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夕月「きょ、今日も朝はさむいなぁー! あはは!」
純一「そ、そうですね……はぁっ…はぁっ…!」
夕月「お…おいおい…大丈夫か橘…? ずいぶんと息が荒いようだけど…?」
純一「え、ええ……その、けほっ!せ、せんぱいが…るっこ先輩が待ってるって、
思ったら居ても立っても居られなくて…!」
純一(だって、走って行かないと逃げちゃいそうだったから…!)
夕月「ほ、ほー……そうなのか。
ふーん…アンタにしちゃー…あれだね、気が効いてるじゃないか、うん」
純一「え? あ、はい…そうですか?…はぁ、ふぅー……よし、落ち着いた」
夕月「っ…そ、そのなっ…橘! 今日は朝から早く呼びつけて、すまん…
…手紙……読んだんだろ…?」
純一「はい、先輩の…るっこ先輩からの手紙を見て。ここにきてます」
夕月「そ、そっか……ははっ、つまりはそのぉー…あれだ…どういった意味合いで送ったのかは…」
純一「もちろん、わかってます」
夕月「っ! ……っ…だ、だよなー! いやーちょっとらしくないことしちまったなぁって思ったりしてよ~…!」
純一「そ、そうですね……はぁっ…はぁっ…!」
夕月「お…おいおい…大丈夫か橘…? ずいぶんと息が荒いようだけど…?」
純一「え、ええ……その、けほっ!せ、せんぱいが…るっこ先輩が待ってるって、
思ったら居ても立っても居られなくて…!」
純一(だって、走って行かないと逃げちゃいそうだったから…!)
夕月「ほ、ほー……そうなのか。
ふーん…アンタにしちゃー…あれだね、気が効いてるじゃないか、うん」
純一「え? あ、はい…そうですか?…はぁ、ふぅー……よし、落ち着いた」
夕月「っ…そ、そのなっ…橘! 今日は朝から早く呼びつけて、すまん…
…手紙……読んだんだろ…?」
純一「はい、先輩の…るっこ先輩からの手紙を見て。ここにきてます」
夕月「そ、そっか……ははっ、つまりはそのぉー…あれだ…どういった意味合いで送ったのかは…」
純一「もちろん、わかってます」
夕月「っ! ……っ…だ、だよなー! いやーちょっとらしくないことしちまったなぁって思ったりしてよ~…!」
夕月「こーなんつうかさ、ちょっと乙女らしく!
みたいなことをやってみたくてよぉ…いや、なに似合ってないって承知のうえだぜ…っ?」
純一「…そんなことないです、すごく乙女らしかったですよ。先輩の手紙」
夕月「そ、そうか…? い、いやー…照れるなぁ…う、うん…!」がしがしっ…
純一「………」
夕月「……その、な。橘、お前もわかってるって思うけどよっ……」
純一「はい……」
夕月「……っ…あ、あたしはさ。こんなガサツで男っ気がなくて、魅力の欠片もないやつだってわかってる…んだよ…っ」
純一「………」
夕月「…で、でもよ! やっぱりあたしもやっぱ……女だったみたいでさっ。こうなんつぅーか……お前を、さ…」
夕月「…好きに、なっちまったみたい……なんだよ…!」
純一「っ……るっこ先輩が、僕をですか…?」
夕月「お、おうよっ…! なんでかあたしも今だにわかんないだけどさっ…!
……でも…りほっちも、愛歌だって…あたしの気持ちは理解しているらしいんだよ…あたしよりも、ずっと」
みたいなことをやってみたくてよぉ…いや、なに似合ってないって承知のうえだぜ…っ?」
純一「…そんなことないです、すごく乙女らしかったですよ。先輩の手紙」
夕月「そ、そうか…? い、いやー…照れるなぁ…う、うん…!」がしがしっ…
純一「………」
夕月「……その、な。橘、お前もわかってるって思うけどよっ……」
純一「はい……」
夕月「……っ…あ、あたしはさ。こんなガサツで男っ気がなくて、魅力の欠片もないやつだってわかってる…んだよ…っ」
純一「………」
夕月「…で、でもよ! やっぱりあたしもやっぱ……女だったみたいでさっ。こうなんつぅーか……お前を、さ…」
夕月「…好きに、なっちまったみたい……なんだよ…!」
純一「っ……るっこ先輩が、僕をですか…?」
夕月「お、おうよっ…! なんでかあたしも今だにわかんないだけどさっ…!
