私的良スレ書庫
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元スレ上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」
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この魔術の効力は学園都市内?
それとも美琴の周囲?
10km単位の範囲魔術とかだと恐ろしい…
上条さんまじかっけえな…
土御門はさっさと『グループ』を学園都市外部に召集しろよww
それとも美琴の周囲?
10km単位の範囲魔術とかだと恐ろしい…
上条さんまじかっけえな…
土御門はさっさと『グループ』を学園都市外部に召集しろよww
個人的には上条さんが助けにくるまでに
絶望の中、美琴が上条さんの事思い受けべるシーンが欲しかったなーてちょっと思ったり
絶望の中、美琴が上条さんの事思い受けべるシーンが欲しかったなーてちょっと思ったり
美琴が逃亡中一度も上条さんのこと考えなかったことに若干違和感があるが
すばらしいですがんばってくらぱい
すばらしいですがんばってくらぱい
1日目の寝る前に上条さんのことを想っていたら最高だったな
だが、そんなの関係無しに十分面白い!
だが、そんなの関係無しに十分面白い!
精神的疲労やらその場その場を生きるのに必死だったやらで
落ち着いて考えられなかったんだと解釈すればおk
…んでもやっぱり美琴は上条さん思い浮かべるかなー
落ち着いて考えられなかったんだと解釈すればおk
…んでもやっぱり美琴は上条さん思い浮かべるかなー
まあ>>314よ あんまり気にスンナ 一日たてばIDは変わるから コミケがあったからキリキリしてたんだよ皆
俺みたいに冷静になって全裸で待機してなさい
俺みたいに冷静になって全裸で待機してなさい
>>318
俺には恐ろしく紳士の待機の仕方な気がするぜい…
俺には恐ろしく紳士の待機の仕方な気がするぜい…
>>1はまだかあああああー ここからが一番見たいのにいいい
でもタイトル的に考えたら多少のバッドエンドは覚悟しとかなきゃだな この台詞をプラスのニュアンスで考えると、かなりの長作になる可能性がある まああんまり長くなりすぎても>>1の負担になるしな 長作はどんなに良作でも人がだんだん減っていくのが特徴だから
ちと質問なんだが、この美琴を嫌う術式はエンジェルフォールみたいなかんじでおk?エンジェルフォールの時みたく蒼髪ピアスの姿をしてるインデックスに触れてもインデックスの姿は青髪のまま、みたいな
美琴を嫌うって術式は幻想殺しでその人物に触れれば解けるみたいな感じではない?
美琴を嫌うって術式は幻想殺しでその人物に触れれば解けるみたいな感じではない?
>>330
そこはインなんたらがどうにかするはず
そこはインなんたらがどうにかするはず
とりあえず長編でも俺は>>1についていくぜ
イタモノだとムリだが・・・
イタモノだとムリだが・・・
けどこれ、術式解けても周囲と元の関係に戻るのってかなり厳しいよね
特に黒子、初春、佐天は
特に黒子、初春、佐天は
まぁ、その、なんだ。すまなかった、色々と。
ってワケで雑談はこれくらいにして>>1をゆっくりまとうぜ
ってワケで雑談はこれくらいにして>>1をゆっくりまとうぜ
えー>>1です。こんばんは。
美琴が逃亡中、上条さんのことを思い浮かべなかったのは上条さんが
登場した時の驚き度とカタルシスをなるべく効果的にしようと思っての
ことだったけど…んーどうやらちょっと失敗したかも。
じゃあ今日の分投下します。
美琴が逃亡中、上条さんのことを思い浮かべなかったのは上条さんが
登場した時の驚き度とカタルシスをなるべく効果的にしようと思っての
ことだったけど…んーどうやらちょっと失敗したかも。
じゃあ今日の分投下します。
―――「助けて」―――
その悲痛な言葉に答えるように、少年は少女の前に現れた。
たった1人で。自らの身も省みず。
かつて、少女が妹たちを助けるため死を覚悟した時のように。
少年はヒーローのように颯爽と現れた。
上条「助けに来たぜ、御坂」
