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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2
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注意!
このスレは、「魔法少女まどか☆マギカ」と「ボボボーボ・ボーボボ」のクロスオーバーSSスレです。
まどマギ側のキャラ崩壊や、ボーボボ原作にはないオリジナルの奥義やギャグを多分に含みます。
それらに不快感をお持ちの方はご注意ください。
ボーボボ「まさか2スレ目に到達するとは、オレの中のアレキサンダーさんも予想外だ」
アレキサンダーさん「ぶっちゃけ超びっくり」
>>1乙~←これは乙じゃなくて、鼻毛真剣(ry
前回までのあらすじ
ボーボボ「ウ・ン・コーーーッ!」
首領パッチ「ウ・ン・コーーーッ!」
天の助「ウ・ン・コーーーッ!」
三馬鹿「「「ウ・ン・コォーーーーーッ!!」」」
ソフトン「ウンコォーーーーーッッッ!!!」
というわけである
さやか「訳分かんねぇーーーッ!?」
まどか「み、みんな! そんな下品な言葉使っちゃダメだよ!」マドマド
ほむら(前回おもいっきり『ウンコ』って言ってしまったわ……)ホムーン…
第六話 「そうなの? そんなにおかしいの?」
ソフトン「そこまでだ」グググッ
バキィッ!!
さやか「なっ!?(け、剣が……!)」
杏子「ちっ!(魔力の籠もった槍を……! どんな握力してやがるんだ!)」
ソフトン「譲れぬ信念の為に争うということは理解できる」
ソフトン「だが互いに利益の無い戦いで命を落とす必要はない」
ソフトン「相手を殺し持論を押し通すのではなく、時には自らを抑え、相手の意志を尊重し、理解し会うべきだ」
ソフトン「しかし、杏子の考えは俺も気に入らないがな……」
杏子「ケッ!」
さやか「な、何よあんた! いきなり出てきて、邪魔しないで!」
ソフトン「……俺はバビロンの戦士」
~数分前~
バビロン35号< ブロロロロロロロロッ!
ほむら「次を右よ」
ソフトン「了解した」
バビロン35号< ブロロロロロロッッ!!
男A(ウンコだ……)
女A(ウンコが走ってる……)
子供(でっけぇウンコ……)
老人(う、ウンコ……)
ほむら(降りたい……)ズーン…
ソフトン「あんな所に渋滞が……。巻き込まれたら厄介だな」
バビロン35号 <ブロロロロロロロロ!!
ほむら(まどか達がいる筈の路地裏まではあと少し。間に合えばいいのだけれど……)
ほむら「ん……、ハッ!!」ピキーン!
ほむほむは謎の電波を受信した!
ソフトン「どうした」
ほむら「今すぐ車を降りましょう!」
ソフトン「な、何故だ?」
ほむら「いいから!」
ガチャッ
ほむら「こっちよ!」タッタッタ
ソフトン「この裏通りに杏子達がいるのか?」タッタッタ
ほむら「おそらくね」タッタッタ
ほむら(この先は、過去一度も戦闘が行われていない)
ほむら(しかし、今確かに何かを感じたわ!)フンス!
ほむら(あれは間違いなく私を呼ぶまどかの声!)
ほむら(深い所で繋がっている私のみが受信できる心の声に違いないわ!)
ほむら(今行くからね、まどか!)ホムホムホム!
マミ「あれ、暁美さん!? どうしてここに?」マミッ!
ほむら「ごめんなさい、私の思い違いだったみたい。他を当たりましょう」
ソフトン「 ? そうなのか?」
マミ「何で無視するのぉーーッ!?」マミーン!?
