のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,332,042人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - アイドルマスター ×2+ - hospital + - ホラー + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 = 59 :

    死縁

    102 = 62 :

    (それから、真美と伊織を宥めると、俺たちは今の現状について考えることにした)

    「それじゃあ、伊織はやよいを、真美は亜美を部屋に置いてきたってことか?」

    伊織「……そうね」シュン

    真美「……うん」

    「そうか……」

    (俺たちは三人とも何の手がかりもなかった)

    (あるとすれば、やはりあの異常な部屋での出来事……。そして、今のこの取り囲まれている雰囲気程度だ)

    (俺たちは何もわからないまま、こんな場所に連れられていた)

    (……いや、本当にそうか?)

    (俺たちは、本当に何も分からないままここにいるのか?)

    103 = 62 :

    「みんな、ここに来る前のことって覚えているか?」

    伊織「ここへ来る前?」

    真美「……うーん、そう言えば思い出せないかも」

    (そう、真美の言う通りだ。俺たちはここへ来る前のことを思い出せなかった――いや、思い出せないようにされていた。これが現状しっくりくる答えだ)

    「……どのあたりまで覚えてるか、教えてくれないか?」

    伊織「……そうね。最後に食べた朝ごはんは覚えているわ」

    「つまり……夕ご飯は家では食べていないのか?」

    伊織「……ええ、そうなるわね」キョトン

    (つまり、伊織は朝ごはんを食べた後――家には帰らなかったと言うことか)

    104 = 59 :


    したいが・・・もうだめかもわからんね

    105 = 62 :

    真美「真美はね、亜美と一緒に家を出たのは覚えてる」

    「それはいつごろだ?」

    真美「うーん、たしかいおりんと一緒で朝だったかな?」

    「そうか」

    (ここまでを整理すると……二人とも朝までの記憶しかないと言うことになる)

    (と、なると――)

    106 = 62 :

    「その日は仕事の日だったか?」

    伊織「そうね……。朝ごはんにオレンジジュースが出たから、きっと仕事だったと思うわ」

    真美「真美も……亜美と一緒に行ったとき、たぶん仕事の話をしてたような」

    「やはりな」

    (無論、例外もあるだろうが――俺たちが一堂に会していると言うことは、やはりみんな仕事をするために事務所へ向かい、そこで集まっていたことが考えられる)

    (そして、俺たちは何かのきっかけでここへ連れてこられた――ということになるのだろう)

    107 = 62 :

    「……まだ分からないことも多いな」

    真美「ねえ、兄ちゃん。ずっとここで座ってるの?」

    「ん?」

    真美「真美、こんなとこに長居したくないよぅ……」

    伊織「……どこかへ行くの?」プルプル

    「……そうだな」

    (伊織が泣きそうな顔をしているが、どうしたものか……。真美の言う通り、ここで黙っていても仕方がないのは確かだ。やはり動くしかないか……)

    108 = 62 :

    「……そうだな、少し移動してみるか」

    伊織「……移動って言っても」

    「……そうだな、どっちへ行くか……」



    安価下3
    1右の奥へ進む
    2左の奥へ進む

    113 = 62 :

    「右の奥へ行こうか」

    真美「なんで?」

    「……勘だ」

    (俺たちは、とりあえず右奥の方へと進むことにした。こっちは、そう言えば……俺と律子がいた部屋の方面だな)

    「……」チラッ



    (203号室――ここが、俺と律子のいた部屋か)

    (律子、待ってろよ。必ず助けて見せるからな)

    114 :

    しえん

    115 = 62 :

    真美「兄ちゃん! なんか階段っぽいのあるよ!」

    伊織「本当ね……」

    (俺たちは階段らしきものを見つけた――だが)

    真美「でも……シャッター降りちゃってるね」

    「ああ……」

    (厳重なシャッターが下ろされていて、上に上がれそうにもない)

    「……」チラッ

    「下も同じか……」

    (下階へも行けそうにはないな……)

    116 = 62 :

    「どうやら、先へ進む道はなさそうだな」

    真美「どうするの?」

    「うーん……」



    安価下3
    1もうすこし辺りを探してみる
    2左の奥へ行ってみる
    3考えを巡らす

    117 = 110 :

    千早-春香
    響響-貴音
    真真-雪歩
    あず-美希

    プロ-律子
    伊織-やよ
    真美-亜美

    kskst

    120 = 79 :

    これあらかじめ設計図とか作ってやってんのかな
    だとしたら凄いな

    121 = 62 :

    (もう少し考えを巡らせてみるか……)

    「なあ、二人とも」

    真美「なに?」

    伊織「……?」

    「他の皆がいるって可能性はあると思うか?」

    真美「他っていうと……」

    「ああ、春香や響、雪歩たちのことだ」

    伊織「どうかしら……」

    「本当はいない方がいいんだけどな……」

    (もしもいるとしたら、どこかで何かをしているのかもしれない。それも、俺の知らない所で、ひどい目にあっているとすれば……)

    122 = 62 :

    「……もしそうだとしても、俺がなんとかしてみせないと」

    真美「兄ちゃん?」

    「ああ、あいつらのことはとりあえず置いておこう。まだ、仮説に過ぎない」

    (しかし、それにしても情報が少なすぎる……)

    (何か他に手がかりはないのか?)



