私的良スレ書庫
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元スレ怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」
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唇の間から押し入ってくる舌。
唾液が流れ込む。舌と舌が遊んでみたいに
絡み合い、音を立てる。
この距離だと多々良の髪の匂いもした。
恒一はふと手を伸ばし、長い髪を撫でた。
体の芯から熱くなり、力がみなぎってきた。
多々良「あっ……」
気が付いたら彼女の上着を脱がし、ブラ越しに
乳房をつかんでいた。揉むというより乱暴に
あつかっただけだ。
それでも多々良が色っぽい声を発したのは、
恒一が触ったからだった。
恒一「かわいいよ多々良さん?」
自分の口からとんでもないセリフが出てきたことに
内心で驚愕していた。
唾液が流れ込む。舌と舌が遊んでみたいに
絡み合い、音を立てる。
この距離だと多々良の髪の匂いもした。
恒一はふと手を伸ばし、長い髪を撫でた。
体の芯から熱くなり、力がみなぎってきた。
多々良「あっ……」
気が付いたら彼女の上着を脱がし、ブラ越しに
乳房をつかんでいた。揉むというより乱暴に
あつかっただけだ。
それでも多々良が色っぽい声を発したのは、
恒一が触ったからだった。
恒一「かわいいよ多々良さん?」
自分の口からとんでもないセリフが出てきたことに
内心で驚愕していた。
止まれないなら進むしかない。
時計の針と同じことだった。
恒一「もっと多々良さんを見せてよ?」
多々良「きゃ……」
ベッドに押し倒し、スカートもブラもショーツも全て
脱がしてしまう。無我夢中でやったことだった。
ソックスを脱がしてるときに多々良が赤面してることに気づく。
あの凛としてた彼女が弱気になってる。
榊原製鉄所は生産能力を最大まで高めた。
恒一「多々良さんっ!!」
多々良「んん!! んぷっ……」
キスし、胸を触り、身体をまさぐる。肉付きのいい身体。
どの部分を触っても丸っこくて女らしかった。
時計の針と同じことだった。
恒一「もっと多々良さんを見せてよ?」
多々良「きゃ……」
ベッドに押し倒し、スカートもブラもショーツも全て
脱がしてしまう。無我夢中でやったことだった。
ソックスを脱がしてるときに多々良が赤面してることに気づく。
あの凛としてた彼女が弱気になってる。
榊原製鉄所は生産能力を最大まで高めた。
恒一「多々良さんっ!!」
多々良「んん!! んぷっ……」
キスし、胸を触り、身体をまさぐる。肉付きのいい身体。
どの部分を触っても丸っこくて女らしかった。
恒一「いいよ多々良さん。すごくいいよ」
多々良「あっ……あんっ……」
濡れ始めた秘所に指を入れてかき回した。
どんどん濡れてきて恒一の指を汚していく。
もう我慢する必要はない。最後までやってしまえ。
脳の命令はさっきとは真逆だった。
恒一「挿入するから。痛かったら言ってね?」
あいにく恒一の方は初めてじゃないから勝手は知っていた。
仰向けの彼女の股を開かせ、いきり立ったモノを入れてしまう。
多々良「ああっ……ああっ……んああっ……」
恒一「はぁっ……はぁっ……はぁっ」
吐息がリズムを刻むように交じり合う。
多々良「あっ……あんっ……」
濡れ始めた秘所に指を入れてかき回した。
どんどん濡れてきて恒一の指を汚していく。
もう我慢する必要はない。最後までやってしまえ。
脳の命令はさっきとは真逆だった。
恒一「挿入するから。痛かったら言ってね?」
