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    元スレカイジ「私立…希望ヶ峰学園…?」

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    351 :

    経験してるけど覚えていない可能性

    352 :

    >>346
    平常時のカイジじゃキツイな
    覚悟決めたかブチ切れてる状態なら大和田を圧倒できるパワーがあるけど
    それでも良い方向に働くかどうか

    353 = 346 :

    問題はパワーじゃなくて今の所大和田とも不二咲ともほとんど接触がないことだな
    下手すると気付いたら事件が起こってました、が普通にありうる

    354 :

    ―図書室・書庫―


    ギィィ・・


    腐川「五月蝿い連中も……いなくなって………」

    腐川「よ、……ようやく……2人きり……っ……」


    十神「…………」


    パラ・・   パラ・・


    十神(これは……驚いた)

    十神(政治史に残るレベルの外交機密文書……)

    十神(こちらの棚には……未解決事件の全容を纏めた極秘ファイルまで……揃っている)

    十神(……俺のように、これらの極秘資料の真価を理解できる人間は……この中にはいまい)

    十神(この部屋は今後も利用してやるとしよう……)

    355 = 354 :

    腐川「あ、ああ・・・あの・・・・・っ・・・・・・・・!」


    十神「………」

    十神「いつまで……俺の気分を損ねたら気が済むんだ………?」


    腐川「ひっ・・・・そ、そんなつもりは・・・・・・!」


    十神「埃っぽい部屋に……これ以上腐臭を撒き散らすなっ………シャワーを浴びてこい……!」


    腐川「・・・・はいぃ・・・っ・・・!!」

    腐川(『浴びて』・・・『来い』・・・!・・・・さ、誘われた・・・・・・・・!!)


    十神と腐川は一方的な恋慕もあって、しばらく図書室で共に過ごした


    ランチタイムも終わり、時刻は午後2時過ぎ……その頃カイジは 

    356 = 354 :

    ―個室(伊藤)―

    カイジ(……暇だな)

    カイジ(全体での探索は午前中で一旦終了……)

    カイジ(各方面の報告によれば……新しい発見は)

    カイジ(あの図書室のあった……学校エリアの2階が解放されていたこと)

    カイジ(図書室の他に……水練室(プール)があって……朝日奈あたりが喜んでいたな)

    カイジ(それと……何の変哲も無い教室が2部屋……これは1階と同じ……)

    カイジ(寄宿舎エリアの方では……立入禁止だった大浴場が開放されてて……)

    カイジ(それから……雑貨のある倉庫に入れるようになってるんだと………)


    カイジ「散歩がてら……自分の目で確かめに行ってみるか?」

    357 = 354 :


    カイジ「っと、……それから」


    ちゃり・・


    カイジの手に握られていたのは……自力で入手したモノクマメダル……5枚ほど……!


    カイジ「後で試してみるか………購買のマシーンで………!」



    カイジ、自由行動開始っ……………!


    358 = 354 :


    ―学校エリア・1階―

    カイジ(とりあえず……2階の方にもう一度確認………)

    カイジ(ん……あいつは……)

    桑田「……お、伊藤」

    カイジ「………どうだ、出口探しのほうは………?」

    桑田「順調……なわけねーだろっ……!」

    カイジ「そうかい……邪魔したな………」

    桑田「………なあ、伊藤」

    カイジ「ん?」

    桑田「オメーだったら、オレと苗木……どっち選ぶ?」

    カイジ「は……?」

    359 = 354 :

    桑田「率直に言って……付き合いてぇならどっちだ……?」

    カイジ「ちょっと……待てよ………」

    カイジ「俺には……そういう……変な……趣味は…………」

    桑田「違ぇーよアホ!」

    桑田「……一般的に考えてだ……オレと苗木ならどっちのがモテそうかって聞いてんだっ……!」

    カイジ「どっちか………」

    カイジ(そうだな……苗木のやつ……旧知の舞園を気遣って慰めたり、周りに気を利かせたり……)

    カイジ「案外………苗木のほう……か……?」


    桑田「・・・・・・アホ!このアホアゴ・・・!・・・アゴアゴアゴアゴアゴアゴアゴっ・・・・・・・!!!」

    360 = 354 :


    ―学校エリア2階・廊下―


    カイジ(いきなりキレるとは………)

    カイジ(桑田の野郎……苗木と何か……あったのか………?)


