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元スレ上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」
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レスフィルター : (試験中)
一度生命活動を停止させて、蘇生を…
死んだ後も効力切れないなら無理か
死んだ後も効力切れないなら無理か
>>451
それや!111
それや!111
効果範囲が学園都市全域ってことは…学園都市の外に出さえすれば、黒子たちも元に戻るのだろうか?
>>456
どっちかというと学園都市を覆うような結界張ってるってイメージじゃない?
どっちかというと学園都市を覆うような結界張ってるってイメージじゃない?
よくわからんが史上最悪の残虐非道な犯罪を犯した
凶悪犯フェチの俺なら大丈夫
凶悪犯フェチの俺なら大丈夫
ジョジョ5部のノトーリアスBIGを思い出した
あれも本体が死んで発動する能力だから元を断つことが出来ないんだよな
あれも本体が死んで発動する能力だから元を断つことが出来ないんだよな
なんか筋違いかもしれないが、『人間関係の破壊』ってきくと「うしおととら」の終盤で、白面が放った婢妖を思い出した。いや、あれも潮やとらに関する記憶を喰われた人達が潮を酷い扱いしてたんで。
とにかく続きに期待。
とにかく続きに期待。
>>470
落ち着け
落ち着け
同じネタやんのはないわ >>1が最高だから許すけど
>>1です。
ごめんね、昨日来れなくてごめんね。
これからイチャイチャシーンも出てくるし、ラブコメの王道パターンもたくさん
用意してるから許してね(´・ω・`)
そういうことで今日、いつもより多いですが投下始めます。
ごめんね、昨日来れなくてごめんね。
これからイチャイチャシーンも出てくるし、ラブコメの王道パターンもたくさん
用意してるから許してね(´・ω・`)
そういうことで今日、いつもより多いですが投下始めます。
翌朝――。
朝日が街を照らし始めた頃、上条と美琴の2人は目を覚まし、いつもより早い朝食を摂っていた。
朝食、と言っても昨晩コンビニで買ってきたパンと紙パックのジュースだったが。
美琴「ごちそうさま」
上条「おう」
美琴「だいぶ、元気も回復したわ。ご飯と睡眠のお陰かな?」
確かに、美琴の声は昨日よりどこか、はつらつとしていた。ご飯と睡眠のお陰、と言うよりもやはり上条の存在が大きかったのかもしれない。
上条「さて……と」
立ち上がる上条。そして彼は美琴の顔を見てとんでもないことを彼女に聞いた。
上条「御坂、お前のスリーサイズ教えろよ」キリッ
美琴「………………………」
上条「………………………」
美琴「………………………」
上条「………………………」
美琴「…………………え?」
この間、10秒――。
上条「いや、だからさお前のスリーサイズ教えt」
美琴「って何平然な顔して聞いてんじゃこの変態があああああああああ!!!!!!」ドゴッ!!
上条「ぶふぉっ!!!」
顔を真っ赤に彩り、美琴の怒りの鉄拳が上条の顔面に決まった。
朝日が街を照らし始めた頃、上条と美琴の2人は目を覚まし、いつもより早い朝食を摂っていた。
朝食、と言っても昨晩コンビニで買ってきたパンと紙パックのジュースだったが。
美琴「ごちそうさま」
上条「おう」
美琴「だいぶ、元気も回復したわ。ご飯と睡眠のお陰かな?」
確かに、美琴の声は昨日よりどこか、はつらつとしていた。ご飯と睡眠のお陰、と言うよりもやはり上条の存在が大きかったのかもしれない。
上条「さて……と」
立ち上がる上条。そして彼は美琴の顔を見てとんでもないことを彼女に聞いた。
上条「御坂、お前のスリーサイズ教えろよ」キリッ
美琴「………………………」
上条「………………………」
美琴「………………………」
上条「………………………」
美琴「…………………え?」
この間、10秒――。
上条「いや、だからさお前のスリーサイズ教えt」
美琴「って何平然な顔して聞いてんじゃこの変態があああああああああ!!!!!!」ドゴッ!!
