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元スレ幼女「とうもろこし、いる?」
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男「人質なら私が請け負う、だから女性と子供達を開放してほしい」
犯人A「お前、何を勝手な事を──」
犯人B「まて」
犯人A「でもよ、こいつ生意気だぜ?」
犯人B「確かにこれだけの人数を俺ら二人で見るのはあまり現実的じゃない、こいつの言うとおり人質は少ないほうが良い」
犯人A「……っち」
男「どうなんだ」
犯人B「いいだろう、その通りにしよう」
男「ありがたい」
犯人B「ただし──」
犯人A「お前、何を勝手な事を──」
犯人B「まて」
犯人A「でもよ、こいつ生意気だぜ?」
犯人B「確かにこれだけの人数を俺ら二人で見るのはあまり現実的じゃない、こいつの言うとおり人質は少ないほうが良い」
犯人A「……っち」
男「どうなんだ」
犯人B「いいだろう、その通りにしよう」
男「ありがたい」
犯人B「ただし──」
「ちょ、ちょっと。だめですよ、入ったら!」
幼女「おじさん、おじさんが中に!」
「警察に任せて、下がっててください」
幼女「いやっ、離してっ! 助けにいくの!」
警部「どうした?」
「いや、この子が……」
警部「ん~? お嬢さん、どうしたのかな?」
幼女「おじさんが、中にいるの」
警部「おじさん?」
幼女「あたしのおじさん!」
警部「そうか、君のおじさんは必ず私達が助けるからね」
幼女「う~~~~~」
警部「市民を守るのが警察の仕事だ、任せてくれ。お嬢さん」
幼女「む~~~~~」
警部「約束しよう、必ず助け出してみせる」
幼女「……わかった、よ」
警部「誰か、この子を頼む」
「警部、犯人から連絡です」
警部「わかった」
幼女「う~~~~~」
警部「市民を守るのが警察の仕事だ、任せてくれ。お嬢さん」
幼女「む~~~~~」
警部「約束しよう、必ず助け出してみせる」
幼女「……わかった、よ」
警部「誰か、この子を頼む」
「警部、犯人から連絡です」
警部「わかった」
『よーーーーーーーーーう、俺だ。逃げ道作ってくれた?』
警部「今、調整中だ」
『調整中ね、言葉をコロコロ変えちゃって役者だねえ? そんなに自分の首が大事?』
警部「何を……」
『良い知らせをくれてやる』
警部「何だね?」
『いまから女と子供を解放する』
警部「今、調整中だ」
『調整中ね、言葉をコロコロ変えちゃって役者だねえ? そんなに自分の首が大事?』
警部「何を……」
『良い知らせをくれてやる』
警部「何だね?」
『いまから女と子供を解放する』
保護者「……どうしてあたくしだけ……」
男「すみませんね、てっきり私以外は解放してくれると思ってたんですが」
保護者「……いえ」
男「幸い水も食料も届いています、じっくり助けを待つことにしましょう」
保護者「あの」
男「はい?」
保護者「どうして、あなたはそんなに平然としてますの?」
男「昔ね」
保護者「?」
男「ちょっと……色々ありまして」
保護者「何ですの?」
男「姉が──」
犯人A「よーーーーーーーーーう、楽しくお話してるところ悪いな。どうやら警察はお前ら救う気は無いらしいぜ?」
男「すみませんね、てっきり私以外は解放してくれると思ってたんですが」
保護者「……いえ」
男「幸い水も食料も届いています、じっくり助けを待つことにしましょう」
保護者「あの」
男「はい?」
保護者「どうして、あなたはそんなに平然としてますの?」
男「昔ね」
保護者「?」
男「ちょっと……色々ありまして」
保護者「何ですの?」
男「姉が──」
犯人A「よーーーーーーーーーう、楽しくお話してるところ悪いな。どうやら警察はお前ら救う気は無いらしいぜ?」