    苗木「あ、伊藤クン」

    舞園「こんにちは」


    カイジ「お、おう…」

    カイジ「お前らは……2階で探索の続きか……?」


    苗木「探索というより……うーん」

    舞園「向こうの教室で、2人でお話していたんです」

    苗木「ま、舞園さん……」

    舞園「といっても……ただ2人でぼんやりしていただけ……ともいえるかも知れませんけど」


    カイジ「…ふーん」

    361 = 354 :


    舞園「私、あれこれと考えすぎて……パンクしそうになった頭の中を……」

    舞園「ぼんやりすることで……一度フリーズしちゃったほうがいいのかな……って思いまして」

    苗木「……それでまぁ……ただダラダラしていただけ……みたいな感じなんだけどさ」

    苗木「無理にあれこれ会話しなくても………」

    舞園「こういう風な過ごし方もありなのかな……って思えるようになってきました……苗木君」


    カイジ(こいつら……やっぱ仲がいいな……)


    カイジと別れ、苗木と舞園は寄宿舎エリアへ移動

    ……残ったカイジの元には

    362 = 354 :


    江ノ島「お~い、伊藤じゃん」

    カイジ「あ、……どーも……」

    江ノ島「何気にあたしら初絡みじゃない……?」

    カイジ(一言ぐらい……交わしたことが……有ったような…無かったような………)

    カイジ「えっと……モデルとか……やってるんだっけ……?」

    江ノ島「そうそう!……いろんな雑誌の表紙飾ってるから、一度くらい見たことあるよね?」

    カイジ「たぶん……ない……」

    江ノ島「えーマジ?……ちょっとショックなんですケド~」

    カイジ「悪い……」


    ……これ以上ギャルのノリについていけず、江ノ島と別れたカイジは水練室へ

    363 = 354 :

    ―水練室―


    がらっ・・


    朝日奈「あ、伊藤だ」

    大神「ふむ…」


    カイジ「よ、よう…」


    朝日奈「泳ぎに来たのー?」

    朝日奈「男子更衣室は右の方だよ、入るのに生徒手帳かざすってのは聞いたよね?」


    カイジ「ちょっと部屋の様子を……見にきただけで………で、あんたらは…」


    大神「見ての通り……肉体の鍛錬に励んでおるのだ……」

    朝日奈「いろいろ道具とか揃ってるしね……それに」

    朝日奈「コロシアイどうこうとか……難しいコトで頭悩ますよりさ、体動かしてる方がいいと思うし」


    カイジ「元気だな……」

    364 = 354 :

    大神「伊藤も……どうだ……?」

    大神「なんならば我らが……水練の指南役を務めてやっても……構わぬが……?」


    カイジ「いや……、俺は……いい……」


    朝日奈「むぅ…伊藤もパス……?」


    カイジ「俺もパス……ってのは……?」


    大神「不二咲も、体を鍛えたいと言っていたのだが……」

    大神「我らと共にトレーニングをするのは……丁重に断ったのだ………」


    カイジ(不二咲というと……あの背の低い女か……)

    カイジ(確か……超高校級の……プログラマー……だったか?)

