元スレ勇者「魔王ぶっ殺す!」魔王「ぶっころす!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
この星の、生きとし生けるものよ……
わが子らよ……
滅びなさい……
滅びなさい……
2 :
ほう…
3 :
ブッイキス
4 :
>>1代行ありがとうございます
5 :
僧侶「ぶっ生き返す」
6 = 4 :
勇者「勇者として生まれてはや15年」
勇者「そろそろいい年齢なので冒険を始めたのはいいけど……」
勇者「まったくモンスターが現れないぞ、どうなっているんだ」
勇者「故郷を離れてもう4ヶ月はたつのに……スライム一匹すらでてこない」
勇者「……」
7 = 4 :
勇者「なんでだろう? なんでだと思う?」
魔王「うーん……」
魔王「……わかんない!」ニコ
勇者「……」
勇者「はあ……お前にきいてもわかんないか」
8 = 4 :
勇者(所詮は犬娘だしな……)
魔王「うー! 今しつれいなことかんがえただろ!」
勇者「考えてないよ犬娘」
魔王「しつれいだろ! なんどいったらわかるんだ、わたしはいぬむすめじゃない!」
魔王「ほこりたかき『魔狼』、おおかみのおうさまなんだぞ!」がるるる
9 = 2 :
ほう…!
10 = 4 :
勇者「……はい、はい」
勇者「……」
勇者(はあ……4ヶ月たって仲間になったのはこの犬娘一人……いや、一匹か?)
勇者(仲間と言うよりペットといったほうがいいかもしれん……変なのになつかれちゃったな……)
勇者(他にも仲間が欲しいんだけど、一緒に行きたいと言ってくれる人が誰もいないし)
11 = 4 :
勇者「……はい、はい」
勇者「……」
勇者(はあ……4ヶ月たって仲間になったのはこの犬娘一人……いや、一匹か?)
勇者(仲間と言うよりペットといったほうがいいかもしれん……変なのになつかれちゃったな……)
勇者(他にも仲間が欲しいんだけど、一緒に行きたいと言ってくれる人が誰もいないし)
12 = 4 :
勇者(というか酒場にいっても客はおろか店主すらいないし!)
勇者(こりゃ想像以上に魔王の手がのびてるんだな、人っ子一人残さないとは……)
勇者(こんな辺境の町にまで……外道め、絶対にぶっ殺してやる!)
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ」くいくい
勇者「……なんだ」
13 = 4 :
魔王「おなかがすいた! ごはん! ごはんがたべたいです!」
勇者「またかよ!」
勇者「……お前はホント食べるか寝るかのどっちかだな……ちょっとは働け! 働かざるもの食うべからずだぞ」
勇者(といったものの、『勇者』として働いてないのは俺も同じか……)
魔王「うー! どっちかじゃない! ゆうしゃがあそんでくれないからだ!」
14 = 4 :
魔王「あそぼ、あそぼっていってもぜんぜんゆうしゃがあそんでくれないからだ!」
魔王「あそべ、あそべ! わたしとあそべ!」じたばた
勇者「うるさいぞ、そういう意味じゃない」
勇者「働けといってるんだ! だいたいお前の『職業』はなんなのさ?」
勇者「遊び人か? 違うだろ? 犬ならちょっとはその鼻つかってモンスターの一匹でも探してくれよ!」
15 = 4 :
魔王「いぬじゃない! あそびにんでもない! ゆうしゃのばか! ゆうしゃのばか!」
勇者「……じゃあお前って何なのさ」
魔王「……」
魔王「あう……」しゅん
勇者「……」
魔王「……」しゅん
16 = 4 :
勇者(まあ……いいか……付いてきてくれるだけでもちょっとは気が紛れるし)
勇者「はああ……俺も自分が何なのかよくわかんなくなってきたよ最近……」
魔王「あ……」
魔王「ゆ、ゆうしゃ! ゆうしゃは……ゆうしゃなのだ!」
勇者「……」
魔王(ゆうしゃ……わたしの、わたしだけのゆうしゃ……)
17 :
背景が全然分からないから楽しめない
18 = 4 :
―――
勇者「うわ、これはひどいな……」
勇者「完全に破壊されてるぞ、これじゃ……住人は絶望的、誰もいなさそうだな……」
勇者「いるには……いるんだよな、どっかに魔王が」ごくり
勇者(じゃあなんでモンスターの姿は見えないんだ……?)
