッ

    「う、うん!それくらいお安い御用だよ!」

    「じゃあおねがい」

    「うん」ゴシゴシ

    「あー、いいね。ちょうどいい」

    「お姉ちゃんは相変わらずきれいな背中してるね」ゴシゴシ

    「そんなことない。咲だってきれい」

    「…えへへ、それは私がお姉ちゃんの妹だからだよ」ゴシゴシ

    「…もう、咲ってば……」テレ

    (満更でもなさそうな顔してる…お姉ちゃんって昔からこういうところがかわいいんだよね)ゴシゴシ

    150 = 1 :

    「ん、ありがとう咲。もういいよ」

    「ん、じゃあ流すね」シャワァァァ

    「ふいー、さっぱりさっぱり。ありがとう、咲」ナデナデ

    「咲の受験が終わったら、今度は温泉にでも行こうか」

    「わ、ほんと!?」パァァァ

    「うん。淡や菫たちも誘って、みんなで行こう」

    「うん!」

    「だから咲、頑張るんだよ」ナデナデ

    「うん」

    「じゃあそろそろ上がろうか」

    「うん、そうだね」

    ガラッ

    「うー、蒸し暑い…せっかくさっぱりしたのにまた汗かきそう…」


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