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元スレ春香「いつからだろう」
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響ちゃんはその場に蹲っている
春香「待って!」
全力で走るが足がもたついて上手く走れない
春香「あ……あ…」
なんで…
何でこんなことばかり起きるのだろう
車はだんだんと迫って行く
人がそれなりにいるこの通りで信号無視
普通はあり得ないだろう
私の周りで不快なことが起き続ける
私のせいなのかな?
伊織「えっ」
だめだ…もう間に合わなーーーーー
諦めて立ち止まる私の横を
響「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
響ちゃんが走り過ぎて
伊織の元へ向かって行った
春香「待って!」
全力で走るが足がもたついて上手く走れない
春香「あ……あ…」
なんで…
何でこんなことばかり起きるのだろう
車はだんだんと迫って行く
人がそれなりにいるこの通りで信号無視
普通はあり得ないだろう
私の周りで不快なことが起き続ける
私のせいなのかな?
伊織「えっ」
だめだ…もう間に合わなーーーーー
諦めて立ち止まる私の横を
響「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
響ちゃんが走り過ぎて
伊織の元へ向かって行った
………………。
ここは事務所
春香「響ちゃんほんとに足…大丈夫?」
響「大丈夫…だぞ」
伊織「バカ言ってんじゃないわよ!」
伊織「ろくに立ててないじゃない」
伊織も響ちゃんも間一髪の所で車とぶつからずに済んだ
無事ではあった
でも、無理をして走った響ちゃんの足は
もう常に立ってはいられなくなるほど限界に達していた
伊織「2人で支えていたとはいっても…」
伊織「ここまで歩いてこれた方がおかしいわよ」
小鳥「響ちゃん、本当の事を言いなさい」
響「うぅ……」
ここは事務所
春香「響ちゃんほんとに足…大丈夫?」
響「大丈夫…だぞ」
伊織「バカ言ってんじゃないわよ!」
伊織「ろくに立ててないじゃない」
伊織も響ちゃんも間一髪の所で車とぶつからずに済んだ
無事ではあった
でも、無理をして走った響ちゃんの足は
もう常に立ってはいられなくなるほど限界に達していた
伊織「2人で支えていたとはいっても…」
伊織「ここまで歩いてこれた方がおかしいわよ」
小鳥「響ちゃん、本当の事を言いなさい」
響「うぅ……」
律子「響?」
響「律子…何でここに?」
律子「何でって、車にぶつかったって聞いたから飛んできたのよ」
響「え…」
小鳥「ごめんなさい、響ちゃん…私が連絡したの」
響「そんな…」
律子「それよりどこをぶつけたのよ!」
急かす律子さんを小鳥さんが止める
小鳥「ちょっと…律子さん落ち着いてください」
小鳥「どこもぶつけて無いみたいなんです」
律子「は?」
小鳥「すみません、私も慌てていたもので」
小鳥「勘違いしてたみたいなんです」
律子「な…」
なによもぅ…と律子さんは肩をおろした
響「律子…何でここに?」
律子「何でって、車にぶつかったって聞いたから飛んできたのよ」
響「え…」
小鳥「ごめんなさい、響ちゃん…私が連絡したの」
響「そんな…」
律子「それよりどこをぶつけたのよ!」
急かす律子さんを小鳥さんが止める
小鳥「ちょっと…律子さん落ち着いてください」
小鳥「どこもぶつけて無いみたいなんです」
律子「は?」
小鳥「すみません、私も慌てていたもので」
小鳥「勘違いしてたみたいなんです」
律子「な…」
なによもぅ…と律子さんは肩をおろした
伊織「ま、ぶつかってたら先に病院送りよね」
春香「あはは…」
不幸中の幸いとも言うべきだろうか
少しだけ空気が和む
でも、響ちゃんによってその空気も掻き消される
響「プロデューサーには言ってないよな?」
「………………」
響「プロデューサーにも社長にも…言ってないよな?」
響「足のことがバレたら、練習させてもらえなくなるぞ」
伊織「何言ってるのよ…まさかまだやるつもりじゃ」
響「やるぞ…」
そう言って響ちゃんは立ち上がった
響「自分…絶対やめない!」
………………。
私には分からなかった
いや…分からないというより分かりたくなかった
響ちゃんの考えていることが
春香「あはは…」
不幸中の幸いとも言うべきだろうか
少しだけ空気が和む
でも、響ちゃんによってその空気も掻き消される
響「プロデューサーには言ってないよな?」
「………………」
響「プロデューサーにも社長にも…言ってないよな?」
響「足のことがバレたら、練習させてもらえなくなるぞ」
伊織「何言ってるのよ…まさかまだやるつもりじゃ」
響「やるぞ…」
そう言って響ちゃんは立ち上がった
響「自分…絶対やめない!」
………………。
私には分からなかった
いや…分からないというより分かりたくなかった
響ちゃんの考えていることが
律子「プロデューサー殿には伝えてないわ」
律子「小鳥さんに頼まれたからね」
響「ピヨ子?」
小鳥「ええ…」
小鳥「でも…どうしてそこまでこだわるのか」
小鳥「教えてもらえないかしら」
響「……」
小鳥「足の状態は響ちゃん自身がよく分かってるはずよ」
小鳥「それでも続ける訳を」
響ちゃんは黙り込んだ
なぜ足を痛めても練習するのだろうか
社長を気遣って?