魔王「……」
勇者「……」
19 :
>>1
仮面ライダーアーギトー
20 = 4 :
勇者「とりあえず、食べるか……ごはん」なでなで
魔王「……!」
魔王「う、うむ! きゅーん、きゅーん♪」ぱたぱた
勇者「……」
勇者「勝手に厨房に入り食材を使って料理……勇者だからこそ許される特権だよね」じゅーじゅー
勇者「……煙で涙がでてきたぞ……」じゅーじゅー
21 = 4 :
魔王「~♪ ~♪ (ごはん、ごはん、ゆうしゃといっしょにごはん)」ぱたぱた
魔王(わたしはゆうしゃといっしょにたべるごはんがだいすきなのだ)
勇者「……犬娘、そっちにある肉をとってくれないか」
魔王「うむ!(……いぬむすめっていうな!)」とてとて
22 :
こういうの好き
23 :
>>11
パートスレ立てんなカス
24 = 4 :
魔王「……」たらたら
勇者「おい、おい犬娘」
魔王「んぶ、じゅるっ……な、なんだゆうしゃよ!?」
勇者「肉によだれが垂れてるんだが……ご飯抜きにするぞ」
魔王「あ…や…きゅ~ん、くぅ~ん(いや、いや、ごはんぬきはいや!)」ふるふる
勇者「……まったく(ばか犬にもほどがあるぞ……)」
25 :
魔王「べほま」
26 = 4 :
―――
勇者「ふう……腹もふくれたし、今日はもう寝るか」
勇者「かなりの距離を歩いたから疲れたぞ、久々の布団……今晩はぐっすり眠れそうだな」
勇者(次の町まではどのくらいあるんだろう……正直、荷馬車を調達したいんだが肝心のその馬さえいない)
勇者(魔王め……! 馬くらい残しておけよバカ!)
魔王「……」じー
28 = 4 :
勇者「? どうした犬娘」
魔王「いぬむすめって……! う、うぅ……」
勇者「?」
魔王「……いっしょに、いっしょにねてもいいか?」ちら
勇者「え、一緒にって……お前とか?」どき
魔王「う、うむ……だめか?」ちら
29 = 22 :
ガッシュ
30 = 4 :
勇者「い、いや……駄目っていうか……」
勇者「だって、お前一応女の子なんだろ……?(いや、メス……?)」
魔王「……」
魔王「ゆ、ゆうしゃはわたしを……お、おんなとしてみてくれているのか?」
勇者「え」どき
32 = 25 :
まだかね
33 = 4 :
魔王「……」
勇者「……と、隣の部屋にもベッドがあっただろ、そっちで寝ればいいじゃないか」
魔王「……」
魔王「……ひとりはいや」
魔王「よるは……よるにひとりはいやなのだ……」
34 = 4 :
勇者「……半分獣でも夜が怖いのか? 今までどうしてたんだよ」
魔王「……」
魔王「……ははうえが、ははうえがいつもいっしょにねてくれてた……」
勇者「……そ、そうか……(う、う~ん……)」
勇者(犬娘だろうが何だろうが、まだ幼いんだ……一緒に寝てやっても……問題はない……か)
35 = 4 :
勇者「はあ……わかったよ犬娘、今日は一緒に寝るか」
魔王「……!」
魔王「ほ、ほんとうか!? やった! やった!」
魔王「わふ、わふん♪ いっしょに、ゆうしゃといっしょにねる! ねる!」ぬぎぬぎ ぽい
勇者「!?」
36 = 4 :
魔王「ねるぞ!」だきっ
勇者「うわああああああああ!?」
魔王「!? ど、どうしたのじゃ、ゆうしゃ」びく
勇者「ど、どどどどどどうしたのじゃないだろ……! なんで、なんで服を脱ぐんだ!?」
魔王「?」
勇者「『?』じゃない! なんで寝るのに服を脱ぐのかときいてるんだ……ふ、服をきろ!」
37 = 4 :
魔王「……わたしはねるときはいつもふくをぬぐ」
魔王「ゆうしゃはふくをきたままねるのか」
勇者「ああ、そうだよ! 俺っていうか……人間は寝るときも服を着たまま寝るの!」
勇者(あわわわわわわ、い、犬娘とはいえ……女の子の、は、裸を初めて見てしまった……!)
