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    元スレ千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」

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    602 = 593 :

    明日早いのに寝たら明日には落ちてそうで寝られないぞ訴訟

    604 = 522 :

    千早(それでは……ベッドの下はどうかしら?)


    アリス『ベッドのしたは なにかあるかしら?』

    『どう?』

    アリス『これ なにかしら』


    千早(そのとき、アリスは何かを見つけたようだった)

    千早(文字の表示に何かが映し出される)


    千早「『かみきれ を てにいれた』?」


    千早(これは、何かしら?)

    605 = 544 :

    男なら少なくとも犠牲者が出ることはないはず…

    606 = 522 :

    アリス『これ よんでみましょう』

    『そうね』


    千早(アリスたちの会話の後、すぐに紙切れの内容が映し出された)


    《メアリー すまなかった》


    千早(これは……この首を吊った男の書いた言葉なのかしら?)

    607 = 522 :

    アリス『さあ このしせつのこなんだろうけど』

    『なんだかわたし メアリーのこと きになってきたわ』

    アリス『なんで?』

    『だって さっきから メアリーってこのことばっかりだもの』

    アリス『それもそうね』

    608 = 522 :

    『あなたもきにならない?』

    アリス『どうかしら』

    『だっしゅつもだいじだけど メアリーってこについてもしらべてみましょうよ』

    アリス『わたしはいやよ はやくここからぬけだしたいわ』

    『もしかすると メアリーがだっしゅつのこと なにかしってるかもしれないわ』

    アリス『・・・・・・』

    『どうかしら』

    アリス『そこまでいうなら わかったわ』


    千早(アリスが頷くと、再び自由に行動できるようになった。だが、部屋を調べることはもう出来なかった)

    609 = 522 :

    千早(つまり……ここからはゲームではまた手さぐりで探さないとダメってことなのね)

    千早(なんて、欠陥品なのかしら。さっきの鍵についても……ゲームでは分からなかったじゃない)

    千早(……古いゲームはこういう造りが普通なのかしら? あまりゲームをしないから、分からないわね)

    611 = 522 :

    千早(ゲームに関しては、ここまで――となると)

    千早「どうしますか?」

    千早(私がそう尋ねた時、三人は顔を曇らせた)

    「正直、さっきよりも……やばそうだよね」

    千早「……ええ」

    千早(我那覇さんの言葉は、ここにいる誰よりも重く圧し掛かってきた)

    612 = 522 :

    あずさ「……私が、行くわ」

    千早「あずささん……」

    千早(そのとき、さっきまで黙っていたあずささんがすっと手を上げた)

    あずさ「……響ちゃんが頑張ってくれたんだもの。次は……私が頑張らないと」

    「あずさ……」

    千早(あずささんは神妙な面持ちで、そう言葉にした――だけど、あずささん一人を行かせていいのだろうか?)

    613 = 522 :

    千早(私は……)


    安価下3
    1行く
    2行かない

    617 = 522 :

    千早「あずささん、私も行きます」

    あずさ「千早ちゃん……」

    千早(あずささんはこちらを眺めると、少しだけ唇をかんだ)

    あずさ「……ごめんなさい」

    千早(そして、小さく頭を下げた)

    千早(きっと……不安だったのだろう。私はそう感じた)

    「自分たちも……」

    「ボクたちも行った方がいいよね……?」

    千早(我那覇さんと真は、目をそらしながらそう口にした。そうだ、こんなこと誰もやりたくはない)

    千早(きっと、怖いのを無理して言っているのだろう。……それは、私も同じだけど)

    千早「……ええ、そうね」

    618 = 522 :

    千早(果たして、二人も連れてきていいのかしら?)


    安価下3

    1連れていく
    2連れて行かない

    622 = 522 :

    千早「……みんなで行きましょう」

    あずさ「……みんな、ありがとう」

    千早(疲れも出ていたのか、あずささんは頭に手を当ててくらっとよろけた)

    千早(真はそれを受け止めると、あずささんの肩をぎゅっとつかんだ)

    「みんな一緒なら、きっと怖くないですよ……」

    あずさ「真ちゃん……」

    「真の言う通りだぞ」

    千早「ええ、そうね」

    千早(こうして、私たちは310号室を出て、305号室へ向かうことにした)

    623 :

    ゲームで先に客観的にこの先の恐怖がわかるのが余計に恐怖を誘ってるな

    624 = 522 :

    千早「……」

    千早(実際に部屋の前に立つと、どこか異様な雰囲気が漂っているように思えた)

    「……響、なにやってるんだ?」

    「うん、ゲームみたいに何か聞こえないかなって思ったんだけど……」

    千早(どうやらここはゲームとは違い、何も聞こえないようだった。もしかすると、扉が防音になっているのかもしれない)

    千早「それじゃあ……行きましょうか」

    千早(全員が頷く)

    千早(私は、部屋の扉に鍵をおしこめると――そのまま鍵穴を回した)

    千早「……開いたわ」

    千早(部屋は簡単に開いた)

    千早(問題は……ここからだ)

    625 = 522 :

    「……」

    千早(全員が固唾をのんで、私がドアノブを捻るのを見守っていた)

    千早(……覚悟を決めるしかなさそうだ)

    千早「……開けるわよ」

    千早(そして私は――扉を開いた)

    千早「……」

    千早(部屋の様相が見えた時、全員が――すぐに目をそらした)

    「……やっぱり、あったね」

    千早(私は、逸らした目を戻せなかった)

    千早(そうだ――部屋の真ん中には、誰かが宙に浮いていた)

    627 = 522 :

    千早「……入り、ますか」

    千早(私は、いやに途切れ途切れに言葉を吐いた)

    千早(もう、まともに考えることも出来そうにない)

    あずさ「……入ってからはどうするの?」

    千早(そのとき、あずささんがそんなことを言った)

    千早(たしかに、この部屋には謎が多い。ゲーム中でもそれを回収しきることは恐らく出来なかった)

    千早(だけど……私たちは今、この部屋で何をすべきなのか?)

