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元スレ純一「色々みんなと、イチャイチャしよう!」
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【絢辻詞】
純一「………」ぼぉー…
絢辻「………」じぃー
純一「………」ぼぉー…
絢辻「………」すっ…
ぱちんっ
純一「───…あいたっ。え、なに…っ」
絢辻「なにをぼーっとしてるの、橘くん?」
純一「……。えっ! 僕ってばまたボーってしてた…!?」
絢辻「してたわ。ものすっごくしてた」じっ…
純一「う、ううっ…! ご、ごめん…! さっきも同じ事言われたのに……僕ってば…」
絢辻「もうっ! しっかりしてよ! そうよこれ言うの何度目なのかしら……本当に、橘くん。しゃきっとしなさい」
純一「ご、ごめん……そうだよね、移動中だからってぼーっとするのはいけないよね!」
絢辻「当たり前よ、今だってちゃんとした授業……そう───」
絢辻「───修学旅行なんだから」
純一「………」ぼぉー…
絢辻「………」じぃー
純一「………」ぼぉー…
絢辻「………」すっ…
ぱちんっ
純一「───…あいたっ。え、なに…っ」
絢辻「なにをぼーっとしてるの、橘くん?」
純一「……。えっ! 僕ってばまたボーってしてた…!?」
絢辻「してたわ。ものすっごくしてた」じっ…
純一「う、ううっ…! ご、ごめん…! さっきも同じ事言われたのに……僕ってば…」
絢辻「もうっ! しっかりしてよ! そうよこれ言うの何度目なのかしら……本当に、橘くん。しゃきっとしなさい」
純一「ご、ごめん……そうだよね、移動中だからってぼーっとするのはいけないよね!」
絢辻「当たり前よ、今だってちゃんとした授業……そう───」
絢辻「───修学旅行なんだから」
純一「いやー……でもさ、こうやってバスの外の景色を眺めてると、ずっと時間を潰せそうだよね」
絢辻「普段、見慣れない光景だものね。その気持ちはわかるわ」
純一「うんうん、ほら。あそことか、僕らが住んでる街にはないだろうし」
絢辻「…そうかしら? あたしは街で同じようなもの見たことあるわよ」
純一「え? そうなの? そしたら今度、一緒に二人で見に行こっか」
絢辻「そうね、修学旅行が終わったら──……って。どうしてもう終わった時のことを話ししているのよ」
純一「それもそうだね、あはは」
絢辻「ったく……貴方と会話していると、馬鹿が伝染してくるわ…こわいこわい」
純一「こわいってなにさ、これもれっきとした僕の……ふふっ、魅力だよ?」キリッ
絢辻「窓に映る自分にでも言っておきなさい」
純一「えぇー……」
絢辻「とにかく、ぼーってする暇があるのなら……持っている修学旅行のしおりを読んでおきなさい。
これから向かう先の予定とかを、もう一度おさらいしておくのはいいと思うわよ?」
純一「そうだね、でも…それは昨日までに絢辻さんと夜中まで一緒に考えてたから。
もうなにもおさらいすることないけどね」
絢辻「…ちょっと、そういうことをさらって言わないの。誰が聞いてるかわからないんだから…っ」
絢辻「普段、見慣れない光景だものね。その気持ちはわかるわ」
純一「うんうん、ほら。あそことか、僕らが住んでる街にはないだろうし」
絢辻「…そうかしら? あたしは街で同じようなもの見たことあるわよ」
純一「え? そうなの? そしたら今度、一緒に二人で見に行こっか」
絢辻「そうね、修学旅行が終わったら──……って。どうしてもう終わった時のことを話ししているのよ」
純一「それもそうだね、あはは」
絢辻「ったく……貴方と会話していると、馬鹿が伝染してくるわ…こわいこわい」
純一「こわいってなにさ、これもれっきとした僕の……ふふっ、魅力だよ?」キリッ
絢辻「窓に映る自分にでも言っておきなさい」
純一「えぇー……」
絢辻「とにかく、ぼーってする暇があるのなら……持っている修学旅行のしおりを読んでおきなさい。
これから向かう先の予定とかを、もう一度おさらいしておくのはいいと思うわよ?」
純一「そうだね、でも…それは昨日までに絢辻さんと夜中まで一緒に考えてたから。
もうなにもおさらいすることないけどね」
絢辻「…ちょっと、そういうことをさらって言わないの。誰が聞いてるかわからないんだから…っ」
純一「……あ、そっか。ここは僕の部屋じゃなかった…あぶないあぶない…!」きょろきょろ
純一「…誰も聞いてなかったかな?」
