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元スレ上条「バイトでもしようかな……」
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>>599
心理定規は10歳以下じゃないだろ?つまりそういうことだ
心理定規は10歳以下じゃないだろ?つまりそういうことだ
いつもの垣根ならそのようなことはないだろうが、
今の彼は頭に血が上り、完全に冷静さを失っていた。
自分の放った即死級の攻撃を受けてしまい瀕死状態となった。
うずくまる垣根の前に最強の能力者が立ちはだかる。
右手で現代的な杖をついている彼が、
左手で拳銃を構える。
一方通行「そンなくっだらねェ力に踊らされた時点でてめェは『第二位』なんだよ……」
>>601
中学生以上はババァなんですねわかります
中学生以上はババァなんですねわかります
ズカン!! ズカン!! ズカン!!
垣根の身体に三発の銃弾が撃ち込まれる。
垣根は指一本動かなくなった。
学園都市第二位の超能力者(レベル5)から、ただの肉塊へと変化した。
一方通行は首についているチョーカーのスイッチを左手で触り、
能力使用モードから通常モードへと変更する。
そして呆然と立ち尽くしていた上条の方へ目を向ける。
上条「あ、一方通行?」
一方通行「よォ三下。てめェ、なンでこンなとこに居やがるンだ?」
一方通行は尋ねる。
自分を変えた『ヒーロー』がなぜこんな汚いところにいるのかを。
上条「なんでって、仲間を助けるために―――」
一方通行が、上条の言葉をさえぎる。
一方通行「そンなこと聞いてンじゃねェよ!!」
上条「!?」
上条は硬直する。学園都市第一位の迫力に負けて。
上条「あ、一方通行?」
一方通行「よォ三下。てめェ、なンでこンなとこに居やがるンだ?」
一方通行は尋ねる。
自分を変えた『ヒーロー』がなぜこんな汚いところにいるのかを。
上条「なんでって、仲間を助けるために―――」
一方通行が、上条の言葉をさえぎる。
一方通行「そンなこと聞いてンじゃねェよ!!」
上条「!?」
上条は硬直する。学園都市第一位の迫力に負けて。
>>609
ワロタwww
ワロタwww
一方通行「てめェの言う仲間ってのは『アイテム』の連中だろうが。
てめェがどンなふうにその『仲間』たちを見てンのか知らねェけどよォ、
所詮は俺たちと同じ『クズ』だ!!」
打ち止め「もうこれ以上は、ってミサ―――」
上条「違うッ!!」
上条の硬直が解ける。それと同時に上条には怒りが満ち溢れる。
一方通行「違わねェな。そこに転がっている垣根は『スクール』、俺は『グループ』、
そこにいるお仲間さンは『アイテム』。全員、学園都市の暗部組織。
いわば闇に住み込むクズどもだ」
上条「おい一方通行!! いくらテメェでもこれ以上言うのは許さねえぞ!!」
一方通行「そういうのも含めてもう一度聞く。上条当麻、てめェなんでこンなクズどもと一緒にに居るンだ?」
上条「一方通行ァあああああああああああああああ!!!」
上条は悲鳴を上げる身体で一方通行に向かって走りだす。
それの叫び声が聞こえた途端、一方通行は首のチョーカーに手を当てる。
一方通行「離れてろ」
一言打ち止めに言い、スイッチを入れる。
ただの運動不足の学生から、学園都市最強の能力者へと変わる。
再び、あの操車場での戦いが繰り返される。
一方通行「あンときの借り、全部まとめてここで返してやるよ三下ァ!!」
上条「うォおおおおおおおお!!」
「やめてよ上条!!」
たった一人の少女の声で上条の動きが止まった。
さっきまで倒れていたフレンダがふらふらと立ちあがりながら、
フレンダ「もうやめて上条!! 一方通行の言っていることは間違ってない!!」
もう立ち上がるだけでも限界な身体で、上条に聞こえるように声をあげる。
上条「で、でも……」
麦野「まあ、たしかに私たちは学園都市の闇の住人。いまさら「クズ」とか言われてもなんでもないんだけど」
左腕を失ってもなお堂々とした振る舞いで麦野は言った。
絹旗「やってる仕事だって、『人殺し』ばっかですから、そう言うことを言われるのは超当然ですね」
全身をズタボロになった絹旗が言った。
浜面「なんつーか。俺は元々スキルアウトだったから今さら「クズ」って言われてもなあ……
まあ、『アイテム』が正しいとは言わねえけど、間違ってるとも言わねえよ」
麦野「浜面、いつあなたは『アイテム』の一員のなったのかにゃーん?」
絹旗「浜面は、『アイテム』じゃなくて、『アイテム』の超下部組織ですね」
浜面「い、いいじゃねえかこんなときぐらい」
滝壺「大丈夫……私は……そんな残念なはまづらを……ゴホッゴホッ」
浜面「滝壺!! 気がついたのか!? っていうかこれ以上言うな。なんか悲しくなるから」
自分が『クズ』だということを、何のためらいもなく言った浜面。
滝壺「かみじょう……」
ぼおっとした目で上条を見つめる。
いつもはどこを見ているか分からない目だが、
今回はちゃんと上条を見ている。
