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    元スレ女「おや、良さげな仕事がありますねぇ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 神スレ + - KY + - おや、良さげなスレがありますねぇ + - アーチャー + - ドラクエ + - ベジータ + - メディア + - モンハン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    所詮SS厨の傷のなめあいスレ

    152 = 1 :

    「・・・まぁ、あれです、知らない人も多い・・というか見たことのある人自体少ないだろうと思うので、向こうで説明します」
    「馬車はもう準備済みです、ここから少し下山しますので、じゃ、特に何もなければ出発しましょう」

    ザッザッザッザッ・・・

    剣士「・・・ここまではとんとん拍子だが・・・」
    魔術師「次の、その討伐対象ね、問題は」
    「あのー、興味あるんで撮影しても良いですかね?」
    「お前・・・!」
    剣士「・・・ちゃんと闘うなら良いが」
    「あんたも」
    魔術師「ま、まぁまぁ・・・弓さん・・・」
    「・・・チッ」

    ザッザッザッザッ・・・

    「(今日も良い写真が撮れるといいんすけどね・・・どうだろう・・・)」
    「(死んだら嫌だなぁ)」

    153 = 1 :

    「馬車、出発しまーす」


    ゴトン・・ゴトトン・・・

    ゴトトンゴトトン・・ゴトン・・ゴトトン・・・・


    「やー、今日は本当に良い天気ですね」
    魔術師「そうねぇ・・・温かくて・・・」
    剣士「・・・海も荒れていなければ・・・全力も出せるな」

    魔術師「ですけど、今回の相手に剣はあまり有効ではないと・・・説明で言われてましたね?」
    剣士「・・・海洋の魔族だから・・・魚だと思ったんだが」
    「(魚でも剣は難しいだろ)」

    「そういや、あのギルド員の人は“ゼリー状のクラゲ”とかいってましたよね?」
    剣士「・・・ああ」
    「クラゲってことはやっぱり、大量発生しているとか・・・なんですかね?」
    魔術師「うーん・・・」

    「・・・一匹だよ」

    154 = 10 :

    しえん

    155 :

    女が持ってるのはポラロイドなの?

    156 :

    どう読み直しても、女の声が、オードリーの春日ボイスで再生される。

    157 = 1 :

    「ん?」
    魔術師「一匹ってなんですか?」
    「そのままだよ・・・一匹のクラゲ、って意味」
    「あはは、なんすかそれ」
    「・・・笑ってるけどなお前、そいつの討伐難度はAだぞ」

    剣士「・・・A」
    魔術師「・・・昨日の百角獣が確か・・・」
    「B」
    「わお」

    「・・・以前な、俺もそいつを討伐する任務についたことがある」
    剣士「・・・」
    魔術師「・・・それで・・・」
    「仲間が・・・相方が、殺されたよ」

    「・・・」
    「・・・」

    ゴトトン・・・ゴトトン・・・

    158 = 29 :

    しえん

    159 = 53 :

    くっ……これは、圧倒的…支援……ッッ!!

    160 = 1 :

    剣士「・・・えっと・・・討伐対象手帳・・・あった・・・」
    パラパラパラ・・・

    剣士「・・・えっと、名前・・・」
    「“ガモン”」
    剣士「冠称は?」
    「“喰海月”」

    パラパラパラ・・・
    剣士「・・・あった、“喰海月ガモン”」
    魔術師「それでそれで?」

    剣士「・・・討伐難度A・・・全長・・・1km・・・?」
    「(ゾクッ」
    魔術師「い、いちきろ・・・」
    剣士「巨大な隻眼と巨大な口・・・並んだ鋭利な牙を門のように開き、海中の魚群を捕食する・・・」

    剣士「・・・近づいた漁船を“喰う”こともある・・・」
    「・・・」

    「・・・」カタカタ
    魔術師「・・・!(女さん・・・震えて・・・)」

    「(・・・撮りたい・・・!)」

    161 :

    防水カメラと望遠レンズが要るな

    162 = 30 :

    遅いんだよカス

    163 = 113 :

    >>162
    もしもしが何いってんだよww

    164 = 1 :

    「・・・間近で見たけど・・・剣はおろか・・・ナイフなんて持っての他だから」
    剣士「・・・そこまで・・・」
    「俺の矢だって無駄かもな・・・一応目を狙いはするけど」
    「目が弱点なんすか?」
    「牙と眼が唯一半透明じゃないからな、そこを狙うしかない」