絢辻「大丈夫よ、さっきまでやってたカラオケ大会のお陰で…みんなちょっとお休み中だから。
目的地につくまで、ずっとぐっすりしていると思うわ」
純一「移動に四時間かかってるもんね……何人かは起きてるみたいだけど、すこし声のトーン落とすかな…」こそこそ…
絢辻「まあ、そこまで気にしなくていいわよ? 仮に聞こえていたとしても、あたしならどうにか誤魔化せる自信あるし」
純一「そ、それを言われると尚更…小さく声をだそうって思っちゃうよ…」
絢辻「あら? ふふっ…どうしてかしら? 手荒いことはしないわよ?」
純一「しようという欠片も思っちゃ駄目だよ…! よ、よしっ……小さく喋ります、はい」
絢辻「ふむ、よろしい。じゃあ橘くん……いや、純一くん」こそっ…
純一「…うん? どうかしたの?──お、それは…」
絢辻「ん、たべる?」すいっ
純一「ポッキーか、いいねっ。たべるたべる」
絢辻「そお?じゃあ……はい、どうぞ」くいっ
純一「…誰も聞いてなかったかな?」
絢辻「大丈夫よ、さっきまでやってたカラオケ大会のお陰で…みんなちょっとお休み中だから。
目的地につくまで、ずっとぐっすりしていると思うわ」
純一「移動に四時間かかってるもんね……何人かは起きてるみたいだけど、すこし声のトーン落とすかな…」こそこそ…
絢辻「まあ、そこまで気にしなくていいわよ? 仮に聞こえていたとしても、あたしならどうにか誤魔化せる自信あるし」
純一「そ、それを言われると尚更…小さく声をだそうって思っちゃうよ…」
絢辻「あら? ふふっ…どうしてかしら? 手荒いことはしないわよ?」
純一「しようという欠片も思っちゃ駄目だよ…! よ、よしっ……小さく喋ります、はい」
絢辻「ふむ、よろしい。じゃあ橘くん……いや、純一くん」こそっ…
純一「…うん? どうかしたの?──お、それは…」
絢辻「ん、たべる?」すいっ
純一「ポッキーか、いいねっ。たべるたべる」
絢辻「そお?じゃあ……はい、どうぞ」くいっ
純一「うん、ありがと……ってあれ? どうしてしまっちゃうの?」すっ
絢辻「あら、何を……手で受け取ろうってしているの? そこはく・ち…でしょ?」
純一「う、うん……そっか。それじゃあいただきまーす……あれ?」すいっ
絢辻「まあ、ごめんなさい。ちょっと標準がずれちゃった、もういっかいお願い純一くん」
純一「わ、わかったよ……あーん」すいっ
絢辻「またズレちゃったわね、くすくす……ごめんなさい」
純一「……わざとやってるでしょ、絢辻さん…っ」
絢辻「べっつに~……いらないっていうのなら、これはもうあたしが食べちゃうわよ?」ぱくっ
純一「あぁっ…!」
絢辻「ぽりぽりっ…うーん、甘くて美味しい」
純一「っ…あ、絢辻さん……僕にも…っ」
絢辻「…食べたいのかしら? うん? だったら──……おねだり、してみなさいよ。ほら」すいっ
純一「っ……た、たべたいですっ…絢辻さん、それをっ…!」
絢辻「くすくす……ほら、もっとしっかりおねだりして」
絢辻「あら、何を……手で受け取ろうってしているの? そこはく・ち…でしょ?」
純一「う、うん……そっか。それじゃあいただきまーす……あれ?」すいっ
絢辻「まあ、ごめんなさい。ちょっと標準がずれちゃった、もういっかいお願い純一くん」
純一「わ、わかったよ……あーん」すいっ
絢辻「またズレちゃったわね、くすくす……ごめんなさい」
純一「……わざとやってるでしょ、絢辻さん…っ」
絢辻「べっつに~……いらないっていうのなら、これはもうあたしが食べちゃうわよ?」ぱくっ
純一「あぁっ…!」
絢辻「ぽりぽりっ…うーん、甘くて美味しい」
純一「っ…あ、絢辻さん……僕にも…っ」
絢辻「…食べたいのかしら? うん? だったら──……おねだり、してみなさいよ。ほら」すいっ
純一「っ……た、たべたいですっ…絢辻さん、それをっ…!」
絢辻「くすくす……ほら、もっとしっかりおねだりして」
純一「あ、絢辻さんが持ってる……その甘いポッキーをっ…僕は食べたいですっ…!」
絢辻「うん? ちょっと小さくて聞こえないわよ? なんていったのかしら…くすくす」
純一「っ……声を小さくっていったのは絢辻さんじゃないか…!」
絢辻「…あら、口答えするのね。じゃあこれはもうあーげない」ぽりぽり…
純一「あぁっ……そんなぁ…」
絢辻「…はやくおねだりしないと、全部たべちゃうわよ? ほらほら、はやくはやく」
純一(くそ~……えらく楽しそうな絢辻さんだから、べつに僕はいいけど…ちょっとやりかえしたくなったぞ…!)
