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元スレ春香「いつからだろう」
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P「手の動きは分かるか?」
やよい「はい」
昨日の夜、やよいに聞いた
練習したいというやよいと公園に向かっている時に、気になったこと
家の皆の食事はどうするの?
それに、やよいはなんて答えたっけ
……………………
全部作り置きしてます
…そう言ったよね
やよい「はい」
昨日の夜、やよいに聞いた
練習したいというやよいと公園に向かっている時に、気になったこと
家の皆の食事はどうするの?
それに、やよいはなんて答えたっけ
……………………
全部作り置きしてます
…そう言ったよね
お皿を洗ったりとかは、私がしますけど
細かいことは長介がやってくれてます
…と、やよいは付け加えた
その時のやよいの顔は、とても心配そうだった
普通なら、やよいは家事を優先すると思う
実際私が皆を食事に誘った時も、
家事があるからってやよいは帰ったし
…まぁ結局、食事には行かなかったんただけど
春香「……」
じゃあなんでやよいは練習を優先したのか
細かいことは長介がやってくれてます
…と、やよいは付け加えた
その時のやよいの顔は、とても心配そうだった
普通なら、やよいは家事を優先すると思う
実際私が皆を食事に誘った時も、
家事があるからってやよいは帰ったし
…まぁ結局、食事には行かなかったんただけど
春香「……」
じゃあなんでやよいは練習を優先したのか
やよいは、練習がきついからとか
余裕がないからとかそんな理由で家事を疎かにするような
そういうことはしない
どんな負担になったとしても
当たり前のように家事をするだろう
……………………
弟さんの強い意志に負けたんだっけ
やよい「……」
やよいは熱心に練習している
何度だめでも、何度怒鳴られても
辞めたいとは言わないし、決してそんな顔はしない
だからとは言わないけど、
やよいには踊れるようになって欲しい
余裕がないからとかそんな理由で家事を疎かにするような
そういうことはしない
どんな負担になったとしても
当たり前のように家事をするだろう
……………………
弟さんの強い意志に負けたんだっけ
やよい「……」
やよいは熱心に練習している
何度だめでも、何度怒鳴られても
辞めたいとは言わないし、決してそんな顔はしない
だからとは言わないけど、
やよいには踊れるようになって欲しい
P「よし、まずはこの部分だ」
曲が流れ出す
それに合わせてやよいは踊る
長い長い個別練習
見ているだけなのは逆に疲れるかもしれない
正直…練習したいとは思ってるかも
でも、やよいが頑張ってるから応援したい
あとはやよいだけ
踊れるようになって、やよい
……………………
……………………
いつしか見ている私達も
プロデューサーさんと同じように
やよいの練習を熱心に見るようになっていた
曲が流れ出す
それに合わせてやよいは踊る
長い長い個別練習
見ているだけなのは逆に疲れるかもしれない
正直…練習したいとは思ってるかも
でも、やよいが頑張ってるから応援したい
あとはやよいだけ
踊れるようになって、やよい
……………………
……………………
いつしか見ている私達も
プロデューサーさんと同じように
やよいの練習を熱心に見るようになっていた
曲が止まる
P「頭では分かってるんだよな?」
やよい「……」
P「……」
プロデューサーさんが悩むと同時に、
私達も同じように考える
響「何で…なんだ?」
初めて踊るとかなら分かる
でも、ずっと練習してきて踊れない
それも、リズムが常に遅かったり
動きに目立つような癖があったり
そういうのならまだ分かる
でも、やよいは
毎回動きもバラバラで、リズムも変わる
はっきり言えば、でたらめ
P「頭では分かってるんだよな?」
やよい「……」
P「……」
プロデューサーさんが悩むと同時に、
私達も同じように考える
響「何で…なんだ?」
初めて踊るとかなら分かる
でも、ずっと練習してきて踊れない
それも、リズムが常に遅かったり
動きに目立つような癖があったり
そういうのならまだ分かる
でも、やよいは
毎回動きもバラバラで、リズムも変わる
はっきり言えば、でたらめ
何故だろう
そう思う私達と同じように
プロデューサーさんも暫く考えていた
P「とりあえず…ここの振りができるようになったら、最初からここまで通す」
P「いいな?」
やよい「はい」
P「じゃあいくぞ」
曲が流れ出す
P「そう、そうだ…その調子だやよい」
やよい「はい」
P「じゃあもう一回だ」
プロデューサーさんとやよいは、2人で練習を続ける
少しずつ、本当に少しずつ
やよいは踊れるようになっていく
でも、かなり時間がかかる
……もうどれくらい練習しただろうか
そう思う私達と同じように
プロデューサーさんも暫く考えていた
P「とりあえず…ここの振りができるようになったら、最初からここまで通す」
P「いいな?」
やよい「はい」
P「じゃあいくぞ」
曲が流れ出す
P「そう、そうだ…その調子だやよい」
やよい「はい」
P「じゃあもう一回だ」
プロデューサーさんとやよいは、2人で練習を続ける
少しずつ、本当に少しずつ
やよいは踊れるようになっていく
でも、かなり時間がかかる
……もうどれくらい練習しただろうか
>>758
そう感じるのは俺たちのレス分あるからじゃね?