あいにく恒一の方は初めてじゃないから勝手は知っていた。
仰向けの彼女の股を開かせ、いきり立ったモノを入れてしまう。
多々良「ああっ……ああっ……んああっ……」
恒一「はぁっ……はぁっ……はぁっ」
吐息がリズムを刻むように交じり合う。
恒一にふいに襲ってきた猛烈な射精感。
まだ早いと感じたので我慢する。
長い髪を振り乱しながら喘ぐ多々良。
人形のようだと恒一は思った。
作り物のように整っていた黒髪は、
ベッドシーツの上でばらけてる。
多々良「あああんっ……!!」
腰が少し浮く。大きく空いた口からは吐息を吐き続ける。
性の快楽からくる吐息だ。甘くて切ない声だった。
空気中に現れたと思えば一瞬で消えてしまう。
放出されてから減退の仕方が美しい。はかない美しさだ。
情熱に身を任せて二人は行為を続けた。
時間なんてどうでもよかった。誰かに見られても
かまわなかった。身体が繋がってないと、
心まで繋がってないようで嫌だった。
まだ早いと感じたので我慢する。
長い髪を振り乱しながら喘ぐ多々良。
人形のようだと恒一は思った。
作り物のように整っていた黒髪は、
ベッドシーツの上でばらけてる。
多々良「あああんっ……!!」
腰が少し浮く。大きく空いた口からは吐息を吐き続ける。
性の快楽からくる吐息だ。甘くて切ない声だった。
空気中に現れたと思えば一瞬で消えてしまう。
放出されてから減退の仕方が美しい。はかない美しさだ。
情熱に身を任せて二人は行為を続けた。
時間なんてどうでもよかった。誰かに見られても
かまわなかった。身体が繋がってないと、
心まで繋がってないようで嫌だった。
恒一が朝目覚めた場所は多々良の部屋だった。
まさか初日から他人のベッドで寝るとは予想外だった。
もちろん昨日のことは記憶にある。件の多々良は
恒一の横で静かな寝息を立てている。
まさしく精巧な日本人形がそこにいた。
ある意味造形の極みともいえる。
寝顔なのに整った顔のパーツは少しも崩れてないからだ。
恒一(ここは見崎と多々良さんの部屋だぞ。
見崎はいないのか?)
きょろきょろ見渡しても見崎の姿はない。
気配すらない。おそらく別の人の部屋で
泊まったのだろうと想像がついた。
恒一(もうすぐ七時か。朝ごはんの時間だな。
まずは多々良さんを起こしてあげよう)
まさか初日から他人のベッドで寝るとは予想外だった。
もちろん昨日のことは記憶にある。件の多々良は
恒一の横で静かな寝息を立てている。
まさしく精巧な日本人形がそこにいた。
ある意味造形の極みともいえる。
寝顔なのに整った顔のパーツは少しも崩れてないからだ。
恒一(ここは見崎と多々良さんの部屋だぞ。
見崎はいないのか?)
きょろきょろ見渡しても見崎の姿はない。
気配すらない。おそらく別の人の部屋で
泊まったのだろうと想像がついた。
恒一(もうすぐ七時か。朝ごはんの時間だな。
まずは多々良さんを起こしてあげよう)
恒一「多々良さん。朝だよ多々良さん。もう起きて」
多々良「うぅん? あさぁ?」
生真面目な彼女にしては間の抜けた声だった。
上半身を起こしたかと思うと口を開けてあくびをし、
両手で伸びをする。
まるっきり自宅のノリだった。旅行初日だとこういう人は
めずらしくない。合宿所で泊まったことを忘れてるのだ。
恒一「おはよ。すごい寝ぼけてるね?」
多々良「へええ!? さかきばらクン!?」
恒一「うん。僕だよ。そして僕らは合宿に来てるんだよ」
多々良「~~~!?」
恥ずかしさのため意味不明な叫びをあげ、
恒一を追い出してしまう。外は女子の部屋が並ぶ廊下だ。
恒一は忍び足で自分の部屋へと帰った。
多々良「うぅん? あさぁ?」
生真面目な彼女にしては間の抜けた声だった。
