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    元スレ女騎士「女魔法使いが結婚、ですか」

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    151 = 123 :

    今気づいたけどこの勇者一行って上級職が二人しかいないな

    152 = 1 :

    デーモン「勇者に伝えろ。手を出すなと。この女の命と引き換えだ」

    騎士「ッ!」


    ギィン!


    デーモン「貴様もなかなかやる……。だが勇者ほどではないな」

    騎士「…………ッ」

    デーモン「結局、ひとりでは何もできぬ弱者よ」

    騎士「くっ!」

    153 = 1 :

    騎士「はぁ、はぁ……」

    デーモン「勇者には手を出すなと言ったが、貴様には言っていない。だから私を倒せるものなら倒しにこいと言いたいところだったが」

    デーモン「この程度ならばいらぬな。死ね」

    騎士「!」

    騎士(だめ……ごめんなさい、勇者さま……!)

    154 = 1 :

    ギィン!

    騎士「あなたは……!」

    デーモン「ほう……これは。」


    勇者「すまん、待たせた」


    騎士「勇者さま……!」

    デーモン「待った甲斐があったというものだ」

    155 :

    なにかっこいい

    156 :

    流石勇者もってるな

    157 :

    馬刺しの美少女化はよ

    158 = 65 :

    馬刺が勇者だったのかもしれない

    159 = 1 :

    勇者「…………」

    幼馴染「…………」


    勇者「…………」

    騎士「…………」


    勇者「随分好きに暴れてくれたな」

    デーモン「それもこれも貴様のためだ」

    勇者「らしくないんじゃないか?」

    デーモン「自覚はある。だが必要なことだ」

    勇者「お前が自分を曲げてまでってなると、魔王絡みか」

    デーモン「好きに想像しろ。もっともそんなこと、貴様が現れた今となってはどうでもいいがな」

    160 = 20 :

    むむむ

    161 = 1 :

    勇者「ここでやる気か」

    デーモン「おうとも」

    勇者「女騎士、下がってろ」

    騎士「勇者さま……すみません。幼馴染さんを……」

    勇者「気にすんなよ。悪いのは全部あいつらだ」

    デーモン「ククク、ひとりでやる気か? 何ならそこの女と、かつての仲間を集めても構わんのだぞ」

    勇者「俺だけで十分だ」

    デーモン「かつての仲間と束になってようやく私の不意を突けた貴様が、自惚れるなよ」

    勇者「いいから、構えろ」

    デーモン「……小僧がっ!」



    ザンッ


    デーモン「……あ?」

    勇者「俺だって、あれから何もしてなかったわけじゃねえんだ」

    勇者「あの時のままのお前に、負けるわけがないだろう」

    デーモン「が…………は…………」

    162 = 1 :

    呪術師「クッ、デーモンめ。わざわざ魔王様の分を使って蘇らせてやったものを、勇者に乗せられおって」

    呪術師「だがしかし、十分な役割は果たしたようだな」

    163 :

    女騎士ちゃんはもっと報われてもいいと思うの
    いい子すぎやで……

    165 = 155 :

    勇気かっくいい

    166 = 1 :

    騎士「勇者さまっ!」ひしっ

    勇者「お、女騎士っ、あいつの前でそういうのはっ!」

    呪術師『勇者』

    勇者「ッ! その声は呪術師か。生きてやがったのか。もっかい叩き斬ってやるから姿を現せ」

    呪術師『クク、そう急くな。貴様の女の命はこちらにあるのだぞ?』

    幼馴染「…………」

    勇者「何が目的だ」

    呪術師『聖剣だ』

    勇者「なに?」

    呪術師『貴様の聖剣を折れと言っているのだ。今、この場で』

    167 = 1 :

    騎士「勇者さま、だめです! 女神の加護を受けたその聖剣を折ってしまえばあなたは……!」

    呪術師『ああ、本当に忌々しい剣よ。その剣があるから貴様は殺しても死なない。そして貴様が死ななければその剣は折れない。その上、我ら魔族には折れぬと来た。厄介なことこの上ない』

    呪術師『だが勇者、貴様自身の手ならば折れるだろう』

    勇者「それで幼馴染を返す保証はどこにある。お前の性格はわかってんだよ」

    呪術師『良かろう。我らの魔王様と魔神様に誓う。貴様がその剣を折ればその娘には手出しはすまい』

    勇者「魔王と魔神、か」

    騎士「勇者さま!」

    勇者「……女騎士」

    168 = 1 :

    勇者「悪りぃ、女騎士。俺、あいつを見捨てるなんてできないわ」


    ビキッ


    バキバキバキバキバキバキ


    ブワッ

    169 = 65 :

    すっごい下痢便と放屁

    170 = 1 :

