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元スレ上条「バイトでもしようかな……」
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>>709 すいません。書き忘れていました。
このスレを立ててくださった代理の方ありがとうございました
とりあえず少し書き溜めてみたので、生存確認として投下します。
にやにやしてもらえるほどの文章かはわかりませんが……
このスレを立ててくださった代理の方ありがとうございました
とりあえず少し書き溜めてみたので、生存確認として投下します。
にやにやしてもらえるほどの文章かはわかりませんが……
――――――
第七学区。とあるファミレスの中。一人の少女が、一人の少年の事について考えていた。
フレンダ(……そういえばあのとき以来、上条と会ってないなあ)
はあ、と溜め息つきながら少女は窓の外の風景を見る。
その行動が異常とみられたのか、周りの人たちは、疑問の表情を浮かべていた。
浜面「……なあ、フレンダのヤツ、なんか様子おかしくないか?」
絹旗「……たしかにそうですね。開けたサバ缶が超減ってないですし」
浜面「あんなフレンダ初めてみたぜ……まだ会って間もないが」
絹旗「私だって超見たことないですよ。フレンダとは付き合いが長いから分かりますけど、あんなおとなしいフレンダ見たことありません」
周りのヒソヒソ話に全く気付かず、はあ、とフレンダはまた溜め息をつく。
フレンダ(そういえば、上条のこと全然知らないんだよね。苗字だけで、名前がわからないって……)
そんな『アイテム』のメンバーが座っている席に、遅れてくる一人の人物がいた。
コンビニ袋を手に持って、おそらくその中身はシャケ弁だろう。
麦野「ごめーん。カスどもボコしてきたからちょっと遅れちゃった~」
軽い口調でとんでもないことを言っている麦野沈利。
その姿を見て浜面が言った。
浜面「おまえ、左腕治ったのか?」
麦野「まあね。義手だけど」
一瞬本物かと思うくらい精巧にできているその義手が、
麦野の左腕として、ついていた。
麦野「とりあえず浜面。メロンソーダ取ってきて」
浜面「いきなりだな……へいへいわかったよ」
よいしょ、と腰をあげて、ドリンクバーのコーナーに足を進める浜面。
麦野の視線はそんな浜面から様子のおかしいフレンダに向けられた。
麦野「なあに一人溜め息なんかついて、似合わないわよフレンダ」
フレンダ「ん? ああ、おはよう麦野」
どうやらフレンダは、麦野がきていたことに今気づいたようだ。
浜面「どうしちまったんだ。おまえ」
ドリンクバーから帰ってきた浜面が、さっきまでフレンダに聞けなかったことを聞いた。
フレンダ「別に……何も変わりはないって訳よ」
そう言った後。すぐに窓の外を見て溜め息をつくフレンダ。
やっぱりおかしいと疑問を持っていた浜面たち。
そこで、その疑問を解消させる一言をフレンダへ麦野が放った。
麦野「なーに? 愛しの上条くんに会えなくてさみしいの~? 乙女だねーフレンダちゃん」
その一言が『アイテム』メンバー全員の耳に届いた瞬間、
フレンダ「べべべべべべべ、別にそんなんじゃないよ!!」
大声で反発するフレンダ。でもその反発する様子がおかしいのは明らかだ。
麦野「隠さなくてもいいのに。この前の仕事帰りの車の中で、
居眠りをしてたアンタが寝言で『かみじょー……えへへ』とか言ってたのを、
お姉さんはきちん聞いてるのよ」
衝撃事実を聞いて顔を真っ赤にするフレンダ。
そんなフレンダの顔を見るのは新鮮だなあ、と浜面は思った。
麦野「とっとと告っちゃえばいいのに」
フレンダ「そ、そんな。そういうのはまだ早い―――」
絹旗「フレンダ……それ自分が上条にきちんと気があるってことを自分でバラしてますよ」
はっ、となるフレンダ。
ニヤニヤする麦野。
今日の『アイテム』は、いつもと違った日常だった。
――――――
――――――
フレンダはブラブラと街の中を歩いていた。
麦野に「とりあえずデートの約束くらいはこぎつけてきなさい」
と言われたので、とりあえず上条を捜していた。
今は、だいたいどこの学校の生徒も下校している時間なので、
運が良かったら会えるかもしれない。
会えたらいいなと消極的な考えで上条を捜していた。
しかし、学園都市は広い。その広い街のなかで、一人の少年を見つけるのは大変困難である。
こんなことなら携帯の番号でも聞いとけばよかったかな、と今さら後悔するフレンダだった。
>>740
レールガン作者の絵はあんまかわいくない
レールガン作者の絵はあんまかわいくない
>>740
かわいい
かわいい
>>740
可愛いな
可愛いな
歩き疲れたのか、フレンダは第七学区にある公園のベンチに腰かけていた。
ぼー、と空を見上げるフレンダ。今日の夕焼けはとてもきれいだ。
そんなことを思いながら空を見ていた彼女の視界に、一人の少年の顔が映る。
上条「何やってんだお前?」
フレンダ「ふぇ!?」
いきなりの捜し人の出現で、驚き、戸惑ってしまって、
ベンチから転げ落ちてしまう。
上条「ほんとなにやってんだよ? ほら」
右手を差し出す上条。
フレンダ「あ、あ、あ、ありがと」
その右手を取り、お礼を言うフレンダだったが、声が完全に裏返っていたのには本人は気づいていない。
上条「こんなところにいるなんてめずらしいな。なんか用事でもあったのか?」
フレンダ「いや、その……」
声が詰る。うまく声が出せない。極度な緊張で、いつもの軽口はここでは発揮されなかった。
フレンダ(早く言え、早く告―――違う違う。デートの約束を―――)
上条「フレンダ……?」
フレンダ「あ、あ、あ、あの!!」
上条「はい!?」
フレンダ「こ、今度の日曜日空いてないかな?」
上条「うーん……まあこれといって用事はないけど」
フレンダ「じゃ、じゃ、じゃあ……」
心臓がバクバクと高鳴る。今ここから全速力で逃げ出したいところだ。
しかし、ここで逃げ出したら何も変わらない。
フレンダは勇気を出して口を開く。
フレンダ「か、買い物に付き合ってくれにゃいかな?」
>>746
冬か来春じゃね?
冬か来春じゃね?
……………噛んだ。
終わった、とフレンダは思う。
なにこんな大事な場面で舌噛んでんだバカヤローと心の中で自分に言う。
そんなことを思ったところで噛んだ事実は消えることはない。
上条「お安いご用ですよ。その買い物付き合ってあげますよ」
フレンダ「」
上条「あのーフレンダさん。もしもーし」
フレンダ「ハッ、気を失ってたわ」
上条「ほんとに大丈夫かよお前?」
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