いや…そうじゃない
勿論それもあるだろうけど
何か他に理由が?
響「最近…」
響ちゃんはゆっくりと話し始めた
律子「小鳥さんに頼まれたからね」
響「ピヨ子?」
小鳥「ええ…」
小鳥「でも…どうしてそこまでこだわるのか」
小鳥「教えてもらえないかしら」
響「……」
小鳥「足の状態は響ちゃん自身がよく分かってるはずよ」
小鳥「それでも続ける訳を」
響ちゃんは黙り込んだ
なぜ足を痛めても練習するのだろうか
社長を気遣って?
いや…そうじゃない
勿論それもあるだろうけど
何か他に理由が?
響「最近…」
響ちゃんはゆっくりと話し始めた
響「最近…真面目に考えてみたんだ」
響「…自分が765プロに来てから、今までのことを…」
響「ずっと…思い返してた」
私達が765プロに来た頃…
まだプロデューサーさんもいない頃
響「仕事とか全然無くて」
響「それこそ、アイドルやってる実感なんか無かった頃をな…」
アイドル…
確かにその頃の私達はアイドルと言っても、名前だけの存在だった
仕事という仕事も無く、活動すらしてなかったっけ
響「皆といるのは楽しかったし不満は無かったけど…」
響「やっぱりアイドルとして活動してみたいなー…なんて」
響「思ったりもしてたさ…」
小鳥「うん…」
響ちゃんは静かに続ける
響「…自分が765プロに来てから、今までのことを…」
響「ずっと…思い返してた」
私達が765プロに来た頃…
まだプロデューサーさんもいない頃
響「仕事とか全然無くて」
響「それこそ、アイドルやってる実感なんか無かった頃をな…」
アイドル…
確かにその頃の私達はアイドルと言っても、名前だけの存在だった
仕事という仕事も無く、活動すらしてなかったっけ
響「皆といるのは楽しかったし不満は無かったけど…」
響「やっぱりアイドルとして活動してみたいなー…なんて」
響「思ったりもしてたさ…」
小鳥「うん…」
響ちゃんは静かに続ける
響「それから自分の生活は変わったさ」
響「本格的に仕事をしたり」
響「ライブをしたり…」
響「今まであんなに遠かったものが、どんどん体験できて夢みたいにも思ったぞ」
そう…
プロデューサーさんが来てから765プロは変わった
プロフィール写真の撮り直しから始まって
初仕事、初ライブ…
たしかに夢のようだった
響「まぁ最初はプロデューサーはあんまり頼りなかったけど」
響「それでも必死にプロデュースしてくれるプロデューサーが」
響「今思えばとても誇らしかったんだ」
響「仕事が増えてきて忙しくなっても頑張ることができたぞ」
小鳥「ええ」
響「でも…」
響「プロデューサーがハリウッドから帰ってきてから」
響ちゃん「そう思えなくなったんだ」
響「本格的に仕事をしたり」
響「ライブをしたり…」
響「今まであんなに遠かったものが、どんどん体験できて夢みたいにも思ったぞ」
そう…
プロデューサーさんが来てから765プロは変わった
プロフィール写真の撮り直しから始まって
初仕事、初ライブ…
たしかに夢のようだった
響「まぁ最初はプロデューサーはあんまり頼りなかったけど」
響「それでも必死にプロデュースしてくれるプロデューサーが」
響「今思えばとても誇らしかったんだ」
響「仕事が増えてきて忙しくなっても頑張ることができたぞ」
小鳥「ええ」
響「でも…」
響「プロデューサーがハリウッドから帰ってきてから」
響ちゃん「そう思えなくなったんだ」
響「自分が今まで積み重ねてきたものが…崩れて行く気がして」
響「とても不安になったぞ」
春香「……」
今まで何をやってきたのか
何でアイドルをやってるのか
何も分からなくなった
響「不安で、不安で…」
響「ほんとは次のライブも、響チャレンジもやりたくなかったんだ」
響「とても不安になったぞ」
春香「……」
今まで何をやってきたのか
何でアイドルをやってるのか
何も分からなくなった
響「不安で、不安で…」
響「ほんとは次のライブも、響チャレンジもやりたくなかったんだ」
響「でも…」
そのまま続ける
響「やりたくないからやらないなんてダメだし」
響「何としてもやり遂げようって必死になった」
響「必死にやれば何か変わるかもしれないって思ってたんだ」
響「でも…結局何も変わらなかった」
乗り越えたい
皆はそう思っていた
変わってしまったプロデューサーさんにショックを受けながらも
乗り越えたい、その気持ちがあった
………………。
私は戻りたいと思っていた
響「でも…」
響ちゃんは私を見る
そこで意外な言葉をかけられた
響「そんな時…春香が自分を変えたんだ」
春香「え…」
思いがけない一言だった
そのまま続ける
響「やりたくないからやらないなんてダメだし」
響「何としてもやり遂げようって必死になった」
響「必死にやれば何か変わるかもしれないって思ってたんだ」
響「でも…結局何も変わらなかった」
乗り越えたい
皆はそう思っていた
変わってしまったプロデューサーさんにショックを受けながらも
乗り越えたい、その気持ちがあった
………………。
私は戻りたいと思っていた
響「でも…」
響ちゃんは私を見る
そこで意外な言葉をかけられた
響「そんな時…春香が自分を変えたんだ」
春香「え…」
思いがけない一言だった
春香「私が…」
何をしたのだろう
響「必死になってた自分を…春香は心配してくれた」
響「あの時だって、泣いて止めてくれたのを…今でも覚えてるぞ」
響「自分の事で精一杯だった自分と違って」
響「春香は…皆の事を気にかけてたんだ」
響「それが…とても不思議だった」
響「心配なんかされたの久しぶりで」
響「なんとなく…昔のプロデューサーを思い出した」
小鳥「……」
何をしたのだろう
響「必死になってた自分を…春香は心配してくれた」