そう感じるのは俺たちのレス分あるからじゃね?
くどさは全く無くないか?
むしろこんくらい丁寧に描写して欲しいSSだ
むしろこんくらい丁寧に描写して欲しいSSだ
亜美「何か見てる方もちょっと疲れるね」
真美「だね…」
伊織「黙って見てなさいよ」
見ているだけだった皆が、少し疲れ始めた
無理もない
やよいの個別練習が始まって、もう2時間経った
雪歩「ふぅ」
真「ボク達、このままでいいのかな?」
見ているだけ、というのも確かに辛い
私は右側に座っていた真美に話しかけた
真美「だね…」
伊織「黙って見てなさいよ」
見ているだけだった皆が、少し疲れ始めた
無理もない
やよいの個別練習が始まって、もう2時間経った
雪歩「ふぅ」
真「ボク達、このままでいいのかな?」
見ているだけ、というのも確かに辛い
私は右側に座っていた真美に話しかけた
春香「やよい、大丈夫かな?」
真美「うーん」
春香「少しずつだけど、踊れるようにはなってるよね」
真美「でも、まだ1番も終わってないですね」
春香「……」
真美の言うとおり
2時間かけて、まだ1番の振り付けすら終わってない
時間に余裕はない
伊織「いいから黙って見てなさいよ!」
伊織は小さく怒鳴る
やよいをじっと見て、目を離さない
分かってるよ
何もやよいに苛立ってるわけじゃない
応援している
…でも、それとは別に不安も出てくる
ついつい皆、お互いに何か話してしまう
真美「うーん」
春香「少しずつだけど、踊れるようにはなってるよね」
真美「でも、まだ1番も終わってないですね」
春香「……」
真美の言うとおり
2時間かけて、まだ1番の振り付けすら終わってない
時間に余裕はない
伊織「いいから黙って見てなさいよ!」
伊織は小さく怒鳴る
やよいをじっと見て、目を離さない
分かってるよ
何もやよいに苛立ってるわけじゃない
応援している
…でも、それとは別に不安も出てくる
ついつい皆、お互いに何か話してしまう
P「よし、ここの振りはできた、1度最初から通す」
P「いいな?」
やよい「はい」
P「じゃあいくぞ?」
曲が流れ、やよいはダンスに集中する
プロデューサーさんも、じっとやよいを見る
私もやよいも見る
でも
春香「え?」
私はあっけにとられた
P「また、踊れなくなったのか?」
やよい「……」
やよいは、イントロの部分が踊れなくなっていた
P「いいな?」
やよい「はい」
P「じゃあいくぞ?」
曲が流れ、やよいはダンスに集中する
プロデューサーさんも、じっとやよいを見る
私もやよいも見る
でも
春香「え?」
私はあっけにとられた
P「また、踊れなくなったのか?」
やよい「……」
やよいは、イントロの部分が踊れなくなっていた
P「頭では分かってるんだよな?」
やよい「……」
P「次、どう動けばいいか分かってるんだよな?」
やよい「…はい」
P「……」
P「くそっ…何でなんだ!」
P「いつもより丁寧に教えた、やよいだって踊れた」
律子「プロデューサー殿」
P「……」
P「これじゃ今までと同じだな、どうすればいい」
春香「……」
以前何回か聞いた
その時は踊れても、踊れなくなる
まさか、ここまでだったなんて
とても想像はできなかった
……………あれ?
