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元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
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眼鏡「あ、あの、もしかしてこの前も、居ました……?」
紳士「ええ。貴方とは二回目ですね」
眼鏡「もしかして、毛布、かけなおしてくれました……?」
紳士「……さて、どうでしょう」
眼鏡「夢……だったのかな」
紳士は、にやりと笑う
それ、絶対こいつだ
眼鏡「あ、ご、ごめんなさい、本題のほうに」
男「そ、そうだな……」
黒髪「とりあえず、二つの世界があるってことでいいんですよね?」
紳士「然様」
黒髪「なら面倒くさいから、一旦二つに名前付けた方がいいかも」
黒髪「先生が女で、私達がいる世界を、“世界A”。もう片方の世界を“世界B”でいい?」
金髪「問題ありません」
男「わかった」
紳士「ええ。貴方とは二回目ですね」
眼鏡「もしかして、毛布、かけなおしてくれました……?」
紳士「……さて、どうでしょう」
眼鏡「夢……だったのかな」
紳士は、にやりと笑う
それ、絶対こいつだ
眼鏡「あ、ご、ごめんなさい、本題のほうに」
男「そ、そうだな……」
黒髪「とりあえず、二つの世界があるってことでいいんですよね?」
紳士「然様」
黒髪「なら面倒くさいから、一旦二つに名前付けた方がいいかも」
黒髪「先生が女で、私達がいる世界を、“世界A”。もう片方の世界を“世界B”でいい?」
金髪「問題ありません」
男「わかった」
黒髪「世界Aと世界Bの違いは……」
男「分かっているのは、俺が死んでるか生きてるか、だな。世界Aでは死に、世界Bでは生きている」
黒髪「そうですね。ここでは先生の言い方を借りて“俺”にしておきます」
黒髪「……ん。“私”は生きているのですか?」
男「世界Bに関しては、分からない」
男「でも少なくとも世界Aで“私”の姿で外に出られるっていう事は、生きているってことじゃないか」
紳士「中身が違うものを、生きているというのであれば」
黒髪「あ……」
黒髪「そっか……、だから、“本来の私”はどこへ行った、なんだ……」
金髪「でも死んでいるわけではありません。中身は違えど、生きているから、生活を続けられる」
金髪「中身の違いはおいておき、ここでは便宜的に生きている、とした方がいいかと」
黒髪「そうね……」
金髪「他に、世界AとBでは、この205号室の主も違いますわね」
黒髪「うん。世界Bでは“俺”の方が。世界Aでは“私”の方が、それぞれ住んでいる」
男「分かっているのは、俺が死んでるか生きてるか、だな。世界Aでは死に、世界Bでは生きている」
黒髪「そうですね。ここでは先生の言い方を借りて“俺”にしておきます」
黒髪「……ん。“私”は生きているのですか?」
男「世界Bに関しては、分からない」
男「でも少なくとも世界Aで“私”の姿で外に出られるっていう事は、生きているってことじゃないか」
紳士「中身が違うものを、生きているというのであれば」
黒髪「あ……」
黒髪「そっか……、だから、“本来の私”はどこへ行った、なんだ……」
金髪「でも死んでいるわけではありません。中身は違えど、生きているから、生活を続けられる」
金髪「中身の違いはおいておき、ここでは便宜的に生きている、とした方がいいかと」
黒髪「そうね……」
金髪「他に、世界AとBでは、この205号室の主も違いますわね」
黒髪「うん。世界Bでは“俺”の方が。世界Aでは“私”の方が、それぞれ住んでいる」
もし1000行きそうでも無理やり終わらせるのはやめてくれな
VIPなりSS速報で続き書いてくれれば、見たい奴は見に行くから