……でも…りほっちも、愛歌だって…あたしの気持ちは理解しているらしいんだよ…あたしよりも、ずっと」
夕月「自分のことなのにさ……なんらわかってないでやんの。
──でも、そんな気持ちだけが…ずっとずっと…大きくなっていくばかりなんだぜ…橘純一?」
純一「…るっこ、先輩……僕は───」すっ…
夕月「…あっ…──で、でもよ! こ、これだけでいいんだ!」ばばっ…
純一「えっ…?」
夕月「あ、あのなっ…! あ、あたしゃ…お前さんに思いを……思いだけを伝えるだけで、よかったんだよ!」
純一「思いを、伝えるだけ……で…?」
夕月「お、おーよおーよ! あたしにはあんたには重いだろうし……いや、これは違うね」
夕月「……あたしはもう、卒業だし。あんたとは離れ離れになっちまう、今までみたいに茶道部に来てもあたしはいないし…
……あんたにも、会えない」
純一「………先輩…」
夕月「変に勘ぐるなって! アタシは、そう決めてるんだ……そうだってな。橘純一」
純一「はい…」
夕月「あたしはね、アンタの人生にちょっとだけ……関われたことが、とても嬉しいんだよ」
純一「っ………」
夕月「こうやって…告白を経験することも出来た、あはは…まあ成功はしてないけどさ」
純一「……………」
夕月「だからよ、後はアンタはアンタの……自分の人生を歩みな! あたしのことを気に悩まず、自分で歩くんだ!」
純一「っ………」
夕月「……話は、そんだけだからよ。んじゃまたな、橘!」くるっ すたすた…
純一「……………先輩、僕は…!」すっ…
夕月「っ……───くるんじゃねぇ!」ばっ
純一「っ……せんぱい、どうして…!」
夕月「…お願いだから、くるんじゃないよ。こっちにくるな…橘…」
純一「………先輩…」すた…
夕月「くるなって…いってるだろ…!」
純一「っ……」すた…
夕月「っ………お願い、だからくる───」
ぎゅっ…
純一「……………」
夕月「だからよ、後はアンタはアンタの……自分の人生を歩みな! あたしのことを気に悩まず、自分で歩くんだ!」
純一「っ………」
夕月「……話は、そんだけだからよ。んじゃまたな、橘!」くるっ すたすた…
純一「……………先輩、僕は…!」すっ…
夕月「っ……───くるんじゃねぇ!」ばっ
純一「っ……せんぱい、どうして…!」
夕月「…お願いだから、くるんじゃないよ。こっちにくるな…橘…」
純一「………先輩…」すた…
夕月「くるなって…いってるだろ…!」
純一「っ……」すた…
夕月「っ………お願い、だからくる───」
ぎゅっ…
夕月「っ……!」ぶるっ…
純一「……先輩、るっこ先輩…」ぎゅっ…
夕月「なにしてるんだよ…ど、どうしてだよ……くるなっていったじゃないか…っ!」
純一「…だめです、僕は……そんな表情をした先輩を、黙って見るだけなんて…できません」
夕月「なに、いってるんだよ…あたしは、あたしは……アンタのためを思って…!」
純一「…僕のためを思って、貴女の思いをナシにするんですか?」
夕月「っ……あたりまえ、だよ…! それが大事なことってことぐらい、アンタにもわかってるはずだろ…」
純一「…ええ、わかってます。ちゃんと」
夕月「…じゃあ、アタシをさっさと離すんだよ。それが最良…なんだから」
純一「………でも、僕の気持ちはまだいってませんよ。先輩」
夕月「!……馬鹿、それこそ言っちゃ駄目だろ…」
純一「………」
夕月「……言う、つもりなのか? 今、ここで…?」
純一「先輩、僕は……」
夕月「や、やめろっ…言うな、はなせって…!」ぐいぐい…
純一「……先輩、るっこ先輩…」ぎゅっ…
夕月「なにしてるんだよ…ど、どうしてだよ……くるなっていったじゃないか…っ!」
純一「…だめです、僕は……そんな表情をした先輩を、黙って見るだけなんて…できません」
夕月「なに、いってるんだよ…あたしは、あたしは……アンタのためを思って…!」