これって大丈夫なのかな
少し焦りを感じる
やよい「……」
P「次、どう動けばいいか分かってるんだよな?」
やよい「…はい」
P「……」
P「くそっ…何でなんだ!」
P「いつもより丁寧に教えた、やよいだって踊れた」
律子「プロデューサー殿」
P「……」
P「これじゃ今までと同じだな、どうすればいい」
春香「……」
以前何回か聞いた
その時は踊れても、踊れなくなる
まさか、ここまでだったなんて
とても想像はできなかった
……………あれ?
これって大丈夫なのかな
少し焦りを感じる
これじゃ、何回やっても踊れるようになるとは思えない
不安が大きくなる
練習場の空気が張り詰めていく
後がどんどん無くなっていく
どうすればいい?
……………………
そんな時、律子さんがある提案を出した
律子「手拍子でやってみたらどうですかね?」
不安が大きくなる
練習場の空気が張り詰めていく
後がどんどん無くなっていく
どうすればいい?
……………………
そんな時、律子さんがある提案を出した
律子「手拍子でやってみたらどうですかね?」
P「何て言った…律子」
律子「手拍子で合わせるんですよ」
律子「やよいは体に動きを覚えこませればいいと思うんです」
P「今まで、散々踊ってきたんだ…体は覚えてる」
P「それに、もうそんな所から始めてる場合じゃない」
律子「でも、リズムが取れれば、音楽にも合わせられるようになると思うんですよ」
律子「そうしたら、あっという間だと思いませんか?」
P「……」
暫く黙っていたプロデューサーさんは
やがて、決断をくだした
P「やよい、手拍子でいくぞ」
やよい「はい」
律子「手拍子で合わせるんですよ」
律子「やよいは体に動きを覚えこませればいいと思うんです」
P「今まで、散々踊ってきたんだ…体は覚えてる」
P「それに、もうそんな所から始めてる場合じゃない」
律子「でも、リズムが取れれば、音楽にも合わせられるようになると思うんですよ」
律子「そうしたら、あっという間だと思いませんか?」
P「……」
暫く黙っていたプロデューサーさんは
やがて、決断をくだした
P「やよい、手拍子でいくぞ」
やよい「はい」
P「俺が見るから、手拍子を頼む」
律子「よし…やよい、いくわよ」
手拍子での練習が始まる
律子さんのコールに合わせて、やよいは動く
P「違う、そこはもっと速くだ」
P「ここは右から足を出すんだよ!」
プロデューサーさんの声も大きくなっていく
…怒鳴るような指導も増える
でも、勘違いしないでやよい
何で踊れないんだとか、そういうことは思ってないよ
やよいに苛立ってなんかない、がんばって
練習はとても長く続いた
律子「よし…やよい、いくわよ」
手拍子での練習が始まる
律子さんのコールに合わせて、やよいは動く
P「違う、そこはもっと速くだ」
P「ここは右から足を出すんだよ!」
プロデューサーさんの声も大きくなっていく
…怒鳴るような指導も増える
でも、勘違いしないでやよい
何で踊れないんだとか、そういうことは思ってないよ
やよいに苛立ってなんかない、がんばって
練習はとても長く続いた
……………………
……………………
個別練習が始まって、4時間が経った
律子「部分的にやりましたけど、振りは全部できましたね」
P「やよいには、手拍子の方が良かったかもしれないな」
P「ただ、通して踊れるかは別だが」
律子「さっきよりも覚えもいいですし、今度は大丈夫ですよ」
P「……」
プロデューサーさんも、律子さんも
さすがに疲れているようだった
それはそうだ
ぶっ続けで4時間もやよいの指導をした
疲れて当然、見ている私達もくたくただ
……ただ、それ以上にやよいの体力の消耗が激しかった
やよいは膝に手を付き、下を向いている
もうこれ以上練習をするのは無理だろう
P「やよい、これが最後だ」
