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    元スレ勇者「魔王が死んで魔物は緩やかに衰退しました」

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    1 :

     

    2 = 1 :

    城下町



    勇者「平和が一番だね~」

    勇者「魔王は親父が若い頃に倒したし俺は何もすることねぇな」ゴロン

    祖父「こぅらぁぁぁ!!!勇者!!」

    勇者「うわ……面倒くせぇ」

    祖父「勇者!修行はどうしたぁ!?」

    勇者「ちゃんとしてきたよ。伝説の剣で素振りを100回でしょ?」

    祖父「嘘をつくな!早く戻ってきすぎじゃろうが!」

    3 = 1 :

    勇者「嘘じゃないよ。俺ほどの腕になると100回くらい五分も掛からないんだよ」

    祖父「ほう、ならこの場でやってみせい。ワシが見てやろうお前さんの」

    祖父「剣さばきをな!」

    勇者「うげ……簡便してくれよじいちゃん」

    「勇者~?帰ってるの~?」

    勇者「な~に~?母さん?」

    「食材を切らしちゃったの~。悪いけど買ってきてくれない?」

    勇者「いいよ!暇だし!」

    祖父「こ、こら!逃がさんぞぉ!」

    勇者「いってきま~す」

    「お兄ちゃん!あたしも行く!」

    4 = 1 :

    トボトボ

    勇者「ふぅ、危うく修行させられるところだった」

    「お兄ちゃんも大変だね」

    勇者「全くだよ。剣士のやつが城の魔物討伐隊に入隊してから更に力が入っちゃって」

    「お兄ちゃんも入ったらよかったのに」

    勇者「嫌だよ。生き物コロスなんて趣味の悪いことしたくないね」

    「生き物って言っても怖いこわ~い魔物だよ?」

    勇者「知ってるよ。城下の外に出たとき小さいのに何匹か襲われたからね」

    勇者「慌てて剣を振り回したけど、切ったときのあの感触が……おえぇぇ…」

    5 :

    ほほう!

    7 = 1 :

    「それは……気持ち悪そうだね」

    勇者「屍が消えてくれるのが唯一の救いだね」

    勇者「それにここ最近は数も減って、討伐隊じゃなくても倒せるくらい弱くなってるらしいし」

    「お父さんが魔王をやっつけてから衰退してるんだよね」

    勇者「俺たちが動かなくても、勝手にいなくなってしまうさ」

    勇者「つうか、何で珍しく買い物なんかについて来るんだ?」

    「えへへ、なんでもない」

    9 = 1 :

    市場

    勇者「これとこれと……あとそれ」

    「アッシャッース マイドアリー ッシャッス!!」

    勇者「さて、帰るか」

    「ねぇねぇ!噴水通りのパン屋さんに寄って行こうよ!」

    勇者「お前の目的はそれか」

    「何でも珍しい木の実が入ったから、新作のパンを作ったんだって!!」

    勇者「へぇ。そう」

    「ねぇ、食べてみたいよぉ」

    勇者「まぁ、今日だけだからな」

    「やった~」

    10 = 1 :

    噴水通り

    パン屋「はい、妹ちゃん。今日はお兄さんと一緒なんだね」

    「うん!また来ますね」ニコッ

    パン屋「いつでもどうぞ」

    勇者「折角だからそこの噴水のところで座って食べてくか」

    「うん!」

    11 = 1 :

    勇者「城下町はやっぱり賑やかだなぁ」

    「うん、おばあちゃんの家がある村とは大違い」

    「あ!あそこ!大道芸やってる!ねぇ見に行こうよ!」

    勇者「いつでも見れるでしょ。あんなの」

    「いつもの人じゃないよ!きっとキャラバンの人たちだよ!」

    「次の町に行っちゃったら、いつ戻ってくるかわからないでしょ!」

    勇者「待っていてあげるから。見ておいでよ」

    「お兄ちゃんは?」

    勇者「大聖堂の外壁彫刻でも眺めてるよ」

    「先に帰らないでね!」タッタッタッタ

    12 :

    ここがナメック星かスタッ

    13 :

    オレは弟の様に甘くはないぞ

    14 = 12 :

    ハァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

    15 :

    戦闘力を操れるタイプか
    珍しい・・・

    16 :

    くっ勝てるのか?ヒュン

    17 = 5 :

    ピッコロいっぱいだ!