純一「…僕のためを思って、貴女の思いをナシにするんですか?」
夕月「っ……あたりまえ、だよ…! それが大事なことってことぐらい、アンタにもわかってるはずだろ…」
純一「…ええ、わかってます。ちゃんと」
夕月「…じゃあ、アタシをさっさと離すんだよ。それが最良…なんだから」
純一「………でも、僕の気持ちはまだいってませんよ。先輩」
夕月「!……馬鹿、それこそ言っちゃ駄目だろ…」
純一「………」
夕月「……言う、つもりなのか? 今、ここで…?」
純一「先輩、僕は……」
夕月「や、やめろっ…言うな、はなせって…!」ぐいぐい…
純一「……先輩のこと、好きですよ」
夕月「───……ばか、やめろ」
純一「どうしてですか……もう一度言ってあげますから、ほら」
純一「すきです、先輩」
夕月「なに、いってるんだよ…あはは、冗談キツイぜあんた……!」
純一「冗談なんかじゃないです、本当にです」
夕月「本当…?はっ、このスケコマシ野郎が……そうやってすぐ女を懐柔するんだろっ…?」
純一「………先輩、もういいです…いいですから」ぎゅっ
夕月「なにがだよっ! この変態ポルノ野郎!」
純一「……いいんです、どうかやめてください…」
純一「泣きながら暴言はかれても、僕は……困るだけですから」
夕月「っ…うっ…な、ないてなんかいない、よ…!」ごしごし
夕月「───……ばか、やめろ」
純一「どうしてですか……もう一度言ってあげますから、ほら」
純一「すきです、先輩」
夕月「なに、いってるんだよ…あはは、冗談キツイぜあんた……!」
純一「冗談なんかじゃないです、本当にです」
夕月「本当…?はっ、このスケコマシ野郎が……そうやってすぐ女を懐柔するんだろっ…?」
純一「………先輩、もういいです…いいですから」ぎゅっ
夕月「なにがだよっ! この変態ポルノ野郎!」
純一「……いいんです、どうかやめてください…」
純一「泣きながら暴言はかれても、僕は……困るだけですから」
夕月「っ…うっ…な、ないてなんかいない、よ…!」ごしごし
純一「……先輩の心遣い、本当に感謝しています。
僕の事を思って、自分の気持を…なかったことにしたこと。本当にすみません」
夕月「ば、ばかっ……あやまるなっ…!」
純一「すみません、でも…僕はそんなふうに考えてしまった…先輩の気持ちのほうが、
僕はなによりも悲しいです…」
夕月「だってそれは、一番タイセツなことだろ……っ?」
純一「ええ、確かに。悲しくっても、それが最良なら……そうしなきゃいけない」
純一「でも、最良だからって……僕は先輩の気持ちは、無き物にしたくなんか無いです」
夕月「っ………あんたも、はなしが通じないやつだねホントっ…りほっちも愛歌だって、おんなじ事言ってさ…」
純一「え…梨穂子と、愛歌先輩が…?」
夕月「そうだよ……辛いのなら、全て飲み込んで一緒にすればいい。これはりほっちが言った言葉」
純一「おおっ…流石はアイドル、なかなか深く感じる…」
夕月「全夜喝采、酒池肉林。これが愛歌の言葉」
純一「あの人は……」
夕月「……アイツらが言いたいことは、確かにわかってる。それが駄目なことだってことも、アイツらもわかってるはずさ。
でも、アイツらは……とにかくアタシのことを思って行ってくれてるってことは…わかってるんだ」
僕の事を思って、自分の気持を…なかったことにしたこと。本当にすみません」
夕月「ば、ばかっ……あやまるなっ…!」
純一「すみません、でも…僕はそんなふうに考えてしまった…先輩の気持ちのほうが、
僕はなによりも悲しいです…」
夕月「だってそれは、一番タイセツなことだろ……っ?」
純一「ええ、確かに。悲しくっても、それが最良なら……そうしなきゃいけない」
純一「でも、最良だからって……僕は先輩の気持ちは、無き物にしたくなんか無いです」
夕月「っ………あんたも、はなしが通じないやつだねホントっ…りほっちも愛歌だって、おんなじ事言ってさ…」