    「・・・多分、今日一番活躍しなきゃならないのは・・・魔術師さん、あんただろう」
    魔術師「えっ、私・・・?」
    「ああ、あいつはバカでかいからな、攻撃は当てようと思えば簡単に当たる・・・とびっきり強力な魔術を打ち込むしかない」

    剣士「・・・俺はどうすればいい?」
    「・・・どうすればいいんだろうな・・・俺と一緒に弓でも打つか?銃も使えるが」
    剣士「む・・・両方・・・使った事ない・・・(ボソボソ」

    「・・・」
    「投げナイフじゃ無理だからな」
    「あ、私の考えている事わかりました?」
    「・・・」

    165 :

    女がG線の宇佐美ハルだな

    166 = 1 :

    ゴトトン・・・ゴトトン・・・

    「クラゲかぁ・・・ふぅむ・・・美味しいんですよねぇ、酢漬け・・・」
    魔術師「え?」
    「あ・・・やや、なんでもないっす」

    「ところで魔術師さん、なんつーか、主力っぽいんすけど・・・」
    魔術師「う、うん・・・頑張る・・・」
    剣士「・・・俺の出る幕はあまりなさそうだ・・・頼んだ」
    魔術師「うう・・・緊張する・・・」
    「船酔いとか、ないっすよね?」
    魔術師「!」
    「・・・おいおい・・・」
    剣士「・・・馬車酔い・・・するということは」

    魔術師「・・・えっと・・・うーん」
    魔術師「・・・大丈夫よ!あはは・・・!」
    「・・・」
    魔術師「あはは・・・!」

    167 = 94 :

    しえん

    168 = 58 :

    >>163
    こんなレスでも猿避けとかになるし、ていうかツンデレだろう

    169 = 1 :

    「はい、遠路お疲れさまでーす、無事全ての馬車が到着しましたー」

    魔術師「・・・っ・・・」
    「よぉーしよしよし・・・」サスサス
    剣士「・・・」
    「(おいおい・・・死なないよな・・・俺ら死なないよな・・・)」

    「えーっと・・・まぁ、気分の悪いメンバーもいるようですが・・・これからあの海洋の・・・かなり遠くの方まで船を出していきますので」
    魔術師「ゆ、ゆるしてください・・・」
    「あー、まぁ準備を整えたらで構いません、班ごとに船を出してください・・・用意はできていますので」

    「今回は剣や斧、槍・・・それらがあまり有効な相手ではありません」
    「標的は“喰海月ガモン”、体の組織がゼリー、ほぼ液体ですから・・・乗って斬りつけ、なんてアクロバティックな真似も無理でしょう」

    「しかし相手には無数の牙をもつ口があります・・・“喰われ”たら、毒性の強いゼリーの内臓の中で解かされます、ぶっちゃけ死にます」
    魔術師「うう・・・」
    「近距離は有効でない上に危険です、なので、そのような武器を扱う方は今回、当ギルドで遠距離用武器を貸出ししてますから・・・それを使ってください」

    「やった、一度銃ってのを撃ってみたかったんですよねぇー」
    「・・・」

    170 = 113 :

    弓がフラグ立ててる件について

    171 = 1 :

    ガラガラガラガラ・・・

    紅衣「こんにちは、はるばるこの港町までご苦労様です、私はこの町のギルドの責任者です」
    紅衣「こちらに様々な種類の遠距離用武器を用意しました・・・銃、弓、砲丸、ジャベリン・・・」
    紅衣「どれも好きに扱って構いません、この町の優秀な職人が作った、自慢の逸品ばかりです」

    「随分と気前のいいプレゼントっすね」
    「いや、貸し出すだけですよ?」
    「あ、そうか・・・でも特製なんすね?」
    「ええ、まぁ・・・この港町の命もかかってますからね」
    「?」

    「ああ、言ってませんでしたね・・・今回討伐するクラゲ、どんどんこの港街に接近してるんですよ」
    「なんと」
    魔術師「それは・・・大変ですね」
    「ええ、そりゃもう・・・毒素の強い体ですからね、漁獲にもかなり響きますから」

    「最悪の場合は港付近で集中迎撃もできるんですが・・・それはちょっと」
    「何か不都合な事でもあるんすか?」

    172 = 30 :

    もっとキビキビ書けノロマ

    173 = 29 :

    >>172
    慌てんなよ

    174 = 39 :

    ほぼ当たるなら導火線消えないようにした爆発物が最強じゃね?