上半身を起こしたかと思うと口を開けてあくびをし、
両手で伸びをする。
まるっきり自宅のノリだった。旅行初日だとこういう人は
めずらしくない。合宿所で泊まったことを忘れてるのだ。
恒一「おはよ。すごい寝ぼけてるね?」
多々良「へええ!? さかきばらクン!?」
恒一「うん。僕だよ。そして僕らは合宿に来てるんだよ」
多々良「~~~!?」
恥ずかしさのため意味不明な叫びをあげ、
恒一を追い出してしまう。外は女子の部屋が並ぶ廊下だ。
恒一は忍び足で自分の部屋へと帰った。
望月「昨日はどこへ行ってたんだい? この不良学生が」
ルームメイトから嫌味を言われるが風のように流した。
最低限の身支度を済ませ、食堂へと向かう。
まだ昨日のことで頭が混乱してるが、もうどうでもよかった。
とにかく空腹だった。食堂はほとんど人がいなくて快適だった。
朝の空気特有の冷たさと静けさが心地いい。
自分の席に座って待ってると、次々にクラスメイトが
やってくる。皆寝ぼけてるのか、ボーっとしてる人が多かった。
勅使河原「おうサカキ。今日はいつも以上にしけた面だな」
恒一「おはよ。昨日は本当に疲れた。
昨日だけで一週間分の体力を使っちゃったよ」
敦志「ずっと髪の長い女に追いかけられてたもんな。
もてる男は大変だねえ」
望月「あーあ。ずっと待ってたのに怜子さん来なかったし」
ルームメイトから嫌味を言われるが風のように流した。
最低限の身支度を済ませ、食堂へと向かう。
まだ昨日のことで頭が混乱してるが、もうどうでもよかった。
とにかく空腹だった。食堂はほとんど人がいなくて快適だった。
朝の空気特有の冷たさと静けさが心地いい。
自分の席に座って待ってると、次々にクラスメイトが
やってくる。皆寝ぼけてるのか、ボーっとしてる人が多かった。
勅使河原「おうサカキ。今日はいつも以上にしけた面だな」
恒一「おはよ。昨日は本当に疲れた。
昨日だけで一週間分の体力を使っちゃったよ」
敦志「ずっと髪の長い女に追いかけられてたもんな。
もてる男は大変だねえ」
望月「あーあ。ずっと待ってたのに怜子さん来なかったし」
合宿は二泊三日だった。
二日目の日程は山登り。三組の腐った精神を叩きなおすための
強行軍だ。田舎の山なのでかなり険しい道のりだが、
クズたちにはちょうどいいと怜子が判断したのだ。
怜子「さあ、みなさん。朝の食事の時間がやってきました
山登りに備えてしっかり食べましょう」
江藤「あのー、みんな食べながらでいいので聞いてくれますか?」
怜子「なんですか江藤さん。重要な連絡事項ですか?」
江藤「というより事件ですね。
昨夜見崎さんが榊原君に泣かされたそうです」
赤沢「えっ!?」
杉浦「なんですって!?」
二日目の日程は山登り。三組の腐った精神を叩きなおすための
強行軍だ。田舎の山なのでかなり険しい道のりだが、
クズたちにはちょうどいいと怜子が判断したのだ。
怜子「さあ、みなさん。朝の食事の時間がやってきました
山登りに備えてしっかり食べましょう」
江藤「あのー、みんな食べながらでいいので聞いてくれますか?」
怜子「なんですか江藤さん。重要な連絡事項ですか?」
江藤「というより事件ですね。
昨夜見崎さんが榊原君に泣かされたそうです」
赤沢「えっ!?」
杉浦「なんですって!?」
江藤「昨夜見崎さんは私の部屋に泊まったんです。
自分の部屋を追い出されてしまいましたから」
怜子「ちょ……いきなり何を言いだすのよあなたは」
江藤「でも事実なんですよ。そうですよね見崎さん?」
鳴「はい……。でも榊原君は悪くないんです。
私が彼を怒らせたのがいけないんです」
望月「ちょっと待って。なんだよそれ!?
