元スレ千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
551 = 522 :
千早(……我那覇さんが、少し落ち着きを取り戻してきたとき、私たちは状況の整理を行うことをしていた)
千早(ひとまず、私たちは我那覇さんが取り出した鍵を見ていた)
千早「……これ、何の鍵かしら?」
千早(私は、まだ赤く鈍い色を放っている鍵をぐるりと回した)
あずさ「……そうね、部屋の鍵かもしれないわ」
千早「部屋の鍵……ですか?」
あずさ「ええ……。ここ……、薄れて見えにくくなってるけど、番号みたいな書き込みがないかしら?」
千早「……たしかに」
千早(私はじっと鍵の持ち手を見つめた。そこには――薄くではあったが、305という数字が書かれていた)
552 = 525 :
また悪趣味な仕掛けが待ってそう
アイドルの精神がマッハ
553 = 517 :
305号室に入る前にゲームを進めた方がいいんじゃないか…?
554 = 518 :
各メンバーに一個ずつ嫌がらせを用意しているのか?
555 = 525 :
そっか、ゲームが305に入らないようなシナリオだとまずいことになるかも知れんのか
556 = 522 :
千早「……そう言えば、305号室はまだ見ていませんでしたね」
響「……そうだね」
千早(この305号室には何かがあるのだろうか? 私は頭を巡らせる)
千早(よく考えてみないと)
真「とりあえず、ゲームを進めてみない?」
千早(そのとき、真がそんなことを言った)
真「一応、次に行く場所の手がかりは見つかったんだし」
千早「……それもそうね」
千早(そう言えば、アリスたちは鍵を手に入れてから自由に行動が出来たはず)
千早(私はゲーム画面に戻ると、アリスたちを動かすことにした)
557 = 522 :
千早(さて……どうしましょうか)
安価下3
1 305号室に行く
2 310号室を物色する
562 :
怖くて安価に参加したくないでござる
564 = 522 :
『さっきのひとも もういないわ』
千早(310号室から覗きながら、誰かがそう口にした)
アリス『ここが305ごうしつね』
千早(私は、アリスを動かし305号室の扉の前に来ていた)
『はいるの?』
アリス『もちろんよ』
『でも なんだか いやなおとがしない?』
千早(誰かが耳を扉に当てながら、そんなことを呟いた)
565 = 522 :
アリス『なんのこと?』
『ほら なにかが ゆれてるようなおと』
千早(私は……そのとき、冷や汗を一つ垂らした)
千早(まさか……まだ……)
千早(私は、ゲームボーイを強く握りしめた)
アリス『だいじょうぶよ きっと』
千早(アリスがはそう言うと、鍵を差し込んだ。『かぎがひらきました』というメッセージが出てきた)
566 = 522 :
アリス『あいたわ』
『はいりましょう』
千早(そして、アリスたちが扉をくぐると――305号室の画面に切り替わった)
『なによこれ』
千早(真っ先に、誰かがそんな言葉を吐いた)
千早(それに遅れて、アリスが言葉を漏らす)
アリス『なんでこのひと ちゅうにういているの?』
千早(私の頭が、どこかへ引き寄せられていくような錯覚を覚えた)
567 = 517 :
とりあえず、305号室には首吊り死体があることがわかった
568 = 525 :
動物の次は首吊りけ…こわ
569 = 541 :
防音ちゃうんかい
570 = 559 :
そんなことよりアリスさんの何見ても動じない鋼の精神が怖い
571 = 522 :
響「……これ」
真「……」
あずさ「……ええ」
千早(三人とも血の気が引いたような顔を見せていた)
千早(きっと……私も)
アリス『どうやら ひもでつるされているみたいね』
千早(アリスの言葉と共に、誰かが部屋の中央で首を吊っているドット絵が映し出された)
572 = 519 :
怖いけど続きが気になって読むけど怖くて寝れねぇ
573 = 522 :
響「……う、嘘だよね?」
千早(真っ先に、我那覇さんが言葉を吐いた)
千早(正直、私もそう言い切りたいくらいだ)
千早(……なぜ、こんなことが……)
アリス『ねえ どうする?』
『どうするって?』
アリス『このへや なにもないもの』
『ういてるひとが いるじゃない』
アリス『それもそうね』
千早(淡々と会話が繰り広げられていく……。子供の会話じゃないみたい……いえ、でもここは)
574 = 517 :
ゲームの登場人物達がやばすぎる
なんでこんなにも落ち着いてんだ
575 = 541 :
精神病か頭いじる実験してるなら不思議でもない
576 = 522 :
アリス『それじゃあ このひとのからだを しらべてみましょう』
千早(……私は思わず目をそらした)
千早(アリスは、宙づりの人に近づき、立ち止まった――どうやら、体を調べているようだ)
アリス『ポケットに かぎがあったわ』
『あら ほんとうね』
577 = 522 :
千早(そのとき、選択肢が映し出された)
安価下3
1もう少し体を調べてみる
2部屋を調べる
3部屋を出る
581 = 522 :
アリス『へやもしらべてみようかしら』
『どうして?』
アリス『なにかじゅうようなてがかりが あるかもしれないでしょ?』
『それもそうね』
千早(すると、再びアリスを自由に動かせるようになった)
582 = 522 :
千早(……だけど)
「……」
千早(三人とも、すでに体から魂が抜け落ちているような状態だった)
千早(無理もない。動物の死体の次は――首つり遺体だというのだから)
千早(でも、だからと言ってここでやめることは出来ない……)
千早(そう、アリスたちの狂気が止むまでは)
583 = 522 :
千早「……どこを調べようかしら」
安価下3
1ベッドの下
2ロッカーの中
3部屋の四隅
588 = 522 :
千早(ロッカーを調べてみましょう)
アリス『ロッカーはあいていないみたいね』
『かぎが ひつようなのよ』
アリス『それもそうね』
千早(そう言えば、さっきもロッカーには鍵がかかっていたわ……。間違えてしまったわね)
589 = 522 :
千早(それじゃあ、他にはどこか調べられるかしら)
安価下3
1男の足元
2ベッドの上
3入り口近く
594 = 519 :
首吊りの鍵はどうしたっけ?
595 :
鍵はロッカーじゃないのか
596 = 522 :
千早(ロッカーは開いていなかった。男のポケットから取り出した鍵も、どうやら違うものみたいね)
千早(それじゃあ、次はベッドの上を見てみようかしら)
アリス『ベッドのうえは なにかあるかしら?』
『どう?』
アリス『うーん なにもないみたいね』
『そう』
千早(どうやらこれも違ったみたい……それじゃあ他に何かあるかしら?)
597 = 522 :
千早(他に調べられる場所は……)
安価下3
1部屋の四隅
2男の足元
3ベッドの下
598 :
男なのか……
みんなの評価 : ☆
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