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    元スレ勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたらしい」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    302 = 108 :



    戦士「いやー晴れたな!」
    僧侶「雨の中進むのは大変ですから、よかったですね。」

    魔法「ぬれるとローブが重くなる。」

    商人「さぁ出発しましょう!これだけ見通しがよければ、そうそう魔物はでてこないでしょう!」
    戦士「よーし、じゃぁいくかー!」


    戦士「ふぅ・・・・」
    僧侶「進んだ気がしませんね・・・。」
    魔法「少し疲れた・・・」

    商人「これは少しまいりますね・・・。」

    戦士「ずぅっと同じ光景が続くし、町も全然大きくならない。」

    魔法「あと、どれぐらいなんだろう・・・。」

    ―――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――
    勇者「・・・」
    勇者(これは・・・幻影魔法か?・・・いや、魔法ではない、現象か・・・)

    勇者「・・・」
    勇者(皆は気づいているだろうか?間違いなく距離は縮んでいるが、町はずっと遠くに見える。)
    勇者(・・・やっかいな、天気 だな。)

    303 = 212 :

    僧侶の口調どう変わったの?

    304 :

    >>303
    普通の敬語からお嬢様っぽい感じになった、かな

    305 = 235 :

    さるよけ

    306 = 129 :

    勇者は報われるべき

    308 :

    >>299

    >勇者「・・・」ずずっ・・・
    >勇者(・・・それなりの味だな。甘い木の実と魚は思ったより合うようだ。)
    >勇者(・・・そうだな、贅沢を言うなら、ハープをいれて、ピンクペッパーを・・・)



    主夫だ… 

    309 = 212 :

    >>304
    サンクス

    それダメなのか

    310 = 108 :

    商人「・・・あ、紙飛行機。」

    魔法「気流魔法が使われてる。」

    僧侶「十中八九、勇者さまですね。」

    戦士「中身はなんだ?」
    ガササ

    手紙『今日の天気は 魔力霧 だ。町の距離が10kmほどになれば実際の大きさに見えるようになる。』

    戦士「・・・意味がわからん。」
    商人「魔力霧、ってなんでしょうか。」

    魔法「空気の魔力が普段より濃い日。風のながれで、原始魔法が発動する。たぶん今日は幻影魔法。」

    僧侶「そんな天気があるんですか?」

    魔法「すごくすごく稀。気流で魔方陣が形成される必要があるけど、それはすごく珍しい。」

    商人「ウッドキングも似たようなことをしていましたね・・・」

    戦士「つまり・・・なんだ?」

    魔法「遠くのものは遠く見える。何倍も遠くに。大きさに比例して解除される距離が変わる。大きければ長い。小さければ短い。」

    311 = 108 :

    勇者「・・・」
    勇者(皆との距離がわからない。いる方角はわかるが・・・)

    勇者(近いのか?遠いのか?おそらく皆は俺を見失っているだろうな。)

    勇者(少し心配だな・・・。)

    ズン!
    勇者「!!!」

    勇者(これは・・・重力魔法!!)
    勇者(いかん・・・罠だ!!!う、動けない!!したからくる!)
    勇者「浮遊・・・」

    バクン!

    勇者「間に合わなかったか!いかん、咀嚼されてしまう!」

    勇者(やりたくなかったが仕方ない!)
    勇者「超々自硬化魔法!」ガキン!

    勇者(自分を鋼の様に固める魔法。これで1時間は大丈夫だが・・・動けない上に解けた後に体が麻痺してしまう。)

    勇者(・・・皆に頼るしかない。)

    312 = 129 :

    耳をすませばを思い出した

    313 = 304 :

    >>312
    あー同じく

    314 = 108 :

    魔物「グモグモ・・・かめない」
    魔物「・・・寝ながら、ゆっくりくう。」

    ずごごごご・・・

    勇者(地面にもぐったか・・・。)

    魔物「ごっくん」

    魔物「・・・ぐぅ、ぐぅ、」

    勇者(こいつの消化液にも一応耐えられる。だがこの状態で魔法を解いたら、足首から下がなくなってしまうな。)
    勇者(・・・それは最後の賭けだな。皆が間に合わなかったらやるしかない。)

    ―――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――
    戦士「勇者が見えないな?」

    商人「そういえばそうですね。いつのまにか見失っていました。」

    僧侶「人ならば、どれぐらい近づけばみえるのでしょう。」

    魔法「・・・たぶん、200mくらい。」

    戦士「・・・見えたとたんキレちゃいそうな距離だな。」


    315 = 212 :

    咀嚼されてしまうってw

    316 :

    これでBADENDか

    317 = 287 :

    ぐもぐも

    318 :

    こんな感じに足が無くなり腕が無くなり不自由な身体になりつつも
    みんなのために魔王を倒そうと頑張る勇者がひたすら虐待されるのですね

    319 = 285 :

    >咀嚼されてしまう!