ソフトン「君を知っているようだが、彼女がマドカか?」
ほむら「バカ言わないで。まどかはもっと愛らしいわ、バカ言わないで」スタスタ
マミ「暁美さーん!? ちょっと待って! 何でなの、ちょっとぉー!!」
――――――
――――
――
ソフトン「なるほど、この子は仲間の魔法少女か」
マミ「ど、どうも」
ほむら「ちょっと前の私を殴りたいわ」
マミ「暁美さん……。それよりあなたはどうしてここに……」
ほむら「それは私も知りたいわ。何故あなたがここにいるの?」
マミ「私の方はかくかくマミマミって訳で……」
ほむら「しかじかほむほむって訳ね」
ソフトン「それでは君は杏子達がどこにいるのか知っているんだな」
マミ「ええ……、そうだ! 使い魔も倒せたし、すぐにあの子達のもとに戻らないと!」
ほむら「案内できるの!?」
マミ「こっちの裏通りよ、ついてきて!」
ほむら「巴さん、あなたは出来る先輩だと信じていました!」ガシッ!!
マミ「そ、そう……」マミーン…
ソフトン「よし、行こう!」
タッタッタッタッタ
ソフトン「………」
マミ「ねぇ……」
ほむら「何よ?」
マミ「あの人の頭って……」
ほむら「(純粋過ぎる巴マミには少々過激過ぎるわね……)ええ……。私も最初見たときは驚いt」
マミ「チョコ味のソフトクリームなんて素敵ね!」
ほむら「」
マミ「きっと優しい人に違いないわ!」
ほむら「そ、そう(と、巴マミ……)」
「負けるもんかぁーーーッ!!」
三人「「「 ! 」」」
マミ「今の声は……!」
ほむら「美樹さやかね……」
ソフトン「相当緊迫した状況のようだ」
ソフトン「しかし、今の声でおおよその位置は把握した」ダッ
ヒュン!
ほむマミ「「び、ビルの上に!?」」
ソフトン「手遅れになる前に向かう! 君たちも後を追ってくれ!」
シュバッ!
ほむら「………」
マミ「………」
ほむら「何だか、私の出番取られる予感がするわ……」
マミ「私たちも急ぎましょう……」
~そして今に至る~
ソフトン「俺はバビロンの戦士。ソフt」
三馬鹿「「「ソフト~~~~ン!!!」」」
ゴシャッ!!
ソフトン「ぐふぅッ!?」ゴキッ!
さやか「馬鹿どもが突っ込んできたぁッ!?」サヤーン!?
ボーボボ「ソフトーン! お前も来ていたとは~!」
首領パッチ「ウンコさーん! ウンコさーん!」
天の助「ウンコさん! ウンコっさーん!」
ソフトン「は、離せ!」
ボーボボ「ウーンコ! ウーンコ!」
ビュティパッチ「お兄ちゃん! ウンコお兄ちゃん!」
天の助「そうです、私がパピロンの戦士!」
ソフトン「………」
バビロン真拳奥義<ウルミエの静かなる旋律>
ガキィィーーーーン!
三馬鹿「「「ぐわあああぁぁッ!?」」」ズサー
さやか(弾き返した……)
ソフトン「今は再会を喜ぶ時ではない」
ソフトン「杏子」
杏子「……あんだよ?」
ソフトン「何故このような真似を? お前は頭は悪いがメリットデメリットは計算出来るはずだ」
杏子「おい、サラっと何言ってんだ、ウンコ野郎」
ソフトン「魔法少女同士で戦って何になる?」
杏子「分かってねぇな。グリーフシードが欲しいからに決まってるだろ?」
杏子「ここの町の魔法少女とついでにアフロ野郎共を全員殺して、獲物を全部独り占めするんだよ」
ソフトン「…………」
杏子「何黙ってんだよ」
ソフトン「馬鹿な。見たところ今ここに居る魔法少女は三人。それらに加えてボーボボ達まで倒すとなると、可能不可能は別として相当魔力を消費するだろう」
ソフトン「予備のグリーフシードもほぼ全て費やすことになるはず。そんな状態で魔女を倒せるものか」
