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    元スレ少女「貴方のための娼館へようこそ。存分にお楽しみくださいませ」

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    みんなの評価 : ★★★
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    151 = 73 :

    俺と同じく、他の子たちも服を着替えていた
    白いドレス、いや、ワンピース、か

    サテンの質感が、妙に気持良い

    「服が気になりますか?」

    「ん、ああ。良い服だなって」

    「ふふ。なんていうか知っていますか? このお洋服のデザイン」

    知るはずもない、と答えようとして止まる
    ファッションなんか全然興味ないし、たぶんこの服は時代物だろうから俺とはそりゃあ縁遠いとおもうんだけど……
    なんかどこかで、聞いたことがあったような

    「エンパイア・スタイルだっけ」

    そうだ。たしかそんな名前

    「あれ、良くしってるね。詳しいの?」

    「いや、そういうわけじゃないんだけど、どっかで聞いた事あったかなーって」

    152 :

    >>128
    コイツ何様のつもりなの?

    153 = 113 :

    >>152
    俺様のつもりなんだろ

    154 :

    追い付いた支援

    155 = 73 :

    着替える前のドレスもそれと同じだったと思う
    まあそういう変な知識ってのは、どっかで小耳に挟むことくらいあるだろう

    メイド「あ、おきてますねー」

    扉が開いて、メイドと一が入ってきた

    「冷たい飲み物をお持ちしましたよ」

    メイド「特性ミックスジュースです! とっても自信作ですよ!」

    「飲む?」

    「ああ」

    「んじゃおきて」

    「悪いな、足しびれなかったか」

    「大丈夫よ。これくらいでしびれるほど柔じゃないわ」

    「はは、そっか」

    156 :

    ねむ 朝まで残しといてね!
    俺は寝る

    157 = 73 :

    そうして皆で、特性ミックスジュースとやらを飲む
    体にしみこむようなおいしさだった

    メイド「……さっきはすみませんでしたっ」

    「ん?」

    メイド「いやさすがに倒れるとは思ってなくて……。気を悪くしたなら悪いなと思いまして」

    「ああ。いや、別に構わな……いや構うけど、次がなければ気にしなくて良い」

    メイド「ありがとうございます、ご主人様は寛大ですね!」

    「適当いうなあ」

    メイド「ささ、これはお詫びのしるしです、どうぞ何杯でもぐいぐいいっちゃってください!」

    「おう」

    158 :

    まさか媚薬が・・・

    159 = 73 :

    その夜、俺は夢を見た

    (ここは……俺の部屋か?)

    上から眺めるような感覚からして、夢だというのははっきりと分かる

    (あれは……)

    ちらかった部屋の中央に、俺が座っていた
    そしてその隣で、雑誌を広げている女が……

    (幼馴染、だな)

    彼女は何かを言っていた
    俺はそれを聞こうと、耳を澄ましてみる

    160 = 73 :

    幼馴染「ねえねえ、今度ドライブいこうよ」

    幼馴染「桜とか、きれいじゃない!」

    手に持っているのはどうやら、旅行雑誌らしい
    そのページを指差しながら、しきりに俺に話しかけていた

    (ああ、そういえばそんな話をしてたっけ)

    幼馴染「もう、聞いてる?」

    俺は生返事

    幼馴染「全く。ドライブいかない? 運転してあげるから」

    しかし曖昧な答え

    (気恥ずかしくて、あんまりちゃんと答えられなかったんだよな……)

    幼馴染といえば、小さい頃から付き合いのある友人だ
    そんな彼女が、故郷から離れて一人暮らししているというに毎度遊びに来てくれていた
    なんていうかそれがとってもむずがゆくて
    嬉しいのだけど素直に喜びを表せてなかったのを良く覚えている

    161 = 73 :


    ………

    「ん……」

    目が覚めると、朝だった

    「幼馴染、か」

    そういえばいつもああやって誘ってくれていたなと思い出す
    それで遊びにいったのは、あまり多くなかったが

    「この夢から覚めたら、たまには付き合ってやるか……」

    夢での光景を客観的に見たら、なんとも幼馴染がいたたまれなかったのだ

    メイド「朝ですよー起きてますかー」

    「ああ、起きてるよ」

    163 = 73 :

    朝食はまた賑やかなものだった
    最初は何がなにやらわからなかったが
    今は正直、こんな空気が好きになっていた

    朝食が終わる頃に、ふと思い出す
    そういえば、俺はすることがないなと

    「じゃ、じゃあ、しますか?」

    「しないっての」

    「あう」

    「娼館なのに」

    「ねー」

    「ヘタレですからね。まあ、気が向いたらいつでもお相手させていただきますよ」

    「へいへい」

    164 :

    童貞ヒキニートの設定だと思ったのに
    毎日のように部屋に来る幼なじみがいるリア充だったでござる

    165 :