    176 = 1 :

    「ええまぁ・・・さっきも言いましたけどね、このガモンっていうクラゲ、全身が毒のゼリーのような感じでして」
    「こいつは死ぬとですね・・・溶けるんです、海に」
    「・・・ふむ」
    魔術師「・・・ということは・・・その周辺は」

    「はい、全長が1kmもある巨大なクラゲ・・・体積もそりゃもう・・・ですから、それが海洋のど真ん中で溶けるならまだしも」
    剣士「・・・港付近で溶ければ・・・」
    「ええ、そうなんです、港の近くで迎撃しても結局は港が“死ぬ”んです」

    紅衣「・・・今回ガモンの討伐を失敗、となりますと・・・この港はしばらく、数か月・・・いえ、数年の間は禁航となります」
    紅衣「そうなればこの町は主産業である投網漁も・・・」
    剣士「・・・なんとしても・・・止めないといけないわけか」
    紅衣「・・・はい、そういうことです」

    紅衣「・・・どうか、お願いします・・・ガモンは強敵です、危険ですが・・・この町の命運がかかっているのです」
    「・・・そういうわけです、なのでまぁ、がんばってください」
    「・・・」
    魔術師「(・・・すごいプレッシャー・・・)」

    「・・・任せてくださいって」
    紅衣「・・・」
    「私ゃ、私らは・・・傭兵っすよ?へへ」
    紅衣「・・・はい!」

    177 = 1 :

    ガチャガチャ・・・

    「おーい、ジャベリンの槍はもっとでっけーのあるか?」
    紅衣「あ、はいこちらに最大サイズのものがございます」
    「うおっ、ここまででかいのはちょっとなぁ」

    「・・・」ヒョコッ
    紅衣「何かお探しですか?」
    「あ、はい・・・何かいかついの欲しいんすけどね、銃で」
    紅衣「いかつい・・・威力が強いものですか?反動が強いですよ?」
    「大丈夫大丈夫、なんとかなりますぜ」
    紅衣「・・・んー・・・そうですねぇ・・・ではこの、散弾銃なんかいかがでしょうか」

    ゴソッ
    「・・・銃?ですか?これ」
    紅衣「ええ、ちょっと筒のような銃身ですけどね、立派な銃です」
    「ほえー・・・」
    紅衣「撃てば小型の大砲級の弾がいくつもの破片に砕かれて飛びます・・・精度は悪いし飛距離も最低級ですが、威力は最高級です」
    「どんくらいですか?」
    紅衣「・・・んー・・・とりあえず下に向けて撃てば船はつぶれます」
    「気に入った、こいつ使いたい」
    紅衣「良いのですか?反動で船から落ちますけど」
    「大丈夫大丈夫、まぁ隠し技ってことで、一応積ませてください」
    紅衣「・・・ふふ、わかりました、では普通の銃も、こちらをどうぞ」
    「どもどもー・・・へへへ」

    178 = 43 :

    6時間も書いてやがる

    179 = 1 :

    タッタッタッタッ・・・

    「ややや、みなさんどうも、すいませんねー」
    剣士「遅いぞ、もう他の班は船に・・・って・・・なんだそれは・・・」
    魔術師「・・・大砲・・・?」
    「ああ・・・“突撃銃”だな」
    剣士「?」
    「なんすかそれ」

    「よく警察がこれと似たタイプのものを使ってるよ・・・盗賊の隠れ家の扉を吹っ飛ばす時に使うんだな」
    剣士「・・・豪快だな」
    「・・・飛距離は銃の中でも最悪だし・・・おい、それ船の上で撃つつもりか」
    「え?駄目なんすか?」
    「・・・反動で船底を突き破るぞ」
    「なんと」
    剣士「・・・それは困る話だな・・・封印しておけ」
    「ちぇっ、使ってみたかったんすけどね」ゴソゴソ
    魔術師「一応船には積んでおくんですね」

    180 :

    大作期待

    181 = 1 :

    「一応ね、ほら、この銃も」チャキッ
    「ナイフじゃなくて安心したよ」
    剣士「・・・普通の銃か、心強い・・・(ボソ」
    「撃った事ないんすけどねー、ははは」
    魔術師「いいなぁ、私も使ってみたい!」
    「魔術師さんはその杖の方が強いですよ!ははは」
    魔術師「うーん・・・本番で集中できるかな・・・」
    剣士「・・・魔術師にかかってる・・・俺の分まで・・・頑張ってくれ(ボソボソ」
    「(だからそこはもっと声大きくていいだろうっつーの)」

    「・・・」

    「おーい、船は大丈夫か?出れるか?」
    「よし、出発だ!目指すはクソったれサニーサイドアップ野郎だ!」

    「・・・私らも」
    剣士「・・・ああ、行こう」
    魔術師「・・・(ゴクリ」

    182 = 47 :

