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    元スレ女騎士「女魔法使いが結婚、ですか」

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    751 :

    754 :

    >>753
    ガッ

    755 = 721 :


    がんばえー

    757 :

    おいおい
    もうお昼だぞ
    仕事終わりに読むんですよろしく

    759 = 669 :

    ゴソゴソ


    騎士「ど、どうですか?」

    村人「おう、バッチリ決まってるぜ」

    騎士「なんだか少し照れますね……でも、新しい鎧というのはいつ着てもいいものです。みなさんのお気持ちに、この鎧に応えられるよう、がんばります!」

    760 = 669 :

    騎士「では、そろそろ行きますね」

    村人「おう。達者でな。また、落ち着いたら遊びにでもこいや」

    騎士「はい。……いつかきっと、また会いましょう。さようなら!」

    馬刺し「ヒヒーン!」

    焼き鳥「キィキィ!」バサバサッ



    村人「行っちまったか……」

    村人「へへっ。なんだか新しく娘でもできたみてえな気分だ」

    村人「さて、この錆びた鎧どうしようか」

    村人「このまま捨てちまうってのもアレだな。何か考えとくか」

    761 = 743 :

    道中仲間が増える熱い展開

    762 :

    仲間(非常食)

    763 = 669 :

    パカラッパカラッヒヒーン

    騎士「あれからしばらく走りましたが、王都まであと三日と言ったところでしょうか」

    騎士「このまま何事もなく勇者さまと合流できれば良いのですが……」

    騎士「あれからの呪術師の動きも気になります」

    騎士「戦士さんと戦った蟲男の話を聞くに、呪術師は魔王復活にまだ手こずっていそうとのことですが」

    騎士「……何だか。少し、胸騒ぎがします」

    騎士「ひとまずは王都へ。急がなくては」

    765 = 669 :

    道中、とある村のはずれ

    ズバッ

    魔物「ギィーーー……!」

    ドサッ

    村人「女騎士さま、ありがとうございます」

    騎士「いえ、たまたま通りがかったものですから」

    村人「少し前から魔王軍の動きが活発になってはきましたが、ここ二、三日は特に魔物が増えてきまして」

    騎士「ここ二、三日ですか?」

    村人「えぇ。……何となく、ですが、どうも少し前までの魔物たちと違って、この村を襲う目的というわけでもなさそうで。まるでどこかに向かう通りがかりに、たまたま襲ってきたような印象を受けます」

    騎士「通りがかりに……? あの、魔物が来た方角とか、向かってそうな場所とか。何か印象はありませんか?」

    村人「うぅん、言われてみれば。あっちの方からこっちの方……あぁそうだ、王都の側へって感じですかね」

    騎士「!」

    騎士「情報、ありがとうございます」

    766 = 669 :

    王都、王城

    騎士団長「この前の魔王軍の襲撃はこちらの油断……不意を突かれたようなものだ。まったくいいようにやられてしまった」

    騎士団長「魔王が討伐されたことで気の緩みがあったのかもしれんな」

    騎士団長「あれから、王都の襲撃の傷も癒えつつある。兵達の気をさらに引き締め直さなければ……む?」


    ドタドタ

    バン!


    騎士「団長! 大変です!」

    騎士団長「どうした、落ち着いて報告しろ」

    騎士「はっ! 物見からの報告で、南の方から、動く巨大な何かが王都に向かっているとのことです!」

    騎士団長「巨大な……!? 私も行く。案内してくれ」

    767 = 669 :

    呪術師「……人魂の数はまだ足りぬ」

    呪術師「各地でコソコソと動き回るだけでは限界があると見ていい」

    呪術師「薄く広げた手駒を、勇者とその仲間に各個撃破されるのも安い被害ではない」

    呪術師「忌々しい人間の都、王都」

    呪術師「人魂の数も申し分ない上、何よりあそこはこの大陸の中心にあたる」

    呪術師「我ら魔族を大陸の端に追いやり、独占しているエネルギー」

    呪術師「人魂の狩り場にも良いが、あそこさえ落とせば、魔王様は……」

    呪術師「あの場は奴らには無用の長物だ。我ら魔族で有効利用させてもらうぞ……!」

    768 = 692 :

    いつ書籍化されますか

    771 = 669 :

