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    元スレ一夏「糖分が足りないんだけどォオオオオオオ!」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ハルヒ ×2+ - インフィニット・ストラトス + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 織斑一夏 + - 良スレ + - 銀魂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 = 495 :

    ~回想シーン~

    研究者A『遺伝子強化試験体C―〇〇三七。君の新たな識別記号はラウラ……なんかこの先カレーこぼれてて読めないんだけど』

    研究者B『えーっと……ああ、これラウラ・ボーデヴィッヒですね』

    研究者A『だそうだ。君の新たな識別記号はラウラ・ボーデヴィッヒだ』

    ラウラ(私はただ、戦いのためだけに作られ、生まれ、育てられ、鍛えられた)

    指導官『えー、今日の訓練はこの独と書かれたインストラクターを取ってきてもらう。取ってこられなかったインストラクターは夕飯抜きだ』

    ラウラ(私は優秀だった。最高レベルを維持し続けた。インストラクターにも夕飯を食べさせ続けた)

    インストラクター『…………』モグモグ

    ラウラ(しかしそれは、世界最強の兵器―ISの出現までだった)

    ラウラ(ただちに私にも適合性向上のため、肉眼へのナノマシン移植手術が施された)

    ラウラ(しかし私の体は適応しきれず、インストラクターにも夕飯を与えられなくなった)

    インストラクター『…………』しゅん

    ラウラ(その結果、できそこないの烙印を押された)

    502 = 495 :

    ラウラ(そんな時、あの人に出会った)

    ラウラ(彼女は極めて有能な教官だった。私はIS専門となった部隊の中で再び最強の座に君臨した。インストラクターにも再び夕飯を食べさせられるようになった)

    インストラクター『…………』モグモグ

    ラウラ(私はある日訊いてみた)

    ラウラ『どうしてそこまで強いのですか?どうすれば強くなれますか?』

    千冬『私には弟がいる』

    ラウラ『弟……ですか』

    千冬『それが理由だ』

    ラウラ『……よくわかりません』

    千冬『いつかわかるさ。いや、弟である必要はない。私には弟がそうであるように、お前もいつかそういう存在を見つけられればわかる』

    ラウラ(違う。どうしてそんなに優しい顔をするのですか。私が憧れるあなたは強く、凛々しく、堂々としているのに)

    ラウラ(だから―許せない。教官をそんな風に変える男。認めない)

    ラウラ(力が、欲しい)

    《……ot…irs…》

    ラウラ(そこに力があるのか?ならばよこせ!比類無き最強を―!)

    《Rot Kirsch》……boot.

    503 = 495 :

    ~アリーナ~

    ラウラ「ああああああっ!!!」

    一夏「なっ、なんだ!?」

    シャルル「い、一体、何が……!」

    ラウラ「ああああああ!!!」グニャリ

    一夏シャルル「「!?」」

    グニャ ズリュ ズリュリ グニャリ

    シャルル「何!?」

    一夏「一体ありゃあ……!?」

    ~アリーナ、ピット~

    山田「あ、あれは……!」

    千冬「……レベルDの警戒態勢」

    山田「り、了解!」

    504 = 495 :

    ~アリーナ~

    『非常事態発生!トーナメントの全試合は中止!状況をレベルDと断定!鎮圧のため、教師部隊を送り込む!』

    グニャ ズリュ ズリュリ

    一夏「おいおい……機械が生き物みてーにグニャグニャ変わるなんてよお……」

    シャルル「ウソ、でしょ……」

    ズリュ ジャキン

    一夏「―!?ありゃあ……!」

    シャルル「か、刀……?」

    ~アリーナ、ピット~

    千冬「あれは……!」

    山田「織斑先生、あれを知ってるんですか!?」

    千冬「高杉め……こういうことか……!」

    山田「VTシステムに似た反応が出てますけど……あれって……?」

    千冬「……間違いない、あれは……『紅桜』だ」

    505 = 495 :

    なんか原作と戦闘シーンは大きく変わるわVTシステムよりやばいの登場するわでもうなにがなんだか……
    自分で書いといてなんですが……
    あと戦闘描写が下手でホントすいません
    教えて!織斑先生!は今日は無理です
    >>483
    一応、大筋が崩壊しない程度にするつもりです……もう崩壊してる気がするけど

    507 :

    インストラクターかわいい

    508 :

    しゅんとするインストラクターかわいい

    509 :

    ラウラとかいいからインストラクターが転校してくれば良かったのに!
    クソ!クソ!