VIPで次スレ書くなら、続きって書かないほうがいいぞ。キチガイに荒らされるから
VIPなりSS速報で続き書いてくれれば、見たい奴は見に行くから
VIPで次スレ書くなら、続きって書かないほうがいいぞ。キチガイに荒らされるから
栗毛「先生が生きていると、205号室は先生のものになる、ということ……かな」
眼鏡「ダブルブッキングしていたから……ですか」
黒髪「……いや、その時の“俺”が断るか断らないか、が分岐点かもしれないね」
金髪「いえ、それもおそらく違う……、“本来の私”の方が、断るか断らないか、ではないでしょうか」
黒髪「え……?」
金髪「……連絡は、少なくとも世界Bで生きた貴方には、あまりこなかったのですわね?」
男「ああ。ダブルブッキングはしていたが、いつのまにか解決していた」
金髪「となるとやはり、先に“本来の私”の方が折れた、と考えるが妥当かと」
金髪「もし“本来の私”が断らなかった場合、業者としてはとりあえず“俺”の方に話を持っていくはず」
金髪「そして“俺”は契約解消を望む連絡が来た場合に断る、と本人が確定している」
金髪「“俺”に選択が迫られた場合は必ず折れる、とするならば」
金髪「その分岐点は、相手にあったと考えるのが妥当です」
男「……なるほど」
男「先に向こうに話が持ちかけられ、彼女が断るか断らないかで俺に連絡が来るか来ないかが決まる」
男「『彼女が断る事』がイコールで『俺がこの部屋に住む』となるのだから、確かに分岐点は彼女にあった、となるわけだ」
眼鏡「ダブルブッキングしていたから……ですか」
黒髪「……いや、その時の“俺”が断るか断らないか、が分岐点かもしれないね」
金髪「いえ、それもおそらく違う……、“本来の私”の方が、断るか断らないか、ではないでしょうか」
黒髪「え……?」
金髪「……連絡は、少なくとも世界Bで生きた貴方には、あまりこなかったのですわね?」
男「ああ。ダブルブッキングはしていたが、いつのまにか解決していた」
金髪「となるとやはり、先に“本来の私”の方が折れた、と考えるが妥当かと」
金髪「もし“本来の私”が断らなかった場合、業者としてはとりあえず“俺”の方に話を持っていくはず」
金髪「そして“俺”は契約解消を望む連絡が来た場合に断る、と本人が確定している」
金髪「“俺”に選択が迫られた場合は必ず折れる、とするならば」
金髪「その分岐点は、相手にあったと考えるのが妥当です」
男「……なるほど」
男「先に向こうに話が持ちかけられ、彼女が断るか断らないかで俺に連絡が来るか来ないかが決まる」
男「『彼女が断る事』がイコールで『俺がこの部屋に住む』となるのだから、確かに分岐点は彼女にあった、となるわけだ」
>>810に注目
紳士「ほう、これはまた……、良い生徒にめぐり合いましたね」
紳士「その通り。業者はまず、彼女へと話を持ちかけました」
男「なるほど、これで世界Aの“俺”が死んだのが三月の終りであった事にも説明がつくようになった」
男「自殺のきっかけは些細な事。……つまり、そういうことだな」
紳士「はい」
紳士「彼女の選択次第で、貴方が自殺するかしないかが決まる、ということです」
眼鏡「ち、ちょっとまってくださいっ。せ、先生はなんで、自殺をしたいと思っていたんですか……?」
男「ん……」
男「……今はもう馬鹿らしいと思う理由だよ」
男「今思えば、死にたいと思うなんて馬鹿げている」
男「でもきっと、俺と同じように思っている人は世界中にも少なくないはずなんだ。とくに、最近のこの国なら」
眼鏡「……何故、ですか?」
男「理由をコレだと決め付けるのは、難しい問題だ」
男「でもとにかく今は皆に会ったから、俺は死にたいなんて、思ってないよ」
紳士「その通り。業者はまず、彼女へと話を持ちかけました」
男「なるほど、これで世界Aの“俺”が死んだのが三月の終りであった事にも説明がつくようになった」
