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元スレ幼女「とうもろこし、いる?」
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>>615
ガッ
ガッ
唯「とうもろこし、いる?」
澪「いらん」
唯「ね~」
律「なんだ」
唯「とうもろこし、食べる?」
律「いらねぇ」
唯「う~~~~~」
澪「どうした?」
唯「とうもころし、たべる?」
澪「とうもろこしだろ?」
唯「う~~~~~!」
澪「いらん」
唯「ね~」
律「なんだ」
唯「とうもろこし、食べる?」
律「いらねぇ」
唯「う~~~~~」
澪「どうした?」
唯「とうもころし、たべる?」
澪「とうもろこしだろ?」
唯「う~~~~~!」
>>615
ガッ
ガッ
TV『さて、続きまして昨日からお伝えしているニュースですが……○○市の銀行に強盗二人が立てこもる事件が発生しています』
TV『現場からお伝えします、そちらの様子はどうですか?』
『はい、現場です。時折中で人影が動いているのがこちらからは確認できますが、警察側と犯人側で膠着状態が続いております』
『冬空の下、現場には緊張と疲労の色が見て取れます』
『情報によりますとまだ人質二名が中に取り残されたままという事で、安否が心配されます』
『事件発生から36時間、一向に解決の糸口が見出せないまま、事態は平行線を辿っております。現場からは以上です』
TV『ありがとうございました。捕らわれている二名は子供を近くの幼稚園に通わせている親という事で、子供達も相当心配されているのではないでしょうか』
TV『なお、この実行犯は先月のショッピングモールへの強盗事件、先々月のATM襲撃事件と同一犯かと目されており────』
TV『────続きまして専門家の方の意見を聞いてみましょう』
プチン
TV『現場からお伝えします、そちらの様子はどうですか?』
『はい、現場です。時折中で人影が動いているのがこちらからは確認できますが、警察側と犯人側で膠着状態が続いております』
『冬空の下、現場には緊張と疲労の色が見て取れます』
『情報によりますとまだ人質二名が中に取り残されたままという事で、安否が心配されます』
『事件発生から36時間、一向に解決の糸口が見出せないまま、事態は平行線を辿っております。現場からは以上です』
TV『ありがとうございました。捕らわれている二名は子供を近くの幼稚園に通わせている親という事で、子供達も相当心配されているのではないでしょうか』
TV『なお、この実行犯は先月のショッピングモールへの強盗事件、先々月のATM襲撃事件と同一犯かと目されており────』
TV『────続きまして専門家の方の意見を聞いてみましょう』
プチン
──フッ
男「ん……? 電気が」
犯人A「消えた?」
男「停電か?」
犯人A「ブレーカーを見てくる、妙なマネはするなよ」
男「わかったよ、懐中電灯をもらってもいいかな?」
犯人A「あぁ、ほら。つかえ、お前も」
ポイ
保護者「わ、わ。いきなり投げるなんて危ないじゃないですの!」
犯人A「ったく、うるさい人質だぜ」
保護者「ふん」
男「ん……? 電気が」
犯人A「消えた?」
男「停電か?」
犯人A「ブレーカーを見てくる、妙なマネはするなよ」
男「わかったよ、懐中電灯をもらってもいいかな?」
犯人A「あぁ、ほら。つかえ、お前も」
ポイ
保護者「わ、わ。いきなり投げるなんて危ないじゃないですの!」
犯人A「ったく、うるさい人質だぜ」
保護者「ふん」
カチ
カチカチ
カチ
男「ん? ちょっと壊れてるのかな?」
カチ
カチ
男「あ、ついた」
保護者「わたしくのと交換しますの?」
男「いや、いいですよ」
保護者「ああはやく明るくなって欲しいですの」
男「大丈夫ですよ」
保護者「……」
男「きっとね」
カチカチ
カチ
男「ん? ちょっと壊れてるのかな?」
カチ
カチ
男「あ、ついた」
保護者「わたしくのと交換しますの?」
男「いや、いいですよ」
保護者「ああはやく明るくなって欲しいですの」
男「大丈夫ですよ」
保護者「……」
男「きっとね」
ゴト
保護者「ひっ」