上条「ぶふぉっ!!!」
顔を真っ赤に彩り、美琴の怒りの鉄拳が上条の顔面に決まった。
新着レスを連打してまだかなまだかなうわあああききききたぁぁああああ!なんてしてないんだからね!きたあああああああああ1!11
上条「な、何するんですか御坂さん!?」
美琴「そ、それはこっちの台詞よ!! 何の脈絡もなく黒子みたいなこと言って……お、驚いたじゃない……//////」
上条「ち、違う違う!! 変な意味で言ったんじゃない!!」
美琴「どう聞いても変な意味にしか取れないんですけど?」ジロリ
上条「いや、だからさ服だよ服」
そう言って指差す上条につられ美琴が自分の身体を見る。
美琴「あ……」
上条「街中移動するならパジャマじゃ目立つだろ? だからほら、昨日俺がコンビニ行く途中で見かけたカジュアルショップで服買ってきてやるから、サイズ教えろって言ったの」
美琴「そ、そっか。確かにパジャマのままだとヤバイよね」
上条「ああ。だろ?」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「ってそれ差し引いても、どっちみちあんたの台詞は変態と変わらないんですけど!!」
上条「わ、分かった! 悪かった! 謝る。ごめん! ただそのままの格好でまずいのは確かだ。だから俺が代わりに服買ってくるから、サイズとか教えてくれ」
美琴「(にしてもいきなりスリーサイズはおかしいでしょうに。ま、こいつは天然なんだろうけど……)」
心の中で愚痴る美琴。
上条「どっち道ここから出るにはパジャマのままじゃきついからな」
美琴「そ、それはこっちの台詞よ!! 何の脈絡もなく黒子みたいなこと言って……お、驚いたじゃない……//////」
上条「ち、違う違う!! 変な意味で言ったんじゃない!!」
美琴「どう聞いても変な意味にしか取れないんですけど?」ジロリ
上条「いや、だからさ服だよ服」
そう言って指差す上条につられ美琴が自分の身体を見る。
美琴「あ……」
上条「街中移動するならパジャマじゃ目立つだろ? だからほら、昨日俺がコンビニ行く途中で見かけたカジュアルショップで服買ってきてやるから、サイズ教えろって言ったの」
美琴「そ、そっか。確かにパジャマのままだとヤバイよね」
上条「ああ。だろ?」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「ってそれ差し引いても、どっちみちあんたの台詞は変態と変わらないんですけど!!」
上条「わ、分かった! 悪かった! 謝る。ごめん! ただそのままの格好でまずいのは確かだ。だから俺が代わりに服買ってくるから、サイズとか教えてくれ」
美琴「(にしてもいきなりスリーサイズはおかしいでしょうに。ま、こいつは天然なんだろうけど……)」
心の中で愚痴る美琴。
上条「どっち道ここから出るにはパジャマのままじゃきついからな」
美琴「…………………」
上条「?」
と、そこで美琴の顔が僅かに曇った気がした。
美琴「……あんた、1人で行くの?」
上条「え? そうだけど」
美琴「私も行く」
上条「は?」
美琴「私も一緒に行く」
上条から顔を背け、目を伏せながら美琴はそう言った。
上条「ちょっと待て、俺の話聞いてたか?」
美琴「やだ……」
上条「え?」
美琴「また私を1人にしようとしてる……」
上条「御坂………」
拗ねるように美琴は言う。その表情は暗い。
美琴「…………………」
まるで親に怒られた子供のような態度を見せる美琴。
上条「(こいつ………)」
美琴「………………ごめん」
上条「え?」
上条「?」
と、そこで美琴の顔が僅かに曇った気がした。
美琴「……あんた、1人で行くの?」
上条「え? そうだけど」
美琴「私も行く」
上条「は?」
美琴「私も一緒に行く」
上条から顔を背け、目を伏せながら美琴はそう言った。
上条「ちょっと待て、俺の話聞いてたか?」
美琴「やだ……」
上条「え?」
美琴「また私を1人にしようとしてる……」
上条「御坂………」
拗ねるように美琴は言う。その表情は暗い。
美琴「…………………」
まるで親に怒られた子供のような態度を見せる美琴。
上条「(こいつ………)」
美琴「………………ごめん」
上条「え?」
が、そんな自分の態度がさすがに大人気ないと思ったのか美琴は謝ってきた。