    カイジ(そんなに体を鍛えたがるような人間には……見えないけどな………)


    傍目には脳筋の2人を水練室に残し……カイジは階段を下りて1階へ………

    365 = 354 :


    ―体育館前―

    葉隠「トロフィーの他にも……はにわなんかが有るべ」

    葉隠「これは……なかなか値を張りそうな……」

    カイジ「占いで……モノの価値とかが分かるのか……?」

    葉隠「いやぁ~まぁ時と場合によるべ」

    カイジ「ところで……その手に持ってる……」

    葉隠「ああ、これは由緒正しい万世一系(略)なシロモノよっ……!」

    カイジ「これ……たぶん……ガラス玉………」

    葉隠「!?……ちょっと待つべ伊藤っち……俺はコレを手に入れるのに数億円かけてっ……!」

    カイジ(コイツ……騙されて……パクられやすそうな男だ)

    カイジ(……さて、そろそろ購買に寄るかな)

    366 = 354 :

    ―購買部―


    ちゃり・・ちゃり・・ちゃり・・

    ガコンっ・・・!


    霧切「………チン…チロリン…セット?」


    ぽとっ・・


    カイジ「サイコロ3つと……どんぶりがあればできる……ギャンブルさ」


    霧切「…そう」


    カイジ「で、そのマシンについて……何か分かったことはあるのか……?」


    霧切「…セレスさんの言う通り、メダルの投入枚数によって入手できるアイテムの重複率が変わるみたいね」

    霧切「それから」

    367 = 354 :


    モノクマ「補足説明~!」

    モノクマ「モノモノマシーンでゲットできるアイテムは……何もモノだけではございませんっ……!」

    モノクマ「運がよければ……『男のロマン券』が出てきます!」

    モノクマ「……この券がゲットできたら……」

    モノクマ「必ずたぶんきっとロマンティックなイベントが発生しますよ……期待してねっ!」


    霧切「男のロマンって……何かしら?」

    カイジ「さ、さあ……?」


    モノクマ「そして……なんと………まさかの………!」

    モノクマ「『1日外出券』も入っていますよ~……!え、詳細?……ぷぷぷ……それは当たったらのお楽しみっ……!」


    モノクマ、退場っ……

    カイジの4日目の自由時間は……もう少し続く

    368 = 354 :

    また次回

    >>344まあこれ>>351 どの時点で学園に送られたかは・・・先の展開で(先送り)
    >>348 文脈的におかしいな・・・指摘感謝

    369 :

    ギャンブルでメダル稼ぎーのメダルの力技で外出券手に入れーの外でギャンブルに勝って借金返しーので脱出
    ってとこまで想像したけどよく考えれば別に借金で閉じ込められてる訳じゃなかった

    370 :

    三点リーダって偶数個の方がいいんじゃない?

    371 :

    一日外出券もあるのかwww

    372 :

    福本漫画を基準にしているのなら……奇数個でも関係ないっ……!三点リーダの数っ…!

    373 :

    どうせっ……!入学してから一年以内のものは出れないんだろっ……!不適としてっ……、原作通りっ……!

    374 :

    ぜ、全員実は二年以上経ってるだろ……たぶん


    三点リーダ偶数個、なんてのは昔の出版側の事情でしかないしな
    本当は今はどうでもいい、出版物でもないし

    375 :

    乙乙

    376 :

    ―購買部―


    霧切「……」


    カイジ(一日……外出券…………)

    カイジ(何だろ……凄く……懐かしい響きだ…………)

    カイジ(懐かしいけど……何だか……いい思い出じゃ……ない)


    霧切「どう思う?」


    カイジ「……モノクマの、一日外出券の話か……?」

    カイジ「仮にその券を入手することが……できれば……」

    カイジ「俺達16人のうちの誰か……一番信頼できそうな奴に……」

    カイジ「外出権を行使させ……残る15人の安否を……世間に知らしめ…………!」

    カイジ「学園を乗っ取った黒幕側の陰謀は……全て露見……白日の下に…………!」

    カイジ「マスコミ……警察関係者……学園占拠という事案の重大さを鑑みれば……あるいは自衛隊までも……!」

    カイジ「学園の横暴に介入……!……そして、人質の……確保……!」

    カイジ「すなわち……俺達16人の…………生還っ……!!」

    377 = 376 :


