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元スレ上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」
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上条「お、おお……。ど、どうしたんだよ急に?」
動揺した上条の声が、振動するように彼の背中から聞こえてくる。
美琴「何でもなーい」
上条「そ、そうか……」
美琴「(背中……大きいな。お父さんみたい……)」
ずっと上条の身体に自分の腕を回していたためか、美琴はふと、そう思った。
美琴「(何だか心地良いし……こいつの背中、こんなにたくましかったんだ)」
笑みを零す美琴。
確かに、上条の背中は大きくてたくましかった。でもなければ、今まで数々の修羅場を潜ってこれないだろう。そんな背中を持つ彼が、今、自身を投げ打ってでも自分のことを守ろうとしてくれる。そう思うと、美琴は嬉しさの余り笑みを零さずにはいられなかった。
美琴「………………」
『万年フラグ男』と呼ばれる上条が、多くの女の子とフラグを立て、彼女たちに好かれている事実は美琴も知っている。そういう甲斐性無しの部分は、直してほしかったが、逆に今、美琴はそんな上条を独り占めしていると思うと、何だか嬉しくなってしまい、つい彼の身体に回す腕に力を込めた。
上条「……………、」
背中越しに上条が動揺しているのがよく分かる。美琴はそんな彼の様子をおかしく思いつつ夜景を眺める。
美琴「(他の女の子たちには悪いけど……今は……こんな状況になった今だけは……こいつに甘えちゃってもいいよね?)」
1人、美琴は胸中に呟く。
美琴「(神様お願い……。もう少し、彼と……一緒にいさせて……そして、例え私が死ぬようなことがあっても……彼だけは……助けてあげて………)」
目を閉じ、美琴は上条の背中の温もりに身を浸らせた。
動揺した上条の声が、振動するように彼の背中から聞こえてくる。
美琴「何でもなーい」
上条「そ、そうか……」
美琴「(背中……大きいな。お父さんみたい……)」
ずっと上条の身体に自分の腕を回していたためか、美琴はふと、そう思った。
美琴「(何だか心地良いし……こいつの背中、こんなにたくましかったんだ)」
笑みを零す美琴。
確かに、上条の背中は大きくてたくましかった。でもなければ、今まで数々の修羅場を潜ってこれないだろう。そんな背中を持つ彼が、今、自身を投げ打ってでも自分のことを守ろうとしてくれる。そう思うと、美琴は嬉しさの余り笑みを零さずにはいられなかった。
美琴「………………」
『万年フラグ男』と呼ばれる上条が、多くの女の子とフラグを立て、彼女たちに好かれている事実は美琴も知っている。そういう甲斐性無しの部分は、直してほしかったが、逆に今、美琴はそんな上条を独り占めしていると思うと、何だか嬉しくなってしまい、つい彼の身体に回す腕に力を込めた。
上条「……………、」
背中越しに上条が動揺しているのがよく分かる。美琴はそんな彼の様子をおかしく思いつつ夜景を眺める。
美琴「(他の女の子たちには悪いけど……今は……こんな状況になった今だけは……こいつに甘えちゃってもいいよね?)」
1人、美琴は胸中に呟く。
美琴「(神様お願い……。もう少し、彼と……一緒にいさせて……そして、例え私が死ぬようなことがあっても……彼だけは……助けてあげて………)」
目を閉じ、美琴は上条の背中の温もりに身を浸らせた。
それから数十分後。
上条「おっと……。おい、御坂」
美琴「? どうしたの?」
上条が前方に何かを見つけ、美琴に話しかけてきた。
上条「サービスエリアだ。しばらく休んでいかないか?」
美琴「え? でも……」
確かに、上条の背中から前を覗いてみると、数百m先に1つのサービスエリアが見えた。
上条「疲れてるだろ? お腹も減ってないか?」
美琴「いいの?」
上条「もちろん。その代わりお前にはまた顔を隠してもらうことになるけど……」
美琴「分かった。じゃあ休んでいきましょう」
上条「おう決まりだな」
上条と美琴を乗せたバイクは車線を変更し、サービスエリアに入っていく。
速度を減らすと、やがてバイクは駐車場で止まった。
上条「だいぶ走ったな」
美琴「そうね」