    彼女とのドライブ中の事故による走馬灯で目覚めてエンディングまで想像余裕でした

    167 = 73 :

    「では、お屋敷の散策などいかがでしょう」

    「お?」

    「まだあまり見ていないのではありませんか?」

    「ああ、言われてみれば確かに」

    「これだけの屋敷だ、見て回れば一日くらいはつぶせるかもしれん」

    「良い案だな」

    「ふふ、お役に立てて光栄ですわ」

    「そんな大仰な」

    メイド「じゃあ私が案内してさしあげますよ!」

    「頼む」

    168 :

    ちょっともう無理

    おやすみZZZ
    明日の昼まで残ってますように

    173 = 73 :

    自室に戻り、私服に着替え――あれ、服ないんだけど

    メイド「ああ、お洗濯中ですっ」

    「そうなのか……。これで歩き回るのもなんだな。なんか服ないか?」

    メイド「ありますよ!」

    メイドはこれぞ仕事といわんばかりに、部屋にしつらえられたクローゼットを開ける

    メイド「お好きなのをどうぞ!」

    「うへ、見たことない服ばっかだな」

    メイド「気に入りませんかっ。結構良いものばかりですが!」

    「できれば、もっとラフなやつない?」

    メイド「んん、しかたありません」

    と言ってメイドは、クローゼットの下の引き出しを空る

    メイド「こんなもんですかね」

    Yシャツとスラックスが出てきたので、俺はそれを着ることに決めた

    174 = 73 :

    さっそく館内を回ろうと、部屋を出る
    自室の前は窓の無い廊下で、右を見れば突き当たりだった

    メイド「当館は地上三階、地下一階の構造となってるんですけど」

    メイド「上から行きます? 下から行きます?」

    「うーん、じゃあ上からで」

    メイド「了解ですっ。ではまず玄関ホールへ向かいましょう」

    この部屋から玄関ホールに行くには、廊下を一度曲がれば良い
    曲がるまで、自室以外の扉は無かった

    メイド「お客様専用のVIPルームですからねーあそこ」

    疑問に思って聞くと、そう答えられた
    なんだか無駄に広くて豪華だとおもったら、特別な部屋だったのね

    176 = 73 :

    玄関ホールには、左右に廊下が二本と、普通サイズの扉が一つ。それと玄関口になる大きな扉があった。
    中央には、二階へとつながる踊り場付きの立派な石の階段がどっしりと構えている
    見上げると三階まで吹き抜けとなっていた

    その階段を上り、二階へ向かう。二階の吹き抜けを一度反対側へと回ってから三階へと上った
    意外にめんどうである

    メイド「三階は、ご主人様の部屋と、図書室。そして私の執務室がありますー」

    左右に伸びる二つの廊下は、それぞれ途中で折れている
    折れるまでに扉は見えないから、その折れた先に部屋があるのだろう
    二つの廊下の左側をさして、こちらに私達の部屋がある、とメイドは言った

    「じゃあそっちはみなくてもいいか。図書室を見せて欲しい」

    メイド「はーい!」

    177 :

    以前娼婦をブラックカードで買い取って自分のメイドにして
    各メイドにそれぞれの髪の色のを名前として付けてあげたSS思い出した

    178 :

    続きが気になる支援

    179 = 143 :

    >>170
    少牌ってレベルじゃねーぞ

    180 = 73 :

    図書室は電気をつけても一番奥が見えないほど広い
    曰く、ご主人様――俺じゃなくて、この屋敷じたいのね――は、本を集めるのが好きらしい

    「はあ、すごいなこりゃ」

    おれは驚くばかりであった

    一通り図書館内を歩いてみて、満足したころに二階へとおりた

    二階にはいくつもの部屋があったが、大半は空き部屋なようだ
    使っていても、ほぼ倉庫のような状態だったが
    それらを一つ一つ開けて見ながら歩いたので、それだけで結構な時間がかかった

    時間はとっくに昼を過ぎていたが、部屋を見るというのは中々におもしろくて
    そんなのはおかまいなしだった

    そうして、俺達は一階に戻ってくる

    181 = 73 :

    「いやあ、大きいな」

    二階で一番おもしろかったのは、遊戯室
    つかってはいなかったが、色々面白そうなものが置いてあった

    メイド「お褒め頂き光栄ですっ」

    嬉しそうにメイドさんは笑う

    「一階は、いつものダイニングと厨房、それと浴場くらい?」

    メイド「それと、サロンがありますよ」

    「サロン?」

    メイド「んー、談話室、ですね」

    「なるほど」

    182 = 73 :

    「ってことは、あの扉がそれかな」

    俺は玄関ホールの一つにとりつけられた扉をさして言う

    メイド「あー……」

    メイド「あれはちょっと別物ですね」

    「あ、そうなのか。何があるんだ?」

    メイド「別館につながってますね」

    「別館!? すごいな」

    メイド「必要ですからねー」

    「今そっちは入れないのか?」

    183 = 73 :

