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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ヤンデレ + - 京太郎 + - 修羅場 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 1 :

    >>395 これは……



    親切な人だなあ、と普通ならその程度で終わるやり取り。

    だが。


    あら……なんなの、コレ……?


    目の前の男子を、もっと知りたい。

    名前を、趣味を、癖を、好きなものを、血液型を、呼吸を、鼓動を。

    もっと深く、表面ではなく、内部まで。

    この男の子を、知りたい。

    知り尽くして、自分の手で管理したい――



    「あの、それで?」



    声をかけられて我に返る。

    「あ、せやった。なあ、君、怜を見なかった?」

    「怜?」

    「そ。こんぐらいの、病弱アピールしてる子なんやけど。あ、コレ写真な」

    「いや、見なかったですけど……」

    「そっか……どこほっつき歩いてんのやら……」

    「あの、一緒に探しましょうか?」

    「ええの?」

    「はい。これも縁ですし」

    「よし! じゃ、君はあっち頼むわ! これウチの携帯の番号で、見かけたらよろしくな!」

    「うす、了解っす」


    直下判定 怜は
    0~50 見つからない
    51~99 京太郎が見付けた

    402 = 200 :

    病めるのですボクたち!

    403 = 297 :

    トッキーをほどほどに惚れさせて抑止力にしよう

    404 = 200 :

    京太郎に惚れる怜も良いし竜華の変化に戸惑う怜も良い

    405 :

    怜竜は仲良く分け合うから(震え声

    406 = 228 :

    管理したいなのね

    408 = 1 :

    「あ、あれか?」


    自販機の隣で、ベンチにもたれ掛かっている女の子。

    竜華から貰った携帯の画像データと照らし合わせても、間違いはない。

    あそこで呑気に寝息を立てている彼女こそ、竜華が必死に探していた怜なのだろう。


    「あの……?」


    とりあえず、肩に手をかけて揺すってみる。

    怜の、反応は――

    怜判定直下
    1~30 あと五分……
    31~60 んん?……どっかで会ったか……?
    61~98 ああ、ついにお迎えが来たんか……
    ゾロ目 ???

    409 = 310 :

    ほうほう

    411 :

    何が始まるんです!?

    412 = 200 :

    ぞろ目から漂う死の香り

    413 :

    ラッキーセブンやで堪忍してや

    414 = 400 :

    え?なに、ラッキーヘブン?

    415 = 297 :

    いやいやここから即死ってどんなウルトラCですか(震え声)

    416 = 320 :

    やべえよ…やべえよ…

    417 = 200 :

    添い遂げる未来が見えちゃったのかもしれない

    418 = 341 :

    でも修羅場的にはたとえ竜怜でも取り合ってもらいたい
    それこそ胃が痛くなるくらいに

    419 = 1 :

    「ん、ん……?」


    ピクリと瞼が揺れて、ゆっくり目が開かれる。

    起こす前に先に竜華を呼んだ方が良かったかもしれない、と今になって気付く。

    さて、何と言ったものか。


    「あのですね、俺は――」

    「ああ、おはよ。京ちゃん」

    「へ?」


    首に腕が回される。

    京太郎がその行為の意味を理解するよりも、速く。


    「ん」

    「!?」


    唇を強引に奪われた。

    それもただ触れ合うだけの軽いものではなく、深く、味合うように、長く。

    京太郎が何も理解出来ずに固まっているにも関わらず、彼女の行為は止まらない。


    「――ぷはっ」


    やがて、怜から唇を離す。

    二人の間に、透明な橋がかかった。


    「ん。ごちそーさん」

    420 = 399 :

    二人は幸せなキスをして終了

    421 = 228 :

    初っ端から全力だ
    これは高校一年生の男の子に耐えられるやら

    422 = 341 :

    え、なに? 前世とかあんの(他校√的な意味で)
    怜大勝利で慈悲はないんですかヤッター

    423 = 400 :

    京太郎の一生にも一度くらい幸せな日があってもいいだろう

    424 = 1 :

    ちと離席。なるべくすぐ戻ります

    425 = 200 :

