のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,493人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ゲス + - フランダースの犬 + - 勇者 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    551 = 301 :

    師範「!? 誰だお前は!」

    僧侶「こんにちは。僕は僧侶です」

    師範「旅人か? 悪いが今日は店じまいだ、宿なら他を当たってくれ」

    宿の「そんな……この方は……」

    幼児「パパ、このひとはね、そうりょなの!」

    幼児「だからね、いまからママをみてもらうの!」

    師範「僧侶だと……?」

    僧侶「はい。よかったら、お力になれればと」

    師範「必要ない」

    師範「私の妻の疲労は、呪文や薬で治るものではないのだ」

    宿の「……」

    僧侶「えっ? それはどういう」

    師範「知る必要もない。さぁ、帰ってくれ」

    幼児「パパ……?」

    僧侶「はい。……そういうことなら、おじゃましました」

    552 = 409 :

    なん……だと……
    やっと救われるのか

    553 = 317 :

    >>539
    パーティにいた頃の癖が抜けないんだと補完しろ

    554 = 469 :

    >>545
    魔王養成SSだろもう

    555 = 301 :

    バタン

    僧侶「ふう」

    僧侶(なにやら訳ありだったみたいだなぁ)

    僧侶(しかたない、他の宿を探そう)

    僧侶(いやその前に、装備から整えたほうがいいかな)

    ドンッ

    僧侶「いたた!」

    「んん? 坊主、道の真ん中でぼーっとしくさってんじゃねえ」

    僧侶「ごめんなさい。あ、『かわのぼうし』が」

    「これか。ほらよ……んん?」

    「てめえ、そのデコのマーク見せてみろ!」

    僧侶「はい?」

    「こりゃ追放者の証じゃねえか! 王都で何かやらかしたな!?」

    僧侶「ええっと」

    「おおいみんな! ここに追放者が流れ込んできてるぜ!」

    556 :

    魔王の広報活動か・・・やれやれ

    557 = 307 :

    >>547
    実は僧侶じゃないパターン?

    558 = 301 :

    「追放者だって?」

    「マジか? 俺が知ってる追放者は、魔王軍と繋がってたって話だぜ!」

    「ふざけんな、とっちめろ! 町からつまみ出せ!」

    僧侶「あのう」

    「とはいえ、こいつはまだガキ。この町で何かしでかした訳でもねえ」

    「だが、みんな用心しとけよ! もしこいつが妙な気起こしたら――」

    「おう、すまきにしてやんぜ!」

    「雪山に放り出してやる!」

    「というわけだ。分かったな、小僧!!」

    僧侶「あのう」

    僧侶「はい。分かりました」

     

    僧侶(はあ)

    僧侶(この額のマークが、そんなに大それたものだったなんて)

    僧侶(この町には来たばっかりだけど、一気に過ごしにくくなったなぁ――)

    559 = 492 :

    また・・・また鬱なのか・・・

    561 = 359 :

    >>548
    記憶消して僧侶に悪いなぁって思ってたけど当の僧侶は気にしてないから悪いなぁって思うだけ無駄だったって事じゃないの?

    562 = 386 :

    救いはないんですか?

    563 = 521 :

    魔王軍に就職希望なんですが募集はありませんか?

    565 = 301 :

    ――――――――――――――――――――

    【北の城>城下町】

    勇者「――結局、雪山には何もなかったね」

    賢者「はい。しかしこれで勇者様は、大陸一周を踏破したことになりましたね」

    戦士「無駄足を誤魔化すために、そんな言い訳を考えていたとはな」

    勇者「まったくの無駄足というわけじゃないでしょ。戦闘も含めていい経験になったし」

    商人「なかなかのゴールドも稼げましたしなぁ!」

    賢者「そういうことです。戦士殿も、またレベルを上げたではありませんか」

    戦士「ふん……」

    戦士(だが、まだ剣は抜けん……)

     

    町民A「あっ、勇者様だ!」

    町民B「勇者様が帰ってきた!」

    勇者「えっ、なになに?」

    町民C「お帰りなさい、勇者様! みんな、勇者様が帰ってきたぞ!」

    566 = 495 :

    魔法使いはボミオスで僧侶がピオリムじゃね?

    567 :

    ないた


    明日は休むわ

    568 = 301 :

    「勇者様! 勇者様!」

    「戦士様もいるぞ! 戦士様!」

    「勇者様ばんざい!」

    商人「おっほほ、すごい歓迎っぷりですなぁ」

    賢者「ええ。これだけの人望を持つということは、それだけの器の持ち主という訳です」

    「勇者様かっこいい!」

    「勇者かわいい!」

    勇者「わっ、ちょっと、参ったなぁ」

    「戦士様かっこいい!」

    「戦士様かわいい」

    戦士「ええい触るな! 我々はまだ魔王を討ち取っていないのだぞ!」

    「ささ、皆様、新しく建てられた家があります! ご案内いたしましょう」

    商人「おお、頼みますぞ」

    「勇者一行にばんざい!」

    「勇者一行に祝福あれ!」――

    569 :