    サニーサイドアップ野郎ってなんぞw

    183 :

    隻眼だから上から見たらそんな感じなんじゃね

    184 = 1 :

    ドドドドド・・・・


    「うーん・・・風が気持いい・・・」
    魔術師「ふふ・・・ですね、とっても・・・」
    剣士「・・・ぬるい・・・(ボソボソ」
    「・・・」

    魔術師「・・・他の船は随分と先に行って・・・あ、私たち最後尾じゃないですか」
    「ああ、本当っすね、後ろに誰も・・・ってもうあんなに港が向こうに」
    剣士「・・・溺れたら・・・終わりだな」
    魔術師「こ、怖いこと言わないでください・・・」
    剣士「・・・事実だし・・・(ボソボソ」

    「・・・あ、そうだ」ゴソ
    魔術師「?」
    「じゃーん」

    「・・・お前な・・だから」
    魔術師「あ、記念撮影ですね?」
    剣士「・・・良いな、撮るか・・・」
    「(・・・お前らまで・・・)」

    魔術師「・・でも、任務中に撮るのは無しですよ?」
    「へへ、善処しやすぜ・・・まま、もっとこっちよってくださいな、こっち」
    「・・・」
    「弓の旦那も!」
    「・・・ッ・・・」

    185 = 30 :

    おそいおそい

    186 = 1 :

    「あー、その」
    「・・・どうした、撮るならさっさと撮れよ」
    「いや、まぁなんでしょ、なんですかね・・・」
    魔術師「?」

    「興と戦意と志気を殺ぐようで申し訳ねーんすけど、これが遺影になっちまうことだってありえるんですわ」
    「・・・」
    剣士「・・・今それを言うのは・・・」
    「まぁまぁ」

    「・・・ですがよ、旦那、姉御も、負けりゃ遺影っすけど、勝ちゃあね、そりゃ誇れる記念写真すよ」
    剣士「・・・」
    魔術師「・・・」
    「どうですかね?記念に一枚、みなさんよ、官軍ついでに勲章も、ね?」

    「・・・」
    魔術師「ふふ・・・そうね、私たちはあの百角獣おを討伐した5班だもの」
    剣士「・・・ああ・・・俺らは今回も・・・敵の首を持って・・・追加報酬もいただく」
    「ふふ、そのいきっす、その笑顔っす」

    「私らにできないことなんてありゃしませんよ、なんだってね」
    「・・・ああ・・・そうだ」ニコッ
    「(今だ!)」

    パシャッ

    187 = 47 :

    写真に関してプロだな…

    188 = 1 :

    「な・・・」
    魔術師「ちょ、ちょっと今のフラッシュ・・・」
    剣士「・・・い、いきなりすぎやしないか・・・」
    「ふふふ、何を言ってるんすか、ベストショットです、とびっきりのね」

    ジィイイ・・・カショッ

    「・・・ほら」ヒラリ
    魔術師「・・・あ」
    剣士「・・・そう・・・だな」
    「(・・・くそ・・・こいつ・・・俺が笑った瞬間を・・・)」
    「へへへ、良い笑顔っすよ、みなさん」

    「・・・さささ、これはもうアルバムに仕舞いましてや、そろそろ準備っすよ」
    剣士「・・・そうだな」
    魔術師「・・・」
    「・・・」

    剣士「・・・気を引き締めろよ・・・相手はかなり、強大だ・・・(ボソボソ」
    「(仇打ち・・・やってやるぜ・・・相棒)」


    ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

    189 = 29 :

    くらげん

    190 :

    ジェリーフィッシュ

    191 = 1 :

    ドドドドドド・・・ザザザザァ・・・


    隻眼「・・・・?」

    ドドドド・・・

    「・・・!海水から何か・・・!」
    剣士「まだまだ俺らからは距離が遠いが・・・なるほど・・・!サニーサイドアップ・・・!」
    魔術師「黄色い眼・・・大きい・・・それに」


    隻眼「・・・グ ァ ァアアアアアアアアァァアアァァァァ・・・!!」

    ビリビリビリビリ・・・

    「ッ・・・~!」
    「く、これだ・・・このバカでかいあくび声・・・!」
    剣士「あ、あくびなのか・・・!」
    魔術師「・・・んー、鼓膜が・・・!」

    「(・・・やっぱり圧巻だ、二、三枚撮っておこう・・・)」

    192 = 1 :

    「・・・」プカプカ

    「(・・・ここまで相手と離れていても、毒が海水に流れ出している・・・ってことっすかね)」
    魔術師「ここから相手に届くかな・・・“キュート”!」
    ドザッパァァァァン・・・・