    焦ってるようで冷静だな

    320 = 115 :

    ぐもぐも食べてる魔物かわゆす

    321 = 108 :

    10分後
    勇者(皆のスピードが5km。俺のスピードが7kmとして・・・。3時間ほど歩いていたから、今皆との距離は・・・)
    勇者(6km±1kmといったところか、皆が休憩をしていれば俺の足首がなくなる。)

    勇者(こいつの腹の皮がどれだけ厚くて固いかも未知数だが、俺の短剣では貫通しないのは確かだ。)
    勇者(ならばどうする?俺の今使える最大の魔法が爆雷大。これで破れるか?)
    勇者(・・・重力魔法を使っていたな。高次魔法を使える相手に魔法で攻めるのは愚かか。)
    勇者(・・・研究中の魔法剣を試すしかないな。剣に魔力を流して音叉のように威力を増やす剣技。)
    勇者(俺の最大魔法と組み合わせた事は無い上に、そもそも初歩的な加熱魔法までしか成功していない。)

    勇者(ずいぶん分の悪い賭けだが・・・俺の限界はここではないのは確かだ。)

    ―――――――――――――――――――――――――


    ―――――――――――――――――――――――――

    商人「・・・なにかいやな予感がしませんか?」

    戦士「んー?雨は降らないと思うぞ?雲が見えないからな。」
    僧侶「でも私たちが知らない天気のようですし・・・」
    魔法「気流の流れが原始水呼の形になれば雨は降るかも。」

    商人「・・・この胸騒ぎは、雨なのかな・・・。」

    322 = 124 :

    おもしろい

    323 = 108 :

    30分後
    勇者(・・・なんだ?)
    勇者(少し頭がくらくらする。)

    勇者(・・・思いつく理由がないな。この魔法ならば酸素もいらないし毒素も通らない。)
    勇者(俺の体に入ってくるもの、出て行くものは皆無のはず・・・)
    勇者(くそ、わからない!)

    ―――――――――――――――――――――――――


    ―――――――――――――――――――――――――

    戦士「いやー、ゴールが見えてるってのはつらいねぇ。戦車引き行軍を思い出すぜ。」

    僧侶「確かに見えてないより見えているほうがつらいですね・・・。まだあんなにあるのか、と思ってしまいます。」

    魔法「・・・?」

    商人「・・・」

    324 :

    勇者歩くの早いな

    325 :

    一時間7kmって随分早くね?
    ふつうの人って1時間に3kmくらいだったはず

    327 = 108 :

    45分後
    勇者(ぐ・・・ぅぅぅ!)
    勇者(ま、間違いない・・・これは吐き気だ!)

    勇者(の、呪いが自分にまで影響を及ぼし始めている・・・!?)

    勇者(コンディションは最悪だ。この状態で自分の実力以上を出す必要があるとは。)

    勇者(・・・やるまで諦める訳にはいかない。失敗したって諦める訳にはいかない。)

    勇者(とりあえず・・・生きる事を最優先だ・・・!)


    ―――――――――――――――――――――――――


    ―――――――――――――――――――――――――

    戦士「・・・ちっ!すげぇイライラする!なんであいつは見えない位置までいっちまうんだよ!」

    僧侶「思慮が足りないというか・・・非常時のときくらい近くにいてくれませんかしら。」

    魔法「・・・」イライラ

    商人「き、急にどうしたんですか皆さん?」

    328 :

    普通の人間じゃ相手に出来ない化け物共と戦ってんだぜ?
    身体能力が超人レベルなんだろ?

    329 :

    普通は4キロ
    運動しているなら5キロくらいだろ
    7は超人だな

    330 :

    なるほど。

    331 = 324 :

    もう生きていけねーじゃねーかwww

    332 :

    戦士達と距離を保たないといけないから、速く歩く癖でも付いたんじゃね。

    333 = 316 :

    硬化で反射してるだけじゃね

    334 = 108 :

    53分後
    勇者(意識が・・・朦朧とする・・・。)
    勇者(もう・・・時間の感覚さえ曖昧だ・・・。)
    勇者(あと・・・何分で・・・魔法がきれるのだろうか。)