やよい「はい」
……………………
個別練習が始まって、4時間が経った
律子「部分的にやりましたけど、振りは全部できましたね」
P「やよいには、手拍子の方が良かったかもしれないな」
P「ただ、通して踊れるかは別だが」
律子「さっきよりも覚えもいいですし、今度は大丈夫ですよ」
P「……」
プロデューサーさんも、律子さんも
さすがに疲れているようだった
それはそうだ
ぶっ続けで4時間もやよいの指導をした
疲れて当然、見ている私達もくたくただ
……ただ、それ以上にやよいの体力の消耗が激しかった
やよいは膝に手を付き、下を向いている
もうこれ以上練習をするのは無理だろう
P「やよい、これが最後だ」
やよい「はい」
律子「大丈夫よ、自信を持ちなさい」
律子「さっきよりも動きは良くなってるわ…体も動きを覚えてるはずだから、思いっきりやりなさい」
P「じゃあ、最初から通すぞ」
これが最後のチャンス
手拍子に変えて、部分的にだけど
やよいはみるみる踊れるようになった
たった2時間で最後の振りまで踊れた
……あとは、通すだけ
今、私達765プロの未来を背負っているといっても、過言じゃないと思う
伊織「……」
皆の緊張が伝わる
練習場の空気が張り詰める
やがて、曲が流れ出した
律子「さっきよりも動きは良くなってるわ…体も動きを覚えてるはずだから、思いっきりやりなさい」
P「じゃあ、最初から通すぞ」
これが最後のチャンス
手拍子に変えて、部分的にだけど
やよいはみるみる踊れるようになった
たった2時間で最後の振りまで踊れた
……あとは、通すだけ
今、私達765プロの未来を背負っているといっても、過言じゃないと思う
伊織「……」
皆の緊張が伝わる
練習場の空気が張り詰める
やがて、曲が流れ出した
春香「お願い」
踊ってやよい
ここで踊れなかったら、もうライブに間に合わない
いや、それよりも
ここまで頑張ったやよいを楽にさせて
春香「やよい!」
私は誰かに祈るように拳を握る
……………………
やがて、やよいは動き出す
静かな音楽に合わせてやよいは踊る
そして、次の瞬間
やよいはリズムが乱れてしまった
踊ってやよい
ここで踊れなかったら、もうライブに間に合わない
いや、それよりも
ここまで頑張ったやよいを楽にさせて
春香「やよい!」
私は誰かに祈るように拳を握る
……………………
やがて、やよいは動き出す
静かな音楽に合わせてやよいは踊る
そして、次の瞬間
やよいはリズムが乱れてしまった
春香「なんで…!」
曲が止まる
プロデューサーさんも、律子さんも
ただ黙っていることしかできなかった
やよいは踊れなかった
イントロの部分で乱れてしまった
……個別練習を始める4時間前と、何も変わっていなかった
やよい「……」
もうダメかもしれない
やよいは頑張ったよ
誰も責めたりはしないと思う
曲が止まる
プロデューサーさんも、律子さんも
ただ黙っていることしかできなかった
やよいは踊れなかった
イントロの部分で乱れてしまった
……個別練習を始める4時間前と、何も変わっていなかった
やよい「……」
もうダメかもしれない
やよいは頑張ったよ
誰も責めたりはしないと思う
伊織「何で…なんでなのよ、やよい!」
伊織「もう一度踊りなさい、踊れないなんて認めないわ」
伊織「踊れるはずよ」
やよい「伊織さん」
伊織「あんたも早く曲を流しなさいよ!」
P「ああ」
プロデューサーさんは急いで曲を流す
やよい「がんばります、伊織さん」
やよいは小さく伊織に微笑んだ
伊織「もう一度踊りなさい、踊れないなんて認めないわ」
伊織「踊れるはずよ」
やよい「伊織さん」
伊織「あんたも早く曲を流しなさいよ!」
P「ああ」
プロデューサーさんは急いで曲を流す
やよい「がんばります、伊織さん」
やよいは小さく伊織に微笑んだ
