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元スレ春香「いつからだろう」
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春香「………」スタスタ
スタスタ…スタスタ…
皆無言で歩く。
緊張のせいだろうか、誰も喋ろうとしない。
スタスタ……
誰も口を開かないまま練習場に着いた。
ガチャ…
スタスタ………
P「………」
全員「………」
練習場についても静かなままだった。
春香「………」
あまりの静けさに気が参りそうになる。
その時、プロデューサーさんが話しだした。
P「俺が帰ってきてから最初のライブ」
P「それなりに注目も集まっている」
P「次のライブに…」
P「失敗は許されない」
全員「………」
P「さっきも言ったが、ライブまで1週間ちょっとしかない」
P「もう時間がない」
P「練習だからミスしていいなんて思うな」
P「常に本番のつもりでやるんだ、いいな」
全員「……はい!」
P「律子」
律子「じゃあ音楽に合わせるから皆位置についてー」
スタスタ……
春香「………」
とりあえず今はダンスに集中しよう…
カチッ…
やがて音楽がなりだした。
スタスタ…スタスタ…
皆無言で歩く。
緊張のせいだろうか、誰も喋ろうとしない。
スタスタ……
誰も口を開かないまま練習場に着いた。
ガチャ…
スタスタ………
P「………」
全員「………」
練習場についても静かなままだった。
春香「………」
あまりの静けさに気が参りそうになる。
その時、プロデューサーさんが話しだした。
P「俺が帰ってきてから最初のライブ」
P「それなりに注目も集まっている」
P「次のライブに…」
P「失敗は許されない」
全員「………」
P「さっきも言ったが、ライブまで1週間ちょっとしかない」
P「もう時間がない」
P「練習だからミスしていいなんて思うな」
P「常に本番のつもりでやるんだ、いいな」
全員「……はい!」
P「律子」
律子「じゃあ音楽に合わせるから皆位置についてー」
スタスタ……
春香「………」
とりあえず今はダンスに集中しよう…
カチッ…
やがて音楽がなりだした。
♪~~~~~~~~
居残り練習のおかげか、コツはだいたい掴んでいる。
???ー????ー
春香「…」タッ
???ー??ー??
春香「…」タッタッタ
特にミスすることなくできそうだった。
?????ーー??ーー
春香「…」タッタッ
案外踊れる…そう思った時
???ー????ー
春香「…」タッ
「ストップ!」
ストップがかかった。
居残り練習のおかげか、コツはだいたい掴んでいる。
???ー????ー
春香「…」タッ
???ー??ー??
春香「…」タッタッタ
特にミスすることなくできそうだった。
?????ーー??ーー
春香「…」タッタッ
案外踊れる…そう思った時
???ー????ー
春香「…」タッ
「ストップ!」
ストップがかかった。
全員「…………」
P「やよい、動きが遅い」
やよい「……はい」
P「………」
P「もう一回いくぞ」
…2回目もすぐストップがかかる。
P「ストップ」
P「やよい、遅れてる」
やよい「うぅ……」
P「それから美希、動きが派手すぎる」
美希「…はいなの」
P「もう一回いくぞ」
だがまたすぐにストップがかかる。
P「響、ステップが遅い」
響「う……」
P「おい………」
P「全然進まないじゃないか」
全員「………」
その後も上手くいかず、気が付けば昼になっていた。
律子「プロデューサー殿…そろそろお昼の時間ですが」
P「え?」
P「………」
P「休憩だ」
不穏な空気のまま休憩に入った。
P「やよい、動きが遅い」
やよい「……はい」
P「………」
P「もう一回いくぞ」
…2回目もすぐストップがかかる。
P「ストップ」
P「やよい、遅れてる」
やよい「うぅ……」
P「それから美希、動きが派手すぎる」
美希「…はいなの」
P「もう一回いくぞ」
だがまたすぐにストップがかかる。
P「響、ステップが遅い」
響「う……」
P「おい………」
P「全然進まないじゃないか」
全員「………」
その後も上手くいかず、気が付けば昼になっていた。
律子「プロデューサー殿…そろそろお昼の時間ですが」
P「え?」
P「………」
P「休憩だ」
不穏な空気のまま休憩に入った。
春香「………」
ガサゴソ…ガサゴソ…
とりあえず昼食を食べよう…
そう思ってカバンを探るが、弁当は見つからなかった。
春香「あ、弁当忘れちゃった」
すぐ近くにコンビニあったっけ?
