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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」
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>>249
いやいや絶望君が出たし何が出てもおかしくはないだろwwwwww
いやいや絶望君が出たし何が出てもおかしくはないだろwwwwww
絶望君は準レギュラーだからな
レベル的にはハレクラニあたりと同じ出現率
レベル的にはハレクラニあたりと同じ出現率
テニスプレイヤー1P「何だよこれ……」
テニスプレイヤー2P「俺達、使い捨てキャラだろ……?」
テニスプレイヤー2P「俺達、使い捨てキャラだろ……?」
前回までのあらすじ
首領パッチ『嗚呼、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!?』
ヤッくん『 』
首領パッチ『何か言えや、こらああぁぁぁッ!!』つ拳銃 バキューンバキューン!
ヤッくん『 』ズガン! ボゴン!
さやか「全然あらすじになってないし、何やってんのあんた!?」
第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」
~病院~
恭介「やあ、さやか。いつもありがとうね」
さやか「ううん、いいって。それよりも、ハイこれ」スッ つCD
恭介「うわぁ、すごいや。さやかはホントにレアなCDを見つける天才だね」
さやか「ぐ、偶然だよ。褒めても何も出ないよ~」アハハー
恭介「ふふ、この曲大好きなんだ。さやかも一緒に聴く?」スッ つイヤホン
さやか「ふぇっ!? いいの?」アタフタ
恭介「本当はスピーカーで聴きたいところだけど、病院だしね」
さやか「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……////」スッ
♪~ ♪~ ♪~
さやか(……いい曲。小さい頃、恭介に招待してもらったバイオリンのコンテストを思い出すなぁ)
さやか(……!)
恭介「……くっ。……ひっく」ポタポタ
さやか(…………恭介)
病室前
天の助「おいおいおい、これふざけて入ってったら殴られそうな雰囲気じゃねーか」ヒソヒソ
首領パッチ「くっそ、せっかく財前教授のコスプレ用意してきたのに!」ヒソヒソ
さやか(……あいつら後で殺す)
~公園~
マミ「ティロ・フィナーレぇッ!!」
ドゴオオォォォン!!
使い魔「GUUUOOOOOOOHHH!!」
シュ~~~
さやか「いやぁ! やっぱマミさんカッコいいっすね!」
まどか「流石だね!」
ボーボボ(…………)
マミ「もう、見せ物じゃないのよ。あなた達も十分危険ということをちゃんと自覚しなさい」
天の助「ティロ・フィナーレ……ぷぷぷ」プルプル
マミ「何か不満でも?」カチャッ
天の助「ひぃぃ! 銃口向けないでぇ!」
さやか(マミさんってたまにキャラぶれるなぁ)
まどか(私も魔法少女になったらマミさんみたいな必殺技を……)キラキラ
首領パッチ「あり? おいマミ、あの魔女の奴、グリー何とかを落とさなかったぞ」
QB「あれは魔女じゃなくてその部下の使い魔だからね。奴らはグリーフシードを持ってないのさ」
ボーボボ「テメーには聞いてねぇ」
首領パッチ「全くだ」
QB「」
田楽マン「へっ、ご愁傷さん」ポンポン
まどか「あんなに強そうなのに、魔女じゃなかったんだ……」スタスタ
天の助「なーんかここん所ハズレばっかだな」スタスタ
マミ「使い魔退治も結構大切なのよ? 使い魔も成長すれば分裂元の魔女になることもあるの」
スタスタ
マミ「ところで、二人とも願い事見つかった?」
首領パッチ「俺はもちろ」
さやか「はいはいあんたじゃないから」
まどか「うぅ~ん、私はまだ……」スタスタ
さやか「あたしもだな~」スタスタ
マミ「まあ、いざ考えてみると中々浮かばないものよね」スタスタ
天の助「そうだ、マミは一体どんな願い事をしたんだー?」スタスタ
マミ「……」ピタッ
まどか「ま、マミさん……」
天の助「あれ? 僕ちん地雷踏んじゃった!?」
ボーボボ「このおバカッ!!」ボゴォッ!