保護者「なっ? そんな事ありませんのよ!」
犯人A「せっかく人質を一部解放してやったのによ、俺らの要求に応える気は無し」
保護者「それはっ」
犯人A「お前らの命なんざ、結局あいつらには関係ねーって事だ」
保護者「そんな……そんなはず……」
犯人A「へっへ、お前も哀れだよなぁ」
保護者「……く」
犯人A「おっと、あんまり動かないこった。こいつが火を噴くぜ?」
保護者「……」
犯人A「せっかく人質を一部解放してやったのによ、俺らの要求に応える気は無し」
保護者「それはっ」
犯人A「お前らの命なんざ、結局あいつらには関係ねーって事だ」
保護者「そんな……そんなはず……」
犯人A「へっへ、お前も哀れだよなぁ」
保護者「……く」
犯人A「おっと、あんまり動かないこった。こいつが火を噴くぜ?」
保護者「……」
犯人A「おっと、あんまり動かないこった。オレの股間のマグナムがが火を噴くぜ?」
男「それくらいにしないか」
犯人A「あぁ?!」
男「あまり人をからかうもんじゃない」
犯人A「ったくよ! お前、ほんっとに生意気だよなあ! 居たぜ、俺の知り合いにもお前みたいなやつがよ! あーもう思い出しただけでも反吐がでそうな程良い人ぶったヤツがな!」
男「それは良い、その人とぜひ知り合いになりたいものだな」
犯人A「残念ながらお前はここでお終いだけどな」
犯人B「やめろ、バカ」
犯人A「……っち」
犯人B「つまらない事で熱くなるな、目的を忘れるな」
犯人A「わーったよ」
犯人A「あぁ?!」
男「あまり人をからかうもんじゃない」
犯人A「ったくよ! お前、ほんっとに生意気だよなあ! 居たぜ、俺の知り合いにもお前みたいなやつがよ! あーもう思い出しただけでも反吐がでそうな程良い人ぶったヤツがな!」
男「それは良い、その人とぜひ知り合いになりたいものだな」
犯人A「残念ながらお前はここでお終いだけどな」
犯人B「やめろ、バカ」
犯人A「……っち」
犯人B「つまらない事で熱くなるな、目的を忘れるな」
犯人A「わーったよ」
>居たぜ、俺の知り合いにもお前みたいなやつがよ! あーもう思い出しただけでも反吐がでそうな程良い人ぶったヤツがな!
フラグ!?
フラグ!?
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!: : :!//i: : : : : 个i '''' , {ツ /彡く: ハ: : : :i
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ザワ
ザワ
先生「……ハァ……ハァ」
幼女「あ、先生」
先生「……ハァ……、無事?」
幼女「あたしは、外で遊んでたから……でもおじさんがまだ中に居るの」
先生「そんなっ、さっきニュースで人質は解放されたって」
幼女「おじさんが……がんばってるみたいなの」
先生「え?」
幼女「おじさんが、みんなを助けたんだって。けーぶさんが言ってた」
先生「そうなの?」
幼女「だから、あたしも、がんばっておじさんを待つの」
先生「……そう、でもこのままだと風邪をひいてしまうわ」
ザワ
先生「……ハァ……ハァ」
幼女「あ、先生」
先生「……ハァ……、無事?」
幼女「あたしは、外で遊んでたから……でもおじさんがまだ中に居るの」
先生「そんなっ、さっきニュースで人質は解放されたって」
幼女「おじさんが……がんばってるみたいなの」
先生「え?」
幼女「おじさんが、みんなを助けたんだって。けーぶさんが言ってた」
先生「そうなの?」
幼女「だから、あたしも、がんばっておじさんを待つの」
先生「……そう、でもこのままだと風邪をひいてしまうわ」
幼女「へーき」
先生「でも」
幼女「へーき」
先生「……じゃあ先生もここで待つわ」
幼女「せんせ?」