    霧切「……」


    カイジ「……絵空事だな」

    カイジ「『1日外出』なんてことを認めたら……黒幕がわざわざ俺達を……」

    カイジ「外部から切り離し……隔離している意味が……いっぺんに失われてしまう」

    カイジ「モノクマの……ただの虚言じゃないのか」


    霧切「そうね……確かにそうも考えられるけれど」

    378 = 376 :

    霧切「あえて……外出券という“餌”を本当に蒔くことで、私達を期待させ……」

    霧切「でも結果的に……外出券は獲得できず……外への渇望は頓挫……落胆する私達」

    霧切「そういう絶望を味わわせたいがための……余興とも……いえるかもしれない」


    カイジ「本当に……『一日外出券』が入っていると思うのか……?このマシーンに…………」


    霧切「断言は……できないのだけれど」

    霧切「さっきモノクマは……『男のロマン券』は“(モノモノマシーンから)出てくる”と表現していたのに対し……」

    霧切「『一日外出券』については……“(モノモノマシーンの中に)入っている”……」

    霧切「……としか言っていないわ」


    カイジ「……」


    霧切「このニュアンスの違い……伊藤君なら、どう捉える?」

    379 = 376 :

    カイジ「『男のロマン券』の方は……運を上手く引き寄せられれば……手に入る可能性がある……」

    カイジ「一方で『一日外出券』は……あくまで……“入っている”だけ…………」

    カイジ「モノモノマシーンに“入って”はいるが、“出る”とは限らない…………否……手に入らない?」


    カイジ「そういう風に……仕込まれている……?」

    カイジ「そうかっ……!単純なイカサマだ……!」

    カイジ「……『一日外出券』が“出て”こないように……マシーンが操作される………!!」

    カイジ「この学園をまるごと支配下に置いている……黒幕ならば……」

    カイジ「その程度のインチキ……造作も無く……行える…………!」


    カイジ「各人が必死にメダルを集めて……ドロップアイテムの重複率を計算し……マシンの特性を見極めた上で…………」

    カイジ「手を伸ばせば……届くところまで来た……その時に……掻っ攫われる……如何様の手によって……!」


    霧切「……あくまで、仮説の域に過ぎないけれどね」

    380 = 376 :

    どすりっ・・・・!


    カイジ「…………!!」


    銀髪、カイジの眼前に……大量のメダルが封入された通い袋を提示……!


    霧切「私が回収した残るモノクマメダル189枚……これはあなたに託すわ……受け取って」


    カイジ「え……ちょっと……待てよ……」


    霧切「もし万が一……『一日外出券』が出た場合には……報告して頂戴」

    霧切「黒幕がどういう対応を取ってくるのか……見物よ」


    言い終えると銀髪……なかば強引に通い袋をカイジに寄越し、モノモノマシーンに背を向ける……!


    霧切「それじゃ……私はいつまでもモノモノマシーンに拘っているほど……暇ではないから」


    カイジ「っおい……!」

    カイジ「これ全部投入して……それでも外出券が出なかった場合は……?」

    381 = 376 :

    霧切「……そうなった場合は、仕方がないわ」

    霧切「代わりにメダルで獲得したアイテムは……伊藤君が好きに利用してもらって構わないし」

    霧切「黒幕に対しては、また別の対抗策を……考えていけばいいことよ」


    カイジ「はぁ……」


    霧切「それよりも……1回目の“動機”に続いて……あたらな“犯行現場”の提供……」

    霧切「黒幕は私達が一応この生活に馴染んで……膠着状態になるのを防ぐべく……」

    霧切「矢継ぎ早に……コロシアイの発生を誘発しようとしている…………」


    霧切「伊藤君も、気をつけることね」


    カイジ「……あんたもな」

    382 = 376 :

    銀髪は購買部から退出、カイジは購買内の自販機からドリンクを取り出し、喉を潤す


    カイジ(金を入れなくても出てくる飲み物……現実じゃ……ありえないんだよな…………)


    カイジ(さて……霧切から受けた提案だが……)

    カイジ(俺が『一日外出券』を手に入れられたら報告しろ……ダメだったら好きに使ってくれ……だと……?)