絢辻「ほれ、ほれほれ~」くるくる
純一「っ……わかったよ、絢辻さ──いや、詞…」ずいっ…
絢辻「え……?」
純一「……詞、僕は君が持ってるポッキー…どうしても食べたいんだ、いいかな…?」ボソボソ…
絢辻「っ~~~~!……こ、こらっ…耳元に近づいてしゃべらないのっ…くすぐったいでしょっ…!」
純一「どうして? だっておねだりしろっていったのは、絢辻さんじゃないか……」ボソボソ…
絢辻「うん? ちょっと小さくて聞こえないわよ? なんていったのかしら…くすくす」
純一「っ……声を小さくっていったのは絢辻さんじゃないか…!」
絢辻「…あら、口答えするのね。じゃあこれはもうあーげない」ぽりぽり…
純一「あぁっ……そんなぁ…」
絢辻「…はやくおねだりしないと、全部たべちゃうわよ? ほらほら、はやくはやく」
純一(くそ~……えらく楽しそうな絢辻さんだから、べつに僕はいいけど…ちょっとやりかえしたくなったぞ…!)
絢辻「ほれ、ほれほれ~」くるくる
純一「っ……わかったよ、絢辻さ──いや、詞…」ずいっ…
絢辻「え……?」
純一「……詞、僕は君が持ってるポッキー…どうしても食べたいんだ、いいかな…?」ボソボソ…
絢辻「っ~~~~!……こ、こらっ…耳元に近づいてしゃべらないのっ…くすぐったいでしょっ…!」
純一「どうして? だっておねだりしろっていったのは、絢辻さんじゃないか……」ボソボソ…
>>125
壁代行……壁の代わりに殴られろと申すか
壁代行……壁の代わりに殴られろと申すか
絢辻「も、もうっ……だからって、こんな耳元でっ…くすぐったいからっ…!」
純一「…大丈夫だよ、ほら。昨日みたいに…もっとイチャイチャしようよ、ね?」ぼそ…
絢辻「んっ……こ、こら! そんなことすると、もうポッキーあげないわよ…っ」ぐいっ
純一「…あ、くれるんだ? そしたら…ぱくっ」ぽきっ
絢辻「あ……」
純一「う~んっ…美味しいね、やっぱり~」ぽりぽり…
絢辻「っ……じゅ、純一くんのくせに中々策士じゃない…ふんっ。今の負けを認めてあげるわ…!」
純一「ごくん……負けって、絢辻さん。まぁ仕返しできたから僕はいいけど……ハッ!」
絢辻「……ふ~ん、そうなの。仕返しだったのね、へ~……わかってたけど」
純一「い、いや……そのね? でも、こうやってイチャイチャしたいなって思ってたのは事実で…あはは…」
絢辻「目的がべつになってるわよ、それ……わかったわ、そしたらあたしも仕返ししてあげる」すっ
純一「え…? あ、絢辻さんっ…それって…!」
絢辻「…ひゃい、ひゅうひきくん…ふぁーん」すっ…
純一「う、噂でしか聞いたことのないっ……ポッキーゲーム……!?」
純一「…大丈夫だよ、ほら。昨日みたいに…もっとイチャイチャしようよ、ね?」ぼそ…
絢辻「んっ……こ、こら! そんなことすると、もうポッキーあげないわよ…っ」ぐいっ
純一「…あ、くれるんだ? そしたら…ぱくっ」ぽきっ
絢辻「あ……」
純一「う~んっ…美味しいね、やっぱり~」ぽりぽり…
絢辻「っ……じゅ、純一くんのくせに中々策士じゃない…ふんっ。今の負けを認めてあげるわ…!」
純一「ごくん……負けって、絢辻さん。まぁ仕返しできたから僕はいいけど……ハッ!」
絢辻「……ふ~ん、そうなの。仕返しだったのね、へ~……わかってたけど」
純一「い、いや……そのね? でも、こうやってイチャイチャしたいなって思ってたのは事実で…あはは…」
絢辻「目的がべつになってるわよ、それ……わかったわ、そしたらあたしも仕返ししてあげる」すっ
純一「え…? あ、絢辻さんっ…それって…!」
絢辻「…ひゃい、ひゅうひきくん…ふぁーん」すっ…
純一「う、噂でしか聞いたことのないっ……ポッキーゲーム……!?」
純一(な、なんということだっ……僕が持っているお宝ビデオで、前戯としてよく見るけどっ…!
