元スレP「ヤンデレをプロデュースするのは大変です」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
551 = 412 :
P「なるほどね。よく分かったよ」
満足したPは真美の拘束を解いてあげた。
真美はぐったりしていて、Pに寄りかかってきた。
真美「兄ちゃんのいじわる……本当に苦しかったんだからね……」
P「ありがとうな真美。いじめるような真似して
すまなかった。おわびにキスしてあげるからな?」
真美「うん……///」
ねっとりした大人のキスを堪能する二人。
これからさらに盛り上がりそうなところだが、
真美は体力的にもう疲れていたのだ。
キスした後、真美はベッドで横になってしまう。
まもなくしてスヤスヤと子供らしい寝息を立て、熟睡してしまった。
あの年齢ではハードなプレイはきつすぎたのだろう。
552 = 406 :
よけよけ
554 :
色々理解に苦しんできたから前作見てくる
555 = 412 :
次のパートから雪歩氏に再会します。でもその前に休憩させろ(切実)
19:00ごろには戻るからさ 頼むぜ
556 = 545 :
そういえば真は?
557 = 535 :
捕手
558 = 386 :
真なんていなかった
559 :
真も雪歩を拷問したのかな?
560 :
まこちんなら俺と幸せな家庭を築いてるし
561 = 377 :
もしかして社長も雪歩を拷問したのかな?
前作ではパンツ脱いでたし
562 = 405 :
あずさは犠牲になったのだ・・・.
563 :
ふう追いついた
564 = 412 :
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③ ~クズP、雪歩に会いに行く編~ ※一人称視点へ変更
P「んああああ」
俺は千早みたいな声を出して目覚めたんだが、信じられないことに
午後の一時はとっくに過ぎてたんだよ。
P「えええ? もう二時過ぎじゃねえか?」
目覚ましはセットしたはずなのに。なんでだ?
頭に来たんで目覚ましを思いっきり投げちまった。
「んぎゃあああ!!」
舌を巻いたような独特な音程の叫び声。
どうやらそいつの頭に目覚ましが当たっちまったらしい。
真美「何するのさ兄ちゃん!!」
566 = 405 :
千早みたいな声は何だ
567 = 559 :
んあーんあー
568 = 412 :
P「うあああああああああ!! なぜおまえがここにいる!?」
真美「なんでって。昨日泊まったからに決まってんでしょ!!」
P「そうだっけ?」
真美「そうだよ。てかなんで昨日の記憶がとんでんの」
P「俺、自分のやったこととかは五秒で忘れるんだよね。
まあ、このくらいの気楽さがないとプロデューサーなんて
勤まらないんだよ。気にするな」
真美(意味わかんないよ)
真美が珍しく不審そうな目で俺を見てくるのだった。
あいつが呆れてる顔なんてめずらしいな。
人に煙たがられるのは慣れてるから別にいいけどな。
目覚めて真美がそこにいるって不思議な気分だ。
うれしくないわけじゃないんだが、俺は雪歩さんと
付き合ってるっていう設定らしいからな(Pは記憶喪失)
569 = 405 :
それ千早の口癖か
570 = 386 :
んあー
571 = 412 :
P「よし。少し遅くなっちまったが、これから雪歩氏のお見舞いに
行こうと思う。 真美はどうする? 俺と一緒に行くか?」
真美「うん……行くよ。言ってゆきぽんに謝りたい」
P(え?)
どういった心境の変化だこいつ。あれだけ雪歩のことを
憎んでたのに、謝りたいだと? そのことを真美に訊いたんだが、
真美「だって、真美は兄ちゃんのお嫁さんになるんだよ?
昨日誓ってくれたよね。真美のことを一番愛してるって。
ならゆきぽんを恨む理由がないじゃん」
それ、星井さんあたりが聞いたら激怒しそうなセリフナンバーワンだね。
そういやあの人元気にしてるかな。胸だけはでかかったのが印象に
残ってるよ。あと俺って真美に告白したのか?
