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    元スレ女騎士「女魔法使いが結婚、ですか」

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    101 = 58 :

    なるほど

    102 = 65 :

    女騎士ちゃんもようやく結婚相手見つかったのかー

    103 = 1 :

    騎士「残念ですが、ここであなたのお嫁さんになるつもりはありません」

    オーク大将「だ、だめかぁ!?」

    騎士「だめです!」


    騎士「……ッ!」

    オーク大将「は、はえぇ!」

    ザン

    騎士「……なっ」

    オーク大将「ん? なんだおめぇ、そんなちっちぇえ剣でこんなにあばれてたのか」

    騎士「皮が厚すぎてナイフじゃ届かない……!」

    オーク大将「安心しなあ、ヨメにきたらそんなちっちぇえ剣より立派なもんをやるよぉ!」

    騎士「うぅ……!」

    104 :

    今気づいたが喋り方かわいい

    105 = 1 :

    盗賊「……やっぱダメじゃねえか」

    盗賊「まああんな安物でバッタバッタとよくやりましたわ」

    盗賊「さすが、ほとんど一人で俺の盗賊団を壊滅させるだけのことはある」

    盗賊「しっかし相手が悪りぃよ相手が……」

    盗賊「さっさと逃げちまえばいいのに」

    盗賊「…………」


    盗賊「…………」

    106 = 1 :

    騎士「…………」ボロボロ

    オーク大将「ウェヘヘへ、ヨロイも砕けて、イイかっこになったじゃねえか」

    騎士「くっ」

    オーク大将「…………ほんとイイ」

    騎士(き、気持ち悪いです……)

    オーク大将「ニンゲンのやわ肌ぁ、いまいちテカゲンはわからねえんだ。さっさと降参してくれねえか」

    騎士「誰が……!」

    107 = 1 :

    オーク大将「わかんねえヤツだなあ!」

    騎士「きゃあ!」

    ギィン!

    騎士「ナ、ナイフが……」

    オーク大将「おれちまったなぁ。どうだ、ヨメにくるか」

    騎士「行きません!」

    108 = 1 :

    盗賊「おい、アンタ!」

    騎士「! 盗賊さん!?」

    盗賊「お探し物はこれかい?」

    騎士「あっ、わたしの剣!」

    オーク大将「なんだぁテメェ、邪魔すんじゃねえ!」ブン!

    盗賊「当たらねえよ!」

    騎士「盗賊さん!」


    盗賊「そら!」

    パシィ

    騎士「ありがとうございます!」

    109 = 1 :

    オーク大将「へん、そんなの、すっげぇちっちぇえ剣がちょっとちっちぇえ剣になっただけじゃねえか!」

    騎士「……そう思いますか?」

    オーク大将「ウェヘヘへ! また折ってやるよぉ!」ブン!

    騎士「…………」


    スパン


    オーク大将「…………」


    オーク大将「…………お?」

    ゴロン


    盗賊「……お見事」

    110 = 65 :

    盗賊が有能なSS多いけど同じ人なのかなあ

    111 = 1 :

    騎士「オーク大将を倒したらみんな逃げて行きましたね」

    盗賊「情けねえ連中だぜ」

    騎士「あなたが言いますか」

    盗賊「いやまぁ。いいでしょ、最後は俺のおかげでしょう。助けてやったんだし……」

    騎士「ふふ、そうですね。ありがとうございます」

    盗賊「お、おう」

    112 = 1 :

    騎士「しかしこの剣はどこから……? 売られたはずでは」

    盗賊「あぁ、それなら……」

    村長「いやぁ、よくやってくださいました旅の方!」

    村娘「あの人です! わたしあの人に助けてもらったんです!」

    村人「見てたぞ! あの剣でスパーンとオークを叩き斬ったんだ!」

    ウオースゲー
    アノヒト、ユーメーナオンナキシサマジャナイ⁉︎


    騎士「こ、こういうのは苦手です……」

    盗賊「へぇ」


    ???「あ、あの剣は!!」

    騎士「ふぇ?」

    盗賊「あっ」

    113 = 1 :

    領主「あの剣はワシの剣だ! ワシが買った剣だぞ! 盗まれた剣だ!」


    ザワザワ


    騎士「…………まさか」

    盗賊「いやまあ、仕方ないだろ? 盗むのが商売だぜ俺たちは」

    騎士「そ、それにしたってもっと穏便にできないのですかっ!」

    領主「む? ……それにしても、ほほぉ。あなたが魔物を退治した騎士どのですか」

    騎士「あ、はい」

    領主「ふむふむ。なるほどなるほど」

    騎士「?」


    騎士(あの、どうしたんでしょう。こちらをじろじろと見ていますが)

    盗賊(あんた、自分の今の格好わかってないの?)

    騎士「? …………!!」

    114 = 1 :

    騎士「そ、そういう目で見ないでくださいっ!」

    領主「ほっほっ、これは失礼。まぁ剣を盗んだことには目を瞑りましょう。代わりにどうです、私に雇われてみませんかな? 報酬は可能な限り出しましょう」

    騎士(こ、このパターンは……!)