仕方ない、買いに行くしか…
春香「すみません、プロデューサーさん」
そう思ってプロデューサーさんに事情を伝えた私は、軽く怒られたあと弁当を買いに事務所を出た。
ガサゴソ…ガサゴソ…
とりあえず昼食を食べよう…
そう思ってカバンを探るが、弁当は見つからなかった。
春香「あ、弁当忘れちゃった」
すぐ近くにコンビニあったっけ?
仕方ない、買いに行くしか…
春香「すみません、プロデューサーさん」
そう思ってプロデューサーさんに事情を伝えた私は、軽く怒られたあと弁当を買いに事務所を出た。
春香「何やってるんだろう私…」
コンビニはこっちだったよね?
スタスタ…
とりあえずコンビニに向かおうとした私に声がかかる。
「あらあら~春香ちゃんも?」
春香「え?」
春香「あずささん…と、真?」
あずさ「私たち、お弁当買いに行くところなの」
真「ボクも忘れちゃって…」ヘヘ
春香「そうなんだ…」
あずさ「近くのコンビニに行くんでしょ?」
春香「はい」
あずさ「さっ、いきましょう」
スタスタ……
そうやって真とあずささんと一緒に行くことになった。
コンビニはこっちだったよね?
スタスタ…
とりあえずコンビニに向かおうとした私に声がかかる。
「あらあら~春香ちゃんも?」
春香「え?」
春香「あずささん…と、真?」
あずさ「私たち、お弁当買いに行くところなの」
真「ボクも忘れちゃって…」ヘヘ
春香「そうなんだ…」
あずさ「近くのコンビニに行くんでしょ?」
春香「はい」
あずさ「さっ、いきましょう」
スタスタ……
そうやって真とあずささんと一緒に行くことになった。
あずさ「えーと、次は右であそこを左…」
道順を確かめてるあずささんを見て私は少なからず驚いた。
春香「もう、迷わなくなったんですか?」
あずさ「ええ、何故かは分からないんだけど…」
あずさ「迷わなくなったみたい」
春香「へぇーすごいですね」
私に比べたら大違いだ。
少しショックを受けたところでコンビニについた。
あずさ「じゃあ、私はあっちの方に行くわー」スタスタ
そういってあずささんは弁当コーナーに行き、真と2人になった。
道順を確かめてるあずささんを見て私は少なからず驚いた。
春香「もう、迷わなくなったんですか?」
あずさ「ええ、何故かは分からないんだけど…」
あずさ「迷わなくなったみたい」
春香「へぇーすごいですね」
私に比べたら大違いだ。
少しショックを受けたところでコンビニについた。
あずさ「じゃあ、私はあっちの方に行くわー」スタスタ
そういってあずささんは弁当コーナーに行き、真と2人になった。
春香「……私達も何か買おっか?」
真「そうだね…」
真と話すのも久しぶりな気がする…
真「何、買うの?」
春香「そうだねぇ~」
問いかける真に私は答える
春香「私はパンでいいかなー」
真「あ、ボクもパンにしよっかなーなんて思ってた」
春香「じゃあそうしよっか」
真「そうだね」
私はパン売り場へ向かった。
真「そうだね…」
真と話すのも久しぶりな気がする…
真「何、買うの?」
春香「そうだねぇ~」
問いかける真に私は答える
春香「私はパンでいいかなー」
真「あ、ボクもパンにしよっかなーなんて思ってた」
春香「じゃあそうしよっか」
真「そうだね」
私はパン売り場へ向かった。
真「えっと…」
真のパンを選ぶ仕草をなんとなく見ていて私はふと思った。
春香「真…随分男の子っぽくなったね」
真「え?」
春香「あ……」
今、失礼なこと言っちゃったかな?
春香「ご、ごめん!今のは」
慌てて私は謝ろうとしたが
真「あ、春香もそう思う!?」
春香「え?」
何故か嬉しそうに真は返事した。
真のパンを選ぶ仕草をなんとなく見ていて私はふと思った。
春香「真…随分男の子っぽくなったね」
真「え?」
春香「あ……」
今、失礼なこと言っちゃったかな?
春香「ご、ごめん!今のは」
慌てて私は謝ろうとしたが
真「あ、春香もそう思う!?」
春香「え?」
何故か嬉しそうに真は返事した。
春香「…真?」
真「ボクのファンって女の子ばっかりだからさ」
真「もっと男の子っぽくなったら人気でるかなーって?」
春香「………」
真「春香にそう思われたなら人気上昇間違いなしだよへへっ、やっりぃ~」
そう言いながら歩いていく真を見て私は寒気がした。
春香「真…」
全然嬉しそうに見えなかったのは気のせい、かな?