純一「え…梨穂子と、愛歌先輩が…?」
夕月「そうだよ……辛いのなら、全て飲み込んで一緒にすればいい。これはりほっちが言った言葉」
純一「おおっ…流石はアイドル、なかなか深く感じる…」
夕月「全夜喝采、酒池肉林。これが愛歌の言葉」
純一「あの人は……」
夕月「……アイツらが言いたいことは、確かにわかってる。それが駄目なことだってことも、アイツらもわかってるはずさ。
でも、アイツらは……とにかくアタシのことを思って行ってくれてるってことは…わかってるんだ」
純一「……すごいですね、茶道部メンパーは」
夕月「だろ? あのこたちはすごいんだよ……現実的じゃないことをさらっていっちまう。
ホント何考えてんだか分かんないくせに、意外と的を得てたりするんだよ」
純一「……それで、先輩は茶道部メンバーの二人の言葉は…どう、受け止めたんですか?」
夕月「…ばかどもが! だよ、当たり前だろ?」
純一「ですよね…あはは」
夕月「そんなこと、あたしが受け止めるわけ無いだろ……ちっとは考えろ」
純一「そうですね、先輩はそういうかたでしたよ」
夕月「……だからさ、あたしは駄目なんだよ。橘」すっ…
純一「あ……」
夕月「……確かにあんたのことは、好きだよ。でも、この気持はいつまでも…アタシの中にしまって置くんだ」
純一「先輩………」
夕月「あんたのこと、好きだって思えた心は……あたしは、すっげー素敵なことだって思ってんだ」
夕月「だろ? あのこたちはすごいんだよ……現実的じゃないことをさらっていっちまう。
ホント何考えてんだか分かんないくせに、意外と的を得てたりするんだよ」
純一「……それで、先輩は茶道部メンバーの二人の言葉は…どう、受け止めたんですか?」
夕月「…ばかどもが! だよ、当たり前だろ?」
純一「ですよね…あはは」
夕月「そんなこと、あたしが受け止めるわけ無いだろ……ちっとは考えろ」
純一「そうですね、先輩はそういうかたでしたよ」
夕月「……だからさ、あたしは駄目なんだよ。橘」すっ…
純一「あ……」
夕月「……確かにあんたのことは、好きだよ。でも、この気持はいつまでも…アタシの中にしまって置くんだ」
純一「先輩………」
夕月「あんたのこと、好きだって思えた心は……あたしは、すっげー素敵なことだって思ってんだ」
夕月「……だからこの思いは、いつまでも綺麗なままで取っておきたい。それがあたしの願いだよ」
純一「…………」
夕月「……泣いちまってすまないね。変に引き止めるようなことになっちまってさ」
純一「…………」
夕月「あんたが……その、好きだって言ってくれたことは…嘘でも嬉しいって思ってるよ」
純一「……嘘なんかじゃないですよ、本当です」
夕月「くはは、信用しねーよ。もう、手遅れだぜ」
純一「………です、よね…」
夕月「──ふぅ……だいぶ、時間がたっちまったな。すまん、橘…もうhrはじまっぞ」
純一「…いや、僕はちょっと遅れて行きますよ」
夕月「なんだサボりかぁ~? って言いたいところだけど、まぁ、あれだよな……」
純一「はい、すみません……」
純一「…………」
夕月「……泣いちまってすまないね。変に引き止めるようなことになっちまってさ」
純一「…………」
夕月「あんたが……その、好きだって言ってくれたことは…嘘でも嬉しいって思ってるよ」
純一「……嘘なんかじゃないですよ、本当です」
夕月「くはは、信用しねーよ。もう、手遅れだぜ」
純一「………です、よね…」
夕月「──ふぅ……だいぶ、時間がたっちまったな。すまん、橘…もうhrはじまっぞ」
純一「…いや、僕はちょっと遅れて行きますよ」
夕月「なんだサボりかぁ~? って言いたいところだけど、まぁ、あれだよな……」
純一「はい、すみません……」
夕月「──それじゃあ、な。橘……また、卒業する前に遊びに来いよ!」だっだっだ!
