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    元スレ一夏「糖分が足りないんだけどォオオオオオオ!」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ハルヒ ×2+ - インフィニット・ストラトス + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 織斑一夏 + - 良スレ + - 銀魂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 96 :

    「それより一夏。アンタ、クラス代表なんだって?」

    一夏「まーな。成り行きだよ、成り行き」

    「ふーん……」

    セシリア「成り行きではありませんわ!わたくしが、一夏さんに、譲ってあげたのです!」

    一夏「いや、押し付けたんだろ」

    「あ、あのさあ。ISの操縦、見てあげてもいいけど?」

    一夏「いや、いいで―」

    ダンッ!×2

    「一夏に教えるのは私の役目だ。頼まれたのは、私だ」

    一夏「いや、箒が押し付けたんだろ」

    セシリア「あなたは二組でしょう!?敵の施しは受けませんわ」

    152 = 96 :

    「あたしは一夏に言ってんの。関係ない人は引っ込んでてよ」

    「か、関係ならあるぞ。私が一夏にどうしてもと頼まれているのだ」

    一夏「いや、だからお前が押し付けたんだよね?」

    セシリア「一組の代表ですから、一組の人間が教えるのは当然ですわ。あなたこそ、後から出てきて何を図々しいことを―」

    「後からじゃないけどね。あたしの方が付き合いは長いんだし」

    「そ、それを言うなら私の方が早いぞ!それに、一夏は何度もうちで食事をしている間柄だ。付き合いはそれなりに深い」

    「うちで食事?それならあたしもそうだけど?」

    一夏「いやー、あの杏仁豆腐は旨かったなー」

    「いっ、一夏っ!どういうことだ!?聞いていないぞ私は!」

    セシリア「わたくしもですわ!一夏さん、納得のいく説明を要求します!」

    一夏「よく杏仁豆腐とゴマ団子食いに行ってました」

    「あ、杏仁豆腐ということは、店なのか?」

    セシリア「あら、そうでしたの。お店なら別に不自然なことは何一つありませんわね」

    153 = 96 :

    「一夏、今日の放課後って時間ある?あるよね。久しぶりだし、どこか行こうよ。ほら、駅前のファミレスとかさ」

    一夏「いや、あそこ去年潰れたぞ」

    「そ、そう……なんだ。じゃ、じゃあさ、学食でもいいから。積もる話もあるでしょ?」

    「―あいにくだが、一夏は私とISの特訓をするのだ。放課後は埋まっている」

    セシリア「そうですわ。クラス対抗戦に向けて、特訓が必要ですもの。特にわたくしは専用気持ちですから?ええ、一夏さんの特訓には欠かせない存在なのです」

    「じゃあそれが終わったら行くから。開けといてね。じゃあね、一夏!」タタタ

    一夏「……あ、今日ドラマの再放送の日だった」

    「一夏、当然特訓が優先だぞ」

    セシリア「一夏さん、わたくしたちの有意義な時間も使っているという事実もお忘れなく」

    一夏「はいはい……」

    154 = 96 :

    ~ISによる特訓後~

    「では、今日はこのあたりで終わるとしよう」

    セシリア「くっ……。まさかこんなにあっさりと訓練機の使用許可が下りるだなんて……」ブツブツ

    一夏「お、お前ら俺を[ピーーー]気かよ……」ゼイゼイ

    「ふん、一夏が真面目にやろうとしないからだ」

    セシリア「当然の報いですわ」

    「何をしている、早くピットに戻れ」

    一夏「わかったよ……ってなんでお前までこっち側に来るんだ?」

    「私もピットに戻るからだ」

    一夏「あー、そうだったな」

    155 = 96 :

    一夏「そういや、お前って剣道部に入るんじゃなかったのか?いいのかよ、俺なんかに付き合って」

    「そ、それはお前が気にする必要はない。……こっちの方で出遅れるほうが問題だ……」

    一夏「え?何?」

    「な、何でもない!それより―」

    「一夏っ!」バシュッ

    「おつから。はい、タオル。飲み物はイチゴ牛乳でいいよね」

    一夏「おっ、気が利くじゃねーか。サンキュー」グビグビ

    「……」

    「変わってないね、一夏。甘いもの好きなところ」

    一夏「いや俺さー、定期的に甘いもの食わねーとイライラするから」

    「ガキっぽいよ」

    一夏「うっせーな、ほっとけ」

    「……」

    156 = 96 :