美琴「ごめん……あんたは……私を助けてくれるって言ったのに。そんなあんたを私が信じないのはダメだよね……」
上条「………………」
美琴は気まずそうに話す。
美琴「…………、」
上条「いや」
美琴「え?」
上条に顔を戻す美琴。
上条「今の状況なら仕方ない。気にすんな」
美琴「…………でも……」
上条「だけどさすがにその姿じゃ外には出られない。だから、昨夜みたいにすぐ帰ってくるから。ここで待っててくれないか?」
美琴「………うん……分かった」
上条「………………」
その後、上条は美琴から服のサイズを一通り聞き終えると街へ出ることにした。一応、女の子として男に教えるには恥ずかしいサイズも伝えた美琴だったが、相手が上条だったので特に抵抗は無かった。取り敢えず上条はこの世で唯一、美琴のスリーサイズを知った男ということになる。そして………
美琴「なるべく早く戻ってきてね」
上条「分かってる」
美琴「絶対だよ?」
上条「ああ」
名残惜しそうに見送る美琴に手を振り、上条は倉庫を出て行く。美琴の姿を最後まで視界に捉え、上条は扉を閉めた。
上条「…………………」
そのまま彼は歩き始める。
上条「(御坂のやつ……妙に寂しがりになってやがる。いや、どっちかと言うと子供っぽくなってるような……)」
上を仰ぐと、真っ青な空に白い雲が広がっていた。
上条「(無理も無いか。あんなことがあったら……)」
1つ溜息を吐き、上条は街へ向かって歩き始めた。
美琴「ごめん……あんたは……私を助けてくれるって言ったのに。そんなあんたを私が信じないのはダメだよね……」
上条「………………」
美琴は気まずそうに話す。
美琴「…………、」
上条「いや」
美琴「え?」
上条に顔を戻す美琴。
上条「今の状況なら仕方ない。気にすんな」
美琴「…………でも……」
上条「だけどさすがにその姿じゃ外には出られない。だから、昨夜みたいにすぐ帰ってくるから。ここで待っててくれないか?」
美琴「………うん……分かった」
上条「………………」
その後、上条は美琴から服のサイズを一通り聞き終えると街へ出ることにした。一応、女の子として男に教えるには恥ずかしいサイズも伝えた美琴だったが、相手が上条だったので特に抵抗は無かった。取り敢えず上条はこの世で唯一、美琴のスリーサイズを知った男ということになる。そして………
美琴「なるべく早く戻ってきてね」
上条「分かってる」
美琴「絶対だよ?」
上条「ああ」
名残惜しそうに見送る美琴に手を振り、上条は倉庫を出て行く。美琴の姿を最後まで視界に捉え、上条は扉を閉めた。
上条「…………………」
そのまま彼は歩き始める。
上条「(御坂のやつ……妙に寂しがりになってやがる。いや、どっちかと言うと子供っぽくなってるような……)」
上を仰ぐと、真っ青な空に白い雲が広がっていた。
上条「(無理も無いか。あんなことがあったら……)」
1つ溜息を吐き、上条は街へ向かって歩き始めた。
昨晩よりかは遅くなったが、上条は言った通り美琴の元へ帰ってきた。
美琴「遅い」
上条「だからごめんって……」
美琴「すぐ帰るって言った」
頬を膨らませる美琴。どうやら上条の帰りが思ってたよりも遅かったため、怒っているようだった。
美琴「すぐ帰るって言ったのに………」
上条「(御坂……)」
美琴「………もういいわ。で、服買ってきてくれたの?」
少し言いすぎたと思ったのか、美琴は気まずそうな顔を一瞬すると、横目で訊ねてきていた。
上条「ええそりゃもう。美琴お嬢さまのために、この上条当麻、洋服一式取り揃えてきましたよ」
美琴「よろしい」
上条「冗談言ってる場合か。ほれ、言った通りのサイズのもん、買ってきた。着てみろ」
美琴「あ、うん」
美琴は上条から服が入った袋を受け取り、その中を覗く。
美琴「…………あんたのことだから、変なセンスの服選んでないか心配ね」
上条「馬鹿言え。わざわざ店員さんにアドバイスしてもらったんだぞ。『女の子の服買いにきましたー』とか言うだけで恥ずかしかったんだからな」
美琴「遅い」
上条「だからごめんって……」
美琴「すぐ帰るって言った」
頬を膨らませる美琴。どうやら上条の帰りが思ってたよりも遅かったため、怒っているようだった。
美琴「すぐ帰るって言ったのに………」