    勇者(この魔法を限界まで使ったことはない・・・。リミットは間違いなく1時間だが・・・どういった切れ方をするのだ?)
    勇者(・・・徐々にとけるのか?・・・ぱっと解けるのか?)
    勇者(・・・・予想すらできない)
    ―――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――

    戦士「・・・へんだな?」
    僧侶「そうですね。おかしいです。」
    魔法「・・・」コクコク

    商人「な、なにがですか?」

    戦士「勇者に近づいていたのは間違いないんだが・・・」
    僧侶「今は嫌悪感が消えかけています。」
    魔法「つまり、近づいていたのに今は離れていってる。」

    商人「そ、それって・・・!」

    戦士「・・・すっげぇいやな予感がする。戻るぞ!」
    僧侶「はい!」
    魔法「ウン!」
    ダダダッ!
    商人「あ、みなさんまって!」
    ダッ!

    336 :

    嫌悪感で気付かれるって…

    337 = 108 :

    57分後
    勇者(・・・魔法が切れかけているのがわかる・・・)
    勇者(・・・心がけだけは・・・しておかなくては・・・)

    ―――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――

    戦士「くっそいらつく!隣にいるのと同じくらい腹立つ!」

    僧侶「まったくもう!本当に迷惑かけて!」

    魔法「見つけたら私の最大魔法ぶつけてやる・・・」

    商人「わ、わたしにはみなさんの感覚がわかりませんよぅ!」

    戦士「行ったり来たりを繰り返してんだ!すこしずつ近づいているはず!くっそ、どこだあのボケ!」

    僧侶「なにか目印くらい出せばよろしいのに!気が利きませんこと!」

    魔法「予備詠唱開始、Lv5MAX」

    338 = 115 :

    呪いが幸いしたなww

    でもなんで勇者にまで呪いが効くん?

    339 = 328 :

    >>338
    勇者の呪いは本来体の中から外に放出されるものじゃないのか?
    それが勇者の硬化魔法によって外に放出出来なくなり
    その結果呪いが勇者の体内に溜まって勇者にも呪いの影響だ出たのでは?

    340 = 297 :

    でもこれってパーティーだったら簡単に済んでたよな?



    勇者……

    341 = 108 :

    59分50秒後

    勇者(・・・切れる・・・)

    60分経過

    勇者(・・・!)
    勇者「げぇぇぇぇぇ!!!」

    ビチャビチャビチャ

    勇者「ぐ・・・・ぐぅぅぅ・・・焼ける・・・!」
    勇者(頭から・・・徐々に解けている・・・!くそ・・・!)

    勇者(腕が・・・動くまで・・・後・・・30秒くらい・・・!)

    勇者「予備詠唱・・・開始・・・Lv3MAX・・・うっぷ・・・・」

    ―――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――

    戦士「!」
    僧侶「!」
    魔法「!」

    ゾクッ!

    342 = 136 :

    >>339
    つまり

    勇者オーラの効果範囲=呪いの範囲

    と言う訳だな


    カリスマが高い程呪いの効果範囲も広がるとか

    先代魔王陰険度合いがパネェ

    343 = 122 :

    宇宙服着て屁すると自分に臭いが来るのと同じって事か>勇者の呪い

    344 = 115 :

    なるほど内側に閉じ込められるのな…なにそれ最悪

    345 :

    この敵はワーム状の敵なんだろうか

    346 = 108 :


    戦士「・・・そこにいたのかてめぇぇぇぇ!!!」
    僧侶「絶対に許しません・・・!神の矢詠唱開始!」
    魔法「地面隆起魔法特大詠唱終了」

    商人「!」ビクッ!

    ・・・ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

    魔法「引っ張り出してやる・・・!!!」

    商人「わわわわわわわわ!」

    魔法「大地の手!」

    ずごぉぉぉん!

    魔物「ぐもももも・・・なんだぁ!?でっかい手にひっぱりだされたんだな!」

    僧侶「その中ですか勇者ぁぁ!神の欣然たる裁きの力で!その魔物ごと貫通させてあげます!!」
    僧侶「神の矢よ!落ちてきたまえ!」

    カッ!ビシャァァァァン!

    魔物「ぐもぉぉぉ!?!?!?」

    戦士「みじん切りにしてやる!!!退魔代13代目が奥義!!!」
    戦士「五月雨裂発!!!」

    魔物「ぐもぉぉぉ!おなかがぁぁぁぁ!」

    347 :

    どーもくん見たいなの想像してた

    348 :

    助けたいんだか殺したいんだか分かんねえや

    349 :

    イライラしてくるみたいだな

    350 :

    しえんしてやる


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