男「大丈夫、怖くないですよ」
保護者「はぁ……、なんだかどっと疲れましたの」
男「ちょうど外も暗いですし、少し睡眠を取られては?」
保護者「あなたが起きているのにわたくしだけ眠るわけにはいきませんの」
男「そうですか」
保護者「そうですのよ」
保護者「ひっ」
男「大丈夫、怖くないですよ」
保護者「はぁ……、なんだかどっと疲れましたの」
男「ちょうど外も暗いですし、少し睡眠を取られては?」
保護者「あなたが起きているのにわたくしだけ眠るわけにはいきませんの」
男「そうですか」
保護者「そうですのよ」
保護者「それにしても、ただでさえこんな状況で停電とか……勘弁願いたいですのよ」
男「大丈夫ですか? お手洗いとか」
保護者「……」
男「あまり我慢なさらない方が……」
保護者「……そうですのね」
男「なあ」
犯人B「なんだ?」
男「女性がお手洗いに行きたいそうだ」
犯人B「……好きにしろ」
男「わかった。ほら、立てますか?」
保護者「ありがとう、ですの」
男「大丈夫ですか? お手洗いとか」
保護者「……」
男「あまり我慢なさらない方が……」
保護者「……そうですのね」
男「なあ」
犯人B「なんだ?」
男「女性がお手洗いに行きたいそうだ」
犯人B「……好きにしろ」
男「わかった。ほら、立てますか?」
保護者「ありがとう、ですの」
保護者「大丈夫、一人で行けますのよ。懐中電灯もあることですし」
男「わかりました、お気をつけて」
犯人B「……」
男「エアコンも切れたみたいで、少し寒いですね」
犯人B「……あぁ」
男「ついてませんね、停電なんて。向こうの仕業ですか?」
犯人B「これが計画的な停電なら警察がこの隙に突入してるだろ、そうじゃないってことはどっかに落雷でも落ちたか」
男「あるいはケーブルが焼ききれたか」
犯人B「……どっちにしろ、状況は変わらんさ」
男「そうですか」
男「わかりました、お気をつけて」
犯人B「……」
男「エアコンも切れたみたいで、少し寒いですね」
犯人B「……あぁ」
男「ついてませんね、停電なんて。向こうの仕業ですか?」
犯人B「これが計画的な停電なら警察がこの隙に突入してるだろ、そうじゃないってことはどっかに落雷でも落ちたか」
男「あるいはケーブルが焼ききれたか」
犯人B「……どっちにしろ、状況は変わらんさ」
男「そうですか」
犯人B「お前も……子供が居るんだったな」
男「そうですね」
犯人B「すまないな」
男「何を?」
犯人B「……いや、あの時間お前がここに居なければ、巻き込む事もなかったと思ってな」
男「あの子は、強い」
犯人B「?」
男「子供ってのは、大人が思うよりも、もっとずっと強いものですよ」
犯人B「あ? ……あぁ、そうだな」
男「きっと今も私の無事を祈ってくれていると思いますよ」
犯人B「はっ、それはそれは」
男「あなたのお子さんも、……同じ気持ちなんじゃないでしょうか?」
男「そうですね」
犯人B「すまないな」
男「何を?」
犯人B「……いや、あの時間お前がここに居なければ、巻き込む事もなかったと思ってな」
男「あの子は、強い」
犯人B「?」
男「子供ってのは、大人が思うよりも、もっとずっと強いものですよ」
犯人B「あ? ……あぁ、そうだな」
男「きっと今も私の無事を祈ってくれていると思いますよ」
犯人B「はっ、それはそれは」
男「あなたのお子さんも、……同じ気持ちなんじゃないでしょうか?」
犯人B「さあな」
男「……」
犯人B「もう顔も思い出せないんだ、何を考えているかなんてわからねえよ」
男「どんなお子さんだったんですか?」
犯人B「……そうだな、子供のくせにやけに強気で、よく転んで、よく泣いて、よく喋る……どこにでもいる子供だな」
男「特別ですよ」
犯人B「あん?」
男「あなたにとっては、ね」
犯人B「……」
男「……」
犯人B「もう顔も思い出せないんだ、何を考えているかなんてわからねえよ」
男「どんなお子さんだったんですか?」
犯人B「……そうだな、子供のくせにやけに強気で、よく転んで、よく泣いて、よく喋る……どこにでもいる子供だな」
男「特別ですよ」
犯人B「あん?」
男「あなたにとっては、ね」
犯人B「……」
ドン!