    騎士「あの、お気持ちは嬉しいのですが先を急いでいますので」

    領主「ふむそうですか。ならばおもてなしだけでも、是非に」

    騎士「いえ、それもいいです……あの、そろそろ失礼しますね……」

    領主「なんと……このワシにここまで誘われておいて断るとは無礼な」

    騎士「すいません……それと、この剣もわたしの物なので返してもらいますね」

    領主「なんだと!」

    115 = 1 :

    領主「盗っ人だ、捕らえよ!」

    警備兵「しかし、この方にはご恩が……」

    領主「恩も糞もあるか! 相手は罪人だぞ!」

    警備兵「す、すいません!」

    騎士「わっ、わっ、わっ!」

    116 = 1 :

    騎士「どうするんですか!」

    盗賊「どうするも何も、俺には関係ないでしょう」

    騎士「もとはといえばあなたのせいじゃないですか!」

    盗賊「あーあー聞こえない」

    騎士「怒りますよ!」

    盗賊「あ、それはやめて」

    117 :

    オークにヤラれてたら良スレだった

    118 = 1 :

    騎士「どうにか盗賊さんの手引きで脱出できました」

    騎士「よくあんな道を知っていますね」

    盗賊「地元民ですから」

    騎士「それにしたってあんな、人を撒くためだけにあるようなルートまで」

    盗賊「盗賊ですから」

    騎士「もうっ」

    119 = 1 :

    盗賊「ここまで来れば大丈夫でしょ」

    騎士「それではここでお別れですね」

    盗賊「あぁ、先を急いでるんだっけ?」

    騎士「はい。急を要することです」

    盗賊「はーん。…………悪かったな」

    騎士「はい?」

    盗賊「邪魔して悪かったなって言ってんだ。……俺も、少しは反省してる」

    騎士「……ふふ、そうですか。ならもう盗みはしないと誓えますか?」

    盗賊「それは……まあ、人は選ぶよ」

    騎士「そういうことではありません!」

    120 = 1 :

    盗賊「行っちまったな」

    盗賊「面白い女だったぜ」

    盗賊「……盗みをやめる、か」

    盗賊「今さら真っ当に生きてけってのも難しい話だが」

    盗賊「まあ、考えてみるか」

    盗賊「…………」

    盗賊「…………」


    盗賊「ん? ……戻ってくるぞ」

    盗賊「なんか、すごい形相だぞ……」

    盗賊「こっちに来る……!」



    騎士「馬刺しを取り返してください!」

    盗賊「は?」

    121 = 1 :

    7時まで寝るわ

    123 :

    エロをちょうどいいところで止めるのがいいね
    このままゆるい感じで続けてくれ

    126 = 65 :

    127 = 123 :

    7時だぞ!起きろー

    129 = 65 :

    あさ

    131 = 65 :

    おきて

    132 = 1 :

    盗賊「馬刺し?」

    騎士「わたしの馬です」

    盗賊「あんた、自分の馬に馬刺しって名前付けてんの? ……マジ?」

    騎士「ともに故郷から出てきた、わたしの家族のようなものなんです……お願いです、盗賊さん」

    盗賊「家族に付ける名前かよ……!」

    133 = 65 :

    やった

    134 = 1 :

    騎士「なんとか戻ってきてくれましたね」

    馬刺し「ヒヒーン!」

    騎士「おおよしよし。寂しい思いをさせましたね」

    騎士「ありがとうございます。盗賊さん。……何でそんなにボロボロなんですか?」

    盗賊「……あんたの馬に蹴られたんだよ、よっぽど忠誠心が強いようで。あんた以外にゃ懐かねえんだろうな」

    騎士「まぁ」

    盗賊「ちょっと嬉しそうにしてんじゃねえよ」

    135 = 1 :

    パカラッパカラッヒヒーン

    騎士「勇者さまの故郷までもう少しですね」

    騎士「なんだか懐かしいです。むかし、魔王軍との戦いでこの辺りに来たときに勇者さまに出会ったのでした」

    騎士「軍とはぐれて偶然村に迷い込んだわたしが、あの村で勇者さまに会い、魔物を一緒に討伐したのが始まりでした」

    騎士「それから勇者さまが故郷を旅立たれて。魔法使いや戦士、僧侶と武闘家と出会い、魔王討伐までの道のりをともに乗り越えたのでした」

    騎士「…………」

    136 = 1 :

    騎士「着きました」

    馬刺し「ヒヒーン!」

    騎士「お疲れさまです馬刺し。よくここまで連れてきてくれました」

    騎士「あとでおいしい干し草いっぱい食べさせてあげますからね」


    騎士「……うわぁ、前に来たときよりもなんだかすごく栄えてるように見えます」

    騎士「なになに……『勇者生誕の地、はじまりの村へようこそ!』」


    騎士「観光名所になってますね……」

    137 = 1 :

    騎士「勇者さまの家は……あそこですね」

    騎士「幼馴染さんと結婚されたのですよね」

    騎士「ご両親は他界されてるはずだから、いまは二人暮らしでしょうか」


    チリンチリーン

    騎士「…………」

    騎士「…………」

    騎士「…………あれ、留守でしょうか」

    騎士「もう一度」


    チリンチリーン

    騎士「…………」

    ガチャ

    幼馴染「あんたはどこの女よ!」

    騎士「ひゃっ!?」

    138 = 1 :