    騎士団長「あれは……!」

    騎士「人型をした、巨大な石の魔物……まだここからでは影しか見えませんが、宮廷魔導師に遠見をさせたところ、胴体や頭部など、体の一部が城の形に似ているとのこと。中に何者がいるかはまだ掴めていません」

    騎士団長「城塞形の、ゴーレムとでも言ったところか」

    騎士「奴の速度は大したものではありませんが、着実にこの王都に向けて進行しています」

    騎士団長「……猶予はどのくらいある」

    騎士「……おそらく、三日後にはこの王都に到着すると思われます」

    騎士団長「三日か……。あの図体のおかげで早くに観測できた。不幸中の幸いといったところか」

    騎士「団長……」

    騎士団長「それだけの猶予があるならば、すぐに首脳陣による会議が開かれることだろう。我々の一存だけではまだ何も決定できん」

    騎士団長「だが、覚悟はしておくべきだろう」

    772 :

    FFのアレクサンダーみたいなのが来てるのか

    773 = 669 :

    ゴーレム襲来まであと三日

    騎士団長「住民の様子はどうだ」

    騎士「早速荷をまとめて避難を求める者もいますが、まだ現実を受け止めきれない様子の者が大半のようです」

    騎士団長「ふむ。……王都を囲うように現れた魔物の群れはどうだ」

    騎士「今も討伐隊が動いていますが、魔物の増加量に追いついていないのが現状です」

    騎士団長「これでは住民の避難退路の確保もままならんな……」

    騎士「あの、首脳陣の会議の様子はいかがですか」

    騎士団長「議論は一進一退を繰り返している。まだまだ意見がまとまるのは先だろう」

    騎士「……歯痒いですね」

    騎士団長「そう言うな。彼らにも落ち着くだけの時間は必要なのだ。我々は今出来ることをやるだけだ」

    774 = 669 :

    ゴーレム襲来まであと二日

    騎士団長「今王都にいる魔法使い総出で、ゴーレム迎撃用の大規模術式が組まれることになった。魔法陣は南の城門に設置される」

    騎士「我々はその護衛ですか」

    騎士団長「あぁ。避難退路の確保に当てていた魔物討伐隊もそちらに回すことになった。どうやら首脳陣はこの魔法陣に全てを託すことに決めたらしい。ついに腹を括ったと言うわけだ」

    騎士「……本当に大丈夫なのでしょうか」

    騎士団長「言うな。不安なのは皆同じなのだ。騎士たるお前がそれを表に出すんじゃあない」

    騎士「……はっ」

    775 = 669 :

    ゴーレム襲来まであと一日

    騎士「日に日に大きくなるゴーレムの影に、住民はパニックを起こしかけています。中には、無理やり防壁をよじ登って逃げ出そうとする者も……壁の外には魔物の群れがいると言っても中々聞いてくれません」

    騎士団長「……騎士団や魔導師団の存在では住民を安心させるに足りんということが、歯痒いと同時に不甲斐ないな」

    騎士「こんな時、勇者様がいてくれたら……」

    騎士団長「…………」

    776 = 669 :

    今日中に終わるか不安になってきた
    16時くらいまで休憩する…

    778 :

    おつおつ

    779 = 684 :

    がんばれ

    780 :

    もっとあっさり落ちると思って命名したのにまさかの超大作・・・
    正直すまんかった

    781 = 669 :

    ゴーレム襲来当日

    騎士A「わ、わかってはいたことだが……でかいな」

    騎士B「こんなの本当に倒せるのか……」

    騎士C「魔法陣を組んだ魔導師団を信じる他ないだろう。今この国でできる、間違いなく最大の迎撃だ」

    騎士A「これで駄目なら、いよいよこの国もおしまいってことか」

    騎士B「俺たちにできることは、発射の準備ができるまでこの魔法陣を守り抜くことだけ、か」

    782 = 669 :

    騎士団長「迎撃魔法の発動まであとどれ程だ?」

    騎士「およそ、二時間ほどだそうです」

    騎士団長「……長いな。ここまで近づいているのだ。敵も陣の存在には気がついていることだろう。何の妨害もないというのは少し楽観がすぎるか……」

    騎士「! ゴーレムから……ゴーレムの中から多数の魔物が湧いて出て来ます!」

    騎士団長「早速来たか……!」

    783 = 669 :