純一「はい……!」ふりふり…
純一「……………」ふり…
純一「……せん、ぱい。すみませんでした」
茶道部内部
「ありゃりゃ~…ずんいちってば泣いちゃってるよ~!」
「予定調和」
「わかってたことだけどー…やっぱりつらいよねぇ~ がんばだよ!ずんいち!」
「……なにごとも、失敗はつきもの」
梨穂子「ですよね~! わたしもアイドルの仕事、失敗だらけで~えへへ~」
愛歌「ご気楽でやるが良し」
梨穂子「そうですよ! ぷろでゅ~さ~さんに怒られても! いっちょがんばるんだよー!」
愛歌「元気が……一番」
純一「はい……!」ふりふり…
純一「……………」ふり…
純一「……せん、ぱい。すみませんでした」
茶道部内部
「ありゃりゃ~…ずんいちってば泣いちゃってるよ~!」
「予定調和」
「わかってたことだけどー…やっぱりつらいよねぇ~ がんばだよ!ずんいち!」
「……なにごとも、失敗はつきもの」
梨穂子「ですよね~! わたしもアイドルの仕事、失敗だらけで~えへへ~」
愛歌「ご気楽でやるが良し」
梨穂子「そうですよ! ぷろでゅ~さ~さんに怒られても! いっちょがんばるんだよー!」
愛歌「元気が……一番」
>>1 すげーな。休憩挟みながらだけど、書き続けてるのか
梨穂子「さてさて、今回はるっこ先輩の告白チェックでしたがぁ~……」
愛歌「見事玉砕」
梨穂子「で、ですね…なんというか、るっこ先輩も本当に頑固なんだから~」
愛歌「それが……るっこの魅力」
梨穂子「わかってますとも! それで、今回はどのような経緯が見られたんですか?」
愛歌「ぴっ」すすっ…
梨穂子「もうすでに紙に書いてある~! すごいですね愛歌せんぱいはぁ~!」
愛歌(本当はしゃべるのめんどくさいだけ……)
梨穂子「なになにぃ~…えーと、えーっと──」
『今回わかったことは3つある。
一つは好き合っているという互いの認知。今回の告白にはこれがキーポイント。
いずれこの楔が、大きく関わってくることをまだ二人は知らない。
二つはるっこの自意識。彼女自身が橘に思う恋心をしまいこみ、無き物とした。
それはつまり好きという感情の臨界を超えたという証拠。
三つは橘の覚悟。るっこという女性を好きだと認めることに成功した。
朴念仁の彼に恋の思い出は、人生の重みとなるだろう』
梨穂子「…かまずによめた~!」
愛歌「見事玉砕」
梨穂子「で、ですね…なんというか、るっこ先輩も本当に頑固なんだから~」
愛歌「それが……るっこの魅力」
梨穂子「わかってますとも! それで、今回はどのような経緯が見られたんですか?」
愛歌「ぴっ」すすっ…
梨穂子「もうすでに紙に書いてある~! すごいですね愛歌せんぱいはぁ~!」
愛歌(本当はしゃべるのめんどくさいだけ……)
梨穂子「なになにぃ~…えーと、えーっと──」
『今回わかったことは3つある。
一つは好き合っているという互いの認知。今回の告白にはこれがキーポイント。
いずれこの楔が、大きく関わってくることをまだ二人は知らない。
二つはるっこの自意識。彼女自身が橘に思う恋心をしまいこみ、無き物とした。
