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    元スレ女友「アンタの体質って何なの?」男「…」

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    152 :

    LS体質うらやまwww
    今までシリアスだった男が間抜けに思えてきたwwwww

    153 = 148 :

    154 :

    リトさんちーっす

    156 :

    >>154
    宇宙最強の星の姫達と宇宙有数の暗殺者と宇宙有数の医者と念力幽霊と馬鹿でかい植物とその他諸々にフラグを立てて、その気になれば武力と科学力と経済力で一気に敵を制圧出来る化け物じゃないですかヤダー

    157 :

    あぶねぇ

    158 = 129 :

    159 :

    お前は神に喧嘩売るの大好きだな

    160 = 71 :

    起きろ

    161 :

    >>159
    天使と悪魔のやつかよ

    164 :

    樫野弘揮

    166 :

    何故か3部ジョジョで再生してた

    167 = 48 :

    この体質って、男にも使えるの・・・・・・か?

    168 :

    王様って実は全員女王様なのかね

    169 = 48 :

    西林校は男子校って書いてあったと思う

    170 :

    起きた
    三十分には戻る

    171 = 170 :

    ついでこれは、

    「青信号だな、えっ?」
    悪魔「ふぇぇ…死んじゃいますよぉっ」

    の続きです。良かったら読んでみてね

    172 = 154 :

    173 = 159 :

    続きとか言ってるが全然繋がりがない
    それらのSSを纏める奴書いてほしいわ

    174 = 170 :

    今から書く
    保守ありがとです

    175 = 170 :

    ~~~

    「この体質は至って簡単だ」

    「──その場に居るだけで、女性とハプニングが起こる」

    「たただただ、それだけの体質」

    「相手が女性である限り、それは強制的に発動する」


    「例えば──俺が転ぶだけで、服が脱がされ」

    「例えば──俺が歩くだけで、スカートが捲れ」

    「例えば──俺が近づくだけで、着替えを見られる」


    「それが『LS体質』──『ラッキースケベ体質』だ」


    女友「……」

    「……」

    「…信用できないか、では、もっと証明してみよう」

    女友「し、信用してる!」

    176 = 170 :

    「そうか?」

    女友「…そ、それがアンタの体質…ってことは…」

    「うむ。以前にお前を目にも止まらない速さで抱きかかえたのも、それだ」

    「ついでに言うと西林地区の倉庫で捕まった時、その体質で切り抜けた」

    「…あの時はまぁ、少し加減をするべきだったと反省している」

    「……」

    「そして、お前を救ったのもこの〝体質〟だ」

    「…それが【東の吸血鬼】」

    「……」

    「一つ、聞かせて欲しい」

    「なんだ」

    「貴方はその〝体質〟で……あの四校戦争を止めたの?」

    「……」

    177 = 170 :

    「とても出来るようなものじゃない気がする…だけど、」

    「そうだな。確かに…そう思っても不思議じゃあない」

    「だが、俺は嘘はついていないぞ。本当に俺はこの体質だけで四校戦争を休戦させた」

    「…すべての【王】に勝ち、そして納得させた」

    「……」

    「──そして俺は、その【東の吸血鬼】としての名を捨てた」

    女友「…なんでよ、あれほどのまでの地位を手に入れたのに」

    「それは…気にするな。今は関係ない」

    「しかし、その際に俺が手に入れることができた〝体質を制御する方法〟」

    「それをお前に教えてやろう」

    「…制御する、方法」

    「だがしかし、それには条件がある」

    178 = 170 :

    女友「そうだろーっと思ったわよ。昨日はあんだけ言ったのに、急に言い出すもんだから」

    「…む」

    女友「いいわよ別に。アタシと、この子ができることなら…なんだってするつもりよ」

    「……」コクリ

    「…そうか」

    「ありがとう。すまない、本当に運命は上手く回らないものだな──」

    「──この体質からは逃げられん。四年前からずっとだ」

    「だからこそ、俺はずっと喧嘩を売り続けている。神に運命に…」

    「……俺は数年前から、一人の女の子を探している」

    女友「女の子?」

    「そうだ、名前は知らない。しかし俺と同じ年齢だということはわかっている」

    「その子は俺の師匠──つまり尊敬している人の娘であり、」

    「──俺の唯一の〝希望〟だ」

    179 = 170 :

    「希望…」

    女友「その師匠ってのは…思うに体質制御を教えてくれた人ってワケ?」

    「なかなか鋭いな。そうだ、この人は──全てを教えてくれた」

    「自分がいかに自惚れていたか。最強とは、存在しない」

    「…全ては運命によって均衡されている、ただのお伽話にしかならないと」

    女友「えらくリアリストね。嫌いだわ、そのタイプの人間って」

    「いや、ばかみたいにカッコつける人だった。多分、この世で誰よりも──希望を信じている人だったな」

    女友「ふーん、それで? その師匠って人の娘さんをどうして探してるワケ?」

    「……師匠が言ったんだ」

    『──テメーが幸せになりたいと願うなら、好きな女の子を探せ』

    「とな」

    女友「…は? それだけ?」

    180 = 170 :

