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    元スレ少女「貴方のための娼館へようこそ。存分にお楽しみくださいませ」

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    みんなの評価 : ★★★
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    101 = 73 :

    「ふむ……。では誘いではなく」

    「……?」

    「襲ってみましょう」

    「え? え。ちょ。ま。まって! すとっぷ!」

    ベッドに腰掛けていた俺は、あっさりと少女によって押し倒された
    肩を抑えられて、上から見下ろされる

    「お、おちつこう、な?」

    「いやならば私を拒絶してみてください」

    「男性ならば、容易でしょう」

    栗色の髪の毛が頬をなでた

    103 = 73 :

    「い、いや、えっと……」

    俺が迷っている間にも、少女の手は俺の体を這う
    つーっと指でなでられると、服の上からでもそれはぞくりと背筋を緊張させた

    これは現実じゃない
    そうだ、現実じゃない

    「もし初めては好きな人と言うのならば、そうですね」

    「手と口だけというのもアリでしょう」

    「……っ」

    確かにそれでは童貞喪失にはならないかもしれない

    なら、いいんじゃないか……?

    104 :

    たいして描けないけど私怨

    105 :

    いい雰囲気だ 期待

    106 = 100 :

    >>104
    へー絵うまいじゃん
    バクマンで中学時代に出てきて
    高木にぶん殴られた人?

    108 = 73 :

    「……!」

    覆いかぶさっていた少女が、横に倒される

    「……わ、悪い、痛くないか」

    「いえ、問題ありません」

    俺はやはり、だめだったらしい

    「やはり、特殊かもしれません」

    二は何故か嬉しそうに微笑んだ。

    「ヘタレにもほどがありますね……」

    「……」

    「ん……?」

    「いえ」

    しかし俺の答えは腑に落ちない様子だった

    109 :

    なにこれこわい

    110 = 102 :

    >>104
    もしもし
    見えない
    ガチャ

    112 = 73 :

    時間が来て、二は部屋から去った
    もうその後に続くものはなく、少しだけ、さびしく思った

    窓から外をみると、まだ空は明るい

    「そういえば、今何時だろう」

    かるく部屋を見回すと、アンティークの時計が鏡台においてあった
    針は三時すぎを指している

    「……昼寝でもするか?」

    ここは娼館であって自分の家ではもちろん無い
    なのに娼館でいう“遊び”をしない自分は、まさにすることがなかったのだ

    俺は体をベッドに投げ出すと、すぐに眠りへと落ちてしまった

    113 :

    >>110
    カチャカチャ
    死ね
    ッターン!

    115 = 73 :

    目が覚めれば本来の意味での自室にもどっているのではないかと、少し期待はしていた

    「そんなことはない、か」

    見上げれば天井はなく、ベッドの天蓋が俺に影を落としていた
    紛れも無く、ここは自分の家ではないどこかだった

    「結構寝ちまったな」

    時計をみればもう7時半
    昼寝にしては少し長いようだ

    「ん……?」

    そういえば、と自分に掛けられた掛け布団を見て思いだす
    俺、掛け布団なんてかけてなかったような……

    「誰かがかけてくれたんかな」

    なんとなく、嬉しかった
    一人暮らしではそんなこと、なかったのだから

    116 = 100 :

    作者もなさそうww

    117 = 73 :

    メイド「とんとん! 起きてますかー!」

    扉の向こうで、あの闊達なメイドの声が聞こえる

    「ああ、今起きた」

    メイド「それはよかった!」

    言いながら、メイドは部屋へと入ってくる

    メイド「ご飯の準備が整いました! お夕食です」

    「わかった」

    メイド「しっかし貴方、私服のままねてましたけど、寝疲れしませんでした?」

    「慣れてるよ。家じゃいつもこうだ」

    メイド「それならよいのですが、次寝るときはちゃんと着替えてくださいね」

    メイド「昨日から同じ服きっぱなしですし」

    「あ……そういえば。言われるまで気づかなかった」

    「飯が終わったら、着替えるよ」

    119 = 73 :