男「自殺のきっかけは些細な事。……つまり、そういうことだな」
紳士「はい」
紳士「彼女の選択次第で、貴方が自殺するかしないかが決まる、ということです」
眼鏡「ち、ちょっとまってくださいっ。せ、先生はなんで、自殺をしたいと思っていたんですか……?」
男「ん……」
男「……今はもう馬鹿らしいと思う理由だよ」
男「今思えば、死にたいと思うなんて馬鹿げている」
男「でもきっと、俺と同じように思っている人は世界中にも少なくないはずなんだ。とくに、最近のこの国なら」
眼鏡「……何故、ですか?」
男「理由をコレだと決め付けるのは、難しい問題だ」
男「でもとにかく今は皆に会ったから、俺は死にたいなんて、思ってないよ」
>>816
帰れ
帰れ
素直に楽しい 面白い
いつも帰宅してからだと落ちてるから、保守の皆さん >>1に感謝
いつも帰宅してからだと落ちてるから、保守の皆さん >>1に感謝
>>820
あげんなドアホ
あげんなドアホ
黒髪「優しいけど、馬鹿なんですね、貴方」
黒髪「世界Aにきて保健室の先生やるまでは、自殺する気満々だったってことですよね」
男「む……、よ、よくわかったな」
黒髪「私達と会ったから変わった、って自分でいってるじゃないですか」
黒髪「さあ。話を進めましょう」
この子達を呼んでよかったと、俺は心底おもった
一人で悩み続けるよりも、思考のスピードが何倍も速くなる
ツインテ「あのー、私あんまり話についていけてないんですけど、ちょっと質問です!」
黒髪「ん?」
ツインテ「結局、何が問題なんですか?」
黒髪「ん……、確かにそうね。一旦それを抽出したほうがいい」
黒髪「最終目標は?」
男「こいつが隠してる事を全部暴くこと、だな」
紳士「別に隠してませんよ。私は答えを持っているだけです」
紳士「前にも言いましたが、必要なことは、私の答えがなくても見つける事ができるようになっていますから」
黒髪「世界Aにきて保健室の先生やるまでは、自殺する気満々だったってことですよね」
男「む……、よ、よくわかったな」
黒髪「私達と会ったから変わった、って自分でいってるじゃないですか」
黒髪「さあ。話を進めましょう」
この子達を呼んでよかったと、俺は心底おもった
一人で悩み続けるよりも、思考のスピードが何倍も速くなる
ツインテ「あのー、私あんまり話についていけてないんですけど、ちょっと質問です!」
黒髪「ん?」
ツインテ「結局、何が問題なんですか?」
黒髪「ん……、確かにそうね。一旦それを抽出したほうがいい」
黒髪「最終目標は?」
男「こいつが隠してる事を全部暴くこと、だな」
紳士「別に隠してませんよ。私は答えを持っているだけです」
紳士「前にも言いましたが、必要なことは、私の答えがなくても見つける事ができるようになっていますから」
男「そうだったな。じゃあその必要な事、を見つけることか」
金髪「では今の時点で分からないものを考えればいいのでしょう」
ツインテ「この紳士が誰か!」
栗毛「神様?」
黒髪「悪魔っぽいけど」
金髪「何かの幽霊とかでしょうか」
眼鏡「ま、魔法使いだったり……?」
紳士「あー、そういう意味では解かなくていいですよ。あえて言うなら、人でない何かというだけで十分です」
男「人じゃなかった……だと……!」
紳士「いやそれは最初からわかっていたでしょう」
男「はい」
男「……となると問題は“本来の私”は誰、かな?」
金髪「そうですわね。……話を聞く限り、貴方と接点がありそうですけど」
男「あるけど……、思い当たらないんだな……」
金髪「では今の時点で分からないものを考えればいいのでしょう」
ツインテ「この紳士が誰か!」
栗毛「神様?」
黒髪「悪魔っぽいけど」
金髪「何かの幽霊とかでしょうか」
眼鏡「ま、魔法使いだったり……?」
紳士「あー、そういう意味では解かなくていいですよ。あえて言うなら、人でない何かというだけで十分です」