上条「(御坂……)」
美琴「………もういいわ。で、服買ってきてくれたの?」
少し言いすぎたと思ったのか、美琴は気まずそうな顔を一瞬すると、横目で訊ねてきていた。
上条「ええそりゃもう。美琴お嬢さまのために、この上条当麻、洋服一式取り揃えてきましたよ」
美琴「よろしい」
上条「冗談言ってる場合か。ほれ、言った通りのサイズのもん、買ってきた。着てみろ」
美琴「あ、うん」
美琴は上条から服が入った袋を受け取り、その中を覗く。
美琴「…………あんたのことだから、変なセンスの服選んでないか心配ね」
上条「馬鹿言え。わざわざ店員さんにアドバイスしてもらったんだぞ。『女の子の服買いにきましたー』とか言うだけで恥ずかしかったんだからな」
美琴「ふふ、ざまあみろー」
上条「はいはい、ほらいいからまずは着てみろよそれ」
美琴「そうね。まずは着てからよね」
上条「ああ」
美琴「…………………」
上条「…………………」
美琴「…………………」
上条「…………………」
美琴「……………え?」
上条「……………え?」
美琴「?」
上条「?」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「って人の着替え覗く気かあんたはーーーーーー!!!!!」ビリビリッ
上条「ぎゃああああそういう間でしたかごめんなさい御坂さああああああん!!!!」
上条「はいはい、ほらいいからまずは着てみろよそれ」
美琴「そうね。まずは着てからよね」
上条「ああ」
美琴「…………………」
上条「…………………」
美琴「…………………」
上条「…………………」
美琴「……………え?」
上条「……………え?」
美琴「?」
上条「?」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「って人の着替え覗く気かあんたはーーーーーー!!!!!」ビリビリッ
上条「ぎゃああああそういう間でしたかごめんなさい御坂さああああああん!!!!」
しばらくして。
上条「何で俺が隠れるほうなんだよ」
上条は倉庫の端の、美琴の姿が見えない所で体育座りをしながら彼女が着替え終えるのを待っていた。
美琴「ちゃんとそこにいるんでしょうねー?」
美琴の声が聞こえてくる。
上条「はいはいちゃんといますいますってば。ってかもうそろそろいいかー?」
美琴「ちょっ……ま、待ってまだ来ないで……//////」
上条「フー……やれやれ」
美琴「あ、も……もういいかな?」
許可の返事が出た。まったくこれだから最近の女の子は、と呟きながら上条は立ち上がり美琴の所まで戻っていった。
そして………
美琴「ど、どうかな?//////」
上条「…………っ」
絶句だった――。
上条が美琴の所まで戻ると、彼女は両手を広げるようにして着替えた姿を見せてきた。
服のプロの店員が選んだためか、それとも普段から彼女の私服姿を見ていなかったためか、その姿は上条に衝撃を与えた。
上条「(不意打ちだろ………)」
そもそも店員のアドバイスを受けながら、その服を選んだのには理由があった。
美琴「でも、何だかロシアに行った時の服みたい」
上条「何で俺が隠れるほうなんだよ」
上条は倉庫の端の、美琴の姿が見えない所で体育座りをしながら彼女が着替え終えるのを待っていた。
美琴「ちゃんとそこにいるんでしょうねー?」
美琴の声が聞こえてくる。
上条「はいはいちゃんといますいますってば。ってかもうそろそろいいかー?」
美琴「ちょっ……ま、待ってまだ来ないで……//////」
上条「フー……やれやれ」
美琴「あ、も……もういいかな?」
許可の返事が出た。まったくこれだから最近の女の子は、と呟きながら上条は立ち上がり美琴の所まで戻っていった。
そして………
美琴「ど、どうかな?//////」
上条「…………っ」
絶句だった――。
上条が美琴の所まで戻ると、彼女は両手を広げるようにして着替えた姿を見せてきた。
服のプロの店員が選んだためか、それとも普段から彼女の私服姿を見ていなかったためか、その姿は上条に衝撃を与えた。
上条「(不意打ちだろ………)」
そもそも店員のアドバイスを受けながら、その服を選んだのには理由があった。
美琴「でも、何だかロシアに行った時の服みたい」