とりあえずパンを選んだ私はレジへと向かった。
真「ボクのファンって女の子ばっかりだからさ」
真「もっと男の子っぽくなったら人気でるかなーって?」
春香「………」
真「春香にそう思われたなら人気上昇間違いなしだよへへっ、やっりぃ~」
そう言いながら歩いていく真を見て私は寒気がした。
春香「真…」
全然嬉しそうに見えなかったのは気のせい、かな?
とりあえずパンを選んだ私はレジへと向かった。
春香「あ…」
「450円になります」
あずさ「はい~」
あずささんもう選び終わってたんだ。
隣のレジも埋まっていたこともあり、あずささんの後ろで待つことにした。
春香「……」
あずさ「………」
春香「………」
あずさ「えーと…」
春香「……ん?」
お金を払うにしてはちょっと遅い気がする
あずささん何してるんだろう…
少し様子がおかしいと思い、状況を確かめようとした時だった。
「お客様…450円でございます」
あずさ「あら~」
あずさ「おかしいわね~?」
あずさ「これでいいかしら~?」
「お客様…これも5円玉ですが」
あずさ「あら、これも~?」
あずさ「うーん…」
春香「……………え」
…え?
何が起こってるの?
春香「あずささん!?」
私は直ぐにあずささんを呼びかけた。
「450円になります」
あずさ「はい~」
あずささんもう選び終わってたんだ。
隣のレジも埋まっていたこともあり、あずささんの後ろで待つことにした。
春香「……」
あずさ「………」
春香「………」
あずさ「えーと…」
春香「……ん?」
お金を払うにしてはちょっと遅い気がする
あずささん何してるんだろう…
少し様子がおかしいと思い、状況を確かめようとした時だった。
「お客様…450円でございます」
あずさ「あら~」
あずさ「おかしいわね~?」
あずさ「これでいいかしら~?」
「お客様…これも5円玉ですが」
あずさ「あら、これも~?」
あずさ「うーん…」
春香「……………え」
…え?
何が起こってるの?
春香「あずささん!?」
私は直ぐにあずささんを呼びかけた。
あずさ「あら~どうしましょう春香ちゃん」
あずさ「どれが50円玉かしら~?」
春香「え、えっと」
どうしよう…
ガサッ
考えるより先に自分のパンを出して言った。
春香「あずささん、お金は財布に戻していいです」
あずさ「え?」
春香「このパンも一緒にお願いします」
店員「は、はい」
店員「1000円からですね」
そうやって無事レジを終えた。
あずさ「どれが50円玉かしら~?」
春香「え、えっと」
どうしよう…
ガサッ
考えるより先に自分のパンを出して言った。
春香「あずささん、お金は財布に戻していいです」
あずさ「え?」
春香「このパンも一緒にお願いします」
店員「は、はい」
店員「1000円からですね」
そうやって無事レジを終えた。
スタスタ………
3人ともレジを終え練習場へ戻っている最中、私は2人の出来事を思い出していた。
(へへっ、やっりぃ~)
(あら~どうしましょう春香ちゃん)
春香「……」
やっぱりおかしい…
特にあずささんには驚きを隠せなかった。
あずさ「偶にね」
春香「え?」
あずさ「偶に、物の区別がつかなくなることがあるの」
春香「………」
私は何も言えなかった。
それっきり誰も口を開くことはなく、練習場に着いた。
3人ともレジを終え練習場へ戻っている最中、私は2人の出来事を思い出していた。
(へへっ、やっりぃ~)
(あら~どうしましょう春香ちゃん)
春香「……」
やっぱりおかしい…
特にあずささんには驚きを隠せなかった。
あずさ「偶にね」
春香「え?」
あずさ「偶に、物の区別がつかなくなることがあるの」
春香「………」
私は何も言えなかった。
それっきり誰も口を開くことはなく、練習場に着いた。
乙。
昨日はアイドル達の欠点が改善されてると前向きに考えたけどさすがにこれはまずい。アイドルのコンディションに一切気を向けないとか正直961以下だと思うぞ。
昨日はアイドル達の欠点が改善されてると前向きに考えたけどさすがにこれはまずい。アイドルのコンディションに一切気を向けないとか正直961以下だと思うぞ。
響に揺らぎが見えたってことは響も変わるのか春香に人の揺らぎみたいなのが見えるようになったのか
伊織がこのままだと自分が嫌いだったお金持ちの令嬢みたいなキャラになりそうだ…
やよいは壊れてただの言われたことだけをこなす人形になるか自殺しそうな感じがして怖い
貴音は変わってるのかどうか良くわからないな
伊織がこのままだと自分が嫌いだったお金持ちの令嬢みたいなキャラになりそうだ…
やよいは壊れてただの言われたことだけをこなす人形になるか自殺しそうな感じがして怖い
