元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
1 :
前スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353934530/
3 :
おつ
4 :
次スレきた!寝る
7 :
やっと寝れる
>>1よ頼むぞ
8 = 1 :
――――――――――――――――――――
【魔王城・テラス】
スタッ ガシャッ スタッ ドシャッッ
商人「ぐええ」
勇者「商人さん、大丈夫?」
戦士「まさか本当に虹の橋が消えようとは。あの村長も詰めが甘いことだ」
賢者「いえ……恐らくこの城から滲み出ている、独特の魔力による影響でしょう」
賢者「しばし失礼」
賢者は フローミを となえた!
しかし 不思議なちからで かきけされた…… ▼
賢者「ふむ。やはりここの地形を知ることができませんね」
勇者「今のって、自分がいるダンジョンの階層を認識する呪文だよね」
賢者「はい。これが駄目だということは、ルーラやリレミトでの脱出もおそらく……」
商人「に、逃げ場はないということですかな……」
10 :
パートスレ立てるな死ね
11 = 1 :
戦士「恐れることはない。魔王を討ち取りさえすれば、妨害も解けよう」
勇者「戦士さん」
戦士「我々は何のためにここまで足を踏み入れたのだ」
戦士「今から退くことを考えてどうする。さぁいざ、いざ先へ進まん!」
勇者「うん、戦士さんの言う通りだよ! 前に進もう!」
賢者「ええ。確かにこの手の術は、術者の魔力を絶ってしまえば解消するもの」
賢者「仮に術者が魔王ではなかったとしても、魔王を討てば状況に変化があるはずです」
商人「ワ、ワシは別に……大丈夫ですぞ!」
戦士「態勢が整ったなら、さっそく城内に入るぞ。俺は血が滾っている」
賢者「中で何が待ち構えているか分かりません。慎重に参りましょう」
商人「よ、よっしゃ! 頑張りますぞ!!」
勇者(……とうとうここまで来たんだ)
勇者(この先にいる魔王を倒して、誰一人欠けずにみんなで帰るんだ)
勇者(この『伝説の剣』と、心強い仲間たちがいれば――できる!)
勇者「みんな、行こう!」
12 :
>>1
サンクス、安心した
13 :
>>10
パートスレの意味理解できていってるの?
14 = 1 :
【魔王城・城内】
勇者「……」
戦士「……」
商人「……」
賢者「……」
勇者「妙に静かだね」
戦士「ああ。てっきり強力な魔物でも待ち構えているかと思ったが」
商人「な、何かのワナかもしれませんぞ!」
賢者「先ほどから私も罠を警戒しているのですが……まるでそんな様子がない」
勇者「あっ、階段」
戦士「何も出ないなら先に進むだけだ。登るぞ」
商人「は、はは。拍子抜けですな! 持ち込んだアイテムが腐ってしまいますぞ!」
賢者「……本当に何もない。魔物も、罠も……」
勇者「普通の城なら、上の階に『魔王の間』があるはず」
勇者「とりあえず、まずはそこまで乗り込もう――!」
16 = 3 :
気になる
しかし眠い
17 = 1 :
――
勇者「……階段だ。結局、この階も何もなかったね」
商人「響くのは我々の足音ばかり。うーむ気味が悪い」
戦士「構うことはない。さっさと次だ」
賢者「……」
勇者「ん? どうしたの、賢者さん」
賢者「いえ。あの太い柱が少し気になりまして」
勇者「はしら? ああ、あれ柱だったんだ。大き過ぎて気がつかなかった」
賢者「ええ。下の階にもあったものが、そのまま上階まで貫いています」
賢者「おそらくあれは、この城の巨大な主柱でしょう」
戦士「それがどうしたというのだ」
賢者「いえ……あの柱から、微かに魔力を感じるのですが……」
賢者「その魔力の流れが、なんだか上へ向かって脈打っているような……」
勇者「……そうなの? それが?」
賢者「いえ、他に気になる事がなかったものでしたから。先へ参りましょう」
19 :
俺は最後まで支援するぞ
ID真っ赤だし
21 = 19 :
>>19
やべ、スレ変わってそんなことなかった
22 :
こいつぁお花以上の匂いがプンプンするぜぇwwwwww
23 = 1 :
――
【魔王城・最上階】
勇者「! この大きな扉は……」
賢者「……おそらくこの先が……【魔王の間】……でしょうね」
商人「ば、馬鹿な……ついにただの一度も、魔物と出くわしませんでしたぞ!」
戦士「ふん。何もうろたえることはない。これが心理作戦なら空振りもいいところだ」
戦士「我々は、無駄な消耗戦をせずに済んだ。その恩恵だけを受ければいい」
戦士「恐れることは何もない。そうだろう勇者」
勇者「うん」
勇者「そうだよ。もう、後には引き返せない」
勇者「剣を抜こう。防具を固めよう。この扉の越えた先の――」
勇者「さらに先に、ボクたちの目指す世界がある。長かった旅の目的がある」
勇者「みんな、絶対に生きて帰ろう!」
勇者は 扉を あけはなった――!