ちと質問なんだが、風呂には入らんのか?美琴川に落ちたんだろ?川は臭いぞ
そう、それは上条がかつてロシアで美琴に会った時に見た姿格好とよく似ていたのだ。ただ、ロシアの時ほど厚着ではなかったが。
上条「(ロシアで見た時、印象に残ってたから、うろ覚えの記憶で選んでみたけど……正直破壊力ありすぎだろ………)」
美琴「ね、ねえ? どうなの?」
ヒラリと舞うように一回転してみせる美琴。フリルのスカートがふわっと揺れる。
上条「!!!!!!!!」
美琴「似合ってる……かな?//////」
上条にどう思われているのかよっぽど気になるのか、美琴は恥ずかしそうに頬を染めながら上目遣いで訊ねてくる。さすがに鈍感の上条でもこれは効いたようだった。
上条「(あ……あれ? み、御坂ってこんな可愛かったんだ……。そ、そうだよな……何だかんだ言って、お、女の子だもんな……//////)」
美琴「ね……ねぇってばー」
上条「あ……う……その……」
しどろもどろして、キョどる上条。
美琴「?」
上条「……………か」
美琴「え?」
上条「可愛いんだな、結構……//////」
美琴「!!!!!」ボンッ
と音を立て美琴の顔がりんごのように赤くなった。
上条「(ロシアで見た時、印象に残ってたから、うろ覚えの記憶で選んでみたけど……正直破壊力ありすぎだろ………)」
美琴「ね、ねえ? どうなの?」
ヒラリと舞うように一回転してみせる美琴。フリルのスカートがふわっと揺れる。
上条「!!!!!!!!」
美琴「似合ってる……かな?//////」
上条にどう思われているのかよっぽど気になるのか、美琴は恥ずかしそうに頬を染めながら上目遣いで訊ねてくる。さすがに鈍感の上条でもこれは効いたようだった。
上条「(あ……あれ? み、御坂ってこんな可愛かったんだ……。そ、そうだよな……何だかんだ言って、お、女の子だもんな……//////)」
美琴「ね……ねぇってばー」
上条「あ……う……その……」
しどろもどろして、キョどる上条。
美琴「?」
上条「……………か」
美琴「え?」
上条「可愛いんだな、結構……//////」
美琴「!!!!!」ボンッ
と音を立て美琴の顔がりんごのように赤くなった。
美琴「ちょっ……な……あ……う………」
熱くなった自分の顔を持て余し、キョロキョロと四方に視線を向ける美琴。
美琴「……も……もーーーーーう!!!!」
頭に被っていたファーの帽子で顔を隠し、彼女はブンブンと首を振る。
美琴「もーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!/////////////」
牛のように叫んだ彼女はやがて顔を見せると、上条に叫んでいた。
美琴「バ、バカぁ!!!!////// は、恥ずかしいこと言ってんじゃないわよ!!!//////」
上条「ご、ごめん! ……マジで」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「…………////////」
上条「…………////////」
美琴「////////////////」
上条「////////////////」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「……………そろそろ行こっか」ボソッ
上条「……………そ、そうだな」ボソッ
2人はまだ、若かった。
熱くなった自分の顔を持て余し、キョロキョロと四方に視線を向ける美琴。
美琴「……も……もーーーーーう!!!!」
頭に被っていたファーの帽子で顔を隠し、彼女はブンブンと首を振る。
美琴「もーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!/////////////」
牛のように叫んだ彼女はやがて顔を見せると、上条に叫んでいた。
美琴「バ、バカぁ!!!!////// は、恥ずかしいこと言ってんじゃないわよ!!!//////」
上条「ご、ごめん! ……マジで」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「…………////////」
上条「…………////////」
美琴「////////////////」