    >>567
    言い訳してないで働け

    571 = 336 :

    ♂が紛れ込んでるぞ

    573 = 301 :

    【勇者の家】

    勇者「案内されるままに来たけど……」

    勇者「本当にこれがボクの新しい家? すごい……まるでお屋敷みたい……」

    商人「この立地で三階建てとは、並ならぬ待遇ですなぁ!」

    賢者「いいえ、世界を救うことを思えば、足りないぐらいではありませんか?」

    戦士「まだ救ったわけではない。もし魔王との戦いに敗れようものなら――」

    戦士「あっという間に昔の小屋に逆戻りだ。覚悟はしているのだろうな、勇者よ」

    勇者「ボクは小屋の方が居心地がよかったかも。だって小屋には……」

    勇者「……あれ? えっと小屋には……」

    商人「まあこれだけ広すぎるのも、一人で住むには考えようかもしれませんな!」

    勇者「う、うん、そうだよ、こんなのボク一人じゃとても生活できないよ」

    賢者「……一人では、そうかもしれませんね。しかし」

    賢者「勇者様が望めば、一人……あるいはその上にまた一人、二人と増えることもありましょう」

    勇者「? うん、そうだね!」

    戦士「ふん、品のない奴め……」

    574 = 567 :

    >>569
    涙ふくわ






    そして明日休むわ

    575 = 409 :

    >>574
    じゃあ、今日は頑張れよ

    577 = 567 :

    >>575
    お、おう

    578 = 307 :

    >>570
    いつ見ても胸糞

    579 = 359 :

    賢者シネシネマズ

    580 = 319 :

    こうもんがしゃべった!

    581 = 377 :

    最後によりハッピーエンド感を出すためだろ
    何をそこまで

    >>548
    こいつが何とも思ってないなら俺のしたことは寝取りでもなんでもないからおっけーwww
    ってことじゃないの?

    582 = 441 :

    〉 ♂「戦士様かわいい」
    おいっ

    583 = 301 :

    商人「さて、先ほど町民に歓迎を受けていた際、有力な情報を得ましたぞ!」

    勇者「ほんと!?」

    賢者「さすがは商人殿、抜け目がない」

    商人「なんでも王様が、我々に直々に渡したいものがあるそうですぞ!」

    商人「しかもウワサによると、それで魔王城への道が開けるとか!」

    勇者「えっ!」

    戦士「! 魔王城への……」

    賢者「……やはりここに戻ってきて正解でしたね。手がかりは、国王が見つけ出していた」

    勇者「それじゃ、雪山で会ったあの人の言う通りだったね!」

    商人「いえ勇者様、これは始めから北の城に戻る案を出していた、賢者殿の功ですぞ」

    戦士「どちらでもいい。とにかく、道は開かれた。明日の朝にはさっそく城へ向かおう」

    勇者「うん、そうだね。そうしよう!」

    商人「今日の所はこの家に泊まりましょう。慣れない山越えでワシはもうへとへとで……」

    賢者「では、夕餉の準備をいたしましょう。食材を買い出して参ります」

    戦士「意外な一面を」

    584 = 366 :

    悪趣味すぎる、もういいわ
    無駄どころか不愉快な時間過ごしちまった

    585 = 301 :

    <夜>

    勇者「ごちそうさま! すごく美味しかった!」

    戦士「……本当に美味い……」

    賢者「ありがとうございます」

    商人「いやぁ素晴らしい。賢者ともなれば、手料理もこなせるのですなぁ!」

    賢者「恐縮ながら、レシピさえあれば大したことはありませんよ」

    勇者「賢者さんすごいっ! きっと女の子にもモテモテだよ!」

    賢者「え。ええ、ありがとうございます……」

    戦士「だが、浮ついていられるのも今のうちだ」

    戦士「もう、魔王との決戦が近付いてきている。これが最後の晩餐になるやもしれん」

    勇者「最後にはさせないよ」

    戦士「む」

    勇者「ボクは、魔王を倒す。この平和が、いつまでも続けられるように……!!」

    商人「ほ、ほう……最初の頃に比べると、ずいぶん貫禄がつきましたな……」

    戦士「当然だ。そうでなくてはな」

    586 :

    ここで寝たら絶対続き見失う…

    587 = 301 :

    勇者「それじゃ、明日に備えて今日は解散! みんな寝坊しちゃだめだからね!」

    ――

    勇者(……今日この町に帰ってきて、多くの人たちに迎えられた)

    勇者(ボクの使命――必ず魔王を倒して、あの人々、一人ひとりの平和を約束すること)

    勇者(もう何の迷いもない。見てて神父さん、ボクは必ずやり遂げて見せます――)

    ――

    戦士(……やはり伝説の剣は抜けない。もう何十回と試して尚、抜けない)

    戦士(俺には、分相応の役割が強いられているというのか……ならば)

    戦士(その枠を塗りつぶした上で、限界まで腕を伸ばしてやる。俺の望む結末まで……!)