ソフトン「まさか考えていなかったなどとは言わないだろうな」
杏子「……」
杏子(やべぇ、全然考えてなかった……)タラー…
ソフトン「……どうやらキュゥべえにそそのかされたらしいな」
杏子「ギクゥッ!? な、何のことだよ!」
さやか「うわ、リアクション古っ」
まどか「さやかちゃーん!」タッタッタ
マミ「美樹さん!」タッタッタ
ほむら「美樹さやか……」タッタッタ
さやか「まどかにマミさん……」
ほむら(私は無視か)
マミ「こ、こんなに怪我して……!」
さやか「大丈夫! 平気ですよ、あたし回復魔法使えるみたいですし、その内治りますって」
マミ「それでも、あなた……」
まどか「さやかちゃん……。私、さやかちゃんが死んじゃうんじゃないかって……」
さやか「ちょっと、まどか! 大げさすぎでしょ!」
ボーボボ「いや、決して大げさではないぞ。あのまま戦いを続けていれば、どちらかが果ててもおかしくなかった」
さやか「うへぇ……。ま、マジで?」
さやか「そうだ、それよりボーボボ。あの、う、ウン……コみたいなのは知り合い?」
天の助「今更何を乙女ぶってんだ」
さやか「 」つ さやかちゃんソード ブン
天の助「ぎゃああぁッ!?」スパッ
ボーボボ「奴の名はソフトン。バビロン真拳の使い手で、戦いの中を生きる戦士だ」
さやか「相当強いみたいだね」
ボーボボ「ああ。しかし何故あの少女とあいつが……」
ソフトン「キュゥべえに何を吹き込まれたんだ?」
杏子「う、うっせぇな! 大体、何なんだよお前は!」
ソフパッチ「ウンコだけど?」
杏子「テメーは黙ってろ!」
杏子「アタシに付きまとってると思ったら今度はそっちの味方して! ホントの所、お前はどっちの味方なんだよ!」
ソフトン「俺はバビロン神様の使い。全ての愚者に裁きを、全ての弱者に救済を。それがバビロンの教えだ」
ソフトン「俺はいつだって正しき道を行く者の味方だ」
杏子「くっ……うぅ……!」
杏子「おい、お前!」
さやか「な、何よ……」
杏子「今日はこれくらいで勘弁してやる。マミとかが来たみたいだし流石に分がわりー」
杏子(キュゥべえの言ってたイレギュラーの魔法少女もいるみたいだしな)チラッ
ほむら「………」
ソフトン「待て、杏子! 話は終わってないぞ!」
さやか「逃げるつもり!?」
杏子「ふん。あばよ!!」ダッ
バッ! バッ! バッ!
杏子「ウンコバカ野郎ォーーーッ!」ヒューー
まどか「い、行っちゃった……」
ソフトン「杏子! くっ……!」ダッ
ボーボボ「待て!」
ソフトン「ボーボボ……」
ボーボボ「聞きたいことは山ほどあるが、お前もじっとはしていられないだろう」
ソフトン「すまぬ……」
ボーボボ「一つだけ教えてくれ。あの杏子という少女は……」
ソフトン「……根は優しい奴だ。ただ、育った環境があまりにも……」
ソフトン「しかし、あの子の心にはそこにいる魔法少女達と同じ、清きものが流れているはずなんだ」
ソフトン「杏子は俺に任せてくれ、頼む」
ボーボボ「お前からその言葉を聞けて本当に良かった。早く後を追うといい」
ソフトン「……」コクリ
シュバッ!!
マミ「ボーボボさん……」
ボーボボ「心配するな。このことはソフトンに任せよう」
ほむら「………」
まどか「………」
「待ってよッ!」
まどか「さ、さやかちゃん……?」
ボーボボ「………」
さやか「何!? 何でもう解決してるみたいに話してるの!?」
さやか「あいつはまだ危険な考えのままなんだよ!? あのウンコ頭だっていい奴かどうか分からないじゃない!」
ボーボボ「ま、まあ! ウ○コなんてお下品な!/////」アワワ!
まどか(い、いまさらモザイク……?)
