元スレ千早「私たちは、病院の中で真実を知る」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
[前スレ]
①千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」
http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1442148186/l50
②伊織「薄暗い病院の中で、私は彷徨っていた」
http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1442300578/
このスレでは、前スレの②からの続きを書いています。
内容が分からない方がいれば、先に前スレの方の確認をお願いします。
2 = 1 :
千早(目を覚ました場所は見慣れない病院だった)
千早(私たちはこの病院の中で――とあるゲームに沿った行動を強いられていた)
千早(そのゲームの名前はHOSPITAL:ALICE)
千早(そのゲームを進めるうちに様々なことが起こった)
千早(そして物語の真相も少しずつ分かろうとしていた)
千早(メアリーとは誰のこと? 私たちはなんでこんな場所にいるの?)
千早(すべてが分かるのは――きっとここを出た時だと信じて、私はゲームを進めるのだが……)
3 :
きたあん
4 :
待ってた
5 :
いちおつ
6 = 1 :
千早(私たちは305号室を出た後、なにをするべきかを考えていた)
響「やっぱり、ゲームを進めるべきだぞ」
真「うーん、でも何だかこのゲームの言う通りにしてると碌なことないような……」
あずさ「たしかに、真ちゃんの言うとおりね……」
千早(意見は二つに割れていた)
千早(真の言う通り、このゲームはあまり良いことを私たちに示してくれない)
千早(たとえそれが脱出に繋がる糸口だったとしても……それは人道的に間違っていることも行わなければならない)
千早(精神的にも……限界が近いわ)
千早(でも、これが私たちにとっての唯一の希望であるのも事実……)
7 = 1 :
千早(どうすれば……)
安価下3
1ゲームを進める
2自力で探索する
11 :
305号室って首吊りの部屋だっけ
12 = 1 :
千早(それでも……ゲームをするしかないみたいね)
千早「みんな、ゲームを進めましょう」
真「……まあ、千早がそう言うなら」
あずさ「……そうね」
千早(なんとか納得してもらうと私たちは廊下で再びゲームをすることにした)
アリス『どこへいこうかしら』
千早(画面は305号室を出たところで止まっている)
13 = 1 :
千早(……そうね)
安価下3
1 シャッター前
2 310号室
3 トイレ
18 = 1 :
千早(あら……ここ、扉があるわね)
千早「ねえ、みんな……ここ」
響「……なに、この扉?」
真「……入ってみようか」
千早(私は頷くと、アリスたちを向かわせた)
千早(アリスたちが扉がくぐると――トイレの画面が広がった)
19 = 1 :
千早(……ここはトイレに向かう扉だったのね)
千早(アリスたちはトイレに入ると声を出し始めた)
アリス『ここは トイレね』
『いつもつかっているばしょよ』
千早(アリスたちは……このトイレを使っているのね)
アリス『でも つかうときは かんしゅがいるわ』
『ほんと いやになるわ』
千早(そうか……扉が厳重に占められているから、トイレも自由ではないのね)
20 = 1 :
アリス『とくに あのこしつ あんなの だれもつかうひといないわよ』
千早(アリスはそう言うと、右側の個室を見た)
『あら あのこしつ つかったことないわね』
アリス『そうなの?』
『ええ なにかあるの?』
アリス『みたい?』
『すこし きになるわ』
千早(それだけ言うと再びゲームは自由に動かせるようになった)
21 = 1 :
真「どうする……?」チラッ
千早(真がこちらをうかがってきた)
千早(どうしようかしら……)
安価下3
1右側の個室を見る
2右側の個室を見ない
25 = 1 :
千早「……見てみましょうか」
千早(私がそう言うと、他の三人も頷いた)
千早(さっきのこともあり、どこか皆は顔を強張らせていた)
千早(……私も人のことは言えないけれど)
千早(私はアリスを動かし、右側の個室を調べた)
アリス『ほんとうに みるの?』
『ええ きになるじゃない』
アリス『そう いいけど みんな すきじゃないとおもうわ』
千早(どういうことかしら……?)
26 = 1 :
千早(アリスたちが扉を開くと――そこには一つの便座がドット絵で映し出された)
千早(だが……不穏なことに、その便座の中は黒く濁っていた)
『なによこれ』
アリス『だから いったじゃない』
千早(個室の中を見て、誰かが憤慨するように声を出した)
『なんで べんざのなかに むしがたくさんいるのよ』
千早(……私はそこでゲーム画面から目をそらした)
27 :
やっぱアリス怖すぎるん
28 = 23 :
ぎゃああああ
29 :
千早パート怖すぎやろ…
30 = 16 :
アリスさんの強心臓ぱねぇの
31 :
虫がわきまくってる便器の中に手を突っ込むのは勘弁だな
32 :
虫わくってことは中になんかあるじゃろ
33 :
なんだっけ
選択肢はメアリーと遊ぶなのにソフトはアリスなのはどういうことなんだろう
34 = 5 :
看守掃除してやれよ…
35 = 1 :
真「こ、これ……」
響「む、虫って……今……」
あずさ「……」ギュッ
千早(三人とも明らかに動揺していた)
千早(……私も、また嫌な汗が額から流れていた)
千早(次は……虫、ということなの?)
36 = 1 :
千早(だけれど、私の予想は外れることになる)
『これ むしのしがいよね』
アリス『そうみたいね』
『だから だれもつかわなかったのね』
アリス『ええ そうよ』
『ていれがなってないのね』
千早(それだけ言うと、再びゲーム画面は自由に動けるようになった)
千早(これは……)
37 = 27 :
トイレだしモップくらいあるって…
38 :
>>33
メアリーの日記に誰も遊んでくれないって書いてあっただろ? hospitalaliceはメアリーの秘密を追うゲームなんだろ かくれんぼ的な
39 = 1 :
響「これ、別に何もしなくても……いいってことだよね?」
千早(我那覇さんの言葉に私は振り向く)
真「……ゲームでは、アリスたちも何も言ってないみたいだし、きっと……」
あずさ「……そうね」コクリ
千早(私たちは、ふっと息を吐くと一気に脱力感に苛まれる)
千早(……良かった)
千早(誰も何も言わなかったけど、恐らく全員がそう感じたと思う)
千早(再び動かせるようになったアリスたちを私は動かすことにした)
40 = 1 :
千早(どうしようかしら)
安価下3
1右の個室を捜索
2左の個室を捜索
3トイレを出る
44 = 32 :
個室でP死んだんだったか
45 :
>>33
アリスソフトと言いたいのか
46 = 1 :
千早(左の個室を調べてみようかしら)
千早(アリスを左の個室に近づけると再びメッセージが飛び出た)
アリス『ひだりのこしつも みておこうかしら』
『なんで?』
アリス『いつもつかってるところに なにかヒントがあるかもしれないでしょ?』
『それもそうね』
千早(そう言うと、アリスたちは左の個室に入った)
47 = 1 :
『なにかある?』
アリス『どうかしら』
千早(アリスたちがトイレを調べると、再びメッセージが流れた)
アリス『トイレのとびらに なにかかいてあるわ』
『とびら?』
千早(扉には何が書かれていたのかしら?)
49 = 1 :
アリス『これ あのにっきにかいてあったわよね』
『ほんとうね』
千早(そのあとに、メッセージボックスにある言葉が映し出された)
千早(これは――)
《わたしはだれ?》
千早(それはゲーム内の日記に出てきたメアリーという少女の言葉だった)
千早(なんでそれがこんなところにも?)
50 :
貴方は誰なんですか?
みんなの評価 : ☆
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