    カイジ(どっちにしろ……俺がリスクを負う部分が……まるで……ないよな…………)

    カイジ(期限3日とか定めて……外出券が手に入らなかった場合は)

    カイジ(ドロップアイテムの返還+借りたメダル(189枚分)を現物で即時返還)

    カイジ(……ぐらいの条件を付けるのが……普通だろ…………?)


    カイジ、などと考えながら……一旦、購買部を退室

    時刻は午後6時前になっていた……

    383 = 376 :

    ―厨房―


    トン・・  トン・・    ぐね・・  ぐね・・


    カイジ「悪いな山田……また手伝ってもらって」

    山田「僕はお構いなしですぞ……」

    山田「しかし……餃子とは……なかなか卑猥なモノですな……」

    カイジ「は?……何処がだよ」

    山田「中身を包むのですぞっ……!薄い……皮でっ…………!」

    カイジ「お前の思考回路が……よく分からん……」

    山田「伊藤カイジ殿が皮に包んだ中身を……セレス殿が口に挿れて……あとはお察しですな……」

    カイジ「口の代わりに……手を動かせよ…………」


    じゅうううううう・・・!


    山田「前よりも……更に良い出来なのではっ……!」

    カイジ「よし……今度こそ……認めさせるっ……!」

    384 = 376 :

    ―食堂―

    セレス「あいにくですが……今宵はフレンチのディナーを所望しますわ」

    セレス「条件の『餃子作り』にはもう時間制限は有りませんが……」

    セレス「わたくしがそれを食すのを欲したときに……用意するようにしてください」


    カイジ(クソォ……!……向こうの言い分が理に適ってるわけじゃない……はずなのに…………!)

    カイジ、ゴスロリ服にどうも頭が上がらず……反論には至らず


    葉隠「おお!……旨そうな餃子だべ」

    不二咲「これ……伊藤君がつくったんだよねぇ……?」

    山田「ええ……伊藤カイジ殿が丹精こめて作ったものなのですが……」


    カイジ「あんたらで食べたらいいさ…………捨てるのは勿体ねぇし……」


    山田「では遠慮なく~パクパク」

    葉隠「形は悪いが……味は悪いないべっ……!」

    不二咲「おいしいよぅ……伊藤君は……お料理上手だね」


    カイジ「よせよ……別に好きでやってるワケじゃ……ないし……」


    この後カイジ、厨房に戻り、イメージ頼みでフランス料理のフルコースを用意すべく……悪戦苦闘…………!

    385 = 376 :

    それから……後ほど……


    ―寄宿舎エリア・廊下―

    カイジ「はぁ……疲れた…………」

    カイジ(そういや、大浴場……利用できるようになったんだってな)

    カイジ(久々に……でっかい湯船にどっぷりと……漬かってみるか……)

    カイジ(ホント……いつ以来だ……?)

    カイジ(で……その前に)

    カイジ(倉庫に寄っていくか……生活雑貨とか、ちょっとしたツマミとか……あわよくば酒とか……)

    カイジ(あって便利なものを……部屋に持ち込んでおこう…………)



    ―倉庫―

    カイジ「……ここか」


    ギィィ・・


    不二咲「……あ、伊藤君」


    カイジ「……よう」

    386 :

    カイジ暗躍するなwww

    387 = 376 :


    ―寄宿舎・廊下―

    石丸「大和田君っ……!!」

    石丸「君が直ぐに相手に手を上げようとするのは……君の忍耐力の弱さに起因しているのではないか……!!」


    「ッ……弱さ……だと?」


    石丸「そう、弱さだっ……!言い換えれば根性の無さっ…………!」


    「オメー……イインチョー気取りやがって……あんま調子のってっと…………!」


    石丸「そういう前のめりな態度が……よくないといっているんだっ………!!」


    「ンだとォ・・・・!」

    石丸「むぅうう・・・・・!」


    この後、大和田と石丸の……男の闘いが始まるのであった…………!