ボーボボ「ソフトンの素性は俺が証明しよう。しかし、何故お前がそこまで……」
さやか「でも! 今こうして話してる間にも、あいつのせいで罪のない人が、使い魔に襲われてるかもしれないでしょ!?」
さやか「私、やっぱり放っとけない! 今すぐ追いかけて、あいつに…」
首領パッチ「……」スッ
首領パッチ「せいッ!!」ゴキンッ!!
さやか「おぎゅぅッ!?」ゴハァッ!
まどマミ「「キャアアアアアッ!?」」ガビーン!
首領パッチ「まったく、錯乱しやがって……」
天の助「流石、首領パッチ。見事な当て身よ」フフフ
マミ「どこが当て身よ! CQCじゃない!」マミーン!
まどか「明らかに180度は首回ってたよ!?」マドーン!
さやか「」ピクピク
ほむら(癒しの魔女を一瞬で昏倒させるなんて……)
ボーボボ「物事を冷静に見れなくなっているな。一体さやかに何があったんだ?」
ほむら「どうやら願いを叶えてくれたキュゥべえにご執心のようね。私のことを未だに信用していないようだし」
ほむら「……あっ! そうよ、キュゥべえはどこ!?」キョロキョロ
まどか「あれ!? さっきまで近くにいたのに!?」キョロキョロ
首領パッチ「あの野郎、また逃げやがったか!」キョロキョロ
「相変わらず騒がしいね君たちは。僕がどこに逃げただって?」
マミ「 ! キュゥべえ!」クルッ
天の助「てめぇ、そこにいやがったかッ!」クルッ
田楽マン「君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると…」
ほむら「死にたいようね」チャキッ
ボーボボ「後悔しな。五感を持って生まれてきたことを……」ゴキゴキ
首領パッチ「そうか、お前死にてぇか」スッ
天の助「……コイツ、クッテイイカ?」フシューフシュー
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
田楽マン(と、殺(ト)られる……!)
<ギャアアァァ! ゴメンナサイ、デバンガホシカッタンデス!
<ゴシャッ! メキッ! ドキュン!
マミ「け、結局もう逃げた後だったのね……」
まどか「みんな、それぐらいで許してあげようよぉ……」マドマド
おうこら田楽wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
~五分後~
首領パッチ「 」ジョリジョリ
田楽マン「……」ジョリジョリ
天の助「 」ジョリジョリ
まどか「あ、あれは何を……」
ボーボボ「止めるな、まどか。あれは田楽の懺悔の形」
ほむら「頭を丸坊主にして誠意を見せているのよ」
マミ「毛がないから剃れてないと思うけど……」
ボーボボ「いや、よく見ろ。頭の玉を」
まどマミ「「玉……?」」
田楽マン「……」
玉 <「あんちゅわ~ん!」
ボーボボ「福山雅治になっている」
まどか(訳分かんないよぉ……)
首領パッチ「懺悔式、終わったぜ」
天の助「おら、なんか言うことあるだろ?」ゲシッ
田楽マン「……はい」スゴスゴ…
マミ「で、田楽くん……」
まどか「田ちゃん……」
田楽マン「すまねぇな、姐さん方。オイラ、またやっちまったよぉ……」ヘヘヘ…
まどマミ((よく分からないキャラになってる……))
マミ「それで、佐倉さんのことはあのソフトンさんという人に任せるとして、この子はどうしましょう……」
さやか「」チーン
まどか「わ、私が家まで運びます!」
ボーボボ「一人では大変だろう。おいバカ共、手伝ってやれ」
首領パッチ「ことわr」
ほむら「……」チャキッ
首領パッチ「しゃあねーなー!」
天の助「さやかー、生きてるかー?」
さやか「」ユサユサ
ほむら「それじゃあ、美樹さやかはまどかに任せましょう。でも、まだ誤解は解けてないわ」
まどか「え……?」
ほむら「見たところ、美樹さやかは大きな勘違いをしている。周りが見えていないわ」
天の助「そうだな。コイツ、ほむらの話も全然信じてなかったぜ」
まどか「そんな、さやかちゃんどうして……?」
マミ「願いを叶えてくれたキュゥべえを、全面的に信用しちゃってるのでしょうね……」
マミ(少しだけ昔の自分を見ているような気分ね……)
ほむら「まどか。美樹さやかが目を覚ましたら、あなたの方から魔法少女とキュゥべえの話をしてあげて」
まどか「え……、でもほむらちゃん。そういう大事な話はほむらちゃんから言ってあげないと、さやかちゃんも……」
ほむら「いいえ。多分この子は私の話は聞こうとしないわ。逆効果になりかねないわ」
ほむら「親友であるあなたの口からならば、あるいは……」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(よく分からないけど、それは間違ってる気がする……)
まどか「ほむらちゃんが一生懸命話せば、きっとさやかちゃんも……」
首領パッチ「おい、まどかもさやかを担ぐの手伝えよ」
天の助「コイツ、結構重てぇぞ! 隠れメタボだ、メタボ!」
マミ「女の子にその言葉は禁句よ……」
まどか「あ……」
ほむら「よろしく頼むわ、まどか」スタスタ
ほむら(悪いわね、まどか。私はすぐにでもインキュベーターを追いかけないと……!)
