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元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
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空いてる時間に稼いで欲しかったなあ
19時以降は支援で埋まって話が端折られる
19時以降は支援で埋まって話が端折られる
男(女)「……今日あったのは、こんなところだ。ごちそうさま」
紳士「なるほど。お粗末様でした」
俺は箸を置く
男(女)「……俺は、死んでいる」
紳士「……そうですね」
男(女)「やっぱり、自分の墓を自分で見るというのは……どうにも、胸糞悪いもんだな」
男(女)「お前と向かい合って、俺の考えもいっぱいあるのに、全然気分が乗らないや」
紳士「……はい。胸倉を掴むようないつもの勢いが少し、懐かしい」
男(女)「そうだな」
男(女)「自殺に関してだが……、これは俺のことだ、よく分かる」
男(女)「きっと自殺に、大きな理由はなかった」
男(女)「そのきっかけももちろん、本当にたいしたものでもない」
男(女)「これはもう、確信している」
紳士「……その通り」
男(女)「……。そのきっかけというは――」
紳士「なるほど。お粗末様でした」
俺は箸を置く
男(女)「……俺は、死んでいる」
紳士「……そうですね」
男(女)「やっぱり、自分の墓を自分で見るというのは……どうにも、胸糞悪いもんだな」
男(女)「お前と向かい合って、俺の考えもいっぱいあるのに、全然気分が乗らないや」
紳士「……はい。胸倉を掴むようないつもの勢いが少し、懐かしい」
男(女)「そうだな」
男(女)「自殺に関してだが……、これは俺のことだ、よく分かる」
男(女)「きっと自殺に、大きな理由はなかった」
男(女)「そのきっかけももちろん、本当にたいしたものでもない」
男(女)「これはもう、確信している」
紳士「……その通り」
男(女)「……。そのきっかけというは――」
┃ ┃━┓ ハ_ハ ハ_ハ ┃┃┃
┗┓━ ┃━┓ ┗━('(゚∀゚∩∧,,∧ ∧..∧ ∧..∧∩゚∀゚)'). ━━━━ ┃┃┃
┗┓━ ┗ ┃ O,_ 〈(´∀`)(´∀`)(´∀`) 〉 ,_O ┗┗┗
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5分以内てか5分ぴったしでちょうどいい感じ
5~6分の間なら落ちることは無いと思うキター
5~6分の間なら落ちることは無いと思うキター
紳士「――その通り」
男(女)「……」
男(女)「今思えば、そのときの俺はとても、馬鹿だった」
男(女)「でもそれは“今”だから思えるだけだ」
きっと、今の俺でなければ、自分の墓を見たところでなく事はなかっただろう
なぜなら自殺したいという気持ちは、ずっとずっと持ち合わせていたものだから
むしろよくやったとほめていた、だろう
ただきっかけがなくて死ねなかった、俺だったから
男(女)「……人とのつながりを持てた、今だから、馬鹿だなと思える」
男(女)「その思えるようになった、という意味では、感謝をしなければならない」
紳士「……感謝など」
男(女)「まあそう言うな」
男(女)「……」
男(女)「今思えば、そのときの俺はとても、馬鹿だった」
男(女)「でもそれは“今”だから思えるだけだ」
きっと、今の俺でなければ、自分の墓を見たところでなく事はなかっただろう
なぜなら自殺したいという気持ちは、ずっとずっと持ち合わせていたものだから
むしろよくやったとほめていた、だろう
ただきっかけがなくて死ねなかった、俺だったから
男(女)「……人とのつながりを持てた、今だから、馬鹿だなと思える」
男(女)「その思えるようになった、という意味では、感謝をしなければならない」
紳士「……感謝など」
男(女)「まあそう言うな」
男(女)「……」
おそらく、俺の持ち札は、ほとんど揃っている
これ以上、考えられるものが無い
俺はゆっくりと、深呼吸をする
男(女)「よし」
紳士「気合十分、ですか」
そう、俺は自身の死を見て絶望はしたが――
男(女)「ああ。これで、面倒くさい問答も、最後だ」
――俺の予想があたっているのならそれは、大したことではない
紳士「……ほう」
にやり、と紳士が笑う
男(女)「詰みにしてやる」