    そうして夕食
    昼よりも少し打ち解けて、少女達と話す事ができた

    「夕食作ってあげたんだから、感謝しなさいよね」

    「ああ、してるよ」

    「三ちゃんが作るのは、久しぶりだよねー」

    「うるさいな。たまには気が向く事もあるだけよ」

    「彼に“えっちい事以外にもなにかしてみろ”って言われたからですよね」

    「こ、こら! 無駄な事いわんでいいでしょーが!」

    「健気だね」

    「三は案外、可愛いところがあるのですよ」

    「だー! もう私のことなんかどうでもいいっでしょうっがッ!」

    121 :

    ツンデレはいいものだ、いいものはなくならない・・・

    123 :

    あなたそれ全員じゃないですかーっやだーっ

    124 = 73 :

    それはもう、賑々しいと表してよいほどの時間だった

    しかし楽しい時間と言うのは本当に早く過ぎるもので
    気づけばテーブルを華やかに彩っていた料理たちは、白いお皿だけになっていた

    「そいじゃ俺は引き上げるよ」

    片付けを手伝おうとしたが、それは断られてしまったのだった

    「あ、そうだ。ちょっとメイドさんや」

    皆がわいわいと片づけをはじめたところで、俺はメイドに声を掛けた

    メイド「はいはいメイドさんですよ!」

    「風呂ってのはあるんかな」

    メイド「ありますよ! 案内しましょか」

    「頼む」

    メイド「いえっす! では片付けは皆さんたのみましたよー!」

    125 = 113 :

    四一択かな

    126 = 122 :

    風呂イベントきたー

    127 = 73 :

    風呂場――いや浴場は、なんとなく察してはいたけど大きかった
    十人もはいれば窮屈にはなりそうであったが――

    「一人ではいるには、もったいないくらいだ」

    メイド「あれ、私も入るから二人ですよ?」

    「……あほか!」

    メイド「むむう、でもここしかお風呂ないんですよ!」

    「そういう話か!? まあそれなら俺が後にはいる。それでいいだろ」

    メイド「それこそどういう話ですか! 一緒に入ると言っているのです!」

    「それを拒否してるんだっつの!」

    128 :

    速さが足りないっ!
    書き溜めしてからおながいします

    130 :

    頑張れ

    131 = 73 :

    しぶしぶと言った様子で、メイドは引き下がった

    「はあ……、さすがに危ないって……」

    一緒にお風呂など入れば、さすがの俺だってたかが外れかねない

    「……いや、俺のことだ。その前にのぼせるな」

    苦笑するしかなかった

    脱衣所にはバスタオルなど必要なものは一通りそろっていた
    俺はさっさと服を脱ぎ捨てると、タオルを一枚つかんで浴場へと入る

    「うむ、こういう場を一人でっていうのも悪くない」

    なんだかんだいって、大きいと言うのは胸をくすぐるものである

    俺は少しわくわくしながら、壁沿いに設置されたシャワーで体を洗った

    132 :

    メイドさんかわいい

    133 = 73 :

    そうしておれば、湯船へとつかる

    「ふううう」

    和風ではなかったから、檜風呂なんてのがあったりはしない
    浴場は高そうな石で作られていて、それは浴槽も同じ
    たぶんころんだらやばい

    天井にはまた壮大な絵がかかれていたが、俺にはよくわからなかった

    「いいな、これ」

    純和風も嫌いじゃないが、西洋っぽい感じはまた別の感慨があるというか

    「ふう」

    わけのわからない状況ではあったが、お風呂にはいるとそういうのもひっくるめて
    全てながしてくれるような気がした

    134 :

    これ普通に売り物にできるレベルじゃない?
    執筆頑張ってくれさい

    135 = 73 :