男「人じゃなかった……だと……!」
紳士「いやそれは最初からわかっていたでしょう」
男「はい」
男「……となると問題は“本来の私”は誰、かな?」
金髪「そうですわね。……話を聞く限り、貴方と接点がありそうですけど」
男「あるけど……、思い当たらないんだな……」
黒髪「“本来の私”の情報は、聞いた中にはほとんどなかったわよね」
眼鏡「そ、そうですよね……、外見は分かるんですけど」
男「あとはこのノートくらいか」
金髪「先生あのねを目指すために、とは可愛いらしい先生ですわね」
栗毛「どんな人なんだろうねえ……」
男「……あ。お前ら、学校で見かけたことなかったのか? 四月からいたんだろ?」
金髪「ううん、前に言いましたように、保健室には近寄りがたかったので……」
男「あ、そうか」
眼鏡「わ、わたしも何度か登校したことがあるんですけど」
眼鏡「保健室は確かに、私みたいな人は入れなさそうでした……」
黒髪「私もそうね、全然係わりなかったし」
栗毛「同じく、です」
男「うーんむ」
金髪「これは、難しい……。手がかりになるようなものが、古い友達というくらいしか……」
眼鏡「そ、そうですよね……、外見は分かるんですけど」
男「あとはこのノートくらいか」
金髪「先生あのねを目指すために、とは可愛いらしい先生ですわね」
栗毛「どんな人なんだろうねえ……」
男「……あ。お前ら、学校で見かけたことなかったのか? 四月からいたんだろ?」
金髪「ううん、前に言いましたように、保健室には近寄りがたかったので……」
男「あ、そうか」
眼鏡「わ、わたしも何度か登校したことがあるんですけど」
眼鏡「保健室は確かに、私みたいな人は入れなさそうでした……」
黒髪「私もそうね、全然係わりなかったし」
栗毛「同じく、です」
男「うーんむ」
金髪「これは、難しい……。手がかりになるようなものが、古い友達というくらいしか……」
男「うーん……、実家に俺を訪ねてくるような人、なんだよな」
男「俺も一応、知り合いがゼロってわけではなかったが……」
男「ここ数年――世界Aで俺が死ぬ前の数年――で付き合いがあった人は、俺自身の連絡先を知っているはずだし」
男「今の実家を知っているような古い友達となると、少なくとも中学生から高校生までの知り合いになる」
男「遠くはない距離だったが、中学にあがる時に一度、引っ越しているからな。それと、大学からは一人暮らしだったからだ」
男「とにかく中学にあがる時に、学区は変わったから、」
男「小学生時代の内に縁のなくなった友達は、今の実家をしらないはずだ」
男「となると必然的に、中学生以上高校生以下の時代に付き合っていて、同時に実家を知っている人間にしぼられるが」
男「その数少ない中で、今の時期になって実家を訪ねるような人間を、俺は知らない」
男「というか、そもそも女性でそんな知り合い自体いない」
ツインテ「モテなかったんですか」
男「残念ながら」
男「んー、こじ付けで無理やりに縁のありそうな人間を思い出してみても、やっぱり男しかありえないな」
ツインテ「安心してください、私も異性の友達いません!」
男「フォローになってんのかそれ」
男「俺も一応、知り合いがゼロってわけではなかったが……」
男「ここ数年――世界Aで俺が死ぬ前の数年――で付き合いがあった人は、俺自身の連絡先を知っているはずだし」
男「今の実家を知っているような古い友達となると、少なくとも中学生から高校生までの知り合いになる」
男「遠くはない距離だったが、中学にあがる時に一度、引っ越しているからな。それと、大学からは一人暮らしだったからだ」
男「とにかく中学にあがる時に、学区は変わったから、」
男「小学生時代の内に縁のなくなった友達は、今の実家をしらないはずだ」
男「となると必然的に、中学生以上高校生以下の時代に付き合っていて、同時に実家を知っている人間にしぼられるが」
