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    元スレ新ジャンル「極度に緊張するメイド」

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    601 :

    まだあったのか

    602 = 599 :

    >>600
    GJ

    605 :

    今日は来ないのかな

    607 :

    まぁ保守し続けるのみ

    608 :

    よし じゃあ俺がちょろっと書くか……


    ってひといないの?

    609 = 606 :

    いるよノシ

    ぜひかいてくり

    610 = 608 :

    いやごめん俺は書けない

    >>1以外の書き手はいないのかなって……

    611 :

    >>610
    自分で書いてみればいいじゃない

    612 = 606 :

    >>610
    みすた
    日本語ってむずかしいね・・・

    614 = 608 :

    >>611
    文章なんて書いたことないもん


    もう>>1は来ないのかな……

    617 :

    まあ書きにくるって言ってんだから保守するだけさ

    620 :

    寝る前保守

    621 :

    ふぉ

    622 :

    「……腹減ったな」

    メイド「ごしゅ……ごしゅじ……ごしゅん!」
    「うん。少し落ち着こうか」
    メイド「おひ、おひる……の……」
    「はい、深呼吸してー、すーはー」
    メイド「すー、はー、すー、はー、すー……ハァハァハァハァ」
    「なんで緊張をほぐすための深呼吸で緊張してんの!?」
    メイド「す、すみません」ギリギリ
    「爪を噛むのをやめなさい、はぁ……」

    (緊張さえしなければ、キチンとした子なんだけどなぁ……)
    メイド「さささ、サンド、フヒッ、イッチ……ですッ!」
    「うん、君の気合は分かったから」
    メイド「す、すみま、ハプッ!?」ダダダダダ

    「舌……噛んだのか……」

    626 = 623 :

    631 = 617 :

    おはようメイドさん

    633 = 604 :

    >>631「お、おはようございまひッ!」
    (よかった、ちゃんと言えた…!ほっ)

    634 :

    まだ残ってる!!
    ありがとうーーーーッ!!
    仕事が忙しすぎてどうしようもなかったんだが、会社から少しだけ続きを投下する。
    では。

    635 = 339 :

    -昼過ぎ 男友宅-

    男友「…お前の言っている意味が全然分からんのだが」

    「俺も自分の言っている意味はよく分かっていないんだが…とにかくそういうことなんだよ」

    男友「まあ…お前の言うことが真実だとすると、結局のところ…向こうは何がしたいんだ?
        あの緊張メイドさんは施設の出身で、施設の慣例である、時期がきたら働きに出る…そこまでは別に問題じゃないだろ。むしろいいことだ」

    「ああ、俺もそう思う」

    男友「ところがあのメイドは契約の切れる最終日に盗みを働こうとした。で、お前はキレて追い出したわけだが…」

    「…どうにもなあ、アイツの意志とは思えないんだよな」

    636 = 339 :

    男友「じゃあこういうことか?メイドを送り込んだヤツがそうさせた、と。とすると派遣会社じゃねえな。身元引受人である―――」

    「施設…もしくは母体の病院の人間…」

    男友「じゃあもともとあのメイドは何かのためにお前の家に送り込まれたってことか?でもあの緊張メイド、そんな悪い子には…」

    「………」

    男友「…どうした?」

    「待ってくれ、ちょっと整理をする」

    ―――親父があの病院に入院…あのダメメイドは併設の施設出身…。

    「…ふむ」

    ―――なるほど。そういうことか。とすると…この状況を打開するには…。

    男友「…ん?どうした?」

    「…ニヤッ」

    ―――すまんな。『すべて』が終わったら謝るから…ちょっと男友に協力してもらうか。

    「…頼む。協力してくれないか?」

    ―――昨夜は逃げたが、次はないぜ?クソッタレが。

    637 = 339 :

    コンコン…

    友メイド「―――失礼します。お飲み物を御持ち致しました」

    男友「おう、サンキュー」

    友メイド「男様ですね。お久しゅうございます」

    「ああ、そういえば男友のメイドに会うのは久しぶりだな」

    友メイド「お元気そうで何よりです」

    「相変わらず、清楚だな。ウチの元メイドに見習わせたいぐらいだ」

    友メイド「…今から淹れますね」 カチャッ…カチャッ…

    「…じゃ、今から作戦を話すぞ?」

    639 = 339 :

    「まず、だ。単刀直入に言えばやつらの狙いは俺の命だろう」

    男友「イキナリ物騒な話だな…その心は?」

    「やつらは俺の何かを欲しがった。それは簡単、親父の会社に関する書類だ。なぜなら、病院には親父が入院しているからだ」

    男友「話が見えんな」

    「前の会合で総院長は『まだ意識が戻らない』といった。あれがホントかウソか怪しいが、とにかく親父はマトモな判断が下せる状況じゃない。
      そこにつけ込んでだな―――」

    男友「…お前の会社を乗っ取る、もしくは空中分解させることか」

    「そ。それが単純な恨みなのか金目当てかそれは知らんが、筋は通るだろ?
      親父も頑固でさ、機密書類、自分の家に置きたがる癖があったんだよね」

    男友「お前の家のセキュリティは尋常じゃないが…用心なのか無用心なのか…」

    「ま、結果無用心だったわけだ」

    ―――ま、完全にはそうじゃないけれども。

    友メイド「………」 コポコポコポ…

    640 = 339 :