見崎さんが一番怒っていいんじゃないの!?
なんで榊原君をかばってるのさ!!」
鳴「だって私の責任だから……」
水野「うおおおおい!! もう完全に目が覚めちまったぞ!!
榊原に問い詰めたいことがたくさんあるぞ!!
朝からまた会議が始まるのかよ!!」
風見「三組とは議会のようなクラスだよ。
今の時点で疑問に思ったことが百三十二項目ほどある」
自分の部屋を追い出されてしまいましたから」
怜子「ちょ……いきなり何を言いだすのよあなたは」
江藤「でも事実なんですよ。そうですよね見崎さん?」
鳴「はい……。でも榊原君は悪くないんです。
私が彼を怒らせたのがいけないんです」
望月「ちょっと待って。なんだよそれ!?
見崎さんが一番怒っていいんじゃないの!?
なんで榊原君をかばってるのさ!!」
鳴「だって私の責任だから……」
水野「うおおおおい!! もう完全に目が覚めちまったぞ!!
榊原に問い詰めたいことがたくさんあるぞ!!
朝からまた会議が始まるのかよ!!」
風見「三組とは議会のようなクラスだよ。
今の時点で疑問に思ったことが百三十二項目ほどある」
恒一(また僕の責任追及のための会議かよ。
あいつらの怒鳴り声なんてやかましいだけだ。
今のうちにパン食べておこう)
朝食もばっちり洋食だった。我関せずと言った顔で
マーガリンを塗ったパンを頬張り、スープに口をつける恒一。
敦志「話題の渦中にいながらその冷静な態度。
一流の男はやはり違うね。由美に選ばれた理由が分かるぜ」
勅使河原「お兄さん、それはたぶん違うかと。
こいつはマイペースを世界一極めた男なんすよ」
猿田「ぞなぞな質問ターーイム!!
榊原恒一よ!! どうして見崎を泣かしたのじゃ!?」
恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」
鳴「私が多々良さんと相部屋だって黙ってたから怒られたの」
中尾「んああ? まだ話が見えないぞ!? なぜに多々良が関係する?」
あいつらの怒鳴り声なんてやかましいだけだ。
今のうちにパン食べておこう)
朝食もばっちり洋食だった。我関せずと言った顔で
マーガリンを塗ったパンを頬張り、スープに口をつける恒一。
敦志「話題の渦中にいながらその冷静な態度。
一流の男はやはり違うね。由美に選ばれた理由が分かるぜ」
勅使河原「お兄さん、それはたぶん違うかと。
こいつはマイペースを世界一極めた男なんすよ」
猿田「ぞなぞな質問ターーイム!!
榊原恒一よ!! どうして見崎を泣かしたのじゃ!?」
恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」
鳴「私が多々良さんと相部屋だって黙ってたから怒られたの」
中尾「んああ? まだ話が見えないぞ!? なぜに多々良が関係する?」
風見「落ち着け中村!! 榊原君は昨夜、多々良さんの執拗な
ストーカープレイに耐えきれず、逃走を繰り返していたんだよ!!
目撃者は多いはずだ!!」
千曳「そういえば私も見たね。あれジョギングじゃなかったのか」
松井・金木「私たちの部屋にも押しかけてきたわねぇ」
中尾「風見てめえ!! おれの名前は中村じゃねえぞ!!」
風見「レズカポーの話も総合して大まかな推測はできたぞ!!
榊原君は隠れる場所を探しに女子の部屋を回った!!
そしてたまたま見崎さんの部屋に入ったものの、
しばらくしてから多々良さんとの相部屋ということが
判明し、激怒したわけだな!! 違うか!!」
恒一「どういう推察力してんだよ。全部正解だよ。
変態のくせに無駄に頭いいな。探偵にでもなれよ」イライラ
敦志「良い食いっぷりだ。ぜひ俺のパンも食べてくれ」
ストーカープレイに耐えきれず、逃走を繰り返していたんだよ!!