    「一夏さあ、やっぱり私がいないと寂しかった?」

    一夏「全然。むしろうるせーのがいなくなって清々したぜ」

    「アンタの方がうるさかったでしょ!……アンタねぇ……久しぶりに会った幼なじみなんだから、いろいろと言うことがあるでしょうが」

    一夏「また杏仁豆腐奢ってください」

    「そういうのじゃなくって、例えばさぁ―」

    「あー、ゴホンゴホン!」

    一夏「んだよ箒、風邪か?」

    「一夏、私は先に変える。シャワー、先に使っていいぞ」

    一夏「マジでか?ラッキー」

    「では、また後でな。一夏」スタスタ

    157 :

    「……一夏、今のどういうこと?」

    一夏「何が?」

    「シャワーがどうとかって……」

    一夏「ああ、俺アイツと同室なんだよ。いつもはアイツがシャワー先なんだが、今日はどういうこったか変わってくれたみてーでな」

    「……は?」

    一夏「男が俺一人だから、別の部屋を用意できなかったんだと。だから、今はアイツと―」

    「そ、それってあの子と寝食を共にしてるってこと!?」

    一夏「そうなるな。いやー、箒で助かったぜ。これが他人だったら安心してジャンプも読めねーからな」

    「…………」

    一夏「ん?どうした?腹でも下したか?」

    158 = 157 :

    「………ったら、いいわけね………」

    一夏「おい、だからどうしたって……」

    「だから!幼なじみならいいわけね!?」

    一夏「うおっ!?」

    「わかった。わかったわ。ええ、ええ、よくわかりましたとも」

    一夏「あのー、鈴音さん?」

    「一夏っ!」

    一夏「はい?」

    「幼なじみはふたりいるってこと、覚えておきなさいよ」

    一夏「え?あ、ああ。そうだったな」

    「じゃあ、後でね!」タタタ

    一夏「……これだから女はわからねーんだよ」ボリボリ

    159 = 157 :

    ~寮、1025室~

    「というわけだから、部屋代わって」

    「ふ、ふざけるなっ!なぜ私がそのようなことをしなくてはならない!?」

    「いやぁ、篠ノ之さんも男と同室なんてイヤでしょ?気を遣うし。のんびりできないし。その辺、あたしは平気だから変わってあげようかなって思ってさ」

    「べ、別にイヤとは言っていない……。それにだ!これは私と一夏の問題だ。部外者に首を突っ込んで欲しくはない!」

    「大丈夫。あたしも幼なじみだから。一夏風に言うなら腐れ縁かな?」

    「だから、それが何の理由になるというのだ!」

    一夏「うるせーよテメーら。どっちでもいいからさっさと決めろ」

    「おい一夏!なんだその言い方は!?もしかして私と同室ではイヤなのか!?」

    160 = 157 :

    「篠ノ之さん落ち着いて。あたし荷物全部持ってきてるから、今日からでもいけるよ」

    「荷物って……それで全部か?」

    「そうだよ。あたしはボストンバッグひとつあればどこでも行けるからね」

    「くそっ、なんてフットワークの軽さだ……」

    一夏「おいおい、いつまでもめてんだ?いっそ三人部屋でもいいじゃねーか」

    「いっ一夏!?お前何を言って―」

    「ホント?じゃあ今日からあたしもここで暮らすから」

    「ふ、ふざけるなっ!出て行け!ここは私の部屋だ!」

    「『一夏の部屋』でもあるでしょ?それに一夏の許可はもらったし。じゃあ問題ないじゃん」

    「『私の部屋』であることも忘れるな!」

    「ところでさ、一夏、約束覚えてる?」

    「む、無視するな!ええい、こうなったら力ずくで……」

    一夏「おい、馬鹿やめ―」

    ブンッ!

    161 = 157 :

    ドガッ!