こうやって生で見るのは初めてだよ…! しかも、相手は絢辻さん!)
絢辻「……ひゃべないの?」くいっ
純一「た、たべます…! すっごくたべたいです…!」びしっ
絢辻「ほう? ひゃ……ふぁい、ふぉうふぉ」すいっ
純一「っ……ご、ごくり…」ぷるぷる…こり
絢辻「っ……ふっふりと、ね…?」
純一「う、うんっ……!」こくこく
絢辻「………」ポリポリ…
純一「………」ポリポリ…
絢辻「………」じぃー… ポリポリ…
純一(う、うわー…すっごく僕のこと見てるよ、絢辻さんっ……普段とは違った近づき方で、どうしよう赤くなってないかなっ…)ポリポリ…
絢辻「…………」ポリポリ… すっ…
純一(あ、目をつぶった……こ、これって…あの、そうだよね…っ!)ぽりぽり…
純一「っ……」すっ… ポリポリ…
こうやって生で見るのは初めてだよ…! しかも、相手は絢辻さん!)
絢辻「……ひゃべないの?」くいっ
純一「た、たべます…! すっごくたべたいです…!」びしっ
絢辻「ほう? ひゃ……ふぁい、ふぉうふぉ」すいっ
純一「っ……ご、ごくり…」ぷるぷる…こり
絢辻「っ……ふっふりと、ね…?」
純一「う、うんっ……!」こくこく
絢辻「………」ポリポリ…
純一「………」ポリポリ…
絢辻「………」じぃー… ポリポリ…
純一(う、うわー…すっごく僕のこと見てるよ、絢辻さんっ……普段とは違った近づき方で、どうしよう赤くなってないかなっ…)ポリポリ…
絢辻「…………」ポリポリ… すっ…
純一(あ、目をつぶった……こ、これって…あの、そうだよね…っ!)ぽりぽり…
純一「っ……」すっ… ポリポリ…
絢辻「………」ポリポリ…ポリ…
純一「………」ポリ…
ちゅ…
絢辻「──ふっ、ん……はい、オシマイよ純一くん。ふふ、楽しかった?」
純一「もぐもぐ…うん、なんだかすごく……すごかったよ」
絢辻「そ、そお? ならあたしも、仕返し成功ね」
純一「うん、そうだね……そうだね…」
絢辻「っ……な、なによっ…もうポッキーはあげないわよ?」
純一「………もっかい、しないかな? 今のさ」
絢辻「え…? 今の、もう一回したいの…?」
純一「あ、うん……なんだかあっというまでさ、もう一回やって記憶に残しておきたいなぁっておもって」
絢辻「っ……も、もう一回…」
純一「だめ、かな…?」
絢辻「っ……だ、だめじゃないわよ。うんっ、どんどんきてらっしゃい…!」
純一「本当にっ? ありがとう、絢辻さん!」
純一「………」ポリ…
ちゅ…
絢辻「──ふっ、ん……はい、オシマイよ純一くん。ふふ、楽しかった?」
純一「もぐもぐ…うん、なんだかすごく……すごかったよ」
絢辻「そ、そお? ならあたしも、仕返し成功ね」
純一「うん、そうだね……そうだね…」
絢辻「っ……な、なによっ…もうポッキーはあげないわよ?」
純一「………もっかい、しないかな? 今のさ」
絢辻「え…? 今の、もう一回したいの…?」
純一「あ、うん……なんだかあっというまでさ、もう一回やって記憶に残しておきたいなぁっておもって」
絢辻「っ……も、もう一回…」
純一「だめ、かな…?」
絢辻「っ……だ、だめじゃないわよ。うんっ、どんどんきてらっしゃい…!」
純一「本当にっ? ありがとう、絢辻さん!」
絢辻「……もうっ…貴方って人は…」
純一「うーんと、でもさ……またポッキーでやるのはちょっとあれだし…」ごそごそ…
絢辻「え、他になにかあるの?」