響「あの時だって、泣いて止めてくれたのを…今でも覚えてるぞ」
響「自分の事で精一杯だった自分と違って」
響「春香は…皆の事を気にかけてたんだ」
響「それが…とても不思議だった」
響「心配なんかされたの久しぶりで」
響「なんとなく…昔のプロデューサーを思い出した」
小鳥「……」
響「それでな、プロデューサーの日記を見て分かったんだ」
響「…辛いのは自分だけじゃなかったんだなって」
日記のことははっきりと覚えている
少ししか読んでいないけど
プロデューサーさんがハリウッドで何があったのか
だいたい分かった
響「それで…」
響ちゃんは俯き、手を握りしめる
悔しさ、悲しさ、怒り…
いろんな思いが混じっているように見える
響「それでな…」
そう呟いた響ちゃんは黙り込む
…………………
少しの沈黙
そして、静かに言った
響「プロデューサーの事を気にかけてあげられなかった自分を…情けなく思った」
小鳥「………」
響「ぶたれても必死に話す春香を見て、尚更そう思った」
響「…辛いのは自分だけじゃなかったんだなって」
日記のことははっきりと覚えている
少ししか読んでいないけど
プロデューサーさんがハリウッドで何があったのか
だいたい分かった
響「それで…」
響ちゃんは俯き、手を握りしめる
悔しさ、悲しさ、怒り…
いろんな思いが混じっているように見える
響「それでな…」
そう呟いた響ちゃんは黙り込む
…………………
少しの沈黙
そして、静かに言った
響「プロデューサーの事を気にかけてあげられなかった自分を…情けなく思った」
小鳥「………」
響「ぶたれても必死に話す春香を見て、尚更そう思った」
響「今まで自分のために頑張ってくれたプロデューサーに」
響「何かしてあげられないのかって」
響「プロデューサーを助けたいって」
響「いや…」
響「助けるとかじゃないんだ」
響「自分は…」
自分は…そう言って響ちゃんは顔を上げる
プロデューサーさんのために何かしたい
今までプロデュースしてくれた、プロデューサーさんに
…それだけじゃない
仕事以外のことでも
会話とか…いろいろ、感謝してる
そんな響ちゃんの気持ち
それは…
響「恩返しがしたいんだ」
複雑でもなんでもない
真っ白なものだった
響「何かしてあげられないのかって」
響「プロデューサーを助けたいって」
響「いや…」
響「助けるとかじゃないんだ」
響「自分は…」
自分は…そう言って響ちゃんは顔を上げる
プロデューサーさんのために何かしたい
今までプロデュースしてくれた、プロデューサーさんに
…それだけじゃない
仕事以外のことでも
会話とか…いろいろ、感謝してる
そんな響ちゃんの気持ち
それは…
響「恩返しがしたいんだ」
複雑でもなんでもない
真っ白なものだった
小鳥「響ちゃん…」
響「それだけじゃないぞ」
響「辛いけど、ライブの練習をしてる今が…」
響「とても…楽しいんだ」
そう言って響ちゃんは笑った
「………………」
小鳥さんも、律子さんも、伊織も、私も
黙って聞いていた
律子「そう…」
律子「響の気持ちはよく分かったわ」
律子「でもね…響」
律子「これ以上無理をさせるわけにはいかないのよ」
響「それだけじゃないぞ」
響「辛いけど、ライブの練習をしてる今が…」
響「とても…楽しいんだ」
そう言って響ちゃんは笑った
「………………」
小鳥さんも、律子さんも、伊織も、私も
黙って聞いていた
律子「そう…」
律子「響の気持ちはよく分かったわ」
律子「でもね…響」
律子「これ以上無理をさせるわけにはいかないのよ」
響「そんな…」
響「痛み止めでライブまではどうにかできるぞ!」
律子「何言ってるの!響…よく考えなさい?」
律子「何もライブは次で終わりじゃないのよ?」
律子「それに今のあなたの足はとても危険な状態なの」
律子「立っていることが不思議なくらいよ」
律子「プロデューサーの立場としても言わせてもらうけど」
律子「これ以上無理をさせるわけには行かないわ」
響「……」
それは同感
どんな理由があれ足を壊したら意味がない
何より…足を壊した響ちゃんなんか見たくないし
響「痛み止めでライブまではどうにかできるぞ!」
律子「何言ってるの!響…よく考えなさい?」
律子「何もライブは次で終わりじゃないのよ?」
律子「それに今のあなたの足はとても危険な状態なの」
律子「立っていることが不思議なくらいよ」
律子「プロデューサーの立場としても言わせてもらうけど」
律子「これ以上無理をさせるわけには行かないわ」
響「……」
それは同感
どんな理由があれ足を壊したら意味がない
何より…足を壊した響ちゃんなんか見たくないし
響「でも…」
納得がいかないのか響ちゃんは律子さんに問う
響「自分が出られなくなったら、ライブはどうなるんだ!」
響「中止に…するのか?」
律子「……」
響「次のライブはプロデューサーが帰ってきて最初のライブなんだ」
響「それを…中止にするのか?」
律子「……」
律子「場合によってはそうなるかもしれないわね」
………………。
必ず中止になるわけじゃない
響ちゃんを省いたメンバーでやることも可能
ただ…それでいいのだろうか
納得がいかないのか響ちゃんは律子さんに問う
響「自分が出られなくなったら、ライブはどうなるんだ!」
響「中止に…するのか?」
律子「……」
響「次のライブはプロデューサーが帰ってきて最初のライブなんだ」
響「それを…中止にするのか?」
律子「……」
律子「場合によってはそうなるかもしれないわね」
………………。
必ず中止になるわけじゃない
響ちゃんを省いたメンバーでやることも可能
ただ…それでいいのだろうか
響ちゃんはがっくりと肩を落とす
ライブを中止にするのは確かに嫌だ
でも響ちゃんが足を壊すくらいなら
やめた方がいい…よね?