    「……え?」

    一夏「……」

    ヒュンヒュン……カラン

    「危ないじゃん、急に竹刀なんか振り回して。あたしじゃなかったら本気で危ないよ?」

    「う……」

    (け、蹴りの一発で手から竹刀を弾き飛ばしたというのか!?一体、どんな鍛え方をしているんだ!?)

    「ま、いいけどね」

    一夏「……約束だっけか?」

    「う、うん。覚えてる……よね?」

    一夏「えーと、あれか?お前の料理の腕が上がったら―」

    「そ、そう!それ!」

    一夏「タダメシ食わせてくれるってやつか?」

    162 = 157 :

    「…………はい?」

    一夏「いやー助かるぜ、なにせタダメシだかんな。で?いつ食わせてくれんだ?」

    「……いやー、そうよねー。あのいつもチャランポランな一夏が、昔の約束なんて覚えてるわけないわよねー……」

    一夏「あれ?なんか様子おかしくね?」

    「……一夏っ!」

    一夏「はい?」

    「約束、絶っっっっっっっ対に思い出してもらうからね!覚悟しておきなさい!」

    一夏「あれ?間違えた?俺選択肢間違えた?」

    「思い出せないなら、ボコボコにするからね!」

    バタンッ!

    163 = 157 :

    一夏「……あーあ、やっちまったよおい」

    「一夏」

    一夏「なんだよ箒」

    「お前なんて、馬に蹴られてしまえ」

    一夏「……はあ」

    第三話、不法侵入が許されるのは幼なじみだけ


    164 = 157 :

    教えて!織斑先生!

    千冬「このコーナー第二回目だ。まず始めに、毎回毎回誤字脱字が多いことを謝罪しておく。すまなかったな」

    千冬「次に凰の強さだが、織斑同様原作に比べてかなり強化されている。まあ、ここの織斑は中学時代に色々あったから、近くにいた凰が強くなるのはある意味当然か」

    千冬「ついでに言うと凰は織斑の性格をかなり理解している。だからある意味覚悟してたんだろうな、織斑が約束を覚えていないことを」

    千冬「質問が来ているな。大分遅れたが66からの質問『天パ?』だ。はっきり言おう、目つきと木刀以外は原作と同じだ」

    千冬「今回は以上だ。今後も誤字脱字の発見、質問等があればどんどん投稿するように」

    教えて!織斑先生!


    165 :

    危惧すべきはただ一つ。
    ……箒、原作以上に立場ねーんじゃね、これww

    166 = 157 :

    次回予告

    一夏「約束ってなんだったっけかなあ……『料理』ってキーワードまでは思い出せるんだよな」

    一夏「『食の先年帝国を作る』!……ちげーよなあ」

    一夏「『メシマズ国家を倒す』!あれ?なんかそれっぽくね?」

    一夏「次回、『バトル漫画は序盤でも決戦という単語を多用する』」

    「どんどん遠ざかってるじゃない……」

    167 = 157 :

    え?なに?まだ三話なの?
    明日から平日だから更新遅くなるのに、今月中に完結できるかな…
    つきあってくれた方、ありがとうございました。

    168 :

    さっそく千年

    169 :

    おう、次回も待ってるぜ

    170 :


    やっぱりと言うか鈴が若干神楽化してるな
    蹴りだけでで竹刀弾き飛ばすとかもはや夜兎の動きだよ

    171 = 157 :

    やっぱ平日は書き溜め向かないわ
    第四話、冒頭だけ行きまーす

    172 = 157 :

    ~五月~

    「一夏、来週からいよいよクラス対抗戦が始まるぞ。アリーナは試合用の設定に調整されるから、実質特訓は今日で最後だな」

    一夏「やっとかよ。これでよーやく、ゆっくりジャンプが読めるってことだな」

    「気を抜くな!だが、IS操縦もようやく様になってきたな。今度こそ―」

    セシリア「まあ、わたくしが訓練に付き合っているんですもの。このくらいはできて当然、できない方が不自然というものですわ」

    「ふん。射撃型の戦闘法(メソッド)が役に立つものか。第一、一夏のISには射撃装備がない」

    セシリア「それを言うなら篠ノ之さんの剣術訓練だって同じでしょう。ISを使用しない訓練なんて、時間の無駄ですわ」

    173 = 157 :