    安価下3
    1真美に聞く
    2伊織に聞く

    124 = 110 :

    金でちひろさんを釣る

    125 = 94 :

    >>120
    この病棟の設計や仕掛けを決めた上で、安価取る方式でも
    ストーリーの根本が進むように構成しないといかんからね

    127 = 114 :

    二人にきく

    128 :

    1

    おっさんが書いてる文が何でこんな怖いんだよ 眠れねー

    129 = 62 :

    >>126のレスを安価にしました

    「真美、お前なにか気になることとかないか?」

    真美「真美が?」

    「ああ、なんでもいいんだ。教えてくれ」

    真美「うーん……そう言われてもなあ」

    「小さなことでもいいんだぞ」

    真美「……うーん、そう言えばなんかこういうの知ってる気がするんだよね」

    130 = 62 :

    「どういうことだ?」

    真美「なんだろ、どっかで見たことあるみたいな」

    「見たことがある?」

    伊織「どういうこと?」

    真美「なんだっけなあ。確か……あ! そうそう、なんかゲームで見た記憶あるんだよね!」

    「ゲームだって?」

    (そりゃあ、こういうゲーム昨今のゲーム業界ならごまんとあるだろう)

    131 = 62 :

    「ゲームなら、こういうシチュエーションはたくさんあるだろ?」

    真美「いやいや、違うんだって! そーじゃなくてー、なんだろなあ……。そう! 一番最初の二人一組が鎖で繋がれてるーみたいなゲームを……確かやった気がするんだよねえ」

    「……ふうん」

    (真美の言うことは少し気がかりだった。やったことがある――真美はそう言ったが、その口ぶりはまるでこれを体験したかのような……)

    (そのときだった)



    「ウァァァァァアアアアアアアアアア――ッ!」ガンガン



    真美「ひっ!」ビクッ

    伊織「きゃあっ!」カタカタ

    (何者かの声が俺たちの鼓膜を震わしたのだ)

    132 = 114 :

    ひっ!

    133 = 62 :

    「……なんだ、今の」

    伊織「……」カタカタ

    真美「に、兄ちゃん……」プルプル

    P「ああ、慌てるな……。聞こえてきたのは……この下からだ」

    P(俺はそう言って、シャッターの降りている下の階を指さした)

    P(さっきの声はなんだったんだ? それに――真美のいうことも)

    P(俺は……どうすればいいだろうか?)



    安価下3
    1周囲の散策
    2よく考える

    134 = 110 :

    あっ野生の音無さんだ!

    137 = 62 :

    P「……辺りをもう一度散策してみよう」

    伊織「……え、でもさっきの」プルプル

    P「ああ、だがここに居ても何だか危険な気がしてな」

    伊織「……アンタが言うなら」

    真美「……あ、兄ちゃんこれトイレあるよ」

    P「ん? あ、ほんとだな。扉が壁の色と似てたから気づかなかった」

    真美「……でも、こういう雰囲気でトイレとか入りたくないよね……」

    伊織「……」ギュッ

    P「……ああ、そうだな」

    138 = 62 :

    P(トイレか……。見たところ、男女共用のトイレらしいな。入口が一つしかない。水道が出るかどうかという確認のためにも入るべきなのかもしれないが……)

    P(さて、どうしたものか)



    安価下3
    1入る
    2入らない

    142 = 62 :

    P「……やっぱり、入ろう」

    伊織「……本気?」

    P「水道が出るかどうか確認しとかないと。……なんなら、俺だけでも行ってくるけど」

    伊織「……」ギュッ

    真美「兄ちゃん……」ギュッ

    P「……一緒に行くか」

    P(そして、俺はトイレのドアノブに手をかけた)

    143 = 62 :

    P(扉には鍵は閉まっていなかった)

    P(しかし、明かりはついておらず、中はぼんやりと暗かった)

    P「……」キョロキョロ

    P(俺は顔だけを覗かせたあと、中へと踏み出した)

    P「……」ドキドキ

    P(勝手に心臓が鳴ってる……。無理もないな、俺もどこかビビってるようだ)

    伊織「……」

    P(伊織は目を瞑って、ぎゅっとおれの裾を掴んでいた)

    真美「……」ゴクリ

    P(真美は目を丸くしている。驚くほど、緊張しているみたいだ)

    144 = 62 :

    P「……」ソロソロ

    P(俺はゆっくりとトイレの中を歩き出した)

    P(正面には……鏡があったが、どうやらどれも割られてしまったようだ。……ここには、誰かほかの人たちが使っていたのだろうか?)

    P「……さて水は」

    P(……やっぱりダメか。水は通っていないみたいだ)

    145 = 62 :

    伊織「ねえ……も、もういいでしょ?」

    P「……いや」

    P(まだ、物色していない場所がある)

    P「トイレの個室は……二つか」

    真美「に、兄ちゃん……やめといた方が」

    P「……そうか?」

    146 = 62 :

    P(だがここに何か手がかりがあるかもしれない。俺はそう考えていた)

    P(……しかし、真美の言う通りやめた方がいいのか?)

    P「うーむ……」



    安価下3
    1中を見てみる
    2見ずに帰る

    147 :

    とりあえず一発やってスッキリしとこうぜ

    148 = 114 :

    かそく

    150 = 79 :

    入らないのか…(困惑)


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - アイドルマスター ×2+ - hospital + - ホラー + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について