滝壺「それでも……私たちはこの仕事を恥ずかしい……と思ったことは……ないよ」
フレンダ「結局、私は学園都市の闇と言われても、『クズ』の集まりと言われても……」
ボロボロの身体で、痛みをこらえながらも笑顔をつくるフレンダ。
フレンダ「そんな『アイテム』のメンバーで『幸せ』って訳よ!」
振りかざした右腕を下げる上条。
それと同時にチョーカーのスイッチを通常モードに戻した。
上条「『アイテム』であることが『幸せ』っていうなら、俺がどういうことじゃねえな」
一方通行「ふン。良い『悪党』がそろってンじゃねェか。『アイテム』は……」
一方通行は背を向ける。戦いから帰る『ヒーロー』のように。
その後ろに打ち止めが付いて回る。
打ち止め「あなたの住んでいる所が知りたいかもって、ミサカはミサカは己の願望をさらしてみたり」
一方通行「……とっとと黄泉川ンとこへ帰りやがれ」
打ち止め「嫌だ! ってミサカはミサカはバッサリ拒否しみる」
一方通行「クソガキィ……」
そんなやりとりを一方通行している彼らは、
どこかへと消え去って行った。
本当にすべて終わる。
一気に緊張の糸が切れたのか、上条は地べたに座り込み、
そのまま力が抜けて、転がり込んでしまった。
上条(あれ? 意識が……)
フレンダと浜面が駆け付けて何か言っているようだった。
もう意識がほぼない上条には何も聞こえなかった。
――――――
――――――
上条は、気が付いたら目の前に白い空間広がっていた。
上条「ああ。またここに来てしまったのか……」
常連の上条は、ここがすぐに病院の病室であることを瞬時に理解した。
だが、いつもと違うの点が一つあった。
いつもは一人部屋だったのだが、今回は二人部屋らしい。
なぜそうだとわかったのか、
それは、隣のベッドでマジックペン(油性)を隠そうとしている浜面がいるからである。
上条「ごきげんよう、浜面くん」
浜面「ご、ごきげんよう……ってやめろ。その右手を振りかざすのはやめろ!! ここは病院、暴力反対」
はあ、と溜め息した上条。
とりあえず自分の顔に落書きがないのを確認し、
自分たちが今どういう状況にあるのかを聞いた。
浜面「どういう状況って、入院しているとしか……」
上条「まあそりゃそうだけどさ……『アイテム』は、つうかほかのメンバーはどうなってんだ? 同じ病院なのか?」
浜面「ああ多分な。あのカエルっぽい顔した医者がそう言ったんだからそうだろうけども」
やっぱりあの人が担当医か、とふと思う。
上条「多分、って会ってないのか?」
浜面「会う、って俺たちはマシだけど、あいつらは全員重症だぜ。会いに行こうにも病室分からねえし……」
上条「そうか……」
あいつらは元気だろうか、などと思いながら上条は天井を見つめる。
浜面「そんなに心配なら、病室探しだしてちょっかいかけに行こうぜ!」
上条「は?」
浜面「よし、いざ女子どもの部屋にしゅっぱーつ!!」
上条「待て待て。お前は修学旅行中の学生か。そんなことしたらぶっ殺されるぞ。おもに麦野に」
浜面「大丈夫だって。あいつらは俺たちより重症なんだぜ? さすがの麦野も本調子じゃねえだろうし」
>>640こいつ予知能力者か
そう言うと、浜面は上条を強引に連れて、病室を捜す。
探すほど二十分。
ついに、表札に
『麦野沈利』、『滝壺理后』、『フレンダ=セイヴェルン』、『絹旗最愛』
と書かれた四人部屋を見つけた。
上条「おいやめようぜ浜面。俺ははまだ死にたくねえよ。
上条さんの『幻想殺し(イマジンブレイカ―)』が不幸をガンガン呼び込んでいる気がするんですが」
右手を握ったり開いたりを繰り返しながら上条は言う。
そんな上条を無視して、浜面はドアノブに手をかける。
上条「お、おい。せめてノックしようぜ……」
浜面「ここまで来てなにビビってんだよ、上条隊員。ここで逃げたら男がすたるってもんだ」
そう言うと、ドアノブを勢いよく回しドアを勢いよく開く。
浜面「たのもォおおおお!! 女子ども!! 『アイテム』下部組織二人組が殴りこみでェえええい!!」
よくわからない口調で叫ぶ浜面。
後ろから上条は中の様子を覗いた。
そこには天国と地獄、両方の意味を持つ部屋だった。
なんと『アイテム』女子たちは現在、
俗に言う着替えシーンだった。
絹旗「……なにやってんですか、超バカ面」
上半身裸で、胸をシャツで隠している絹旗が浜面を睨みつける。
フレンダ「はあ。結局、浜面は……って上条!!!?」
下着姿で、麦野の身体を拭いてあげようとしたのか、
濡れタオルもって、麦野を拭こうとしているのを彼女に止められていたフレンダ。
上条の姿を確認した途端、顔を真っ赤にし自分のベッドに飛びこんでいった。
滝壺「……はまづら? 私はそんなドスケベなはまづらは応援できないな」
すでに着替え終えていた滝壺は、『体晶』のリスクの影響なのか顔が真っ赤に火照っていた。
滝壺は、浜面をジト目で見つめている。
麦野「…………」
麦野は器用に右手だけで服をせっせと着て、
こちらへ身体から正面に向ける。
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