    一体何巡先まで視たんですかねぇ
    名乗るところまでは最低でも視たんだろうな

    427 = 228 :

    一旦乙

    428 = 1 :

    「あーっ!! 何しとんねん!!」

    「ひっ!?」


    建物全体に響き渡る怒声。

    先程の彼女の印象を覆す形相に、つい情けなく怯えた声を漏らしてしまう。

    いや、この表情には、見覚えが――


    「ウチの京太郎くんにへんなことすんな!!」

    「んー? なにって」


    ぽりぽり。

    対して、呑気に頬をかく怜。

    大者なのか、惚け者なのか、京太郎にはわからなかった。


    「昨日はりゅーかの番やったし、今日はウチの日やろ?」

    「へ?」


    ピタッと止まる竜華。

    彼女の反応は、


    竜華判定直下
    0~55 ああ、せやったか。せやなぁ
    56~99 なに言っとんの!?

    429 :

    ヌッ

    430 = 297 :

    な、何が起こっているんだ…

    431 = 228 :

    ウチのww

    432 :

    えっww

    433 :

    ターン制なら仕方ないね

    434 :

    マジで>>422か……

    435 = 194 :

    まさか……ときを超えた……

    436 = 218 :

    未来視にも限度があるんやで

    437 = 321 :

    今までの低コンマが嘘のように…
    綺麗にフラグ回収してったな…

    438 :

    低コンマが出たのは昼…昨夜は高コンマが出た…
    つまり夜になると高コンマが出る…?

    439 = 1 :

    >>429 やりますね



    「ああ、せやったか。せやなぁ」

    「りゅーかは変なところでおっちょこちょいやなぁ」

    「あは、堪忍したってやー」


    あっはっはっは。

    楽しそうに笑う二人。

    違う。

    さっきの竜華の表情は、宮守の先輩たちを思い出させたが、違う。

    宮守の先輩たちの表情はまだ、理解できるけど。



    この人たちは、


    「もー、そんなんで京ちゃんに愛想尽かされても知らんよ?」

    「京太郎くんがそんな器の小さい男じゃないのは怜もよく知ってるやろ? なあ、」


    「京太郎、くん?」


    異質、だ。



    京太郎判定直下
    1~66 京太郎は逃げ出した!
    67~00 しかし回り込まれてしまった!

    440 :

    てい

    441 :

    なにかがおかしいコンマ

    442 = 297 :

    ここで逃げちゃえるのかよ(驚愕)

    444 = 377 :

    片割れが病弱だからその場からの逃走はそれほど難しくはないということか

    445 = 218 :

    逃げた(追いつかれないとは言っていない)

    446 = 1 :

    >>440
    >>442 「ウチ、病弱やし……」



    「っ!」


    考えるよりも先に、恐怖感が体を突き動かす。

    纏わり付く怜を跳ね除け、がむしゃらに足を動かす。

    今は一刻も速く、ここから逃げ出したかった。




    「はぁ……はぁ……」

    途中ですれ違った咲も久も霞も小蒔も無視して。

    気が付いたら、宮守の控室に着いていた。

    竜華も怜も、追いかけては来なかった。

    447 = 271 :

    飛び火しまくってそう

    448 = 321 :

    >>447 ひぐらしみたいになる訳か

    449 = 1 :

    >>446 ちょくちょく酉忘れる……



    「どうしたの? なんか色々凄いことになってるけど」

    「胡桃、先輩……」


    今は、この小さな先輩が。

    何よりも、頼りに見えた。


    「先輩……!」

    「え? いや、どうしたの!? そりゃ私も嬉しいけど心の準備ってものが!!」


    小さな体に縋り付く。

    宮守の先輩なら誰でもよかった。

    さっきの光景を、忘れさせてほしかった。

    450 :


    その後、東京にいる間は京太郎が一人で行動することはなかった。

    最低でも二人の3年生と、常に一緒に行動した。

    塞たちは、「絶対に私たちが京太郎を守る」と決意した。

    京太郎の心に、トラウマに近い傷を残したとはいえ。

    結果としてこのことが、宮守の絆を深めることになったのは。


    何とも、皮肉な話であった。


    【宮守、全国大会日常パート 了】


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