私的良スレ書庫
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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」
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>>351 今日は平和ですねえ
「ふえ……?」
見上げると、自分を心配そうに見つめる男の子。
「苦しそうですけど……医者、呼びます?」
イケメンだ。
金髪の髪がキラキラ輝いている――電灯に、照らされて。
私を迎えに来てくれたのか、彼が。
「……そういうことだったんだね、こーこちゃん」
自分が今日、合同コンパに参加したのは。
今、この時のためだったのだ。
「うわ、酒臭っ」
こんな固い電柱よりも、彼の胸がいい。
白いシャツに飛び掛かると、彼はしっかり受け止めてくれた。
「えへへ……」
「酔っ払いだったのか……どうしよ、コレ」
グリグリ。
頭を押し付けて彼の匂いを堪能する。
ああ、これが、幸せ――え?
「……」
「あの?」
「……おえっ」
「え゛」
酒は飲んでも飲まれるな。
京太郎は、胸に刻み込んだ。
「ふえ……?」
見上げると、自分を心配そうに見つめる男の子。
「苦しそうですけど……医者、呼びます?」
イケメンだ。
金髪の髪がキラキラ輝いている――電灯に、照らされて。
私を迎えに来てくれたのか、彼が。
「……そういうことだったんだね、こーこちゃん」
自分が今日、合同コンパに参加したのは。
今、この時のためだったのだ。
「うわ、酒臭っ」
こんな固い電柱よりも、彼の胸がいい。
白いシャツに飛び掛かると、彼はしっかり受け止めてくれた。
「えへへ……」
「酔っ払いだったのか……どうしよ、コレ」
グリグリ。
頭を押し付けて彼の匂いを堪能する。
ああ、これが、幸せ――え?
「……」
「あの?」
「……おえっ」
「え゛」
酒は飲んでも飲まれるな。
京太郎は、胸に刻み込んだ。
幸いにもモノがかかったのは上着のシャツのみで。
女性のアレをおっ被ったまま街中を歩く苦行は避けられた。
「ごめんなさい……」
「あー……何と言うか、まぁ……」
そして、無事に女性を送り届けることが出来たが。
崩れに崩れた化粧が洗面台で洗い流されてようやく、この酔っ払いが小鍛治健夜であると気が付いた。
今にも首を吊りそうな悲壮感を漂わせる健夜を前にしては、怒る気持ちも萎んでいく。
「……死にたい……」
「うわぁ……」
酒の力とは言え恋に燃え上がったテンションからの、醜態。
健夜はこの世から消えてしまいたい気分だった。
しかしそんな健夜の胸中を、京太郎は知る由もない。
どうにか彼女を宥めて、帰りたい。
女性のアレをおっ被ったまま街中を歩く苦行は避けられた。
「ごめんなさい……」
「あー……何と言うか、まぁ……」
そして、無事に女性を送り届けることが出来たが。
崩れに崩れた化粧が洗面台で洗い流されてようやく、この酔っ払いが小鍛治健夜であると気が付いた。
今にも首を吊りそうな悲壮感を漂わせる健夜を前にしては、怒る気持ちも萎んでいく。
「……死にたい……」
「うわぁ……」
酒の力とは言え恋に燃え上がったテンションからの、醜態。
健夜はこの世から消えてしまいたい気分だった。
しかしそんな健夜の胸中を、京太郎は知る由もない。
どうにか彼女を宥めて、帰りたい。
「だから私はアラフォーなんだ……こんな私は永遠に独り身がお似合いなんだ……」
「いや、ホラ? きっと健夜さんにもお似合いの人が来てくれますよ」
「こんな何の取り柄もない私でも?」
「ま、麻雀とか!」
「そんなの何のアピールにもなんないよ……」
「そんなことないっすよ! 俺も麻雀部っすけど、国内無敗とメッチャ凄いじゃないっすか!」
「え? そうなの?」
「ハイ! だから、自信持って」
「いや、そっちじゃなくて」
「君、麻雀部なんだ」
「あ、まあ。そうっすけど」
――ねえ、光源氏って知ってる?
――もういっそすこやんもさ
――ああいやジョーク! 冗談だから! そんな顔しないで!?