    呪術師『ククク、フハハハハハ! まさか本当に折るとはな。これだから貴様ら人間は脆いのだ!』

    勇者「いいから、幼馴染を返せよ。約束だろう」

    呪術師『いいだろう、魔王様と魔神様に誓ったのだ。その名前は重い』


    下級悪魔「キィキィ」バサバサッ


    勇者「ふんっ」ズバッ

    下級悪魔「キィーー……」

    呪術師『柄に残った破片だけで下級悪魔を斬ったか。だが所詮そんなものよ。女神の加護は失われた。我らの邪魔をするものはいなくなった!』


    勇者「幼馴染」

    幼馴染「……うぅん、勇者? あ、良かった……無事で」

    勇者「俺も、良かった」

    171 = 1 :

    呪術師『だがそれでも、私は念には念を入れる男でね』

    中級悪魔「…………」

    騎士「! 中級悪魔の骸が勝手に……! 勇者さま危ないっ」



    ザンッ

    172 = 1 :

    ……………………


    ……………………


    ……………………

    175 = 1 :

    医者「まあ、峠は越えたね」

    騎士「よかった……」

    医者「だけどしばらくは目を覚まさないだろう。幼馴染も、しばらく安静にさせてやった方がいい」

    騎士「はい」



    騎士「勇者さまはお医者さまの懸命な治療で一命を取り留められました」

    騎士「けれど、聖剣は折れてしまいもう二度とその輝きを宿すことはありません」

    騎士「わたしたちは呪術師の策に見事に嵌ってしまいました」

    騎士「わたしは……どうすれば……」

    馬刺し「ブルルッ」

    176 = 1 :

    10時くらいまで寝るわ…

    177 :

    待ったる

    179 = 65 :

    がんばれ

    180 = 20 :

    馬刺しかわいい食べたい

    181 :

    追いついた
    おやすみ

    183 :

    今考えれば馬刺しと命名した>>45gj

    184 = 163 :

    女騎士ちゃんかわいい

    186 = 65 :

    187 = 164 :

    おきろはよはよ

    188 = 182 :

    起きろ!

    189 = 1 :

    馬刺し「ヒヒーン」

    クシクシ

    騎士「馬刺し……。ううん、こんな時に弱気になっていてはだめですね」

    騎士「気分転換に、少し遠乗りをしましょうか」

    190 = 20 :

    ひひーん

    191 = 1 :

    パカラッパカラッヒヒーン

    騎士「呪術師の企みは成功し、勇者さまという邪魔者がいなくなった今、おそらく魔王復活の準備をすすめています」

    騎士「わたしひとりの力では、魔王軍の武闘派幹部には……悔しいけれど敵いません」

    騎士「頼みの勇者さまの聖剣は折れてしまった」

    騎士「そして魔王が復活してしまえば、聖剣なしに倒すことはできない……」

    騎士「あれはもともと魔王を倒すため、女神の伝承に導かれて勇者さまが手にしたもの」

    騎士「あの伝承はたしか勇者さまの故郷の、女神の祠にあった書物によるものでしたね」

    騎士「聖剣を直す方法とか、ないでしょうか」

    騎士「……一度、立ち寄ってみましょうか」

    192 = 65 :

    おきてた

    193 :

    待ってたぞ

    194 :

    甘やかすな

    195 = 1 :

    騎士「ここが女神の祠……」

    騎士「実はわたし、入るの初めてなんです」

    騎士「緊張しますね……」ドキドキ

    騎士「! これが、女神の伝承……」

    196 = 1 :

    騎士「勇者と聖剣について書かれていますね」

    騎士「聖剣に選ばれし勇者。聖剣が折れぬ限り勇者は死なず、勇者が死なぬ限り聖剣は折れず。聖剣は決して魔には負けず」

    騎士「ここまではわたしたちも知っていますね」

    騎士「初めて勇者さまが幹部級に殺されてしまった時はびっくりしたものです」

    騎士「思わず泣いてしまいましたが……」

    騎士「ただまさか、聖剣が勇者さま自身の手によって折れるだなんて裏技があったなんて……」

    197 :

    ひひーん

    198 = 1 :

    騎士「…………」

    騎士「……おや? まだつづきがあるようですね」

    騎士「…………」

    騎士「…………」

    騎士「! これは……」

    199 = 20 :

    きしちゃんかわいい

    200 = 1 :

    騎士「西の聖剣。東の聖槍」

    騎士「聖剣の対となる聖槍、ですか」

    騎士「ここは西の祠だからあまり聖槍については書かれていませんね」

    騎士「これを勇者さまに渡せばあるいは、魔王が復活しても立ち向かえるかもしれません!」

    騎士「やりましたよ馬刺し! わたしにもまだできることはあるみたいです!」

    馬刺し「ヒヒーン?」


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