天の助「ぐばぁっ!!」ズサー
さやか「ま、マミさん、どうしても聞きたいって訳では……」
マミ「私の場合は……」
――――――――
―――――
―――
『痛い……、お父さん、お母さん……』
『助けて……誰か、助けて……』
『それが君の願いかい?』
『あなたは…………?』
―――
―――――
――――――――
マミ「考える時間も無かったというか……ね」
まどさや「「マミさん……」」
マミ「あなた達はまだまだ猶予が残されているわ」
マミ「時間はあるんだからキチンと考えて、自分にとっての最上の決断をしてほしいのよ」
マミ「私には出来なかったことだからこそね」
天の助「あれ? これって俺殴られ損じゃね?」
さやか「……ねぇ、マミさん。この願い事って他人の為に使ったらアウトなのかな? 例えばあたしなんかよりも困っている人の願いの為に使ったら……」
まどか「さやかちゃん……、それってもしかして上条君のこと……」
さやか「たっ! 例えばって言ってるでしょ!////」
上パッチ「さやか、それほど君は僕の為に……!」ジーン
さやか「 」ブン!
首領パッチ「ぐえぇぇぇぇッ!?」ゴシャッ!
まどか「さ、さやかちゃん、バットは流石に凶器だよ……!」アセアセ
QB「別に契約は対象者の願いじゃないといけないなんて規定は無いよ。過去にも他人の為に願いを叶えて魔法少女になった子だっているからね」
マミ「私としてはオススメはしないわ。確かに他人のことを思う慈愛の心は大切よ。でもそれならば尚更、自分の望みをハッキリさせないと」
マミ「美樹さん、あなたはその上条くんに夢を叶えてほしいの? それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいのかしら?」
まどか「ま、マミさん……」
首領パッチ「これが噂のシリアスゾーン……!」ビリビリ
天の助「糞っ、俺らじゃ会話に入ることもできねーぜ!」ビリビリ
マミ「同じようで全然違うことよ」
さやか「……! そ、そんな言い方って……!」
マミ「ごめんなさい。でもね、私はあなたに後悔だけはしてほしくないの。このことを履き違えたまま契約をしてしまえば、あなたにとっても彼にとっても最悪の結果になりかねないわ」
さやか「……あ、あたしこそ。ごめんなさい、甘い考え方だった……」
マミ「いいのよ、焦って決めるとロクなことにならないわ。うんと悩めばいいの」
首領パッチ「も、もうふざけてもいいのか……!」プルプル
天の助「体が……疼く……!」プルプル
さやか「怒るべきなのか、ここまで我慢できたのを褒めるべきなのか……」
~まどホーム~
まどか「う~ん……」
QB「どうしたんだい、まどか」
まどか「うん、今日のマミさんとさやかちゃんのことでね……」
首領パッチ「ずいぶんと険悪なムードだったよな」
まどか「何かもう、首領パッチ君がいることに何の驚きも感じなくなっちゃったや……」
QB「まどかは願いが多すぎて決まらないのかい? それとも……」
まどか「そう、願いが思いつかないんだ」
まどか「ホラ、私ってどんくさいし、何の取り柄もないし」
首領パッチ「だな」キッパリ
QB「そうキッパリ肯定するのはどうかと思うけど……」
まどか「だから私、マミさんみたいなカッコよくて素敵な人になれたらそれだけで十分幸せなんだ」
QB「まどかは強い力に憧れているのかい?」
まどか「そう言われると……どうなのかなぁ」
首領パッチ「力が欲しいか……。力が欲しいのなら…………くれてやる!」カッ!