少年――上条当麻は笑顔でそう言った。
美琴「とうまぁ………」
目に涙を溜め、少女――御坂美琴は自分を助けに来た少年の顔を見つめ返した。
上条「お前が無事で良かった……」
上条は、美琴を見て本当に安心するようにそう言った。
美琴「………グスッ」
美琴は泣きべそをかきながらも、笑顔を上条に見せる。彼女にとって人生の中で、この時ほど嬉し涙を流したことはなかった。
「おい、お前、なにもんだ?」
美琴「!!」
と、そんな少年と少女の再会の雰囲気をぶち壊すように、後ろから遠慮を知らない声が掛けられた。
上条「…………………」
「そいつを庇うとか、正気なのか?」
美琴を追ってきた学生たちの1人だった。上条が何人かの学生を殴り倒したとはいえ、その場にはまだ10人以上の学生たちが残っていたのだ。
「何とか言えよ!!」
じりじりと、学生たちが詰め寄る。
上条「………っせぇよ」
「ああ!?」
僅かに振り向き、上条は言った。
上条「お前ら、こんな大勢で1人の女の子追い掛け回して殺そうとして……恥ずかしくないのかよ?」
美琴「………と、当麻……」
上条「最低だな」
「!!!!!!!!」ブチッ
上条の言葉に、正面の中央に立っていた学生がぶち切れた。
「いいぜ!! なら今すぐ2人仲良く死ね!!! 俺はレベル4の発火能力者(パイロキネシスト)なんだよ!!!! 燃え尽きちまえ!!!!!」
ゴオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
美琴「!!!!!!!!」
上条は、美琴を見て本当に安心するようにそう言った。
美琴「………グスッ」
美琴は泣きべそをかきながらも、笑顔を上条に見せる。彼女にとって人生の中で、この時ほど嬉し涙を流したことはなかった。
「おい、お前、なにもんだ?」
美琴「!!」
と、そんな少年と少女の再会の雰囲気をぶち壊すように、後ろから遠慮を知らない声が掛けられた。
上条「…………………」
「そいつを庇うとか、正気なのか?」
美琴を追ってきた学生たちの1人だった。上条が何人かの学生を殴り倒したとはいえ、その場にはまだ10人以上の学生たちが残っていたのだ。
「何とか言えよ!!」
じりじりと、学生たちが詰め寄る。
上条「………っせぇよ」
「ああ!?」
僅かに振り向き、上条は言った。
上条「お前ら、こんな大勢で1人の女の子追い掛け回して殺そうとして……恥ずかしくないのかよ?」
美琴「………と、当麻……」
上条「最低だな」
「!!!!!!!!」ブチッ
上条の言葉に、正面の中央に立っていた学生がぶち切れた。
「いいぜ!! なら今すぐ2人仲良く死ね!!! 俺はレベル4の発火能力者(パイロキネシスト)なんだよ!!!! 燃え尽きちまえ!!!!!」
ゴオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
美琴「!!!!!!!!」
ただでさえ暗い深夜の路地裏が一瞬、昼間になったかのようにオレンジ色に照らされた。
「汚物は消毒だー、ってな!!! ぎゃっはっはっは!!!!」
ボオオオオオオオオ!!!!!!
莫大な量の炎の直撃を受けた2人は一瞬で消し炭になった
………はずだった。
「なにぃっ!?」
上条「…………………」
だが、2人は無事だった。
そこには、美琴を庇うようにして、上条が右手を前に突き出し立っている姿があったのだ。
「ば、バカな……何で!?」
ザワザワと、学生たちの間に動揺が走る。
上条「…………」チラッ
上条「……こっちだ!!」
ガシッ!!
美琴「え!?」
美琴の右手を掴むと、上条は右サイドの細道に向かって走り出していた。
「汚物は消毒だー、ってな!!! ぎゃっはっはっは!!!!」
ボオオオオオオオオ!!!!!!
莫大な量の炎の直撃を受けた2人は一瞬で消し炭になった
………はずだった。
「なにぃっ!?」
上条「…………………」
だが、2人は無事だった。
そこには、美琴を庇うようにして、上条が右手を前に突き出し立っている姿があったのだ。
「ば、バカな……何で!?」
ザワザワと、学生たちの間に動揺が走る。
上条「…………」チラッ
上条「……こっちだ!!」
ガシッ!!