それはつまり好きという感情の臨界を超えたという証拠。
三つは橘の覚悟。るっこという女性を好きだと認めることに成功した。
朴念仁の彼に恋の思い出は、人生の重みとなるだろう』
梨穂子「…かまずによめた~!」
愛歌「えらいえらい」なでなで…
梨穂子「えへへ~…でも、書いてることがまったくわからないんですけど…?」
愛歌「大丈夫……私も意味不明」
梨穂子「またまた~!そうやってすぐにとぼけるんですから~!」
愛歌「では……ザ・答え合わせ」くるっ
梨穂子「あ。裏側にまだ書いてある……あれ? でも、三文だけですよぉ?」
愛歌「今度は……私が読もう」
愛歌「一つ。伝わった互いの思いは、時間の流れと共に加速する」
梨穂子「おおっ…! なんだかかっこいい~!」
愛歌「二つ。るっこはもはやLikeではなく……love」
梨穂子「ら…らびゅっ……うまく言えないよ~」
愛歌「三つ。いつでもるっこの気持ちに応える準備がととのってる」
梨穂子「ほほぉ~……その心は?」
愛歌「──愛は、勝たなくてもいい」
梨穂子「えへへ~…でも、書いてることがまったくわからないんですけど…?」
愛歌「大丈夫……私も意味不明」
梨穂子「またまた~!そうやってすぐにとぼけるんですから~!」
愛歌「では……ザ・答え合わせ」くるっ
梨穂子「あ。裏側にまだ書いてある……あれ? でも、三文だけですよぉ?」
愛歌「今度は……私が読もう」
愛歌「一つ。伝わった互いの思いは、時間の流れと共に加速する」
梨穂子「おおっ…! なんだかかっこいい~!」
愛歌「二つ。るっこはもはやLikeではなく……love」
梨穂子「ら…らびゅっ……うまく言えないよ~」
愛歌「三つ。いつでもるっこの気持ちに応える準備がととのってる」
梨穂子「ほほぉ~……その心は?」
愛歌「──愛は、勝たなくてもいい」
梨穂子「………な、なるほど~…かっこいい言葉ですね!」
愛歌「…………」
梨穂子「…愛歌先輩…?」
愛歌「大丈夫……りほっちは大丈夫」
梨穂子「えっ…なに、がですか…?」
愛歌「貴女も強い……だって愛だから」
梨穂子「っ…いやだなぁ~もう! せんぱいったら!
ほらほら、とにかく分析が終わったらhrいきますよ~!」たったった…
愛歌「……」
愛歌「──そう、時は流れ。思いは加速する」
愛歌「流れは早く……いつの間にやら取り残される」
愛歌「覚悟した者は、いつまでもその流れに乗っていかなければならない…」
愛歌「ふ・ふ・ふ」
愛歌「……ん、あれは…」ちらっ
愛歌「…………」
梨穂子「…愛歌先輩…?」
愛歌「大丈夫……りほっちは大丈夫」
梨穂子「えっ…なに、がですか…?」
愛歌「貴女も強い……だって愛だから」
梨穂子「っ…いやだなぁ~もう! せんぱいったら!
ほらほら、とにかく分析が終わったらhrいきますよ~!」たったった…
愛歌「……」
愛歌「──そう、時は流れ。思いは加速する」
愛歌「流れは早く……いつの間にやら取り残される」
愛歌「覚悟した者は、いつまでもその流れに乗っていかなければならない…」
愛歌「ふ・ふ・ふ」
愛歌「……ん、あれは…」ちらっ
がさ…がさがさ…!