QB「君が魔法少女になれば、マミよりも遙かに強い力を手に入れられるよ」
まどか「えっ?」
首領パッチ(こ、こいつら無視しよった!)ガーン
QB「君からはとてつもない魔法少女の素質を感じるよ。今までに無いほどのとても大きな……ね」
まどか「もうキュゥべえったら、からかわないでよ」
QB「僕はいつだって本気だよ、まどか」
首領パッチ「何で俺の扱いこんな悪いの? 第三話だからか? 運命の第三話だからか?」
まどか「ど、首領パッチ君、何言ってるの?」
~広場~
マミ「何ですか、ボーボボさん。話って?」
ボーボボ「単刀直入に言わせてもらおう。マミ、最近のお前の戦い方は無駄が多い」
マミ「……! そ、それはどういう……」
ボーボボ「身に覚えが無い筈がないだろう。最近のお前は効率よりも見栄え重視の戦い方をしている」
ボーボボ「使い魔相手に強力な魔法を使ったり、わざと自分から攻撃をくらい厳しい戦いに見せたり」
マミ「……」
ボーボボ「後輩候補が出来て浮かれているのは分かる。しかしお前の言った通り魔女退治は命がけだ」
ボーボボ「最近は魔力補充も出来ていないじゃないか。そんな戦い方ではいつか足下を掬われるぞ」
マミ「わかって……いますよ」
ボーボボ「……」
マミ「でも私、今までずっと一人で戦ってきたんです。独りで……誰からも感謝されずに……」
マミ「だからかもしれませんが、信頼できる仲間っていうのに憧れてて……。ボーボボさんと首領パッチ君や天の助君みたいな、心で繋がっているという仲間に……」
マミ「魔法少女はアニメやマンガみたいに綺麗なものじゃない……。分かってはいるけれど、そう思えば思うほど仲間というものを意識しちゃって……」
マミ「少しでもあの子達が魔法少女に夢を見るように、罪悪感を感じながらカッコつけて振る舞って……」
マミ「口では危険だ、よく考えろって言ってるけど、本当はあの子達が早く契約するのを望んでる……」
マミ「魔法少女に成りたての頃の私が見たら、どう思われちゃうのかな……」
マミ「やっぱり私って最低ですね……」
ボーボボ「マミ……」
ほむら「その通りね」スッ
マミ「 ! あなたは……!」
ほむら「お取り込み中悪いわね」
マミ「……」
ボーボボ「何の用だ……?」
ほむら「巴マミ、わかっているの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいるのよ」
ほむら「あなたも知っているでしょう。かつて大勢の魔法少女が魔女との戦いで死んでいったことを」
ほむら「もしも契約してしまえば、彼女達は二度とこの平穏な日常を過ごせない」
ほむら「魔女を狩る為すべてを犠牲に……」
ほむら「さっきの話は聞かせてもらったわ。そういう考えができるのなら、どうか彼女達とこれ以上関わり合いを持たないで」
マミ「………」
ほむら「魔法少女の輝かしい部分だけを見せて、彼女達に幻想を抱かせているあなたは……。はっきりと言わせてもらうわ、あなたは……」
ほむら「最低よ」
マミ「……っ!」ビクッ
ほむら(かなり堪えているみたいね……。魔女化する心配は無いと思うけど、これでまどか達に迫るのを自重してくれるかしら)
ほむら「私だってあなたの辛さは分かっているわ。でもその私情に他人を巻き込むことだけは絶対に駄目」
ほむら「私はあなたと争いたくてこんなこと言ってる訳じゃないのよ。それじゃ……」クルッ
スタスタ
マミ「…………」
ボーボボ「待ちやがれ」
ほむら「……何かしら」
ボーボボ「確かにマミは間違っていたかもしれない。自分の心に嘘を吐いていたかもしれない……」
ボーボボ「お前の言っていることも最もだ」
ほむら「………」
ボーボボ「だがな……、何も知らないお前が、マミをそこまで責めていい訳がねぇ!」
マミ「ぼ、ボーボボさん……!」
ほむら「……!」
ほむら(何も知らないですって? 知らない訳がないじゃない……!)
ほむら(私は巴マミのことをよく知っている。彼女の過去も、彼女の様々な死に様も!)
ほむら(それじゃあ、あなたが巴マミの何を知っているというの? 彼女の苦しみを本当に理解しているの!? 魔法少女の忌々しいシステムを知っているとでもいうの!?)
ほむら(あなたこそ、何も知らないくせして! いきなり現れて! 仲間面をして出てきて……!)
ほむら(そんなあなたが……! 訳の分からないあなたが!)
ほむら「あなたが……巴さんの何を知ってるというのよ!!」
マミ「あ、暁美さん……!?」
ボーボボ「……どういう意味だ?」
ほむら( ! 私としたことが……。こんなことで動揺するなんて……!)
ほむら「何でも……無いわ……。今のは忘れて……」
シュン!