    510 :

    戦闘描写なんて文字じゃ無理

    あまり気にしないで楽しく書きなよ

    511 :

    このSS銀魂で言うギャグパターンの長編って感じだね
    竜宮編とか通選組編とかそっち系統

    個人的な希望だが
    紅桜編とか真選組動乱編とか吉原炎上編風のシリアスパターンも書いてほしい
    ただ無理だけはせず>>1が書きたいように書いてほしい
    言ってること矛盾してるみたいだがとりあえず言いたいことは応援してる

    512 :

    ひょっとしてラウラも亀の甲羅背負ってたのか?
    とするとこの世界のドイツは亀仙流ってことか
    戦闘シーンについては大丈夫、自分は関西の人間なので擬音だけでなんとかなる

    513 :

    インストラクターって銀魂ネタ?
    20巻くらいから見てないから最近のはわからん

    515 = 495 :

    インストラクター人気すぎて逆にビビった
    今日は事情によりちょっとしか書けませんでした
    でも投下します

    516 :

    まってました

    517 = 495 :

    ~アリーナ~

    一夏「おいおい、ATフィールドの次はなんだあ?シンクロ率400%越えか?」

    シャルル「ボーデヴィッヒ、さん……?」

    ラウラ(?)「……」

    ブンッ!

    シャルル「うわあっ!?」ザシュッ! ドオゥン!(切られてその勢いで壁に叩き付けられる)

    一夏「シャルル!」

    ラウラ(?)「きえ……ろ…織斑……一夏ぁ!」ブンッ

    一夏「ぐっ!」ギインッ

    ズリュ!

    一夏(コード束!?)

    ドスッ!

    一夏「がっ……はっ……!」

    ブンッ!

    一夏(この動き……間違いねえ……千冬姉の……)

    ザシュッ!

    一夏「があっ!!」

    518 :

    ~IS学園、某所~

    ザシュッ

    警備員「ぐ…あ…」どさっ

    高杉「……ふん」チンッ

    千冬「ここにいたか」ざっ

    高杉「よう。お前が俺のとこに来たってことは、やっぱ『紅桜』が発動したんだな」

    千冬「……対国家IS操縦者用システム『紅桜』。『暮桜』の戦闘データをもとに開発され、そこから更に戦闘データを蓄積することにより能力を向上させるISを超えたIS。だが、使用時にかかる負担、それによる操縦者、いや、寄生対象の生命が危険にさらされるなどの理由からVTシステム以上に危険視され、開発が禁止された代物」

    高杉「よく調べてあるじゃねえか。クク、やっぱ自分のデータが入っているからか?」

    519 = 518 :

    千冬「……ボーデヴィッヒの『シュヴァルツェア・レーゲン』にあれを仕込んだのはお前か?高杉」

    高杉「仕込む?バカ言うな。自分の国のISを強くすることしか頭にねえ連中がいてよ、そのISの操縦者がいい牙を持ってやがったから砥石代わりに与えただけだよ」

    千冬「砥石だと?」

    高杉「ああ、牙を鋭く尖らせるためのな。わかるんだよ俺にも、あの小娘の気持ちが。大切なものを奪われた、大切なものを奪ったものに対する憎しみの感情がな。俺の中でも未だ黒い獣がのたうち回ってるもんでなァ」

    千冬「お前……やはりあの人のことを」

    高杉「ああそうさ。この世界は俺たちからあの人を奪った。だったら俺たちは、この世界に喧嘩を売るしかあるめェ。あの人を奪ったこの世界をぶっ潰すしかあるめーよ。獣の呻きがやむまで、世界をぶっ壊すしかあるめーよ」

    千冬「やめろ……あの人はそんなこと―」

    高杉「それより、大事な弟の心配はしなくて大丈夫なのかよ。このままじゃお前の剣技で殺しちまうぜ」

    千冬「―!?……くっ……」ダッ

    高杉「……なあ千冬。お前はなんでこの世界でのうのうと生きていられる?俺はそいつが腹立たしくてたまらねえんだよ」

    520 = 518 :

    えー、本日はたったの3レスです
    こんなことなら二日かけて書き溜めろよと思うかもしれませんが、一応今日のシーンは今日中に投下したかったんです
    明日には八話完結させますんで
    予定は決定ではありませんけど

    521 :


    ところで高杉ってこの世界でもあの派手な着物着てるのか?