貴音は変わってるのかどうか良くわからないな
変化を受け入れるか、拒んで現状維持で満足するか…
何かを得れば、何かを失うのが現実だが、実に興味深い
何かを得れば、何かを失うのが現実だが、実に興味深い
私達が帰ってきた頃には皆ほとんど食事を済ませていた。
春香「早く食べよっか」
あずさ「ええ」
真「うん」
3人で食事をするが会話はない。
すぐに食事を終えた。
春香「早く食べよっか」
あずさ「ええ」
真「うん」
3人で食事をするが会話はない。
すぐに食事を終えた。
春香「午後の練習までまだ時間あるなぁ…」
ダンスの振り付けの確認でもしよう
そう思った時に声がかかった。
「天海さん?」
春香「え?」
ダンスの指導者だった。
ダンスの先生「あの、ダンスの練習のことなんだけど」
春香「はい」
ダンスの先生「練習の様子、見させてもらったわ」
ダンスの先生「それでね、ちょっと言いにくいんだけど…」
春香「……?」
ダンスの先生「やっぱり指導は私がやった方がいいと思うの」
春香「…え」
ダンスの先生「プロデューサーの方がどうしてもっていうから、一応指導もできるようだし任せはしたんだけど…」
ダンスの先生「皆噛み合ってないというか…」
春香「そ、そんな」
ダンスの先生「いや、そうしろってわけじゃないの、ただ…」
ダンスの先生「皆で話し合ってもらえないかしら?」
春香「………」
春香「…はい」
それだけいうと、指導者は端の方に歩いていった。
春香「………」
ここでプロデューサーさんがいなくなったら、ライブどうなるんだろう…
確かに皆無理をしているように見える
けど、ここで交代したらダメな気がする
春香「みんな!ちょっといいかな?」
とりあえず私は皆を集めた。
ダンスの振り付けの確認でもしよう
そう思った時に声がかかった。
「天海さん?」
春香「え?」
ダンスの指導者だった。
ダンスの先生「あの、ダンスの練習のことなんだけど」
春香「はい」
ダンスの先生「練習の様子、見させてもらったわ」
ダンスの先生「それでね、ちょっと言いにくいんだけど…」
春香「……?」
ダンスの先生「やっぱり指導は私がやった方がいいと思うの」
春香「…え」
ダンスの先生「プロデューサーの方がどうしてもっていうから、一応指導もできるようだし任せはしたんだけど…」
ダンスの先生「皆噛み合ってないというか…」
春香「そ、そんな」
ダンスの先生「いや、そうしろってわけじゃないの、ただ…」
ダンスの先生「皆で話し合ってもらえないかしら?」
春香「………」
春香「…はい」
それだけいうと、指導者は端の方に歩いていった。
春香「………」
ここでプロデューサーさんがいなくなったら、ライブどうなるんだろう…
確かに皆無理をしているように見える
けど、ここで交代したらダメな気がする
春香「みんな!ちょっといいかな?」
とりあえず私は皆を集めた。
全員「………」
春香「………」
私を前に半円を作って皆が集まる。
皆が変わって以来、全員集まって話すことがなかった気がする。
どこかバラバラな雰囲気を感じながら、私は指導者から言われたことを話した。
春香「あのね…」
……………
全員「………」
皆黙って話を聞いていた。
春香「それで…」
春香「それで、皆はどう思う?」
全員「………」
沈黙…
でもその沈黙はすぐに崩れた。
「いやなの」
春香「美希?」
美希「私、それは反対なの」
伊織「私もここで交代したら意味がないと思うわ」
響「自分もそう思うぞ」
皆、ダンスの指導者交代の意見には反対だった。
春香「みんな…」
少し安心した。
春香「………」
私を前に半円を作って皆が集まる。
皆が変わって以来、全員集まって話すことがなかった気がする。
どこかバラバラな雰囲気を感じながら、私は指導者から言われたことを話した。
春香「あのね…」
……………
全員「………」
皆黙って話を聞いていた。
春香「それで…」
春香「それで、皆はどう思う?」
全員「………」
沈黙…
でもその沈黙はすぐに崩れた。
「いやなの」
春香「美希?」
美希「私、それは反対なの」
伊織「私もここで交代したら意味がないと思うわ」
響「自分もそう思うぞ」
皆、ダンスの指導者交代の意見には反対だった。
春香「みんな…」
少し安心した。
春香「じゃあそう伝えてくるね」
そう言って指導者に伝えに行こうとした時だった。
やよい「あの、すみません!」
春香「え?」
やよい「私、迷惑かけてばっかりで…」
春香「………」
やよい「私のミスで中断して…」
春香「そんなことないよ」
春香「みんなもまだ完璧には踊れないし」
やよい「……」
春香「それにミスしたくてしてるわけじゃないし」