    メイド「入れないって事は無いんですけど、それはまた別の機会にしませんか」

    メイド「結構歩きましたし、ね」

    まるで行きたくなさそうにも見える言動で、メイドは言う

    「ん、そうだな」

    興味はあったが無理に行く必要もないし、俺は素直に従った

    が、一つ気になったことがあるので聞いてみる

    「扉のとなりのあの飾り、壊れてないか?」

    小さめの机の上に、大き目の綺麗な石が二つつんであった
    しかしその隣に、さらにもう一つ、石が置いてある――いや、落ちている

    メイド「ああ、あれはあれで良いのです」

    メイド「そういった置物なんですよ」

    184 = 73 :

    「そっか」

    取り立てて芸術の分かる自分ではない
    だから特に深く聞くことも無く、俺達はそのまま食堂へと向かった

    「あ、やっと来た」

    「散策は、終わりましたか?」

    食堂には、三と五の二人。

    「ああ、なんとかな」

    「結構時間かかってたね」

    「広くてな」

    186 :

    寝る前に四円

    187 = 73 :

    「ではかなり遅いですが、昼食を」

    「いやいいよ、今食べたらなんか中途半端だし、夜が食べれなくなるかもしれないし」

    「あ、私の当たりー」

    「え?」

    「あはは、負けました。いえ、遅くなっても昼食を取るか取らないか、なんて話をしていたのです」

    「そういうこと。だからね、おやつを作っておいたのよ。つまむくらいならいいでしょ」

    「おお、ソレは気が利くな」

    メイド「ではさっそく準備しちゃいましょう!」

    188 = 73 :

    残りの三人―― 一と二と四――は、サロンでくつろいでいるとのことだったので
    おやつはそちらに持っていくことにした

    「あ、良い匂い」

    「ドーナツと、クッキーですわ。簡単にね」

    「これはまた、美味しそうですね」

    「中々良い出来よ」

    横長のテーブルに、それらを置いていく

    メイド「お紅茶はいりましたよー」

    「わ、ありがとうございます」

    すぐに場は賑やかなものへとなっていった

    189 :

    見ててすげえ楽しくなってくるわ

    紫煙

    191 :

    少女が気になる

    192 = 73 :

    「あ、そういえばさ」

    屋敷を歩いてて、気になったことがある

    「皆は、どこで寝泊りしてるんだ?」

    「ああ、地下ですよ。最初に会ったでしょう」

    「え、あの部屋?」

    「違いますわ。あそこは接待室。お客様をお迎えするところです」

    「それとは別に、廊下の奥に別々の部屋がありますの」

    「ああ、そうなんだ」

    そういえば地下はさっきいかなかったなーと思い出す
    ちなみに地下へつながる階段は、玄関ホールにある階段の裏だった

    194 :

    パンツはおろしたままでいいのかね?
    外は雨が降ってきて寒くなってきたんだが…

    195 :

    おもしろい

    196 = 73 :

    俺にはもったいないくらい品の良い紅茶の香りと、甘いお菓子の匂いにつつまれて
    なんだかとても幸せだなあと俺は思った

    「そういえば散策してる時に、遊戯室を見つけたんだが」

    「明日遊ばないか?」

    「わあ、良いですわね」

    「そうですね、行きましょう」

    皆快く了解してくれた
    本当に、のんきなものである


    そうして、日も暮れだす頃、解散となった
    夕食の準備らしい

    料理に関して俺は全く役にはたたないが
    だからといって他にやることもないので、俺はそれを見せてもらう事にした

    197 = 73 :

    これまた厨房は広かった

    「な、なんか見られていると恥ずかしいですね」

    メイド「これはもしや調査ですね!?」

    メイド「仕事をしっかりしているか、俺がみてやるぜー! なんて!」

    「別にそんなこと思ってないよ」

    「興味があっただけだ」

    「ふふ、気合はいる」

    「がんばりましょー」

    話していられたのは最初だけで、皆はせわしなく動く
    たぶん、あらかじめ分担がきまっていたのだろう

    少し寂しかったので、俺は厨房を歩きながらどんな事をしているのかと手元を覗いてみることにした

    198 = 195 :

    しえん

    199 = 73 :

    ――のだが

    「ああこら! ちょろちょろ歩かない!」

    「わ、悪い」

    ひょいと退くと

    「っとと、危ないですわ」

    五にぶつかってしまった

    「ご、ごめん」

    厨房そのものはそこそこ広いが、全員が動きだすとたちどころに狭くなってしまったのだ

    (動かない方がいいな……)

    俺はすぐに、部屋の角においてあった椅子へと非難するのだった


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