    18 :

    ハァァァァ‼

    19 = 13 :

    光栄に思うがいい…!オレの究極の変身を見れるのは、お前が最初で



    最後だー!!!!

    20 = 12 :

    ダダダダダダダダッッ

    ここじゃ犠牲が大きい 場所を変えるぞ!おめぇらついてこいパシュン

    21 = 15 :

    ふんっ雑魚めがパシュン

    22 = 18 :

    ふんっ
    パシュン

    23 = 5 :

    クリリンのことかー!!!!

    24 = 16 :

    ふっ…おもしろい
    パシュン

    27 = 1 :

    勇者「はいよぉ」

    勇者「神々しい彫刻だこと」

    勇者「ん?」

    フードを被った女の子らしき子がキョロキョロ辺りを見回している。

    旅人だろうか?旅の荷物らしいものは身に着けてないが

    勇者「君、どうしたの?」

    「あ、……」

    勇者「探し物でもしてる?」

    「」コクリッ

    28 = 1 :

    勇者「旅の人かな?城下は広いからね~。宿でも探してるの?」

    「――パン」

    勇者「ん?」

    「パン屋さん……」

    勇者「あぁ、パン屋ならすぐそこだよ。ほら、あそこ」

    「あった」

    タッタッタッタ

    29 = 1 :

    勇者「無愛想なやつだな」

    パン屋まで走っていった少女は店の人と会話したあと

    がっくりと肩を落として戻ってきた。

    勇者「お目当ての物はなかったみたいだね」

    「売り切れ……」

    勇者「もしかして、新作のパン?」

    「」コクリッ

    勇者「なら」ガサガサ

    30 = 1 :

    勇者「これ、さっき買ったんだけどあげるよ」

    「え!?これ!?」キラキラ

    勇者「俺は別にお腹もすいてないし、新作のパンにあんまり興味ないしね」

    「ありがとう!」ニコッ

    勇者「///」(フードで顔があんまり見えないけど可愛いかも)

    「食べていいですか?」

    勇者「うん、もちろん」

    「」パクパク モグモグ

    「はうぅぅ////」

    31 = 1 :

    勇者「君ってどこの人?ここの町の人ではなさそうだけど」

    「とっぷしーくれっとれす」モグモグ

    勇者「そ、そう……」

    「ふぅ、楽しかった~♪」

    「あれ?お兄ちゃんこの子だれ?」

    勇者「新作のパンを買いに来たらしいんだけど売り切れてたから」

    勇者「俺のをあげたんだ」

    「はうぅいいい///」モグモグ

    「へぇ~。ていうか何でずっとフードしてるの?」

    「とっぷしーくれっとれす」ぱくぱく

    「お友達になれそうだし♪ちゃんと顔がみたいな~」

    32 = 1 :

    「友達?なってくれるの!?」

    「うん!」

    「うれしい」キラキラ

    勇者「じゃぁ、友達成立ってことで顔を」グイッ

    「だめ!」ガシッ

    勇者「ありゃ、ごめん」

    「おじいさまがフードをとっちゃ駄目だって……だから」

    勇者「そ、そうなのか」

    「」コクリ

    33 :

    おいおい貴音を少女と呼ぶにはちょっとでかすぎるぜ

    35 = 1 :

    「お兄ちゃん、今の行為は最低だよ」

    勇者「悪い!悪かった本当に!ごめん!」

    「パンをくれたから~。許しちゃいましょうか?」

    勇者「是非」

    「じゃぁ、許しちゃいます」ニコッ

    勇者「なっ////」(可愛い!)