先生「無事くらい祈らせてもらってもバチは当たらないでしょ?」
幼女「うんっ」
先生「お願い……無事で居てっ」
先生「でも」
幼女「へーき」
先生「……じゃあ先生もここで待つわ」
幼女「せんせ?」
先生「無事くらい祈らせてもらってもバチは当たらないでしょ?」
幼女「うんっ」
先生「お願い……無事で居てっ」
女の子「おかあさん……遅いなあ」
女の子「でも車から出ちゃいけないって言われてるし……」
女の子「もうかなり経つよね」
女の子「……ちょっと、ちょっとだけなら良いよね?」
女の子「出ちゃえ」
パタン
女の子「うぅ、さむいなぁ」
女の子「はぁ……おかあさん、なにやってんだろ」
女の子「でも車から出ちゃいけないって言われてるし……」
女の子「もうかなり経つよね」
女の子「……ちょっと、ちょっとだけなら良いよね?」
女の子「出ちゃえ」
パタン
女の子「うぅ、さむいなぁ」
女の子「はぁ……おかあさん、なにやってんだろ」
ザワ
ザワ
女の子「なんだろこの人だかり……」
女の子「う~ん、背伸びしても見えないや」
女の子「すみません、とおして……」
女の子「ぷは」
女の子「やっと出た」
女の子「あれ、……あそこに居るのって」
幼女「……」
先生「……」
女の子「二人してなにやってるんだろ? おーい」
ザワ
女の子「なんだろこの人だかり……」
女の子「う~ん、背伸びしても見えないや」
女の子「すみません、とおして……」
女の子「ぷは」
女の子「やっと出た」
女の子「あれ、……あそこに居るのって」
幼女「……」
先生「……」
女の子「二人してなにやってるんだろ? おーい」
さっきまで龍が如くやってたせいで嫌でも桐生ちゃんで再生されて困る
先生「────というわけなの」
女の子「え?」
先生「あなたのお母さんは、あの中よ」
女の子「そん……な……」
先生「辛いでしょうけれど、今は待つしか……」
女の子「……うそ、うそだ……」
女の子「おかあさん、さっきまで、そばにいたのに」
女の子「ねえ、なんで?」
女の子「なんで?」
女の子「わたしがおかあさんの言う事守らなかったから?」
女の子「わたし……わた……たしがっ」
女の子「え?」
先生「あなたのお母さんは、あの中よ」
女の子「そん……な……」
先生「辛いでしょうけれど、今は待つしか……」
女の子「……うそ、うそだ……」
女の子「おかあさん、さっきまで、そばにいたのに」
女の子「ねえ、なんで?」
女の子「なんで?」
女の子「わたしがおかあさんの言う事守らなかったから?」
女の子「わたし……わた……たしがっ」
幼女「大丈夫だよ」
女の子「おかあさん、ほんとはね、ほんとは、いい人なんだよっ」
幼女「大丈夫」
女の子「本当はずっと怖がりで、いつも誰かにかまって欲しくて、寂しがりやさんなのっ」
幼女「うん」
女の子「ちょっと……お父さんとケンカしちゃって……最近はずっと大変で……でもっ、でもっ」
幼女「うん、わかるよ。大丈夫」
女の子「わたしが、わたしが……うぅ……」
幼女「大丈夫だよ、おじさんが何とかしてくれるよ」
女の子「うぅ”……う~、うえぇぇええええ~~~ん、おかあさあああああん」
幼女「よしよし、こわくない。こわくないよ」
女の子「おかあさん、ほんとはね、ほんとは、いい人なんだよっ」
幼女「大丈夫」
女の子「本当はずっと怖がりで、いつも誰かにかまって欲しくて、寂しがりやさんなのっ」
幼女「うん」
女の子「ちょっと……お父さんとケンカしちゃって……最近はずっと大変で……でもっ、でもっ」
幼女「うん、わかるよ。大丈夫」
女の子「わたしが、わたしが……うぅ……」
幼女「大丈夫だよ、おじさんが何とかしてくれるよ」
女の子「うぅ”……う~、うえぇぇええええ~~~ん、おかあさあああああん」
幼女「よしよし、こわくない。こわくないよ」