犯人A「いてっ?」
保護者「いったたたたたた。もう! どこを見てますの!」
犯人A「あぁ?! お前こそ何勝手にほっつき歩いてんだよ!」
保護者「お手洗いですの、許可はいただいてますのよ」
犯人A「……っち」
保護者「停電、直りそうですの?」
犯人A「ちょろいもんだぜ、これをこうして、こうして……」
保護者「随分慣れた手つきですのね」
犯人A「昔、仕事でな」
保護者「まぁ! 昔から強盗を?」
犯人A「バカ、ちげーよ。ちゃんと給料もらって働いてたさ」
保護者「そんな真面目な人がどうしてこんな事を?」
犯人A「……」
保護者「わたくしで良ければ聞きますのよ」
犯人A「……友人を一人、だましたんだよ。俺は」
保護者「ご友人を?」
犯人A「儲け話──、まぁ。金がすぐ手に入るから協力してくれっていったらホイホイ付いてきやがってよ」
保護者「まぁ」
犯人A「その時俺はギャンブルで作った借金でヤキが回っててな、どうしても金が欲しかったんだよ」
保護者「お金……」
犯人A「まったくバカなヤツだ。今思い出しても笑えるくらいにな」
保護者「でも、素敵なご友人ですのね」
犯人A「……バカだよ、あいつは最後の瞬間まで自分が騙されてるなんてこれっぽっちも思っちゃいなかった」
保護者「それは、あなたを信じていたからでは無いですの?」
保護者「わたくしで良ければ聞きますのよ」
犯人A「……友人を一人、だましたんだよ。俺は」
保護者「ご友人を?」
犯人A「儲け話──、まぁ。金がすぐ手に入るから協力してくれっていったらホイホイ付いてきやがってよ」
保護者「まぁ」
犯人A「その時俺はギャンブルで作った借金でヤキが回っててな、どうしても金が欲しかったんだよ」
保護者「お金……」
犯人A「まったくバカなヤツだ。今思い出しても笑えるくらいにな」
保護者「でも、素敵なご友人ですのね」
犯人A「……バカだよ、あいつは最後の瞬間まで自分が騙されてるなんてこれっぽっちも思っちゃいなかった」
保護者「それは、あなたを信じていたからでは無いですの?」
犯人A「……信じていた、か」
保護者「そうですのよ、世の中そんな人はあまり居ないですのよ?」
犯人A「……」
保護者「それだけあなたとその人の間に絆があったんじゃありませんの?」
犯人A「……ずっと、後悔してるんだ」
保護者「?」
犯人A「どれだけ悪い事をしたかわかってる、これが成功したら海外でやり直すつもりなんだ。時期がきたらちゃんと償いだってする」
保護者「それなら……」
犯人A「ただ」
保護者「?」
犯人A「俺はあいつになんて顔して会えばいいか、わからねえんだ……」
保護者「そうですのよ、世の中そんな人はあまり居ないですのよ?」
犯人A「……」
保護者「それだけあなたとその人の間に絆があったんじゃありませんの?」
犯人A「……ずっと、後悔してるんだ」
保護者「?」
犯人A「どれだけ悪い事をしたかわかってる、これが成功したら海外でやり直すつもりなんだ。時期がきたらちゃんと償いだってする」
保護者「それなら……」
犯人A「ただ」
保護者「?」
犯人A「俺はあいつになんて顔して会えばいいか、わからねえんだ……」
>>1きてた~w
しえん
しえん
「お嬢ちゃーーーーーん!」
幼女「あ、お兄さん!」
「ハァ……ハァ……テレビで見やしたよ!」
幼女「すごい汗、大丈夫?」
「いやもう、居ても立ってもいられなくなって走ってきたんすよ。お嬢ちゃんこそ、ずっとここに?」
幼女「……うん」
先生「あの、どちら様で?」
「おっと、申し遅れやした」
「あっしは、幼稚園のお隣で農家をやっとるもんでさあ。以後お見知りおきを」
先生「あ、雷さんのところの?」
「へいそうです、いつも父がお世話になってます」
先生「いえ、いつも新鮮な野菜を届けてくださってありがとうございます」
畑の兄さん「へへっ、お役に立てて光栄ですぜ」
幼女「あ、お兄さん!」
「ハァ……ハァ……テレビで見やしたよ!」
幼女「すごい汗、大丈夫?」
「いやもう、居ても立ってもいられなくなって走ってきたんすよ。お嬢ちゃんこそ、ずっとここに?」
幼女「……うん」
先生「あの、どちら様で?」
「おっと、申し遅れやした」
「あっしは、幼稚園のお隣で農家をやっとるもんでさあ。以後お見知りおきを」
先生「あ、雷さんのところの?」
「へいそうです、いつも父がお世話になってます」
先生「いえ、いつも新鮮な野菜を届けてくださってありがとうございます」
畑の兄さん「へへっ、お役に立てて光栄ですぜ」
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