    628 = 522 :

    千早(どうしよう……)


    安価下3

    1男を調べる
    2部屋を調べる

    631 = 610 :

    1
    首吊りなら糞尿まき散らしてるだろうな

    632 = 522 :

    千早「……まずは、やはりゲームに沿ってあの男を調べた方が……」

    千早(私がそう言うと、誰もが目を背けた――、一人を除いて)

    あずさ「……わかったわ」

    千早「あずさ……さん?」

    あずさ「……」テクテク

    千早(……あずささんは物怖じしない、といった表情で部屋に足を踏み入れた)

    千早(私たちは、その様子を扉の外から眺めていた)

    あずさ「……ふう」

    千早(どうやら、あずささんは目を瞑って男のそばまで近寄ったようだった――そして、ゆっくりと目を開いた)

    あずさ「……」

    千早(あずささんは、その場から三秒ほど動かなかった)

    633 :

    うわぁ

    634 = 522 :

    千早(私がその様子を不審げに眺めていた――そのときだった)

    あずさ「……みんな、こっち来てもらえないかしら」

    千早(徐に、あずささんは振り返り、そう言った)

    千早「……どうかしたんですか?」

    千早(私はおそるおそる、言葉にした)

    あずさ「……ええ。この男の人……少し、変なのよ」

    千早「……?」

    千早(もはやあずささんは男の顔をまじまじと見つめていた)



    あずさ「顔がないの……」



    千早(私は――その言葉に戦慄した)

    635 = 522 :

    「の、のっぺらぼう……ってことか?」

    千早(隣にいた響が口を震わせながら、そう口にしたとき――あずささんは小さく首を振っていた)

    あずさ「……これ、たぶん人形よ」

    千早「……え?」

    あずさ「ほら、これ人間みたいに作っているけど――ただの人形なの」

    636 = 522 :

    千早(私たちは、あずささんの言葉を不思議に思いながら、ゆっくりとその男に近づいた)

    千早「……たしかに、顔がないですね」

    千早(男には顔と言うものが付いていなかった。しかしそれは……単に妖怪だとか、そういうことではなく――ただ単純に、男にはもともと顔が備わっていなかったのだ)

    千早(……それは精巧に作られた人形だった。あのゲームの後にこれを見せられれば……誰しもそれを疑ってしまうだろう)

    「……くそっ。こんなことしやがって!」

    千早(真は怒りに打ち震えていた)

    千早(しかし……さっきは本物があったのに。今度は偽物……やはり、人間の死体を手に入れることは出来なかったということなのかしら?)

    637 :

    ケーンーヂくーん

    638 :

    これは小鳥さんが黒幕だな

    639 = 522 :

    あずさ「……千早ちゃん。ポケット、よね」

    千早「あっ……、そうですね」

    千早(今の状況に呆気にとられていた私だったが、あずささんはすでに冷静さを取り戻していた)

    千早(男のポケットを漁ると、あずささんは鍵を取り出した)

    あずさ「……これね」

    千早(あずささんが取り出した鍵は、さきほどのものとは形状が異なっていた。ロッカーのカギでもなさそうだ。これは……何の鍵だろうか?)

    千早「これは……何の鍵でしょうか?」

    あずさ「……そうね」

    千早(私たちは暫く考えてみたが、答えを導くことは出来なかった)

    千早(そろそろ何か行動しないと)

    640 = 522 :

    千早(何をしようかしら)


    安価下
    1男を調べる
    2部屋を調べる

    644 = 522 :

    千早(部屋を調べてみようかしら)

    千早(でも、どこを調べれば……)


    安価下3
    1ベッドの下
    2入り口付近
    3部屋の四隅

    648 = 522 :

    千早(やはり……気になるのは、ゲームと同様に……あの紙切れがあるのかどうか、ということかしら)

    千早「真、そこのベッドの下を見てくれない?」

    「……ああ、そう言うことか。分かったよ」

    千早(真がベッドの下に屈んで覗き込む、すぐに真は声を上げた)

    「……何か落ちてるっぽいね」

    千早(真は手を伸ばして、それを手に取った後、私たちに見せてきた)

    「……内容は、同じ」

    千早「……そう」

    千早(そこには、やはり《メアリー すまなかった》という言葉が書かれていた)

    千早(それにしても、この言葉どういう意味なんだろう?)

    千早(この男の部屋にあったと言うことは、男が何か関係していると言うことなのかしら?)

    649 = 522 :

    千早(さて、どうしようかしら……)


    安価下3
    1部屋調べを継続
    2紙切れについて考える
    3ここまでの状況を整理する


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