そんな中、ある人物が沈黙を破った
「いいんじゃないでしょうか」
その言葉に空気が凍る
いい意味で、悪い意味で
小鳥「このまま頑張らせても」
響「ぴよ子…」
律子「な…」
律子「何を…言ってるんですか?」
がんばらせる
それはそのままの意味だろう
痛み止めでライブまでもたせる
ライブを中止にするのは確かに嫌だ
でも響ちゃんが足を壊すくらいなら
やめた方がいい…よね?
そんな中、ある人物が沈黙を破った
「いいんじゃないでしょうか」
その言葉に空気が凍る
いい意味で、悪い意味で
小鳥「このまま頑張らせても」
響「ぴよ子…」
律子「な…」
律子「何を…言ってるんですか?」
がんばらせる
それはそのままの意味だろう
痛み止めでライブまでもたせる
その意見に律子さんは反対する
でも小鳥さんは落ち着きを払って話を進める
小鳥「こうなってしまった以上、安全に通れる道なんかないと思うんです」
小鳥「ここで妥協して…」
小鳥「この先上手くいくと思いますか?」
律子「……」
確かにここでやめて皆に良い影響がでるとは思えない
ただ…
律子「こと…あなたは」
律子「自分の言ってることがどういうことか分かってるんですか?」
律子「足を壊すということがどういうことか、あなたにも分かると思いますが」
小鳥「……」
足を壊す可能性がある
いや、本当はもう壊れてるのかもしれない
それがどういうことか…
小鳥「そうですね…」
でも小鳥さんは落ち着きを払って話を進める
小鳥「こうなってしまった以上、安全に通れる道なんかないと思うんです」
小鳥「ここで妥協して…」
小鳥「この先上手くいくと思いますか?」
律子「……」
確かにここでやめて皆に良い影響がでるとは思えない
ただ…
律子「こと…あなたは」
律子「自分の言ってることがどういうことか分かってるんですか?」
律子「足を壊すということがどういうことか、あなたにも分かると思いますが」
小鳥「……」
足を壊す可能性がある
いや、本当はもう壊れてるのかもしれない
それがどういうことか…
小鳥「そうですね…」
小鳥「でも…アイドルの気持ちも分かってあげられないでしょうか?」
律子「え…」
小鳥「次のライブは大勢のファンの人達が楽しみにしてるんです」
小鳥「その人達のために歌うことがどれほど嬉しいものか」
小鳥「それだけじゃないです」
小鳥「プロデューサーさんが帰ってきて最初のライブを」
小鳥「何としても成功させたいと皆思ってるんです」
小鳥「そのためなら例え無茶をしてでも練習したいと思いませんか?」
律子「……」
律子さんは考え込む
それに追い打ちをかけるかのように
小鳥さんは問いたてた
小鳥「元アイドルのあなたなら尚更気持ちが分かると思います」
律子「え…」
小鳥「次のライブは大勢のファンの人達が楽しみにしてるんです」
小鳥「その人達のために歌うことがどれほど嬉しいものか」
小鳥「それだけじゃないです」
小鳥「プロデューサーさんが帰ってきて最初のライブを」
小鳥「何としても成功させたいと皆思ってるんです」
小鳥「そのためなら例え無茶をしてでも練習したいと思いませんか?」
律子「……」
律子さんは考え込む
それに追い打ちをかけるかのように
小鳥さんは問いたてた
小鳥「元アイドルのあなたなら尚更気持ちが分かると思います」
小鳥「あなたも現役の頃、よく無茶をしたりしませんでしたか?」
律子「それは…」
律子さんは動揺する
でも…そう呟き考え込む
それを見ていた響ちゃんは此処ぞとばかりに言った
響「自分のことは気にしなくていいぞ!」
響「春香が気づかせてくれたこの気持ちを今は貫きたい!」
律子「響…」
その時だった
「よく言いました、響」
事務所のドアが開いて、誰かが入ってきた
律子「それは…」
律子さんは動揺する
でも…そう呟き考え込む
それを見ていた響ちゃんは此処ぞとばかりに言った
響「自分のことは気にしなくていいぞ!」
響「春香が気づかせてくれたこの気持ちを今は貫きたい!」
律子「響…」
その時だった
「よく言いました、響」
事務所のドアが開いて、誰かが入ってきた
その人物に私達は釘付けになる
そこには、さっきまで行方不明だった筈の人がいた
貴音「ふふ…心配をおかけして申し訳ありません」
貴音…さん?