    一夏「そうでもねーよ」

    セシリア「え!?い、一夏さん!?」

    一夏「世の中には、刀振るわなきゃ気持ちひとつ伝えられねー馬鹿だっていんだよ。俺がいつか戦う相手が、そうかもしれねー。そいつの思いを受け止めるには、やっぱ刀しかねーだろ」

    「一夏……」

    セシリア「ま、まあそんな考え方もありますわね!それでは一夏さん、今日は昨日の無反動旋回(ゼロリアクト・ターン)のおさらいからはじめましょう」

    ~第三アリーナ、Aピット~

    「待ってたわよ、一夏!」

    「貴様、どうやってここに―」

    セシリア「ここは関係者以外立ち入り禁止ですわよ!」

    174 = 157 :

    「あたしは関係者よ。一夏関係者。だから問題なしね」

    「ほほう、どういう関係かじっくり聞きたいものだな……」

    セシリア「盗人猛々しいとはまさにこのことですわね!」

    「黙っててよ。今はあたしの出番。あたしが主役なの。脇役はすっこんでてよ」

    「わ、脇やっ―!?」

    「はいはい、話が進まないから後でね。……で、一夏。思い出した?」

    一夏「へ?なにが?」

    「だ、か、らっ!昔あたしの料理の腕が上達したらって約束よ!……はあ。その様子じゃ、思い出してないみたいね」

    175 = 157 :

    一夏「そーみてーだな」

    「アンタのことでしょーが!仕方ないわね。一回、頭でも強くぶつけるしかないか―一夏」

    一夏「なんだよ」

    「来週のクラス対抗戦、あたしは全力で行く。だから、一夏も全力で相手して」

    一夏「……わかってるよ、んなこたぁ」

    「それまでには約束、思い出してよね」タタタ

    「……一夏、もしかして―」

    セシリア「もう!なんなんですのあの子は!いきなり現れたかと思えばあっという間に行ってしまうなんて!わたくしたちに別れの一言も言えませんの!?」

    「うるさいぞ!少し黙って―」

    一夏「……特訓、始めっぞ」

    「あ、ああ」

    セシリア「わかっていますわ!一夏さん、わたくしの教えで必ずや―」

    「…………」

    176 = 157 :

    ~クラス対抗戦当日、第一試合~

    一夏(鈴の奴のIS、『甲龍(シェンロン)』っつーのか。なんか七つ玉集めたら出てきそーな名前だなおい)

    一夏(よし、今度ギャルのパンティーをお願いしよう)

    『それでは両者、規定の位置まで移動してください』

    「一夏、約束思い出した?」

    一夏「生憎、まだだな」

    「そう。言っておくけど、ISの絶対防御も完璧じゃないのよ。シールドエネルギーを突破する攻撃翌力があれば、本体にダメージを貫通させられる」

    「言ったわよね?頭ぶつけてもらうって」

    一夏「恐いこと言うねえ。おいおい……」

    『それでは両者、試合を開始してください』

    177 = 157 :

    ビーッ

    ガギィンッ!!

    一夏「いきなりかよ!?」

    「さっすが一夏。これくらいじゃジャブにもならないか。けど―」

    ガギギギギギィィン!!

    一夏「チッ!」

    一夏(やべーな。ここは一旦距離を取って―)

    「―甘い!!」

    一夏(―!?)サッ

    ドンッ!!