P「よく分からんが分かったよ。見舞いの品と言ったら
フルーツが定番だな。その辺のスーパーで買ってくか!!」
真美「うん!!」
572 = 386 :
やっぱリンゴだよね
573 :
真美と結婚して毎晩イカせてあげたいなあ・・・
支援
574 = 412 :
こうして俺はお嫁さん候補?らしい真美と一緒に病院へ向かうのだった。
恋人に会いに行くのにお嫁さん候補がいちゃダメじゃないか。
すでにろくなことになりそうにないな。
そんなこんなでスーパーで買い物をすませる。
俺は安売りしてたフルーツの詰め合わせを選んでたんだが、
真美「おんやー? あそこにいるのってミキミキじゃない?」
真美がさした先には確かに星井さんがいた。
アイドルみたいにスタイルのいい人だから
こんな庶民のスーパーじゃかなり目立ってる。
やはり胸がでかかった。
P「まえ駅であの人とすれ違ったんだけど、誘拐されそうになった」
真美「マジすか!!」
P「星井さんは相当やばい人だぞ。そういやあの人アイドルだったっけ。
俺、あの人のCDだけは絶対買いたくない」
575 = 559 :
亜美はどこいったの?
576 = 412 :
真美「でもミキミキの歌めっちゃうまいのに。
買わないなんてもったいないなぁ」
P「いくら歌がうまくても中身が誘拐魔じゃ困るよ」
真美「そういや兄ちゃんてウチのアイドルのCDとかって買うの?」
P「萩原さんのなら五十枚くらいもってるけど。他のは誰のも買ってないな」
真美「ふーん。そうなんだ。それ、割っていいかな?」
P「なぜに!?」
星井さんはお菓子コーナーで手当たり次第にカゴに入れてるぞ。
なんちゅう買い物の仕方だ。やっぱりアイドルだと金がありまってんのかね。
真美「ミキミキ、すごい勢いでお菓子を買ってるね」
P「まいったね。俺も雪歩さんが好きそうな菓子を買って
いきたかったんだが。早くどいてくれないかな」
577 :
>>560
ちょっと待て
真なら俺の隣だ
578 = 412 :
俺たちは目立たない場所でスモーキースリルを踊りながら
星井さんが立ち去るのを待っていた。
真美「やっと行ったみたいだね」
P「今度は果物コーナー(ここ)に来るぞ。逃げろ」
さすが星井さんだ。アイドルだけあって果物は
きちんと買うんだな(スタイル維持)
てかよく見るとあの人かなり美人だな。
しばらく会ってないから顔忘れてたよ。
中学生であれだけ顔がいいと、一年間で学年中の
男子から告白とかされてそうだな。どうでもいいけど。
俺たちはこそこそとお菓子コーナーにいき、チョコ系の
お菓子を中心に買いまくったのだった。ちょっと買いすぎたかな。
真美「それって兄ちゃんが好きなお菓子なんじゃないの?」
P「バレたか。俺は萩原さんの性格も思い出せないようなバカだから
許してくれないか。あの人の好みとかも知らないし」
579 = 573 :
夜更かしの猫 惑わす
の部分の振り付けいいよね
④
580 = 412 :
真美「まあそれはいいけど、早く会計済まそうよ。
こんなところで時間食ってたら日が暮れちゃうよ」
P「そうだな。星井さんもちょうど会計を終えたようだし、
ちょどいいかな」
俺たちは仲良し?のようなので手をつなぎながらレジに並ぶ。
店員の女に舌打ちを受け止めながら会計をすました。
なんで店に来ただけで舌打ちされるの? 嫉妬するなよ。
俺たちが店の外に出ようとした時だった。
件の星井さんと出会ってしまった。
というより向こうが待ち伏せしてたんだ。
美希「はろー。ハニー?」
P「え? なんですか英語ですか? すみません。
僕、かろうじてロシア語であいさつができる程度で
英語とかよく分からないんですよ。すみませんが
勘弁してもらえますか。ヘイユー、アンダスンミー?