    >>513
    吉原編が終わった次の話だよ
    あの回は最初から最後までインストラクターが持って行った

    522 = 518 :

    えー、それでは第八話残りの投下を開始します
    書き溜めできなかったので直書きでの投下となります

    523 = 518 :

    ~アリーナ、ピット~

    千冬「状況はどうなっている」

    山田「織斑先生!どこに行っていたんですか!?……状況はほぼ最悪です。白式、リヴァイヴ共にダメージ大。今は織斑君が単機でなんとか持ちこたえてますけど、やられるのは時間の問題かと……」

    千冬「そうか……」

    ~アリーナ~

    一夏「ぐっ!」がギインッ!

    ラウラ(?)「織斑……一夏ァ!」ブンッ

    一夏「チッ!」ギインッ!

    「やめろ一夏!これ以上はやっても無駄だ!」

    一夏「やめろったって、コイツが勝手に仕掛けて―」

    ブンッ!

    一夏「うおっ!?」ズザザア

    「一夏!?」

    教師A「そこの生徒!すぐにアリーナから退避しなさい!」

    教師B「ここからは教師部隊が鎮圧するわ!生徒は早く避難するのよ!』

    シャルル「教師部隊が来たね」

    「これでなんとかなるか……」

    ラウラ(?)「じゃ……ま……するなああああ!」ブンッ

    教師A「なっ……こいつ……!」

    教師B「私たちと互角……いやそれ以上ですって!?」

    524 :

    ~アリーナ、ピット~

    山田「先生方でも苦戦するなんて……」

    千冬「洗練された『紅桜』は一機で専用機十機分の戦闘力を有する。苦戦も仕方ないだろう」

    山田「それじゃあ!政府に連絡して応援を!」

    千冬「……いや。まだ一人、諦めの悪いのがいるみたいだな」

    山田「え……?あれって、織斑君……?そんな無茶です!『白式』にはほとんどエネルギーが残っていないんですよ!」

    千冬「いざという時は先生方が助けてくれるだろう」

    山田「でもっ!」

    千冬「それにな山田先生、人というのは何かのためになら誰だって牙を剥くものさ。あおれがたとえ、まだ十五のガキだとしてもな」

    山田「……わかりました。信じてみます」

    千冬「ああ」

    525 = 524 :

    ~アリーナ~

    「一夏無茶だ!先生方ですら倒せない相手にお前が勝てるはずないだろう!」

    一夏「……どいてくれねえか。俺はあいつを叩き切らなきゃならねえ」

    「なんだというのだ!わかるように説明しろ!」

    一夏「あいつの使ってるのはゴリラ姉の、千冬姉の剣術だ。千冬姉の剣術パクって使ってんだよ」

    「お前は……いつも千冬さん千冬さんだな」

    一夏「別にそれ自体が理由じゃねえさ。他人の技使いだすなんざ、ジャンプじゃお約束の一つだからな。……だが、そいつをテメーの意志で使ってないってのが気に食わねえ。わかるんだよ、眼帯女の意識がねえってことぐらい」

    「理由はわかったが……」

    526 = 524 :

    一夏「刀ってのはな、自分の意志で振ってこそなんだよ。それをめんどくさがりやがって機械なんかに任せて、そこにムカついてんだよ。あの眼帯女の根性叩き直さなきゃ気が済まねえ。だからまずはアレを叩き切って中から引っ張り出す」

    「だが、今のお前に何が出来る。白式のエネルギーもほとんど残っていない状況で、どう戦う気だ」

    一夏「……箒、お前確か真剣持ってやがったよな。アレ貸してくれよ。じゃなきゃ俺のロッカーから洞爺湖取ってきてくれ」

    「生身で戦うつもりか!?それこそ無茶だ!」

    一夏「男は無茶して当たり前のバカな生き物なんだよ」

    「ISはISでなければ戦えない!お前だってわかっている筈だろう!」

    一夏「白式にエネルギーねえって言ったのはお前じゃねえか。だったらどうすんだよ」

    「う……だが、エネルギーはどのみち―」

    527 :