    ――そう、俺は完全に気をぬいていた

    脱衣所から浴場まで扉などの敷居がなかったのも災いしたのかもしれない

    何かのざわつきに気づいて目を開いた時そこは

    「皆でお風呂ー」

    「ふふ、たまには良いですね」

    「……は」

    「お、お邪魔してます」

    「……」

    目を覆うのは石の壁じゃなくて
    肌色の肉質で

    「な、なんでじゃああああああ」

    137 = 73 :

    「なんでもなにも、夜にお風呂って入るでしょ?」

    「ったー、そんなこと言ってるんじゃないだろーが!」

    「まあまあ、細かいことは気にしないほうがいいです」

    メイド「その通りだよ!」

    「引き下がったんじゃないのかよ!」

    メイド「え? 皆連れてきただけですよ?」

    メイド「一人だけ一緒にはいるとか抜け駆けじゃないですかー」

    なにを当たり前な事を聞いてるんだというように、メイドは笑った

    「悪魔だ、悪魔だ!」

    メイド「メイドさんですってば!」

    138 :

    こういうのも嫌いじゃないぞ

    140 = 73 :

    ああ、どうすればいいんだ
    総勢6人の女の子と湯を共にするなんて……!
    っていうかみんなタオルちゃんとまいてください!
    シャワーしてる子とれてるよ! 見てないけど!

    「~~~」

    「あんた大丈夫?」

    「黙想してる」

    「お風呂で? へんなの」

    「我は自身と向き合わねばならぬ」

    「……?」

    「我は内なる自分と戦うのだ」

    「ねえどうしよう。壊れちゃったよ」

    「大丈夫?」

    「我は仏様へ近づくのだ」

    141 :

    禁欲はいいぞぉ
    スッキリする

    142 = 73 :

    「……はっ!」

    浴槽の水位が増す事を肌で感じ取る
    いかん、黙想に邪念が!

    「精神統一精神統一」

    「やっぱり、入らなかったほうが良かったのでしょうか……」

    すぐとなりで、女子の声を確認

    「そ、そうだね、出た方が良いかも……」

    また隣で女子の声を確認

    「大丈夫じゃないでしょうか」

    「なんで?」

    「なんとなくです」

    「て、適当なこと言ってー……」

    そこら中でオナゴのコエをカクニン

    143 :

    >>106
    それよか二段階くらい上手いだろ

    144 = 73 :

    のぼせて、頭がクラクラとしだす
    さすがにやばい気がしてきた

    「お、俺はでる!」

    立ち上がる

    「わっわっ」
    「ふむ」
    「あらま、立派」
    「ん」
    「あう……」
    メイド「ほうほう」

    三者三様ならぬ六者六様

    「へ?」

    何事かと下を見る
    元気に屹立した自身の愚息が、そこにいた

    146 = 73 :

    「まったく。のぼせると面倒なのに」

    気づくと、自室のベッドの上で俺は横たわっていた

    「あれ……」

    あの後がむしゃらにこの部屋までにげきたのは覚えているのだが……
    その後どうなったか良く思い出せない

    「良かった、目を覚ましましたわ」

    ゆったりとした涼しい風が、頬をなでる
    どうやら、扇であおがれいるらしい

    「大丈夫?」

    「ん、ああ。大丈夫」

    はあ、と俺はため息をつく
    気を失うほどとは、よほどあせっていたのだろう

    147 :

    メイドさん!メイドさん!うっ・・・

    148 = 73 :

    「ん」

    頭に、やわらかい感触を感じる
    枕のものでないのは当然で……

    「どしたの」

    真上にあるのは三の覗き込む顔

    ああつまり

    「膝枕、か」

    「そうよ」

    「じゃんけんで三に決まりました」

    「そ、そうか……」

    普段なら飛び上がるところだが
    今の俺にそんな元気はなくて、しかたなくそのひざに甘えることにした

    149 = 73 :

    「ちなみに、洋服の着替えは私がしました」

    「え?」

    はっ、と自分の服を見る
    なるほど、寝巻きに変わっていた

    「そ、そっか……」

    「大丈夫ですよ、何もしてませんから」

    突っ込む気力もなかった

    「お疲れですわね」

    「そりゃな」


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