私的良スレ書庫
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元スレ美琴「ちょっとアンタ!」 禁書「なぁに?」
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『
おばさん「まだ何も知らないくせに」
A子「知ってるもん!好きな人とはチューするものって、知ってるもん!」
おばさん「やかましい!このド素人が!」
A子「ひっ……」ビクッ
おばさん「なんにもしらないくせに、知ったふうな口をきくな!」
……………』
ぐさり、と突き刺さる。
私は、何もしらない。
まともな恋愛だってしたことない。
だが、この気持ちは、罪なのか?
『
おばさん「いい?これはいけないことなの。女は男に、嫁がなきゃいけないの」
A子「いけない………こと、なんかじゃ……」ウルウル
』
「ないもん………」
ポツリ、とつぶやく。
映画のセリフを否定するように、振り払うように。
『
A子「お母さん!B子が、B子がいない!」
おばさん「あぁ、B子ちゃんなら、親戚のおばさんに引き取ってもらったわ」
A子「…………………へ?」
おばさん「あなたの為なの。それに、親戚のおばさんの家はお金持ちだし、B子ちゃんだって…」
A子「………ばか」
A子「お母さんのバカァァァァァ!」ウワーン!
…………』
「『あなたの為』……か」
寂しさが込み上げてくる。
私と密着している、私よりも小さな肩。
その肩から伝わってくる体温が、私を異端だと、おかしいと告げ始める。
上映開始から、約105分が経過した。
『
B子「久しぶりね、A子」
A子「B子……なの?うわぁ!懐かしい!綺麗になったね!」
B子「ありがと。それより、私ね、」
A子「うんうん!」
B子「今度、結婚するの」
A子「………え?」
B子「だからさ、もう、やめてくんない?そういうの」
A子「え………そういうのって………」
B子「わかってるんでしょ?あんたさ、気持ち悪いのよ」
B子「もう私につきまとわないでくれる?」
A子「ーーーッ」
B子「いいたいことはそれだけ」
「じゃあね、レズビアン」』
「ーーーッ」
淡々と、エンドロールが笑っている。
まるで、えぐられた傷を拡げるように。
>>649から全裸なわけだがいつになったら百合百合が・・・
へへっ目の前が霞んできやがったぜ・・・
へへっ目の前が霞んできやがったぜ・・・
>>757
苦悩に継ぐ苦悩を乗り越えてからさ
苦悩に継ぐ苦悩を乗り越えてからさ
昨日こんな展開のC級映画に胸を盛大にえぐられたばかりだというのに追撃の同じ展開のSSでダメージは更に加速した
俺はこのまま骨になる
俺はこのまま骨になる
どうやら百合が足りないらしいですね………
サイドストーリーでも投下します
サイドストーリーでも投下します
----------
初春「見てくださいよ佐天さん!あれ、とってもかわいいですよ!」
佐天「どれどれー?…………………初春、気は確かかい?」
初春「?」
佐天「いやいや『何言ってんですか?』みたいな顔されたらこっちが困るよ。」
初春「何言ってんですか?」
佐天「なんだろう。二回くらい言われた気分だよ」
初春「ま、どうでもいいんですけどねー」
佐天「たまに初春が分からなくなるよ」
初春「佐天さん!あれ、とってもかわいいですよ!」
佐天「さっきのやりとりを亡きものにしようとしてるね?」
初春「かわいくないですか?」
佐天「さすがのあたしも人を丸呑みにしてる植物のフィギュアはちょっと…………」
初春「そうですか………」ショボン
佐天「………………」
佐天「……あーもう!」
初春「………」ショボーン
佐天「取ってあげるから、そんな顔しないの!」
初春「!」パァァァ!