    「そのために施設の子どもの中からメイドとしてやれそうな年代の子どもをピックアップ。派遣会社を通じて俺の家に送り込む」

    男友「で、スキを突いて奪うと」

    「ところが…あの緊張メイドはその意味では無能だったな。何せ緊張の度合いが尋常じゃなかった…それと、優しかった」

    男友「計画を実行する前に3ヶ月が来て、焦ったわけだ」

    「で、俺に追い出されることになった。だから翌日は派遣会社に電話したらすぐ代えのメイドが来たんだな」

    男友「もしかすると、親父さん、意識戻ったんじゃないか…?」

    「グレーゾーンの判断だが、俺もそう思う。じゃなきゃ、代えのメイドを急がせる理由がない。
      たぶん後遺症で判断のきかない状況で意識を取り戻したんだろうな?」

    男友「なるほど…意識を取り戻した親父さんと奪った書類を使って法的な根拠を持たせつつ、うまく乗っ取るか空中分解かを狙ってる、と…」

    「…そういう意味では向こうも時間がないんだろう」

    男友「まあ…ありそうな流れだな」

    641 = 339 :

    「とすると、おそらく昨夜の爆破騒動で書類はもう奪われているだろうな」

    男友「そうか。向こうからすれば残るは1つ。事情を知っているお前さえ消せばすべて終了か」

    「内密に俺を殺すためにダメメイドと親父をエサに深夜の病院へ連れ込む、すなわちやつらにとって最も都合のいい場所を選んだわけだ。
      ここまではもう向こうの思い通りだよな」

    男友「話は分かった。で、お前はどう出る?」

    「簡単だ。死なずに敵陣からダメメイドを連れ出す。それで俺の勝ちだ。何せ俺は生ける悪事の証拠の塊だからな?」

    642 = 339 :

    男友「…親父さんは?」

    ―――ここからだ。重要なのは。上手く『騙されて』くれよ?

    「…仮に意識が戻っていたとしても、重篤患者だ。俺が連れ出したところで意味はない」

    男友「…親父さん、見殺しか?」

    「断言してもいい。苦渋の決断には違いないが…親父は見殺しだな」

    男友「………俺がどうこう言う問題じゃないな。で、作戦は?」

    「…ニヤッ、ちょっと電話借りるぞ?」

    メイド「……アールグレイを淹れました。どうぞ」 カチャッ…

    643 = 339 :

    ピ、ポ、パ…トゥルルルルルッ!!トゥルルルルルッ!!

    「ああ、男だ」

    施設長『…驚きましたね?先ほどの先刻から幾ばくもしないうちにまさか、直接お電話をかけてくるとは…』

    「まあな。こっちにも作戦があるんだ。今から伝言を伝える。総院長に伝えろ」

    施設長『アナタの要求は聞けません。残念ですが―――』

    「―――貴様らが持っている書類についてはそれだけでは効力を発揮しない。
      息子である俺だけに伝えられた暗証番号で某銀行の金庫に預けられた書類と合わさって初めて効力を発揮する」

    施設長『………』

    ―――反応からして向こうの狙いはビンゴだな?

    「加えて。昨夜俺の家の中で暴れまわってくれた様子の画像はすでに俺が持っている。
      あいにくウチの家の監視カメラの画像は逐一データ送信により本社のデータバンクサーバに送信されている。意味は分かるな?」

    施設長『…し、しかし』

    「何なら今から警察に、お前の管理する施設で職員による『児童虐待疑惑』を連絡してもいいぜ?」

    施設長「……ッ!?」

    「いいね、察しが早くて助かる。では要求を言おうか。1つ。あのメイドの声を聞かせろ。2つ。この後、親父の見舞いに行かせてくれ」

    施設長『………少々お待ちを』

    644 = 339 :

    男友「…コンピューター会社ってすげえな」

    「ったりめーだ。セキュリティは万全だからな」

    男友「ちょっと待てよ?じゃあその画像を今すぐ警察に―――」

    「ダメだな。新メイドの暴れっぷりとその会話のみだ。やつらにとって痛手ではあるが、致命傷じゃない。パワーが足りないんだよ」

    男友「それにさ、親父さん…なんでお見舞いに?」

    「簡単なことだ。俺が親父にこだわっている風に装う。このタイミングで見舞いってことは俺が何かを仕掛けるということだろ?
      親父には悪いが、敵のかく乱だ。実際には…俺が目指すのはダメメイドの救出のみ。昼間もやつらは盛大に手出しできないはずだ。
      昼間のうちにできるだけダメメイド救出のための必要事項を満たしておく」

    男友「…はあ、なるほど」

    ―――上手く騙されているか?

    『…ピッ……』

    ―――ん?回線が変わったな?

    施設長『…お待たせしました』

    646 = 605 :

    なんだただの最強エリートか

    647 = 632 :

    うぉ!? ぜんぜん少しだけじゃないwww

    648 = 339 :

    メイド『……ご、ごごごごごご主人様ぁ…ウエッグ…グスッ…』 ジジ…ザザァ…

    「…元気か?」

    ―――やはり生きて、やつらのところに戻っていたのか。まあほぼ軟禁状態だろうが。

    メイド「あ、あうあ…ウゲホガホゴホッ…ひぎあ…元気…れす」 ジ…ジ…

    ―――このノイズ音は、受話器を2こ挟んでいるな?

    「そう、か。前はすまんかったな」

    メイド『あ、あうう…ご、ごめんらさ…い…』

    「待ってろよ?助けに行くからさ」

    施設長『…これ以上は無理です。無事は確認しましたね?』

    「ああ、十分だ」

    649 = 339 :

    施設長『お父様のお見舞いについては構いませんが…妙な真似をすればメイド双方の命はないものとお思いください』

    「ああ、もちろんだ」

    ―――お見舞いを許可したということは、俺が何かを仕掛けることを承知だな?つまり、向こうはわりと余裕があるということだ。

    施設長『…よろしいですか?』

    「十分だ。じゃあお見舞いは1時間後に行くからな」

    ガチャンッ!!

    650 = 605 :

    相変わらずでよかったわ
    なぜか見ててホッとした


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