目撃者は多いはずだ!!」
千曳「そういえば私も見たね。あれジョギングじゃなかったのか」
松井・金木「私たちの部屋にも押しかけてきたわねぇ」
中尾「風見てめえ!! おれの名前は中村じゃねえぞ!!」
風見「レズカポーの話も総合して大まかな推測はできたぞ!!
榊原君は隠れる場所を探しに女子の部屋を回った!!
そしてたまたま見崎さんの部屋に入ったものの、
しばらくしてから多々良さんとの相部屋ということが
判明し、激怒したわけだな!! 違うか!!」
恒一「どういう推察力してんだよ。全部正解だよ。
変態のくせに無駄に頭いいな。探偵にでもなれよ」イライラ
敦志「良い食いっぷりだ。ぜひ俺のパンも食べてくれ」
川堀「見崎が榊原をかばってるのはおかしくねえか!?
そもそも榊原の都合で部屋に押しかけてんだろ?
いきなり現れて怒鳴って帰ってんじゃそりゃひでえだろ!!」
恒一「ところが見崎は快く僕を引き留めてくれたんだよね」
前島「なにぃ!? くわしく説明しろ!!」
恒一「おい見崎」ギロ
鳴「はい。私の個人的な理由で彼を引き留めたかったの。
みんな知ってると思うけど、彼のこと好きだから」
小椋「はーい質問でーす。本当に彼のこと好きなら、
なんで相部屋のこと黙ってたんですか?
遅かれ早かればれることじゃないですか」
鳴「当時はそこまで頭が回りませんでした。
彼が部屋に来てくれてうれしかったんです」
そもそも榊原の都合で部屋に押しかけてんだろ?
いきなり現れて怒鳴って帰ってんじゃそりゃひでえだろ!!」
恒一「ところが見崎は快く僕を引き留めてくれたんだよね」
前島「なにぃ!? くわしく説明しろ!!」
恒一「おい見崎」ギロ
鳴「はい。私の個人的な理由で彼を引き留めたかったの。
みんな知ってると思うけど、彼のこと好きだから」
小椋「はーい質問でーす。本当に彼のこと好きなら、
なんで相部屋のこと黙ってたんですか?
遅かれ早かればれることじゃないですか」
鳴「当時はそこまで頭が回りませんでした。
彼が部屋に来てくれてうれしかったんです」
恒一「自己弁護させてもらうぞ!! 見崎は僕にミルクティーの
入ったペットボトルを飲ませようとしたが、これが
薬入りだったんだ!! もちろん飲む前に気づいて
白状させたさ!! そしたら泣いてしまったけどね!!」
桜木「にわかには信じがたいですね。榊原君はそう言ってますが、
見崎さんはこの事実を認めますか?」
鳴「はい。事実です。中身は睡眠薬でした」
千曳「なんてことだ。見崎さんも尋常ではないね」
高林「これは甲乙つけがたい事態になってきたよ。
どっちもフェアじゃないじゃないか」
勅使河原「おーい!! ってことはサカキはキレて当然じゃないのか!?」
有田「確かに。睡眠薬を飲まされそうになったら普通は怒りますよね?」
辻井「君たちは重要な点を忘れてるようだな!!
多々良さんのストーキング行為だよ!!
榊原君の見崎さんルーム進入の遠因を作ったのは多々良さんだ!!」
入ったペットボトルを飲ませようとしたが、これが
薬入りだったんだ!! もちろん飲む前に気づいて
白状させたさ!! そしたら泣いてしまったけどね!!」
桜木「にわかには信じがたいですね。榊原君はそう言ってますが、
見崎さんはこの事実を認めますか?」
鳴「はい。事実です。中身は睡眠薬でした」
千曳「なんてことだ。見崎さんも尋常ではないね」
高林「これは甲乙つけがたい事態になってきたよ。
どっちもフェアじゃないじゃないか」
勅使河原「おーい!! ってことはサカキはキレて当然じゃないのか!?」
有田「確かに。睡眠薬を飲まされそうになったら普通は怒りますよね?」
辻井「君たちは重要な点を忘れてるようだな!!