ボボマミ「「き、消えた……」」
ボーボボ(暁美ほむら……。あいつには分からないことが多すぎる。そして、今の言葉は一体……)
マミ「あの」
ボーボボ「ん?」
マミ「ボーボボさん……。あなたや暁美さんの言う通り、もう鹿目さん達を連れていくのは……止めたほうがいいですよね」
マミ「これ以上あの子達に迷惑はかけられないし、私のせいであの子達が契約してしまったら……」
ボーボボ「マミ……」
ボーボボ「俺はお前の戦い方について忠告しただけだ。魔法少女体験ツアーについてはとやかく言うつもりはない」
マミ「え、でも……」
ボーボボ「まどか達は強い。あいつらが契約する時は、きっと自分の心に納得し考えて考え抜いた結果だ」
ボーボボ「お前のせいであいつらが巻き込まれている……、それは絶対に間違っている」
ボーボボ「本当にカッコいい先輩とは何か……。それはゆっくりと自分で考えればいいさ」
マミ「ボーボボさん……」
ボーボボ「さあ、帰ろう。家に帰って発毛促進ビデオの続きを観ようじゃないか」スタスタ
マミ「……はいっ!」タッタッタ
マミ(ありがとう、ボーボボさん)
マミ(何だか少しだけ心が軽くなっちゃった)
マミ(そして……)
マミ(そして、何でスクール水着を着ているのかは最後までツッコめなかったわ……)マミーン…
~ほむホーム~
ほむら「…………」
ほむら「私は……何故、あの時……」
ほむら「いいえ、ダメよほむら。目の前のことに集中しなくちゃ……」
ほむら「明日はお菓子の魔女が出現する日……」
ほむら「そして巴マミの命が尽きる日」
ほむら「私は何度も、何度も彼女を助けようとしたけど……。必ずあの人は死んでしまう」
ほむら「世界を越えるごとにその因果は強く、複雑に絡み合って……、変えられない運命になる」
ほむら「今回こそは彼女を助ける。あんな奴らに期待なんてしない」
ほむら「何度も奇跡を夢見て、何度も運命に裏切られてきた」
ほむら「奇跡は起きない……。奇跡を起こすのは……私よ」
~翌日 病院~
首領パッチ「…………」
さやか「……はぁ。おまたせ」スタスタ
天の助「ん? 今日は早いな」
首領パッチ「…………」
まどか「あれ、上条君に会えなかったの?」
首領パッチ「…………」
さやか「なんか今日都合が悪いみたい」
首領パッチ「…………」
さやか「つか何で首領パッチずっと黙ってるの? 気持ち悪い」
首領パッチ「…………」
天の助「ああ、これか? いや病院だから電源切らなくちゃって思ってさ」ポチッ
首領パッチ「シンチャクメッセージハアリマセン」ピーピー
まどか「首領パッチ君ケータイだったの!?」マドーン!?
~病院内 廊下~
QB「さやかはその上条君とやらをずいぶん気にかけているようだね」
さやか「きゅ、急に何を言うの!」
天の助「そりゃあ、こいつら幼なじみだからな」
首領パッチ「そうそう幼なじみ」
さやか『恭介! テメーに会うために、地獄の底から這い戻ったぜ!!』
恭介『わざわざ殺される為にか……!』
さやか「あんた達の幼なじみのイメージはどうなってるの……」
まどか「上条君はすごいバイオリンの奏者なの。私も何度か聴いたことがあるんだけど、ホントにプロ顔負けなんだよ!」
さやか「ま、まあ、あたしの幼なじみだし、当然じゃん?」
QB「へぇ、それがどれくらいすごいのか、残念ながら僕にはよく分からないけど。それでそんな彼がなんでこんな病院にいるんだい?」
さやか「…………っ」
まどか「え、えっと、それはその……」
さやか「事故にあったんだよ。交通事故」
さやか「よりによってバイオリニストの命の腕を怪我しちゃってね。切断は免れたんだけど、今も動かなくてリハビリ中……」
QB「なるほど、昨日聴いていた願い事についてはそのことか」
さやか「うん……。キュゥべえならさ、治せるの? 恭介の怪我」
QB「君の願いがそれならば可能だよ」
さやか「……そっか」
まどか「さやかちゃん、もしかして……」
さやか「いや、まだ考え中だよ。恭介もリハビリ頑張ってるんだ。恭介だって自分の力でバイオリンを弾けるようになりたいと思ってるはず」
さやか「だから……まだ……」
~病院 駐車場~
さやか「それにしてもわざわざ来てやったのに失礼しちゃうよね」
さやか「そうだ、今度みんなで行こっか! まどか達も最近会ってなかったでしょ? たまには賑やかにして恭介元気付けてやろう!」