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
田楽マン「マズい事態になりやがったな」ヘヘヘ
玉 <「小雪ぃ……」
~さやさやルーム~
さやか「う~ん、う~ん…」
首領パッチ「僕らが生まれたこ~の星に、奇跡を起こしてみないか~」ボソボソ
天の助「パ~フ ザ マ~ジック ドラ~ゴン、暮らしてた~」ボソボソ
さやか「うぅ……、う~ん、う~ん」
首領パッチ「子を~呼ぶ母の、子を~呼ぶ母の、叫~びが聞こ~えぬか~」ボソボソ
天の助「懐かし~き河よ~、モ~ルダ~ウの~、清~き流~れは、我が~心~」ボソボソ
さやか「うぅ~、うう……」
まどか「や、止めなよ二人とも。さやかちゃん、うなされてるよぉ……」
首領パッチ「せっかく懐かしい合唱曲を聴かせてやってんのに起きないとは……!」
天の助「次はソーラン節をやってやろうぜ」
まどか「普通に起こしてあげようよぉ……。確かに小中時代を思い出すけど……」
さやか「うぅ~ん、……うん?」パチッ
まどか「ああっ! 良かった、さやかちゃん気がついたんだね!」
首領パッチ「俺たちのおかげだな」フフフ
天の助「ああ」フフフ
さやか「何だか寝起き最悪なんだけど……っと、それよりここは!? 私一体どうなったの!?」
まどか「実は、かくかくまどまどで……」
さやか「しかじかさやさやという訳ね」
ガシッ
首領パッチ「お?」
さやか「よくもやってくれたわね、この駄菓子野郎がぁーーッ!!」ギギギギ!
首領パッチ「ぐええぇ!! チョークスリーパー!?」グギギギギ
まどか「止めなよ、さやかちゃん! あと、何でよくチョークスリーパーを使うの!?」
まどか「さやかちゃん……、ほむらちゃんの話なんだけど……」
さやか「……ごめん、まどか。今は一人にさせて欲しいな」
まどか「でも……」
さやか「転校生のことはあまり信じられないの。何を根拠にまどかが転校生の肩を持つのかは知らないけど」
さやか「今、まどかがいくら転校生のことを擁護してもやっぱり信じられない。そもそもあたし達、出会いが最悪だったし相性悪いし」
まどか「さやかちゃん……。でもそれだと、ほむらちゃんが可哀想だよ。ほむらちゃん、みんなの事を考えて行動してて……」
さやか「………」
首領パッチ「糞ッ!! 何故、蒼いイナズマは僕を責めるんだ!」ガン!