2人はバイクから降り、ヘルメットを取る。正面には、深夜だと言うのに灯りが眩しい賑やかなサービスエリアがあった。
上条「顔、隠してろ」
美琴「あ、うん……」
上条は美琴の帽子とマフラーを彼女の顔を覆うように被せ直してやる。
上条「行こう」ギュ
美琴「うん……」
美琴の手を握り、上条はサービスエリアの店内に入っていった。
上条「おっと……。おい、御坂」
美琴「? どうしたの?」
上条が前方に何かを見つけ、美琴に話しかけてきた。
上条「サービスエリアだ。しばらく休んでいかないか?」
美琴「え? でも……」
確かに、上条の背中から前を覗いてみると、数百m先に1つのサービスエリアが見えた。
上条「疲れてるだろ? お腹も減ってないか?」
美琴「いいの?」
上条「もちろん。その代わりお前にはまた顔を隠してもらうことになるけど……」
美琴「分かった。じゃあ休んでいきましょう」
上条「おう決まりだな」
上条と美琴を乗せたバイクは車線を変更し、サービスエリアに入っていく。
速度を減らすと、やがてバイクは駐車場で止まった。
上条「だいぶ走ったな」
美琴「そうね」
2人はバイクから降り、ヘルメットを取る。正面には、深夜だと言うのに灯りが眩しい賑やかなサービスエリアがあった。
上条「顔、隠してろ」
美琴「あ、うん……」
上条は美琴の帽子とマフラーを彼女の顔を覆うように被せ直してやる。
上条「行こう」ギュ
美琴「うん……」
美琴の手を握り、上条はサービスエリアの店内に入っていった。
店内は、学校の食堂の2倍以上の広さがあり、深夜だと言うのに利用客も多かった。
初め、店に入った2人は一部の人間にジロジロ見られた。が、それは別に美琴の正体がバレたわけだからではなかった。この時間帯に、明らかに高校生ぐらいの少年が1人の少女を連れてサービスエリアにいるのが珍しかったからだ。
上条「こっちだ」
上条は美琴を連れ、店内の端の方にある、窓ガラス側に向かい合うようにして設置された細長いテーブルに向かう。背もたれもない回転式の椅子だったが、美琴の顔をなるべく見られないようにするにはその席が1番最適だった。
上条「ここで待ってろ」
美琴「え? どこ行くの?」
上条「安心しろ。食券買いにいくだけだ。カウンターで飯もらってくるから、その間ここで大人しく待ってろ」
美琴「わ、私も行く……」
上条「いや駄目だ。あまり目立った行動は控えた方がいい。ただでさえお前は追われの身なんだから。……な?」
そう言って上条は美琴の頭をポン、と軽く叩いてやる。
美琴「……分かった」
不服そうだったが、美琴は承知したようだった。
返事を聞き、上条は食券を買うべく、食券機に並んでいた客の列に加わった。
美琴「………………」
美琴は窓ガラス越しに、外の風景を見る。と言っても、外は真っ暗で、駐車場の向こうに高速道路が見えるだけの殺風景だったが。
美琴「確かにお腹空いたかも……」
そう呟き、美琴はしばらくの間、窓ガラスを見つめていた。
が、彼女はこの時気付いていなかった。彼女を密かに見つめる3つ分の視線があったことに。
初め、店に入った2人は一部の人間にジロジロ見られた。が、それは別に美琴の正体がバレたわけだからではなかった。この時間帯に、明らかに高校生ぐらいの少年が1人の少女を連れてサービスエリアにいるのが珍しかったからだ。
上条「こっちだ」
上条は美琴を連れ、店内の端の方にある、窓ガラス側に向かい合うようにして設置された細長いテーブルに向かう。背もたれもない回転式の椅子だったが、美琴の顔をなるべく見られないようにするにはその席が1番最適だった。
上条「ここで待ってろ」
美琴「え? どこ行くの?」
上条「安心しろ。食券買いにいくだけだ。カウンターで飯もらってくるから、その間ここで大人しく待ってろ」
美琴「わ、私も行く……」
上条「いや駄目だ。あまり目立った行動は控えた方がいい。ただでさえお前は追われの身なんだから。……な?」
そう言って上条は美琴の頭をポン、と軽く叩いてやる。
美琴「……分かった」
不服そうだったが、美琴は承知したようだった。
返事を聞き、上条は食券を買うべく、食券機に並んでいた客の列に加わった。
美琴「………………」
美琴は窓ガラス越しに、外の風景を見る。と言っても、外は真っ暗で、駐車場の向こうに高速道路が見えるだけの殺風景だったが。