美琴「え!?」
美琴の右手を掴むと、上条は右サイドの細道に向かって走り出していた。
「あっ!!!」
一瞬の隙をつき、上条は美琴を連れて逃げ出す。
「ま、待て!!!」
後ろで2人を呼び止める声が響く。
上条「どけ!! お前ら!!!」
上条は、行く手の道に待ち伏せる学生たちに向かって叫ぶ。
上条「邪魔だ!!!」
「ひっ!!」
「きゃあ!!」
威嚇するように上条は右手を振り上げる。つい今しがた、レベル4の大能力者の攻撃を消滅させた彼の姿を見ていたためか、学生たちは上条に怯えるように進路を開けた。
上条「怪我したくなかったら、素直に通せ!!!」
啖呵を切り、上条は美琴の手を引いて路地裏を駆け抜ける。
美琴「…………………」
そんな上条の背中を、美琴は呆然としたまま見つめていた。
そうこうしている間に、2人は無事、その場から逃げ出すことに成功した。
一瞬の隙をつき、上条は美琴を連れて逃げ出す。
「ま、待て!!!」
後ろで2人を呼び止める声が響く。
上条「どけ!! お前ら!!!」
上条は、行く手の道に待ち伏せる学生たちに向かって叫ぶ。
上条「邪魔だ!!!」
「ひっ!!」
「きゃあ!!」
威嚇するように上条は右手を振り上げる。つい今しがた、レベル4の大能力者の攻撃を消滅させた彼の姿を見ていたためか、学生たちは上条に怯えるように進路を開けた。
上条「怪我したくなかったら、素直に通せ!!!」
啖呵を切り、上条は美琴の手を引いて路地裏を駆け抜ける。
美琴「…………………」
そんな上条の背中を、美琴は呆然としたまま見つめていた。
そうこうしている間に、2人は無事、その場から逃げ出すことに成功した。
上条「ハァ……ゼェ……ハァ……」
美琴「………ね、ねぇ……」
逃げ出した路地裏からどれくらい走っただろうか。
上条「ゼェ……ハッ……」
美琴「ねぇってば!」
後ろを振り返った美琴は、自分の手を引いて走る上条に向かって叫んでいた。
美琴「ちょっと!!」
上条「何だ? 何か言ったか?」
美琴の呼びかけにようやく上条が気付いた。
美琴「と、止まってよ!!」
上条「え? どうして?」
美琴「追っ手はもういないわよ!」
上条「マ、マジで?」
一度振り返り、誰も追いかけてきていないのを確認すると、上条はやがてゆっくりと立ち止まった。
上条「ハァ……よく走ったー」
両膝に手をつき、中腰の姿勢で上条は息を切らす。
美琴「……あんた…マラソン選手じゃないんだから……」
上条「いや……ハァ……自分でも……ゼェ……そう……ハァ……思う……ゼェ……マジで」
美琴「……まったく……」
美琴「………ね、ねぇ……」
逃げ出した路地裏からどれくらい走っただろうか。
上条「ゼェ……ハッ……」
美琴「ねぇってば!」
後ろを振り返った美琴は、自分の手を引いて走る上条に向かって叫んでいた。
美琴「ちょっと!!」
上条「何だ? 何か言ったか?」
美琴の呼びかけにようやく上条が気付いた。
美琴「と、止まってよ!!」
上条「え? どうして?」
美琴「追っ手はもういないわよ!」
上条「マ、マジで?」
一度振り返り、誰も追いかけてきていないのを確認すると、上条はやがてゆっくりと立ち止まった。
上条「ハァ……よく走ったー」
両膝に手をつき、中腰の姿勢で上条は息を切らす。
美琴「……あんた…マラソン選手じゃないんだから……」
上条「いや……ハァ……自分でも……ゼェ……そう……ハァ……思う……ゼェ……マジで」
美琴「……まったく……」
上条「……っと、そうじゃなかった。ここはどこだ?」
体勢を起こし、上条は辺りを見回す。
美琴「分からないわ。ただ、街から少し離れてるわね。倉庫がたくさんあるけど……」
周囲に目を向けてみると、大小様々な倉庫が暗闇の中並んでいた。
上条「良かった」
美琴「まあ人がいなさそうなのは良いけど」
上条「ちげぇよ」
美琴「え?」
上条は美琴の方を向いた。
上条「お前が無事で良かったって言ったんだ」
美琴「!!!」
真顔で上条はそう言った。
上条「今まで大変だったろ?」
美琴「………うん」
思わず美琴は目を逸らす。
美琴「…………………」
確かに、彼女はこの2日間のことを冷静に思い返してみると、今にも心が壊れてしまいそうなぐらいだった。
上条「色々あったろ……」