まどか「え、さやかちゃん、いいの? 二人っきりの方が、その、上条君元気になるんじゃ……」
さやか「ちょ、ちょっと! 何言ってんの、まどかったら! いいのいいの、みんなで内緒でジュースとか持ち込んで、パーッとさ!」
天の助「ならば俺はところてんパックを5ダースほど持ってくるぜ!」
さやか「いや、いらん」
首領パッチ「んじゃ俺は、もぎ[ピーーー]テゥを大量に……」
さやか「モザイクかかってるー!? そんな得体の知れないもの持ってこないでよ!」
まどか「あれ……」ピタッ
さやか「ん、どうしたのまどか?」
まどか「あそこに、何か……」
グリーフシード <しゅううぅうぅ~~
QB「グリーフシードだ! 大変だ、孵化しかかってるよ!」
まどか「そ、そんな、何でこんなところに……」
QB「早く逃げないと結界ができちゃうよ!」
さやか「あの変な迷路みたいなのが……!」
まどか「マミさんに知らせないと……」
QB「マミの居場所までは遠すぎる。僕のテレパシーも届かないよ……」
さやか「まどか、マミさんの番号とかメアドは聞いてる?」
まどか「う、ううん」フリフリ
首領パッチ「あ、俺知ってるぞ」
さやか「マジで? 意外に頼りになるじゃん首領パッチ~!」
首領パッチ「はい、メモ」スッ つメモ
『マミ電話 117』
さやか「それは時報サービスの番号だろうがぁぁッ!! こんな時にフザケてんじゃねぇぇぇ!」ギリギリ
首領パッチ「ぐええぇぇチョークスリーパー!?」ガクガク
まどか「や、止めなよさやかちゃん! 完全にキマってるよ!?」
QB「こんなことしている場合じゃないでしょ……」
さやか「そ、そうね。まどか、首領パッチと一緒にマミさんを呼んできてくれない? あたしと天の助はコイツを見張ってるから」
天の助「!?」ガタッ
QB「無茶だよさやか! 中の魔女が完全に出てくるまで、まだ時間はあるけど……」
QB「結界が閉じると君一人では出られないんだよ? マミの助けが間に合うかどうか……」
さやか「あの迷路ができると、このタマゴもどこにあるのか分からなくなるんでしょ! こんな病院で魔女が出てきたら悪夢よ!」
さやか「放っておけないよ……」
まどか「さやかちゃん……」
シュタッ
QB「……分かったよ。まどか、先に行っててくれ。僕はさやかと一緒にグリーフシードを見張ってるよ」
まどか「でも、キュゥべえ……」
QB「マミがここまでくればテレパシーを使って正確に僕らの位置を伝えられる。最も効率のいい作戦だと思うな」
さやか「ありがとうキュゥべえ。まどか、頼んだよ」
まどか「うん……。三人とも無茶はしないでね……!」
天の助「おい! それよりも何で勝手に俺が残ることになってんだよ!? おかしいだろ! 俺だってこんな危ねぇとこ御免だぜ!!」
さやか「うるさい黙れ」
天の助「やだ、この子冷たい!」ガーン
まどか「行こう、首領パッチ君!」
首領パッチ「おう! 急ぎだな、俺の愛車に乗れ!」クイッ
パンダ <ウイイィ~~ン
まどか「いや、それ遊園地とかにある動物の乗り物だから! こんなので行ったら日が暮れるよ!!」
首領パッチ「御託はいい! さっさと乗れ!!」
まどか「う、うん分かった……」マドマド
首領パッチ「しっかり捕まっとけよ? 飛ばすぜぇぇぇーーッ!!」
パンダ <ドギュウウゥゥゥゥゥーーーン!!
まどか「きゃああああぁぁぁぁぁぁァァァァ!!??」キラーン
さやか「めちゃくちゃ速ぇーーーッ!! ウソでしょ!?」サヤーン!?
QB「さやか! 結界が!」
さやか「えっ!」
天の助「ひいぃぃ~! イヤだぁ~~~!!」ガタガタ
グリーフシード <ピカアアァァッ!
~マンション マミホーム前~
ドアドンドンドン
まどか「マミさん! 大変です! 病院でグリーフシードが!」ドンドン
首領パッチ「ハッ! よっ! ハッ!」ドドドン カッ ドン カッ ドンドン
まどか「ちょっと首領パッチ君、太鼓の達人やってないで手伝ってよ! マミさん、居ないんですか!?」ドンドン
ドアガチャッ
侍ボーボボ「騒がしいでござる」
まどか「武士が出てきたぁーーー!?」
ボーボボ「話は聞いたぞ。マミなら今、髪の毛のロールをセット中だ。もう少し待て」
まどか「あの髪、毎日セットしてたの!? マンガの世界みたいに勝手にカールしてたんじゃないの!?」マドーン!?