美琴「確かにお腹空いたかも……」
そう呟き、美琴はしばらくの間、窓ガラスを見つめていた。
が、彼女はこの時気付いていなかった。彼女を密かに見つめる3つ分の視線があったことに。
一方、食券機で2人分の食券を買った上条は、今度はおぼんを持ってカウンターの列に並んでいた。
今もカウンターの向こうには、食欲を掻き立てられるようないくつかの湯気が立ち、おまけにそこから美味しそうな匂いが漂ってきて空腹感を刺激する。が、そんな時だった。近くに座っていたトラックドライバーたちの会話が聞こえてきた。
「おい俺さ、さっき市道213号線走ってた時のことなんだけどよ」
上条「!」
「後ろにアンチスキルの装甲車数台つかれてマジビビったぜ」
上条「…………(市道213号線……)」
「おいおいお前、何の犯罪犯したんだよ?w」
「違うっつーの! あれはただ偶然俺の車の後ろについただけだよ。その後、道路別れる所であいつら逆の方向行ったし」
「へぇーそれいつ頃だ?」
「0時前かな? ほら、あの街を出た郊外の何もない場所だよ」
「ああ、あそこか」
上条「(0時前の市道213号線……しかも郊外だと?)」
と言えば、上条と美琴がバイクを見つける前に歩いていた郊外の道路だ。しかも時刻もドライバーが言った時刻に近い。
「ったく、ビビらせやがってよ。あんな大所帯で何移動してんだよ」
「ぎゃはは。お前、捕まっといたほうがよかったんじゃねーの?www」
「はあ!? マジ死ねお前」
上条「(……あのドライバーの話が本当なら……俺たちヤバかったかもしれない)」
上条が冷や汗を流すのも無理は無かった。ドライバーの言ってることが本当なら、アンチスキルの車両群は、0時前市道213号線を走っていたことになる。市道213号線は、上条と美琴がモーテルを出てからしばらく歩いていた道だ。おまけにその時間帯も丁度0時前になる。だが、彼らはアンチスキルの車両を見ていないし、ドライバーが乗っていたと思われるトラックも見ていない。それは何故か。考えられる説は1つ。彼らがアンチスキルの車両に遭遇する前にバイクで一足早くその道路を抜け、高速道路に入っていたからだ。
上条「(あの時バイクを見つけていなかったら……もし道路を徒歩で歩いていたら……俺たちは後からやって来たアンチスキルに発見されてたところだ……)」ゾッ
つまり上条と美琴は奇跡的な確率でアンチスキルの目から逃れたことになる。
上条「(はは……。今回ばかりは……不幸じゃなかったぜ……)」
上条は思わず不気味な笑みを零してしまった。
今もカウンターの向こうには、食欲を掻き立てられるようないくつかの湯気が立ち、おまけにそこから美味しそうな匂いが漂ってきて空腹感を刺激する。が、そんな時だった。近くに座っていたトラックドライバーたちの会話が聞こえてきた。
「おい俺さ、さっき市道213号線走ってた時のことなんだけどよ」
上条「!」
「後ろにアンチスキルの装甲車数台つかれてマジビビったぜ」
上条「…………(市道213号線……)」
「おいおいお前、何の犯罪犯したんだよ?w」
「違うっつーの! あれはただ偶然俺の車の後ろについただけだよ。その後、道路別れる所であいつら逆の方向行ったし」
「へぇーそれいつ頃だ?」
「0時前かな? ほら、あの街を出た郊外の何もない場所だよ」
「ああ、あそこか」
上条「(0時前の市道213号線……しかも郊外だと?)」
と言えば、上条と美琴がバイクを見つける前に歩いていた郊外の道路だ。しかも時刻もドライバーが言った時刻に近い。
「ったく、ビビらせやがってよ。あんな大所帯で何移動してんだよ」
「ぎゃはは。お前、捕まっといたほうがよかったんじゃねーの?www」
「はあ!? マジ死ねお前」
上条「(……あのドライバーの話が本当なら……俺たちヤバかったかもしれない)」
上条が冷や汗を流すのも無理は無かった。ドライバーの言ってることが本当なら、アンチスキルの車両群は、0時前市道213号線を走っていたことになる。市道213号線は、上条と美琴がモーテルを出てからしばらく歩いていた道だ。おまけにその時間帯も丁度0時前になる。だが、彼らはアンチスキルの車両を見ていないし、ドライバーが乗っていたと思われるトラックも見ていない。それは何故か。考えられる説は1つ。彼らがアンチスキルの車両に遭遇する前にバイクで一足早くその道路を抜け、高速道路に入っていたからだ。