春香「全然気にしてないから、ミスのことは考えなくていいよ」
やよい「…はい」
伊織「でもたしかに進まないわね」
やよい「うぅ…」
春香「ちょっと…伊織?」
伊織「確かにミスするのは仕方ないわ」
伊織「でも何回も同んなじところミスされたらそうそう許しちゃいられないわね」
春香「なに言って…」
だめ、ここで争いになったら
真「そういう伊織も遅れがちらちら見えたけど?」
伊織「なんですって」
伊織「真も動き速いって言われてたじゃない」
真「なんだと!」
だめだめだめ………
美希「ミキ、もっと速く踊りたいの」
伊織「あんたは速すぎるのよ」
美希「え?」
春香「やめて!」
伊織「………」
真「………」
美希「………」
そう言って指導者に伝えに行こうとした時だった。
やよい「あの、すみません!」
春香「え?」
やよい「私、迷惑かけてばっかりで…」
春香「………」
やよい「私のミスで中断して…」
春香「そんなことないよ」
春香「みんなもまだ完璧には踊れないし」
やよい「……」
春香「それにミスしたくてしてるわけじゃないし」
春香「全然気にしてないから、ミスのことは考えなくていいよ」
やよい「…はい」
伊織「でもたしかに進まないわね」
やよい「うぅ…」
春香「ちょっと…伊織?」
伊織「確かにミスするのは仕方ないわ」
伊織「でも何回も同んなじところミスされたらそうそう許しちゃいられないわね」
春香「なに言って…」
だめ、ここで争いになったら
真「そういう伊織も遅れがちらちら見えたけど?」
伊織「なんですって」
伊織「真も動き速いって言われてたじゃない」
真「なんだと!」
だめだめだめ………
美希「ミキ、もっと速く踊りたいの」
伊織「あんたは速すぎるのよ」
美希「え?」
春香「やめて!」
伊織「………」
真「………」
美希「………」
春香「皆ミスしてるし」
春香「私もミスしてるし」
春香「誰も責めることはできないよ」
春香「ううん、責めるとかじゃなくて」
春香「お互いに支え合うの」
春香「気楽にいこうよ」
争ってちゃ上手くいくはずがない
全員「………」
春香「リーダーの私がミスしてるんだから」
春香「どうしても文句言いたくなったら私に言って」
真「え、それは」
「天海さん?」
春香「あ………」
ダンスの先生「どうなの?」
心配になって見に来たらしい
春香「このままプロデューサーさんの指導でお願いします」
私はそう言った。
春香「私もミスしてるし」
春香「誰も責めることはできないよ」
春香「ううん、責めるとかじゃなくて」
春香「お互いに支え合うの」
春香「気楽にいこうよ」
争ってちゃ上手くいくはずがない
全員「………」
春香「リーダーの私がミスしてるんだから」
春香「どうしても文句言いたくなったら私に言って」
真「え、それは」
「天海さん?」
春香「あ………」
ダンスの先生「どうなの?」
心配になって見に来たらしい
春香「このままプロデューサーさんの指導でお願いします」
私はそう言った。
午後の練習は午前程ミスは多くなかった。
可もなく不可もなく
そんなところだろう
でもまだまだライブで見せられるものじゃない
P「明日は俺は用事で見にこれない」
P「律子と指導の方2人に見てもらう」
P「明日までに仕上げる、そのつもりでやるんだ」
全員「…はい!」
P「今日は早く帰って明日に備えろ」
P「解散だ」
プロデューサーさんの機嫌はあまり良くなかった
解散の合図で皆事務所に戻りだす
私もそれに続いた。
可もなく不可もなく
そんなところだろう
でもまだまだライブで見せられるものじゃない
P「明日は俺は用事で見にこれない」
P「律子と指導の方2人に見てもらう」
P「明日までに仕上げる、そのつもりでやるんだ」
全員「…はい!」
P「今日は早く帰って明日に備えろ」
P「解散だ」
プロデューサーさんの機嫌はあまり良くなかった
解散の合図で皆事務所に戻りだす
私もそれに続いた。
スタスタ……
春香「」スタスタ
今日の練習を振り返る
ミスは多かったものの、少しずつそれも少なくなっていった
このまま順調にいけばライブまでに完成するだろう
でも、それでいいのだろうか
形だけのステージ
そんなものにしかならないような気がして焦りがでる
そんな時だった…
「春香さん」
春香「ん?」クルッ
春香「亜美…と真美」
亜美と真美だ
春香「」スタスタ
今日の練習を振り返る
ミスは多かったものの、少しずつそれも少なくなっていった
このまま順調にいけばライブまでに完成するだろう
でも、それでいいのだろうか
形だけのステージ
そんなものにしかならないような気がして焦りがでる
そんな時だった…
「春香さん」
春香「ん?」クルッ
春香「亜美…と真美」
亜美と真美だ