響「どこに居たんだ貴音!…服も…汚れてるぞ」
安心したのか、怒りなのか、響ちゃんは声を荒立てる
すみません、響…そう謝罪をした貴音さんは律子さんの元へ向かった
貴音「響が自分の足よりライブを選ぶのなら、わたくしも覚悟を決めましょう!」
律子「何…言って」
貴音「何より…律子嬢」
貴音「プロデューサーが歩んできた半年間を…無駄にするおつもりですか?」
律子「!」
律子さんの手は震えていた
律子「わ…」
律子「私は…」
決断に戸惑う
そんな律子さんに、小鳥さんは優しく意向を示した
小鳥「皆が前向きに進める道が1番だと思いますよ」
小鳥「これからの…あの子達にとっても」
律子「……」
そこには、さっきまで行方不明だった筈の人がいた
貴音「ふふ…心配をおかけして申し訳ありません」
貴音…さん?
響「どこに居たんだ貴音!…服も…汚れてるぞ」
安心したのか、怒りなのか、響ちゃんは声を荒立てる
すみません、響…そう謝罪をした貴音さんは律子さんの元へ向かった
貴音「響が自分の足よりライブを選ぶのなら、わたくしも覚悟を決めましょう!」
律子「何…言って」
貴音「何より…律子嬢」
貴音「プロデューサーが歩んできた半年間を…無駄にするおつもりですか?」
律子「!」
律子さんの手は震えていた
律子「わ…」
律子「私は…」
決断に戸惑う
そんな律子さんに、小鳥さんは優しく意向を示した
小鳥「皆が前向きに進める道が1番だと思いますよ」
小鳥「これからの…あの子達にとっても」
律子「……」
律子さんは長い間黙っていた
顔がとても真剣になっている
長い間、長い間…考え続けた
………………。
その真剣な表情もだんだんと変わる
そして覚悟を決めたのか、やがて口を開いた
律子「わかったわ」
響ちゃんの顔が明るくなる
律子「響がそこまでやりたいのなら」
律子「…私もプロデューサーという立場じゃいられなくなるかもしれないわね」
そう律子さんは笑った
伊織「ま、あんたの言うことも否定はしないわ」
響「伊織…」
伊織は小さく響ちゃんに微笑む
皆の顔が少しずつ明るくなる
だけど反面…
私の顔は曇っていった
顔がとても真剣になっている
長い間、長い間…考え続けた
………………。
その真剣な表情もだんだんと変わる
そして覚悟を決めたのか、やがて口を開いた
律子「わかったわ」
響ちゃんの顔が明るくなる
律子「響がそこまでやりたいのなら」
律子「…私もプロデューサーという立場じゃいられなくなるかもしれないわね」
そう律子さんは笑った
伊織「ま、あんたの言うことも否定はしないわ」
響「伊織…」
伊織は小さく響ちゃんに微笑む
皆の顔が少しずつ明るくなる
だけど反面…
私の顔は曇っていった
伊織は私には怪訝な顔をして、響ちゃんには笑った
私もいろんな思いはあるけど
その中に今を乗り越えてプロデューサーさんを助けたいという気持ちはある
………………。
私と響ちゃんの違いは何なのだろう
私が響ちゃんを変えた?
それは団結…?
いや、もうそんなもの分からない
それよりも痛み止めでライブまでもたせるって…何?
何なのそれ…
足を壊してもいいってこと?
そんなの私嫌だよ
そんな未来を私は望んでいない
例えそれでライブが成功しても、笑っていられるはずないじゃん
だって足を壊すって…
アイドルじゃいられなくなるって事だよね?
律子「貴音は見つかったし、皆をここに呼びなさい」
皆の顔が前を向いてる中、私1人俯いていた
私もいろんな思いはあるけど
その中に今を乗り越えてプロデューサーさんを助けたいという気持ちはある
………………。
私と響ちゃんの違いは何なのだろう
私が響ちゃんを変えた?
それは団結…?
いや、もうそんなもの分からない
それよりも痛み止めでライブまでもたせるって…何?
何なのそれ…
足を壊してもいいってこと?
そんなの私嫌だよ
そんな未来を私は望んでいない
例えそれでライブが成功しても、笑っていられるはずないじゃん
だって足を壊すって…
アイドルじゃいられなくなるって事だよね?