    これは…ラウラの逆転メインヒロインあるで

    528 :

    まさか

    529 :

    ロフトに行くクラリッサ

    530 = 524 :

    シャルル「無いなら他から持ってくればいい。でしょ?一夏」

    一夏「シャルル……」

    シャルル「リヴァイヴのコア・バイパスを開放、エネルギー流出を許可」キィイイイイン

    一夏「え?こんな裏技あったの?マジ?」

    シャルル「普通のISなら無理だけどね。けど、約束して。絶対に負けないって」

    一夏「心配せずとも、あんな機械には負けねーよ。侍はそういう約束は守るもんだ」

    シャルル「じゃあ、負けたら明日から女子の制服で通ってね」

    「ええっ……!?」

    一夏「やめてくんない!?人のトラウマ穿るのやめてくんない!?カマっ娘倶楽部の一歌とかやめてくんない!?」

    シャルル「えっ!?一夏前に女装したことあるの!?」

    一夏「……とにかく、アレに勝てば問題ねえんだろ。心配すんな、俺は負けねーよ」

    531 = 524 :

    ~アリーナ、ピット~

    山田「あの子たち……やっぱり……」

    千冬「教師部隊は待機。倒せない以上、どのみちそうするしかあるまい」

    山田「はい」

    ~アリーナ~

    シャルル「これで完了だ」

    一夏「サンキューシャルル。武器さえ出れば……」パアア←《雪片弐型》と右腕装甲のみ展開

    シャルル「やっぱり、武器と右腕だけで限界だね」

    一夏「十分だよ。むしろ右腕の装甲もいらな……やっぱ付けないと重いからアリで」

    ラウラ(?)「お…斑……い…か…」

    一夏「かかってこいよゴリラ姉もどき。すぐに中身取り出してやっからよ」

    532 = 527 :

    熱い…熱いぜ

    533 = 524 :

    「一夏!っ」

    一夏「……なんだよ」

    「死ぬな……絶対に死ぬな!」

    一夏「……信じてろ」

    「え?」

    一夏「お前が信じてくれるだけで、俺は十分だよ。心配すんな、主人公はこういう時負けねーんだよ」

    「……ああ!」

    ラウラ(?)「織斑……一夏ァ!」

    一夏「行くぜえええええ!!!」

    ギイイインッ!

    534 = 524 :

    ~アリーナ、ピット~

    山田「すごい……!教師ですら敵わなかったあのISと互角に……」

    千冬「よく見ろ。次第に織斑が優勢になっている」

    山田「あ!本当ですね!一体どうして……まさか、戦いの中でどんどん成長を!?」

    千冬「いや、あれはむしろ……アイツにとってはISすら邪魔な鎧だったということか」

    山田「ど、どういう……」

    千冬「戦いの中で成長しているのではない。戦いの中で、奥底に眠っていた戦いの記憶がよみがえっているんだ」

    山田「じゃ、じゃああれが……」

    千冬「ああ、あれが白夜叉だ」

    535 = 524 :

    ~アリーナ~

    ギインッ! ギインッ!

    シャルル「す、すごい……!」

    「あれが……一夏の本気……」

    (どんなことをすればあそこまで強くなれるかは知らないが……私はどちらにせよまだまだだな)

    ラウラ(?)「いな…く…なれぇ!」ブンッ!

    一夏「!?」

    「一夏危ない!」

    536 = 524 :

    スカッ

    「えっ……」

    シャルル「消え……た……?」

    タン

    ラウラ(?)「!?」

    「か、刀の上に!?」

    一夏「―いいか、刀ってのは己の体で振るんじゃねえ……」

    ブンッ!

    一夏「―己の魂で振るんだよ!」

    ズバアッ!

    ラウラ(?)「グッ……アッ……」

    一夏「じゃあなパクリマシーン。眼帯女に体返しやがれええええ!!」ブンッ!

    ズバアッ!