    一夏「……お、おいおい。いくら転校生だからって、マジで超能力使えるようになるこたぁねーだろ」

    「超能力じゃないわよ。それにしても、衝撃砲《龍砲》は砲身も砲弾目に見えないのが特徴なのに、よくかわすじゃない。やっぱり、悪運の強さも健在ってわけね」

    一夏「そりゃどーも。ったく、見えない攻撃まで気を配らねーといけねえたあ、コイツは骨が折れそうだな」

    178 = 157 :

    「―だけど、もうこれは使わない」

    一夏「は?」

    「アンタ、どうせ近接用武器しか、もっと言えばそれ一本しか持ってないんでしょ?だったら、あたしも近接用武器だけで勝負する」

    「アンタが刀だけで勝負するって言うなら、あたしも刀だけで勝負する」チャキ

    一夏「……お前、ホントバカだな」

    「あ、あんたに言われたくないわよ!」

    一夏「―どうせ俺はコイツ振ることしか能のねーバカだよ」チャキ

    一夏「なら、コイツでとことんバカやってやろーじゃねーか!!」ダッ

    「はあああああああ!!」

    一夏「でやああああああ!!」

    ガギィィィン!!

    179 = 157 :

    あれ?いつもとノリ違くね?
    やっぱバクチ・ダンサー聞きながら作業したせいかコレ?
    新訳紅桜篇見ながら書き溜めてきます
    今日中にもう一回投下するの目指します

    180 :

    >>178
    >鈴「アンタ、どうせ近接用武器しか、もっと言えばそれ一本しか持ってないんでしょ?だったら、あたしも近接用武器だけで勝負する」

    いや男にはもう一本刀があr
    っと誰か来たようだ

    181 :

    ついでに言えば一発何万もの弾を発射する武器も男にはあるよな

    182 = 157 :

    なんか調子出ないな…
    書き溜めと直書き混合して残り投下します

    183 = 157 :

    ~アリーナ、ピット~

    「なんださっきのは……?」

    セシリア「『衝撃砲』ですわね。空間自体に圧力をかけて砲身を生成、余剰で生じる衝撃それ自体を砲弾化して打ち出すブルー・ティアーズと同じ第三世代型兵器ですわ」

    「そうか」

    セシリア「人がせっかく疑問に答えてあげたというのに、なんなんですかその態度は。―それにしても妙ですわね。そのような兵器を、なぜ『使わない』と宣言したんでしょう?エネルギー問題?いいえ、もっと別の―」

    「……私には、わかる気がするな」

    セシリア「篠ノ之さん!?どういうことですの!?」

    184 = 157 :

    「たぶん、正々堂々、真っ向から勝負したいんだろう。一夏と同じ条件で、決着をつけたいんだろう」

    セシリア「……わたくしには理解しかねますわね。普通、武装のすべてを駆使してこその真っ向勝負ではなくって?」

    「理屈じゃない。それに、そうやって自分の思いを伝えているんだ」

    「きっと、アイツが一夏の言っていた『刀振るわなきゃ気持ちひとつ伝えられねーバカ』なんだろう」

    セシリア「……うらやましいですわね」

    「な、何がだ?」

    セシリア「そういう方法で思いを伝えられるあの子も、それを理解できる篠ノ之さんもですわ。わたくしには、無理でしょうから」

    185 = 157 :

    ~アリーナ~

    (あたしはずっと一夏の隣で戦ってきた。あの時も、あの時も、あの時だってそう。あたしはそれが嬉しかったし、いつの間にかそれが当たり前になってた)

    (だけど、本当はそうじゃなかったのよ。本当は、隣じゃなくて後ろで戦いたかった)

    (一夏の背中を、守ってあげたかった)

    (だって一夏、いつも寂しそうな背中だったから……)

    一夏(ったく、しばらく見ねー間にどんな鍛え方したんだよ。もう女の戦い方じゃねーぞ……って、中学時代から似たよーなもんだったし、ゴリラ姉に比べりゃまだマシだな)

    一夏(だってアレもはや人間ですらないもん。もっと別の、ヒマラヤ原産の―)

    ズドオオオオンッ!!!

    一夏「なっ!?」

    「何!?」

    186 = 157 :

    ~アリーナ、ピット~

    セシリア「何!?何が起こりましたの!?」

    「一夏!?」

    山田「システム破損!何かがアリーナの遮断シールドを貫通してきたみたいです!」

    千冬「試合中止!織斑!凰!今すぐ退避しろ!」

    187 :

    ~アリーナ~

    ゴーレム「……」ウイーン

    一夏「おいおいなんだありゃあ。飛び入り参加の特別ゲストですかコノヤロー」

    「そんな話、あたしは聞いてないわよ」

    ビシュンッ!