天の助「カラダを灼き尽くす程とは、かなりキレてるな……」
まどか「それにこのままじゃさやかちゃん、またさっきの杏子ちゃんって子と喧嘩を……」
さやか「喧嘩……ね。まどかにはさっきのアレがただの喧嘩に見えたの?」
さやか「アレは正真正銘の殺し合いだったよ。あいつもあたしも相手を殺す気で戦っていた。どっちが死んでてもおかしくなかった」
さやか「あんな危険な奴放っていたら、犠牲者はどんどん増えていく。ボーボボ達の知り合いか何か知らないけど、あのウンコ頭に期待なんかしてられない」
さやか「あたしがあいつを終わらさないと……」
まどか「そ、そんな……。ダメだよっ、ちゃんと話し合えば……」
さやか「話し合えばどうなるの? 解決するの? あいつがそんな簡単に考えを改めるわけ?」
さやか「まどかだって分かるでしょ。あいつはグリーフシードの為に一般人を犠牲にする奴。話し合いなんて意味が無いって」
天の助「この木何の木ここの木の木のこの何の木のきききき樹木希林ききき」ガタガタガタガタ
首領パッチ「ちっ、容量オーバーか……」
さやか「そうだよ。マミさんだけが特別だったんだよ、他の魔法少女はあいつみたいな奴ばっかなんだ」
さやか「転校生だってそう、何で最初からマミさんと一緒に戦わなかったの? 今更になって近寄って来るなんて、きっと何か良からぬことを考えてるに違いない……!」
まどか「そんな、ほむらちゃんはそんなんじゃないよ! 杏子ちゃんだってきっと本心は……!」
さやか「何でまどかはあいつらの肩ばっか持つの!? あいつらを絶対に信じられる根拠があるの!?」
まどか「そ、それは……」
さやか「ほら、言えないじゃない! あたしはあいつらとは違う!」
さやか「あたしはただ魔女と戦う為じゃなくて、大切な人を守るためにこの力を選んだの。だからもし、魔女よりも悪い人間がいれば、あたしは戦うよ」
さやか「例えそれが、魔法少女でも……」
まどか「さやか……ちゃん……」
さやか「家まで運んでくれて、ありがとう。でも、今日は帰ってくれないかな」
さやか「ちょっと頭に血が昇っちゃった。このまま話していても、冷静にはなれないと思う……」
まどか「……うん、分かった……」
まどか「行こう、首領パッチ君、天の助君」
首領パッチ「 」←断固拒否のポーズ
天の助「 」←人にお願いするならば、それ相応の態度ってものがあるだろう? のポーズ
さやか「出てけ」ゲシッ!!
パチ天「「ぎゃああッ!」」グバァッ!!
まどか「ご、ごめんね、さやかちゃん」ガシッ
首領パッチ「おい引っ張るな、引っ張るな」ズルズル
天の助「襟が伸びるだろ!」ズルズル
まどか(服着てないじゃん……)
ドア<バタン
さやか「………はぁ」
さやか(まどかにちょっと、キツく言い過ぎたかな?)
さやか(でもまどかがあそこまで転校生を庇うなんて……。もしかして、転校生の言ってたことは本当?)
さやか(いいや、そんなことはない。きっと転校生がまどか達を騙しているに決まってる)
さやか(まどかは優しいから簡単に信じちゃって……。そうだよ、そのはず……)
さやか(きっと、騙している……きっと……)
QB「やあ、さやか。何を悩んでいるんだい?」
さやか「き、キュゥべえ!? いつからここに!?」
QB「ついさっきだよ。奴らに見つからないようにあの場を離れて、ここに来るのは中々骨が折れたよ」
さやか「そ、そう。それで、何か用?」
QB「ソウルジェムのことさ。ちゃんと確認はしたかい?」
さやか「ソウルジェムを……? えっと、あ」ゴソゴソ
さやか「に、濁ってる……」つソウルジェム
QB「それはいけない。早くグリーフシードで浄化しなければ」
さやか「でも……アタシまだ、一個も持ってない……」
QB「それは不味いなぁ」
さやか「ど、どう不味いの? これが濁っちゃうとどうなるの?」
QB「このソウルジェムは魔力の源さ。ソウルジェムが濁れば濁るほど、魔力は少なくなり魔法を使えなくなる」