上条「(あの時バイクを見つけていなかったら……もし道路を徒歩で歩いていたら……俺たちは後からやって来たアンチスキルに発見されてたところだ……)」ゾッ
つまり上条と美琴は奇跡的な確率でアンチスキルの目から逃れたことになる。
上条「(はは……。今回ばかりは……不幸じゃなかったぜ……)」
上条は思わず不気味な笑みを零してしまった。
美琴「?」
窓ガラスから外を眺めていた美琴は、テーブルの上につくられた人影に気付き、頭を上げた。もちろん、顔は隠していたが。
「ねー嬢ちゃん、こんな所で何してんの?」
「今は君みたいな子が来るような時間じゃないよ」
「どうせなら俺たちと一緒に食事でもしない?」
若い男たちだった。体育会系の若い男たちが3人、ニヤニヤと気味の悪い笑顔を浮かべてそこに立っていた。
美琴「!!」
上条ではないと気付いた美琴は思わず顔を背け、俯く。
「な? いいじゃん? 家出か何か知らないけどさ、1人じゃ寂しいだろ?」
1人の若い男が美琴の隣の席に座る。
美琴「ほ……放っておいてよ!」
顔をなるべく見せないようにし、美琴は男たちを追い払おうとする。
「いいねー。気が強い子は好きだぜ」ガッ
美琴「!!!」
隣に座った男が美琴の腕を掴んできた。
「お兄さんたちと遊ぼうよ」デヘヘ
美琴「この……ロリコンっ!!」
「ええ、ええ! お兄さんたちはロリコンだよ~ん♪」
美琴「………っ」
思わず、美琴はその瞬間、電撃を発しようとした。
しかし、出来なかった。
美琴「(ここで能力なんか使ったら、私が御坂美琴だってバレちゃう……)」
窓ガラスから外を眺めていた美琴は、テーブルの上につくられた人影に気付き、頭を上げた。もちろん、顔は隠していたが。
「ねー嬢ちゃん、こんな所で何してんの?」
「今は君みたいな子が来るような時間じゃないよ」
「どうせなら俺たちと一緒に食事でもしない?」
若い男たちだった。体育会系の若い男たちが3人、ニヤニヤと気味の悪い笑顔を浮かべてそこに立っていた。
美琴「!!」
上条ではないと気付いた美琴は思わず顔を背け、俯く。
「な? いいじゃん? 家出か何か知らないけどさ、1人じゃ寂しいだろ?」
1人の若い男が美琴の隣の席に座る。
美琴「ほ……放っておいてよ!」
顔をなるべく見せないようにし、美琴は男たちを追い払おうとする。
「いいねー。気が強い子は好きだぜ」ガッ
美琴「!!!」
隣に座った男が美琴の腕を掴んできた。
「お兄さんたちと遊ぼうよ」デヘヘ
美琴「この……ロリコンっ!!」
「ええ、ええ! お兄さんたちはロリコンだよ~ん♪」
美琴「………っ」
思わず、美琴はその瞬間、電撃を発しようとした。
しかし、出来なかった。
美琴「(ここで能力なんか使ったら、私が御坂美琴だってバレちゃう……)」
「いいじゃ~ん。俺たちと一緒にチョメチョメしようぜチョメチョメ」
「「「ぎゃはははははははははははは!!!」」」
美琴「くっ……」
上条「おいお前ら、何の用だよ?」
美琴「!」
「あ?」
と、そこに掛けられる声が1つ。
上条「何か用でもあるのか? って聞いてんだけど」
上条だった。上条がうどんを乗せたおぼんを持ってそこに立っていた。
美琴「当麻!」
上条「………………」
テーブルの上におぼんを置く上条。自然と、男の腕が美琴から離れた。そのまま上条はジロリと横目で3人の男たちを見る。
美琴「…………、」
美琴は助けを求めるようにして、上条の背中に隠れ彼の服をギュッと掴む。
上条「俺の彼女に何手を出そうとしてんだよ?」
美琴「!!」
「「「ぎゃはははははははははははは!!!」」」
美琴「くっ……」
上条「おいお前ら、何の用だよ?」
美琴「!」
「あ?」
と、そこに掛けられる声が1つ。
上条「何か用でもあるのか? って聞いてんだけど」
上条だった。上条がうどんを乗せたおぼんを持ってそこに立っていた。
美琴「当麻!」
上条「………………」
テーブルの上におぼんを置く上条。自然と、男の腕が美琴から離れた。そのまま上条はジロリと横目で3人の男たちを見る。
美琴「…………、」
美琴は助けを求めるようにして、上条の背中に隠れ彼の服をギュッと掴む。
上条「俺の彼女に何手を出そうとしてんだよ?」
美琴「!!」
「ああ? 何だ男持ちかよ!」
『彼女』という言葉を聞いた途端、男たちが不機嫌になった。