    「ああ、それだけだ。だがそれだけでも、俺は希望となりえると思えた」

    「きっとあの人の娘なら──俺は多分、変われるはずだと」

    「この四年間…全てを捨てようと願い、全てをなくそうと願い…そして制御出来た自分…」

    「そこに…また新しい道を作ってくれるのだと、そう思えたんだ」

    「……」

    「ひどく抽象的な話で、すまない。しかし、俺はその人の娘をずっと探しいている」

    「だがそれも難しくなってきた。あの…黒猫だったか、そいつに釘を刺された」

    「…彼女に会ったの?」

    女友「えっ…!?」

    「ああ、あと少しのはずだったんだ…もう少しで彼女を見つけられるはずだった…」

    「…すまない、だからこそお前たちの手助けが欲しい」

    「この俺が変わるために、更に前へと進むために」

    181 :

    女友かわいい
    ヒロインでおながいします

    182 = 170 :

    「……」

    「その代わりに俺は──お前に教えよう」

    「その体質であれど、そのチカラの制御の仕方を」

    「…求めるだけじゃない」

    「ああ、そうだ…求めるだけじゃあ希望は見つからない」

    「だからこそ、私と女友ちゃん…そして貴方と協力する必要がある」

    「…ギブアンドテイクだ」

    「……」

    「……」


    「──わかった、貴方を信じる」

    「…ああ、ありがとう。感謝する」

    183 = 170 :

    北地区 公園

    女友「…それで? ここまで来たけど、なにするつもりなの?」

    「体質制御の説明だ」

    「……」

    「東の吸血鬼こと…俺の『LS体質』は幾分、強力でな」

    「系統を言うのであれば──〝イベント系〟」

    「イベント系…『雨男体質』などに属する系統…」

    女友「そうね、確かに。よくもまぁそんな体質を制御できたものね」

    「ああ、正直俺も驚いている。だが、それでも出来たものは出来た」

    「…種を明かせば簡単なんだがな、つまりは───」

    「──この〝眼鏡〟が制御できる理由だ」

    女友「……はぁ?」

    「視力検査によると、俺は両方とも正常。眼鏡をかける必要などない」

    184 = 170 :

    「そんな俺が──視界に制約をかけると」

    「…体質が制御出来る、と?」

    「そういうことらしい。つまりはLS体質…視界が起因として発動する」

    女友「そんな馬鹿げた話…! で、でも…アンタは本当にそれで…っ?」

    「ああ、制御できた。確かに日常生活には不便が付きまとう」

    「平坦な道でコケることもしばしば、黒板は見えづらい、人にはぶつかる」

    「…他人の顔も見えづらい」

    女友「…それであの時、度数があってないと…」

    「そうだな。見破られたときは驚いたが…まぁそれは良い」

    「結論から言おう。体質には人それぞれに〝条件〟がある」

    「雨を降らすのであれば…ジャンケンを行うもの」

    「…イベントを起こすのであれば、見ればいいだけのもの」

    185 = 82 :

    さるよけ

    186 = 170 :

    「その条件を、探すんだ」

    「つまりは私のこの『シンクロ体質』が発動する条件を…制約出来れば…?」

    「無論、体質も制御できる」

    女友「にわかに信じられないわ…そんな、重大なことをどうして広まってないの…?」

    「それは知らん。師匠が言うには──意図的に隠していると、言ってたがな」

    女友「………」

    「その条件は人それぞれだ。俺は視界であったが、お前はなんだろうと思う?」

    「…わからない」

    「だろうな。だからこそ探してやる、お前の条件を」

    「──そして俺が助けてやる。任せろ、東の吸血鬼と言う名は伊達じゃあないぞ」

    187 = 170 :

    数時間後

    「………」

    女友「…駄目ね」

    「はぁ…はぁ…」

    「そうだな、ひと通り調べてみたが…」

    女友「…どうもしっくりこないわよね。なんだったかしら、最初のひとつめは」

    「目を瞑って走る、だな。次は耳をふさいで大声を上げる」

    女友「一々感情を高ぶらせて、体質を発動させながらじゃないと確認できないものね…」

    「うむ…」

    「だ、大丈夫…まだやれる…」

    女友「ううん、無理はしないで…時間はまだあるじゃない」

    「……」

    「すぐに見つかるとは俺も思っては居ない。だが、きっと見つかる」

    188 = 170 :

    「…うん」

    「無理はするな」

    「わかった、気をつける…」

    女友「……」

    「水を飲むか? 少し木陰で休憩をとるのも…」

    「ううん。もう少しだけやらせて、もうちょっとだけ…」トボトボ…

    女友「あ…」

    「…俺らはベンチで座っていよう。すぐにアイツも来るだろう」

    女友「うん…」

    ~~~

    「……」

    女友「…アンタはさ」

    「む?」

    189 = 170 :