    「お兄ちゃん、顔が赤ゴブリンみたいになってる」

    勇者「う、うっせ///」

    36 = 1 :

    夕方

    「大聖堂っていつみても造りがすごいよねぇ」

    勇者「大聖堂もすごいけど城のほうがすごいだろ」

    勇者「でかすぎて町中どこからでも見られる」

    「お城の最上階とかに住んでみたいなぁ~」ウットリ

    「あ、もう帰らなくちゃ」

    勇者「そういやぁ、もうこんな時間か」

    勇者「それじゃぁね!」

    「」コクリッ

    タッタッタッタ

    37 :

    はい、おつかれ~
    誰も見てないし、終わっていいよ^^

    38 = 1 :

    勇者「不思議な子だったなぁ」

    「また会いたいね♪」

    勇者「そうだな~」エヘヘ

    「お兄ちゃん。鼻の下伸びてる」

    勇者「はっ!?しまった!母さんに食材早く渡さないと!!」

    「わ、忘れてた……」



    「遅すぎよ!!もうすぐ店を開かなくちゃいけないのに!」

    「ごめんなさい……」

    勇者「完全に忘れてました」

    「罰として今日はあなた達にも手伝ってもらうからね!」

    「早く!仕込みの準備して!!」

    勇者 「は~い」

    42 = 1 :



    「ママさん!おひさしぶりっす!」

    「いらっしゃ~い♪」

    ワイワイ ガヤガヤ

    「それにしてもママさんは偉いねぇ旦那さん亡くしてからも一生懸命働いて」

    「うんうん」

    「妹が生まれてすぐに死んじゃったからあの時は本当に大変だったわ」

    「でも、あの子たちももう大きくなったしちょっと楽かな♪」

    ガヤガヤ

    「あ、いらっしゃいませー」

    勇者「ビールですか?少々お待ちください!」



    43 = 8 :

    >>37→死→ね
    を完成させたらエロzipうp

    45 = 1 :

    酔っ払い「俺はよぉ、ママさんの旦那に何度も助けられたんだぜ~」

    「ま~た始まった」

    酔っ払い「そりゃもう強くて強くてなぁ!言っておくけどおれたちがぁ」

    酔っ払い「こうやって平和に酒を飲めるのもよぉ全部、ママさんのおかげなんだからな~!」

    「はいはい、ちょっと外で休もうな」 酔っ払い「うるせー」

    勇者「父さんって本当に凄い人だったんだー」

    「なんてったってあの魔王をやっつけちゃった人だからね!」

    「母さんの誇りよ♪」

    46 = 1 :

    次の日

    「起きて!お兄ちゃん!朝だよ!」

    勇者「ふぁ…もう、朝か」(昨日の疲れが取れてない)

    祖父「起きんか!今日は討伐隊が戻ってくる日じゃろがぁ!」

    勇者「わかってるよぉ、じいちゃん!」

    「早く!早く!」

    勇者「はいはい」(久しぶりに剣士と会えるな)

    47 = 1 :

    城門通り

    ワイワイ ワイワイ

    勇者「すげぇ人だかり」

    「あ!剣士さんだ!」

    剣士「やぁ妹ちゃん。お!勇者!久しぶり!」

    勇者「どうだった?」

    剣士「後で話すよ!パレードが終わったらまた会おう!」

    48 = 1 :

    「あぁ、行っちゃった」

    国王様の御な~り~

    勇者「すげぇ!国王様だ!」

    「かなり遠くまでの遠征だったから国王様も顔を出されるんだよ」

    勇者「隣の人って国王様の娘さん?」

    「うん!お姫様だよぉ!可愛いし綺麗!!」

    勇者「結婚するならあぁいう人がいいな~」

    「お兄ちゃんには無理だと思うけどね」

    勇者「あっさりと言ってくれるね」

    49 = 41 :

    これどういう流れになるの?

    50 = 1 :

    剣士 家

    剣士「ふぅ、本当くたくただよ」

    「でもいいなぁ。あんなに近くで国王様を見ることができて」

    剣士「緊張してそれどころじゃないよ」

    勇者「それで、どうだった?外は」

    剣士「至って平和。俺たちも遠足気分だったし」

    勇者「そうか」

    剣士「魔物の数も激減してるし、後数年もすれば討伐隊も解散だろうな」

    勇者「部隊が解体されたらどうするつもり?」

    剣士「親衛隊を目指す。親父みたいになるのが夢だから」

    剣士父「うむ、良い息子を持ったものだ」

    「あ、こんにちわ。お久しぶりです」

    勇者「お久しぶりです」


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