QB「佐倉杏子は強かっただろう。彼女はグリーフシードの予備があるから、魔力の消費を気にすることもなく魔法を使える」
QB「精神的にも大きな余裕があるわけだ。グリーフシードを余分に持っていなければ、君は杏子と互角には戦えないだろう」
さやか「でも、マミさんだって十分なグリーフシードを持っている訳じゃないよね。それでもちゃんと戦えるのって、やっぱり才能なの?」
QB「うん。確かに、魔法少女にも才能で向き不向きが存在している。杏子やマミは素質がある上にベテランだ」
さやか「そんな……。何だかズルイー!」
QB「こればっかりはどうにもね」
QB「しかし本当に不味いよ、さやか。杏子との戦いで多くの魔力を消費して、さらにグリーフシードが一個も無いのは……」
QB「新たな魔女を倒すにも、その為の魔力が十分に無い状態だ」
QB「君はおそらくもう一度杏子と衝突するつもりだろうけど、それさえも叶わないかもしれない」
さやか「う……」
さやか(どうしよう……。 弱い使い魔を倒しても、グリーフシードは落とさないみたいだし、魔女を倒すにはまだ経験が足りないかもだし……)
さやか(マミさんにお願いして分けてもらう? ダメだよ、マミさんに迷惑だし、余分なグリーフシードを持っていないかもしれない)
さやか(転校生に頼む? ううん、大却下)
さやか(本当にどうしよう……)
QB(困り果てているようだね、さやか……)
QB「さやか、さっき素質や才能の話をしたね」
さやか「え? うん」
QB「実はね、元々持っている才能だけで、何年も経験を積み重ねてきたマミや杏子に勝る子がいるんだ」
さやか「えぇっ!? マミさんやアイツを!? い、一体誰?」
QB「他ならぬ君の親友の鹿目まどかだよ。彼女の才能はとてつもなく大きなもの。並の魔法少女ならまず、歯が立たないよ」
さやか「 ! 」
QB「だから、いっそのことまどかに頼んでみるのも手だ。まどかが魔法少女になれば、魔女も簡単に倒せてグリーフシードも大量に手に入る」
QB「それを譲ってもらえれば、この事態はやり過ごせるし、杏子と戦う時の戦力にも……」
さやか「そ、それはダメだよ! これはあたしの戦いなんだ。あの子を巻き込む訳には……」
さやか(それに、まどかは優しいから、あたしが頼めば本当に契約しかねない……)
さやか「とにかく、まどかとの契約は絶対にダメ! これはこの前も言ったでしょ!」
QB「でも今回の事態はそんな四の五の言っている暇は……」
さやか「うるさい! もう出てってよ!」ブン!
QB「うわ、物を投げるんじゃないよっ。やれやれ……」トテトテ
さやか「はぁ……。アイツ、一体何を考えて……」
>>22の訂正です
さやか「私、やっぱり放っとけない! 今すぐ追いかけて、あいつに…」
首領パッチ「……」スッ
首領パッチ「せいッ!!」ゴキンッ!!
さやか「おぎゅぅッ!?」ゴハァッ!
まどマミ「「キャアアアアアッ!?」」ガビーン!
首領パッチ「まったく、錯乱しやがって……」
天の助「流石、首領パッチ。見事な当て身よ」フフフ
マミ「どこが当て身よ! CQCじゃない!」マミーン!
まどか「明らかに180度は首回ってたよ!?」マドーン!
さやか「」ピクピク
ほむら(癒しの魔法少女を一瞬で昏倒させるなんて……)
さやかがいつの間にか魔女化していたでござる
今日の投下はここまでです
新スレ開始早々すみませんが、また突然用事が入ってしまいました
また1ヶ月ほど、留守にする事になります
スレの皆様にまたご迷惑をかける事になってしまい、重ね重ね申し訳ありません
それでは、今日はこの辺で
新スレ開始早々すみませんが、また突然用事が入ってしまいました
また1ヶ月ほど、留守にする事になります
スレの皆様にまたご迷惑をかける事になってしまい、重ね重ね申し訳ありません
それでは、今日はこの辺で
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