Haー、アスホール、ビッチ!! どうですかこれであってますか?」
581 :
ケンカ売りすぎワロタwwwwww
582 = 559 :
ほ
583 = 412 :
美希「……よく分からないけど、
なんだかすごい失礼なことを言われた気がするの」
P「はああ? あなた日本語話せたんですか? 金髪だったから
てっきりオーストラリア人なんだと思ってました。おかげで
変な英語話しちゃったじゃないですか!!」
美希「ハニー。ちょっとうるさいの」
P「うるさい? うるさいって僕のことですか? よく言えますね。
あなたこそこの前僕を誘拐しようとしたじゃないですか。あの
駅での出来事を忘れたことはありませんよ。つーかなんであなたは
こんなところで僕を待ち伏せしてたんですか?」
真美「に、兄ちゃん、しゃべりすぎだよ……ミキミキが怒ってるよ」
P「怒ってる? 星井さんが怒ってるだって? 怒ってるのはこっちだよ真美!!
僕は星井さんに誘拐されそうになったんだぞ? 大の男が中学生に誘拐されそうに
なるとか信じられないシュチュだよね? ねえ、僕何か間違ったこと言ってるかな?」
美希「……ミキ、ハニーを誘拐しようと思ったことは一度もないな」
584 = 377 :
P勇気あるな
585 = 412 :
P「誘拐しようと思ったことがない? ほらでた。誘拐魔はみんなこう言うんですよ。
いやだなぁ星井さんは。あなたはアイドルなんですから、僕なんかに油売ってないで
真面目にレッスンでもしてたらどうですか?」
真美(うわあ、兄ちゃんうぜえ)
お騒がせキャラの真美でさえあきれるほどのマシンガントーク。
さすがに自重しろって感じだが、こうでもしないと星井さんに
誘拐されかねない。どうせあの人は説得しても無駄なんだ。
すきをみて逃げないと大変なことに……
ドゴおおおおおおおおおおおおおおおおオン
星井さんがその辺にあったゴミ箱を蹴り飛ばしたぞ。
なんという脚力だ。さすがは訓練されたアイドル。
つーかどうやったらゴミ箱を蹴ってそんな音が出せるんだ。
美希「くだらないおしゃべりはもうお終いなの」
P「」
真美「」
586 = 581 :
お前らには~が足りない!シリーズの人か?
588 = 412 :
終わるのはおしゃべりだけじゃなくて俺の命もだな。
いいから早く病院に行かせてくれよ。
美希「その前にハニーに話があるの」
ほら見ろ。星井さんの目が光ってるぞ。
ワンパだけど深海魚を例にすることでしか
この恐ろしさを伝えるのは不可能。
今回の深海魚は→クラゲイカ
俺の図鑑だと目が真っ赤になってて怖すぎる。
あとハニーってもしかして俺のことを言ってんの?
俺っていつから外国人の名前を授かったの?
美希「ハニー。もうふざけるのはやめて」
P「はい。すみませんでした。もうしません」
美希「それでいいの。ハニー。これからデートしない?」
真美・P「はぁ?」
589 :
しえん
590 = 412 :
俺と真美は二人そろって驚きの声を上げてしまった。
星井さんの言うことはいっつも唐突だ。
P「そのデートっていうのは、誘拐するための口実ですか?」
美希「だから誘拐はしないって言ってるの!!
人の話はちゃんと聞いてほしいな!!」
P「さて、そろそろ警察に通報するか」
真美「でも兄ちゃんっていおりんに携帯没収されてるよね?」
P「そうだったな。じゃあ真美が代わりに通報しといてくれないか?」
美希「なんで美希が通報されなきゃならないの!!」
P「誘拐の現行犯逮捕ですね。女子中学生が誘拐犯として
逮捕されるってめったになさそうですね」
真美「そんな変態ってまずいないよね」
591 :
美希はそんなに悪い事をしてないという事実
592 = 412 :
美希「ハニー。酷いの。どうして美希をいじめるの?
ハニーは前は優しい人だったの。美希のわがままも
聞いてくれたし、いつでも親身になってくれたの。
美希はそんなハニーだから、好きになったんだよ?」
星井さんが何か言ってるが、俺たちは聞いてなかった。
P「真美、病院へはこの道であってるかな」
真美「これならタクシー使った方が早くない?