    388 = 376 :

    次回に続く

    391 :

    沼編みたくモノモノマシーン攻略するのかね

    392 :

    かなり面白い!!!

    393 :

    モ・・・モノクマメダルを最も効率よく稼ぐ方法は裁判突破・・・(震え声)

    394 :

    >>393
    繰り返される……千本ノック……!

    395 :

    桑田が何したって言うんだ…

    396 :

    カイジってやっぱ寡黙系よりギャルやセレスとの方が絡みがいがあるな

    397 :


    ―倉庫―

    不二咲「あ……えっと……」

    不二咲「服の着替えとかを……個室(へや)に持っていこうかな……って思って……」

    カイジ「俺も……まぁ……そんな感じ…………」

    不二咲「……」

    カイジ「……」


    ここで会話が……途切れる……!

    2人だけの……密室…………!手を伸ばせば……届きそうな……微妙な……距離感っ…………!

    何となく……気まずい……雰囲気っ…………!


    カイジ(う……何だか……居づれぇ…………)

    カイジ(何か……話題を振る……?この女……プログラマ…………そういうの……よく分からない……)

    カイジ(いや……別に……そんなに相手を……気にしなくても……いいだろっ……)

    カイジ(とりあえず……会話は……交わしたし……!挨拶……程度に…………それで……充分)

    398 = 397 :

    カイジ、ギャンブル関連以外の持ちネタ……ほぼ……皆無っ…………!

    話の抽斗の少なさ…………それは……コミュニケーション能力の不足に直結…………!


    不二咲「うぅ…………」

    カイジ(えっ……?)


    この時不二咲……唐突に涙目っ……!


    カイジ「ど……どうした……?」

    不二咲「……ご、……ごめんね……」

    不二咲「……伊藤君の顔……ちょっと不機嫌そうでっ……」

    不二咲「私のせいで……何か……嫌な思い……させちゃったのかな……って……」

    カイジ「はっ……?違う違う……!そんなこと……ないからっ…………!」

    399 = 397 :


    それは……多少……被害妄想っ……!


    だが……!


    腐川のそれと比べると……鬱陶しさは……感じない……!

    むしろ……力になりたくなる……!……まるで小動物のような……愛しい仕草を含めて……!


    不二咲「……よかったぁ……嫌な思い……させてなくて……」

    カイジ「お前……何と言うか……」

    カイジ「……心配性……?気弱な……タイプ……?」

    不二咲「……」

    カイジ「あ、いや……責めてるわけじゃ……ないからっ……!」

    不二咲「そうだよね……このままじゃ……いけないよね…………」

    カイジ「うん……?」

    400 = 397 :

    不二咲「もっと……強く……ならなくちゃ…………」

    カイジ「強……く……?」

    不二咲「もっと…………」


    不二咲、尚も瞳を潤ませながら……己に言い聞かせるように……呟く…………!


    カイジ(強く…………)

    カイジ(あっ……そういや、この女……体を鍛えたがってるって……朝日奈達が……言ってたな……)

    不二咲「あ……あのさぁ……伊藤君……」

    カイジ「……ん?」

    不二咲「この前……誘ってくれた…………その……」

    カイジ(この前……?)


    がらっ・・・


    セレス「……あら」


    ゴスロリ服、このタイミングで倉庫に立ち寄る……

    カイジと……その横で……目をうるうるさせた不二咲を目撃…………!


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