純一「うん、僕もお菓子持ってきてたんだ……ほら、こういうのとかはどうかな?」
絢辻「……そ、それって…」
純一「うん、ジャガリコだよ。ざくざくって美味しいやつ」
絢辻「し、しってるわよっ……でも、それ…ちょ、ちょっと短くないかしら…?」
純一「そうかな? そんなにポッキーと変わんないよ、じゃあ…はい。今度は僕からだからね」すっ…
絢辻「わ、わかったわ……それじゃ」すっ…
純一「………」ぽりぽり…
絢辻「っ……」ぽりぽり…
純一(…あれ、さっきより何だか恥ずかしそうだな絢辻さん…やられる側だと、慣れてないのかな…?)ぽり…
絢辻「………」ちらっ
純一(あ、ちらってこっちみた……眼があって恥ずかしそうだな、あはは)
純一「うーんと、でもさ……またポッキーでやるのはちょっとあれだし…」ごそごそ…
絢辻「え、他になにかあるの?」
純一「うん、僕もお菓子持ってきてたんだ……ほら、こういうのとかはどうかな?」
絢辻「……そ、それって…」
純一「うん、ジャガリコだよ。ざくざくって美味しいやつ」
絢辻「し、しってるわよっ……でも、それ…ちょ、ちょっと短くないかしら…?」
純一「そうかな? そんなにポッキーと変わんないよ、じゃあ…はい。今度は僕からだからね」すっ…
絢辻「わ、わかったわ……それじゃ」すっ…
純一「………」ぽりぽり…
絢辻「っ……」ぽりぽり…
純一(…あれ、さっきより何だか恥ずかしそうだな絢辻さん…やられる側だと、慣れてないのかな…?)ぽり…
絢辻「………」ちらっ
純一(あ、ちらってこっちみた……眼があって恥ずかしそうだな、あはは)
純一「……」ぽり…ぱり…
絢辻「……っ」ぽり… ちゅっ
純一「……うん、ありがと。絢辻さん、ちゃんと味わえたかな?」
絢辻「う、うんっ……美味しかったわ、ちゃんと…っ」
純一(…ちょっと悔しそうに上目づかいしてくる絢辻さん、かわいい…!)
絢辻「……ふ、ふぅ~…塩辛いの食べちゃって、ちょっと喉が渇いたわね…うん…っ」ごそごそ…
純一「あ、お茶だったら僕のがあるよ?」
絢辻「じ、自分のがちゃんとあるわよ!」
純一「そっか、それは残念」
絢辻「も、もうっ……ごくごく…」
純一「………」じー…
絢辻「ごくっ……ぷは、なにかしら純一くん? 貴方も飲みたいの?」
純一「え、ああ、うん……そうじゃなくてね。お茶ってさ……こう、できないかな?」
絢辻「え…? どういうこと…?」
純一「えっとそのさ、ポッキーゲームみたいに……こう、口に含んでやるみたいな」
絢辻「……っ」ぽり… ちゅっ
純一「……うん、ありがと。絢辻さん、ちゃんと味わえたかな?」
絢辻「う、うんっ……美味しかったわ、ちゃんと…っ」
純一(…ちょっと悔しそうに上目づかいしてくる絢辻さん、かわいい…!)
絢辻「……ふ、ふぅ~…塩辛いの食べちゃって、ちょっと喉が渇いたわね…うん…っ」ごそごそ…
純一「あ、お茶だったら僕のがあるよ?」
絢辻「じ、自分のがちゃんとあるわよ!」
純一「そっか、それは残念」
絢辻「も、もうっ……ごくごく…」
純一「………」じー…
絢辻「ごくっ……ぷは、なにかしら純一くん? 貴方も飲みたいの?」
純一「え、ああ、うん……そうじゃなくてね。お茶ってさ……こう、できないかな?」
絢辻「え…? どういうこと…?」
純一「えっとそのさ、ポッキーゲームみたいに……こう、口に含んでやるみたいな」
絢辻「お互いにってこと? ……そ、それじゃあっ…ただの、き、きすじゃないの…!