幼女「おじさん、……大丈夫だよね?」
保護者「ちょっと、大丈夫ですの?」
犯人A「るっせぇ! ほっとけ! こんなのかすり傷だ! 畜生、バリケード張るのも一苦労だぜ」
保護者「いいから見せますの!」
犯人A「……なんでもねぇっていってんだろ」
保護者「確か絆創膏が……ありましたの、これを張っておきますのよ」
犯人A「……っち」
保護者「ふん、大人しく言う事を聞きますの」
男「おい、これはこっちで良いのか?」
犯人B「ああ」
男「よ……っしょっと」
犯人A「……良いのかよ」
男「何がだ?」
犯人A「俺らはお前らを人質に取ってるんだぜ? なんつーか、そのよ、なんで協力的なんだ?」
男「これから共同生活が始まるわけだしな、仲が悪くてはお互い損しかしないだろ?」
犯人A「……」
男「そういう事だよ」
犯人B「ああ」
男「よ……っしょっと」
犯人A「……良いのかよ」
男「何がだ?」
犯人A「俺らはお前らを人質に取ってるんだぜ? なんつーか、そのよ、なんで協力的なんだ?」
男「これから共同生活が始まるわけだしな、仲が悪くてはお互い損しかしないだろ?」
犯人A「……」
男「そういう事だよ」
保護者「そういう事ですの」
犯人A「……っち」
保護者「わかったらさっさと絆創膏を張りますのよ」
犯人A「あーもう、わかった。わーったよ!」
犯人B「……」
男「なあ」
犯人B「なんだ?」
男「あんた、子供がいるのか?」
犯人B「……なぜそんな事を聞く?」
男「子供が泣いた時、水を要求してたから。優しい人だと思ったよ」
犯人B「はっ、強盗に優しいもクソもないだろう」
男「ははは、そりゃそうだ。言えてる」
犯人B「……ガキが、一人」
男「そうか、元気で?」
犯人B「さあな、別れた嫁についていったよ。もう10年以上会ってない」
犯人A「……っち」
保護者「わかったらさっさと絆創膏を張りますのよ」
犯人A「あーもう、わかった。わーったよ!」
犯人B「……」
男「なあ」
犯人B「なんだ?」
男「あんた、子供がいるのか?」
犯人B「……なぜそんな事を聞く?」
男「子供が泣いた時、水を要求してたから。優しい人だと思ったよ」
犯人B「はっ、強盗に優しいもクソもないだろう」
男「ははは、そりゃそうだ。言えてる」
犯人B「……ガキが、一人」
男「そうか、元気で?」
犯人B「さあな、別れた嫁についていったよ。もう10年以上会ってない」
男「10年か、そしたらもうかなり大きくなってるんじゃないか?」
犯人B「もう……見てもわかんねえよ」
男「実は私も今、子育て真っ最中なんだが」
犯人B「お前が……?」
男「なかなかどうして、手間がかかるものだな。子供というのは」
犯人B「そりゃそうだ、腹が減ったら泣くし、小便を漏らしただけで泣く。夜はうるさくてかないやしねぇ」
男「まったくだ」
犯人B「まぁ……悪くはなかったがよ」
男「そうだろ? そういうもんだよな」
犯人B「ふ」
男「会いたいとは思わないのか?」
犯人B「思ったさ」
男「なら」
犯人B「今更こんな親父に会ってどうする、わざわざ失望させてやることはないさ」
犯人B「もう……見てもわかんねえよ」
男「実は私も今、子育て真っ最中なんだが」
犯人B「お前が……?」
男「なかなかどうして、手間がかかるものだな。子供というのは」
犯人B「そりゃそうだ、腹が減ったら泣くし、小便を漏らしただけで泣く。夜はうるさくてかないやしねぇ」
男「まったくだ」
犯人B「まぁ……悪くはなかったがよ」
男「そうだろ? そういうもんだよな」
犯人B「ふ」
男「会いたいとは思わないのか?」
犯人B「思ったさ」
男「なら」
犯人B「今更こんな親父に会ってどうする、わざわざ失望させてやることはないさ」
男「そうかい」
犯人B「……時間だ、電話をする」
犯人A「どわっ」