こーこちゃん。
ありがとう。
年は干支一つほど離れてるけど。
彼も麻雀部だし、つまりこれって。
そういう、ことだよね――?
「いや、ホラ? きっと健夜さんにもお似合いの人が来てくれますよ」
「こんな何の取り柄もない私でも?」
「ま、麻雀とか!」
「そんなの何のアピールにもなんないよ……」
「そんなことないっすよ! 俺も麻雀部っすけど、国内無敗とメッチャ凄いじゃないっすか!」
「え? そうなの?」
「ハイ! だから、自信持って」
「いや、そっちじゃなくて」
「君、麻雀部なんだ」
「あ、まあ。そうっすけど」
――ねえ、光源氏って知ってる?
――もういっそすこやんもさ
――ああいやジョーク! 冗談だから! そんな顔しないで!?
こーこちゃん。
ありがとう。
年は干支一つほど離れてるけど。
彼も麻雀部だし、つまりこれって。
そういう、ことだよね――?
お、おかしい…フラグが立つようなコンマじゃなかったはずだ(笑顔)
「宮守高校、だっけ?」
「はい。俺は付き添いっすけど」
「見てあげよっか」
「え?」
「見てあげるよ、私が。君も宮守の麻雀部も」
――私が、君たちを勝たせてあげる。
……これが、小鍛治健夜と京太郎の出会い。
棚から牡丹餅ならぬ、口から――
「まあ、色々な事情がありまして」
「人生、何があるかわからないもんだねえ」
溜息を吐いて、視線を卓に向けると健夜と目があった。
飾らない素朴な笑みを見せる健夜に、ほんのちょっとだけ、京太郎はときめいた。
……その笑顔があれば、結婚くらいいつでも出来そうなのになぁ。
そんな言葉は、飲み込むことにした。
【若さってなんだ 了】
「はい。俺は付き添いっすけど」
「見てあげよっか」
「え?」
「見てあげるよ、私が。君も宮守の麻雀部も」
――私が、君たちを勝たせてあげる。
……これが、小鍛治健夜と京太郎の出会い。
棚から牡丹餅ならぬ、口から――
「まあ、色々な事情がありまして」
「人生、何があるかわからないもんだねえ」
溜息を吐いて、視線を卓に向けると健夜と目があった。
飾らない素朴な笑みを見せる健夜に、ほんのちょっとだけ、京太郎はときめいた。
……その笑顔があれば、結婚くらいいつでも出来そうなのになぁ。
そんな言葉は、飲み込むことにした。
【若さってなんだ 了】
宮守の雀力が大幅に上昇しました!
小鍛治プロの連絡先を入手しました! これですこやんがいつでも現れるようになりました
また酉忘れたけど>>372ですこやん編〆です
次で大会編安価はラストにしたい所存
キャラ安価下三で
小鍛治プロの連絡先を入手しました! これですこやんがいつでも現れるようになりました
また酉忘れたけど>>372ですこやん編〆です
次で大会編安価はラストにしたい所存
キャラ安価下三で
日差しがキツい日は反射で熱が倍増される。
風が強い時はビル風に圧倒される。
東京ってヤツは、下手な田舎よか過酷な環境なんじゃないか――?
「うわっぷ」
風で飛ばされて来た何かが顔に張り付いた。
突然塞がれた視界に慌てて払い飛ばすと、それは。
「……マフラー?」
こんな季節に、マフラー?
どこかビルの上から飛ばされて来たのか?
辺りを見渡すと――
宥姉判定直下
1~30 あ、あの、それ私ので……
31~60 この人、見てると……あったか~い……
61~98 この人……なんだか……
ゾロ目 ???
風が強い時はビル風に圧倒される。
東京ってヤツは、下手な田舎よか過酷な環境なんじゃないか――?
「うわっぷ」
風で飛ばされて来た何かが顔に張り付いた。
突然塞がれた視界に慌てて払い飛ばすと、それは。
「……マフラー?」
こんな季節に、マフラー?
どこかビルの上から飛ばされて来たのか?
辺りを見渡すと――
宥姉判定直下
1~30 あ、あの、それ私ので……
31~60 この人、見てると……あったか~い……
61~98 この人……なんだか……
ゾロ目 ???