そ、それもちょっとマニアックなっ…!」
純一「でも、楽しそうじゃないかな? なんて思ったりして、あはは」
絢辻「楽しくなんかないわよ…っ! もう、何を見てるかと思えばっ…!」
純一「あはは…ごめんごめん」
絢辻「ごくごく……ぷはっ──……そ、それで…もうオシマイなのかしらっ…?」
純一「え、なにが?」
絢辻「…なにやら勝ち誇った表情してるみたいだけど、あたしはまだ負けを認めたわけじゃないわよ…?」
純一「まけって……これって勝負だったの?」
絢辻「いま、そうなったの。だから、かかってきなさい……その余裕綽々の顔。へしおってやるわよっ」
純一「お、おおう……わかったよ、それじゃあ次ぎで勝敗を決めるために、実はこれぞってものがあるんだ」
絢辻「な、なにかしら…? いいわよ、なんだって受けてみせてあげるわ」
純一「…後悔しいても遅いからね? いいんだよね?」
絢辻「っ……そ、そんなにすごいものなの…?」
そ、それもちょっとマニアックなっ…!」
純一「でも、楽しそうじゃないかな? なんて思ったりして、あはは」
絢辻「楽しくなんかないわよ…っ! もう、何を見てるかと思えばっ…!」
純一「あはは…ごめんごめん」
絢辻「ごくごく……ぷはっ──……そ、それで…もうオシマイなのかしらっ…?」
純一「え、なにが?」
絢辻「…なにやら勝ち誇った表情してるみたいだけど、あたしはまだ負けを認めたわけじゃないわよ…?」
純一「まけって……これって勝負だったの?」
絢辻「いま、そうなったの。だから、かかってきなさい……その余裕綽々の顔。へしおってやるわよっ」
純一「お、おおう……わかったよ、それじゃあ次ぎで勝敗を決めるために、実はこれぞってものがあるんだ」
絢辻「な、なにかしら…? いいわよ、なんだって受けてみせてあげるわ」
純一「…後悔しいても遅いからね? いいんだよね?」
絢辻「っ……そ、そんなにすごいものなの…?」
>>1
お前はできるやつだって知ってたよ
お前はできるやつだって知ってたよ
純一「うん、それはね──……これなんだよ、絢辻さん」ごそっ
絢辻「……こ、これって…あの…!」
純一「……そう、あのお菓子。僕はこっち派なんだけど、美也は…たけのこ派なんだよね。
だから今日の修学旅行にはこっちをもってきたんだ」
純一「──……きのこの山。これをつかって、今からポッキーゲームをしようじゃないか、絢辻さん…!」
絢辻「で、でもっ……それじゃ小さすぎてすぐに…」
純一「だからね、このおかしの先端……傘の部分を絢辻さんに咥えてもらってさ」
絢辻「う、うん…っ」
純一「そして…クッキーの部分を、僕がざくざく食べていくんだ。それは僕だけが食べ進めることになるから、
絢辻さんはそのまま待っててくれるだけでいいんだよ」
絢辻「な、なるほどね……それだと、すぐにはなくならないわね…うん…」
純一「でしょ? それじゃあ、さっそくだけどはい……絢辻さん、これ咥えてね」すいっ
絢辻「っ……わ、わかったわ───……こ、こうかな…っ?」
純一「おっけーだよ。そしたら、行くよ…?」
絢辻「っ……」こくっ…
純一「よし、そしたら……」ずい…
絢辻「……こ、これって…あの…!」
純一「……そう、あのお菓子。僕はこっち派なんだけど、美也は…たけのこ派なんだよね。
だから今日の修学旅行にはこっちをもってきたんだ」
純一「──……きのこの山。これをつかって、今からポッキーゲームをしようじゃないか、絢辻さん…!」
絢辻「で、でもっ……それじゃ小さすぎてすぐに…」
純一「だからね、このおかしの先端……傘の部分を絢辻さんに咥えてもらってさ」
絢辻「う、うん…っ」
純一「そして…クッキーの部分を、僕がざくざく食べていくんだ。それは僕だけが食べ進めることになるから、
絢辻さんはそのまま待っててくれるだけでいいんだよ」
絢辻「な、なるほどね……それだと、すぐにはなくならないわね…うん…」
純一「でしょ? それじゃあ、さっそくだけどはい……絢辻さん、これ咥えてね」すいっ
絢辻「っ……わ、わかったわ───……こ、こうかな…っ?」
純一「おっけーだよ。そしたら、行くよ…?」
絢辻「っ……」こくっ…
純一「よし、そしたら……」ずい…
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