    537 = 524 :

    ラウラ(?)「……」バチバチ

    ズリュ

    ラウラ「……あ……」

    一夏「っと!?」ポスッ

    ラウラ「……」

    ~精神世界的なところ~

    ラウラ『お前はなぜ強くあろうとする?どうして強い?』

    一夏『さあな。俺は自分のことを強いだなんて思ったことはねーが、強いて言うなら守るもんがあるからだな』

    ラウラ『守る……?』

    一夏『ケンカってのは何かを守るためにやるもんだろ。人は守るもんがあるから強くなれんだよ』

    ラウラ『ならば……お前は今回何を守ろうとした?』

    一夏『決まってんだろ。そりゃあ……』

    538 = 524 :

    一夏『―俺の武士道(ルール)だ』

    ラウラ『ルー……ル?』

    一夏『その根性直して、また俺の手の届く範囲でなんかあったら呼んでみろよ。気に食わねー女だが、守るぐらいはしてやっからよ。その前に一発殴るけどな』

    ラウラ『お前は……』

    ~保健室~

    ラウラ「……私は……」

    千冬「気が付いたか」

    ラウラ「何が……起きたのですか……?」

    千冬「一応、重要案件である上に機密事項なのだがな……高杉晋助は知っているな?」

    ラウラ「はい……。国際指名手配テロリストで、ここ数年の日本国内でのテロや暗殺の多くに関わっているとされる凶悪犯で……最近では『鬼兵隊』というテロ組織を率いていると……」

    539 = 524 :

    千冬「ああ。そいつのたくらみでお前のISに『紅桜』という違法システムが積まれていた」

    ラウラ「……『紅桜』……?」

    千冬「簡単に言えばVTシステムと似たようなものだ。精神状態、蓄積ダメージ、そして何より操縦者の意志……いや、願望か。それらが揃うと発動するようになっていたらしい。システムのコア部分とされる『電魄』はネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲内に隠されていたので、砲門ごと取り外しておいた」

    ラウラ「私が……望んだからですね」

    千冬「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

    ラウラ「は、はいっ!」

    千冬「お前は誰だ?」

    ラウラ「わ、私は……」

    540 = 524 :

    千冬「誰でもないなら、ちょうどいい。お前はこれからラウラ・ボーデヴィッヒだ」カツカツ

    ラウラ「え?」

    千冬「それから、お前は私になれないぞ」カツカツ

    ウイーン

    ラウラ「ふ、ふふ……ははっ」

    541 = 524 :

    ~食堂~

    シャルル「結局、トーナメントは中止だそうだよ。ただ、個人データは取りたいから壱回戦は全部やるんだって」

    一夏「そーかい……ん?」モグモグ

    子E「……優勝……チャンス……消え……」

    子F「交際……無効……」

    子B「……うわああああんっ!」ダダダ

    一夏「……なんじゃありゃ?」

    シャルル「さあ……?」

    「…………」

    一夏「箒……?あ」スタスタ

    「…………」

    542 = 524 :

    一夏「そういえばよお、先月のあれ、結局何に付き合えばよかったんだ?」

    「あ、あれは……な、なんでもないっ!」

    一夏「はあ?おいおいそりゃねー……」

    「うるさい!」ドスッ

    一夏「ぐばあっ!」

    「もうその話はするな!」ドゴオッ

    一夏「げばあっ!」

    「ふんっ!」スタスタ

    シャルル「一夏って、わざとやってるんじゃないかって思うときがあるよね」

    一夏「だ、だから何が……?」チーン

    543 = 524 :

    山田「織斑君デュノア君!朗報ですよ!」

    シャルル「え?」

    一夏「朗報って……今の流れじゃ悪いことしか起きなさそうなんですが山田花太郎さん」

    山田「真耶です。今日は大変でしたねー。でも!二人のろうを労う場所が今日から解放になったのです!」

    一夏「え?何?」

    シャルル「場所……?」

    山田「男子の、大浴場なんです!」

    544 :

    大欲情きたか

    545 = 524 :

    ~大浴場、男子~

    カポーン

    シャルル「ねえ一夏……そんな状態で大丈夫なの?」

    一夏「だ、大丈夫!問題ない!俺紳士だし!こういうの全然平気だし!」(目に目隠し、手足にさるぐつわで浮翌輪装備)

    シャルル「それ、紳士のやることじゃないよ……やっぱり僕とじゃ、イヤ?」

    一夏「いやいやいや!アレだからね!ただうっかり放送コードに引っかからないための配慮だからねこれは!」

    シャルル「ふ、ふーん……」

    一夏「信じてね!俺別にMじゃないからね!どちらかというとSだからね!」

    546 = 524 :