    「きゃっ!?」サッ

    一夏「鈴!?……チッ、ビーム兵器かよ……。おーい、大丈夫かあ?」

    「なんとかね……まったく、手荒い挨拶してくれるじゃない」

    ビシュンッ!

    一夏「危なっ!?」ヒョイ

    188 = 187 :

    山田『織斑くん!凰さん!今すぐアリーナから脱出してください!すぐに先生たちがISで制圧に行きます!』

    「……だってさ。一夏、アンタはどうするの?」

    一夏「どーするもこーするも……向こうは俺たちに喧嘩売ってんだろ?だったら、答えはひとつしかねーじゃねーか」

    「ま、そーよねー。一夏ならそーするよねー」

    山田『織斑くん!凰さん!のんきに話してないで早く避難してください!』

    一夏「すんませーん山田ルイ53世さん」

    山田『真耶です!ふざけてなんかいないで―』

    「あたしたち、具合悪いんで避難遅れそうでーす」

    山田『ちょ、ちょっと二人とも!?』

    189 = 187 :

    「―他の人が避難するまで、コイツの足止めはしておきますから」

    一夏「っつーわけで、避難誘導よろしく!」

    山田『織斑くん!?だ、ダメですよ!生徒さんにもしものことがあったら―』

    ゴーレム「……」ダッ!

    一夏「よっと!」サッ!

    「ふん、向こうはやる気満々みたいね」

    一夏「そうみてーだな」

    「一夏、あたしが衝撃砲で援護するから突っ込みなさいよ……後ろは、見ててあげるから」

    一夏「へいへい。オーケイ、我が命に代えても!」ダッ!

    190 = 187 :

    ~アリーナ、ピット~

    山田「もしもし!?織斑くん!?織斑くん聞いてます!?凰さんも!聞いてます―!?」

    千冬「本人たちがやると言っているのだから、やらせてみてもいいだろう」

    山田「お、お、織斑先生!何をのんきなことを言ってるんですか!?」

    千冬「落ち着け。コーヒーでも飲め。織斑の言い分ではないが、糖分が足りないからイライラするんだ」ダバダバ

    山田「……あの、先生。それ塩ですけど……というか入れすぎ……」

    千冬「…………」

    「一夏……」

    セシリア「先生!わたくしにISの使用許可を!すぐに出撃できます!」

    千冬「そうしたいところだが、―これを見ろ」

    ピッ

    「遮断シールドがレベル4に設定……?」

    セシリア「しかも、扉がすべてロックされて―あのISの仕業ですの!?」

    191 = 187 :

    千冬「そのようだ。これでは避難することも、救援に向かうこともできないな……とはいえ、あのふたりならばそれほど心配もいらないか」

    セシリア「……ずいぶんと一夏さんと凰さんを信頼しているみたいですわね」

    千冬「あのふたりと言うよりは、あのふたりがコンビだからだな」

    セシリア「コンビ……?」

    千冬「沖田や桂、柳生がいないふたりだけの状況でも、両者IS装備状態でイーブンとして……」

    セシリア「な、何を言って―」

    千冬「―どちらにせよ、あいつらを止めるには軍隊一個あっても足りないな」

    セシリア「―え?」

    192 = 187 :

    前半戦終了
    どうすんだよおい、一日じゃ終わらなかったよおい
    明日には第四話完結させます
    おつきあいしてくれた方々、ありがとうございました

    193 :

    この一夏の安心感が異常

    194 :

    この銀さん一夏いいなあ

    195 :



    沖田桂九ちゃんのあたりが詳しく語られるか気になる

    196 :


    銀さん一夏にはもっとボケてほしい気もするが、支援

    197 :

    ギャルのパンティなんて願ったら一夏の部屋パンティ塗れになるんじゃ……
    しかも銀魂風だからヌメヌメしてると

    198 :

    えーと…もしかしてエヴァと銀魂のクロス書いてた人か?

    199 :

    ラウラはさっちゃんポジか

    200 :

    じゃあ、シャルは九兵衛なのかww


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