曲が流れ、やよいはダンスに集中する
伊織は立ってやよいを見守る
春香「やよい」
そうだ、まだ諦めていない
藁にもすがる思いで、私は自分を奮い立たせた
まだ何とかなるかもしれない
やよい…がんばって
そろそろ動き出すタイミング、まずはここから
……………………
でも、やよいは動かなかった
伊織は立ってやよいを見守る
春香「やよい」
そうだ、まだ諦めていない
藁にもすがる思いで、私は自分を奮い立たせた
まだ何とかなるかもしれない
やよい…がんばって
そろそろ動き出すタイミング、まずはここから
……………………
でも、やよいは動かなかった
P「ん?」
曲が止まる
違う、やよいは動かなかったんじゃない
動けなかった
春香「そんな」
やよいは膝に手をついて、荒く呼吸する
過酷な練習を続けてきたやよいは
もう体が動かなくなっていた
練習場は沈黙に包まれる
……………………
ライブを目の前にして
あと少しというところで
全てを諦めることになった
曲が止まる
違う、やよいは動かなかったんじゃない
動けなかった
春香「そんな」
やよいは膝に手をついて、荒く呼吸する
過酷な練習を続けてきたやよいは
もう体が動かなくなっていた
練習場は沈黙に包まれる
……………………
ライブを目の前にして
あと少しというところで
全てを諦めることになった
やよいは膝に手をついたまま動かない
下を向いたまま顔を動かそうともしない
1番辛いのは、やよいだろう
P「……」
律子「……」
律子「どう、しますか?」
P「……」
P「タオルと水を持ってこい」
やよい「……」
やよいは泣こうともしない
涙も出ないのだろう
分かりたくないけど
やよいの気持ちが伝わってくる
下を向いたまま顔を動かそうともしない
1番辛いのは、やよいだろう
P「……」
律子「……」
律子「どう、しますか?」
P「……」
P「タオルと水を持ってこい」
やよい「……」
やよいは泣こうともしない
涙も出ないのだろう
分かりたくないけど
やよいの気持ちが伝わってくる
律子「やよい、タオルと水よ…ほらそんな顔しないで」
俯いたまま顔が見えないはずのやよいに向かって、律子さんは呼びかける
律子「よくがんばったわ、やよい」
律子「何も自分を責める必要はないわよ」
やよいは少しも動こうとしない
顔は見えないが、どんな表情をしているかは想像できる
………できる?
俯いたまま顔が見えないはずのやよいに向かって、律子さんは呼びかける
律子「よくがんばったわ、やよい」
律子「何も自分を責める必要はないわよ」
やよいは少しも動こうとしない
顔は見えないが、どんな表情をしているかは想像できる
………できる?
私は自分に問う、想像できる?
いや、分からない
やよいがどんな顔をしているのか
涙も流さないで、何も喋らないで、ずっと固まったままのやよいは
今、何を考えてるの!
そんなやよいは不意に何かを言った
春香「え?」
いや、分からない
やよいがどんな顔をしているのか
涙も流さないで、何も喋らないで、ずっと固まったままのやよいは
今、何を考えてるの!
そんなやよいは不意に何かを言った
春香「え?」
何かを言った
………何て言った
やよいが言ったことを、頭の中で整理する
踊れませんでした
そうじゃない
すみません
いや、それも…違う
私、最低ですね
ううん、違うよ
どれも違うよ
やよいは!
やよい「こんなだめな私と練習して、迷惑じゃないですか?」
………何て言った
やよいが言ったことを、頭の中で整理する
踊れませんでした
そうじゃない
すみません
いや、それも…違う
私、最低ですね
ううん、違うよ
どれも違うよ
やよいは!
やよい「こんなだめな私と練習して、迷惑じゃないですか?」
あずささんとか貴音みたいにやよいもどっかおかしくなってるのかな?