    シャルル「……その……前に言ってたこと、なんだけど」

    一夏「前に言ってたこと?」

    シャルル「が、学園に残るって話。それでね、僕ね、ここにいようと思う。……一夏がいるから、僕はここにいたいと思えるんだよ?」

    一夏「……そーかい。そりゃありがたい話だよ」

    シャルル「もう一つ決めたんだ。僕のあり方を」

    一夏「あり方?」

    シャルル「……僕のことはこれからシャルロットって呼んでくれる?二人きりの時だけでいいから」

    一夏「お菓子の魔女?それってお前の……」

    シャルロット「そう。僕の名前。お母さんがくれた、本当の名前」

    一夏「……わーったよ、お菓子の魔女さん」

    シャルロット「だから、シャルロットだって」

    一夏「へいへい……シャルロット」

    シャルロット「うん……」

    547 = 524 :

    ~IS学園付近~

    千冬「……お前のたくらみは失敗したぞ、高杉」ざっ

    高杉「そうかい。やっぱ一機じゃたかが知れてるか。まあいいさ、いいデータ取りになったしな」

    千冬「データ取り……やはりあれは実験用か」

    高杉「あれが量産されりゃあ世界がひっくり返るだろうな。まさしく世界の破滅だ」

    千冬「そうはさせん」ジャキッ

    高杉「ほう、ここで一戦交えるつもりかよ。女は気が早くて恐いもんだぜ」

    千冬「高杉、お前の野望……ここで潰えてもらう!」ダッ

    548 = 524 :

    ダンッ ダンッ ダンッ

    千冬「!?」サッ

    また子「貴様ぁ!晋助様になにするつもりッスか!」

    千冬「新手か!?」

    高杉「……ったく、迎えはいらねえって言ったのによ」

    テロリストA「すいません晋助様。実は先刻万斉様より連絡がありまして」

    テロリストB「研究所の職員、関係者、全員始末したと」

    また子「つーわけでご報告ついでにお迎えに上がりましたッス!」

    千冬「鬼兵隊か。まったく、随分と偉くなったものだな」

    高杉「あいにく世界をぶっ壊すには、俺だけじゃどうしても力不足でなあ。こうして兵隊引き連れてぶっ壊そうってわけよ」

    千冬「ふん……どうやら私たちは、もうどうしても相容れないようだな」

    高杉「おいおい、俺たちの道がいつ交わるような時があったんだよ……まあいい、引くぞお前ら」ざっ ざっ ざっ

    また子「了解したッス!そこの女!もう晋助様にちょっかい出すんじゃねーッスよ!」タタタ

    千冬「……始まりは同じだったはずなのに、随分と離れてしまったものだな。私たちは。なあ高杉、束」

    549 = 524 :

    ~翌日~

    山田「……えー、今日は皆さんに転校生を紹介します……」

    子A「えー、誰ー?」

    子D「ドウセマタショウモナイ奴デスヨ」

    山田「では……どうぞ……」

    カツカツ

    子‘S「「「えっ!?」」」

    シャルロット「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします」

    山田「ええと、デュノア君はデュノアさんでした。ということでした」

    「……は?」

    550 = 524 :

    子B「え?つまりデュノア君って女……?」

    子C「おかしいと思った!美少年じゃなくて美少女だったわけね」

    子D「マア、ワタシハ最初カラアヤシイト思ッテマシタケドネ」

    子A「って織斑君、同室だから知らないってことは―」

    一夏「い、いやいやいや!知らなかったから!マジだから!別に裸とか見てないから!」

    子L「ちょっと待って!昨日って確か、男子が大浴場使ったわよね!?」

    一夏「ちょっ!?それってなんのフラ―」

    ドーンッ!

    「一夏ぁっ!!」

    一夏「ほらなんか制裁役来ちゃったー!!」

    「あれほど主人公としてK点越えはするなって言ったでしょうがっ!」

    一夏「超えてないから!?さすがにK点越えはしてないから!?」

    「問答無用っ!!」ドンッ!

    一夏「やばい死ぬって!?それは死ぬってー!?」

    ズ┣¨┣¨┣¨┣¨オンッ!


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