上条「////////////////」
美琴「……………………」
上条「……………………」
美琴「……………そろそろ行こっか」ボソッ
上条「……………そ、そうだな」ボソッ
2人はまだ、若かった。
ガラガラガラ、と重量のある音を響かせ、上条は倉庫の扉を開ける。東から降り注いだ太陽の光が倉庫の入口付近を照らした。
上条「なるべくどこのルートを通るかは考えるけど、お前は追われの身だ。帽子を深く被ってマフラーも口が覆うように巻いとけ」
朝日に目を細めつつ、倉庫の外をキョロキョロと窺いながら上条は後ろにいる美琴に言う。
美琴「……う……うん」
上条「誰もいないな。よし、行くぞ」
倉庫から足を踏み出す上条。しかし、彼は何かに気付き倉庫の中を振り返った。
上条「………どうした?」
胸に腕を添え、少し俯き加減の美琴。倉庫の内部入口付近には、朝日が少し注ぎ込んでいたが、彼女はまだその先の暗い陰の中に佇んでいた。
上条「早く行かないと」
促す上条。と、そこで彼は美琴の異変に気付いた。
上条「(震えてる……)」
よく見ると、美琴は僅かにだが身体をブルブルと震わせていた。更に彼女の顔に注意を向けると、どこか不安そうにしているのがよく分かった。
上条「(怖いのか……)」
考えてみれば当然だった。美琴は昨日までの2日間、訳も分からないまま学園都市の学生たちに追われ、殺されそうになっていたのだから。
ようやく唯一の味方である上条に出会え、安心したところだったのだ。また街へ出るのに抵抗を感じるのも無理は無いはずだった。
上条「御坂、行こう……」
美琴「う……うん………」
言われ、美琴は1歩踏み出そうとするが、すぐに足を引っ込めてしまう。
上条「なるべくどこのルートを通るかは考えるけど、お前は追われの身だ。帽子を深く被ってマフラーも口が覆うように巻いとけ」
朝日に目を細めつつ、倉庫の外をキョロキョロと窺いながら上条は後ろにいる美琴に言う。
美琴「……う……うん」
上条「誰もいないな。よし、行くぞ」
倉庫から足を踏み出す上条。しかし、彼は何かに気付き倉庫の中を振り返った。
上条「………どうした?」
胸に腕を添え、少し俯き加減の美琴。倉庫の内部入口付近には、朝日が少し注ぎ込んでいたが、彼女はまだその先の暗い陰の中に佇んでいた。
上条「早く行かないと」
促す上条。と、そこで彼は美琴の異変に気付いた。
上条「(震えてる……)」
よく見ると、美琴は僅かにだが身体をブルブルと震わせていた。更に彼女の顔に注意を向けると、どこか不安そうにしているのがよく分かった。
上条「(怖いのか……)」
考えてみれば当然だった。美琴は昨日までの2日間、訳も分からないまま学園都市の学生たちに追われ、殺されそうになっていたのだから。
ようやく唯一の味方である上条に出会え、安心したところだったのだ。また街へ出るのに抵抗を感じるのも無理は無いはずだった。
上条「御坂、行こう……」
美琴「う……うん………」
言われ、美琴は1歩踏み出そうとするが、すぐに足を引っ込めてしまう。
上条「…………………」
間違いない。彼女は相当弱っている。肉体的と言うよりは、どちらかと言うと精神的に。
歳相応の怯えた表情を見せる彼女は、上条にとっては新鮮な姿に映ったが、代わりに以前目にしていた学園都市第3位の超能力者としての面影はほとんど消えていた。
美琴「…………………」
上条は美琴をそんな風にした学園都市の学生たちに一瞬、怒りを覚えた。だが、彼らを憎んだところで仕方がない。彼らにとって美琴は史上最悪の犯罪者であって、ただ自分の正義感に従って行動しているだけだ。無論、それで美琴をよってたかって嬲り殺して良い理由にはならないが。
だが、彼らだって知らず知らずのうちに、とある魔術師の魔術に掛けられていた言わば被害者でもある。真に憎むべき敵は他にいたが、どちらにしろ、その敵が既に死んでいる限り、これ以上深く考えても意味は無かった。
上条「御坂………」
美琴「!」
なら、今自分に出来るのは1つだけ。そう考えた上条は、美琴に優しく声を掛け、手を差し出していた。
美琴「…………………」
美琴は上条の顔と差し出された右手を交互に見る。
上条の右手……『幻想殺し(イマジンブレイカー)』という、異能の力ならば何でも打ち消してしまう不思議な右手。そして、この理解不能の状況下、唯一彼に正気を保たせ、美琴を救ってくれた右手。