男「その数少ない中で、今の時期になって実家を訪ねるような人間を、俺は知らない」
男「というか、そもそも女性でそんな知り合い自体いない」
ツインテ「モテなかったんですか」
男「残念ながら」
男「んー、こじ付けで無理やりに縁のありそうな人間を思い出してみても、やっぱり男しかありえないな」
ツインテ「安心してください、私も異性の友達いません!」
男「フォローになってんのかそれ」
黒髪「つまりまとめると……、友達が少ない、と」
男「はい……」
黒髪「その中で思い当たる人がいない……。って、それ手詰まりじゃないですか」
金髪「ですわね……、幼馴染という線も、引越しの件でつぶされていますし……」
金髪「何か忘れているとか、ありませんか」
男「うーむ……」
眼鏡「難しい、ですね……。どこからはじめていいのか」
手がかりがあまりに少なかった
ツインテ「あのー」
男「ん?」
ツインテ「“本来の私”は誰って話ですよね?」
男「ああ、そうだな」
ツインテ「……」
彼女はしばり、うーんと悩んでから、言った
ツインテ「……ならなんで、この部屋を調べないんですか?」
男「はい……」
黒髪「その中で思い当たる人がいない……。って、それ手詰まりじゃないですか」
金髪「ですわね……、幼馴染という線も、引越しの件でつぶされていますし……」
金髪「何か忘れているとか、ありませんか」
男「うーむ……」
眼鏡「難しい、ですね……。どこからはじめていいのか」
手がかりがあまりに少なかった
ツインテ「あのー」
男「ん?」
ツインテ「“本来の私”は誰って話ですよね?」
男「ああ、そうだな」
ツインテ「……」
彼女はしばり、うーんと悩んでから、言った
ツインテ「……ならなんで、この部屋を調べないんですか?」
男「……は」
黒髪「…………え」
金髪「…………ああ……」
ツインテ「あ、あれ、私なんかおかしいこと言いました!?」
それはなんと――
紳士「くっくくく……」
男「なんてこった……」
金髪「灯台下暗し、ですわね」
“本来の私”を調べるために、何が一番適切かって
……本人の部屋に、決まってるじゃないか
男「理屈で考えようとしすぎて……、全然思いつかなかった」
黒髪「そうか、そうよね、まさにここに、彼女の事があるんじゃない……」
黒髪「よくやったわ! あとでぎゅうしてあげる」
ツインテ「お、おおお……、やったー!!」
黒髪「…………え」
金髪「…………ああ……」
ツインテ「あ、あれ、私なんかおかしいこと言いました!?」
それはなんと――
紳士「くっくくく……」
男「なんてこった……」
金髪「灯台下暗し、ですわね」
“本来の私”を調べるために、何が一番適切かって
……本人の部屋に、決まってるじゃないか
男「理屈で考えようとしすぎて……、全然思いつかなかった」
黒髪「そうか、そうよね、まさにここに、彼女の事があるんじゃない……」
黒髪「よくやったわ! あとでぎゅうしてあげる」
ツインテ「お、おおお……、やったー!!」
そうして、捜索がはじまった
眼鏡「趣味は料理、ですかね……?」
金髪「料理の本がいっぱいありますものね」
ツインテ「んー、服装は割りと地味」
黒髪「可愛い小物が好きそうね」
男「あー、えーと」
今思えばまったく他人の部屋なのだ、しかも女性の部屋に手をつけるとなると、消極的にならざるをえない
栗毛「あ、これ……日記帳……?」
金髪「おお! これは大収穫ですわ」
黒髪「よしさっそく見よう」
男「なっ」
眼鏡「ひ、人の日記をみるのは……っ」
男「そ、そうだよな、いかんぞ」
黒髪「そんな事いってる場合じゃないでしょーが」
男「はい……」
眼鏡「趣味は料理、ですかね……?」
金髪「料理の本がいっぱいありますものね」
ツインテ「んー、服装は割りと地味」
黒髪「可愛い小物が好きそうね」
男「あー、えーと」