駅から結構離れてるし」
二人で地図を見ながら行き先をしっかり確認する。
迷ったら面倒だからね。
P「タクシーなんてリッチすぎるよ。ここは気長にバスで行こう。
まだ三時前だから面会時間までには間に合うよ」
美希「……」
ん? なんか星井さんがプルプル震え始めたぞ。
なにか哀しいことでもあったのかな?
593 = 412 :
美希「ハニー、ひどいよぉ。お願いだからいつものハニーに戻って……」
なんと、星井さんは泣き出してしまったぞ。ここはスーパーだから
人の往来があるってのに。その辺を歩いてる主婦たちに注目されてるぞ。
それにしてもよく泣く人だなぁ。泣くのが趣味なのか、もしくは
次に出演するドラマの練習でもしてるのかな? 仕事熱心な人だ。
演技の練習の邪魔になるといけないから、俺と真美は早々に立ち去ることにした。
そんなこんなで病院行きのバスに乗る。
真美「バスなんて久しぶりに乗ったよ→」
P「俺もだよ。慣れてないとバス酔いしそうだな」
目的地まではすぐ着いた。ちなみに俺たちは隣通しの
席に座り、恋人のように手をつないでいた。
ように、じゃなくて本当の恋人なのだろうか?
594 = 386 :
美希が相変わらずだな
595 = 412 :
バスから見下ろす景色は新鮮で、誘拐魔と会った後だと
心が洗われるようだった。まあ都会のごみごみした景色なんだけどね。
本当に癒されるのはピアノ協奏曲とかを聞いた時だよ。
真美「クラ好きなの?」
P「少しだけね。CDはほんの三百枚くらい持ってる」
真美「それ、ちょーマニアじゃん!!」
俺たちはバスを降り、いよいよ目的地に着いたのだ。
雑談してると移動時間なんてあっという間だ。
P「はぁ。風が冷たいぜ。ついに到着しちゃったね」
真美「なんか引っかかる言い方だね。来たくなかったの?」
P「どうしてかこの病院はやばい気がする」
596 = 535 :
さるよけしえん
597 = 412 :
真美はいぶかしむような顔で俺を見た。
真美「やばいってどーゆーこと?」
P「胸騒ぎがするんだよね。ここまで来たからには中に入るけどさ、
俺にとって非常によくないことが起こりそうな気がする」
真美「気のせいじゃないのー?」
P「そうだといいんだが……」
俺は真美と手をつないだまま、病院へ入ったのだった。
まずは受付に行き、萩原さんの病室の確認をする。
事務員「はい、萩原さんなら765室にいますよ。面会希望ですか?」
P「うっす」
やはり病室は真美の言ったとおりだ。
とにかく雪歩さんの様子を見に行こう。
598 = 377 :
さるよけ
599 = 412 :
エレベーターで七階に行った。時刻は四時少し前か。
765号室のプレートを確認し、まずはノックする。
『どうぞ』
雪歩さんの声だろう。
P「失礼するよ、雪歩」
以前の俺は雪歩と呼んでいたらしいからその名で呼ばせてもらおう。
雪歩さんは写真で見た通りの清楚な感じの女性だった。
腕や頭に包帯を巻いてるのが痛々しかったが、ベッドの上で
上半身を起こして読書していた。割と元気なのかな?
雪歩「プ、プロデューサー!?
来るなら連絡くらいしてくれればよかったじゃないですか!!」
P「いや、それが事情があって今携帯使えないんだよね」
600 = 412 :
雪歩「……事情?」
P「説明すると長くなる。とにかくお見舞いの品があるんだ。
受け取ってくれ」
雪歩「わあ、おいしそうなフルーツ」
雪歩さんは目を輝かせており、うれしそうだった。
やっぱり買ってよかったな。
「ちっ、見舞いの品なんてもう飽き飽きしてんだようぜえ」
ん? 今すごく低い声が聞こえてきたぞ。
まさか萩原さんが言ったんじゃないよな?
写真で見た感じだとすごく優しそうな人だったけど。
真美「ゆきぽん、この間はひどいことしてごめんね」
雪歩「……っ。あんたも来てたのね」
真美「うん。前のことを謝ろうと思って」
みんなの評価 : ★★★
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