「チッ、もう行こうぜ」
「ああ、長居したってつまんねぇし。さっさと出るか」
「ふん、お前ら死ね!!」
捨て台詞を吐きながら、3人の若い男たちはその場から離れ、やがて店を出て行った。
上条「…………ったく。馬鹿たちが」
溜息を吐き、上条は席に座る。
上条「ほら、うどんで良かったか?」
美琴「あ、うん……。助けてくれてありがとね……」
上条「ああ。つかバレてないよな?」
美琴「それは大丈夫……」
上条「そうか」
上条は水を仰ぎ、箸を割る。
上条「お腹空いてるだろ? さあ食べな」
美琴「あ、あのさ……」
上条「うん?」
上条がうどんを口に入れようとした時だった。
『彼女』という言葉を聞いた途端、男たちが不機嫌になった。
「チッ、もう行こうぜ」
「ああ、長居したってつまんねぇし。さっさと出るか」
「ふん、お前ら死ね!!」
捨て台詞を吐きながら、3人の若い男たちはその場から離れ、やがて店を出て行った。
上条「…………ったく。馬鹿たちが」
溜息を吐き、上条は席に座る。
上条「ほら、うどんで良かったか?」
美琴「あ、うん……。助けてくれてありがとね……」
上条「ああ。つかバレてないよな?」
美琴「それは大丈夫……」
上条「そうか」
上条は水を仰ぎ、箸を割る。
上条「お腹空いてるだろ? さあ食べな」
美琴「あ、あのさ……」
上条「うん?」
上条がうどんを口に入れようとした時だった。
美琴「今さっき……私のこと『彼女』って……」
ボソボソと恥ずかしそうに美琴が言う。
上条「おお。そう言わないとあいつら引き下がらないだろ」
美琴「…………あ、そ、そっか。そうだよね……はは………」
上条「…………………」
美琴「あ、じゃあ……いただきます」
上条「それに……」
美琴「?」
上条「俺も『妹』とかよりかは『彼女』の方が良かったし……」
美琴「え?」
美琴は咄嗟に上条の方を見る。
上条「さーて……いただくとしますか」
だが、上条はもうこの話題は終わり、と言いたげにうどんを食べ始めていた。
美琴「…………………」
呆然としながらも、美琴も彼に倣いすぐに食べ始めた。
ボソボソと恥ずかしそうに美琴が言う。
上条「おお。そう言わないとあいつら引き下がらないだろ」
美琴「…………あ、そ、そっか。そうだよね……はは………」
上条「…………………」
美琴「あ、じゃあ……いただきます」
上条「それに……」
美琴「?」
上条「俺も『妹』とかよりかは『彼女』の方が良かったし……」
美琴「え?」
美琴は咄嗟に上条の方を見る。
上条「さーて……いただくとしますか」
だが、上条はもうこの話題は終わり、と言いたげにうどんを食べ始めていた。
美琴「…………………」
呆然としながらも、美琴も彼に倣いすぐに食べ始めた。
ということで以上です。
途中文字化けした時はビビって荒らしかと思ったけど
運営のテストだったようですね。安心しました。
ではまた今日か明日にでも。
途中文字化けした時はビビって荒らしかと思ったけど
運営のテストだったようですね。安心しました。
ではまた今日か明日にでも。
乙
だいぶ上琴ってんねww
原作の美琴が彼女とか言われたらふにゃるだろうな
だいぶ上琴ってんねww
原作の美琴が彼女とか言われたらふにゃるだろうな
俺は荒らしかと思ったらIDが>>1だったからビビったww
乙です。
乙です。
>>1 超乙でした!
>>780
俺を先にころしてくれ
俺を先にころしてくれ
>>780
安心しろ、俺も何事かと読んじまった
安心しろ、俺も何事かと読んじまった
このスレ専用に>>1マダー?の新しいAAでも作るか・・・
>>784
頼んだ
頼んだ
アジフライの件だけど上条と美琴が変換されてないから実際にアジフライ語で会話してるように見えて吹いた
>>1遅いなー
>>794
しかもID確認せず脊髄反射でNGIDすると作者があぼーんされるという…
しかもID確認せず脊髄反射でNGIDすると作者があぼーんされるという…
>>1待ってるよ
まあ、この手のスレは全部美琴の自演だからな 今はリアルでいちゃついてんだよきっと
>>1です。遅くなってごめん。
いつもより少ないけど今から投下します。
いつもより少ないけど今から投下します。
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