今思えばまったく他人の部屋なのだ、しかも女性の部屋に手をつけるとなると、消極的にならざるをえない
栗毛「あ、これ……日記帳……?」
金髪「おお! これは大収穫ですわ」
黒髪「よしさっそく見よう」
男「なっ」
眼鏡「ひ、人の日記をみるのは……っ」
男「そ、そうだよな、いかんぞ」
黒髪「そんな事いってる場合じゃないでしょーが」
男「はい……」
黒髪「三月の二三日から書かれているわね……、引越しした日がこの日みたい」
金髪「ふむ。とりあえず、最近の動向を見てみましょう」
黒髪「十月くらいでいいかな」
10/1
十月にはいっても、あの生徒達は保健室にいりびたる
……私が弱気だからいけないのだろうか
どうにもなめきられているようだ
私は保健室の先生にむいていないのかもしれない
金髪「……例の、不良かたがたでしょうか」
10/3
校長先生に相談をした
しかし、保健室の利用に支障はでていないと判断された
この程度は自分で解決してみろといわれた
あの子達は私の前以外では猫をかぶるから、大したことと思われていないようだ
もうとても長い期間、悩まされているのに
10/4
今日はあの生徒達はあまりこなかった
うれしい
男「……」
金髪「ふむ。とりあえず、最近の動向を見てみましょう」
黒髪「十月くらいでいいかな」
10/1
十月にはいっても、あの生徒達は保健室にいりびたる
……私が弱気だからいけないのだろうか
どうにもなめきられているようだ
私は保健室の先生にむいていないのかもしれない
金髪「……例の、不良かたがたでしょうか」
10/3
校長先生に相談をした
しかし、保健室の利用に支障はでていないと判断された
この程度は自分で解決してみろといわれた
あの子達は私の前以外では猫をかぶるから、大したことと思われていないようだ
もうとても長い期間、悩まされているのに
10/4
今日はあの生徒達はあまりこなかった
うれしい
男「……」
10/5
おきにいりの東側の窓の外を、ずっと眺めていた
あの子達に消えてほしい
10/7
月曜日は憂鬱だ
学校にいくのが、つらい
今日は生徒に頭を叩かれた
先生をなんだとおもっているのか
10/8
生徒が問題行動をおこしていたのが発覚した
全員が謹慎処分をうけた
消えてほしいと書いたからだろうか。全員、保健室に入り浸っていた生徒だった
私が、指導で きなかったから だろうか
私の せ い だろう か
10/9
謹慎処分者がまた増えたらしい。保健室で見たことのある名前だ
私のせい だろうか
入院した子もいるらしい、
私のせい?
どうやらいじめから発覚したようだ
誰か教えてください
10/11
問題が浮き彫りに 死 なるたびに、死にたくなる
私はなん 死にたい のために保健室の先生になったのか
先生あのねをわすれたのか
死んで、もう 全 部 投げ出してしまいたい
おきにいりの東側の窓の外を、ずっと眺めていた
あの子達に消えてほしい
10/7
月曜日は憂鬱だ
学校にいくのが、つらい
今日は生徒に頭を叩かれた
先生をなんだとおもっているのか
10/8
生徒が問題行動をおこしていたのが発覚した
全員が謹慎処分をうけた
消えてほしいと書いたからだろうか。全員、保健室に入り浸っていた生徒だった
私が、指導で きなかったから だろうか
私の せ い だろう か
10/9
謹慎処分者がまた増えたらしい。保健室で見たことのある名前だ
私のせい だろうか
入院した子もいるらしい、
私のせい?
どうやらいじめから発覚したようだ
誰か教えてください
10/11
問題が浮き彫りに 死 なるたびに、死にたくなる
私はなん 死にたい のために保健室の先生になったのか
先生あのねをわすれたのか
死んで、もう 全 部 投げ出してしまいたい
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