24 :
眠くない眠くない
>>1乙
26 :
勇者「モンスターハウスだ!」
27 :
リアルタイムで傑作に立ち会えた事に感謝
でも明日も仕事だから寝るノシ
28 :
さるさんエンドあるで
29 :
>>1おつ
30 :
ムドー が あらわれた
31 = 24 :
おい
32 = 1 :
【魔王の間】
勇者「……」
戦士「……暗いな……」
賢者「! 扉が!」
ズズズズズズ…… ズーンン……
商人「こ、この! 開けろ! 開かないか!」
戦士「ようやくまともな反応があったと思えば、ただの退路塞ぎか。つまらんな」
勇者「みんな」
勇者「あの玉座に、誰か座ってる」
賢者「……!」
戦士「……魔王か……?」
商人「お、思っていたより小柄ですな……」ヒソヒソ
**『……』
33 :
この世界の悪全ての寄せ集めがラスボスなのでわ
34 :
神父
35 = 19 :
ダブル肛門でワロタ
36 = 1 :
**『……勇者よ。よくぞここまで来た』
勇者「!」
ボッ ボッ ボッ
商人「あ、明かりが……」
戦士「……あれが魔王……?」
勇者(顔がフードに覆われてよく見えない……!)
勇者「お。お前が魔王かっ!?」
**『……』
**『そうだ』 スッ…
賢者「! 皆さん気をつけて! 何かする気です!」
勇者「……!」
魔王の片手から 赤い水晶の玉が うかびあがった! ▼
**『さて……戦いの前に』
**『貴様たちの真実を覗かせてもらおう……』
37 = 22 :
国王きたか
38 = 24 :
けつのあなが2つある
40 :
僧侶が勇者かばって死ぬパターンじゃね?
そんで死んだ後で記憶戻るみたいな
41 :
フラグが
42 = 19 :
…………あれ?
これ、魔王が良い仕事するフラグ
43 :
誰だろ
44 :
推測はいらないです
45 = 25 :
魔王が良いパターンクルー
46 :
私だ
47 = 12 :
扉空かない→僧侶入れない
48 :
いいぞ魔王
49 = 1 :
勇者「真実……?」
戦士「下らん御託に付き合っているヒマはない。来ないならこちらから行くぞ」
**『お前が我を滅ぼす真の目的――』
**『それは名誉に飢えているためか』
戦士「!」
**『己こそが魔族を打ち破るに足る存在だと、信じて疑わなかったようだな』
**『功のために己を磨き上げ、名を広めるために剣を振るってきたお前にとって』
**『突如として現れた勇者なる存在は、さぞ歯がゆいものだったろう――』
勇者「!」
戦士「な、何を……!」
**『ほう。特に「伝説の剣」に対する固執は凄まじいものだったようだな』
**『これまでの誇りと、この先の戦功を思えば、簡単には手放せなかった』
戦士「貴様、勝手なことを……!」
**『分かるぞ。自らの矜持を押さえ込み――』
**『他に本分を委ねなければならない口惜しさというものはな――』
50 :
賢者の行動が暴露されるのか
みんなの評価 : ★★★×6
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