多々良さんのストーキング行為だよ!!
榊原君の見崎さんルーム進入の遠因を作ったのは多々良さんだ!!」
風見「まったくその通りだな辻井君!!
そもそも多々良さんと追いかけっこしなければ、
見崎さんの部屋に入ることもなかったわけだ!!」
猿田「じゃあ聞いてみるぞな。
なんで多々良はストーキングしたんじゃ!?」
多々良「彼が私との交際を認めないため、強引に迫りました」
赤沢「なによその理由!? いくら私でもストーカーまでしないわ!!
あんた私たちが合宿に来てること忘れてないでしょうね!?」
佐藤「そういえば昨日の夜、榊原君が三階からダイブしてるのを
目撃しました。散歩の途中のことでした」
望月「はぁああ!? ダイブだって!? まさか飛び降りたの!?」
佐藤「その通りです。スパイダーマン2の主人公を彷彿とさせました」
風見「ちょっと待ってくれ!! この時代じゃまだ放映されてないぞ!!」
そもそも多々良さんと追いかけっこしなければ、
見崎さんの部屋に入ることもなかったわけだ!!」
猿田「じゃあ聞いてみるぞな。
なんで多々良はストーキングしたんじゃ!?」
多々良「彼が私との交際を認めないため、強引に迫りました」
赤沢「なによその理由!? いくら私でもストーカーまでしないわ!!
あんた私たちが合宿に来てること忘れてないでしょうね!?」
佐藤「そういえば昨日の夜、榊原君が三階からダイブしてるのを
目撃しました。散歩の途中のことでした」
望月「はぁああ!? ダイブだって!? まさか飛び降りたの!?」
佐藤「その通りです。スパイダーマン2の主人公を彷彿とさせました」
風見「ちょっと待ってくれ!! この時代じゃまだ放映されてないぞ!!」
望月「佐藤さんは未放送の映画を例にして発言したよ!!
彼女の証言には虚偽の疑いがあるぞ」
杉浦「あーでも私も見たわよ? なんかすごい叫び声とともに
榊原が上空から降ってきたわ。あれって三階だったんだ。
んで佐藤さんに膝枕されて介抱されてたわ」
多々良「へーえ。膝枕ですか?」
佐藤「ひぃ」
小椋「修羅場なんて今はどうでもいいわ!!
多々良がストーキングしたのが原因ってことでオーケーね!?」
鳴「違う。私が悪いの。榊原君、私のこと嫌いになったよね?」
恒一「別に好きでも嫌いでもないよ。あー、フルーツおいしーな」
赤沢「あはははは!! 見崎鳴は完全に
恒一君の視界に入ってないみたいね!!」
彼女の証言には虚偽の疑いがあるぞ」
杉浦「あーでも私も見たわよ? なんかすごい叫び声とともに
榊原が上空から降ってきたわ。あれって三階だったんだ。
んで佐藤さんに膝枕されて介抱されてたわ」
多々良「へーえ。膝枕ですか?」
佐藤「ひぃ」
小椋「修羅場なんて今はどうでもいいわ!!
多々良がストーキングしたのが原因ってことでオーケーね!?」
鳴「違う。私が悪いの。榊原君、私のこと嫌いになったよね?」
恒一「別に好きでも嫌いでもないよ。あー、フルーツおいしーな」
赤沢「あはははは!! 見崎鳴は完全に
恒一君の視界に入ってないみたいね!!」
怜子「先生からも質問があります。榊原君はなぜ、
昨夜先生のベッドに忍び込まなかったんですか?」
恒一「さーて、ごちそーさまー」ガタッ
怜子「放置プレイですか。悪くないですね」
綾野(さすがこういっちゃん。自分が悪くないって
分かってるから冷静なんだね)
風見「会議はまだ終わってないぞ!!