愛歌(一年の水泳部……なるほど、ほほぉ~…)
愛歌「まだまだ……続きそうだな、橘純一」
愛歌「粉骨砕身……だ」
昼休み
純一 ぼぉ~……
梅原「…大将、大丈夫か?今朝からずっとそんなんだけどよ…」
純一「……あ、うん…大丈夫だ梅原…大丈夫、大丈夫…」
梅原「どぉー見たって大丈夫には見えないんだけどよ…
つぅーか棚町は今日、学校きてないみたいだな大将」
純一「っ……!」ぴくん
梅原「──おっ! なんだなんだ~その反応は!
もしや棚町となんかあったなぁ~このこの~!」
純一「……なんもないよ、本当に…」
梅原「……。おっと、そうか…そりゃ変に疑って済まなかったぜ」
愛歌(一年の水泳部……なるほど、ほほぉ~…)
愛歌「まだまだ……続きそうだな、橘純一」
愛歌「粉骨砕身……だ」
昼休み
純一 ぼぉ~……
梅原「…大将、大丈夫か?今朝からずっとそんなんだけどよ…」
純一「……あ、うん…大丈夫だ梅原…大丈夫、大丈夫…」
梅原「どぉー見たって大丈夫には見えないんだけどよ…
つぅーか棚町は今日、学校きてないみたいだな大将」
純一「っ……!」ぴくん
梅原「──おっ! なんだなんだ~その反応は!
もしや棚町となんかあったなぁ~このこの~!」
純一「……なんもないよ、本当に…」
梅原「……。おっと、そうか…そりゃ変に疑って済まなかったぜ」
調子にのってすみませんでした
仕事の次官となってしまったんだ…
たぶんだけど、今日の三時ぐらいに戻ってこれる…と思う
残ってたら書きます。ない場合はいつか機会があったら
ごめんなさい
ではではノシ
仕事の次官となってしまったんだ…
たぶんだけど、今日の三時ぐらいに戻ってこれる…と思う
残ってたら書きます。ない場合はいつか機会があったら
ごめんなさい
ではではノシ
>>1 乙。良いものを読ませてもらった
★壁代行始めました★
ムカついたけど壁を壊せない、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴られで鍛えたスタッフたちが一生懸命壁の代わりに殴られてくれます!
モチロン壁を用意する必要はありません!スタッフがあなたの家で殴られまくります!
1時間\7200~ 24時間営業 年中無休!
,>'": : : : : : : :` - 、
/´: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i 壁代行では同時にスタッフも募集しています
!: /: /: : :,ィ: : : : : : : : : : : : l 胸板に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
{: ! /: :/ /ハ : : : : : : : : : : :! 殴られるだけの簡単なお仕事です!
ハ: :!/ヘ !Lハ : i: : : ': :! : : l
Yi ヒソ 'z-ミ ヘ: : :}: ! : : !
} 、 ヒソノヽ}! : !/: : : !
.!、 _ //ソ : : :|
l: ヽ` ' _ /!: ̄: : : : :|
{: : ,ィァ<-- ノ1 : : : : : |
__ヽ/ }r':/ノハ~ V : : : : :|
ムカついたけど壁を壊せない、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴られで鍛えたスタッフたちが一生懸命壁の代わりに殴られてくれます!
モチロン壁を用意する必要はありません!スタッフがあなたの家で殴られまくります!
1時間\7200~ 24時間営業 年中無休!
,>'": : : : : : : :` - 、
/´: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i 壁代行では同時にスタッフも募集しています
!: /: /: : :,ィ: : : : : : : : : : : : l 胸板に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
{: ! /: :/ /ハ : : : : : : : : : : :! 殴られるだけの簡単なお仕事です!
ハ: :!/ヘ !Lハ : i: : : ': :! : : l
Yi ヒソ 'z-ミ ヘ: : :}: ! : : !
} 、 ヒソノヽ}! : !/: : : !
.!、 _ //ソ : : :|
l: ヽ` ' _ /!: ̄: : : : :|
{: : ,ィァ<-- ノ1 : : : : : |
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