上条は美琴の姿を見やる。
靴も靴下も履いていないためか、彼女の素足は汚れており、足の甲の部分だけでもいくつかの擦り傷などが見てとれた。
着ているものも薄汚れたキャラクターもののパジャマだけで、おまけに左肩部分が破けて肌が露出していた。
上条「…………………」
その視線に気付いたのか、美琴は咄嗟に左肩を右手で覆った。
美琴「…………っ」
心なしか、顔を背けた彼女の表情は何かを耐えているようだった。
気の強い彼女のことである。あまり弱気な自分の姿を見られたくなかったのかもしれない。
体勢を起こし、上条は辺りを見回す。
美琴「分からないわ。ただ、街から少し離れてるわね。倉庫がたくさんあるけど……」
周囲に目を向けてみると、大小様々な倉庫が暗闇の中並んでいた。
上条「良かった」
美琴「まあ人がいなさそうなのは良いけど」
上条「ちげぇよ」
美琴「え?」
上条は美琴の方を向いた。
上条「お前が無事で良かったって言ったんだ」
美琴「!!!」
真顔で上条はそう言った。
上条「今まで大変だったろ?」
美琴「………うん」
思わず美琴は目を逸らす。
美琴「…………………」
確かに、彼女はこの2日間のことを冷静に思い返してみると、今にも心が壊れてしまいそうなぐらいだった。
上条「色々あったろ……」
上条は美琴の姿を見やる。
靴も靴下も履いていないためか、彼女の素足は汚れており、足の甲の部分だけでもいくつかの擦り傷などが見てとれた。
着ているものも薄汚れたキャラクターもののパジャマだけで、おまけに左肩部分が破けて肌が露出していた。
上条「…………………」
その視線に気付いたのか、美琴は咄嗟に左肩を右手で覆った。
美琴「…………っ」
心なしか、顔を背けた彼女の表情は何かを耐えているようだった。
気の強い彼女のことである。あまり弱気な自分の姿を見られたくなかったのかもしれない。
上条「………………」
上条はそんな彼女に慰めの言葉でも掛けようとしたが、直前に遮られた。
美琴「…………何しに来たの?」
上条「え?」
美琴「…………こんな所まで何しに来たのか、って聞いてるの」
視線を合わせようとしないが、美琴の声はどこか怒っている。
上条「……言ったろ? お前を助けにきたんだ、って」
美琴「………確かに、さっき助けてくれたことはとても感謝してる。でも………」
上条「?」
美琴「………どうせあんたも私を殺そうとしてるんでしょ?」
ギロリ、と美琴は鋭くさせた視線だけ上条に寄越した。
上条「!」
美琴「別に隠さなくてもいいわよ? 今更そんなことで驚かないから」
上条「おい待て、お前何言って……」
美琴「別に、殺るならさっさと殺っちゃえばいいじゃない。どうせあんたには能力なんて効かないんだし。そもそも私、抵抗する気なんてないし」
上条「御坂……」
突き放すように言う美琴。彼女の声は僅かに震えていた。
彼女にどんなことがあったのか、上条には詳しくは分からない。だが、かなり精神的にもハードな2日間であったことは今の彼女の様子を見るに、大体予測がついた。
美琴「それとも……こんな人気の無い所まで連れてきたんだから、エッチなことでも考えてるのかしら?」
上条「おい、ちょっと待てお前」
美琴「別にやりたいようにやれば? 煮るなり焼くなりどうぞ。どうせ私は自分でも死ねない人間なんだから、誰か他の人が殺してくれるなら丁度いいわ。あんたに引導渡してもらえるなら本望よ」
自棄になっているのか、美琴はトゲトゲとした口調で言う。
上条「待て。何勘違いしてんだよ? 何度も言うけど、俺はお前を助けにきたんだ。殺しにきたわけじゃない」
美琴「どうだか? 隙を見て殺そうとしてるんでしょ? だったら早くやりなさいよ、イライラすんわね」
上条はそんな彼女に慰めの言葉でも掛けようとしたが、直前に遮られた。
美琴「…………何しに来たの?」
上条「え?」
美琴「…………こんな所まで何しに来たのか、って聞いてるの」
視線を合わせようとしないが、美琴の声はどこか怒っている。
上条「……言ったろ? お前を助けにきたんだ、って」
美琴「………確かに、さっき助けてくれたことはとても感謝してる。でも………」
上条「?」
美琴「………どうせあんたも私を殺そうとしてるんでしょ?」