首領パッチ「もう一回遊べるドン!」
まどか「うるさいよ!!」
~病院 結界内~
使い魔A「キー」ヒョコヒョコ
使い魔B「キーキー」ヒョコヒョコ
天の助「おいおいおい! 俺を巻き込むんじゃねーよ! どの使い魔も何故か執拗に俺のこと狙ってくるんだよ! こんなところに居られるかよ!!」
さやか「騒がないでよ、天の助。使い魔達にバレるでしょ」
グリーフシード <ピカッ ピカッ
QB「グリーフシードの反応が顕著だ……。魔女が孵化するのも時間の問題だよ」
QB「君が僕にただ一言でも言ってくれれば、契約をして君を魔法少女にすることができるんだけど……」
さやか「マジに危なくなったら頼むわ……」
天の助「ならば俺も願いを決めとかないとな……」
QB「いや、君と契約する気は露ほども無いんだけど」
ガササッ
使い魔A「キキキー!」ヒョコッ
さやか「うわ、ヤバッ! バレた!」
天の助「ひいぃぃ~! お助けぇ~!」
QB「マズイよ! 僕自身にはコイツらをどうにかする力はないんだ。さやか、早く契約を!」
さやか「いやぁ、今したら何か勿体ない気がするし……」
QB(この状況でマジかよコイツ)
さやか「天の助! 今戦えるのはあんただけなんだから、コイツをどうにかしてよ!」
天の助「俺!? 無理無理無理!! 僕ちゃんただのところてんですから!!」
さやか「あんたの様なところてんがいるか! 都合のいい時だけ食品面すんじゃないわよ!」
使い魔A「キキ―!」ヒョコヒョコ
QB「こっちに来てるよ!」
天の助「大体、俺に全くメリットないじゃん! そもそも無理矢理ここに連れてこられた訳だし!」
さやか「あんたそれでも男? たまにはカッコいいとこ見せなさいよ!」
さやか「あーもう、分かった! アイツをどうにかしたら、あんたの言ってたところてんでも何でも食べてやってもいいわよ!」
天の助「……!」
さやか(いつもところてんところてん五月蝿いコイツなら、これで動くハズ……!)
天の助「…………」
天の助「いや、嬉しいけどさ。そんなんじゃ釣り合わないよね、実際」溜息ハァー
さやか(うっわ、コイツぶっ殺してぇ!)
~病院 駐車場~
マミ「ここね」スッ
マミ<キュゥべえ、状況は?>
QB<マミ、来てくれたんだね。まだ孵化はしていないけど、危ない状況に変わりはない>
QB<それとついさっき使い魔に見つかるというハプニングもあったけど、さやかが天の助をぶん投げて事無きを得たよ>
マミ<……それって事無きを得てるの?>
QB<得てるよ。急いで欲しいところだけど、下手に魔法を使うと刺激してしまうかもしれない。なるべく静かに速く来てくれないかな?>
マミ<なかなか難しいことを言うわね>
まどか<さやかちゃん大丈夫?>
さやか<平気平気! 退屈で<ヒヤシンスでヤンス>>
さやか<人のテレパシーに被せてんじゃねええぇぇッ!!>
天の助<ぐはぁぁッ!?>
まどか<だ、大丈夫そうだね……>ティヒヒ
マミ「いきましょう鹿目さん、ボーボボさん、首領パッチ君!」
まどか「はい……」ゴクリ
ボーボボ「ああ」
首領パッチ「よっしゃー!」
壁|ほむら「…………」
~病院 結界内~
マミ「急ぎましょう。魔女が孵化する前に」スタスタ
まどか「はいっ!」スタスタ
ほむら「待ちなさい」
まどか「 ! ほむらちゃん!」
マミ「暁美……さん」
ほむら「昨日の話をもう忘れたの? 巴マミ、あなたはどこまで愚かなの?」
マミ「…………」
ボーボボ「うめぇ! これうめぇ!」ガツガツ つお菓子
首領パッチ「お菓子がたくさん、夢のようじゃー!!」ガツガツ つお菓子
まどか「ふ、二人とも……。それは魔女が造ったお菓子だから食べないほうが……」
ほむら「今度の魔女はこれまでと訳が違うわ。あなた達は手を引いて」
ほむら「そして巴マミ。今度こそ鹿目まどか達に関わらないと約束して。それが出来ないのなら、強行手段に出させてもらうわよ」
マミ「…………」
まどか「ほむら、ちゃん……。何で? どうしてほむらちゃんはそこまで……」
ほむら「あなたには関係ないことよ、鹿目まどか。これは魔法少女である私と彼女の話」
まどか「……っ」
ほむら「さあ、何とか言ったらどうなの?」
マミ「…………」
マミ「……嫌よ」
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