    ――

    賢者(決戦の時は近い。だが同時に、はじまりの時も遠くはない)

    賢者(魔王を倒し、世に平穏をもたらした時……万を持して、勇者様を迎え入れる)

    賢者(勇者様だけは何があろうと、その後の幸せもろとも私が守り抜いてみせる……)

    ――

    商人「ぐがー。ぐがー」

    588 = 301 :

    ――

    町民A「おい、勇者様を見たか? ずいぶん頼もしくなってたじゃないか」

    町民B「相変わらず可愛いかったしなぁ。ありゃ色気づいたら絶対べっぴんさんになるぜ」

    町民C「あら、もうお相手は決まってたわよ」

    町民B「えっ、誰!?」

    町民C「一緒にいた賢者さんよ。すごく素敵な方だけど、左手の薬指に指輪があったの」

    町民C「それでよくみると、勇者様も同じものをつけてるじゃないの! ホント驚いたわ」

    町民D「でも勇者様のは別の指についてただろ。まだそうと決まったわけじゃ……」

    町民A「いやしかし、あの二人が結ばれれば、さぞお似合いだろうよ」

    町民B「うう……俺の勇者様が……」

    町民C「勇者様たちには、無事に魔王を倒して帰ってきて欲しいわね」

    町民D「そうそ、もう近々、魔王城に乗り込むんだろ? オーブがどうたらとかで」

    町民A「ふっ、オーブか。そういやそんなもん盗み出した『ひのきのぼう』がいたな」

    町民C「ちょっとよしてよ! もう勇者様御一行には関係ないんだから」

    町民D「今ごろどうしてんだかねぇ。ま、追放された以上、まともに世渡りはできんだろうさ――」

    589 = 543 :

    商人がこのメンツのなかじゃマシだな

    590 = 469 :

    あれ周り屑過ぎて商人が可愛く見えてきたぞ

    591 = 301 :

    ――――――――――――――――――――

    【西の町】

    道具屋「はっ、お前みたいな大罪人に売るものなんかねえよ。他を当たれ!」

    ――

    武具屋「ははは、装備なんてその『ひのきのぼう』で十分だろ。帰れ帰れ」

    ――

    宿屋「冗談じゃない、お前みたいなのを泊めたら、俺がこれから何と言われるか……!」

    ――

    ――

    僧侶(はぁ。他の宿屋までダメだったな。人のウワサって広がるもんだなぁ)

    僧侶(僕がほんとは、何も盗んでないってウワサも広まらないかな。広まらないか)

    僧侶(はぁ……今夜泊まるところどうしようかな。お金はあるのに、やっぱり野宿かな)

    僧侶(……ん? あの子は?)

     

    幼児「……」 タッタッタッ

    592 :

    次スレは明日にしてくれないかな

    593 = 539 :

    コンバート提案したのが商人だってのに

    595 = 363 :

    幼児「氏ね泥棒」

    596 = 301 :

    幼児「そうりょさん、やっとみつけた」

    僧侶「どうしたの。もうこんなに暗くなってるのに」

    幼児「今日、パパがどーじょーにこもる日なの」

    幼児「だから、こっそりうちにきて」

    幼児「うちにきて、ママをなおしてあげて」

    僧侶「それはダメだよ。僕も君も、パパに怒られちゃうよ」

    幼児「でも、ママ、ぜんぜんなおらないの」

    幼児「ずっとつかれてるの。だからおねがい」

    僧侶「……」

    僧侶(まぁどんな病状だろうと、回復呪文で楽にさせるぐらいはできるかな)

    僧侶(あの旦那さんが言ってたことがちょっと気になるけど……)

    幼児「ね、はやく! はやく!」

    僧侶「わ。声が大きいよ」

    幼児「はやく!!」

    僧侶「わかったわかった、行くから行くから」

    597 = 495 :

    僧侶が一体何したって言うんだよ…

    598 :

    師範って伝説の剣はママの?あれ?

    599 = 301 :

    【西の町>宿屋】

    幼児「ママ、そうりょさんつれてきた!」

    僧侶「こんばんわ」

    宿の「まぁ……あなたは夕方の……」

    幼児「ね! えらいでしょ!」

    宿の「なんということを……この方も疲れてらっしゃるだろうに……」

    僧侶「いいえ、僕のことなら大丈夫です」

    幼児「ね、ちゃんとママをなおしてね! おそと、みはってるから!」 ドタバタ

    宿の「もう……あの子ったら……」

    宿の「夕方の節も含めて……本当に申し訳ありませんでした……」

    僧侶「いいえ。僕は平気です」

    僧侶「では早速ですが、身体の具合をお尋ねしてもよろしいですか?」

    僧侶「僕、お薬作るのは得意なんですよ」

    宿の「はい……ありがとうございます……ですが……」

    宿の「夫が言ったように……私の疲れは、薬では癒えないのです……」

    600 = 359 :

    タイムリープか


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ゲス + - フランダースの犬 + - 勇者 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について