    女友「アンタは…その王をやめるとき、どんな気持ちだったの?」

    「唐突だな」

    女友「…そうね、けれど。あれほどまでのチカラを…手放す勇気って、なんなのかしらと…思って」

    「……」

    女友「四校戦争…あれは本当に酷いことになりそうだった…」

    女友「他の学校も、そして南火の生徒も…本気で怖がってた」

    女友「争いが起きるって、なにもかもがメチャクチャになるんだって…」

    「…知っているだろう、あれは〝最強〟を決めるだけの争いだったと」

    女友「アンタもその…〝最強〟になりたかったというワケ?」

    「…ああ、そうだ。だからこそ四校戦争を止めようとした」

    「──それこそが最強の証だと、信じこんで」

    190 = 170 :

    女友「…だけど本当にアンタはその最強になった」

    「かもしれないな」

    女友「あの四人の【王】を説得させ、チカラの証明をした…けど、手放した」

    「……」

    女友「なんなの、その最強って…意味がなかったの? 納得できるようなものじゃなかったというわけ?」

    「…意味は無くなかったぞ」

    「この街で──黄泉市で、たった一人の最強と歌われ」

    「全てが自分のものだと思えた」

    「まあ体質は『ラッキースケベ体質』だけどな。けれど、それでも俺は…」

    「…確かに強かった」

    女友「……」

    「だけどな、強いだけではなにも得られない。全てが最善とはならないんだ」

    191 = 170 :

    「気づけなかったんだ。この体質は…このチカラは」

    「自分の強さを証明するだけのものじゃあないって、ことを」

    「チカラはそれだけで…争いを生む。そして強者を作り、弱者を作る」

    「…簡単に人をが傷つくことを、当時の俺は知らなかった」

    女友「…知れて、わかって、だから王をやめた?」

    「まぁ、そうなるな。そして俺は体質を制御した」

    女友「…まるで、あれね。そっくりじゃない」

    「……」

    女友「だからあの子に、手助けしようと思ったの?」

    「さあな」

    女友「…ふふ、素直じゃない奴。きっとあの時も助けたくってしょうがなかったんじゃない? 実は?」

    192 = 170 :

    「……」

    女友「喫茶店であたしとあの子、お願いされた時も。ひっどいこと言ってたけど、実はさ?」

    「勘ぐるな。俺はそこまでやさしくはない」

    女友「なによ、意固地ね」

    「……」

    女友「…だけど、そうね。きっとあの子にも訪れると思う」


    「っ…!」


    女友「ああやって努力をするあの子に…奇跡ってものが起こることを」

    女友「アンタが知れた現実と、そして救われた奇跡と…同じようにね」

    「…そうだな、起こさせるさ」

    女友「期待してるわよ? 東の吸血鬼さん」

    「…あまりその名前で呼ぶな。鳥肌が立つ」

    195 = 170 :

    女友「えー? なによ、好きで呼ばれてたんじゃないの?」

    「違う。勝手に誰かが呼び始めただけだ」

    女友「そういえばこの名前の由来ってなんなの? 体質を奪う…って感じだと思ってたけど、違うみたいだし」

    「……」

    女友「あ、黙った。なになに~? もしかして言いたくない感じ?」

    「…言ってもいいが、多分引く」

    女友「いいじゃない。大丈夫、これでもアタシ結構ハート強いし」

    「…そうか、じゃあ言うが」

    「俺の体質によって──純情的思考を奪われた…女子生徒が多くいる」

    女友「…どういう意味?」

    「つまりはそう、俺の『LS体質』によって…骨抜きに生った奴らがな」

    女友「……」

    「【東の吸血鬼】の所以はそこからだ。魅入られ、取り込まれ、そして再起不能になる」

    196 :

    てす

    197 = 170 :

    「命令すれば為すがまま。俺の下僕となり、全てが俺の思うがままだった」

    女友「…へ、へー…そうなんだ…」ささっ

    「ふっ。やはり引いたな、だがそれもいいだろう」カチャ

    「だがそれは過去の俺だ。今の俺には、その度胸がない」

    女友「…度胸の問題なの?」

    「ああ、そうだ。昔の俺はなにも知らない──知識の足りない人間だった」

    「今は違う。俺はきちんとした常識を持ち合わせてる」

    女友「…よくわかんないけど、当時のアンタに会わなくてほんっと良かったわ」

    「くっく。俺もそう思うよ」

    女友「…ふふっ」


    「──な、なんてことだっ……!!」

    198 = 170 :

    女友「…えっ?」

    「む?」

    「お、男が…女の子と…公園で仲良く笑い合って、イチャイチャしているよ!」

    女友「いっ…イチャいちゃしてないわよ! 誰!? 馬鹿なこと言う奴は!?」

    「…何故ここにいる、友」

    「はわわっ…!」

    女友「へ? 知り合い?」

    「ああ、東風校のやつだ」

    「お、男! 君は一体どうしたんだい!? って、あっ! 南火校の生徒じゃないか!」

    「とりあえず落ち着け、叫ぶな、目立つだろう」

    「ボクは落ち着いてるよ! けれど、なんでなんで!?」

    199 = 170 :

    トイレ

    200 = 71 :

    見てるよ。いってらっしゃい


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