上条「大丈夫だ」
大きく頷き、美琴の目を見据えながら彼はそう言う。絶対的な安心感と信頼感を見せながら。
上条「俺がついてる」
美琴「……………、」
笑みを見せる上条。普通の人間ならば、こんな状況絶対関わりたくないはずなのに。見て見ぬ振りをするのが一番賢い判断なのに。それなのに、彼は嫌がることもせず、美琴の元へ駆けつけた。己の身も省みず。ただ、美琴を助けるためだけに。
間違いない。彼女は相当弱っている。肉体的と言うよりは、どちらかと言うと精神的に。
歳相応の怯えた表情を見せる彼女は、上条にとっては新鮮な姿に映ったが、代わりに以前目にしていた学園都市第3位の超能力者としての面影はほとんど消えていた。
美琴「…………………」
上条は美琴をそんな風にした学園都市の学生たちに一瞬、怒りを覚えた。だが、彼らを憎んだところで仕方がない。彼らにとって美琴は史上最悪の犯罪者であって、ただ自分の正義感に従って行動しているだけだ。無論、それで美琴をよってたかって嬲り殺して良い理由にはならないが。
だが、彼らだって知らず知らずのうちに、とある魔術師の魔術に掛けられていた言わば被害者でもある。真に憎むべき敵は他にいたが、どちらにしろ、その敵が既に死んでいる限り、これ以上深く考えても意味は無かった。
上条「御坂………」
美琴「!」
なら、今自分に出来るのは1つだけ。そう考えた上条は、美琴に優しく声を掛け、手を差し出していた。
美琴「…………………」
美琴は上条の顔と差し出された右手を交互に見る。
上条の右手……『幻想殺し(イマジンブレイカー)』という、異能の力ならば何でも打ち消してしまう不思議な右手。そして、この理解不能の状況下、唯一彼に正気を保たせ、美琴を救ってくれた右手。
上条「大丈夫だ」
大きく頷き、美琴の目を見据えながら彼はそう言う。絶対的な安心感と信頼感を見せながら。
上条「俺がついてる」
美琴「……………、」
笑みを見せる上条。普通の人間ならば、こんな状況絶対関わりたくないはずなのに。見て見ぬ振りをするのが一番賢い判断なのに。それなのに、彼は嫌がることもせず、美琴の元へ駆けつけた。己の身も省みず。ただ、美琴を助けるためだけに。
美琴「…………当麻……」
その名を口にする。それと同時、目の前の少年に対する何物にも変えられない期待感が膨れていくのが感じられた。
彼なら大丈夫。彼なら絶対に自分を見放したりしない。絶対に守ってくれると。彼になら自分の身を任せてもいいだろうと。
上条「二人で一緒に逃げよう」
迷いも無く、上条は恐怖で包まれた美琴の身体を癒すように言った。
対して、それに答えるように美琴は1つ返事をした。
美琴「……………うん」
美琴の足が、朝日照らす地面に踏み出された。
2人の手が、固く、強く、握られた。
今、少年と少女は果てしない逃避行を始める――。
その名を口にする。それと同時、目の前の少年に対する何物にも変えられない期待感が膨れていくのが感じられた。
彼なら大丈夫。彼なら絶対に自分を見放したりしない。絶対に守ってくれると。彼になら自分の身を任せてもいいだろうと。
上条「二人で一緒に逃げよう」
迷いも無く、上条は恐怖で包まれた美琴の身体を癒すように言った。
対して、それに答えるように美琴は1つ返事をした。
美琴「……………うん」
美琴の足が、朝日照らす地面に踏み出された。
2人の手が、固く、強く、握られた。
今、少年と少女は果てしない逃避行を始める――。
今日はここで終わり。
今回は少しイチャイチャ描写入れてみましたが、まだ序の口のつもりです。
明日は来れるかどうか分かりません。それでは本日はここで。
ではまた。
今回は少しイチャイチャ描写入れてみましたが、まだ序の口のつもりです。
明日は来れるかどうか分かりません。それでは本日はここで。
ではまた。
ぐジョウブピュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!
>>490
脱出したら二人で風呂に入るんだな
脱出したら二人で風呂に入るんだな
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