保護者「もう! 何をやってますの! 殺人的に不器用ですの!」
犯人A「さっきからうるせぇんだよ! 何様のつもりだよ!」
保護者「いいから貸しますの!」
犯人A「あ、ちょ」
保護者「こんなもの、こうすれば」
犯人A「……この女……瞬間接着剤、鍵穴にぶちこみやがった」
保護者「何を言ってますの、あなたがあまりに下手糞だから代わりにやっただけですの!」
犯人B「……時間だ、電話をする」
犯人A「どわっ」
保護者「もう! 何をやってますの! 殺人的に不器用ですの!」
犯人A「さっきからうるせぇんだよ! 何様のつもりだよ!」
保護者「いいから貸しますの!」
犯人A「あ、ちょ」
保護者「こんなもの、こうすれば」
犯人A「……この女……瞬間接着剤、鍵穴にぶちこみやがった」
保護者「何を言ってますの、あなたがあまりに下手糞だから代わりにやっただけですの!」
ザワ
ザワ
警部「内部の様子はどうだ?」
「人影が動いているのが確認できますが、それ以外は……遮蔽物が邪魔をしています」
警部「くそ! あまり長引くと人質にも悪影響が出る……」
「警部、どうされますか?」
警部「ぐ……、上からは待てと言われている……」
「ですが!」
警部「わかっている! このまま長引けば長引くほど我々は不利だ……」
「だったら」
警部「軽率な行動に出て人命が失われたらどうする!」
「っ」
警部「耐えるんだ、機会を待て」
「はっ」
ザワ
警部「内部の様子はどうだ?」
「人影が動いているのが確認できますが、それ以外は……遮蔽物が邪魔をしています」
警部「くそ! あまり長引くと人質にも悪影響が出る……」
「警部、どうされますか?」
警部「ぐ……、上からは待てと言われている……」
「ですが!」
警部「わかっている! このまま長引けば長引くほど我々は不利だ……」
「だったら」
警部「軽率な行動に出て人命が失われたらどうする!」
「っ」
警部「耐えるんだ、機会を待て」
「はっ」
保護者(……これでいいんですのね?)
男『ちょっといいですか?』
保護者『なんですの?』
男『し、あまり声を大きくしないで聞いてください。犯人達に聞かれたくない』
保護者『……はい』
男『リマ症候群という言葉に聞き覚えは?』
保護者『ありませんの』
男『なら、今から極力犯人側に協力的な態度をとってください』
保護者『なっ』
保護者『そんな事……危険ですの』
男『大丈夫、彼らも罪を大きくはしたくない様ですし。我々を傷つける事は考えにくい、大切な人質ですからね』
保護者『でも……そんな事をしてどうなりますの?』
男『少なくとも、このまま膠着しているよりはマシな程度です』
保護者『そんなっ』
男『でも。そこからなにか糸口をつかんでみせます、必ず』
保護者『……わかりましたの』
男『生きて帰りましょう』
保護者『当たり前、ですの』
男『大丈夫、彼らも罪を大きくはしたくない様ですし。我々を傷つける事は考えにくい、大切な人質ですからね』
保護者『でも……そんな事をしてどうなりますの?』
男『少なくとも、このまま膠着しているよりはマシな程度です』
保護者『そんなっ』
男『でも。そこからなにか糸口をつかんでみせます、必ず』
保護者『……わかりましたの』
男『生きて帰りましょう』
保護者『当たり前、ですの』
>>574
誰だそいつ
誰だそいつ
さるさん解けたかな?
すいません今日はここまでという事で。
また明日午後に戻ってきます。
もう少しだけお付き合いいただけたら幸いです。
すいません今日はここまでという事で。
また明日午後に戻ってきます。
もう少しだけお付き合いいただけたら幸いです。
>>589
乙ー楽しみにしてるぜー
乙ー楽しみにしてるぜー
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