なんで見崎さんが部屋を追い出されたんだよ!!
自分の部屋に泊まれないって不自然じゃないか!!」
恒一「うるさいな。僕がその部屋に泊まったからだよ」
風見「」
その他「」
昨夜先生のベッドに忍び込まなかったんですか?」
恒一「さーて、ごちそーさまー」ガタッ
怜子「放置プレイですか。悪くないですね」
綾野(さすがこういっちゃん。自分が悪くないって
分かってるから冷静なんだね)
風見「会議はまだ終わってないぞ!!
なんで見崎さんが部屋を追い出されたんだよ!!
自分の部屋に泊まれないって不自然じゃないか!!」
恒一「うるさいな。僕がその部屋に泊まったからだよ」
風見「」
その他「」
五秒後、問答が再開される。
望月「昨夜部屋に帰ってこなかった思ったら
多々良さんたちの部屋にいたのかよ!!
浮気に関してはイタリアの大統領並みじゃないか!!」
多々良「ちゃんと同意の上ですよ?
恋愛は個人の自由ですからいいじゃないですか」
水野「でも見崎を追い出したのは酷いんじゃないのか!?」
見崎「いいの。私の責任だから。榊原君たちを責めないで」
王子「見崎さんは先ほどから執拗に自分を責めています!!
これは加害者による精神操作の線も考えられますが!?」
多々良「根拠がないですね。人を洗脳するために
どれだけ多くの時間とお金と機械が必要だと思います?
少なくとも一夜で行うのは不可能です」
有田「この場合、見崎さんの非は認められても、榊原君は
無実ですよね? 追っ手から逃げてただけですもの」
望月「昨夜部屋に帰ってこなかった思ったら
多々良さんたちの部屋にいたのかよ!!
浮気に関してはイタリアの大統領並みじゃないか!!」
多々良「ちゃんと同意の上ですよ?
恋愛は個人の自由ですからいいじゃないですか」
水野「でも見崎を追い出したのは酷いんじゃないのか!?」
見崎「いいの。私の責任だから。榊原君たちを責めないで」
王子「見崎さんは先ほどから執拗に自分を責めています!!
これは加害者による精神操作の線も考えられますが!?」
多々良「根拠がないですね。人を洗脳するために
どれだけ多くの時間とお金と機械が必要だと思います?
少なくとも一夜で行うのは不可能です」
有田「この場合、見崎さんの非は認められても、榊原君は
無実ですよね? 追っ手から逃げてただけですもの」
桜木「そうとは言いきれません。気になるのは、
なぜ多々良さんとの交際を認めたのかです」
恒一(別に正式に付き合ってないけどね)
江藤「そのとおりね。見崎を怒鳴ったのはいいとしても
そのあと自分の部屋に帰ればよかったのよ!!
合宿で不純異性交遊してんじゃないわよ!!」
多々良「……? それを言うなら今回の合宿の動機が不純ですね。
よく学校側から許可が降りたものです。配布されたしおりを
見てください。旅の目的は、三組のクズたちの精神の是正と
書かれています。まっとうな教育機関とは考えられません」
江藤「くっ……」
佐藤「それに不純異性交遊の禁止どころか、異性との交遊禁止すら
書かれていませんし、事前に注意も受けてません。なにせ
一昨日突然決まった行事ですし、明らかにいい加減です」
杉浦「そもそも教育者である三神先生が>>1の内容で教え子を
逆レイプしてんでしょ。そんな人が考えた旅行プラン
なのに倫理性を問うってのが間違いよ」
なぜ多々良さんとの交際を認めたのかです」
恒一(別に正式に付き合ってないけどね)
江藤「そのとおりね。見崎を怒鳴ったのはいいとしても
そのあと自分の部屋に帰ればよかったのよ!!