亜美「これ、春香さんのですよね?」スッ
春香「タオル…?」
真美「練習場に落ちたままでして…」
春香「あ……」
確かに私のだ
春香「ありがとう亜美…真美」
真美「よかった~」
亜美「やっぱり春香さんのだったんですね」
春香「ふふ…」
春香「練習…どうだった?」
一区切り付いたところで練習について聞いてみる。
亜美「そうですね~」
真美「ミスばっかりだったけど、この調子でいけばライブまでに間に合うと思います」
亜美「私も!」
春香「はは…」
私と同じことを考えていたのを知って笑いがでる
でも…
このままじゃいけないんだよね
春香「タオル…?」
真美「練習場に落ちたままでして…」
春香「あ……」
確かに私のだ
春香「ありがとう亜美…真美」
真美「よかった~」
亜美「やっぱり春香さんのだったんですね」
春香「ふふ…」
春香「練習…どうだった?」
一区切り付いたところで練習について聞いてみる。
亜美「そうですね~」
真美「ミスばっかりだったけど、この調子でいけばライブまでに間に合うと思います」
亜美「私も!」
春香「はは…」
私と同じことを考えていたのを知って笑いがでる
でも…
このままじゃいけないんだよね
亜美「春香さんはどうでしたか?」
春香「………」
春香「ねぇ、亜美…真美」
亜美真美「…?」
春香「敬語…使うようになったんだね」
亜美真美「………」
春香「私の事も春香さんって」
亜美真美「………」
春香「前みたいにはるるんって…もう呼ばないの?」
亜美「……はい」
春香「………」
春香「どうしてかな?」
亜美「いや…それは~」
春香「ダメだよ」
春香「敬語なんか使ったらだめ」
春香「亜美達らしくないよ」
亜美「え…でも」
春香「前みたいにはるるんでいいからさ、敬語なんかやめようよ」
春香「何か寂しいよ…このままじゃ皆バラバラに」
真美「…いやです」
春香「え?」
真美「いや、なんというか~」
真美「真美達もそろそろ敬語使えるようになりたいな~って」
真美「もう敬語使えないといけない年頃だし?」
真美「だから…すみません」
春香「………」
そうやって事務所に着いた私と亜美、真美は挨拶を済ませるとそのままわかれた
春香「………」
春香「ねぇ、亜美…真美」
亜美真美「…?」
春香「敬語…使うようになったんだね」
亜美真美「………」
春香「私の事も春香さんって」
亜美真美「………」
春香「前みたいにはるるんって…もう呼ばないの?」
亜美「……はい」
春香「………」
春香「どうしてかな?」
亜美「いや…それは~」
春香「ダメだよ」
春香「敬語なんか使ったらだめ」
春香「亜美達らしくないよ」
亜美「え…でも」
春香「前みたいにはるるんでいいからさ、敬語なんかやめようよ」
春香「何か寂しいよ…このままじゃ皆バラバラに」
真美「…いやです」
春香「え?」
真美「いや、なんというか~」
真美「真美達もそろそろ敬語使えるようになりたいな~って」
真美「もう敬語使えないといけない年頃だし?」
真美「だから…すみません」
春香「………」
そうやって事務所に着いた私と亜美、真美は挨拶を済ませるとそのままわかれた
事務所に戻った私は昼間に買ったパンのゴミ袋をごみ箱に捨てる。
大量に捨ててある空になったカップ麺を見て更に気が落ち込んだ私はしばらくソファーに座ってゆっくりしていた。
…………どれくらいそうしていただろう
ふと我に返った時に声がかかった。
「春香、帰らないのかー?」
春香「ん…響ちゃん」
春香「あれ、皆は?」
響「もう帰ったぞ」
春香「へ、へぇー」
随分長い間ソファーに座っていたようだ
大量に捨ててある空になったカップ麺を見て更に気が落ち込んだ私はしばらくソファーに座ってゆっくりしていた。
…………どれくらいそうしていただろう
ふと我に返った時に声がかかった。
「春香、帰らないのかー?」
春香「ん…響ちゃん」
春香「あれ、皆は?」
響「もう帰ったぞ」
春香「へ、へぇー」
随分長い間ソファーに座っていたようだ
春香「私も帰るよ」
そう言って響ちゃんと事務所を出る
響「練習疲れたのか?」
春香「う、うんそんなところ」
響「そうかー」
響「自分も疲れたぞ」トホホ
そう言って響ちゃんは足をさする
春香「足、どうかしたの?」
響「ちょっと痛めただけだぞ」
春香「大丈夫?」
平気ならいいんだけど
響「なんくるな…あ、あれ?」
言いかけた響ちゃんはバランスを崩してその場に転けた。
響「痛たた…」
春香「ほ、ほんとに大丈夫なの?」
響「あれ…なんでだろ」
春香「今日は早く帰って休んだ方がいいよ」
響「う、うんそうするぞ」
また明日、練習がんばるさー…そういって響ちゃんは家へ…
タッタッタッタッ……
…え?