考えてみれば他のアイドルがそうなってないとは限らないんだよな…
体が全体練習で皆で踊るのを拒否してるとか
考えてみれば他のアイドルがそうなってないとは限らないんだよな…
体が全体練習で皆で踊るのを拒否してるとか
「バカね」
小さな声が、練習場に響いた
私の横を伊織が通り過ぎていった
伊織「バカ言ってんじゃないわよ…」
小さな声が、練習場に響いた
私の横を伊織が通り過ぎていった
伊織「バカ言ってんじゃないわよ…」
伊織「私は楽しいわ」
伊織「あんた……そんなこと、考えてたわけ?」
伊織「腹立つわね」
やよい「……」
伊織「よく聞きなさいやよい、1度しか言わないわ」
伊織「あんたと合わせて踊ってる時も、あんたがミスをした時も、あんたが練習してるのを見ている時も」
伊織「迷惑だなんて思うわけないじゃない」
伊織「あんたが何度ミスしたって」
伊織「あんたのことをお荷物だなんて思わないわよ」
やよい「……」
伊織「……」
伊織「そんなやよいと、私はステージに立ちたいと思ってるわ」
伊織「そんなこと考えてる暇があるなら」
伊織「さっさと踊れるようになりなさいよ」
やよい「伊織…ちゃん」
伊織「次そんなこと聞いたら許さないわ」
伊織「あんた……そんなこと、考えてたわけ?」
伊織「腹立つわね」
やよい「……」
伊織「よく聞きなさいやよい、1度しか言わないわ」
伊織「あんたと合わせて踊ってる時も、あんたがミスをした時も、あんたが練習してるのを見ている時も」
伊織「迷惑だなんて思うわけないじゃない」
伊織「あんたが何度ミスしたって」
伊織「あんたのことをお荷物だなんて思わないわよ」
やよい「……」
伊織「……」
伊織「そんなやよいと、私はステージに立ちたいと思ってるわ」
伊織「そんなこと考えてる暇があるなら」
伊織「さっさと踊れるようになりなさいよ」
やよい「伊織…ちゃん」
伊織「次そんなこと聞いたら許さないわ」
伊織は黙って、私達の元へ歩いてくる
その表情は怒りなのか、悲しみなのか
いろいろな物が混じっていた
春香「そうだねぇ」
その表情は怒りなのか、悲しみなのか
いろいろな物が混じっていた
春香「そうだねぇ」
できる、できるよ
春香「できるよやよい!」
誰よりも練習してきたんだもん
そんなやよいが踊れないなんて
こんな形で終わってしまうなんて
そんなのおかしいよ
やよい「春香さん…」
響「そうだ、できるぞやよい!」
貴音「ふふ、できないはずがないでしょう」
皆、口々にやよいに言葉を投げかける
さっきまで沈黙に包まれていた練習場は
皆の声で埋め尽くされた
春香「できるよやよい!」
誰よりも練習してきたんだもん
そんなやよいが踊れないなんて
こんな形で終わってしまうなんて
そんなのおかしいよ
やよい「春香さん…」
響「そうだ、できるぞやよい!」
貴音「ふふ、できないはずがないでしょう」
皆、口々にやよいに言葉を投げかける
さっきまで沈黙に包まれていた練習場は
皆の声で埋め尽くされた
とても賑やかだ
いつかの騒動が起きた時のように
…そんなこともあったね
でも、これは違う
気分が悪くなるようなものじゃない
今…すごく気分がいいよ
何でこんなに前向きになれるんだろうね!
やよい「……私、やります」
P「お前ら」
やよいに呼びかける皆を
驚いた表情で、プロデューサーさんは見ていた
いつかの騒動が起きた時のように
…そんなこともあったね
でも、これは違う
気分が悪くなるようなものじゃない
今…すごく気分がいいよ
何でこんなに前向きになれるんだろうね!
やよい「……私、やります」
P「お前ら」
やよいに呼びかける皆を
驚いた表情で、プロデューサーさんは見ていた
才能がないとどれだけ努力しても限界があるって誰かが言ってたけど
そういうのって怖いよね
これは違うんだよな、救いはあるんだよな、な?
そういうのって怖いよね
これは違うんだよな、救いはあるんだよな、な?
本来の設定では運動神経は真響についでトップクラスのやよいがこんなに踊れないなんて…
やはりなにかおかしくなっちゃったのか…
やはりなにかおかしくなっちゃったのか…
やよいが一番ダンス低いんじゃなかったっけ
志多から二番目が春香さんで
志多から二番目が春香さんで
やよいのDaパラメータは媒体によってまばらなんで
作品によってブレがあるのは当然。そう、ひび…のバストのように
作品によってブレがあるのは当然。そう、ひび…のバストのように
>>797
ひび…のは某72さんと同じで悪意による結果やから!
ひび…のは某72さんと同じで悪意による結果やから!
>>798
あれはちは…測った人がメジャーきつくやっただけだから
あれはちは…測った人がメジャーきつくやっただけだから
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