魔王「……」ぱたぱた じー
勇者「は、はやく!」
38 :
これってショタとロリでいいんだよな
39 = 4 :
魔王「……」
魔王「ははうえはきょにゅうなのだ」
勇者「え」
魔王「ははうえはきょにゅうなのだ、わたしはははうえにだとみんなにいわれている」
勇者(あわわわわわわわわ……!!)
魔王「いまはちいさいけど、そのうちははうえみたいにきょにゅうになるぞ」
40 :
>>25
こんにちは
41 = 4 :
勇者「……」がたがたがたがた
魔王「くぅん……」
勇者「ふ、服をきないと一緒に寝てやらないぞ!!」
魔王「!?」
勇者「裸で寝るなら一人で寝ろ! 隣の部屋で……さ、さっさと行け! 俺は寝ないぞ!」
魔王「……」しゅん
42 = 4 :
勇者「……」
魔王「……」しゅん
がさごそ
魔王「ねる……いっしょにねる」
魔王「ふくをきたからゆうしゃといっしょにねる……ねたい、の……」
勇者「う……ま、まあそれなら……いい……」
勇者「も、もう遅いから、さっさと寝るぞ……」
魔王「……うむ」
43 = 4 :
勇者「……」
魔王「……」
魔王「おやすみなさい、ゆうしゃ」
勇者「……お、おやすみ」
魔王「……」ぎゅ
(ゆうしゃ……)
44 = 4 :
――――――
――――
――
家来「――こうして勇者は世界を救ったのでございます……いかがでしたかお嬢様」
魔王「お、おー……かっこいい、かっこいいぞゆうしゃ、ゆうしゃかっこいいぞ!」
魔王「もっと、もっと! ゆうしゃのはなしがききたい! じい、もっとききたい!」
45 = 4 :
家来「……申し訳ございませんがお嬢様、この後まもなく魔王様と大事なお話が控えておりますので」
魔王「うー、ききたい、ききたい! ゆうしゃのはなしがききたい!」
家来「……お嬢様、お話をきかずともお嬢様には……いずれ勇者とお会いになられる日がくるかと存じます」
魔王「? あえるのか? わたしがゆうしゃにあえるのか?」
46 = 4 :
家来「……はい、きっとお会いできます」にこ
魔王「そ、そうなのか!? どこでだ? どこにいけばゆうしゃにあえるのだ?」
家来「……お嬢様が出向かれなくとも、ここにいればあえるのです」
魔王「?」
家来「ここでお待ちしていれば、勇者のほうから魔王さ……いえ、お嬢様に会いにこられます」
47 = 4 :
魔王「そ、そうなのか! きゅ、きゅん、きゅん♪」ぱあああ
家来「……」ちく
魔王「で、ではゆうしゃがきたときでむかえの用意をしなくてはいけないな!」
魔王「おかし、おかしをいっぱい用意するのだ! 爺、おかしをいっぱい用意するのだ!」
家来「……ええ、そうしましょうお嬢様」
48 :
>>29
おい
おい
49 = 4 :
魔王「ゆ、ゆうしゃがきたら、さいしょになんていえばいいのだ?」どきどき
魔王「爺、わたしはさいしょになんていえばいいのだ?」
家来「……勇者は長旅できっと疲れておいでです、まずはねぎらいのお言葉をかけて差し上げればよろしいかと」
魔王「ねぎらい……」
魔王「『よ、よくぞここまできた! ほめてやろう!!』」
50 = 4 :
魔王「……こ、こんなかんじでどうかの?」ちら
家来「……ええ……ええ、きっと勇者もお喜びになられます、お嬢様」ぽろ
魔王「爺? なんでなくのだ」
家来「……申し訳ございません。なんでも……なんでもござません……お嬢様」ぽろぽろ
魔王「?」
みんなの評価 : ★★
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