走った?
そう言って響ちゃんと事務所を出る
響「練習疲れたのか?」
春香「う、うんそんなところ」
響「そうかー」
響「自分も疲れたぞ」トホホ
そう言って響ちゃんは足をさする
春香「足、どうかしたの?」
響「ちょっと痛めただけだぞ」
春香「大丈夫?」
平気ならいいんだけど
響「なんくるな…あ、あれ?」
言いかけた響ちゃんはバランスを崩してその場に転けた。
響「痛たた…」
春香「ほ、ほんとに大丈夫なの?」
響「あれ…なんでだろ」
春香「今日は早く帰って休んだ方がいいよ」
響「う、うんそうするぞ」
また明日、練習がんばるさー…そういって響ちゃんは家へ…
タッタッタッタッ……
…え?
走った?
春香「響ちゃん!?」
響「ん?」
春香「何してるの!」
響「…ランニングだぞ」
…ランニング?
意味がわからない
春香「ラ、ランニング?」
響「朝と夜、事務所に向かう時と事務所から帰る時はランニングしてるんだぞ」
…え?
響ちゃんが言ってたランニングって…
…何してるの?
どれだけ距離あると思ってるの?
春香「え…え?」
春香「ちょっと待ってよ」
春香「今足痛めてるでしょ?」
春香「それに家までランニングって」
響「自分がんばるって決めたんだぞ」
春香「だめだめだめ」
響「ん?」
春香「何してるの!」
響「…ランニングだぞ」
…ランニング?
意味がわからない
春香「ラ、ランニング?」
響「朝と夜、事務所に向かう時と事務所から帰る時はランニングしてるんだぞ」
…え?
響ちゃんが言ってたランニングって…
…何してるの?
どれだけ距離あると思ってるの?
春香「え…え?」
春香「ちょっと待ってよ」
春香「今足痛めてるでしょ?」
春香「それに家までランニングって」
響「自分がんばるって決めたんだぞ」
春香「だめだめだめ」
春香「そんなことしてたら響ちゃん足壊しちゃうよ?」
響「………」
春香「何考えてるの…」
春香「ね、そんなに無理することないよ」
春香「今日はタクシーで帰ろうよ、ね?」
春香「響チャレンジのためだけにこんなことまで」
響「いやだ!」
春香「!」
響「自分、走って帰るぞ」
春香「な、なんで」
響「こんなところで辞めたくなんかない!」
響「自分、響チャレンジだけは絶対にがんばるって決めたんだぞ」
春香「どうしてそこまで…」
わからない、そこまで必死にやる意味がわからない
足、壊してもいいの?
響「ここでやめたら自分…自分…」
響「いつまでも変われない気がするんだ」
何で…何で…
どうして皆変わっていくの?
私の知らない皆になっていくの?
やめて、変わらないで
春香「お願いだから…タクシーで帰って」
響「!」
ポタ…ポタ………
あれ?
私、泣いてる?
響「わ、分かったから」
響「タクシーで帰るから泣くんじゃないぞ…」
そう言って響ちゃんは走らずに帰っていった。
響「………」
春香「何考えてるの…」
春香「ね、そんなに無理することないよ」
春香「今日はタクシーで帰ろうよ、ね?」
春香「響チャレンジのためだけにこんなことまで」
響「いやだ!」
春香「!」
響「自分、走って帰るぞ」
春香「な、なんで」
響「こんなところで辞めたくなんかない!」
響「自分、響チャレンジだけは絶対にがんばるって決めたんだぞ」
春香「どうしてそこまで…」
わからない、そこまで必死にやる意味がわからない
足、壊してもいいの?
響「ここでやめたら自分…自分…」
響「いつまでも変われない気がするんだ」
何で…何で…
どうして皆変わっていくの?
私の知らない皆になっていくの?