律子「貴音は見つかったし、皆をここに呼びなさい」
皆の顔が前を向いてる中、私1人俯いていた
どちらの気持ちもわかるからどちらが正解とか言えないな、これは難しい…
>>524
なるほど、なんかモヤモヤだと思ったらそれか
なるほど、なんかモヤモヤだと思ったらそれか
………………。
やがてやよいと社長やプロデューサーさんを除く全員が事務所に帰って来た
貴音さんを前にして並ぶ
響「それで…」
どこに居たんだ?…と響ちゃんは問う
貴音「……」
貴音「ふふ…響」
響「な…なんだ貴音」
貴音「約束を破ってしまい、申し訳ありません」
貴音「実は、朝からとあるラーメン屋の事を思い出したのです」
響「ラーメン屋?」
貴音「人通りが少ない道で普通に歩いていれば気づかないでしょう」
貴音「そこのラーメンがとても美味なのです」
響「…それが…どうかしたのか?」
貴音「響とは事務所よりもそこでラーメンを食したいと思い」
貴音「場所を確認しに行ったのですが…」
貴音「いざ着いてしまうと食べたくなるもの」
貴音「時間を忘れ、食べ耽ってしまいました」
響「…そうなのか?」
貴音「……」コクッ
響「なぁ…貴音」
貴音「…何でしょう」
響「…そんな嘘が通じると思ってるのか?」
貴音「……」
やがてやよいと社長やプロデューサーさんを除く全員が事務所に帰って来た
貴音さんを前にして並ぶ
響「それで…」
どこに居たんだ?…と響ちゃんは問う
貴音「……」
貴音「ふふ…響」
響「な…なんだ貴音」
貴音「約束を破ってしまい、申し訳ありません」
貴音「実は、朝からとあるラーメン屋の事を思い出したのです」
響「ラーメン屋?」
貴音「人通りが少ない道で普通に歩いていれば気づかないでしょう」
貴音「そこのラーメンがとても美味なのです」
響「…それが…どうかしたのか?」
貴音「響とは事務所よりもそこでラーメンを食したいと思い」
貴音「場所を確認しに行ったのですが…」
貴音「いざ着いてしまうと食べたくなるもの」
貴音「時間を忘れ、食べ耽ってしまいました」
響「…そうなのか?」
貴音「……」コクッ
響「なぁ…貴音」
貴音「…何でしょう」
響「…そんな嘘が通じると思ってるのか?」
貴音「……」
響「本当の事を言ってくれ…貴音」
貴音「……」
貴音「ラーメン屋に行ったことも…ラーメンを食したことも」
貴音「嘘ではございません」
響「……」
貴音「ただ…」
響「…ん」
貴音「気を失っておりました」
響「…え?」
真「気を失ってた?」
貴音さんが言うには、ラーメンを食べて会計を済ませた後気分が悪くなり、
そのままトイレに行ったが、個別室で気を失ってしまったらしい
服の汚れは事務所に来る時に何度か転けたから…と
貴音「……」
貴音「ラーメン屋に行ったことも…ラーメンを食したことも」
貴音「嘘ではございません」
響「……」
貴音「ただ…」
響「…ん」
貴音「気を失っておりました」
響「…え?」
真「気を失ってた?」
貴音さんが言うには、ラーメンを食べて会計を済ませた後気分が悪くなり、
そのままトイレに行ったが、個別室で気を失ってしまったらしい
服の汚れは事務所に来る時に何度か転けたから…と
>服の汚れは事務所に来る時に何度か転けたから
こんな貴音想像したらなんか可愛かった
こんな貴音想像したらなんか可愛かった
貴音「心配は無用です」
響「何言ってるんだ貴音…」
響「貴音がラーメンを食べて気分が悪くなるなんて…」
響「普通あり得ないぞ」
響「それに…事務所に来る時に転けたのも目眩でーーー」
貴音「心配は無用です…響」
貴音さんはそう言い張る
貴音「それを言うのなら、響の足も大丈夫なのですか?」
響「……」
真「足って…響また」
亜美「そうなんですか?」
伊織「……」
響「そうなんだ…でも…」
響「心配はいらないぞ」
貴音「ふふ…そういうことです響」
響「貴音…」
響「…なぁ皆、ちょっと聞いてほしいんだ」
そう言って響ちゃんは私達に話したことを皆にも話した
響「何言ってるんだ貴音…」
響「貴音がラーメンを食べて気分が悪くなるなんて…」
響「普通あり得ないぞ」
響「それに…事務所に来る時に転けたのも目眩でーーー」
貴音「心配は無用です…響」
貴音さんはそう言い張る
貴音「それを言うのなら、響の足も大丈夫なのですか?」
響「……」
真「足って…響また」
亜美「そうなんですか?」
伊織「……」
響「そうなんだ…でも…」
響「心配はいらないぞ」
貴音「ふふ…そういうことです響」
響「貴音…」
響「…なぁ皆、ちょっと聞いてほしいんだ」
そう言って響ちゃんは私達に話したことを皆にも話した
今日はここまでです
春香「千早ちゃんに追いつかれちゃった…」
千早「わっほい!…わっほい!」
春香「千早ちゃん…」
千早「わほわほわほわほ…」
春香「何があったの…」
千早「わほわほ……ごめんなさい春香」
千早「私疲れてるみたいなの」
千早「疲れてるとどうしてもわほわほわほわほ…」
春香「千早ちゃん落ち着いて!」
千早「わほわほ……」
千早「どうすればいいのかしら…」
春香「千早ちゃんに追いつかれちゃった…」
千早「わっほい!…わっほい!」
春香「千早ちゃん…」
千早「わほわほわほわほ…」
春香「何があったの…」
千早「わほわほ……ごめんなさい春香」
千早「私疲れてるみたいなの」
千早「疲れてるとどうしてもわほわほわほわほ…」
春香「千早ちゃん落ち着いて!」
千早「わほわほ……」
千早「どうすればいいのかしら…」
楽しんで読んで頂けているでしょうか?