ギロリ、と美琴は鋭くさせた視線だけ上条に寄越した。
上条「!」
美琴「別に隠さなくてもいいわよ? 今更そんなことで驚かないから」
上条「おい待て、お前何言って……」
美琴「別に、殺るならさっさと殺っちゃえばいいじゃない。どうせあんたには能力なんて効かないんだし。そもそも私、抵抗する気なんてないし」
上条「御坂……」
突き放すように言う美琴。彼女の声は僅かに震えていた。
彼女にどんなことがあったのか、上条には詳しくは分からない。だが、かなり精神的にもハードな2日間であったことは今の彼女の様子を見るに、大体予測がついた。
美琴「それとも……こんな人気の無い所まで連れてきたんだから、エッチなことでも考えてるのかしら?」
上条「おい、ちょっと待てお前」
美琴「別にやりたいようにやれば? 煮るなり焼くなりどうぞ。どうせ私は自分でも死ねない人間なんだから、誰か他の人が殺してくれるなら丁度いいわ。あんたに引導渡してもらえるなら本望よ」
自棄になっているのか、美琴はトゲトゲとした口調で言う。
上条「待て。何勘違いしてんだよ? 何度も言うけど、俺はお前を助けにきたんだ。殺しにきたわけじゃない」
美琴「どうだか? 隙を見て殺そうとしてるんでしょ? だったら早くやりなさいよ、イライラすんわね」
上条「お前………」
美琴「………っ」
同情するような上条の目を見て、美琴は視線を逸らす。
上条「御坂………」
そんな美琴に、思わず上条は手を伸ばそうとした。
美琴「触らないでよ!!!」
上条「!!!!!」
しかし、美琴はそんな上条の手を振り払った。
美琴「黒子も……佐天さんも……初春さんも……みんな、私を見て怯えて、慄いて、憎んで、恐怖して、悲鳴を上げて、敵意向けて、殺そうとしてきて……。他の学生たちも私の顔を見るなり同じような反応して……アンチスキルには攻撃されて、学園都市全域で指名手配されて………」
上条「…………………」
美琴「私には何の身に覚えも無いのに、みんな私を犯罪者を見るような目で見てきて……。子供は私を怖がって、男たちは私を殺すか、レイプすることしか考えてなかった……っ! みんな……みんな私を汚物みたいに扱って……」
目に涙を溜め、美琴は話を続ける。それを上条はただ黙って聞いている。
美琴「だから……おかしいのよ!! みんな私を殺そうとしてるのに……誰1人、私を助けようとした人間なんていなかったのに……何で! 何であんたはいつも通りの反応してるのよ!!!」
上条「!」
美琴が上条の胸板を叩いた。
美琴「………そんな状況で、あんた1人が、何でもなさそうにしてるなんて、おかしいに決まってるじゃない!!」
胸板を叩きながら、美琴は涙目で上条の顔を見上げる。
美琴「………っ」
同情するような上条の目を見て、美琴は視線を逸らす。
上条「御坂………」
そんな美琴に、思わず上条は手を伸ばそうとした。
美琴「触らないでよ!!!」
上条「!!!!!」
しかし、美琴はそんな上条の手を振り払った。
美琴「黒子も……佐天さんも……初春さんも……みんな、私を見て怯えて、慄いて、憎んで、恐怖して、悲鳴を上げて、敵意向けて、殺そうとしてきて……。他の学生たちも私の顔を見るなり同じような反応して……アンチスキルには攻撃されて、学園都市全域で指名手配されて………」
上条「…………………」
美琴「私には何の身に覚えも無いのに、みんな私を犯罪者を見るような目で見てきて……。子供は私を怖がって、男たちは私を殺すか、レイプすることしか考えてなかった……っ! みんな……みんな私を汚物みたいに扱って……」
目に涙を溜め、美琴は話を続ける。それを上条はただ黙って聞いている。
美琴「だから……おかしいのよ!! みんな私を殺そうとしてるのに……誰1人、私を助けようとした人間なんていなかったのに……何で! 何であんたはいつも通りの反応してるのよ!!!」
上条「!」
美琴が上条の胸板を叩いた。
美琴「………そんな状況で、あんた1人が、何でもなさそうにしてるなんて、おかしいに決まってるじゃない!!」
胸板を叩きながら、美琴は涙目で上条の顔を見上げる。
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