やめて、変わらないで
春香「お願いだから…タクシーで帰って」
響「!」
ポタ…ポタ………
あれ?
私、泣いてる?
響「わ、分かったから」
響「タクシーで帰るから泣くんじゃないぞ…」
そう言って響ちゃんは走らずに帰っていった。
春香「………」
1人になった私はしばらくそこでじっとしていた。
家に帰る気もしなかった
このまま明日を迎えたくなかった
春香「………」スタスタ
やがて私は歩き出した
どこへ行こうというのだろう
春香「………」スタスタ
スタスタ…ピタッ
春香「あの~…?」
気がつけば私は
「208号室です」
スタスタ…
トントンッ
「はーい」
ガチャ
「…春香ちゃん?」
小鳥さんの所に来ていた
1人になった私はしばらくそこでじっとしていた。
家に帰る気もしなかった
このまま明日を迎えたくなかった
春香「………」スタスタ
やがて私は歩き出した
どこへ行こうというのだろう
春香「………」スタスタ
スタスタ…ピタッ
春香「あの~…?」
気がつけば私は
「208号室です」
スタスタ…
トントンッ
「はーい」
ガチャ
「…春香ちゃん?」
小鳥さんの所に来ていた
乙。
みる限りだと
ライブの完成度しか考えず、それを妨げるとみなした個性を欠点と断ずるP
環境の変化に戸惑い、必要以上に過去を求めてしまう春香
Pの求める人材に近づこうとして、無理が生じてる真やあずさ
ライブの目的を自分の中で割りきって考えてる千早
Pに見限られないよう努力した結果、Pの考えに似てきた伊織、美希、響
なんとか今の環境に適応しようとする亜美真美、雪歩
環境の変化についていけないやよい
どこがどう変わったのかよくわからん貴音
って感じか。このままいくと最悪涼ちんBエンドとEエンドの混じったような終わりを迎えそうだ。
みる限りだと
ライブの完成度しか考えず、それを妨げるとみなした個性を欠点と断ずるP
環境の変化に戸惑い、必要以上に過去を求めてしまう春香
Pの求める人材に近づこうとして、無理が生じてる真やあずさ
ライブの目的を自分の中で割りきって考えてる千早
Pに見限られないよう努力した結果、Pの考えに似てきた伊織、美希、響
なんとか今の環境に適応しようとする亜美真美、雪歩
環境の変化についていけないやよい
どこがどう変わったのかよくわからん貴音
って感じか。このままいくと最悪涼ちんBエンドとEエンドの混じったような終わりを迎えそうだ。
完成度ばかり上げても肝心の[笑顔]や[楽しさ]などがないと[人形がただ踊ってる]状態になってつまんないな
笑顔や楽しさがあっても完成度が低いと、プロのアイドルにはなれない、お遊びでしかないのも事実
このままだと765プロが壊れるな
プロデューサーを元に戻すにも方法なんて思い付かないし
プロデューサーを元に戻すにも方法なんて思い付かないし
小鳥「どうしたの?」
春香「…お体の方は大丈夫ですか?」
小鳥「……」
小鳥「うん、明日には退院できそうだわ」
春香「そうですか」パァ
春香「あ………」
一瞬明るくなるも、すぐに表情は曇る
小鳥「春香ちゃん…」
小鳥さんは私を見て、大体状況を理解したようだった
小鳥「話が…あるんでしょ?」
春香「…はい」
小鳥「聞かせてもらってもいい?」
その後、小鳥さんが倒れてから今日までのことを自分が思いつく限り話した
結構な時間がかかった
それでも小鳥さんは静かに相槌をうち、優しく頷きながら話を聞いてくれた
小鳥「そう……」
小鳥「辛かったわね…よく頑張ったわ春香ちゃん」
春香「で、でも皆…」
春香「私…何も」
何もできなかった
春香「…お体の方は大丈夫ですか?」
小鳥「……」
小鳥「うん、明日には退院できそうだわ」
春香「そうですか」パァ
春香「あ………」
一瞬明るくなるも、すぐに表情は曇る
小鳥「春香ちゃん…」
小鳥さんは私を見て、大体状況を理解したようだった
小鳥「話が…あるんでしょ?」
春香「…はい」
小鳥「聞かせてもらってもいい?」
その後、小鳥さんが倒れてから今日までのことを自分が思いつく限り話した
結構な時間がかかった
それでも小鳥さんは静かに相槌をうち、優しく頷きながら話を聞いてくれた
小鳥「そう……」
小鳥「辛かったわね…よく頑張ったわ春香ちゃん」
春香「で、でも皆…」
春香「私…何も」
何もできなかった
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