何というか、話を文章にするというのが難しくて苦戦しております
話に納得しながら内容を読んで貰えているかどうか…
一応終盤に入ってるつもりです
今日はもう詰まっちゃったので終わりです
いや難しい´д` ;
何というか、話を文章にするというのが難しくて苦戦しております
話に納得しながら内容を読んで貰えているかどうか…
一応終盤に入ってるつもりです
今日はもう詰まっちゃったので終わりです
いや難しい´д` ;
正直一歩進んで二歩下がって二歩進んでるような印象を受ける流れだから
終盤とは言わず緩やかに継続して欲しい。つまりもっとダラダラしてくれと
終盤とは言わず緩やかに継続して欲しい。つまりもっとダラダラしてくれと
なんだろうね、まとめて読むとまた印象が変わるのかしら?
追って読んでるけど面白いからマイペースで頑張れ
追って読んでるけど面白いからマイペースで頑張れ
パッと舞ってガッとやってわっほいしてハアアアアン!するしかないよ
乙
乙
乙
のんびり気乗りする時に書いてくださいね
一番正しい意見を求める場合は第3者の意見も聞いてみるべき
というか響は医者に診てもらってドクターストップかけられるべきだと思うんだが…
のんびり気乗りする時に書いてくださいね
一番正しい意見を求める場合は第3者の意見も聞いてみるべき
というか響は医者に診てもらってドクターストップかけられるべきだと思うんだが…
響「だからな、自分…次のライブにはどうしても出たいんだ」
響「だからもう自分のことは気にしなくてもいいぞ…」
響「皆は皆の思うようにライブに向けてがんばってくれ」
「………………」
そう言う響ちゃんの言葉に最初に反応したのは美希だった
美希「響がそれでいいのなら、いいと思うな」
響「美希…」
美希「だって…ミキもライブに出たいの!」
そういう美希の言葉に皆頷いていく
あずさ「そうねー…私もライブはやりたいかしら」
雪歩「私も…出たいと思ってます」
皆が口々に意志を示す中、私1人黙っていた
響「だからもう自分のことは気にしなくてもいいぞ…」
響「皆は皆の思うようにライブに向けてがんばってくれ」
「………………」
そう言う響ちゃんの言葉に最初に反応したのは美希だった
美希「響がそれでいいのなら、いいと思うな」
響「美希…」
美希「だって…ミキもライブに出たいの!」
そういう美希の言葉に皆頷いていく
あずさ「そうねー…私もライブはやりたいかしら」
雪歩「私も…出たいと思ってます」
皆が口々に意志を示す中、私1人黙っていた
響ちゃんがライブに出たいという気持ち
それを優先させて上げるのはまだいいとして…
何で皆は前向きになれるのだろう
ライブを終えることができたとしても
その先…765プロに響ちゃんはいないかもしれない
その環境の中で皆は笑っていられるのだろうか
そもそも、何でライブをやるのだろうか…
私は…
いろいろな疑問が浮かぶ
そんな中、あずささんが切り出した
あずさ「ちょっと喉が渇いたわね~」
それを優先させて上げるのはまだいいとして…
何で皆は前向きになれるのだろう
ライブを終えることができたとしても
その先…765プロに響ちゃんはいないかもしれない
その環境の中で皆は笑っていられるのだろうか
そもそも、何でライブをやるのだろうか…
私は…
いろいろな疑問が浮かぶ
そんな中、あずささんが切り出した
あずさ「ちょっと喉が渇いたわね~」
そう言ってあずささんはお茶を飲もうとポットに歩いて行く
律子「何やってるんですか…ペン立てですよそれ」
あずさ「あらあら~」
春香「………え?」
何か見たことがあるような光景
コンビニでの出来事を思い出す
まさか…
春香「あずさ…さん?」
私は急いで湯のみを持って行く
あずさ「あら~ありがとね春香ちゃん」
春香「あずささん!」
あずさ「………………」
あずさ「そういえば、春香ちゃんは知ってたのよね…」
春香「え?」
あずさ「前はこんな頻繁にはならなかったんだけど」
そうあずささんは小声で言った
律子「今日はもう夜になるから帰りなさい」
律子さんの言葉に従って皆帰っていく
皆の顔は前を向いている
あずささんも何かを気にしている様子もなく、前を向いている
その光景が私を不安にさせる
律子「何やってるんですか…ペン立てですよそれ」
あずさ「あらあら~」
春香「………え?」
何か見たことがあるような光景
コンビニでの出来事を思い出す
まさか…
春香「あずさ…さん?」
私は急いで湯のみを持って行く
あずさ「あら~ありがとね春香ちゃん」
春香「あずささん!」
あずさ「………………」
あずさ「そういえば、春香ちゃんは知ってたのよね…」
春香「え?」
あずさ「前はこんな頻繁にはならなかったんだけど」
そうあずささんは小声で言った
律子「今日はもう夜になるから帰りなさい」
律子さんの言葉に従って皆帰っていく
皆の顔は前を向いている
あずささんも何かを気にしている様子もなく、前を向いている
その光景が私を不安にさせる
何かが違う気がする
私は荷物を持たずに事務所を出て行く皆を追いかけた
春香「貴音さん!」
貴音「…どうかされたのですか?」