    騎士団長「あの量の魔物だ! 黙って見ていたところで城門が破られるのは時間の問題! よって先に撃って出ることとする!」

    騎士団長「だが、城門も一時の時間稼ぎには使えるだろう。いざという時に閉門できるよう準備しておけ!」

    騎士団長「開門と同時に王都周囲の魔物も雪崩れ込んでくると思われる! 皆、気を引き締めてかかるように!」

    騎士団長「最優先は魔法陣の守護だ! 何としても時を稼ぐ! 皆、配置に付け!」

    784 = 669 :

    下級悪魔「ギィィ!」

    ズバッ

    騎士A「くっ、やはり数が多い! 斬っても斬ってもキリがないぞ!」

    下級悪魔「ギィィ!」

    ガブッ

    騎士B「ぐあああ!」

    騎士A「くそっ、お前、大丈夫か!」

    ズバッ

    騎士団長「A隊退がれ! B隊と交代だ。C隊は負傷者の救護に入れ!」

    785 = 669 :

    騎士「ッ!? 団長! ゴーレムの中から更に増援が! しかもあれは……!」


    ドラゴン「GAAAAAAAAAAAAAAA!!」

    騎士C「うわあああああ!!」

    騎士D「こんなの、どうやって戦えばいいんだ!」


    騎士団長「飛竜……! 三体程だが、前回の襲撃の時とは比べものにならん大きさだ!」

    786 :

    嫁は夫の性処理するのが義務なのか?
    http://sdonews.h2018.top/newsplus/1520071251

    787 = 669 :

    騎士団長「退け! 退け! 弓兵と魔導隊は奴を撃て!! 城門は閉じろ!!」

    ビシビシッ

    ドラゴン「GAAAAAAAAAAAAAAA!!」


    騎士「ダメです! まるで効いていません!」

    騎士団長「くそっ! どうしろと言うのだ!」

    788 = 669 :

    ドラゴン「GAAAAAAAAAAAAAAA!!」


    騎士団長「!? まずい! ブレスを撃つつもりだ!!」

    騎士「閉門、間に合いません!!」

    騎士団長「目標は……魔法陣か!? あんなものが直撃すれば魔法陣は……!」

    騎士「くそっ……!」

    789 :

    さるさんってまだあるのか?

    790 = 669 :

    バサバサッ


    騎士「……!!」


    騎士「団長! あ、あれは……!」

    騎士団長「なっ……あれは……!?」


    騎士団長「…………天馬……!?」

    791 = 669 :

    騎士「やぁーーーーー!!」


    ドシュッ!

    ドラゴン「GAAAAAAAA!!?」


    騎士「ドラゴン! ブレスの動作を中断!」

    騎士団長「あの声は、まさか女騎士か!?」

    792 :

    まだ続いてたか
    見てるからしっかり完結させてくれな

    793 = 669 :

    騎士「聖槍よ……!!」

    騎士「力を貸してくださいっ!!」


    カッ!

    ドラゴン「GAAAAA!!?」


    ドパァン!!

    ドラゴン「……………………」


    ズズゥン……!

    794 = 721 :

    がんばえー
    しえん

    796 :

    序盤に「あいよ」の一言でこの馬売った商人なにげに有能だな

    797 = 669 :

    騎士「はぁ…!! はぁ…!!」

    騎士「ドラゴンはあと二体……!」

    騎士「…………スゥ……」


    騎士「騎士団のみなさん! ドラゴンはわたしが引き受けます!」

    騎士「みなさんは負傷者を救助しつつ小型魔物の迎撃! 一時退避と、立て直しを!」


    バサッ!

    798 :

    追いついてしまった支援

    799 = 669 :

    騎士団長「……………………」

    騎士「……だ、団長……?」

    騎士団長「……ククッ、先に言われてしまったな」


    騎士団長「皆!! 呆けている場合ではないぞ!! あの天馬の騎士の声に従い行動に移せ!! 機運は我らにあるぞ!!」

    800 = 669 :

    騎士「やぁーーーっ!!」

    ドパァン!

    ドラゴン2「GAAAAA!!」

    ズズゥン……!


    騎士A「……天馬の、騎士様……」

    騎士B「め、女神だ……きっと女神様の遣いなんだ!」

    騎士C「うおおおーーー!!」


    ウワァァァーーーー!!

    メガミサマノツカイダーーー!!


    騎士「はぁ…!! はぁ…!! はぁ…!! はぁ…!!」


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