紳士「やれるものなら」
おそらく、俺の持ち札は、ほとんど揃っている
これ以上、考えられるものが無い
俺はゆっくりと、深呼吸をする
男(女)「よし」
紳士「気合十分、ですか」
そう、俺は自身の死を見て絶望はしたが――
男(女)「ああ。これで、面倒くさい問答も、最後だ」
――俺の予想があたっているのならそれは、大したことではない
紳士「……ほう」
にやり、と紳士が笑う
男(女)「詰みにしてやる」
紳士「やれるものなら」
男(女)「まずは……、お前からだ」
紳士「私ですか」
男(女)「お前は、結局今でも、何なのか、分からない」
男(女)「だが――お前の領域を狭める事は、できる」
紳士「……」
男(女)「俺は勘違いをしていた。だから最初、だまされた」
男(女)「お前が一体何者か分からなかったから、何でも出来るモノだと思い込んでいた」
男(女)「例えば……、人の意識を操作する事も」
紳士「……」
男(女)「俺ははじめ、俺以外の人間の記憶を操作し、学校の人間に保健室の先生として認識させたものだと思った」
男(女)「何でもできるのだろうと思っていたから。あんな不思議なやつは何でもするだろうと思ったから」
男(女)「だが実際にお前の力にかかっていたのは、俺だけだ」
男(女)「前に確認したように、俺は、ただ“本来の私”を引き継いだだけだったのだから」
紳士「……」
紳士「私ですか」
男(女)「お前は、結局今でも、何なのか、分からない」
男(女)「だが――お前の領域を狭める事は、できる」
紳士「……」
男(女)「俺は勘違いをしていた。だから最初、だまされた」
男(女)「お前が一体何者か分からなかったから、何でも出来るモノだと思い込んでいた」
男(女)「例えば……、人の意識を操作する事も」
紳士「……」
男(女)「俺ははじめ、俺以外の人間の記憶を操作し、学校の人間に保健室の先生として認識させたものだと思った」
男(女)「何でもできるのだろうと思っていたから。あんな不思議なやつは何でもするだろうと思ったから」
男(女)「だが実際にお前の力にかかっていたのは、俺だけだ」
男(女)「前に確認したように、俺は、ただ“本来の私”を引き継いだだけだったのだから」
紳士「……」
男(女)「いや正確には、考えてはいなかった」
男(女)「確かに俺の目は節穴だったな。その時、そこまで考える頭を持ち合わせていなかったのだから」
男(女)「でも今、はっきりと二人の人間だと認識している今なら、それは違うと分かる」
紳士「ええ。……しかしそれは、ただの確認ですね」
男(女)「そうだ。これは前の確認。今の俺が言いたいのは、その先」
男(女)「薄々感じ始めたのは、あの子を俺の部屋に連れてきた日からだったか」
男(女)「お前はあの時いったな」
>紳士「はい。貴方を男から女に変えたように」
>紳士「この部屋も、変えることができます」
男(女)「ただし」
>紳士「ただし、内部だけですが」
紳士「……」
男(女)「内部だけ、と」
男(女)「確かに俺の目は節穴だったな。その時、そこまで考える頭を持ち合わせていなかったのだから」
男(女)「でも今、はっきりと二人の人間だと認識している今なら、それは違うと分かる」
紳士「ええ。……しかしそれは、ただの確認ですね」
男(女)「そうだ。これは前の確認。今の俺が言いたいのは、その先」
男(女)「薄々感じ始めたのは、あの子を俺の部屋に連れてきた日からだったか」
男(女)「お前はあの時いったな」
>紳士「はい。貴方を男から女に変えたように」
>紳士「この部屋も、変えることができます」
男(女)「ただし」
>紳士「ただし、内部だけですが」
紳士「……」
男(女)「内部だけ、と」
男(女)「お前、いつもこの部屋にいるよな」
紳士「……」
男(女)「……来てくれ」
俺は立ち上がる
彼は立ち上がらない
男(女)「……」
俺はそのまま、玄関へと向かう
紳士「……」
そうして、外に出た
外は日が暮れて、もう寒い
男(女)「男に戻せ」
そうつぶやく
――だが、何も変わらない
紳士「……」
男(女)「……来てくれ」
俺は立ち上がる
彼は立ち上がらない
男(女)「……」
俺はそのまま、玄関へと向かう
紳士「……」
そうして、外に出た
外は日が暮れて、もう寒い
男(女)「男に戻せ」
そうつぶやく
――だが、何も変わらない
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