佐天「はぁ…。初春はホントに、子供だね~」ヤレヤレ
初春「確信犯的行動ですよ」
佐天「一度鉄拳をもって制さなきゃいけないみたいだね」
初春「女に二言は………ですよ?」ニヤニヤ
佐天「うっ………はぁ、やればいいんでしょやれば」
初春「それでいいんですよ」
佐天「お金は?」
初春「割り勘で」
佐天「さっきからちょいちょいおかしいよね?」
初春「気のせいですよ」
……………
佐天「あっ!おしい!」
…………………
佐天「くそっ!もうちょっとで……」
…………………………
佐天「なにこれ?アーム弱すぎない?」
………………………………ゴトッ
佐天「や、やった………!」
佐天「取れたー!やったよ!初春!」
初春「佐天さん、おめでとうございます!」
佐天「うん!ありがとう、初春!初春のおかげで………」
佐天「…………ん?」
初春「どうかしましたか?」
佐天「いや、なんだろう。なんだか立場が逆転………」
初春「はい?」
佐天「いや、だから立場がぎゃ
初春「どうしました?」
佐天「いや、だか
初春「お疲れのようですね」
佐天「おい」
初春「チッ」
佐天「はぁ、ま、いいよ」
初春「ハァマイヨニィ?」
佐天「…………今日の初春なんかへん」
初春「ハッ、怖いかポッター!」ヘッ
佐天「殴るフォイ」グッ
初春「落ち着くフォイ」
佐天「ホントに今日どうしたの?初春」
初春「いやぁ、それはなんといいますか、
」
佐天「ふんふん」
初春「2人っきりのお出かけって………なんか新鮮で」
佐天「!」
初春「ちょっと………舞い上がっちゃいました///」モジモジ
佐天「な、な~んだ!だったらそう言ってくれればいいのにー!///」アハハ
初春「なに舞い上がってるんですか?」
佐天「許容範囲外だよ、初春」ガシッ
初春「絞首はいけないと思います」
佐天「もう」プンプン
初春「ふふふっ」
佐天「なに笑ってるの?」ジロッ
初春「いやぁ、やっぱり佐天さんはかわいいなーって」
佐天「なっ………!何言って………///」カァァァァ
初春「あぁもう!佐天さーん!」ダキッ
佐天「ち、ちょっと!」
初春「えへへへ、とっても柔らかいです!」フニフニ
佐天「ひゃぁっ!初春!ここゲーセンだから!みんな見てる!見られてるよ!///」アタフタ
初春「視姦ですね」ボソッ
佐天「ほかの人に聞こえなきゃいいって問題じゃないよ、それ」
ガヤガヤガヤガヤガヤ……………
「また女の子同士かー」
「ふひぃ!またもや神が、神が我を百合の世界へ導いてくれた!」
「今日多いなー。なんかの撮影か?」
ガヤガヤガヤガヤガヤ……………
佐天「うわぁぁぁぁぁぁぁ!/////」ダッ
初春「うわっ!さ、佐天さん!引きずらないでくださいよぅ!」ズリズリズリズリ
----------
佐天「はぁ、はぁ」
初春「すごく興奮してますね」
佐天「こ、興奮ちゃうわっ!」
初春「生物学的には興奮で合ってますよ。何考えてるんですか?」
佐天「それ社会学的には屁理屈っていうんだよ」
初春「学園都市で社会学(笑)」
佐天「やめなさい。社会学専攻の人に怒られるから」
初春「というか、なんで逃げたんですか?」
佐天「いや、なんか………は、恥ずかしかったから///」
初春「なにが恥ずかしかったんですかァ?」ニヤニヤ
佐天「う………そ、それよりこれっ!」サッ
初春「?……あ、さっきのフィギュア!」
佐天「初春にあげる」
初春「モノで釣る作戦ですか」
佐天「あたしは誘拐犯か」
初春「連れ去ってくださいよ」
佐天「この場合誘拐って成り立つのかな?」
初春「あ、そんなことより佐天さん」
佐天「ん?」
初春「まつげ、付いてますよ」
佐天「えっ、どこどこ?」
初春「取ってあげますから、ちょっと目つぶっててください」
佐天「ん」ギュッ
……………………………チュッ
佐天「ん!?」パチッ
初春「えー、あの、一応、今日のお礼………といいますか、あの、その、/////」
佐天「え?あの、ういは
初春「ご、ごごご、ごごめんなしゃいでした!じ、じゃあ!/////」ダッ!
佐天「えっ………」
初春(や、やっちゃったぁ~~~~~/////)タタタタタッ
佐天「…………ほっぺに………ほっぺに………」
佐天「ちゅー…………され…ちゃった/////」
佐天「きゃ~~~っ!」ドキドキ
サイドストーリーはここまで
百合成分はういさてサイドストーリーで許してください
百合成分はういさてサイドストーリーで許してください
俺の全身から溢れる>>1への乙
----------
パチッという音の後、漆黒は薄暗いオレンジ色に染まった。
「うっ………ふぇぇ………」
嗚咽。
あの時、流れなかった涙。
裏切り者が殺された時流れなかった涙が、今になってようやく出てきた。
「レン……ダ、フレン、ダぁぁ………」
まるで氷を溶かすように、ゆっくりと、しかし確実に、彼女の笑顔は私をむしばむ。
頭の中、心の奥。
にっこりと笑い、私の名前を呼ぶ裏切り者は、世界で一番大好きな人。
「も、ぅ………会えないんで、すか?」
「そんなのイヤ、です。…………超あんまりじゃありませんか」
一人ぼっちだった私に、初めてできた友達。
一人ぼっちだった私に、初めてできたお姉ちゃん。
一人ぼっちだった私に、初めて笑顔をくれた人。
そして、
一人ぼっちだった私を、初めて抱きしめてくれた人。
「くぅ……くぅぅぅ………」
大声で泣きたいが、こんなところでは泣けない。
声を出すまいと下唇を噛むと、寂しさに震える仔犬のような声が出た。
周りから見ると、今の私はどんな人間に見えるのだろう?