    バシャァァァ・・・

    魔術師「うーん、全然届かない・・・もっと接近しないと・・・!」
    「焦るな、相手はあれでもクラゲ、そこまで早く動けるわけじゃない」
    魔術師「そうだけどね・・・むぅ、力不足だ・・・」


    ヒュンヒュンヒュンッ

    隻眼「・・・・?」ブニュニュニュニュ

    「・・・あれは・・・ジャベリンですかね」
    「だろうな、だが眼に当たらなければ意味がない」
    剣士「・・・まるで効いていないな」
    「目玉以外は全てノーダメージと思った方が良い・・・だからこそ焦っちゃだめだ」
    剣士「・・・なるほど・・・」

    「よし、じゃあ一発狙撃といきますかね!」チャキ
    「おい、人の話聞いていたか」

    ドンッ!

    193 :

    わっふる

    194 = 60 :

    わっふる

    195 = 1 :

    隻眼「・・・?」

    「・・・ねねね、今の当たりましたとよね?大命中っすよね?」
    「知るか」
    剣士「・・・当たっているか効いているかも判別するには・・・ある程度近づく必要があるな」
    「ああ、だがあまり接近し過ぎると・・・・」
    魔術師「うう、あの大きな口で・・・気持ち悪い・・・」
    「・・・ああ、気持ち悪い野郎だ」


    ザザザン・・・ダダダ、ダダ・・・ヒュンヒュン・・・

    「・・・前の方では、かなり飛び道具で頑張っているみたいですね」
    魔術師「・・・そうですね、魔術も・・・金属魔術、雷・・・あ、氷もありますね」
    「効いているか?」
    魔術師「・・・うーん・・・それぞれの魔術はなかなか高度ですけど・・・それはよくわかんないです」
    剣士「・・・とにかく俺らも、ある程度近づくしかないな」
    「・・・ああ」

    魔術師「・・・ちなみに弓さん」
    「・・・ん」
    魔術師「あの、ガモンですか?クラゲさんには何が有効なんですか?」
    「魔術か・・・そうだな・・・あいつはかなり高等な魔族らしいから・・・属性の術よりも物理的なダメージを眼に与えるのがベストだろう」
    魔術師「物理的な魔術・・・やはり金属ですね」
    「それがいい・・・前にこいつと戦った時は雷や氷が効くと思ったが・・・全然だった」

    196 = 94 :

    弓は他の班に情報流してやればいいのにwww

    197 = 30 :

    遅いぞカス

    198 = 1 :

    隻眼「・・・・!」バチンッ!

    「あ、なんか目閉じましたよ!」
    「誰かの攻撃が目玉に命中したんだろう・・・まぁ、一発程度たかが知れてるが」
    魔術師「目に集中攻撃・・・痛そう・・・」
    剣士「そこ以外にないから仕方ない・・・(ブツブツ」

    隻眼「・・・」パチッ

    「あ、開いた・・・ちょっぴり機嫌悪そうな目つきっすねー、あはは」
    「・・・やばい」
    魔術師「え?」
    「おい、剣士、頼む、引き返せ・・・やばいぞ」
    剣士「?接近するんじゃ・・・」
    「いいから早く・・・!」
    剣士「?・・・わかった・・・」


    隻眼「ガァァ・・・アアァァアアァアアアアアァ・・・!!」

    魔術師「な、なんだかすごい怖い顔してる」
    「記念に一枚」パシャ
    「バカ野郎そんな場合じゃないぞ・・・伏せろ・・・衝撃に備えろ!」
    魔術師「え」

    隻眼「ブォォォォォォオオオオオオオオオッッッ!!!」

    「わ」

    ドザッパァァァァァァァン

    199 = 1 :

    剣士「ぐおっ・・・!」ザザザザザザ・・・

    魔術師「きゃっ・・・な、な・・・・!」ドドドド・・・


    隻眼「・・・・コォオオオオ・・・」

    グラグラ・・・ギギギィ・・・

    「はっ、はっ、はっ・・・忘れてた・・・あいつは飲みこんだ周囲の海水を吐き出してくる・・・」

    剣士「・・・他に・・・・言い忘れていることは・・・」
    「ない・・・多分・・・」
    魔術師「あの、すいません・・・できれば思い出してください・・・」
    「わ、わかってる・・・昔の事なんだ・・・思い出すから待ってくれ・・・」

    剣士「・・・?おい・・・」
    「・・・!」
    魔術師「・・・あ!」


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