凄い、身内(このスレと原作的な)にしかフラグをばらまいてない!
>>380 霞さんの辺りからコンマ低めですね。神の力に浄化されたか
宥姉さんあっさり終わりそうなので大会編もうちょっといけそうですね
「あ、あの、それ私ので……」
ぷるぷる震えながら、こちらを見る女の子。
身長は咲と同じ程度で、この季節に真っ向から逆らうように過剰な防寒着に身を包んでいる。
風が肌寒い、というレベルではなく、本当に寒そうに身を震わせている。
「あ、あの……」
「ああはい! すいません、どうぞ!」
思わずガン見してしまったが、急いでマフラーを手渡す。
マフラーを首に掛け、風で飛ばされないように手でぎゅっと握りしめる女の子。
ほっと、安心したように息を吐く。
「ありがとう、ございました……」
ぺこりと頭を下げて去っていく女の子。
色んな人がいるんだなぁ……。
宥姉さんあっさり終わりそうなので大会編もうちょっといけそうですね
「あ、あの、それ私ので……」
ぷるぷる震えながら、こちらを見る女の子。
身長は咲と同じ程度で、この季節に真っ向から逆らうように過剰な防寒着に身を包んでいる。
風が肌寒い、というレベルではなく、本当に寒そうに身を震わせている。
「あ、あの……」
「ああはい! すいません、どうぞ!」
思わずガン見してしまったが、急いでマフラーを手渡す。
マフラーを首に掛け、風で飛ばされないように手でぎゅっと握りしめる女の子。
ほっと、安心したように息を吐く。
「ありがとう、ございました……」
ぺこりと頭を下げて去っていく女の子。
色んな人がいるんだなぁ……。
「だから、京太郎の首から知らない匂いがするんだね」
「え? 意外とわかるもんだよ?」
「女の子って、その辺り凄い敏感なんだから」
「京太郎が何してたか、とか」
「私にはお見通しだから、ね?」
【寒がりな女の子 了】
「え? 意外とわかるもんだよ?」
「女の子って、その辺り凄い敏感なんだから」
「京太郎が何してたか、とか」
「私にはお見通しだから、ね?」
【寒がりな女の子 了】
「な、なあそこの君!」
「はい?」
見知らぬ声に振り向けば、息を切らした少女。
黒髪のロングヘアで、背が程よく高い。胸も大きめだが大き過ぎるということもなく、足も肉付きが良い。
京太郎は『バランスの良い、健康的な人』という印象を抱いた。
「ぜぇ……ぜぇ……」
そんな子が膝に手を付き、呼吸を整えている。
汗で髪が首筋に張り付いている。
余程急いで走り回っていたんだろう。苦しそうだ。
「あの、ポカリで良ければどうぞ」
「わ、悪いな……んぐっ」
ぐび、ぐび、ぷはーっ。
一瞬にしてペットボトルが空になる。
見ている方が気持ち良くなる程の飲みっぷりである。
「はー、生き返った。ありがとな」
「はぁ、どういたしまして」
りゅーか判定直下
1~30 東京にも親切な人はおるんやな!
31~60 ありがと! 恩に着るわ!
61~98 あら……なんなの、コレ……?
ゾロ目 ???
「はい?」
見知らぬ声に振り向けば、息を切らした少女。
黒髪のロングヘアで、背が程よく高い。胸も大きめだが大き過ぎるということもなく、足も肉付きが良い。
京太郎は『バランスの良い、健康的な人』という印象を抱いた。
「ぜぇ……ぜぇ……」
そんな子が膝に手を付き、呼吸を整えている。
汗で髪が首筋に張り付いている。
余程急いで走り回っていたんだろう。苦しそうだ。
「あの、ポカリで良ければどうぞ」
「わ、悪いな……んぐっ」
ぐび、ぐび、ぷはーっ。
一瞬にしてペットボトルが空になる。
見ている方が気持ち良くなる程の飲みっぷりである。
「はー、生き返った。ありがとな」
「はぁ、どういたしまして」
りゅーか判定直下
1~30 東京にも親切な人はおるんやな!
31~60 ありがと! 恩に着るわ!
61~98 あら……なんなの、コレ……?
ゾロ目 ???
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