春香「貴音さんは大丈夫なの…かな?」
貴音「はて…」
春香「ほら、ラーメン食べて気を失うなんて…普通じゃないですよ」
春香「自分の身体の事とか心配にならないですか?」
貴音「……」
貴音「春香」
春香「はい…」
貴音「わたくしの事は心配は無用です」
貴音「本当に危ないと直感した時はわたくしから伝えますので」
私は荷物を持たずに事務所を出て行く皆を追いかけた
春香「貴音さん!」
貴音「…どうかされたのですか?」
春香「貴音さんは大丈夫なの…かな?」
貴音「はて…」
春香「ほら、ラーメン食べて気を失うなんて…普通じゃないですよ」
春香「自分の身体の事とか心配にならないですか?」
貴音「……」
貴音「春香」
春香「はい…」
貴音「わたくしの事は心配は無用です」
貴音「本当に危ないと直感した時はわたくしから伝えますので」
春香「でも、気分が悪くなるほど…そこまでして」
春香「どうしてラーメンを食べるんですか?」
貴音「ふふ…」
貴音「わたくしの好きで食しているもの…それで良いのです」
春香「……」
そう言って貴音さんは帰って行った
春香「あ…千早ちゃん!」
千早「春香…?」
春香「どうしてラーメンを食べるんですか?」
貴音「ふふ…」
貴音「わたくしの好きで食しているもの…それで良いのです」
春香「……」
そう言って貴音さんは帰って行った
春香「あ…千早ちゃん!」
千早「春香…?」
春香「もう…帰るの?」
千早「ええ、歌の音程のチェックがあるの」
春香「そっか」
春香「………」
春香「……何か久しぶりだね」
春香「こうやって話すの」
千早「そうね…」
千早「………」
千早「春香」
春香「うん…」
千早「その…ありがとう」
春香「え?」
千早「春香と公園で歌った時に思い出したの」
千早「歌を歌いたいという気持ち」
春香「…うん」
千早「それで…」
千早「今は私も、ライブで歌いたいと思ってる」
春香「………」
千早「だからーーーーー」
春香「うん…分かった」
私は無理やり言葉を遮った
千早「…春香?」
春香「ライブ…がんばろうね」
私はそのまま事務所に戻った
千早「ええ、歌の音程のチェックがあるの」
春香「そっか」
春香「………」
春香「……何か久しぶりだね」
春香「こうやって話すの」
千早「そうね…」
千早「………」
千早「春香」
春香「うん…」
千早「その…ありがとう」
春香「え?」
千早「春香と公園で歌った時に思い出したの」
千早「歌を歌いたいという気持ち」
春香「…うん」
千早「それで…」
千早「今は私も、ライブで歌いたいと思ってる」
春香「………」
千早「だからーーーーー」
春香「うん…分かった」
私は無理やり言葉を遮った
千早「…春香?」
春香「ライブ…がんばろうね」
私はそのまま事務所に戻った
皆は前を向いている
何も心配していないのだろうか
事務所にはもう誰もいなかった
春香「………」
私は次のライブに何を求めているのだろう
皆がそれぞれの思いを抱えながらも、ライブをやりたいと言っている
私がライブをやる理由…
春香「………」
分からない…
「何かを失っている…そう思うんだ」
春香「……?」
そんな時、社長室から話し声が聞こえてきた
何も心配していないのだろうか
事務所にはもう誰もいなかった
春香「………」
私は次のライブに何を求めているのだろう
皆がそれぞれの思いを抱えながらも、ライブをやりたいと言っている
私がライブをやる理由…
春香「………」
分からない…
「何かを失っている…そう思うんだ」
春香「……?」
そんな時、社長室から話し声が聞こえてきた
「音無君は…どう思うかね?」
「そうですね…私はもっと根本的な部分を見るべきだと思うんです」
「今のあの子達に必要なのはもっと簡単なもの…」
「ファンの事を考…………歌を誰に…………」
社長と小鳥さんだろうか…
もっと近くに寄ってみる
「そういうこと以前に……」
「あの子達自身がライブをやりたい、アイドルでいたいというような初心を………」
どうやら社長と小鳥さんのようだ
社長…いつの間に事務所へ
「あの子達はライブに出たいと言ってます」
「それだけでも取り敢えずいい方向に向かっているかと」
「しかしーーーーーーーー」
何かその場に居てはいけないような気がした私は、荷物を抱え事務所を出た
「そうですね…私はもっと根本的な部分を見るべきだと思うんです」
「今のあの子達に必要なのはもっと簡単なもの…」
「ファンの事を考…………歌を誰に…………」
社長と小鳥さんだろうか…
もっと近くに寄ってみる
「そういうこと以前に……」
「あの子達自身がライブをやりたい、アイドルでいたいというような初心を………」
どうやら社長と小鳥さんのようだ
社長…いつの間に事務所へ
「あの子達はライブに出たいと言ってます」
「それだけでも取り敢えずいい方向に向かっているかと」
「しかしーーーーーーーー」
何かその場に居てはいけないような気がした私は、荷物を抱え事務所を出た
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