合宿で不純異性交遊してんじゃないわよ!!」
多々良「……? それを言うなら今回の合宿の動機が不純ですね。
よく学校側から許可が降りたものです。配布されたしおりを
見てください。旅の目的は、三組のクズたちの精神の是正と
書かれています。まっとうな教育機関とは考えられません」
江藤「くっ……」
佐藤「それに不純異性交遊の禁止どころか、異性との交遊禁止すら
書かれていませんし、事前に注意も受けてません。なにせ
一昨日突然決まった行事ですし、明らかにいい加減です」
杉浦「そもそも教育者である三神先生が>>1の内容で教え子を
逆レイプしてんでしょ。そんな人が考えた旅行プラン
なのに倫理性を問うってのが間違いよ」
桜木「これ以上の話し合いは不毛ですね」
風見「うむ。今回は我々の負けだな」
中尾「なんというむなしさ。しかも名前まで間違われた」
鳴「私は何も得るものがなかった」
赤沢「やったー。恒一君は無罪よ」
由美「へへーん。自分のことみたいに気分がいいわ」
恒一(やっと終わったか。腹が立ったからやけ食いしちゃった。
もう一歩も動けないぞ)
多々良「よかったですね榊原君。
悪党どもの追撃から逃れましたよ?」
恒一「あーそうだね。多々良さんすげー頭いいよね。
ぶっちゃけ君が弁護側にいなかったら負けてたよ。
お腹一杯で動けないから肩貸してくれるかな?」
風見「うむ。今回は我々の負けだな」
中尾「なんというむなしさ。しかも名前まで間違われた」
鳴「私は何も得るものがなかった」
赤沢「やったー。恒一君は無罪よ」
由美「へへーん。自分のことみたいに気分がいいわ」
恒一(やっと終わったか。腹が立ったからやけ食いしちゃった。
もう一歩も動けないぞ)
多々良「よかったですね榊原君。
悪党どもの追撃から逃れましたよ?」
恒一「あーそうだね。多々良さんすげー頭いいよね。
ぶっちゃけ君が弁護側にいなかったら負けてたよ。
お腹一杯で動けないから肩貸してくれるかな?」
そんなこんなで山登りが始まる。
登山。漢字にすると二文字にすぎないが、これは修行である。
苦行と言い換えてもいい。目的はクズの是正。
はたしてうまくいくのだろうか。
怜子「みなさん、きちんとブーツをはきましたか?
必要な荷物も持ちましたか?
途中ではぐれないように気を付けてくださいね」
千曳「怜子君が先頭で、私が最後尾から歩いてくからね」
沙苗「すっかり出番が減ったけど私も最後尾から行くから。
具合が悪くなった人は言ってね?」
敦志「俺はマイペースに行くぜ。一流の男みたいにな」
生徒たちは自由なペースで歩いていいとのこと。
例えば運動が得意なものは先頭付近で登り、
逆の者は最後尾でまったり行けばいい。
赤沢「それにしてもド田舎ね。夜見北より三倍くらい
田舎じゃない。建物すら見えないってどういうこと?」
登山。漢字にすると二文字にすぎないが、これは修行である。
苦行と言い換えてもいい。目的はクズの是正。
はたしてうまくいくのだろうか。
怜子「みなさん、きちんとブーツをはきましたか?
必要な荷物も持ちましたか?
途中ではぐれないように気を付けてくださいね」
千曳「怜子君が先頭で、私が最後尾から歩いてくからね」
沙苗「すっかり出番が減ったけど私も最後尾から行くから。
具合が悪くなった人は言ってね?」
敦志「俺はマイペースに行くぜ。一流の男みたいにな」
生徒たちは自由なペースで歩いていいとのこと。
例えば運動が得意なものは先頭付近で登り、
逆の者は最後尾でまったり行けばいい。
赤沢「それにしてもド田舎ね。夜見北より三倍くらい
田舎じゃない。建物すら見えないってどういうこと?」
外山を思い出した
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