きっとみっともない顔で、迷子のように見えるのではないか。
「なんで……死んじゃったんですか………」
「私に、超寂しい思いをさせて、自分はどこに行っちゃったんですか………」
心の融解は、ひどく平坦な、しかし掛け替えのない思いでと共に加速する。
本当に壊れそうになった時、
「どうしたの?」
私のすぐ後ろに、シスターがいた。
禁書「どこか痛いの?」
絹旗「………誰ですか?」
禁書「シスターなんだよ」
絹旗「で、そのシスターさんが超何の用ですか?」
禁書「君が泣いてたから」
絹旗「ふん。映画に超感動しただけですよ」
禁書「でも、今の君、すっごく辛そうな顔してる」
絹旗「…………………何でもないです」
禁書「うん」
絹旗「だから………だがら、ほっどいでぐだざい」ウグッ
禁書「大丈夫だよ」
絹旗「うぐっ………うう……」プルプル
禁書「頑張ったんだね。辛かったんだね」
絹旗「……………」コクン
禁書「だったら、泣いてもいいんだよ?みっともなくなんてない。」
絹旗「ぞ、ぞんなの………うぞでず」プルプル
禁書「もう一回、言うね」
禁書「君は、泣いてもいいんだよ」
絹旗「う、ううぅ……うわぁぁぁぁん!」ダキッ
禁書「辛かったね。寂しかったね。もう、大丈夫なんだよ」ギュッ
絹旗「うぇぇ、わぁぁぁぁぁん!」
禁書「君は泣いてもいい人間なんだよ。ただ、恥ずかしかっただけ」ナデナデ
絹旗「フレ、ンダぁ!フレンダぁぁ!」
禁書「フレンダさんの分も、幸せになりなさい。君にはその権利と義務があるんだよ」ナデナデ
絹旗「うん、うん………」ウワァァァァァン!
----------
エンドロールが流れている最中、私は席を立った。
肩から伝わる体温。
それから必死で逃れるために、席を立った。
行くあては、無い。
ふらふらと歩いている内に、いつの間にかロビー出てしまっていたらしい。
上方には『W.C.』と書かれている、薄汚れたプラスチックプレートがぶら下がっている。
どこでもよかった。
どこでもよかったので、そのままトイレにこもった。
洋式の便器。
そのフタを閉じた状態で座る。
トイレのひんやりとした空気は、先程まで居た劇場内とは対照的で、まるで別の世界に飛ばされたような心地がした。
「………………………」
御坂美琴は考える。
もしも『あのセリフ』が私に牙を向いたら。
もしもインデックスに『あのセリフ』を言われたら。
私はどうなってしまうのか。
「…………やっぱり、キモいわよね」
A子を思いだす。
B子に、同性に惚れてしまった、バカな女。
性にうといB子に手をかけ、唇を奪った醜女。
最後の最後で、大好きな人に蔑まれた、みじめな女。
そのすべてが、私と重なってしまう。
「ホント、A子キモすぎー………」
一人、つぶやく。
外気にさらされた頬に感じる体温。
それは、いつの間にか流れた涙だった。
「あれ?おっかしいな。なんで泣いてんだろアタシ」
流れ、頬を伝い、落ちる。
その過程で冷たくなった水滴は、手の甲を濡らした。
「あんな映画で泣くとか、バッカじゃないの」
「あんな………あんな、レズビアンの、気持ち悪い映画で」
自分の言葉で、傷つく自分の心。
ギリギリと、胸の辺りが苦しい。
「………………何が、バカなのよ」
「どうしていけないのよ」
「私はただ!ただ………」
「インデックスが、好きなだけなのに………」
上を向く。
下を向いていると、この涙が、私を溺れさせてしまう気がしたから。
トイレで一人、泣く女が一人。
以上で。
★カップリング一覧★
美琴×禁書
初春×佐天
芳川×黄泉川
絹旗×フレンダ(故人)
上条×??
一方×??
★カップリング一覧★
美琴×禁書
初春×佐天
芳川×黄泉川
絹旗×フレンダ(故人)
上条×??
一方×??
>>790
百合は抜けるけどホモは抜けないからです
百合は抜けるけどホモは抜けないからです
えーと、あれだ、一方さんには番外個体がいるじゃないか。
上条さんは……駄目だ性癖が見えねぇ……
上条さんは……駄目だ性癖が見えねぇ……
性癖っていうなら
上条さんと禁書一方さんと打ち止めのメインヒロイン当てて
ダブルロリコンでいいんじゃねえの
上条さんと禁書一方さんと打ち止めのメインヒロイン当てて
ダブルロリコンでいいんじゃねえの
>>795
相変わらずのスルーされっぷり。見事です。
相変わらずのスルーされっぷり。見事です。
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