    幼馴染「……あれ? 女騎士さん?」

    騎士「お、お久しぶりです」

    幼馴染「や、やだわたしったら。ごめんなさい。つい……」

    騎士「あはは……」

    139 = 20 :

    おはよう

    140 = 1 :

    幼馴染「今日はどうされたの? 王都からは遠いでしょう」

    騎士「それは……いろいろありまして。とにかく、勇者さまにお会いしたいのですが」

    幼馴染「……勇者ァ?」

    騎士「ひっ……!」

    幼馴染「あ……こほん。彼なら今はここにいません」

    騎士「そんな。何かあったのですか?」

    幼馴染「追い出しました」

    騎士「へ?」

    幼馴染「追い出しました」

    騎士「それはまた……」

    141 = 1 :

    幼馴染「ちょっと聞いてもらえますか!?」

    騎士「あ……えぇ」

    幼馴染「上がってください!」



    幼馴染「それでね、4番目に来た女。いきなり何て言ったと思います?」

    騎士「な、なんでしょうね」

    幼馴染「『勇者さま、あのときはありがとうございました。あの時あなたに助けられてから、ずっとお慕いしておりました』……ですって」

    騎士「それはまた……」

    騎士(もう1時間くらいになるでしょうか)

    142 = 1 :

    騎士「勇者さまはお優しいひとでしたから。旅の道中、いろいろな方と関わり合いになり事件を解決してきましたので……」

    幼馴染「それは……わかっているけれど。でも少し女の子が多すぎませんか」

    騎士「言われてみれば」

    幼馴染(そう言えばこのひとはそういうの鈍感そうね)

    143 = 1 :

    騎士「でも、勇者さまのお気持ちもわかってあげてくださいね。彼が一番に想い続けていたのはずっとあなたなんですから」

    幼馴染「女騎士さん……」

    騎士「勇者さまたちと魔王城に突入する前夜、パーティのメンバーで改めてお話をしたんです」

    騎士「そのとき、勇者さまは仰りました。『俺、魔王を倒したら故郷に帰って幼馴染と結婚するんだ』って。目をキラキラと輝かせて言っていました。とても素敵でしたよ」

    幼馴染「勇者……」

    144 = 1 :

    幼馴染「とてもお見苦しいところをお見せしました」

    騎士「彼をゆるしてあげられそうですか?」

    幼馴染「はい。ありがとうございます。女騎士さんのおかげで胸のつかえが取れました」

    騎士「ふふっ、それは良かったです」

    騎士「ところで勇者さまは……」



    カンカンカンカンカンカン!!!!


    騎士「!」

    幼馴染「この鐘は……!」

    145 = 20 :

    やっと追いついた

    146 = 1 :

    騎士「魔物の侵入の合図ですね」

    幼馴染「えぇ、どうしましょう……勇者はいないし」

    騎士「わたしが行きます。あなたはここに残っていてください。決して外に出ないでくださいね」


    騎士「! あれは……!」

    デーモン「勇者はどこだ……」

    騎士「魔王軍幹部、デーモン……!」

    デーモン「貴様は女騎士か……」

    騎士「あなたは、わたしたちが倒したはずです! なぜこんなところに!」

    147 = 1 :

    デーモン「……それを話す義理はない。貴様に用はない。邪魔をするなら話は別だが、勇者はともかく、貴様ひとりで敵う相手か?」

    騎士「…………」


    騎士「……敵う敵わないの話ではありません。勇者さまに何か用があったのでしょうが、あなたたちに好きにさせるつもりはありません」

    デーモン「ふん……」

    中級悪魔「デーモンさま、勝てる相手とは言えここでこいつに抵抗されるのは少々面倒です。ここは私たちに」

    デーモン「指図をするな」

    ボッ

    中級悪魔「あ……が……」

    騎士「自分の仲間を……! 相変わらずですね、あなたは。その癖は死んでも治らないようです」

    148 = 65 :

    無能そう

    149 = 1 :

    デーモン「勇者はどこだ」

    デーモン「私に臆して逃げ隠れたか……」

    騎士「それを知ってどうするつもりですか!」

    デーモン「ふん。小癪な呪術師の策とやらに乗るのは気に食わなんだが、居らんのであれば仕方あるまい」


    下級悪魔「キィキィ」バサバサッ


    幼馴染「うぅ……」

    騎士「幼馴染さん!?」

    150 = 1 :

    デーモン「こんなことをせずとも、直接勇者を捻り潰せば済む話というのに」

    騎士「彼女をどうするつもりですかっ!」

    デーモン「人質とやらだそうだ。私も気に食わんが、これも魔王様復活のために確実な方法ならば仕方あるまい」

    騎士「魔王復活……! やはり!」

    デーモン「クッ、呪術師め。勇者がいるならば殺しても良いといいながら、わざわざこのタイミングを狙いおったな。食えん奴よ」


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